カスタマーカー問題解決、さらに遅れ
2008年シーズンの大きなテーマになる『カスタマーシャシー』について、FIAは今月開催する予定だった国際控訴審・公聴会の日程を延期する方針を明らかにした。
Image (C)Ferrari S.p.A
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一方これとは別にウィリアムズ・チームは公聴会による裁定そのものに異議を唱えていて、民事訴訟に持ち込む姿勢もちらつかせ、問題の解決をさらに複雑にしている。
2008年からカスタマーシャシーを導入する方針そのものはコンコルド協定で認められていたことだが、ここに来てコンストラクターズ・ポイントの有効性や放映権料の配分などで各チームの利害が対立、混迷を極めてしまっている。
これがすでにカスタマーシャシー使用の意向をみせていたトロ・ロッソやスーパー・アグリに留まらず、とりわけ新規参戦のプロドライブにとっては死活問題になりかねない様相になっているのが実状だ。
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