ブリヂストン ブラジルGP決勝レースニュース
Image (C)Super Aguri F1
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2007年 F1 世界選手権 ブラジルGP 決勝
インテルラゴス・サーキットで開催されたブラジルGP決勝レースは、チャンピオンシップを賭けた戦いにキミ・ライコネン(フェラーリ)が勝利し、2007年F1世界選手権のチャンピオンに輝いた。
ブリヂストン・ポテンザタイヤを装着してチャンピオンタイトルを獲得したドライバーとしては、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ、2000年.2004年チャンピオン)とミカ・ハッキネン(マクラーレン・メルセデス、1998年.99年チャンピオン)に続く3人目。
今シーズンのF1世界選手権はこれまでにない活気を見せたが、最終戦のブラジルGPでは、再舗装されて新しくなったインテルラゴス・サーキットが今シーズン最高の路面温度を記録。
ライコネンはソフト.ソフト.スーパーソフトの戦略で優勝を勝ち取っている。
表彰台に加わったのは、ライコネンと同じ戦略で最終ピットストップまでレースをリードしていた2位のフェリペ・マッサ(フェラーリ)と3位のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)。
アロンソも同じ戦略で、ライコネンとわずか1ポイント差のドライバーズ・チャンピオンシップ3位につけた。
このレースまでチャンピオンシップをリードし続けてきたルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)は、第1ラップで大幅にポジションを落とし、その後、一時メカニカルなトラブルに苦しんだ。彼は3ストップのソフト.スーパーソフト.ソフト.ソフトという戦略で戦い、7位でレースを完走している。
彼にとっては今シーズン3番目の最低の成績だったが、ドライバーズ・チャンピオンシップではアロンソと同ポイントの2位。アロンソよりも上に位置付けられたのは、2位完走の数で勝っていたからだ。チャンピオンシップ上位3人のポイント差がわずか1ポイントという、接戦の戦いだった今シーズンのF1 世界選手権にふさわしい結末だった。
4位は、最終スティントをソフトタイヤでアグレッシブに戦ったニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)。
彼は激しいバトルの末にロバート・クビサ(BMW ザウバー)をオーバーテイクし、このポジションを勝ち取っている。
クビサは5位、チームメイトのニック・ハイドフェルドが6位だった。
7位はハミルトン、そしてヤルノ・トゥルーリが8位で選手権ポイントを獲得している。
(株)ブリヂストン MS・MC タイヤ開発本部長 浜島裕英
「何年もの努力の末についにチャンピオンに輝いたキミ・ライコネンにお祝いを申し上げます。
ライコネンは今シーズンも数多くの困難を乗り越え、今日のレースでとても速い走りを見せてくれました。
今年最高の路面温度という難しいコンディションで、タイヤはブリスターが出て、性能の低下が見られました。
この様な状況を考慮した数多くの異なる戦略が展開されましたが、路面が急速に改善されたために、予定していた戦略の変更を迫られたテクニカルディレクターにとっては頭が痛かったことでしょう。
このようなコンディションの中でもフェラーリは非常に安定したパフォーマンスで、ソフトとスーパーソフトの両方のタイヤをうまく使いこなしたと思います。
2000年以来初めて全チームにタイヤを供給した今年は、ブリヂストンにとってもエキサイティングなシーズンでした。
スタッフ全員の熱心な仕事ぶりに感謝します。
ブリヂストンは、2008年もまた皆さんと共に仕事ができることを楽しみにしています」
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35C-36C-34C 53C-51C 晴れ
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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