ブリヂストン ブラジルGP事前ニュース
Image (C)Redbull Racing
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2007 年 F1 世界選手権 ブラジルGP の展望
F1 世界選手権ブラジルGPが、10月19日から21日までサンパウロで開催されます。
今季最終戦となるブラジルGPでは、タイトルを争う3人のドライバーの中の1人が、M.ハッキネン1998年~1999年のチャンピオン)、M.シューマッハ(2000年~2004年のチャンピオン)に続くブリヂストン・レーシング・ポテンザを装着したドライバーとしてF1ワールドチャンピオンの座に就くことになります。
ブリヂストン・レーシング・ポテンザのソフト、スーパーソフト組合せは、今季のモナコ、カナダ、ハンガリーと同じ組み合わせになります。
マクラーレンのチームメイトであるL.ハミルトンとF.アロンソ、そしてフェラーリのK.ライコネンの3人が、今年のスリリングなタイトル争いに決着をつける一戦に挑みます。
最終戦の舞台となる全4.3kmのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェは、二つの人工湖にはさまれた場所に位置し、インテルラゴス・サーキットの名称でも知られています。
このサーキットは今季2つ目の反時計回りに走行するサーキットで起伏が大きくバンピーであることが特徴です。
チャンピオンを争うドライバー達に試練を与えるでしょう。
レース・ウィークエンドの初めは、コース上が汚れている可能性が高いことから、曲がりくねったインフィールド・セクションではフロントタイヤのグレイニングが重要なポイントになるでしょう。
コーナーでの激しいブレーキングと急加速がタイヤに大きな負荷を与え、高速ラップを実現するには優れたリアトラクションが必要になるでしょう。
ブリヂストンがF1世界選手権に本格参戦を開始した1997年以来、ブラジルGPではブリヂストン・レーシング・ポテンザ装着マシンが7勝を挙げ、7回ポールポジションを獲得しています。
昨年はブラジル出身のF.マッサ(フェラーリ)がポール・トゥ・フィニッシュで優勝し、観客を大いに沸かせました。
ブリヂストン MS・MC タイヤ開発本部長 浜島裕英とのQ&A:
ブラジルGP用にソフトとスーパーソフトを用意したのはなぜですか?
「インテルラゴスはタイヤに非常に厳しいサーキットのように見えますが、決してそうではありません。
それは路面がそれほど粗くないからです。
このコースの、特にインフィールド・セクションでは、グリップ力が重要な条件になります。
大きなグリップ力が必要となるため、我々は2007年度ブリヂストン・レーシング・ポテンザの中で最も柔らかいソフトとスーパーソフトを用意することを決めました。
それでも、昨年のタイヤ対比では、グリップ力は低下すると予想しています。
そのためチームとドライバーは最良のセットアップを見出すために注力する必要があるでしょう」
インテルラゴスの課題は何ですか?
「勾配の変化が大きいコースですが、特に第1コーナーが大きな課題になるでしょう。
長いストレートの後にあるこの下り坂のコーナーは、正確なブレーキングポイントを特定することが非常に重要になります。
このコーナーはとても難しく、ドライバーはしばしばフロントホイールをロックさせます。
ですからタイヤにフラットスポットを作らないように注意しなければなりません。
今年は路面が再舗装されているため、未知の要素もあります」
ブラジルGPの豆知識:
サンパウロに送るタイヤ本数とスペック:2,200本(ウェットとエクストリームウェットタイヤ及びソフトとスーパーソフトドライタイヤ)
2006年ポールタイム:1分10秒680(F.マッサ、フェラーリ)
2006年レース最速ラップタイム:1分12秒162(M.シューマッハ、フェラーリ)
2006年トップ3:F.マッサ、F.アロンソ、J.バトン
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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