ピットレーン入り口の危険性が指摘
ヘルマン・ティルケ氏デザインによる富士スピードウェイの新レイアウトは概ねドライバーらからも好評を得ているが、唯一危険性が指摘されていたのがピットレーン入り口の形状だ。
Fuji Speedway Pitlane (C)Super Aguri F1
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通常のサーキットではタイトな最終コーナー部分からピットレーンへ、というパターンが多いが、富士スピードウェイの場合屈指の長いストレート、それもほぼ半ばに達してからピットへと道を分かつ形となっている。
F1マシンでは、この時点ですでに時速300キロ近間に達している上、さらにピットの速度制限が始まる手前でS型のカーブを抜けることになる。
とりあえず金曜日のフリー走行では問題は生じなかったものの、とりわけ一刻を争う決勝レース時には、何らかのアクシデントも予想されるとして危惧する意見が複数聞かれているようだ。
ホンダ・チームのルーベンス・バリチェッロによれば、このコースで最も危険なコーナーはコース上ではなくこのピットレーンのコーナーだとのこと。
なお、バリチェッロはまだF3ドライバー時代の1991年、富士スピードウェイの旧コースを走った経験を持つ「貴重な」ドライバーだ。
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