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2007年9月

2007/09/30

ホンダ 日本GP決勝レースニュース

honda_f1_logo第15戦 日本GP 決勝レース

「バリチェロ10位、バトン11位」

10月30日・日曜日(決勝レース) 天候:雨 気温:17~18度

第15戦日本GPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは10位完走。
6番グリッドからのスタートのジェンソン・バトンは、序盤で接触し、大きく後退。
最終周でも接触し、途中で止まってしまったものの11位完走扱いとなった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:

決勝当日も、朝から雨。
しかも雨量は、土曜日をしのいでいる。
午後1時半からのレースは、セイフティカー先導によるローリングスタートとなった。
2周目にフェリペ・マッサ、3周目にキミ・ライコネンと、タイヤ交換のため次々にピットイン。
2列目からのスタートしたフェラーリ勢が揃って後方に落ちたことで、バトンは4番手に上がった。バリチェロも14番手だ。

雨足は一向に衰えず、セイフティカーは、19周目まで導入され、その後レースが再開した。バトンは1コーナーでハイドフェルドと接触。
フロントウィングを失って、5番手に後退。
23周目まで粘り、ノーズ交換のために緊急ピットイン。これで20番手まで順位を下げた。

折り返し点を過ぎた34周目。
バリチェロは17番手、バトンは依然として20番手だ。
そして後半の42周目。アロンソがクラッシュして、再びセイフティカーが導入される。
この時点でバリチェロは、12番手までポジションを上げている。
バトンは17番手だ。

さらに46周目。2、3番手にいたウェバーとヴェッテルが接触し、両者のリタイアにより、バリチェロは一気に入賞圏内の8番手に上がる。
バトンも13番手まで上がった。
そして終盤58周目。
3番手を走っていたマッサがピットイン。
これでバリチェロは7番手に。
しかし60周目にピットインし、12番手に後退する。
一方のバトンは11番手。66周目に上位を走るハイドフェルドがストップし、10番手に。
そのままチェッカーを受けるかと思われたが、最終周に佐藤との接触でストップし、11位完走扱いとなった。バリチェロは10位に終わった。

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トヨタ 日本GP決勝レースニュース

F1第15戦日本GP ホームGPでのポイント獲得果たせず
雨中のレースでJ.トゥルーリが13位、R.シューマッハーはリタイア

F1第15戦日本GPの決勝レースが静岡県の富士スピードウェイで行われた。
決勝日もあいにくの悪天候となり、降り続く雨によって路面はヘビーウェットコンディション。
1976年、日本で初めてF1のレースが行われた時を彷彿とさせる難コンディションの下でのレースとなった。

午後1時30分、気温17度、路面温度22度、湿度94%のコンディションで、セーフティカーの先導によって全車スタート。
しかし、改善しないコンディションのために、セーフティカーランは40分以上に渡って続き、19周目に本格戦のスタートが切られた。
水煙で視界が遮られる中で、セーフティカーラン中の18周目にピットインを行ったヤルノ・トゥルーリは、後方から追い上げ、波乱のレースを走り抜いたが、13位に終わった。

一方、ラルフ・シューマッハーは、他車のアクシデントによる2度目のセーフティーカーラン中に予定通りのピットインを行ったが、その後、コクピット内に浸入した雨によって電子系トラブルに見舞われ、修復すべく53周目に三度目のピットイン。
数周をロスしながらも、素早い作業でコースへ戻ったが、ゴールを目前にしてタイヤのパンクに見舞われ、レースを終えることとなった。

パナソニック・トヨタ・レーシングはシーズン残り2戦となる、来週に迫った次戦中国GPへと気持ちを切り替え、上海インターナショナルサーキットへと向かう。

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スパイカーF1、マルヤ&モル両氏への売却完了

『スパイカーF1』チームの親会社であるスパイカー・カーズNVは、29日(土)に行われた株主による投票により、かねて交渉中だったヴィジャイ・マルヤ&ミッシェル・モル両氏の共同コンソーシアムへの売却が最終決定したことを明らかにした。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
拡大します
ただしその売却金額は、当初伝えられた8千万ユーロ(約131億円)からさらに上昇し、8千8百万ユーロ(約144億円)になったものと推定されている。

これにより、8月31日にスタートした売却交渉は約1か月で完了。
かつて同チームのマネージング・ディレクターだったモル氏は、来週の中国GPにはチーム・オーナーとして現れることになった。
またインドの実業家であるマルヤ氏が共同オーナーになったことにより、同チームはこれまでのオランダ色から一転インド色に傾いていくことになりそうだ。

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日本GPウィナーはハミルトン!

日本GP決勝レースはウェットコンディションのため、セーフティカーの先導によるスタートということになった。(その間、オーバーテイクは禁止)
タイヤはすべてエクストリーム・ウェザー・タイヤが指示されている。
既報のように予選6番手のロズベルグ(ウィリアムズ)はエンジン交換によりグリッド10番降格、また15番グリッドのリウッツィ(トロ・ロッソ)はピットスタートを選択した。

序盤、スピンして遅れたにもかかわらず順位を戻してしまったフェラーリのマッサには16周目ドライブスルー・ペナルティーが科せられた。

18周目、セーフティカーが次のラップで戻るという告知がされる。
19周目、いよいよ事実上のレースがスタート。
トップはミルトン、アロンソ2番手。
ハイドフェルドとバトンが接触して後退。
なんと3位にベッテル、4位ウェバー、5位バトン。
スピンしたブルツにマッサが接触、ブルツはリタイヤに。

22周目、佐藤琢磨もフロントウィングを破損して緊急ピットイン。
給油で漏れた燃料に引火して危ない場面も。
同じくフロントを破損したバトンもピットインを余儀なくされた。
39周目、クビサにもハミルトンとの接触でドライブスルー・ペナルティー。
41周目、アロンソが100R出口からヘアピンでクラッシュ、再びレースはセーフティカーの導入へ。
アロンソはこれでこのレース、ノーポイントということになり、チャンピオンシップの行方に大きな影響を与えそうだ。
この時点で1位はハミルトン、2位ウェバー、3位ベッテル、4位リウッツィ、5位コバライネン、6位マッサ、7位クルサード、8位フィジケーラの順。

セーフティカー先導中になんと2位のウェバーと3位ベッテルが接触、ウェバーはその場でストップ。
ベッテルはピットインしたもののフロントの損傷が激しくリタイヤ。

48周目、レース再開。
54周目、マシンを損傷させたデビッドソンがストレート先でストップ。
ゴール直前に6位を走っていたBMWザウバーのハイドフェルドがマシントラブルでストップ。

優勝はハミルトンで今季4勝目。
日本での勝利はカート時代のもてぎ以来2度目の快挙!
2位ルノーのコバライネン、3位フェラーリのライコネン、4位レッドブルのクルサード、5位ルノーのフィジケーラ、6位フェラーリのマッサ、7位BMWザウバーのクビサ、8位トロ・ロッソのリウッツィで今季初ポイント獲得。
マッサとクビサは最終コーナーまで熾烈なバトルの結果、順位を入れ替えた。

トヨタはトゥルーリ12位、ラルフ非完走。
ホンダはバリチェッロ10位、最後ストップしたもののバトン11位。
スーパー・アグリはピットで終えた佐藤琢磨15位、デビッドソン非完走。
スパイカーはスーティル9位、山本左近12位だった。

日本GP決勝レースの結果はこちら

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日本GPは決勝レース日も雨

いよいよ迎えた日本GP決勝レース日だが、雨は依然として止む気配がなく、路面は完全なウェットコンディション。
霧は昨日よりは薄く感じられ、いまのところはヘリコプターも飛べるのではないかと思われる。

まだ最終決定はされていないものの、予定通りであれば、日本GP決勝レースはこのあと午後1時半からスタートのシグナルが点灯となる。

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ホー・ピン、中国GP時に上海でF1デモランへ

元フォーミュラ・BMWチャンピオンで、現在は『GP2シリーズ』参戦中のホー・ピン・トゥン(24歳:中国)が、来週行われる中国GP時に上海でF1マシンをドライブする予定であることがわかった。
Tung Ho-pin (C)Williams F1
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これは『BMWザウバーF1』チームが上海に設営するピットレーンパークで計画されているもの。
ホー・ピンは2003年にフォーミュラ・BMWで14戦10勝と圧勝、その縁でで過去ロッテルダムではウィリアムズF1のマシンを走らせたことがある中国人唯一のF1マシン経験者。
日本での中嶋悟氏の例を挙げるまでもなく、母国人ドライバーの出現はF1人気の盛り上げには欠かせない要素だ。
一時はスパイカーF1のテストドライバー候補として名前が上がったこともある。

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中嶋一貴『GP2シリーズ』で初ポール獲得!

通常F1グランプリと同時開催となる『GP2シリーズ』だが、今週は日本遠征ということでバレンシア・サーキットでの別開催。
ウィリアムズ・チームのテストドライバーである中嶋一貴も、今回は日本でのイベントのあとF1チームと離れて単身スペインに赴いている。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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そして29日(土)行われた公式予選で、中嶋一貴はみごと今季初となるポールポジションを獲得した。
冬のテストからこのサーキットには手応えを感じていたという中嶋は、この最終戦で有終の美を飾りたいところだ。

バレンシア戦公式予選の結果はこちら

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J.ラフィー氏も「富士スピードウェイでF1は……」

雨と霧に翻弄された日本GP第2日目だったが、実は31年前同じくここ富士スピードウェイで行われた最初の日本GP(当時はF1世界選手権イン・ジャパン)も、やはり雨で大変なレースとなっていた。
Jacques Laffite (C)Williams F1
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そのレースに当時リジェ・チームのドライバーとして参戦していたジャック・ラフィー氏(63歳:フランス)が、今回はテレビ解説者として再び富士スピードウェイを訪れている。

ただしこの日のリポートを終えたラフィー氏は、「新しい富士スピードウェイは僕が走った当時とは比べものにならないくらいすべてが近代的なものに生まれ変わっている。
それでもコースの特徴は残されているようだ。
現代サーキットとしてはこのストレートは長すぎると感じるけれどね。
ただこの天候はあい変わらずで、これだけはやはりF1には向いていないと思ったよ」と、語っていた。

ラフィー氏はリジェ(マトラ&フォード)の他ウィリアムズ(ホンダ)等でも活躍、優勝6回、ポールポジション7回獲得の実績を誇るが、当時の栄光を知るファンからはここ富士のパドックでも熱い声援を受けていた。

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富士スピードウェイの日本GP 大混乱

30年ぶりに富士スピードウェイに戻ってきたF1日本GPだが、しかし9万人の観客を迎えた第2日目にして大混乱に見舞われた。
Image (C)Panasonic Toyota Racing
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まずその一つ目は場内を厚く覆った名物の霧。
事前の心配通り、この霧のため医療ヘリコプターが有視界飛行ができずにフリー走行3回目セッションは事実上のキャンセルに。
もし公式予選もできなかった場合には世界中のテレビ放映に大きな影響を及ぼすところだったが、こちらは強行された。

もう一つが鈴鹿サーキットと違って山の中にある富士スピードウェイの弱点、交通手段だった。
富士スピードウェイでは「パーク&ライド」方式という、すべての観客をシャトルバスによるピストン輸送という手段を導入したものの、初日の金曜日からすでに路線によっては大幅遅れが出て不満を囲っていた。

さらに観客が増えた土曜日、今度はなんとシャトルバスの走る場内走路に最大約1メートルの穴が複数開くという想定外のアクシデントで走路は走行不能に。
実に約2万人の観客が、最大で4時間半もの時間動きが取れず、影響は深夜まで残る惨事となった。

鈴鹿での日本GP観戦経験を持つある観客は「鈴鹿なら何かあっても歩いて駅に行けるし、時間をつぶすならサーキット周辺に何でもあるが、富士は山の中でどうしようもない」と、不満を漏らしていた。

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2007/09/29

ブリヂストン 日本GP公式予選ニュース

Image (C)Redbull Racing
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2007年 F1 世界選手権 日本GP 予選

富士スピードウェイで開催された日本GP予選では、ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)がブリヂストン・ポテンザのウェットタイヤを装着して1 分25秒368を記録、ポールポジションを勝ち取った。

ハミルトンと2位のチームメイトのフェルナンド・アロンソのタイム差は、わずか0.07秒。マクラーレン・メルセデスがフロントローを独占することになった。
フェラーリのキミ・ライコネンとフィリペ・マッサがそれぞれ3位と4位のタイムを記録し、明日の決勝レースをグリッド2列目からスタートする。

今日は難しいコンディションの1日となった。濃い霧のために、予選も危うく中止となるところだった。
視界が悪いと医療チームのヘリコプターが飛べないからだ。
1日中降り続いた雨のために、コースはウエットコンディションとなり、走行にはブリヂストンのウェットとエクストリームウェットが使われ、ドライ用グルーブタイヤは使われなかった。

午前中のフリー走行は、霧でヘリコプターが飛べないという理由で30分遅れでスタートした。
その後、フリー走行はスタートしたものの、走行開始4分半後には再びヘリコプターが地上に戻り、このセッションは中断となった。
短い走行時間の間に計測ラップを走ることができたドライバーはわずか3人だった。
このセッションの最速ラップタイムの1分32秒746を記録したアレックス・ブルツ(ウィリアムズ・トヨタ)は、ブリヂストン・ポテンザのエクストリームウェットを装着していた。

浜島裕英 ブリヂストンモータースポーツ MS・MCタイヤ開発本部長

「残念ながら、今日は富士山特有の天気になり、午前中のフリー走行ではほとんど走行を行うことができませんでした。
しかし、午後にはコンディションも回復し、予選を行うことができ、集まってくれたファンのためにも良かったです。
予選第1セッションでは、チームはセットアップを決定するのには十分な距離を走ることができました。
このセッションでは、最初はエクストリームウェットが使われていましたが、サーキットがダンプ状態になると、ウェットが使われました。
第2セッションと最終セッションでは、ウェットを使うのが正解でした。
マクラーレンとフェラーリの両チームは、セットアップに成功したことがパフォーマンスにも表れていました。
明日は全く違った天気になる可能性もありまのすので、グリッド後方のドライバーが良いパフォーマンスを見せるという可能性もあるでしょう。
特にこの天候ですから、正しいセットアップを決めるのも難しくなると思います」

2007年9月29日
参考データ:
合計走行周回数:515周
1台あたりの平均周回数:23周
最多走行周回数:36周(ニコ・ロズベルグ)
最速ラップタイム: 1分24秒753(予選第2セッション、ハミルトン)
コンパウンド: ウェット及びエキストリームウェットが使用された。

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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S・アグリ 日本GP公式予選ニュース

Superagurif1_logoFuji Speedway
2007/09/29

2007年日本GP フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
フリー走行3回目 順位:─ 最速ラップタイム:─ 走行周回数:2周
予選順位 21番手 ラップタイム:1分28秒792

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行3回目 順位:─ 最速ラップタイム:─ 走行周回数:2周
予選順位 19番手 ラップタイム:1分27秒564

T-Car SA07-04

天気:雨、霧(湿度95.7%-96.1%)
気温:最低14.7℃ 最高15.2℃
コース路面温度:最低20.0℃ 最高 21.0℃

SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンにとっては、富士スピードウェイでの難しいドライビングコンディションを耐えながらの走行となった。
山岳地帯では珍しいことではないが、今朝はゆっくりと流れる霧が、小雨とともにサーキットを包み込んだ。
遅れてスタートした午前中のフリー走行は、視界が悪化し続けたために、わずか数分後には中断となってしまった。
しかし、午後はいくらか天候が回復し、予選セッションは予定どおりにスタートした。

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トヨタ 日本GP公式予選ニュース

F1第15戦日本GP予選 最終セッション進出成らず
J.トゥルーリ13番手、R.シューマッハーは15番手グリッドから追い上げ

F1第15戦日本GPの公式練習第3回目に引き続き、予選が行われた。
朝から降り続く小雨によって路面はウェットコンディション。
さらに、公式練習第3回目が予定されていた午前11時の時点で、コース上は深い霧に覆われ、安全上の既定により、セッションの開始は2度に渡って15分間の順延。
午前11時30分に一度セッションが開始され、各車コースインしたものの、僅か4分でセッションは赤旗中断となり、ヤルノ・トゥルーリを含む3台がタイムを記録するに留まった。
その後も天候は回復せず、午前11時53分に、公式練習第3回目の中止が決定された。

午後2時、気温14度、路面温度25度、湿度95%で霧がやや薄くなったのを待つかのように相変わらずウェットコンディションの中で、予選第1セッションが開始。
開始直後はヘビーウェットだった路面コンディションも、少しずつ回復していく難しいコンディションで、水煙を引いてタイムアタックが開始された。
予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは11番手、ラルフ・シューマッハーは14番手のタイムを刻み、予選第2セッションへと進出を決めた。
しかし、ラルフ・シューマッハーはセッション終盤に他車と接触し、車体を破損。
走行を続行することができなかったため、予選第2セッション出走はならず、16番手グリッドが確定した。
一方、ヤルノ・トゥルーリは予選第2セッションで健闘を見せたが、僅差の争いの中で最終第3セッション進出を逃し、14番手となった。
他車のエンジン交換により、ヤルノ・トゥルーリは13番手、ラルフ・シューマッハーは15番手グリッドとなり、トヨタのホームGPである明日の決勝レースで上位進出を目指す。

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ホンダ 日本GP公式予選ニュース

honda_f1_logo第15戦 日本GP 2日目・予選

「バトン、日本GP予選で、今季最高位の7番手」

9月29日・土曜日(2日目・予選) 天候:雨 気温:14~15度(予選)

第15戦日本GPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは今季最高位となる7番手、ルーベンス・バリチェロは17番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
2日目の富士スピードウェイは、朝から雨。
そのうちサーキットは、すっぽりと霧に包まれた。
このままでは緊急時にけが人を搬送するヘリコプターが飛べないため、午前中のフリー走行は15分間の延期が2回繰り返された。
そして30分に短縮されたセッションが11時半から始まったが、わずか4分で赤旗中断。
そのまま終了となった。
他の多くのドライバー同様、バトン、バリチェロも、チェック走行のみだった。

午後になっても小雨が降り続き、霧もなかなか晴れようとしないが、予選は予定通り、午後2時から始まった。
この時点では、雨はほぼ止んでいる。
しかし路面は、完全ウェットのコンディション。
多くのマシンが深溝レインタイヤを装着。
通常のような一発アタックでなく、連続周回を行い、タイムを更新して行く。

バトンは走り出してすぐに、上位につけ、10番手で第2セッションに進む。
しかしバリチェロは、ペースが伸びず17番手。すぐ前のマシンと0.1秒差で涙をのんだ。

第2セッション。
バトンは次々とタイムを縮め、5、6番手をキープする。
残り5分の時点で、マクラーレン、フェラーリ勢に続く5番手。
最終的には6番手で、イタリアGP以来2戦ぶりに最終セッションへと進んだ。

雨は止んでいるが、タイムの伸び方を見る限り、路面はさほど乾いてはいないようだ。
第3セッションで、バトンは浅溝のレインタイヤを履き、7番手のタイムで予選を終えた。

なお、6番手のN・ロズベルグ(ウィリアムズ)がエンジン交換による10番グリッド降格のペナルティを受けるため、明日、バトンは、3列目からレースをスタートする予定。

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ハミルトン、「雨のレース、受けて立つ」

初体験のコースでしかもウェットコンディションという難しい状況の中で、みごと最後のアタックで逆転ポールを獲得したマクラーレンのルイス・ハミルトンは、「決勝レースが雨でも大丈夫」と、天候に不安の残る日曜日に向け自信をみせた。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「これまでは決勝レースがドライのほうがいいと思っていたけれど、今は雨降りだって大歓迎という気持ちだね。
どちらになっても全然構わないけれど、いまはむしろ雨降りを希望かな。
今朝も練習できなかったし、予選のコンディションはとてもトリッキーだったけれど、チームがウェットでも完璧に走るクルマをセットアップしてくれたんだ。
最後のアタックではちょっとタイムロスもあったけれど、チームから聞く前に、ピットウォールを見てパドックにあるテレビ画面で自分がポールを獲ったことを知ったよ。
僕はこの富士スピードウェイに来て、また一つステップアップできたと感じるね。
そしてそれはとてもエキサイティングなことだよ」

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日本GPポールポジションはハミルトン!

終始ウェットコンディションで行われた日本GPの公式予選は、最後のアタックでマクラーレンのハミルトンがポールポジションを獲得。
5度目のポール獲得で、ドライでもウェットでも、また経験あるコースでも初体験のコースでも最速であることをこの新人は示した。

2番手もチームメイトのアロンソで、マクラーレン勢が明日の決勝レースではそろってフロントロウからスタートすることになった。
3-4番手にフェラーリのライコネンとマッサ。
5番手BMWザウバーのハイドフェルド、6番手はウィリアムズのロズベルグが獲得。
しかしロズベルグは予選前にエンジン交換しているため、明日のグリッドは10番降格ということになる。

7番手にホンダのバトン。
バトンは今季3度目の予選最終ピリオド進出だが、7番手は最上位ということになる。
(これまではいずれも10番手)
8番手ウィリアムズのウェバー、9番手トロ・ロッソのベッテル。
トロ・ロッソのトップ10グリッド獲得はもちろん今季最高ということになる。
そして10番手がBMWザウバークビサという予選結果になった。

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予選『Q2』はハミルトン最速!

相変わらずウェットコンディションで行われた予選『Q2』、しかしタイムはさらに短縮され、このセッションでベストタイムを記録したハミルトンのものは1'24.753というものだった。

2番手も僚友アロンソ、3-4番手フェラーリのライコネン&マッサ、しかし5-7番手BMWザウバーのハイドフェルドとクビサの間になんとホンダのバトンが割って入ってみせた。
8番手レッドブルのウェバー、9番手ウィリアムズのロズベルグ、そして10番手には現役最年少ドライバー、トロ・ロッソのベッテルが入る大健闘。(20歳)

ここで脱落したのはルノーのフィジケーラとコバライネン。
レッドブルのクルサード、トヨタのトゥルーリ、トロ・ロッソのリウッツィ、そしてこのセッションを走ることができなかったトヨタのラルフの6人となった。

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日本勢、予選『Q1』で脱落

相変わらずのウェットコンディション、また霧も深く感じられる中、日本GPの公式予選はしかし予定通り午後2時から『Q1』セッションが始められた。

各車共にエクストリーム・ウェザー・タイヤ装着の模様だが、雨はほとんど降ってはいない模様なので路面コンディションは走るにしたがって改善される見込み。
一部のクルマはすでにスタンダード・ウェット・タイヤのようだ。

最後のアタックでスパイカーF1の山本左近とトヨタのラルフがシケイン入り口で接触。
ラルフは『Q2』進出を決めていたものの、これでストップだ。

このセッション最速タイムを記録したのはフェラーリのマッサで1'25.359。
ウェットでもこれまでフォーミュラ・ニッポンのマシンが記録していたコースレコード(1'25.525)を破ったことになる。

2番手にマクラーレンのアロンソ、3番手フェラーリのライコネン、4番手マクラーレンのハミルトン、5番手レッドブルのウェバー、6番手BMWザウバーのハイドフェルド、7番手トロ・ロッソのベッテル、8番手BMWザウバーのクビサ、9番手ウィリアムズのロズベルグ、そして10番手にホンダのバトンの順。

ここで脱落したのはホンダのバリチェッロ、ウィリアムズのブルツ、スーパー・アグリのデビッドソン、スパイカーのスーティル、スーパー・アグリの佐藤琢磨、そしてスパイカーの山本左近の6人。
地元で期待された日本勢はいずれも『Q3』で脱落という結果になった。

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フリー走行3回目はセッションディレー&打ち切り

危惧された通り、雨に加えて霧も出た富士スピードウェイは、2度に渡って開始時間を遅らせ、結局フリー走行3回目のセッションを予定の1時間から半分の30分に削減して始められた。

いずれのドライバーにとってももちろんウェットの富士スピードウェイはF1初体験。
トロ・ロッソのベッテルを先頭に各車コースイン。
しかしながらわずか5分を経過したところでセッションはヘリコプターが飛べないという理由のため赤旗中断。
フェラーリのライコネンはまだコースインすらしていない段階だった。
結局このままセッションは終了。
タイムを記録したのはウィリアムズのブルツとロズベルグ、そしてトヨタのトゥルーリ3人だけだった。

日本GPフリー走行3回目の結果はこちら

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日本GP2日目は雨……

鈴鹿サーキットから富士スピードウェイへとその舞台を移した2007年のF1日本GPだが、残念ながら2日目は雨模様ということになった。

天候は雨、路面はウェットコンディション。
F1にとってウェットコンディション自体、走行に問題はないが、富士スピードウェイの難点は雨のあと霧が出る事が多いことだ。

霧で視界が悪くなると、ドライバーにとっはもちろん観客にもテレビ放映にも悪影響を及ぼすだけでなく、一番肝心なのは医療ヘリコプターの運行に支障が出ることだ。
最悪の場合、セッションが中断ないし打ち切りという可能性もない訳ではない。

30年ぶりの富士スピードウェイ。
いきなり厳しい試練が訪れている。

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ピットレーン入り口の危険性が指摘

ヘルマン・ティルケ氏デザインによる富士スピードウェイの新レイアウトは概ねドライバーらからも好評を得ているが、唯一危険性が指摘されていたのがピットレーン入り口の形状だ。
Fuji Speedway Pitlane (C)Super Aguri F1
拡大します
通常のサーキットではタイトな最終コーナー部分からピットレーンへ、というパターンが多いが、富士スピードウェイの場合屈指の長いストレート、それもほぼ半ばに達してからピットへと道を分かつ形となっている。
F1マシンでは、この時点ですでに時速300キロ近間に達している上、さらにピットの速度制限が始まる手前でS型のカーブを抜けることになる。

とりあえず金曜日のフリー走行では問題は生じなかったものの、とりわけ一刻を争う決勝レース時には、何らかのアクシデントも予想されるとして危惧する意見が複数聞かれているようだ。

ホンダ・チームのルーベンス・バリチェッロによれば、このコースで最も危険なコーナーはコース上ではなくこのピットレーンのコーナーだとのこと。
なお、バリチェッロはまだF3ドライバー時代の1991年、富士スピードウェイの旧コースを走った経験を持つ「貴重な」ドライバーだ。

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スーパー・アグリ、来季体制決められず

母国グランプリとなる日本に戻り、いくつものスポンサー契約を発表した『スーパー・アグリ・F1』だが、その一方で来季に向けての方向がまだ決められずにいる。
鈴木 亜久里 (C)Super Aguri F1
拡大します
これまでは引き続きホンダの支援を得て、同エンジン、またカスタマーシャシーを使用するものとみられていたが、依然として今季コンコルド協定での決着がついていないこと。
また来年カスタマーシャシーを使用した場合の分配金が大きく削減される見通しになったことなどからだ。

もし自前でシャシーを開発製作する場合、巨額資金とスタッフが必要になるため大口スポンサーの獲得、ないしは共同オーナーの獲得が欠かせないとみられる。
鈴木亜久里代表は「現在の佐藤琢磨&アンソニー・デビッドソンというドライバー・ラインナップには十分満足している」と語っているものの、体制の如何によってはこれにも変化が生じかねない様相だ。

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アロンソ、『スパイ疑惑事件』口閉ざす

いまF1フィールドで最もその去就に注目が集まるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、日本の地においてもその口は堅かった。
F.Alonso/McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
拡大します
この日のフリー走行でも、チームメイトでありそして最大のライバルであるハミルトンと共にタイミングモニターのサーキット上部にその名前を刻んだが、取材に対してマシンについては語るものの、渦中のスパイ疑惑事件、そして関心高まる移籍問題については口を閉ざしたままだ。

「もちろん富士スピードウェイは初めてだけど、最初にエンジニアと共に歩いてコースを廻った時にまた楽しいことが始まったと思ったよ。
今日は午後になってやっと路面のグリップレベルが上がり、タイヤ評価やセッティング等のプログラムが進められた。
いまのところすべて問題なく進んでいるし、今週もコンペティティブな戦いができる筈さ」

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山本左近、「バリチェッロに感謝」

2度目のホームグランプリということで力の入る山本左近(スパイカーF1)だが、様々な出来事を経験する波乱の幕開けとなった。
山本 左近 (C)Spyker F1
拡大します
「午前のセッションではエンジンに問題があって多くの時間を走れなかったのが痛かった。
今日はスーティルと共にとにかく多くの距離を走り込んでこのクルマでのデータを取ろうとしていたからね。
スピンしたのは気にしてないけれど、午後のセッション中ターン13でコースアウトしたときは危なかった。
あそこはブラインドだったから、バリチェッロがうまく避けてくれなかったら大変なことになっていただろうね。
彼に感謝だよ」

これはコース復帰の際、山本左近のマシンを後続のバリチェッロが危うく激突しそうになったもの。
フロントウィングをかすめる接触はあったものの、幸い惨事は免れた。

それでもデータ収集はできたので計画通り、と山本は意に介していない。

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トヨタ 日本GPフリー走行ニュース

F1第15戦日本GP公式練習 J.トゥルーリが好調4番手
R.シューマッハーも9番手につけ、ホームGP初日は順調なスタート

F1第15戦日本GPの公式練習第1回目と第2回目が、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
1977年以来となるF1のセッションは、やや雲に覆われたものの、富士山も望める明るい空の下で開始。

パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリがセットアップの評価作業とタイヤに関する作業を行った。
気温25度、路面温度39度、湿度78%のコンディションで午前10時に始められた公式練習第1回目のセッションは順調に進み、チームは新しいコースならではの、コース習熟等の重要な作業をこなした。

両ドライバーは午後のセッションでも更に周回を重ね、セットアップの微調整とバランスの改善を果たした。
この日、ラルフ・シューマッハーは合計で68周、ヤルノ・トゥルーリも67周と多くの周回を走破。
ヤルノ・トゥルーリが4番手、ラルフ・シューマッハーも9番手と手応えを得てこの日の走行を終えた。
チームは今夜も“TF107”から全てを引き出すべく作業を続け、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリはチームの“ホームGP”で好結果を得るべく戦う。

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2007/09/28

ブリヂストン 日本GPフリー走行ニュース

Image (C)Super Aguri F1
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2007年 F1 世界選手権 日本GP フリー走行

ブリヂストン・ポテンザタイヤのソフトコンパウドを装着したルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が、富士スピードウェイで幕を開けた日本GP初日の最速ラップタイムを記録した。
ハミルトンは、午後の90分のフリー走行の序盤に1分18秒734の、この日の最速ラップタイムを記録している。
チームメイトのフェルナンド・アロンソもソフトでベストタイムを記録しているが、ハミルトンのタイムを0.2秒下回るものだった。

午前中のフリー走行の最速ラップタイムは、キミ・ライコネン(フェラーリ)がミディアムで記録した1 分19秒119だった。
このセッションではトップ4人のドライバー全員がミディアムを装着してそれぞれの最速ラップタイムを記録している。

今日は、初めてF1 カーが改修された富士スピードウェイを走った1日であったが、最後にここでF1 が開催された30年前と比較すると、コースは大きく変化していた。
F1で最長のロングストレートは、それ以外の部分がツイスティーなため、チームにとってはセットアップの妥協点を模索するという難しい挑戦になった。
ダウンフォースレベルが低く、その分、タイヤのメカニカルグリップに頼らなければならないのだ。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MC タイヤ開発本部長

「富士スピードウェイ初日の我々のパフォーマンスは、予想よりも摩耗が少なく驚かされました。
午前中のセッションでは予想通り左フロントタイヤに摩耗がありましたが、午後のセッションでは問題ではありませんでした。
今のところ、ミディアムとソフト・コンパウンドの差は平均0.5秒で、ソフトの方が速いタイムを記録しています。
どちらのコンパウンドも安定したラップタイムを記録していますが、クルマの性質、ドライビングスタイル、また、チームはこの新しいサーキットを学んでいる最中ですので、使われているセットアップなどによってタイムは影響を受けています。
何十年ぶりにF1 カーがこのサーキットへ帰ってきたのを見るのは、とてもうれしかったです」

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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S・アグリ 日本GPフリー走行ニュース

Superagurif1_logoFuji Speedway
2007/09/28

2007年日本GP フリー走行
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
フリー走行1回目 17位 最速ラップタイム 1分21秒186
フリー走行2回目 22位 最速ラップタイム 1分21秒352

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行1回目 10位 最速ラップタイム 1分20秒601
フリー走行2回目 20位 最速ラップタイム 1分21秒007

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度70.1- 84.0%)
気温:最低 24.5℃ 最高 27.5℃
コース路面温度:最低33.8℃ 最高51.5℃

起伏の激しい富士スピードウェイと同じく、SUPER AGURI F1 TEAMにとってもアップとダウンの激しい1日だった。
午前中のセッションでトラブルが発生した琢磨は、マシンの後部を交換しなければならなかったため、かなりの走行時間をロスしてしまった。
スタートからかなり幸先のいいタイムを記録していたSUPER AGURI F1 TEAMだが、コースにゴムが乗ってくるにしたがって、コースではより自信に満ちたドライビングが展開されていた。

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ホンダ 日本GPフリー走行ニュース

honda_f1_logo第15戦 日本GP 初日フリー走行

「初日午後、バトン14番手」

9月28日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:24~27度

第15戦日本GPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは17番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
日本GPが富士スピードウェイで初日を迎えた。
初日1回目のフリー走行は、気温24度、路面温度40度、湿度78度というコンディションで始まった。
雲は多めだが、初秋の陽光が降り注いでいる。
このセッション終盤、バリチェロが11番手のタイムを出す。
バトンはセットアップ変更に時間を要し、最後のアタックの臨めず19番手だった。

午後になるとさらに晴れ間が広がり、気温も26度まで上がった。
2回目フリー走行のバトンは、最初のランでトップ10前後のタイムを出す。
さらに1分20秒416のタイムを出し、7番手までポジションを上げた。
しかしバリチェロは10周を走ったところで、ガレージでの待機が続く。
その間に順位は、最下位まで下がってしまった。

セッション後半に入ってからの二人は、レースを見据えたロングラン走行に専念。
バトンは44周をこなし、午前中と合わせると、ほぼ1レース分の距離を走破した。
1分20秒336のタイムは午前中より1秒以上速く、14番手。
33周を走ったバリチェロは、17番手だった。

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最速ハミルトン、「新コースは常にチャレンング」

富士スピードウェイで行われたF1グランプリのフリー走行で、初日トップタイムを記録したのは目下新人ながらランキング首位を走るマクラーレンのハミルトンだった。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「新しいトラックを走るというのは、ドライバーにとって常に大きなチャレンジだよ。
でも僕はF1ドライバーとして、今年すでに3回同じ体験をしているけれどね。
昨日エンジニアとコースを歩いてチェックした時から、今日マシンで実際に走るのを楽しみにしていたんだ。
今はまだ走る毎に路面グリップが変化するからほんとうのところはわからないけれど、特に問題もなかったしね。
午後のセッションではロングランも試せたし、いまのところはすべてはうまくいっているよ」

ハミルトンは今年カナダ・アメリカといずれも初体験のサーキットでレースを制している。

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フリー走行2回目はマクラーレン勢逆転

McLaren Duo (C)McLaren Group
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日本GPフリー走行2回目セッションは、一転マクラーレン勢が共に1分18秒台で1-2タイムを記録、ベストタイムを出したハミルトンのそれは1'18.734、アロンソは1'18.948、その差は0.214秒というもの。
18秒台はこの2台だけだった。

3番手にはフェラーリのマッサが入ったが、5番手ライコネンとの間に地元トヨタのトゥルーリが割って入るパフォーマンス。
また6-7番手にはルノーのコバライネンとフィジケーラ、8番手レッドブルのクルサード、9番手トヨタのラルフ、10番手BMWザウバーのクビサというトップ10。

ホンダはバトンが14番手、バリチェッロ17番手。
スーパー・アグリはデビッドソン20番手、佐藤琢磨22番手と大苦戦。
スパイカーはスーティルが16番手、山本左近は佐藤琢磨を上回る21番手。
地元日本人ドライバーが共に最後尾という皮肉な結果となった。

明日土曜日は午前11時から1時間の予定でフリー走行3回目。
また午後2時から注目の公式予選が行われる。

フリー走行2回目の結果はこちら

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ロズベルグ(ウィリアムズ)、エンジン交換へ

ウィリアムズ・チームは、明日の公式予選前にニコ・ロズベルグのエンジンを交換することを明らかにした。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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本来であればベルギーGPで使用したエンジンで今週の日本GPを戦う予定だったが、その後のチェックでダメージが確認されたもの。
(フリー走行1日目のエンジンは規制外)

この交換により、ロズベルグの予選グリッドは10番降格のペナルティを受けることになる。
ここ4戦、ロズベルグはすべて予選10番以内を記録していたが、これで今回その記録は途絶えることになる。

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S・アグリ、フォーリーフ契約リリース

Superagurif1_logoFuji Speedway
28 September 2007

「株式会社フォーリーフ ジャパン with Team Dream Cube's」とパートナーシップ契約を締結

SUPER AGURI F1 TEAMは「株式会社フォーリーフ ジャパン with Team Dream Cube's」と、日本GPにおけるパートナーシップ契約を締結した。
これに伴い、SAF1チームのマシンにロゴマークが掲出されることになる。

崎村忠正 株式会社フォーリーフ ジャパン代表取締役社長

「SUPER AGURI F1 TEAMはコンパクトな新チームながら、"世界"という舞台でのほとばしるエネルギー、情熱はとどまることがなく、日本のネーションカラーを背負ってのご活躍のほどを敬意を持って拝見致しておりました。
それは、覇気のない今の日本にあって私達、日本人の「こころ」「たましい」に響くものでした。
しかし、頂きにある『夢』を掴むために挑戦を続けられる鈴木亜久里氏のTEAMが運営面でご苦労されていることをニュースで知り、明日を担う子供たち、そして私達世代も含めた『夢』を応援したいという思いから、日本GP直前に、微力ながらパートナーシップの締結に至りました。
私どもは単なるレーススポンサーということではなく、今後も社会貢献を主意とした活動をSUPER AGURI F1 TEAMともに行っていきたいと考えております。
弊社の社是『ヒトを想うチカラ。』 ― "Human Energy/ヒューマンエナジー"という夢の加速をひたすら願いますとともに、SUPER AGURI F1 TEAMのさらなるご活躍を心より期待致しております」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAMチーム代表

「このたび、『株式会社フォーリーフ ジャパン with Team Dream Cube's』とパートナーシップ契約を結べたことをとてもうれしく思っている。
今回のパートナーシップは単なるスポンサーという形だけではなく、今後互いのプロジェクトを発展させていくための第一歩としていきたい」

■株式会社フォーリーフ ジャパン について

株式会社フォーリーフ ジャパンは、創業理念として相互扶助の精神に基づく「健康・福祉・教育・環境」の4つの事業領域における社会貢献事業を目的とした企業です。
その多数の社会貢献事業のひとつとして"TeamDream Cube's"プロジェクトにも参画しています。
オンリーワンのオリジナル健康補助食品『ファースト・リーフ(R)』の販売を基に、独自の確固たる「和」から創出される『生きる価値』と、ヒトが支え合う健康づくりを目指しています。

■"Team Dream Cube's" プロジェクトについて

ひとつの成功。
その現実を今の日本で実践できる人は、ほんの一握りの人達です。
でも、その人達でさえ、さらに続く「夢」は現在(いま)の日本では見られません。
次の夢が見られない日本。
"夢"は、才能は、留まるものではないはずです。
Step-Up by Step.これが、『ドリーム・キューブ』プロジェクトの原点です。
覇気のない日本にあって、子供たちが、私達が「夢」を見続けられる社会創りに少しでも貢献すること。
そんな夢が集まって、大きな日本のCube/塊になること。
才能と想いが詰まった"夢の塊"を今、私達なりに次代に遺すため、株式会社フォーリーフ ジャパンをはじめとする多企業により支えられる文化応援プロジェクト ― それが" Team DreamCube's "です。

提供:スーパー・アグリ・F1

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S・アグリ、パイオニア契約リリース

Superagurif1_logoFuji Speedway
28 September 2007

SUPER AGURI F1 TEAMがパイオニア株式会社とスポンサーシップ契約を締結

SUPER AGURI F1 TEAMはパイオニア株式会社とスポンサーシップ契約を締結した。
今回の契約は、日本GPおよび中国GPの2戦にわたるもので、SAF1チームのマシンとドライバーのレーシングスーツに社名ロゴが掲出される。

なお、日本GPにおいては、同社のカーエレクトロニクス製品のブランドである『carrozzeria』のロゴが掲出される。

パイオニア株式会社について

カーエレクトロニクス製品及びホームエレクトロニクス製の製造販売を行う企業。
カーエレクトロニクス製品の主力は車載用カーナビゲーション、カーオーディオ商品であり、国内市販市場においてはトップクラスの実力を持つ。
ホームエレクトロニクス製品の主力アイテムはプラズマテレビ、DVD レコーダー、AV コンポーネントなど。

提供:スーパー・アグリ・F1

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S・アグリ、ヴァージンアトランティック契約リリース

Superagurif1_logoFuji Speedway
28 September 2007

ヴァージンアトランティック航空がアジア戦でSUPER AGURI F1 TEAM をサポート

2007年の日本GPと中国GPで、ヴァージンアトランティック航空が引き続きSUPER AGURI F1 TEAMとのパートナーシップを結ぶことになった。
ヴァージンアトランティック航空(日本)は佐藤琢磨の個人スポンサーとしてはすでに4 年目を迎えるが、2006年日本GPにおけるチームスポンサーとしての成功のあと、2007年シーズンはさらにパートナーシップの規模を拡大し、同社の中国支社を通して次の中国GPまでSUPER AGURI F1 TEAM をサポートすることを決定した。

この2戦に渡るパートナーシップの合意によって、FIA F1世界選手権第15戦と第16戦のSA07のマシン及びガレージにヴァージンアトランティック航空のロゴマークが掲示されることになった。
2008 年におけるフルシーズンのパートナーシップに関しても、引き続き話し合いが行われている。

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM 代表

「ヴァージンアトランティック航空からチームがサポートを受けられることになってとてもうれしい。
世界有数の航空会社がチームのパートナーになってくれたことは、われわれの大きな自信となった。
今週は日本でのわれわれのホームレースで、その後は直接、上海入りする。
この終盤のレースでは、パートナーに対して、われわれが彼らのサポートを受けるに値するチームであることを証明できるようなパフォーマンスを見せたいと思う」

メモ:
ヴァージンアトランティック航空は、最新鋭の航空機でイギリスと世界27都市を結ぶ航空会社。
ヴァージンアトランティック航空の全フライトにアッパークラス・スイートが用意されており、離陸や食事の際もリサイクルレザーのシートでパートナーと向かい合って空の旅を楽しむことができる。
フルフラットシートは世界最大サイズ。
アッパークラス専用の機内バーカウンターでドリンクを楽しむこともできる。
アッパークラスの往復チケットには4回のリムジンサービスの特典が付いている。

提供:スーパー・アグリ・F1

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日本GP最初のフリー走行はフェラーリ勢1-2!

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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30年ぶり、富士スピードウェイで始められた日本GP最初のフリー走行は、フェラーリのライコネンが1'19.119のタイムでトップ。
これはこれまでフォーミュラ・ニッポンのマシンが記録したこのコースでのレコードタイム1'25.525(ブノワ・トレルイエ)をいきなり6.4秒も短縮する衝撃のものとなった。

また2番手にも同じフェラーリのマッサが0.379秒差でつけ、跳ね馬勢の1-2という形で最初のセッションを終えた。

3-4番手はマクラーレン勢で、アロンソ-ハミルトンの順。
5番手にウィリアムズのロズベルグ、6番手BMWザウバーのクビサ、7番手ウィリアムズのブルツ、8番手地元で期待の掛かるトヨタのトゥルーリ、そして9番手にはなんとスパイカーのスーティルがつけた。
スーティルは元全日本F3のチャンピオンで、数少ないこの新富士スピードウェイの経験者でもある。
10番手スーパー・アグリのデビッドソンでここまでがトツプ10。

ホンダ勢はバリチェッロ11番手、バトン19番手。
もう一人のトヨタ、ラルフは15番手。
また地元の佐藤琢磨(スーパー・アグリ)は17番手。
セッション最初の1時間をほとんどガレージの中で過ごしていて、何か問題があったようだ。
またもう一人の地元ドライバー、山本左近(スパイカー)は途中ストップするシーンもあり22番手だった。(山本もコース経験者)

日本GPフリー走行2回目はこの後午後2時から同じく1時間半のスケジュールで行われる。
フリー走行1回目の結果はこちら

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富士開催でオフィシャルカーも一新

これまで20年間に渡って鈴鹿サーキットで行われていたF1日本GPでは、もちろんホンダ車のオフィシャルカーが使われてきたが、今年からトヨタ系列の富士スピードウェイでの開催とあってオフィシャルカーも一新された。
Fuji Speedway Official Car (C)Panasonic Toyota Racing
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今回使用されるのは同社のフラッグシップ『レクサス』のハイパフォーマンス・モデル『Fシリーズ』の『IS-F』と呼ばれる5リッターV8エンジン搭載のものがベースとなっている。

なお、セッション中セーフティカー導入時にレースをコントロールするのは全戦メルセデス・ベンツ社製のもので、シーズンを通しすべてのサーキットに輸送されて使用されている。

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これが「マクレー仕様ヘルメット」

レッドブル・レーシングのデビッド・クルサードは、今回の日本GPで同国のWRC(世界ラリー選手権)元世界チャンピオンである故コリン・マクレー仕様のヘルメットを着用することを明らかにしているが、27日(木)その特別カラーリングをお披露目した。
D.Coulthard's Helmet (C)Redbull Racing
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マクレーは今月15日ヘリコプター事故で愛息と共に死亡したが、クルサードは生前マクレーとは家族ぐるみの付き合いをしていたという。

バイザーにはマクレーのサイト・アドレスも表示。
クルサードはさらにこれに他のF1ドライバーにも頼んでサインを書き加え、マクレーの遺族に進呈する計画であることも明らかにしている。

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S・アグリ『SA07』に新スポンサーロゴ

既報のように、今回の日本GPでは『スーパー・アグリ・F1』に複数の新スポンサーがついたということで、同チームのマシン『SA07』にはそのロゴが掲出されている。
Super Aguri Honda『SA07』 (C)Super Aguri F1
拡大します
ここに見えるのは「フォーリーフ」と「カロッツェリア」(パイオニア)の2社。
他にも「日清食品」、「バージン・アトランティック」と契約と報じられている。
また昨年の「サマンサ・タバサ」、そしてかねて鈴木亜久里代表を支援する「オートバックス」のロゴもみられる。

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アロンソ、「2008年もマクラーレンに」

2008年シーズンのドライバー・ラインナップに大きな影響を与えるとみられる注目の人・フェルナンド・アロンソ(26歳:スペイン)だが、富士スピードウェイに現れた27日(木)、本人は「2008年もマクラーレンで走る」と、語った。
F.Alonso/McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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「マクラーレンとは複数年の契約を結んでいるのだし、いまチームを離れる理由はないよ。
確かにロン・デニスとはベストな関係とは言えないまでも、こうしたことはしばしばあることだし、それが一番重要な要素ではないからね。
とにかくいまは2007年のチャンピオンシップを争っている大事な時期で、移籍のことなど考える暇もないよ」と、噂を一蹴した。

とはいえ、こうした話しは最終決定するまでみな否定し続けるというのがこの世界の「常」ではある。

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日本GP、決勝レースは雨も?

とりあえず晴天で始まった27日(木)のグランプリ・ウィークだが、各チームが収集する天気予報データによると週末は油断のならない天候変化に見舞われそうだ。

この日も晴れていたかと思うと午後には厚い雲に閉ざされたが、富士山近くの地域という特殊性もありめまぐるしい変化が予想されている。
公式予選が行われる29日(土)の午後も場合によっては雨が予想される上に、とりわけ関係者が警戒するのが決勝レースが行われる30日(日)で、いまのところ雨が降る可能性が高いとみられている。
Wet Race Image (C)Panasonic Toyota Racing
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もっともこうした情報を得たスーパー・アグリの佐藤琢磨は「ウチのように戦闘力の低いマシンでは、逆に雨が降るなど不確定要素が増えたほうがいい」と、むしろ開き直っているようだ。

日本で初めて1976年に行われたの富士スピードウェイのF1グランプリでは豪雨に見舞われ大波乱のレースが繰り広げられた経緯がある。
ただ、改修された現在の富士スピードウェイの路面は優れた排水機能を備えていて、昔のような「川状態」は起こらないということだ。

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2007/09/27

母国でスーパー・アグリに新スポンサー続々

まだチームから正式発表はないものの、英『オートスポーツ』が報じたところによれば、資金難が伝えられた『スーパー・アグリ・F1』に新しくいくつもの日本のスポンサー等がついた模様だ。
Super Aguri Honda『SA07』 (C)Super Aguri F1
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新たにスポンサーとなるのは、「フォーリーフ」、「カロッツェリア」(パイオニア)、「日清食品」、そして「バージン・アトランティック」等であるという。

なお今シーズン、メインスポンサーとされた『SSユナイテッド』は、約束した資金払い込みが途絶えたとされ、日本GPではそのロゴは外されるようだ。

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ブリヂストン 日本GP事前ニュース

Image (C)Super Aguri F1
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2007 年 F1 世界選手権 日本GP の展望

9月28日から30日まで開催されるF1世界選手権日本GPは、30年ぶりに富士の麓に戻ってきます。
ヘルマン・ティルケが新たに設計した富士スピードウェイで、ブリヂストンのミディアム、ソフト両コンパウンドの実力が試されることになります。
日本の最高峰富士山の名をとった富士スピードウェイは、世界的に有名なこの名峰の麓に位置し、コースの全長は富士山の高さ(3776m)を約800m上回り、4.563kmに及びます。
ファンは、このコースで数々のスリリングな争いが展開される事を期待しているでしょう。

全長1.5kmの長いストレートは、コースの大きな特徴であり、マシンのダウンフォースを低く設定することが不可欠になります。
しかし、ダウンフォースを低く設定することは、同時に狭く曲がりくねったコースで、タイヤのメカニカル・グリップを必要とすることも意味します。

富士スピードウェイでF1世界選手権日本GP が開催されたのは1976年と1977年の2回で、今でも当時の面影を残しているのは長いストレートのみとなりました。
レイアウト変更と路面の再舗装が施された新しい富士スピードウェイは2005年4月にオープンしています。

このサーキットで行われた過去2回のF1世界選手権では、ブリヂストンのタイヤも使用されています。
1976年には日本人ドライバー星野一義選手がブリヂストンのタイヤを装着するティレル・フォードで参戦、レース中に最高3位まで順位を上げました。
このレースはブリヂストンのタイヤが初めて使われたF1世界選手権でしたが、星野選手は変わりやすい気象条件の下で交換するタイヤ・ホイールが不足し、その結果上位入賞は叶いませんでした。

浜島裕英ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A:

富士の課題は何ですか?

「富士の一番の特徴は、低速の第1コーナーに続く非常に長いストレートです。
このレイアウトにより、ドライバーにはオーバーテイクのチャンスが生まれるはずなので、私もレースをとても楽しみにしています。
高速コーナーは100Rと300Rの二つだけなので、マシンは低ダウンフォースのセットアップになると予想しています。
コンパウンドの観点から見ると、路面は比較的滑らかなので、摩耗のトラブルは起き難いと考えていますが、特に100Rコーナーでは、左フロントタイヤに若干のグレイニングが発生するかもしれません。
ただし、それほど深刻な問題にはならないと思います」

このサーキット用のタイヤ選択に自信を持っていますか?

「この数年間、富士で行われたレースからいろいろなことを学んできました。
これらの知識とシミュレーション・データなどから、ミディアムとソフトがベストであるとの結論に至りました。
いずれも十分に性能を発揮し、素晴しいレースが展開されるだろうと自信を持っています」

日本GP の豆知識:
富士に送るタイヤ本数とスペック:2,200本(ウェットとエクストリームウェット・タイヤ及びミディアムとソフト・ドライタイヤ)
1977年ポールタイム*:1分12 秒23(M.アンドレッティ、ロータス/フォード)
1977年レース最速ラップタイム*:1分14 秒30(J.シェクター、ウルフ/フォード)
1977年トップ3:J.ハント、C.ロイテマン、P.ドゥパイエ
*1976年/77年の富士スピードウェイは全長4.359kmでした。

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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ライコネン、「首の痛みはもう完治した」

26日(水)、日本GPに備えて東京入りしたフェラーリ・チームのキミ・ライコネン(28歳:フィンランド)は、「もう首の痛みは完治した」と語り、日本GPに向けて体調は万全であることを誇示した。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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ライコネンはイタリアGPフリー走行の際に激しくタイヤバリアにクラッシュ。
この時に首を痛め、イタリアGP、そして前回のベルギーGPでもまだ完治せず痛みと闘っていたということだ。

しかしベルギーGP後はヘレス・サーキットで行われた合同テストにも参加せず完全休養を取り、「いまはもう体調にまったく問題ない。フィンランドでは友人たちとホッケーを楽しんだくらいだからね」と、自信をみせた。

ベルギーGPでポールTOウィンを飾ったライコネンは現在ランキング首位のハミルトンとは13ポイント差。
ラスト3戦に跳ね馬奇跡の大逆転を賭ける。

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BMWザウバー、予定より早く2008年焦点に

『BMWザウバーF1』チームのマリオ・タイセン代表は、日本GPを前に「当初の予定より早く2008年に向けたー開発をスタートさせた」ことをチームのサイトで明らかにした。
Mario Theissen (C)BMW Sauber F1
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同チームではかねて今シーズンの目標を「コンストラクターズ・ランキング3位死守」として掲げてきたが、マクラーレン・チームの全ポイント剥奪により一躍ランキング2位にアップ、さらに3位のルノー・チームとは現在大量51ポイントもの大差がついていて逆転の可能性はほぼなくなっている。

「今シーズンの戦いが想定していたものよりもうまく進んでいるので、われわれはその開発を来シーズンに向けることが可能となった。
しかしながらチャンピオンシップで首位となるというのは常に最も困難な最後のステップになる。
フェラーリとマクラーレン・メルセデスというのはわれわれにとっていつも最強の存在だからね」

2004年、ホンダ(当時B.A.R)はランキング2位まで上り詰めたものの、結局翌年は6位に沈んでいる。

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著名F1誌編集者、マクラーレンに加入へ

イギリスの著名F1誌編集者マット・ビショップ氏(44歳:イギリス)が、所属していたイギリスの大手出版社である『ヘイマーケット・モータースポーツ』社を退社、マクラーレン・チームに加入することが明らかとなった。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
拡大します
同氏は1996年から『F1レーシング』誌の編集長を務めていたが、2008年マクラーレン加入後は同チームでコミュニケーション&PRグループの責任者としてこれまでの経験を活かすことになるという。

同社のピーター・ハイガム編集部長は「マクラーレンは非常に熟達したコミュニケーターを獲得した。
われわれは彼が新しい挑戦で思う存分その腕を振るってくれることを期待している」と、今回の異動が円満な形であることを強調した。
なお同社では長く『オートスポーツ』誌でF1記事を担当していた有名なナイジェル・ルーバック氏も退社したばかりだ。

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ホンダ 日本GP事前ニュース

honda_f1_logo日本GPプレビュー

Honda Racing F1 Teamは今週、富士スピードウェイで開催される第15戦日本GPを戦うため、日本へと向かう。

日本GPはチームにとってのホームグランプリというだけでなく、いつも記憶に残るレース。
しかも今年は、走り慣れた鈴鹿サーキットから、初開催のため未知のサーキット、富士スピードウェイへと舞台が移される。

日本GP直前には、東京・お台場で、恒例の東京モータースポーツフェスティバルが開催。
数千人のファンを前に、ジェンソン・バトンとジェームズ・ロシターが参加し、市街地特設コースをRA107で駆け抜ける。

中本修平シニア・テクニカル・ディレクター:
F1マシンが富士スピードウェイを走るのは初めてのことであり、われわれも限られたデータでのマシン作りを余儀なくされている。
当然、初日、2日目のフリー走行が、これまで以上に重要となる。
ダウンフォース値は、前戦スパ・フランコルシャンとほぼ同じと考えている。
Hondaにとっては、決して楽な週末ではないことを覚悟して臨む。
先週3日間のヘレステストでは、富士に向けたセットアップと空力パッケージの確認を行った。
ホームグランプリを楽しみにしてくれている多くのHondaファンの前で、最高のパフォーマンスを発揮して、満足のいく結果を出せるよう、全力を尽くしたい。

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『スパイカーF1』の売却、29日に完了へ

『スパイカーF1』チームからマルヤ&モル両氏の共同コンソーシアムへの売却はいよいよ大詰めに達したとみられているが、同チームのコリン・コルズ代表は予定通り29日(土)には手続きが完了する見通しであることをあらためて示した。

これまで伝えられたところでは、新オーナーとの売却交渉を9月28日(金)までに完了させ、翌29日(土)にスパイカー・カーズ社の株主による投票を行って決定というプロセスが示されている。
山本 左近/Spyker F1 (C)Spyker F1
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また、前戦ベルギーGPでポテンシャルアップの可能性を感じさせた同チームの『Bスペック車』は、今週の日本GPでさらなるバージョンアップが施されるということだ。
マイク・ガスコイン/チーフ・テクニカル・オフィサーによれば前後共にエアロダイナミックスを更新させるということで、悲願の予選『Q2』進出に向け、チームの士気はいっそう高まっている。

その日本GPでは山本左近が日本の観客の前で2度目のホームグランプリを体験することになる。

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O.パニス、A1GPフランスチーム加入へ

元F1ドライバーのオリビエ・パニス(41歳:フランス)が、A1GPフランスチームに加入することがわかった。
Olivier Panis (C)Panasonic Toyota Racing
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フランスチーム代表のジャン・ポール・ドリオット氏は「パニスのような専門知識と豊富な経験を持つビッグネームが参加してくれるのはチームにとってこの上なく心強い」と、大歓迎。
F1でのパニスはリジェ、プロスト、B.A.R、そしてトヨタに属して全158戦に出走、最高位はなんといっても1996年リジェ・無限ホンダでのモナコGP優勝だ。
レース参戦は2004年のF1日本GP以来ということになる。

2006/07年のA1GPフランスチームのドライバーはニコラス・ラピエールとロイク・デュバルでランキング4位。(チャンピオンはドイツチーム)
2007/08年シーズンの開幕戦は今週末オランダのザンドフールトで行われる予定となっている。

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コクピットの安全性向上への動き

英『オートスポーツ』が報じたところによれば、ドライバーの頭部保護を強化するため、F1マシンコクピットの安全性向上に向けて動き出すことが明らかとなった。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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これはオーストラリアGP時に起きたアクシデントで、クルサードのマシンがブルツのマシンを飛び越える形となった際、危うくブルツの頭部を直撃する危険が起きたことで、GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)から改善が進言されていたもの。

その後FIAの技術作業部会等で検討が進められた結果、2008年シーズンに向けてとりあえずその第一歩が踏み出すことになったもの。

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2007/09/26

トヨタ、シーズン終了まで体制発表なしか

フェルナンド・アロンソの去就と共に、ここに来て注目が集まるトヨタ・チームの2008年の体制だが、ドイツの『DPA』通信は「シーズンが終了するまでトヨタの体制発表はないだろう」との見通しを報じている。
Toyota Team Trailer (C)Panasonic Toyota Racing
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同チームではすでに2009年まで契約更新したとされるヤルノ・トゥルーリの残留は確定。
しかし今季で契約が切れるラルフ・シューマッハのほうの去就は依然として不確定のままだ。
これまで現ウィリアムズのテストドライバーである中嶋一貴の抜擢や、現スパイカーF1のエイドリアン・スーティルの移籍など様々な噂が伝えられていた。
(スーティルはトヨタ・エンジン車で全日本F3チャンピオンになっている)

しかしアロンソのマクラーレン離脱の可能性が高まったことで、2008年のドライバー市場はいくつかのチームで不安定な混迷の様相を呈してきているのが実情だ。
ここに来てトヨタにはフェラーリからマッサが移籍という噂も報じられていて予断を許さない。

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S・アグリ 日本GP事前ニュース

Superagurif1_logoLeafield, UK

20007年日本GP プレビュー

インタビュー:佐藤琢磨(カーナンバー22)

Q:琢磨、いよいよ2007年シーズン終盤に突入しましたが、これまでで一番のハイライトシーンを教えてください。

佐藤琢磨/2007 Monaco GP (C)Super Aguri F1
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佐藤琢磨(以下:TS):たくさんの思い出深い出来事があったので、ひとつだけピックアップするのは難しいが、選ぶとしたらバルセロナとモントリオールのふたつだと思う。
初めてのチャンピオンシップポイントを獲得したからというだけではなく、素晴らしいレースだったし、最高のオーバーテイクができたレースだからね。
どちらのレースも最高のチームワークだった。

Q:F1世界選手権第15戦は日本GPですが、ドライバーとして、富士スピードウェイには何を期待しますか?

TS:日本に帰れることもうれしいし、新しく生まれ変わる日本GPにも期待している。
富士スピードウェイは自転車競技をやっていた頃に走ったことがあるけれど、レースでは走ったことがない。
でも、とても有名なサーキットだし、1.5kmのロングストレートの最後はヘビーブレーキングになるので、最高のオーバーテイクのチャンスが期待できる。
他のカテゴリーのレースでも富士のレースはいつもエキサイティングなので、絶対に素晴らしいF1グランプリになると思う。

Q:富士スピードウェイで一番楽しみにしていることは何ですか?

TS:富士スピードウェイは、ぼくの出身の東京にも近いし、サーキットは美しい山々や湖などの自然の景色に囲まれている。
あのあたりにはよくドライブにも出かけたし、自転車競技をやっていた頃は登り坂の多い、いいトレーニングスポットだったので、よくサイクリングにも行った。
山なので天候も変わりやすいが、晴れた日の富士山の景色は最高だよ。

Q:今シーズンの始めに、もし誰かが「SUPER AGURI F1 TEAMはコンストラクターズ・チャンピオンシップ7位で日本GPに向かうことになる」と言ったとしたら、何と答えたと思いますか?

TS:こんな「プレゼント」みたいな結果を想像することはできなかっただろうね!
これを可能にしたのはSUPER AGURI F1 TEAMの努力であると同時に、他のF1チームと素晴らしいレースを戦うことができたおかげだ。
すでに期待以上の結果を出すことができているが、昨年のブラジルの10位という結果の後も、常に上を目指して努力を続けてきた。
今シーズンのスタートはモチベーションも高かったし、目標を達成することができて、本当にうれしく思っている。

Q:日本GPは2009年から鈴鹿サーキットと富士スピードウェイで交互に行われるという発表が最近ありましたが、この件に関してはどう思いますか?

TS:個人的には鈴鹿には特別な思いがあるので、2009年に再び鈴鹿へ戻れると聞いてうれしかった。
でも、ふたつの異なるサーキットで日本のグランプリが開催されるのは、ファンにとっても素晴らしいことだと思う。
日本GPがよりエキサイティングになると思うよ。
F1の新しい時代の幕開けだ。
絶対に成功すると思う。

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FIA会長、「英国政府はGPに出資すべき」

FIAのマックス・モズレー会長が「イギリス政府はグランプリにもっと資金援助をすべき」と、英『デイリー・エキスプレス』紙で主張している。
M.Mosley & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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「イギリス政府は、イギリスGPを助けることができるし、またそうすべきなんだ。
政府は例えばロンドン五輪のために何十億もの資金をつぎ込むようだが、オリンピックなどというものはあって50年に一度という程度のものだ。
それに比べてF1グランプリなら、毎年そのメリットを享受できるではないか。
政府は当然そのことを考慮すべきなんだよ」

ロンドン五輪は2012年に開催予定。
ちなみに前回ロンドンでオリンピックが行われたのは1948年のことで64年前のこと。
そのさらに40年前の1908年にもやはりロンドンで行われている。

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中嶋一貴、ホームグランプリ立ち会えず

実に30年ぶり富士スピードウェイでの日本GP開催ということで、トヨタ・エンジンを搭載するウィリアムズ・チームとしても期待の準ホームグランプリとなるこの週末だが、残念ながらGP2に参戦中である同チームのテストドライバー、中嶋一貴は立ち会うことができない。
中嶋悟 & 一貴 (C)Williams F1
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これは、通常同じサーキットで並催されるGP2シリーズのレースが、今回はスペインのバレンシアで同じ日に行われるためだ。
今週はチームのスポンサー・イベントに出席のため来日している中嶋だが、このためこの後はまたヨーロッパにトンボ帰りすることになる。

その中嶋は現在ランキング5位。
来季はウィリアムズもしくはトヨタでのレースドライバー昇格といううれしい噂も聞かれるが、同チームのロズベルグ、あるいはマクラーレンのハミルトンのようにGP2チャンピオンとなって堂々F1に昇格したいところではある。

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クルサード、マクレー・カラーのヘルメットで

英『ITV』によれば、レッドブル・レーシングのデビッド・クルサードは今週の日本GPで特別カラーリングのヘルメットを着用する方針ということだ。
David Coulthard (C)RedBull Racing
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これは、先にヘリコプター事故で死亡した元WRC世界チャンピオンであるコリン・マクレーを偲ぶため、本来のスコットランド・カラーのものからマクレーが愛用したカラーリングに変更するというもの。

クルサードはさらにこれに他のF1ドライバーにも頼んでサインを書き加え、マクレーの遺族に進呈する計画であることも明らかにしている。

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小林可夢偉、来季トヨタのTドライバーか

ここに来てマッサ(フェラーリ)の移籍も取り沙汰されるなど、2008年のドライバー・ラインナップに注目が集まるトヨタ・チームだが、第3ドライバー&テストドライバーに小林可夢偉が昇格する可能性が出てきた。
小林 可夢偉 (C)Panasonic Toyota Racing
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これは25日(火)都内で行われたトヨタ・チームの会見で、山科忠代表が示唆したもの。
まだレースドライバーが確定していないため正式なアナウンスはないものの、近く正式発表されるかも知れない。

小林可夢偉はTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の育成ドライバーで、現在はF3ユーロシリーズに参戦中。(ランキング5位)
来季は中嶋一貴らと同じくF1登竜門と言われる『GP2シリーズ』への参戦が予定されているということだ。

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2007/09/25

フィジケーラは「とにかくアロンソ待ち」

2008年のドライバー・ラインナップ発表が遅れているルノー・チームだが、今季で契約が切れるジャンカルロ・フィジケーラのマネージャーは「アロンソ待ち状態」であると語っている。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
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これは伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙にエンリコ・ザナリーニ氏が語ったもので、その中で同氏は「とにかく今はアロンソの去就次第だね。
ルノーとはずっと話しをしているんだが、果たしてアロンソがマクラーレンに留まるのかどうか、それによって違ってくるよ。
その上で、果たしてシートに空きがあるのかどうか……」と、いらだちを隠せない。

ただ、例えアロンソがルノーに来ないとしても、同チームではコバライネンの残留、そしてピケ・ジュニアのレースドライバー昇格が噂されていてフィジケーラのポジションは危ういと言われている。

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トヨタ 日本GP事前ニュース

F1第15戦日本GP R.シューマッハーとJ.トゥルーリが新生富士スピードウェイでホームGPに挑む

パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末、富士スピードウェイで行われる日本GPを戦うために、チームの母国へと向かう。
日本で初めてのF1GPが富士スピードウェイで開催されたのは、実に1976年に遡る。
そして30年振りにまたF1GPが開催される。
富士山のすそ野に位置する全長4.563kmのサーキットは、近年、大規模な改修が行われ、世界で最も近代的なサーキットの一つとして生まれ変わった。
しかし、1.475kmという長さを世界に誇るグランドスタンド前のストレートはそのまま残されるなど、サーキットの大きな特徴は維持されている。

エンジニアは、長いストレートでの最高速と、後半の曲がりくねったセクションでのグリップを両立させるために、完璧な妥協点を見出す必要がある。
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、空力及びサスペンションの最新アップグレードが行われた“TF107”で戦うこととなり、多くの熱狂的なトヨタファンが集まることが予想されるホームレースで、好結果を得るべく士気を高め日本GPへと挑む。

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佐藤琢磨、「富士SWは走ったことある!」

いよいよ2007年のF1サーカスは新装なった富士スピードウェイで初開催(旧コースからは30年ぶり)ということになるが、これまで同サーキットは初体験とみられていた『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨は、実は走ったことがあることを明かして驚かせた。
佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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ただし、それはモータースポーツの前に行っていた自転車競技でのことという。
「あのあたりはよくトレーニングにも行ったけれど、晴れた日の富士山の眺めはもう最高だよ!」
(高校時代、佐藤琢磨は自転車競技に傾注、インターハイ優勝等の輝かしい経験を持つ)

とはいえ、鈴鹿育ちの佐藤琢磨にとって、2009年に再び日本GPの舞台が戻ることは大歓迎と顔をほころばせた。

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ルノー代表、「アロンソ迎え入れる用意ある」

今季限りでのマクラーレン・チーム離脱が必至と伝えられるフェルナンド・アロンソ(26歳:スペイン)について、このところフェラーリ移籍のニュースがもっぱらとなっているが、一方先日まで最有力に挙げられていたルノー・チームではフラビオ・ブリアトーレ代表が次のように独『スポルト・アウト』誌で語っている。
F.Alonso & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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「彼ら(アロンソとデニス代表)は上手くやっているとは思うよ。
でもわれわれがフロンソに対してきたものとは、おそらく違う種類のものだ。
われわれの関係はマクラーレンにおいては見あたらないものだろうね。
われわれならもっとうまくやれるということだよ」

また遅れているルノー・チームの2008年体制発表について「確かに予定よりもわれわれのラインナップ決定は少々遅れている。
しかし別に急いでいる訳でもないよ。
マシン開発はすでに来年を見据えているし、ドライバーについてもわれわれのために最良の選択をすべく、慎重に見極めているところなんだ。
われわれは勝ち方を知っているからね」と、語っている。

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デビッドソン(SAF1)、「富士ではスパの二の舞ない」

ベルギーGPのスパフランコルシャンでは期待した新エアロダイナミックスの投入が間に合わず苦戦を強いられたスーパー・アグリだが、今週の富士スピードウェイでは必ず巻き返すと、アンソニー・デビッドソンが自信をみせている。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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「富士SWも長いストレートが特徴の高速コースと言われているけれど、でもそれはスパとは異なる種類のもの。
だから今週の僕らは予選で19-21番手なんていうことはない筈さ。
ここではもっとスーパー・アグリは強い筈だし、そして続く中国やブラジルは去年もうまくいった所だから、きっと今年もそれを再現できると確信しているんだ。
残された3戦での僕たちの使命は、なんとしても現在のコンストラクターズ・ランキング7位を死守することだからね」

皮肉なことにそのランキング7位を争うライバルは『本家』ホンダ・チームということになる。

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元F1ドライバー、爆破事件の被害者に

ロシアの『インターファクス通信』によれば、同国の元F1ドライバーであるセルゲイ・セルゲイ・ツロビン(37歳)が、自動車爆破事件に遭ったことを報じた。

それによれば、ツロビンは自身が所有するメルセデス・ベンツのスポーツカーに乗りイグニッションをオンにしたところ、床下に仕掛けられた爆弾が破裂、自動車は大破したもののツロビンは幸い軽傷を負っただけで済んだという。
モスクワの自動車当局はこれを殺人未遂事件として直ちに調査を始めたということだ。
Minardi Team Image (C)Ex.Minardi S.p.A

セルゲイ・ツロビンは2004年シーズンにミナルディ・チームでテストドライバーとしてF1をドライブ。
グランプリに出走した経験はないもののロシアのライセンス取得者としては唯一のF1ドライバーということになる。
(ロシアのガスプロム社の支援を受けていた)

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マッサ、すでにトヨタと交渉中の噂

最新の注目すべきパドック・ニュースは、アロンソが来季フェラーリに移籍、フェラーリからはマッサがトヨタに移籍、ラルフが放出されるという仰天のものだが、それを裏付けるかのように、すでにフェリッペ・マッサがトヨタと交渉をスタートさせているとの噂がイギリス国内で流れている。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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知られているようにマッサのマネージメントはジャン・トッド代表の子息であるニコラス・トッド氏が行っているため、もしトッド代表がフェラーリ・チームから離れることがあれば、この動きをさらに強く後押しすることになるかも知れない。

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2007/09/24

ハミルトン、「鈴鹿で走れないのは残念」

いよいよ今週に迫った新富士スピードウェイでの初開催となる日本GPだが、目下今シーズンのチャンピオンシップをリードするマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンは、鈴鹿で走れないことを少々惜しんでいるようだ。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「鈴鹿サーキットのコースがF1にとってとてもエキサイティングなものだというのは何人もの人から聞いていたからね。
その意味では鈴鹿の日本GPに出場できなかったことはちょっと残念だよ。
でも富士スピードウェイはとてもストレートが長くオーバーテイクのチャンスも期待されているというから別の意味で楽しみにしているんだ。
もちろんコースの詳細についてはまだわからないけれど、それはみんな同じ船に乗っている訳だから同じ条件というものだよ。
日本の僕の大好きな国の一つだし、日本のファンはとても熱い応援をしてくれるところだから、もしもその前で勝てたならそれは最高だろうね」

なお、2009年の日本GPは再び鈴鹿にその舞台が戻ることになっている。

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スパイカーF1、2008年は大きな変革なし

スパイカー・カーズからマルヤ&モル両氏の共同コンソーシアムへの売却が確定的となった『スパイカーF1』チームだが、「2008年シーズンは大きな変革はない」としている。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
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これは同チームのコリン・コルズ代表が語ったもので、同氏によれば「われわれはいま風洞設備を活用し大きなマシン改良に取り組んでいるところだ。
こうした仕事とチームのスタッフとは、たとえチームの母体に変更があったとしても継続されるべきもの。
したがって2008年にチームに大きな変革が行われるとは考えていないよ」とのことだ。

同チームが投入した『Bスペック車』は間違いなくその戦闘力をアップさせていて、いまチームのモチベーションは確実に高まっている。
なお新オーナーとの売却交渉は9月28日(金)までに完了し、最終的な決定は翌29日(土)にスパイカー・カーズ社の株主による投票を行って決定される見通しになっている。

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フェラーリ、ドライバーズ・タイトル焦点に

マクラーレン・チームがFIA世界モータースポーツ評議会が下した処分を受け入れたことにより2007年のコンストラクターズ・チャンピオンに輝いたフェラーリ・チームは、次の焦点をドライバーズ・タイトルの獲得に合わせたことをステートメントで示した。
Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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「マクラーレン・チームが国際スポーツ法典151cの違反に関する処分を受け入れたことで、われわれフェラーリは残されたシーズン最後の3戦に関し、同じくドライバーズ・チャンピオンシップを獲得すべく全ての努力を投入する」

現在ランキング首位のハミルトン(マクラーレン)の97ポイントとはチームメイトのアロンソが2ポイント差、フェラーリではライコネンが13ポイント差、同じくマッサは20ポイント差。
こちらの戦いは決して楽観できる情勢ではない。

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2007/09/23

スーティル、「スパイカーF1離脱の可能性も」

今年もチーム売却となってしまった『スパイカーF1』チームだが、唯一エイドリアン・スーティルについては来季のシートが確実とみられている。
Adrian Sutil (C)Spyker F1
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しかしながら、当のスーティルは「ドライバーの選択権はもちろんチームのほうにあるけれど、でも僕が他のチームを選ぶ可能性だってあるんだ。
名前は明かせないけれど、現にこれまで3つのチームと話しをしているしね。
肝心なのはスパイカーF1自身の戦闘力アップであって、もしも来季トップ10に入れるようなら僕はコリン(コルズ代表)と最優先で話しをしなくっちゃならないけどね」と、語っている。

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スピードもモントーヤに続きNASCARの道へ

今季途中で『スクーデリア・トロ・ロッソ』のシートを失ったスコット・スピード(24歳:アメリカ)が、来月行われる米ARCAのレースに出場することがわかった。

チームは引き続きレッドブルの支援を受けるエディ・シャープレーシングで、初戦は10月5日(金)のタラデガ戦になる。
Scott Speed (C)RedBull Racing
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ARCAはNASCARのメインシリーズである『ネクステル・カップ・シリーズ』と同タイプの車両を使うストックカー・シリーズで、今回のタラデガのようにNASCARのレースと併催されることが多い。
NASCARシリーズへの登龍門に位置づけられていて、これは昨年のファン・モントーヤの辿った道筋とちょうど同じものということになる。

「僕にとってまったく異なるカテゴリーのマシンになるけれど、もう心の準備はバッチリできているよ」と、スピードは母国での新たなチャレンジに意欲をみせた。

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ハイドフェルド、「勝てないうちは引退できない」

2007年シーズン、著しく戦闘力を上げた『BMWザウバーF1』チームにあって、来季も走ることが決まっているニック・ハイドフェルド(30歳:ドイツ)は、フランクフルトで開かれている国際モーターショーで会見、「グランプリに勝利するまでは引退できない」と、初勝利に向けて意欲をみせた。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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「あと2年間はBMWザウバー・チームで走ることになっているけれど、なんとかその間に優勝したいと思っているんだ。
このチームでならそれは可能だと思っているし、とにかくこうしてF1レースを戦っている以上、一度は優勝しなくっちゃ引退なんかできないというものさ。
僕自身はまだ7-8年は現役で走り続けるつもりでいるけれどね」

これまで予選1位はあるものの、決勝レースでの最高位は2位止まり。(ウィリアムズで2回、BMWザウバーで1回)
ちなみにハイドフェルドがあと8年走り続けると、昨年引退したミハエル・シューマッハをも凌ぐことになる。

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再びトッド代表(フェラーリ)に辞任の噂

再三本人が否定を重ねるジャン・トッド/フェラーリ代表辞任の噂だが、ここに来て再びイタリア国内でささやかれ初めている。
Ferrari Team Allstar (C)Ferrari S.p.A
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というのも、今回マクラーレンがFIA世界モータースポーツ評議会からの処分を最終的に受け入れたことで、フェラーリの2007年コンストラクターズ・タイトル獲得が確定、これを花道にという見方からだ。

しかしながら例によりトッド代表は、「私のフォーミュラワンに対するモチベーションはまったく失われていないし、まだやるべきことがある。
辞めるなんてまったく考えていないよ」と、意に介していない様子だ。

1950年の現代F1グランプリのスタート時から参戦を続ける名門チームであるフェラーリは、今回のチャンピオン獲得で通算15回目の王者に。
これはもちろん全チーム中最多になるもので、2位ウィリアムズの9回を大きく引き離すものだ。
(以下マクラーレン8回、ロータス7回)

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2007/09/22

モントーヤ、「アロンソに同情する」

元F1ドライバーで、現在は米NASCARシリーズで活躍するファン・モントーヤが、フェルナンド・アロンソが現在置かれた状況に「同情するよ」と、英『BBCスポーツ』に語っている。
Juan Montoya (C)McLaren Group
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「デニスは、そもそもハミルトンのキャリアすべてに対してお金を支払ったんだよ。
だから彼がアロンソよりハミルトンのほうに勝利して欲しいと思うのは当然のことなんだ。
だってハミルトンはデニスにとって自分の子供のようなものだからね。
一方アロンソは現役のF1チャンピオン。
もちろん彼はチームでもそれに見合う扱いを受けられると思っていただろう。
でもマクラーレンではデニスがアロンソよりハミルトンを愛しているとわかってとてもショックを受けたんだ。
そういう状況は厳しいよ。
だから僕と僕の妻はいまアロンソに同情しているんだ」

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マクラーレン上告せず フェラーリのタイトル確定

いわゆる『スパイ疑惑事件』でFIAの世界モータースポーツ評議会からペナルティを受けたマクラーレン・チームは、21日午後5時に迫った上告期限を前にこの件について控訴しないことを決定、FIAに通知した。
これにより2007年シーズンのコンストラクターズ・チャンピオンはフェラーリが獲得することが確定することとなった。
McLaren MP4-22 Nose (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームはこの声明の中で、フェラーリの技術情報がチーム内にもたらせられたことは認めたものの、それが不正にマクラーレンのマシンに流用されたことはないとあらためて主張している。
ただ、ロン・デニス代表は同社の株主やパートナーらとも相談した結果、F1というスポーツをこれ以上混乱させないため、今回の処分を甘んじて受け入れることにしたとしている。

マクラーレンは今回の処分で今季の全コンストラクターズ・ポイント剥奪、そして1億ドル(約115億円)の罰金という重い処分を受けていた。

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スパイカーF1の売却が実現へ

『スパイカーF1』の親会社であるスパイカー・カーズは、かねて売却交渉を行ってきたインド実業家ヴィジャイ・マルヤ氏とミッシェル・モル氏との共同コンソーシアム(国際借款団)に対し、ゴーサインを出すことになったことを明らかにした。
最終的には、9月29日(土)に同社の株主による投票を行って決定することになる。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
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スパイカー・カーズのハンス・フーヘンホルツCEOは、「先のベルギーGPではマシンのポテンシャルが大幅に上がったことを考えると、いまこうした決断をしなくてはならないのは残念なことだ。
しかし、われわれスパイカー・カーズにとって、F1へのあまりに巨額な資金投入は本業(自動車メーカー)事業継続に支障を起こしかねないものになっていた。
われわれは自社の投資家、社員、そして取り引きのある顧客やディーラーなどすべてを守るために、こうした道を選ぶこととした」と、苦渋の胸の内を語っている。

元々は1991年発足のジョーダン・チーム(通算4勝)。
しかし2006年にはミッドランド、2006年にはスパイカー、そして2008年再びその名称をあわただしく変えることになる。

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アロンソ、フェラーリ移籍?

フェルナンド・アロンソがマクラーレン・チームを離れる場合の移籍先として有力とみられているのがルノー・チームだが、『GrandPrix』が興味深い見方をして注目されている。
F.Alonso & M.Schumacher (C)Renault F1 UK
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それは、アロンソをマクラーレン最大のライバルであるフェラーリ・チームが獲得、来季キミ・ライコネンのチームメイトとして迎えるというもの。
その場合、跳ね馬のシートを失うことになるフェリッペ・マッサについては、なんとラルフ・シューマッハの後任としてトヨタ・チームに移籍することになるという。

驚く分析ではあるが、いずれも資金潤沢なチーム間の移籍であり、不可能ではないようだ。
なおこの場合「タイトル争いから遠のく」という意味で不利になると思われるのはマッサだが、マッサのマネージメントはフェラーリのジャン・トッド代表の子息ニコラス氏が担当しているという事実は重要なポイントになるだろう。

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2007/09/21

トヨタ ヘレス合同テストの模様(9/20)

ヘレス合同テスト終了 アジア2連戦へ向け準備を完了
最終日はJ.トゥルーリが多くのデータを収集し3日間のテストを締め括り“富士”へ

パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペインのヘレス・サーキットで3日間に渡って行われていたF1合同テストを終了した。
F1がアジアでの2連戦となる第15戦日本GPと第16戦中国GPのために東へと向かう前の最後のテストは、フランク・モンタニーが担当した火曜日の初日を、2日目はラルフ・シューマッハー、そして、最終日はヤルノ・トゥルーリが引き継いだ。

最終日も暖かく、好天に恵まれ、ヤルノ・トゥルーリは特に、空力的な面と機械的なセットアップに集中し、多くの作業をこなした。
午前中はパッケージの微調整において良い進化を遂げることができたが、午後のセッションが始まった直後は強風に見舞われ、セットアップ作業は若干制限されることとなった。
3日間のテストを終了し、チームは来週に控える日本GPの公式練習が始まるまで、今回のテストで得られたデータを分析し、“富士”でのホームレースへと準備を整える。

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クルサード(レッドブル)、浅草を激走

次戦富士スピードウェイでの日本GPを前に、来日したレッドブル・レーシングのデビッド・クルサードが浅草・浅草寺境内を『RB2』で爆走した。
David Coulthard (C)RedBull Racing
拡大します
これは同チームが「Red Bull Racing ENERGY PARADE」と銘打って行ったデモンストレーション・イベントで、レッドブルの本拠であるオーストリアのウィーン市と浅草のある台東区とが姉妹都市であること、そして今年が台東区の発足60周年であることから実現したという。

雷門前にまずF1マシンが台車に乗って登場するとたちまち観客が集中。
クルサードは木遣りや、芸者衆などと共に「お練り」を終え、1万人と言われる大観衆の中、今度は浅草寺境内に設けられた特設広場で特別走行もF1サウンドを轟かせた。
さらにチームスタッフはタイヤ交換などのデモンストレーションも行っている。

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ロドリゲス、持ち込み資金は1,500万ドル?

『スパイカーF1』チームでこの冬の開発テストドライバーとして指名されたロルダン・ロドリゲス(22歳:スペイン)だが、関係者によるとその持ち込み資金はなんと1,500万ドル(約17億円)という巨額のもので、これには2008年のレースドライバーとしての含みもあるということのようだ。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
拡大します
F1登竜門と言われるGP2シリーズの現役ドライバーとはいえ、2007年のランキングはこれまのところ15位。
F1経験も先に行われたシルバーストーンの50キロ未満だけというドライバーが、ほんとうに2008年のレースドライバー候補とは言い難く、スパイカーF1得意とされる資金目当てのテストドライバー起用という見方は避けられない。

なお今季スパイカーF1では登録されたテストドライバーだけでもエイドリアン・バレス、ギド・ヴァン・デル・ガルデ、ファイルーズ・ファウジー、マーカス・ヴィンケルホックと4人を数えたが、このうちスーパーライセンスを発給されたのはヴィンケルホックだけ。
そしてシーズン終盤にレースドライバーとして起用されたのは、意外や日本の山本左近という番狂わせぶりだった。

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ホンダの新ウィング、評価はまちまち

次戦に迫ったホームの日本GPを前に、ホンダ・チームは新しいフロントウィングをテストでトライするなど意欲的な改良を試みているが、ドライバーの評価はまちまちのようだ。
Honda『RA107』 (C)Honda Racing
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まずこれを試したルーベンス・バリチェッロのほうは好意的な感想を語ったものの、次ぎにトライしたバトンはいまいち?
数周で元のエアロダイナミックスに戻して走行するなど、いい手応えは感じられなかったようだ。

またそうした一方で、ホンダがスーパー・アグリに対して新エアロの導入を妨げたのでは、というショッキングな噂がイギリス国内で報じられている。
スーパー・アグリは本来ベルギーGPの際に新開発のリヤウィングを試す筈だったものの、直前にこれをキャンセル。
今週行われたヘレス合同テストに参加予定もなかったことから、日本GPではぶっつけ本番でのトライとなりそうだ。
ただしチーム側はもちろんこうした噂について否定している。

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デニス代表、「アロンソと口聞いてない」

マクラーレン・チームのロン・デニス代表は、公式には同チームのドライバーと依然良好な関係にあるとの立場を崩していないが、このほど明らかとなった世界モータースポーツ評議会の議事録から、ハンガリーGP以来アロンソとは口も聞いていない状況であることがわかった。
F.Alonso & R.Dennis (C)McLaren Group
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また同代表は、13日に行われた公聴会に二人のドライバーに出席を指示したものの、実際にパリに赴いたのはハミルトンただ一人で、アロンソはこれを拒否したことも明らかとなった。

同代表はその背景として、マクラーレン・チームがその一貫したポリシーとして両ドライバーを平等に扱うことに対し、アロンソは自身の世界チャンピオンとしての立場が尊重されていないという不満があったとしている。

しかしこうしたことが公になることで、アロンソの同チーム残留はさらにその可能性が減少したものと理解されている。
とはいえ現実的には、古巣ルノーしか受け入れられるチームはなさそうだ。

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ブリヂストン、2008年も同じやり方で

ブリヂストン・モータースポーツのキース・ファン・デ・グリント/オペレーション・マネージャーは、2008年のF1タイヤ供給について「今シーズンと大きな変化はないだろう」との見通しを英『オートスポーツ』の取材に語った。
Tyre Image (C)Redbull Racing
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ブリヂストンは今季全17戦のためにトータル4種類のタイヤを用意。
各グランプリ毎にそのうちの2種類を選択して供給する体制を取った。
一部チームからは「タイヤ間の違いが少ないのでは」、との声も聞かれるが、同氏は逆にこれは「用意したタイヤがそれぞれ良く機能した結果」、と受け止めている。
2005年のインディアナポリスでのミシュランタイヤの例もあり、タイヤにまず要求される最優先の課題は安全性の確保という考え方に立つからだ。

またレース毎のソフトタイヤとハードタイヤとの違いも、トレッド面にあらかじめ白線をペイントすることでテレビ画面からも容易に見分けがつくようになり、すこぶる評判はいい。
こうしたことからブリヂストンでは、来シーズンもほぼ同じやり方でタイヤ供給を続ける方針とみられる。

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スパイカー、ロドリゲスをテストドライバーに

20日(木)、『スパイカーF1』チームはこの冬のマシン開発のためのテストドライバーとして、ロルダン・ロドリゲス(22歳:スペイン)と契約したことを発表した。
Roldan Rodriguez (C)Spyker F1

ロドリゲスは現在GP2シリーズに参戦中の若手で、先週シルバーストーン・サーキットにおけるテストに参加し、高い評価を受けたということだ。
(50キロ未満のプライベート・シェイクダウンテスト)

ロドリゲスは「わずかな距離だったけれど、テストはF1マシンというものを経験する上でとてもいい機会になった。
今回正式なテストドライバーのポジションに就くことにより、チームのため、また自分自身のためにも大きな財産が得られるものと確信している」と、意欲をみせた。

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ヘレステスト最終日、再びマクラーレン最速(9/20)

McLaren MP4-22 Front Wing (C)McLaren Group
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James Rossiter (C)Super Aguri F120日(木)ヘレス合同テストは3日目、そして今回の最終日を迎えた。
この日もトップタイムを記録したのはマクラーレンのデ・ラ・ロサだったが、前日のものよりは0.35秒ほど遅いものだった。

またホンダはこの日午前まではバトンが走行したが、午後のセッションは現スーパー・アグリのテストドライバーであるジェームス・ロシターがひさびさに『RA107』のステアリングを握ってテストを行った。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'19.267 70 MP4-22
2 L.バドエル ITA Ferrari 1'19.656 68 F2007
3 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'20.067 42 RB3
4 N.ハイドフェルド GER BMW Sauber 1'20.184 94 F1.07
5 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'20.655 120 R27
6 J.バトン GBR Honda 1'20.831 66 RA107
7 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'21.321 77 TF107
8 S.ベッテル GER Toro Rosso Ferrari 1'21.626 82 STR2
9 J.ロシター GBR Honda 1'21.663 39 RA107
10 N.ロズベルグ GER Williams Toyota 1'22.148 57 FW29

   * 2006 オフテスト:1'18.634 L.ハミルトン McLaren Mercedes MP4/21 (12/07)
   * 2007 TestTime : 1'19.267 P.デ・ラ・ロサ McLaren Mercedes MP4/22 (9/19)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2007/09/20

トヨタ ヘレス合同テストの模様(9/19)

ヘレス合同テスト2日目 R.シューマッハーがテストを継続
テスト最終日となる明日はJ.トゥルーリが“富士”での日本GPへ向け最後の仕上げ

パナソニック・トヨタ・レーシングは、シーズンを締め括る日本・中国・ブラジルの遠征3連戦へ向け、3日間に渡ってF1ヘレス合同テストに参加している。合同テスト2日目は、昨日テストを行ったフランク・モンタニーから、ラルフ・シューマッハーがテストを引き継ぎ、改修された富士スピードウェイで開催される日本GPへ向けた準備作業を継続した。
ラルフ・シューマッハーは異なるセットアップを試み、若干の機械的なトラブルによる中断があったにもかかわらず、79周を走破した。
テスト最終日となる明日は、ヤルノ・トゥルーリがテストを担当し、日本へと旅立つ前に、最終的な“TF107”の仕様を決定することに集中する。

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ポルシェ、再びF1参戦を否定

これまでもしばしばF1参戦の噂が立てられるスポーツカーの名門ポルシェだが、同社でモータースポーツ部門を率いるヘルムート・クリステン氏はあらためてその意図のないことを明らかにした。

「この件に対するわれわれの質問はただ一つだけ。
F1参戦に必要となる資金の投入は、他のプロジェクトに対してそれに釣り合う見返りがありますか? ということだけだ」
Porsche Michelin Supercup Race (C)Michelin Motorsport
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ポルシェはこのほどニューヨークのラグジュアリー研究所により「最も有名な自動車ブランド」に挙げられたばかり。
近年では1980年代のターボ・エンジンによるマクラーレンとのジョイントによる活躍(25勝)が記憶に新しいが、自らの参戦でも1962年のフランスGP(ルーアン)で、ダン・ガーニーの手により優勝を記録している。
なお1991年のアロウズを最後にF1からは遠ざかったままだ。

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ハミルトンの弁護士、「F1最悪の事態免れた」

マクラーレン・チームに対するコンストラクターズ・ポイントの剥奪と罰金という処分が行われた『スパイ疑惑事件』だが、ここに来てFIA会長らからも「マクラーレン・ドライバーと共に2年間チャンピオンシップからの除外があり得た」との見解が相次いで示されている。

これについてチャンピオンシップ・リーダーであるルイス・ハミルトンのマーク・フィリップス弁護士は、「そうなっていたらF1は破滅的な事態になっていた」と、あらためてこうした動きを牽制している。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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「もしもほんとうにマクラーレンというチームを2年間除外したとしたら、フォーミュラワンというスポーツは壊滅的な災難を迎えていたに違いない。
世界中のF1ファンはこのスポーツに失望し、それはフェラーリにとってさえ深刻な災難になった筈なのだから。
たとえそうしてフェラーリが栄冠を手にしたとしても、それは2005年のインディアナポリス(ミシュラン勢欠場でのフェラーリ勝利)同様、陽炎のようなものでしかないだろうし、もしライコネンがドライバーズ・タイトルを獲得したとしてもその価値は疑われてしまうだろう。
ましてやマッサがタイトル獲得したとしたら、それは自分自身でさえ欺かれたと感じるのではないか」

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ライコネン、「アロンソの行為当然」

ベルギーGP決勝レースのスタート直後にマクラーレン・チームのハミルトンが僚友アロンソから幅寄せされたことについて、ライバル・フェラーリのキミ・ライコネンは「当然の行為」と、これを支持する姿勢をみせている。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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「僕はこれを後からテレビで見たけれどね、アロンソが悪いことをしたとは考えてないよ。
だってあそこはランオフエリアが十分に確保されていて、別にハミルトンが危ない目に遭った訳じゃないだろう。
シーズンの残りを考えると、いまこのレースがどれだけ重要なものであるかは誰もが知っている。それだけ難しいレースだったということなんだ。
今回僕には何も起こらなかったけれど、この後のレースでは僕に限らず細心の注意を払わなければならないんだよ」

かつてF1では、チームメイトどうしの衝突によりタイトルが決まった事例すらある。

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ブリヂストンもインドGP開催に強い関心

かねて噂になっていたインドGPは、いまのところニューデリーの新設サーキットにおいて2010年からの開催というのが有力だが、一説では2009年にムンバイでの市街地特設コースという噂も消えていない。
Tyre Image (C)Redbull Racing
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これらについてブリヂストン・モータースポーツのキース・ファン・デ・グリント/オペレーション・マネージャーは「われわれとしては一刻も早く開催場所が確定されることを願っている。
もしもそれがパーマネント・サーキットで行われるのであれば、トラック表面の状態とコーナースピードが重要なポイントになるし、もし公道で行われるのというのであれば、相当滑りやすいことが考えられるのでコンパウンドははるかに柔らかいものになる。
いずれにしてもインドは生産車タイヤ市場においても重要な所なので、われわれとしては万全を期すつもりでいる」と、その意気込みを強調している。

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ヘレステスト2日目、マクラーレンが最速(9/19)

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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19日(水)ヘレス合同テストは2日目を迎えた。
この日もスーパー・アグリとスパイカーを除く9チームが参加。
引き続き晴れ、ドライ・コンディションで気温は30度にまで達した。

トロ・ロッソだけがリウッツィとベッテルが1台のマシンをシェア。
ルノーのピケ・ジュニアは午前と午後それぞれ1度ずつコースアウトして赤旗中断の原因に。
もう1回の赤旗はリウッツィで、リヤホイールを失うというトラブルだったが、幸いクラッシュすることなく逃れている。
結局マクラーレンのデ・ラ・ロサが前日より1秒以上短縮する1'19.267という最速タイムを記録した。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'19.267 70 MP4-22
2 M.ウェバー AUS RedBull Renault 1'19.947 103 RB3
3 L.バドエル ITA Ferrari 1'20.249 69 F2007
4 N.ハイドフェルド GER BMW Sauber 1'20.318 103 F1.07
5 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Ferrari 1'20.318 47 STR2
6 J.バトン GBR Honda 1'20.624 74 RA107
7 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'20.804 111 R27
8 R.シューマッハ GER Toyota 1'21.101 76 TF107
9 N.ロズベルグ GER Williams Toyota 1'21.608 31 FW29
10 S.ベッテル GER Toro Rosso Ferrari 1'21.863 10 STR2

   * 2006 オフテスト:1'18.634 L.ハミルトン McLaren Mercedes MP4/21 (12/07)
   * 2007 TestTime : 1'19.670 L.ハミルトン McLaren Mercedes MP4/22 (7/25)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2007/09/19

ピケ・ジュニア(ルノー)ひたすら2008年を視野に

18日(火)から始まったヘレス合同テストは、多くのチームが次戦日本GPを含めたラスト3戦に焦点を絞ってプログラムを行っているが、ルノー・チームのピケ・ジュニアは今回も2008年レギュレーションに合わせてセットアップされた『R27-06』で独自プログラムのテストを行った。
Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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「中国GPを想定したエアロダイナミックスとブレーキシステムのテストもやったけれど、このマシンは2008年の規則に合致させたドライバー・アシストなしのソフトウェアになっているんだ。
でも特に不自由なくドライブできたし、ペースも決して悪くなかったので楽しい一日になったと満足しているよ。
もちろんチームのためにいい準備ができたと自負している」

この日トータル63ラップを周回したピケ・ジュニアのベストタイムは1'22.009というもので、これは全9台中の6番手になるものだった。

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マクラーレン、ハンガリーGPの控訴取り下げ

8月に行われたハンガリーGPの際、マクラーレン・チームに対して下された当該レースのコンストラクターズ・ポイント剥奪の件で、FIAは今日19日(水)国際控訴審を開く予定としていたが、直前になって同チームがこれを取り下げたことを明らかにした。
McLaren MP4-22 Front Wing (C)McLaren Group
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これは公式予選での最終ピリオドの際、同チームのアロンソが不可解な行動でハミルトンのアタックを妨害したというもの。
マクラーレン・チームはこれにより翌日の決勝レースで得た15ポイント(ハミルトン1位:アロンソ4位)のコンストラクターズ・ポイントを得られなかったため、国際控訴審に控訴していた。

同チームではその後『スパイ疑惑事件』での処分で今季獲得した全コンストラクターズ・ポイントを剥奪されていて、事実上控訴の意味はなくなっていた。

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トヨタ ヘレス合同テストの模様(9/18)

F1ヘレス合同テストに参加 シーズン終盤戦へ向け仕上げ
初日はF.モンタニーがテストを担当。明日はR.シューマッハーが改善を継続

パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペインのヘレス・サーキットでのF1合同テストに3日間の予定で参加。
初日はフランク・モンタニーが担当した。
今回のテストは、日本、中国、ブラジルと続くシーズン終盤の3戦へ向けて仕上げを行う最後の機会となり、特に重要である。

次戦日本GPは1977年以来の開催となり、改修された富士スピードウェイで行われる。
そのため、テスト初日は日本GPへ向けた準備として、空力とメカニカルなセットアップ作業に集中した。
チームは富士スピードウェイのための新たな空力パッケージを持ち込み、フランク・モンタニーはその改良作業を行った。
明日のテスト2日目は、フランク・モンタニーに代わってラルフ・シューマッハーが担当。
最終日の木曜日はヤルノ・トゥルーリがテストを締め括る予定。

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ホンダ、新設計ウィングをテスト

18日(火)からスタートしたヘレス合同テストで、ルーベンス・バリチェッロの手により参加したホンダ・チームは新しいフロントウィングをトライした。
Honda『RA107』Front Wing (C)Honda Racing

これは、すでにマクラーレン・チームなどが導入しているブリッジタイプのもので、今回のテストでその有効性が認められれば次戦ホームとなる日本GPで実戦投入される可能性があるという。

なおこの日のホンダ・チームはベストタイム1'22.020でトップのBMWザウバーからは1.414秒遅れ、9台走行した中の7番手だった。

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A.プロスト氏、「タイトル争いは心理戦に」

元4回のF1チャンピオンであるアラン・プロスト氏(52歳:フランス)は、いよいよ大詰めを迎えた今年のタイトル争いについて、「ドライビング能力よりも心理戦になった」との見方を英『ガーディアン』紙で示した。
A.Senna & A.Prost (C)Honda Racing
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「いまのアロンソとハミルトンの関係は、僕が1984年にマクラーレンに加入した時の状況に似ているね。
チームにはすでに偉大なニキ・ラウダがいて、そして若い僕は速くて前途有望なドライバーだったんだ。
ただ今と異なる点といえば、ラウダがすでに2シーズンこのチームにいたのに対し、アロンソは最初のシーズンということ。
そして僕はラウダとの争いの後、今度はアイルトン・セナと同じような厳しいシーズンを1988・89年と過ごした。
ロン・デニスは常に公正な男であろうとしているけれど、ドライバー自身がどう思うかは別だ。
ハミルトンはイギリス人であるのに対しアロンソはそうではない。
アロンソが抱えている問題は、自分が優遇されていないと感じることにあるんだ。
こうした心理上の戦い、それが残されたタイトル争いの80%を占める要素になることだろうね」

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2008年修正F1カレンダー(9/18)

18日(火)、FIAは去る7月27日に発表した2008年のF1カレンダーを修正したことを明らかにした。
変更されたのは9月のイタリアGPとベルギーGPが入れ替わったこと。
同様に10月の中国GPと日本GPもその日程を入れ替えている。

他は前回発表の通り。
アメリカが消滅する一方、新たにバレンシア、そしてシンガポールが加わるなど全18戦。
シーズンは今シーズン全32週から34週へと拡大される。

【2008年修正F1カレンダー】(9/18)

No. 日程 グランプリ 開催地(推定)
1 03月16日 オーストラリアGP メルボルン
2 03月23日 マレーシアGP セパン
3 04月06日 バーレーンGP バーレーン
4 04月27日 スペインGP バルセロナ
5 05月11日 トルコGP イスタンブール
6 05月25日 モナコGP モンテカルロ
7 06月08日 カナダGP モントリオール *
8 06月22日 フランスGP マニクール?
9 07月06日 イギリスGP シルバーストーン
10 07月20日 ドイツGP ホッケンハイム
11 08月03日 ハンガリーGP ハンガロリンク
12 08月24日 ヨーロッパGP バレンシア **
13 09月14日 ベルギーGP スパフランコルシャン
14 09月07日 イタリアGP モンツァ
15 09月28日 シンガポールGP シンガポール **
16 10月19日 日本GP 富士
17 10月12日 中国GP 上海
18 11月02日 ブラジルGP インテルラゴス

* 暫定
** サーキットの承認が必要

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ヘレステスト開始、T.グロック(BMW)最速(9/18)

ベルギーGPを終えたばかりのF1サーカスは、スペインのヘレス・サーキットを舞台に次戦日本GPに向けた合同テストを開始した。
参加したのは全9チームで、共に資金難が伝えられるスーパー・アグリとスパイカーの2チームは不参加となっている。
Timo Glock (C)BMW Sauber F1 Team
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最速タイムを記録したのはベッテル移籍を受けた新たにBMWザウバーのテストドライバーに就いたティモ・グロックで、現在中嶋一貴らも参戦するGP2シリーズでランキング首位の貫禄をみせた。

ルノーのピケは今回も2008年仕様のドライバー補助なしのもの。
またバドエルのフェラーリも2008年仕様のエレクトロニクス装着車とみられる。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note
1 T.グロック GER BMW Sauber 1'20.606 71 F1.07
2 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Ferrari 1'21.280 90 STR2
3 S.ブエミ AUS RedBull Renault 1'21.309 59 RB3
4 F.モンタニー FRA Toyota 1'21.555 72 TF107
5 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'21.651 46 MP4-22
6 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'22.009 63 R27
7 R.バリチェッロ BRA Honda 1'22.020 79 RA107
8 中嶋 一貴 JPN Williams Toyota 1'23.177 87 FW29
9 L.バドエル ITA Ferrari 1'23.432 36 F2007

   * 2006 オフテスト:1'18.634 L.ハミルトン McLaren Mercedes MP4/21 (12/07)
   * 2007 TestTime : 1'19.670 L.ハミルトン McLaren Mercedes MP4/22 (7/25)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2007/09/18

レッドブルはアロンソ加入の噂否定

今季限りでマクラーレン・チーム離脱が噂されるフェルナンド・アロンソについて、ここに来てレッドブル・レーシングの名前が挙げられたが、同グループを率いるディートリッヒ・マテシス/オーナーは直ちにこれを否定している。

「われわれのポリシーはすべてクリアであるということ。
もしわれわれがすでに契約を終えたなら、われわれはそれに忠実であるだろうということだ」と、この大金持ちはオーストリアの通信社『AFP』に語っている。
(同チームはすでに来シーズンも今年と同じ『クルサード&ウェバー体制』でいくことをイギリスGP時に発表している)
Redbull『Energy Station』 (C)RedBull Racing
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そもそもは、ベルギーGPの会場でアロンソがレッドブルの豪華モーターホーム『エネルギー・ステーション』に入ったのが目撃されたことから噂が立てられたものだが、同チームではこれはただ「クリスチャン・ホーナー/スポーティング・ディレクターと世間話をしただけ」とのことで、にべもない。

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アロンソの「あめ玉戦術」、メディアから批判

ベルギーGP決勝レースではスタート直後チームメイトを押し出すようなフェルナンド・アロンソの行為に非難の声も聞かれたが、イギリスのタブロイド紙『サン』はさらにアロンソが計画したとされる「あめ玉戦術」を非難の槍玉に挙げている。
McLaren Team Pitin (C)McLaren Group
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それによればアロンソは、「ハミルトンへのものより自分に対していい仕事をした場合、すべてのレース毎に、一人あたり1,300ドル(約15万円)のボーナスを個人的に支給する」と、15人のメカニックに持ち掛けたというもの。

しかしこれを聞いたマクラーレン・チームのロン・デニス代表は、「チーム内の士気に不協和音をもたらす」として直ちにこれを禁じたということだ。

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モズレー会長、「ドライバー無罪は不本意」

FIAのマックス・モズレー会長は、頻回の世界モータースポーツ評議会による『スパイ疑惑事件』の処分がチームだけに留まったことに対し英『BBCスポーツ』で不快感を示した。
Max Mosley (C)Renault F1 UK
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「チームが不正を働いてチャンピオンシップを戦っていたのだから、そのドライバーが他のドライバーに対してアドバンテージを持っていたことは間違いないことだろう。
どれだけ不公平な優位を得ていたのかわからないというものだよ。
だから、今シーズンのタイトルをマクラーレンのドライバーが獲得するというのは私には受け入れがたいこと。
チャンピオンシップの価値が傷つけられるというものだよ。
ただ、ハミルトンについては自身何も知らずにいた訳だからアロンソとは状況が違うと思うがね」

今回のベルギーGPの結果、そのハミルトンはアロンソにわずか2ポイント差にまで詰め寄られる状況になっている。

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トッド代表、「まだタイトル獲得意識ない」

マクラーレン・チームの今季コンストラクターズ・ポイントが全剥奪されたことにより、2番手のBMWザウバー(90ポイント)に対し倍近い161ポイントの獲得で今シーズンのコンストラクターズ・タイトルを確定させたフェラーリ・チームだが、ジャン・トッド代表はそれでもなお慎重な姿勢を崩していない。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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「周囲はもうこれで今年のタイトルが決定したと言うが、しかし私はまだそれを受け入れる準備が出来ていないよ。
なぜなら、マクラーレンにはまだ国際控訴審へ上告するという権利を持っているのだからね。
万一の場合、彼らのポイントが復活する可能性だってあるのだから、われわれとしてはそれをも考慮に入れておかなければならないというものだ」

現在のところロン・デニス代表は控訴しない方向とみられているが、それでもトッド氏は「もし彼らが控訴したら、今回救われたドライバーの立場だってどうなるかわからないよ」と、鋭く牽制している。

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再び高まるアロンソ・ルノー復帰の噂

マクラーレン&ルノー両チーム共、またアロンソのマネージャーなど関係者のすべてが否定しているにもかかわらず、再びフェルナンド・アロンソのルノー・チーム復帰という噂がくすぶっている。

世界モータースポーツ評議会による『スパイ疑惑事件』の処分では、マクラーレン・チームに対して厳しい処分が下された一方でそのきっかけを作ったとも指摘されるアロンソらドライバーについてはお咎めなしという不自然な結果に。
これにはマクラーレン・チーム以外からも不満の声が聞かれる有り様だった。

こうしたことを受け、アロンソとチームとの関係はさらに悪化し、来シーズンも残留するというのはあり得なくなったとの見方が有力になっている。
その場合、移籍先の最有力に挙げられているのが古巣のルノーということになる。
そのルノーでは、すでに来季「コバライネン&ピケ・ジュニア」というラインナップが確定、トルコGP時にも体制発表と言われたものの、それからイタリア、ベルギーと発表がないままに終えている。
Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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最大の当事者となったフラビオ・ブリアトーレ代表は「いま起こっている様々なことをすべて慎重に見極める必要がある」として、決定が遅れていることを事実上認めている。

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インドGP、2010年から開催へ

かねてインドでのF1開催を模策してきたIOA(インドオリンピック委員会)は、2010年から新たにニューデリーでインドGPを開催することでFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏とほぼ合意したことを明らかにした。
India Image
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デリー郊外に建設される候補地についてはすでにF1トラック・デザイナーであるヘルマン・ティルケ氏が視察を行っていて、ここがインドGPの開催サーキットになるのは確実となっている。

このサーキット建設のため、9月末までに3千万ドル(約35億円)の払い込みをするのが条件と伝えられていて、まずこれが同委員会の代理人であるスレシュ・カルマディ氏とFOMとの間で合意されたとみられる。
ただ当初2009年とみられた開催時期は1年遅れる見通しだ。

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マクレーに続きリチャーズ氏もヘリ事故に

別掲のようにイギリスのモータースポーツ界には元WRC(世界ラリー選手権)チャンピオン、コリン・マクレーのヘリコプター事故死という悲しいニュースが伝えられたばかりだが、なんとその翌日今度はプロドライブ社のデビッド・リチャーズ代表もまたヘリコプター事故に遭遇したことがわかった。
David Richards (C)Prodrive
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ただ、こちらは奇跡的に無事生還。
期待は横倒しになったということだがカレン夫人と共に機外に脱出、マクレーのケースとは明暗を分けた。

プロドライブ社はスバルから委託を受けて同社のWRC参戦を実質的に運営していて、リチャーズ氏はまさにマクレーの育ての親・世界タイトル獲得最大の貢献者だった。

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2007/09/17

ブリヂストン ベルギーGP決勝レースニュース

Image (C)Super Aguri F1
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2007年 F1世界選手権 ベルギーGP 決勝

スパ・フランコルシャンで開催されたベルギーGP決勝レースでは、キミ・ライコネン(フェラーリ)が素晴らしい走りで今シーズン4回目の優勝を勝ち取った。
彼にとって、ブリヂストン・ポテンザタイヤでの通算4回目の優勝だった。

ライコネンは、今シーズン初のオール・フェラーリのフロントローからトップを守り抜き、ミディアム-ミディアム-ソフトのタイヤ戦略で、同じタイヤ戦略で戦ったチームメイトのフィリペ・マッサに4.6秒の差をつけて優勝した。
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)が3位。
ライコネンとの差は14.3秒だった。34周目にソフト・コンパウンドでマッサが1分48秒036の最速ラップタイムを記録している。

スパ・フランコルシャンには珍しくドライ・コンディションが継続し、今週末はウェットもエクストリーム・ウェットも使われなかった。
ミディアムもソフト・コンパウンドも、レースの1スティント間の性能はほとんど変わらなかった。
優勝者を含めた完走した8人が、ミディアム-ミディアム-ソフトの戦略を選択していた。
5人の完走者は、1ストップ戦略でのミディアム-ソフトを選択していた。
8位でポイントを獲得したヘイッキ・コヴァライネンも、この戦略で戦った1人だ。他の4人の完走者は、それぞれ、異なる戦略で戦っている。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が97ポイントでドライバーズ・チャンピオンシップをリードし続けており、2位のアロンソとの差は2ポイント。
84ポイントのライコネンも3位と変わらず。
現在、161ポイントでフェラーリがコンストラクターズ・チャンピオンシップ1位だが、マクラーレンが今年のチャンピオンシップから除外されたため、フェラーリのチャンピオンシップ優勝は確定した。
2位は90ポイントのBMWザウバー、3位は39ポイントのルノーだ。

次のF1世界選手権は、9月28日~30日に富士スピードウェイで開催されるフジテレビ日本GPで、ブリヂストン・ポテンザタイヤのミディアムとソフト・コンパウンドが再び使われる予定だ。

キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「素晴らしいサーキットでの、素晴らしい天気の1日となりました。
今日は、2種類のコンパウンドの両方とも非常に優れた性能を発揮しました。
ダウンフォース・レベルを考えると、この難しいサーキットでタイヤは十分なグリップを発揮してくれました。
ミディアムとソフトのどちらとも、1ストップでも2ストップでも可能でしたので、今日は幅広い戦略が展開されていました。
ソフト・タイヤの方がグリップが良く、オレンジのスパイカーのエイドリアン・スーティルがこれを利用して2スティントをソフトで走り続け、12位まで順位を上げて、オランダのファンたちを喜ばせました。
性能の低下の問題ではなく、グリップが良かったのです。
摩耗の問題もありませんでした。
しかし、厳しい目で見れば、いくつかのタイヤにトレッドのダメージがありましたので、まだ、改善の余地はあります。
もちろん、スパへ戻ってこれたことはうれしいですし、素晴らしい天候にも恵まれました」

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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S・アグリ ベルギーGP決勝レースニュース

Superagurif1_logoSpa-Francorchamps, Belgium
2007/09/16

2007年ベルギーGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
15位 走行周回数:43周 最速ラップタイム:1分50秒886(32周目)

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
16位 走行周回数:43周 最速ラップタイム:1分51秒391(43周目)

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度49.7% - 55.0%)気温:最低21.4°C 最高22.8°C
コース路面温度:最低 32.2°C 最高 38.3°C

今日、SUPER AGURI F1 TEAMはベルギーGPの決勝レースで激しい戦いぶりを見せた。
グリッドへ向かう途中にアンソニーからSA07のトラブルの報告をうけると、チームはピットレーンからのスタートを決めた。
琢磨はいいスタートを切り、43周のレースの最後まで戦い抜いた。
19番手と21番手グリッドからスタートした琢磨とアンソニーは、それぞれ15位と16位でチェッカーフラッグを受けて、2007年シーズンのヨーロッパラウンド最終戦を終えた。

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ホンダ ベルギーGP決勝レースニュース

honda_f1_logo第14戦 ベルギーGP 決勝レース

「バリチェロ13位完走」

9月16日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:21~22度

第14戦ベルギーGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは13位完走。
ジェンソン・バトンは後半37周で、油圧系のトラブルでリタイアを喫した。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
決勝当日も、朝から青空が広がった。
午後2時の時点で、気温21度、路面温度33度。晴れ、微風というコンディションだ。
前日、二人のドライバーがエンジン交換を行ってグリッドが下がったため、バトン12番手、バリチェロ17番手からのスタートとなった。

序盤、バトンは12番手を維持していたが、3周目にはA・スーティル(スパイカー)に抜かれるなどして、14番手に後退。
バリチェロも4周目に佐藤に抜かれ、18番手に。

14周目以降、2回ストップ作戦のマシンが1回目のピットに入り始める。
21周目の時点で、バトンは11番手、バリチェロは15番手まで順位を上げた。
そして24周目。
バトンがピットに飛び込み、オプションタイヤ(ソフト側)に履き替えた。

コース上を走る20台のマシン中、最後にピットインしたバリチェロは、26周目にピットへ。
17番手で、コースに復帰する。
一方、30周目には、13番手を走行していたバトンは、31周目に佐藤にかわされたものの、上位陣の2度目のピットインで、33周目には13番手に。

終盤12番手を走っていたバトンは緊急ピットインし、油圧系のトラブルにより37周でリタイアを喫した。
残ったバリチェロは1周遅れで、13位完走を果たした。

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トヨタ ベルギーGP決勝レースニュース

F1第14戦ベルギーGP 2台完走もポイントには届かず
R.シューマッハー10位、J.トゥルーリ11位

F1第14戦ベルギーGPの決勝レースがベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた。
“スパ”では珍しく全く雨に見舞われることなく決勝日を迎え、午後2時、気温21度、路面温度33度、湿度54%のコンディションで44周のレースが開始された。

パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は他車のグリッド降格により、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ラルフ・シューマッハーが10番手グリッドからスタート。
スタート直後のバトルで2台は順位を入れ替え、ヤルノ・トゥルーリはタイトな“ラ・ソース”ヘアピンでポジションを失い11位、ラルフ・シューマッハーは、9位から序盤戦へと挑んだ。
その後、ヤルノ・トゥルーリは14周目のピットストップでブリヂストン・ポテンザのソフトタイヤに交換するまで、中団の渋滞に阻まれつつ戦った。
また、ラルフ・シューマッハーは20周目にソフトタイヤに交換するまでは、ポイントを狙えるポジションで走行していた。
ラルフ・シューマッハーと異なる戦略を取ったヤルノ・トゥルーリは、一旦落ち込んだ順位を取り戻し、32周目に最後のピットストップを行った後は11位まで復帰し、そのままフィニッシュした。
またラルフ・シューマッハーは1回ピットストップ戦略を活かし、終盤にも良いペースでの走行を続けたが、最終的に10位でフィニッシュ。
惜しくもポイント獲得は成らなかった。

1世界選手権はヨーロッパラウンドを終え、終盤の遠征3連戦へと臨むが、チームは、ホームGPとなる富士スピードウェイでの次戦第15戦日本GPを前に、今週火曜日からスペインのヘレス・サーキットで行われるF1合同テストに参加し、万全の態勢を整える。

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『スパイ疑惑事件』、ルノーにも飛び火あるか

マクラーレン・チームに対する厳しい『スパイ疑惑』への処分で揺れたフォーミュラワンだが、いまメディアの目は新たにルノー・チームに注がれている。
Renault R26 Objet (C)Renault F1 UK
拡大します
これは、マクラーレンからルノー・チームに移籍した設計エンジニアであるフィル・マッケレス氏がマクラーレンの機密情報を不法に持ち出し伝えたというもの。
事実であれば、マクラーレン同様ルノー・チームに対しても厳しい処分が下される可能性がある。

マクラーレン・チームのロン・デニス代表はこれまで自チームに不当な処分が下されればこの件を明らかにするという姿勢を示唆しており、その去就に注目が集まっていたもの。
ただ、ここに来て同代表は「これ以上フォーミュラワンを混乱に陥れるのは自分の望むところではないとなってきた。

なお、「この程度のことはF1ではしばしば行われてきたことで、今回はたまたまマクラーレンがその生け贄になっただけ」との醒めた見方もパドックでは多い。

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佐藤琢磨、「スパはやっぱりエキサイティング」

残念ながらレース結果は思うようなものにはならなかったが、佐藤琢磨にとってやはりこのスパフランコルシャンは魅力的なサーキットであったようだ。
佐藤琢磨/2007 Belguim GP (C)Super Aguri F1
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「今日は僕たちのマシンにスピードがなかったのが残念だったけど、レースは十分に楽しむことができたし、エキサイティングな場面はいくつもあったよ。
ここスパフランコルシャンはドライバーにとって何よりチャレンジングなコースだし、オーバーテイクするチャンスもある。
やっぱりスパはエキサイティングなコースだよね」

その佐藤琢磨は、2009年に同じくドライバーズ・サーキットと言われる鈴鹿での日本GPが復活することを誰より喜んでいる。

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山本左近、「日本GPに向けて手応えつかめた」

『Bスペック車』を得て2戦連続完走を果たしたスパイカーF1の山本左近は、ホームレースである次の日本GPに向け、「十分な手応えがつかめた」と、その感触を語った。
山本 左近/Spyker F1 (C)Spyker F1
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「今週はフリー走行でブレーキトラブルが起きたことにより流れが思うようなものにならなかったけれど、決勝レースでは『Bスペック車』の可能性を示すいい走りができたと思う。
ソフトタイヤを履いて出た序盤はバランスが悪く、とても悔しい思いをしたけれど、ハードタイヤに換えてからは良くなりライバルたちといい勝負ができたので楽しかった。
次はいよいよホームレースである日本GPだから、これに向けていい準備になったと思う」

ただ「僕のホームレースといっても、スーティルも富士スピードウェイは良く知っているコースだからね……」とも付け加えた。
言うまでもなく、チームメイトのスーティルは2006年の全日本F3チャンピオンだ。

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ハミルトン、僚友アロンソの行為に「不快感」

ベルギーGP決勝レースでフェラーリ勢に続き3-4位となったマクラーレンの2台だったが、レース後ハミルトンの表情は厳しいものだった。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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「なんでアロンソがあんなコースを取る必要があったのか理解できない。
僕らはチームメイトじゃないのかい?
彼は十分コーナーを曲がれる筈なのに、不必要にアウトにはらんで僕を押し出したんだ。
幸いランオフエリアが広かったから僕はレースを続けることができたけど……」と、不満を隠さない。

スタート直後、アロンソはあからさまにコースを変更してハミルトンを追い詰め、1コーナーでは明らかにチームメイトをコース外に押し出したように見えた。
それでもチームからの指示があったか、レース後のチームリリースでは控えめな言い方に留めている。

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2007/09/16

フェラーリのライコネン、今季4勝目飾る

ルノーのフィジケーラとスーパー・アグリのデビッドソンはピットレーン・スタート。
しかしフィジケーラは1周しただけでピットへ。

31周目、レッドブルのクルサードがマシンを止める。
36周目にはウィリアムズのブルツがガレージにマシンを入れてリタイヤ。
その次の周にはホンダのバトンが同じくガレージでリタイヤ。

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
拡大します
結局最初に44周を走りきったのはポールポジションからスタートしたフェラーリのライコネン。
今季4勝目、自身通算13勝目。
ポイント・ランキングで首位ハミルトンとの差は13ポイントとなった。
2位にも同じフェラーリのマッサが入り、1-2勝利。
3-4位はマクラーレンのアロンソとハミルトン、5位にBMWザウバーのハイドフェルド、6位はウィリアムズのロズベルグで自身最高位タイ。
7位レッドブルのウェバー、8位に最後まで激しいバトルを演じ続けたルノーのコバライネンが最後のポイントを獲得。

惜しくも届かなかったBMWザウバーのクビサが9位、トヨタのラルフが10位、以下トヨタのトゥルーリ、トロ・ロッソのリウッツィ、ホンダのバリチェッロ、スパイカーのスーティル、スーパー・アグリの佐藤琢磨&デビッドソン、そしてスパイカーの山本左近が17位でここまでが完走。

リタイヤはホンダのバトン、ウィリアムズのブルツ、レッドブルのクルサード、トロ・ロッソのベッテル、ルノーのフィジケーラの5台。

次戦はいよいよ富士スピードウェイの第15戦日本GPということになる。

ベルギーGP決勝レースの結果はこちら

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ブリヂストン ベルギーGP公式予選ニュース

Image (C)Super Aguri F1
拡大します
2007年 F1 世界選手権 ベルギーGP 予選

スパ・フランコルシャンで開催されているING ベルギーGP の予選は、キミ・ライコネン(フェラーリ)がソフト・コンパウンドで1 分45秒994を記録、これで、ブリヂストンは、111回目のポールポジションを達成した。

また、ライコネンは予選第2セッションで、同じくソフト・コンパウンドで1 分45秒070のこの日の最速ラップタイムを記録している。明日の決勝レースをライコネンの隣の
フロントローからスタートするのは、フェラーリのチームメイトであるフィリペ・マッサ。
マッサも同じくソフトで、ライコネンに0.017秒差のベストタイムを記録している。

マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンがグリッド2列目に並ぶ。アロンソは予選第3セッションでスピンを喫したが、セッションの終了間近に 3位のタイムを記録した。

午前中のフリー走行でも、1時間のセッションの終盤にライコネンがミディアムで1分46秒137のトップタイムを記録している。
このセッションの2番手は、1分46秒388のマッサ。
ロバート・クビサ(BMW ザウバー)は予選5位のタイムを記録しているが、エンジン交換のペナルティで10位降格、15番手グリッドから決勝レースをスタートする。

今日のポールポジションのタイムは、2005年にファン・パブロ・モントーヤ(マクラ
ーレン・メルセデス)が記録した1分46秒391よりも0.4秒上回った。

キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マ
ネージャー
「昨日と比べるとコース・コンディションもずっと良くなり、ブリヂストン・ポテンザの2種類のコンパウンドの両方とも優れた性能を発揮しました。
全員のドライバーがソフト・コンパウンドで最速ラップタイムを記録していますが、昨日のデータからこちらのタイヤの方が速いことが分かっていましたので、予想通りでした。
今日は、クリーンラップが走れれば、ソフト・コンパウンドとミディアム・コンパウンドの差は、約0.6秒でした。
ミディアムよりもソフトの方がわずかに性能の低下が早いですが、摩耗の点ではどちらのコンパウンドも優れていましたので、タイヤ戦略はチームとドライバーの好みの問題でしょう」

《参考データ(午前中フリー走行及び予選)》
合計走行周回数:622周
1台あたりの平均周回数:28周
最多走行周回数:37周(ニコ・ロズベルグ)
最速ラップタイム:1分45秒070(予選第2セッション、ライコネン)

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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スペイン委員、「ドライバー・ポイント剥奪もあり得た」

今回の『スパイ疑惑事件』でマクラーレン・チームに対して厳しい処分が下された一方でドライバーに対しては事実上「お咎めなし」だったことに非難の声も聞かれるが、これについてWMSC(世界モータースポーツ評議会)のメンバーでもあるスペインのカルロス・グラシア委員は次のように釈明している。
McLaren Trio (C)McLaren Group
拡大します
「ある時期においては、実はマクラーレンのドライバーに対して厳しい処分が下される可能性もあったのだ。
それは現在チャンピオンシップをリードするルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソの両名に対するドライバーズ・ポイントの全剥奪であり、またペドロ・デ・ラ・ロサについてはそのスーパーライセンスを取り上げるというものだった」

なお、今回の問題について、FIAの国際控訴審においては「スペイン委員は当事国の一つである」としてあらかじめ排除されていた。

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マクラーレン、罰金払って終結させる意向

今回のFIAによる『スパイ疑惑事件』の処分を不当とするマクラーレン・チームだが、ロン・デニス代表はスパフランコルシャンでこれを受け入れる姿勢を示唆した。
Ron Dennis (C)McLaren Group
拡大します
同氏によれば、今回の処分は不当に重く容認しがたいとするものの、これ以上この問題の決着を長引かせることは、チームにとって逆にメリットにはならないと判断したということだ。
また、1億ドル(115億円)という巨額の罰金も、同チームは「倒産することなく支払える目途がある」とのことで、これを支払って一連の事態をすべて終結させたい意向とみられる。
(パートナーを組むメルセデス・モータースポーツのハウグ代表は控訴の姿勢をみせていた)

なお規則では、処分に不服がある場合、1週間以内にWMSC(世界モータースポーツ評議会)に申し立てることができるとされている。
ただFIAに控訴した場合、さらに処分が重くなるケースも考えられる。

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S・アグリ ベルギーGP公式予選ニュース

Superagurif1_logoSpa-Francorchamps, Belgium
2007/09/15

2007年ベルギーGP フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
フリー走行3回目:16位 最速ラップタイム1分48秒12
予選順位:19番手 ラップタイム1分47秒980(第1セッション)

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行2回目:20位 最速ラップタイム 1分48秒955
予選順位:21番手 ラップタイム1分48秒199(第1セッション)

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度46.6%-61.4%)
気温:最低15.9℃ 最高18.6℃
コース路面温度:最低 20.3℃ 最高31.0℃

ベルギーGPの2日目となった今日も、SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンはSA07で厳しい戦いを強いられてしまった。

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ホンダ ベルギーGP公式予選ニュース

honda_f1_logo第14戦 ベルギーGP 2日目・予選

「ベルギーGP予選、バトン14番手」

9月15日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:17~18度

第14戦ベルギーGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
前夜、サーキット周辺では小雨が降ったが、路面への影響はほとんどない。
今日は初日より雲が多く、フリー走行の始まる午前11時の気温は16度にとどまっている。
このセッション、バトンが12番手、バリチェロは、マシンのバランス調整に手間取り、19番手だった。

午後になるとさらに雲が広がり、気温も17度以上は上がらない。
路面温度も27度と、初日同時刻に比べても、数度低いコンディションで、予選セッションは始まった。

路面温度が低いことが直接影響したのか、全般的に午前中よりペースが遅い。
1回目のアタックでフリー走行でのタイムをしのげなかったバトンは、チェッカー直前に1分47秒474を出し、14番手で次のセッションに進んだ。
バリチェロは、2回目のアタックでタイムを更新するもの、18番手に終わった。

第2セッションに進んだバトンは、1回目のアタックで、1分46秒台に突入。
しかし他車も大きくタイムを縮めており、暫定13番手だ。
しかし、2回目のアタックでまったくペースが伸びず、14番手に終わった。
なお、R・クビカ(BMWザウバー)のエンジン交換により、バトンは明日の決勝を13番グリッドからスタートする予定。

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トヨタ ベルギーGP公式予選ニュース

ベルギーGP予選 J.トゥルーリが8番手グリッド確保
R.シューマッハーは最終セッション進出を逃すが11番手からポイント獲得を目指す

F1第14戦ベルギーGPの公式練習第3回目に引き続き、予選が行われた。
やや雲が多いものの、降雨には見舞われることなく、午前11時から行われた公式練習第3回目では、ヤルノ・トゥルーリが6番手タイムを刻み、ラルフ・シューマッハーも9番手と好位置で午後の予選へと臨んだ。

午後2時に開始された予選は、気温17度、路面温度27度、湿度50%と涼しいコンディションの下でタイムアタックが繰り広げられた。
予選第1セッションは、終了間際にめまぐるしく順位が入れ替わる展開となったが、ヤルノ・トゥルーリが10番手、ラルフ・シューマッハー12番手で2台共に第2セッションへの通過を決めた。
続く予選第2セッションでは、ラルフ・シューマッハーが1回目のアタックでまずまずのタイムをマークしたが、2回目のアタックでは十分なアタックができず、タイムアタックを断念。
僅差の戦いの中で、惜しくも12番手となり、最終第3セッション進出を逃した。

一方、ヤルノ・トゥルーリは、10番手に入り、最終第3セッション進出を決め、9戦連続となるトップ10入りを確定した。
その後、ヤルノ・トゥルーリは、最終第3セッションで9番手となったが、予選で上位の他車がエンジン交換によりグリッド降格となるため、明日の決勝レースでは4列目8番手グリッドからスタートすることとなり、11番手グリッドからスタートするラルフ・シューマッハーと共にポイント獲得へと挑む。

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マッサ、マックドライバーへの処分に不満表明

FIAがマクラーレン・チームに下した『スパイ疑惑事件』の処分に対し、フェラーリ・チームは「概ね満足している」と一定の評価を与えたが、一方フェリッペ・マッサはドライバーへの処分がなかったことに不満を表明している。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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これはスペインの通信社『EFE』に語ったもので、その中でこの跳ね馬ドライバーは「チームがF1の規則を破ったとしてこうした処分を受けているのに、そのマシンを走らせるドライバーについては自由にチャンピオンシップを戦うことが許されるというのは納得がいかないね。
個人的に彼らが不適格だとは言わないけれど、でもドライバーだってチームの一部じゃないのかね」と、主張した。

マッサは現在首位のハミルトンから23ポイント差のランキング3位。
しかしマクラーレン・ドライバーがポイント剥奪となれば一躍ライコネンに5ポイント差のランキング2位になる筈だった。

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スーパー・アグリ、来季自前シャシー製作も

カスタマーシャシーが解禁される2008年シーズン、『スーパー・アグリ・F1』ではホンダ・チームのシャシーを使うとの見方が有力だったが、鈴木亜久里代表は自前シャシー製作の可能性があることを明らかにした。
Super Aguri Honda『SA07』 (C)Super Aguri F1
拡大します
それによれば、F1チームにとって大きな収入源となるテレビ放映権の分配において、カスタマーシャシー使用のチームにはあまりメリットがなくなるのだという。
他方、自前でシャシーを一から開発・製作するには2億ドル(約230億円)の資金と200人ものスタッフが必要になるということで、チームのパートナーと共にそのバランス評価を行うことになるだろうとしている。

もっとも、今季大不振を続けるホンダの『RA107』シャシーをベースにするのでは戦闘力が見込めないという理由もあると推察される。

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スーパー・アグリを日本人投資家救う

資金不足が伝えられていた『スーパー・アグリ・F1』だが、どうやら日本人投資家がこれを救ったと報じられている。
スーパー・アグリ (C)Super Aguri F1
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これはオーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙が伝えたもので、それによれば鈴木亜久里代表はチームの一部株式をこの日本人投資家に売却、現在は活動資金の目途が付いたとされている。

投資家の詳細については2週間後、チームのホームグランプリとなる日本GP時に正式発表される見通しということだ。

同チームでは、今シーズンの主要スポンサーである『SSユナイテッド』からの支払いが滞ったことから資金難に陥り、株式の売却先として一時スペインのエイドリアン・カンポス氏やそのビジネス・パートナーであるアレハンドロ・アギャグ氏の名前が挙がっていた。

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フィジケーラ(ルノー)もエンジン交換に

ルノー・チームは公式予選終了後の土曜日夜、11番グリッドを獲得した同チームのジャンカルロ・フィジケーラのマシンについて、分析の結果エンジンに問題があることがわかったため、エンジンを交換することを明らかにした。
Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
拡大します
これによりフィジケーラは、日曜日の決勝レースは最後尾からスタートすることになる。

なお別掲の通り、今回BMWザウバーのロバート・クビサが公式予選前にエンジン交換していて、こちらも同じペナルティを受けることが確定している。
(5番グリッドから15番グリッドへ)

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2007/09/15

ベルギーGPのポールはライコネンの手に

2年ぶり開催となったベルギーGPのポールポジションは、結局フェラーリのライコネンが獲得した。
2番手もフェラーリのマッサ。
1回目のアタック、マクラーレンのアロンソは痛恨のスピン・コースアウト。最後のアタックも及ばず3番手となった。
僚友ハミルトンは4番手。

5番手はBMWザウバーのクビサが入ったが、別掲のようにクビサはグリッド10番降格のペナルティを受ける。
また6番手ウィリアムズのロズベルグ、7番手BMWザウバーのハイドフェルド、8番手レッドブルのウェバー、9番手トヨタのトゥルーリ、そしてルノーのコバライネンというトップ10となった。

ライコネンのポールポジションは今季3回目、自身通算14回目ということになる。
またフェラーリのフロントロウ独占は今季初。

ベルギーGP公式予選の結果はこちら

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予選Q2、安泰の2強4人

予選Q2は、セッション早々に好タイムをマークしたマクラーレン&フェラーリの4台を除き、他の12台はすべて最後のアタックに再出走。

結果、予選最終ピリオドに進出したのはフェラーリのライコネン、マクラーレンのハミルトン、フェラーリのマッサ、マクラーレンのアロンソ、BMWザウバーのクビサとハイドフェルド、ルノーのコバライネン、レッドブルのウェバー、ウィリアムズのロズベルグ、そしてトヨタのトゥルーリの計10台。

こで脱落したのはルノーのフィジケーラ、トヨタのラルフ、レッドブルのクルサード、ホンダのバトン、トロ・ロッソのリウッツィ、そしてウィリアムズのブルツ6台となった。

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予選Q1、S・アグリ&スパイカーF1脱落

ベルギーGPの予選『Q1』がスタート。
午前のフリー走行でエンジントラブルに見舞われたBMWザウバーのクビサはやはりエンジン交換。
これによりクビサは予選グリッド10番降格のペナルティを受けることになる。

15分間に渡るセッションの結果、トップタイムを記録したのはマクラーレンのアロンソ。
これにフェラーリのマッサとライコネンが続き、ハミルトンが4番手。
5-6番手はBMWザウバーのクビサとハイドフェルド、7番手ウィリアムズのロズベルグ、8番手ルノーのコバライネン、9番手レッドブルのウェバー、10番手トヨタのトゥルーリ。

このセッションで脱落したのはトロ・ロッソのベッテル、ホンダのバリチェッロ、スーパー・アグリの佐藤琢磨、スパイカーF1のスーティル、スーパー・アグリのデビッドソン、そしてスパイカーF1の山本左近の6台となった。

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フリー走行3回目はフェラーリ勢が1-2タイム

ベルギーGP公式予選を前に、最後のフリー走行が行われた。

15分ほど経過したところでBMWザウバーのクビサのマシンがストップ。
リヤから煙が確認されていて、どうやらエンジントラブルの模様だ。

またセッション残り約15分ほどのところでスパイカーF1の山本左近がブレーキ(?)とみられるトラブルでコースアウト・クラッシュ、走行を終了。
この時点ではスーパー・アグリの2台を上回っていた。

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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1時間のセッションを終え、最終的にトップタイムをマークしたのはフェラーリのライコネン。
それでも最後のアタックはわずか0.003秒及ばず、これはその前に記録したものだ。
2番手にもフェラーリのマッサ。
ライコネンとのタイム差は0.251秒というものだった。

3-4番手はマクラーレンのアロンソとハミルトン。
5番手ルノーのコバライネン、6番手トヨタのトゥルーリ、7番手ウィリアムズのロズベルグ、8番手BMWザウバーのハイドフェルド、9番手トヨタのラルフ、そして10番手にレッドブルのウェバーという結果だった。

ホンダの二人はバトンが12番手、バリチェッロは19番手と苦戦。
スーパー・アグリは佐藤琢磨が16番手、デビッドソンは20番手。
スパイカーF1はスーティルが18番手、ストップした山本左近は21番手。
タイムを出さないうちに止まったBMWザウバーのクビサは最下位22番手だった。

ベルギーGPフリー走行3回目の結果はこちら

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『サンタンデル』、マクラーレン支援継続発表

荒波に揉まれるマクラーレン・チームだが、同チームの主要スポンサーの一つである『サンタンデル』は今後も支援を継続することをいち早く明言した。
Santander (C)McLaren Group
拡大します
サンタンデルはスペインを本拠とする世界的な規模の銀行グループで、今季マクラーレンがスペインのフェルナンド・アロンソを起用したことが大きなきっかけとなっていることは間違いない。

また、同チームにエンジンを供給すると共に経営的にも大きな関わりを持つメルセデス・ベンツもこれまで通り支援を継続する意向を示している。
(同社はマクラーレンの無実を主張している)

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エクレストン氏、「マクラーレン罰金で済んで望外」

フェラーリから端を発した一連の『スパイ疑惑事件』により、マクラーレン・チームは今季の全コンストラクターズ・ポイント剥奪と1億ドルの罰金という重い処分を受けたが、バーニー・エクレストン氏は、「それでも罰金で済んでマクラーレンは恵まれた」と、英『BBC』に語っている。
Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
拡大します
「ほんとうならもっと厳しい処分もあり得たんだ。
それは2007年と2008年の2年間、マクラーレン・チームのチャンピオンシップからの除外という、ね。
そうなればハミルトンとアロンソのタイトル挑戦だって潰えた訳だったのだから。
それを考えれば罰金で済んだというのは彼らにとって妨害の喜びである筈というものさ。
またもしも他にまだ同じようなケースがあるならば、F1から追放されることだろう。
これはチームが大きかろうが小さかろうが関係ないよ」

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バトン(ホンダ)、「頼りは雨降りだけ」

2005年には3位表彰台に上がったこともあるここスパフランコルシャンのベルギーGPだが、初日のフリー走行を14位という結果に終わったホンダのジェンソン・バトンは「頼りは雨だけ」と、肩を落とした。
Jenson Button (C)Honda Racing
拡大します
「ドライでは、われわれの『RA107』は様々な問題点を抱えているんだど、せめてウェットコンディションになってくれればそうした欠点のいくつかは克服できるんだけどね。
残念ながら、今年はどうやら雨が降りそうもないらしい。
前回とは大違いだもの、これは僕にとってはフラストレーションが溜まるものだよ。
イタリアGPと同じく低ダウンフォースのコースではあるけれど、でもここはモンツァと同じじゃない。前回のようにはうまく走れていないね。
その最高だったモンツァでさえ8位止まりで、こうしてすでに13戦を終えてしまったのだから失望させられるよ」と、英国メディアの取材に答えている。

前回(一昨年)のベルギーGPは初日から雨絡みで、決勝レースでも変わりやすい天候の中バトンは9番手スタートからみごと3位入賞を果たしている。

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S・アグリ ベルギーGPフリー走行ニュース

Superagurif1_logoSpa-Francorchamps, Belgium
2007/09/14

2007年ベルギーGP フリー走行
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
フリー走行1回目 17位 最速ラップタイム 1分50秒640
フリー走行2回目 19位 最速ラップタイム 1分50秒168

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行1回目 18位 最速ラップタイム 1分50秒648
フリー走行2回目 21位 最速ラップタイム 1分50秒542

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度53.3-79.7%)
気温:最低13.9℃ 最高20.8℃
コース路面温度:最低17.7℃ 最高39.3℃

今日、スパ・フランコルシャンでベルギーGPが開幕し、サーキットには久しぶりにグランプリの週末のエンジン音が響き渡った。
アルデンヌ地方の山々に囲まれた、風光明媚な起伏の激しいこのサーキットは、今シーズン最長の全長7.004kmのコースだ。
F1カレンダーから除外されていた2006年には、ピットとパドックの設備が近代化されるとともに、歴史あるコースに改修工事が施された。
そのスパに久しぶりにF1が戻ってきたのだが、今日はSUPER AGURI F1 TEAMが期待していたような1日ではなかった。

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トヨタ ベルギーGPフリー走行ニュース

F1第14戦ベルギーGP公式練習 初日を好調にスタート
J.トゥルーリが5番手、R.シューマッハーが6番手タイム。予選、決勝へ手応え

F1第14戦ベルギーGPの公式練習第1回目と第2回目が、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた。
アルデンヌ地方の森に位置する伝統的な同サーキットは変わりやすい天候で知られているが、公式練習初日は好天に恵まれた。

午前10時、17度と、やや低い気温の下で公式練習第1回目が開始された。
しかし、セッションが進むに連れ、気温と共に路面のグリップも向上し、パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、異なる空力とメカニカルなセットアップ作業と共に、ソフトとミディアムコンパウンドのブリヂストンタイヤのデータ収集を行った。
2時間半のインターバルを経て行われた公式練習第2回目でも、両ドライバーはトラブル無くセッションをこなし、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ラルフ・シューマッハーが6番手と好タイムを刻んだ。
初日を順調に終え、今日一日で両ドライバー共に1レース以上の距離を走破したチームは、明日の予選へ向け、更なる改良を目指す。

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ホンダ ベルギーGPフリー走行ニュース

honda_f1_logo第14戦 ベルギーGP 初日フリー走行

「初日午後はバトン14番手、バリチェロ15番手」

9月14日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:13~20度

第14戦ベルギーGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは15番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
2年ぶりのベルギーGP初日は、朝から快晴に恵まれた。
前回は不順な天候に悩まされ、初日はほとんど走れなかったことに比べれば、雲泥の差である。
ただしアルデンヌ山中のサーキットとはいえ、9月上旬とは思えないほど寒い。
朝のうちは気温9度。午前10時のセッション開始時でも、14度だった。

午前中の1回目フリー走行は、前回のテストで収集したデータやタイヤの比較を行い、バトン10番手、バリチェロ15番手だった。

午後も晴れ。
気温は19度、路面温度も34度まで上がった。
二人のドライバーは、レースに向けたセットアップを行った。
路面コンディションが好転するにつれ、全体的なペースが底上げされて行く。
しかしその中でHondaの2台は、苦しい展開。
セッションが1時間を過ぎた時点で、トップに対し4秒以上の遅れを取っている。

それでも終盤にはバトンが、一時13番手に。
最終的には14番手に落ち着き、タイム差は2秒2まで縮まった。
バリチェロもチェッカー間際に、チームメイトからコンマ4秒落ちの15番手に付けた。

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アロンソ、「チーム処分、関係ない」

ベルギーGPフリー走行初日、午前のセッションで3番手、午後のセッションではトップタイムを記録したマクラーレン・チームのアロンソは、「自分の仕事をするだけ」とチームの騒動については「でもそんなの関係ない」と独自姿勢を貫いた。
F.Alonso/McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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「初日としてはまずまずいいスタートが切れたと思っている。
予定したマシン・セッティングはうまくいったし、ドライブしたフィーリングもとてもいいんだ。
でももちろんまだコンディションは変化するし、改善すべき余地はあるからね。
ライバルたちとの比較もあるし、明日の結果が大事だよ。
チームの騒動は僕らとは関係ないことさ」

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マクラーレン制裁、やはり証拠は電子メール

14日(金)、FIAのWMSC(世界モータースポーツ評議会)は噂の新証拠を含め、マクラーレン・チームへの処分への経緯を記した報告書を公開した。
McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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それによれば、やはり決定的根拠となったのはアロンソとデ・ラ・ロサがマイク・コフラン氏(マクラーレン)経由でフェラーリの情報を受け取ったこと。
また両ドライバーはこの情報がフェラーリの機密情報にあたることを承知しており、さらにコフラン氏がこれをナイジェル・ステップニー氏(フェラーリ)から受け取ったものであることも知っていたことは明らかであると判断したという。

このメールには、フェラーリF2007のセッティングや重量配分、フレキシブルウイング、エアロダイナミックスのバランス、タイヤの空気圧およびブレーキシステムに関するセッティングやレース戦略全体についての情報が含まれていたとされる。

またこれらの情報が二人のドライバーだけでなく、マクラーレンの複数以上のチームスタッフにももたらせられていたとWMSCは判断、これらのことから国際スポーツ法典151c条に違反したのは明らかとして処分を下したとのことだ。

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山本左近、初体験スパで会心の走り

山本左近がスパイカーF1で後半の7戦に起用された理由の一つは、昨年スーパー・アグリでほとんどのコースを経験済みということがあった。
しかし今週のベルギーGPは昨年開催されておらず、もちろん山本左近にとってスパフランコルシャンは初体験ということになる。
山本 左近/Spyker F1 (C)Spyker F1
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ところがここまでの4戦で一番輝いたのがこの未知の難コースにおいてだった。

「そう、ここスパをドライブしたのは今日が初めてのこと。
昨日はいつものように歩いてコースを1周(7.004km)したけれど、あまりに長いので参ったよ。
ここではスムーズにドライブしてリズムをつかむことが大切だね。
それに『Bスペック車』は明らかに前任車と比べて大きな進歩が感じられるんだ。
明日はもっと上に行きたいし、また別のプログラムになるので、これからスタッフと打ち合わせをしなくっちゃ」

土曜日の公式予選でもチームメイトを上回って存在感を示したいところだ。

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2007/09/14

マクラーレン・デュオ、フリー走行初日最速

McLaren Duo (C)McLaren Group
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ベルギーGPフリー走行初日は、前戦イタリアGPでポールTOウィンを飾ったマクラーレンのアロンソが最速タイム。
これに僚友ハミルトンが続き、「話題の」マクラーレン勢が1-2体制を整えた。
またライバル・フェラーリ勢もマッサ3番手、ライコネン4番手と続き意地を見せている。

注目なのはトヨタ勢で、5番手にトゥルーリ、6番手にラルフがつける勢い。
この速さが公式予選でも示されれば、次戦ホームとなる日本GPに向けて大いに心強いものとなりそうだ。

常に上位に位置したBMWザウバーだが、この時点ではクビサが9番手、ハイドフェルドは11番手に留まった。
またルノーもフィジケーラ7番手、コバライネンは10番手だ。

一方ホンダはバトンとバリチェッロが14-15番手。
スーパー・アグリは佐藤琢磨が19番手、デビッドソン21番手。
本来であればここで新型ウィングを投入する予定ということだったが、間に合わず日本GPでぶっつけ本番ということになるようだ。
注目すべきはスパイカーF1の山本左近で、スーティル(21番手)を上廻る17番手で、タイムもチームメイトを0.702秒上廻るみごとなものだった。

ベルギーGPフリー走行2回目の結果はこちら

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フリー走行1回目はライコネン/フェラーリ!

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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衝撃的な『スパイ疑惑事件』での処分を受け、初めて行われたベルギーGPのフリー走行1回目セッションは、一躍コンストラクターズ・ランキングで首位に躍り出たフェラーリ・チームのキミ・ライコネンがトップタイムを記録した。

しかし2-3番手にはしっかりとマクラーレンの二人、ハミルトンとアロンソがつけ、マクラーレンvsフェラーリの様相を呈したものの、もう一人の跳ね馬ドライバー・マッサはセッション中盤コースオフ。
有効なタイムを記録しないまま最初のセッションを終えている。

BMWザウバーのハイドフェルド&クビサが4-6番手、ウィリアムズのロズベルグ&ブルツが5-7番手と、それぞれ好調なところをみせた。
トヨタはトゥルーリが8番手、ラルフ12番手。
ホンダはバトン10番手、バリチェッロ15番手。
スーパー・アグリは佐藤琢磨とデビッドソンが17-18番手。
またスパイカーF1ではスーティルが19番手、山本左近は21番手だった。

ベルギーGPフリー走行1回目の結果はこちら

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ストゥダート氏も、「FIAはフェラーリ贔屓」

かつてミナルディ・チームを率いてフォーミュラワンに参戦、しばしばFIAと対立したポール・ストゥダート氏が、今回の『スパイ疑惑事件』処分に関連し、次のようにFIAの姿勢を非難している。
Paul Stoddart (C)Ex.Minardi S.p.A
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「言うまでもなく、FIAはフェラーリに対して偏見を持っている。
だいたい、FIAっていったい何の略なんだい?
Ferrari International Assistance(フェラーリ国際援助団体)なのか?
これまでもFIAは首尾一貫してフェラーリを助けて来たんだが、これまでと違うのは最近はそれがあからさまになったということ。
これなら盲目の男でさえ見ることができるというものじゃないか。
FIAはかつてマニュファクチャラーズが新たなF1シリーズを設立しようとした時、フェラーリに1億ドル(約115億円)を支払って味方に付けたんだ。
これまで何回こうしたことを繰り返してきたかわからない。
スポーツとしては、まったく失望だよ」

奇しくも今回マクラーレンに科せられた罰金が同じ1億ドル。
ストゥダート氏に言わせれば、FIAはフェラーリに支払った1億ドルをマクラーレンから取り戻したことになる。

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S・アグリ、スピーカバスとの契約延長リリース

Superagurif1_logoSpa-Francorchamps, Belgium
13 September 2007

スピーカバス、SUPER AGURI F1 TEAM とのパートナーシップを強化

SUPER AGURI F1 TEAMとオフィシャル・チーム・サプライヤーのスピーカバスは、パートナーシップ関係を強化し、2008 年以降もパートナーシップを継続していくことに合意した。

インターコム Image (C)Super Aguri F1
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SUPER AGURI F1 TEAM にレース用インターコム技術を提供しているスピーカバスは、2008 年シーズンもチームをサポートし、緊密な協力体制を継続していくことを前提に、リーフィールドの設備への投資をさらに増やしている。
今後、スピーカバスはレース用インターコムの特製ワイヤレス・インターフェースの開発、サーキットとイギリスのファクトリーの間のインターコムのキャパシティの増強、レースやテストでガレージやピットレーンに設置される既存のインターコム・システムの拡大を通して、チームのコミュニケーション能力のさらなる強化を図る予定だ。

イギリス・ハートフォードシャーを拠点とするスピーカバスは、最も難しい産業分野に於けるグローバル・コミュニケーション・ソルーションズのサプライヤーとして、20 年以上に渡り、世界中に同社の技術を提供している。
投資銀行業務、証券、防衛などの市場に於けるグループ通信の重要性を理解しているスピーカバスは、すでに高い評価を受けている同社のIP ボイステクノロジーをSUPER AGURI F1 TEAM 用に開発し、グランプリの週末やテストの際にガレージで働くチームのキーパーソンの間で即時のクリアなコミュニケーションが可能なシステムを提供している。

スティーブ・ミルズ スピーカバス・リミテッド 統合ソリューション部代表

「われわれに共通している技術開発への熱意、そして質の高いクリアなコミュニケーションが、SUPER AGURI F1 TEAM の初のチャンピオンシップポイント獲得の助けとなった。
2007 年F1 シーズンでこのような成功を収めることができた今、2008 年もパートナーシップを継続できることをうれしく思っている。
来シーズンはよりよいリザルトを期待したい」

グラハム・テーラー SUPER AGURI F1 TEAM スポーティングディレクター

「すべてのリソースを最大限に活用するというのは、SUPER AGURI F1 TEAM のモットーであり、スピーカバスに関しても、これを達成することができた。
われわれは、スピーカバスとの提携関係を喜んでいる。
レースチームもファクトリーも、スピーカバスのテクノロジーと熱意から恩恵を受けている。
今回の合意は、刻々と進化する技術面での次のステップであるとともに、われわれの関係をより強固にしてくれるものと考えている。
スピーカバスとはお互いに刺激し合える関係で、得るところは大きい」

メモ:
スピーカバスは、高品質な音声及びビデオによる重要な通信を可能にするトップメーカーで、1984 年の創立以来、顧客の要望に合ったシステムを低価格で提供することを目指して業績を伸ばしてきた。
スピーカバスの製品とサービスは、グローバルネットワークにおける総合管理や即時接続を通して、リアルタイムでの高品質の音声及びビデオ通信を可能にする。
また、国際的にも信頼されているサービス/サポート会社が24 時間体勢でスピーカバスをサポートしている。

提供:スーパー・アグリ・F1

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マクラーレンの罰金、スパイカー年間予算の3倍!

今回マクラーレン・チームに科せられた1億ドル(約115億円)という巨額の罰金は、おそらくこれまでのフォーミュラワン史上最高額になるものと言われる。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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これは今年のF1で最も少額なチームと目されるスパイカーF1の年間予算のおよそ3倍にもなるもの、最も富裕なチームの一つであるマクラーレンにとっても年間予算のおよそ4分の1に相当するとみられる。

さらに今季積み上げたコンストラクターズ・ポイントすべて剥奪により失う分配金(公開されていない)は相当な額に上がるとみられ、さらにイメージダウンにより同チームを支援するスポンサーが離脱することも考えられることから、今回の処分によりマクラーレン・チームが受ける損害は金銭面だけみても計り知れないものになりそうだ。

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マクラーレン、「われわれは無実」

FIAの世界モータースポーツ評議会が『スパイ疑惑事件』に関して下した「2007年コンストラクターズ・ポイントの剥奪と1億ドルの罰金」という処分について、当のマクラーレン・チームはあくまでも「われわれは無実である」と主張した。
Marshal (C)McLaren Group
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「今日の聴聞会の結果下されたペナルティについて、われわれがこれに値するとは到底認めることができないものだ。
われわれのドライバー、エンジニア、そしてスタッフによってFIAに提供された今日の証拠は、明らかにわれわれが情報を競争上優位に立つために使わなかったことを示した。
しかしながら、それが今日証明されなかったことはたいへん残念なこと。
ただ今回の処分で最も重要なことは、われわれのマシンとドライバーがこの週末も含め今シーズンの残りのレースを戦い続けるということ、そして2008年のチャンピオンシップに何ら影響がないということにある」

同チームの主張通り、今後のグランプリから同チームのマシン・ドライバーが排除されなかったことにより、すべてが原状回復という可能性が残された決着とも言えるものだ。

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ブリヂストン ベルギーGP事前ニュース

Italin GP Scene (C)Super Aguri F1
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2007 年 F1 世界選手権 ベルギーGP の展望

9月14日から16日までF1世界選手権ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、今シーズンのサーキットの中で最も距離が長く、最もエキサイティングなサーキットの一つです。
ブリヂストン・レーシング・ポテンザのミディアム、ソフト両コンパウンドが使用される予定です。

2006年のF1 世界選手権はスパ・フランコルシャンでは開催されず、また最後にレースが開催されてからレイアウト変更と路面の再舗装が施された為、チームにとって新しい挑戦になります。
全長7kmのコースには、世界的に有名なオールージュを初めとする多様なコーナーが混在しています。
ミディアム、ソフト各コンパウンドは、2007年のブリヂストン・レーシング・ポテンザのミッドレンジに属し、今年はこれまでオーストラリア、アメリカ、フランス、ドイツ、そして先週のイタリア各GPで、合計5回使用されました。

スパでは7月に、多様な気象条件の下で全チームが参加して3日間のテストが行われました。
この地域の天候は変わりやすく、また過去に開催されたベルギーGPの多くが雨に見舞われたため、ブリヂストンはウェットタイヤとエクストリームウェットタイヤを準備して臨みます。

ブリヂストンがF1に参戦してから、ベルギーGPでブリヂストン・レーシング・ポテンザ装着マシンが4勝を挙げています。1999年にマクラーレン・メルセデスのドライバー、D.クルサードが1勝目を挙げ、そして最近では2002年にフェラーリのM.シューマッハが優勝しました。
2003年と2006年はベルギーGPの開催はありませんでした。

キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:

スパの課題は何ですか?

「スパは高速サーキットであり、かつ非常にチャレンジングです。
他の高速サーキットは、マシンの空気抵抗を小さく設定している為、タイヤにかかるダウンフォースは小さいのですが、対照的にスパではタイヤにかかるダウンフォースは大きくなります。
つまりタイヤは、ほぼ1周全てにわたり高速で負荷の大きい条件下に置かれるということです」

雨のレースで正確なタイヤ選択を行うには、どのような難しさがあるのでしょうか?

「ウェットコンディションはあっという間に変わる可能性があるため、正確な判定はとても難しいのです。
われわれは常にドライタイヤからウェットタイヤ、そしてエクストリームウェットタイヤに、またはその逆の順番で、タイヤを変更するべき状況とタイミングを計算してチームに伝えていますが、レース・コンディションはそれほど簡単なものではありません。
われわれは多くの物事をコントロールすることができますし、コンピュータもたくさんありますが、自然だけはコントロールできないのです」

ベルギーGPの豆知識:
スパに送るタイヤ本数とスペック:2,200本(ウェットとエクストリームウェットタイヤ及びミディアムとソフトドライタイヤ)
2005年ポールタイム:1分46秒391(J-P.モントーヤ、マクラーレン・メルセデス)
2005年レース最速ラップタイム:1分51秒453(R.シューマッハ、トヨタ)
2005年トップ3:K.ライコネン、F.アロンソ、J.バトン

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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メルセデス、「処分は最大限のショック」

メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターは、同チームに対して下された「2007年コンストラクターズ・ポイントの剥奪と1億ドルの罰金」という処分を受け、「われわれにとって最大限のショック」と、その打撃を表現した。

同氏は「この裁定はわれわれマクラーレン・メルセデス・チームのすべての人間にとって大きなショックであると同時に、全世界の多くのフォーミュラワン・ファンにとってショックなことだ。
法の前で正義を勝ち取るためにわれわれはあくまでも戦うであろう」と、今回の評決に対して控訴する姿勢を示した。
ただし、マクラーレン側はまだ控訴するかどうかその態度を明確にしていない。
Mercedes Benz SLR (C)McLaren Group
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メルセデスとしては、全世界に展開する販売戦略の上で不利となるこうしたダーティなイメージは何としても避けたいところ。

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フェラーリ、「FIAの裁定結果に満足」

フェラーリ・チームは、今回FIAの世界モータースポーツ評議会が下したマクラーレン・チームへの処分結果について「満足している」ことを声明で明らかにした。
Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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「フェラーリ・チームは、国際スポーツ法典151cにマクラーレン・チームが違反しているという、スポーツにおける重大な裏切りに対し、FIAが真実を明らかにし、処分を下したことを歓迎する」

今回の処分でマクラーレン・チームのコンストラクターズ・ポイントがすべて剥奪されたことにより、フェラーリは今シーズン最大の眼目としていたコンストラクターズ・タイトルを獲得するのが確実となった。

今季第13戦終了時、1位はマクラーレン・メルセデスで166ポイント、フェラーリは2位で143ポイント。
なお3位のBMWザウバーは86ポイントとすでに大差が付いていた。

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マクラーレン、今シーズンのポイント剥奪と罰金

13日(木)パリで行われたFIAの世界モータースポーツ評議会は、『スパイ疑惑事件』に関する公聴会を行った結果マクラーレン・チームに対してスパイ行為があったと認定、処分を科すことを決定した。
McLaren MP4-22 Nose (C)McLaren Group
拡大します
処分内容は2007年シーズンの全コンストラクターズ・ポイントの剥奪と、罰金1億ドル(約115億円)。
今シーズン残り4戦についてもポイント獲得は無効となる。
なお注目の同チームのドライバー、アロンソ&ハミルトンについては、事件への関与がないとして処分は見送られた。

直前の見通しでは2007-2008年両シーズンについてチャンピオンシップから除外、とまで噂されていたこと、さらにドライバーについても今シーズンここまでのポイント剥奪と言われていたことを考えれば、大幅に甘い処分になったと言えそうだ。

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2007/09/13

ホンダ ベルギーGP事前ニュース

honda_f1_logoベルギーGPプレビュー

Honda Racing F1 Teamは今週、今季のヨーロッパラウンド最終戦となるベルギーGPを戦う。

アルデンヌ山中のスパ・フランコルシャンサーキットを舞台とするこのグランプリは、2005年以来2年ぶりの開催となる。

先週のイタリアGPでは、ジェンソン・バトンが8位入賞、ルーベンス・バリチェロもトップ10内での完走と、チームは確実に戦闘力を増している。
今週末を含め、今季残り4戦のレースでもこの勢いを持続し、さらなる好成績を収めたいところだ。
イタリア・ベルギーと2連戦でテストは行われなかったため、チームは7月のスパテストのデータを基に、マシン作りを進めることになる。

中本修平シニア・テクニカル・ディレクター:
イタリアGPウィークを通じて、RA107のパフォーマンス向上が確認でき、結果的にポイントも獲得ができた。
チーム全員が、今回の入賞を喜んでいる。
スパはモンツァ以上のダウンフォースが要求されるコースだが、決して楽な戦いになるとは言えない。
ここでは高速区間での空力面での安定性が絶対的なカギとなる。
それがなければ、正確なハンドリングは期待できない。
7月のここでのテスト以来、クルマはずいぶん変わった。
それだけにレース初日から、やるべきことは山ほどある。
中団グループの中ではレースペースは悪くないので、この長所を存分に活かした戦略で、より多くのポイントを勝ち取りたい。

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EU健康委員会、中国にタバコ広告排除要請

ベルギーのブリュッセルに本部を置くEU(欧州連合)健康委員会のヒース委員は、10月7日に決勝レースが行われる中国GPにおいて、タバコ広告を排除するよう中国政府の保健省に要請したことを明らかにした。
Marlboro (C)Ferrari S.p.A
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「中国GPはもちろん中国の法律に則って行われるものであり、われわれの規則が適用されるものではない。
しかしながら外国においてこれが実行されないのはわれわれにとってたいへん重要なことだ。
レースはヨーロッパにおいても放送されるものであり、とりわけ青少年がこれを目にすることになるからだ」

なおF1でタバコ広告が許されるのは日本GPにおいても同等のことだ。

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サンマリノGP(イモラ)、2008年に復活?

イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じるところによれば、サンマリノGPの開催地であるイモラ・サーキット(アウトドローモ・エンツォ・ディノ・フェラーリ)は、バーニー・エクレストン氏から指示された一連の施設改修を終えたということだ。
2004 San Marino GP (C)Honda Racing
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それによればバリアンテ・イケインの改修やこれまで使われていたメディア・センターやパドックの建物は完全に造り替えられたということで、改修費用は総額で1,300万ドル(約15億円)に上ったという。

改修はF1サーキット・デザイナーであるヘルマン・ティルケ氏の監理下で行われたということで、地元では2008年のグランプリ復活を望んでいるが、7月に発表された暫定F1カレンダーではシンガポールGPの新規開催を含めすでに18戦がノミネートされている。

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ブルツ、「来季のポジション決まってない」

今シーズン、同じエンジンを搭載しながら本家トヨタ・チームを上廻る成績を収めているウィリアムズ・チームだが、アレクサンドル・ブルツ(33歳:オーストリア)の来季の契約についてはまだ不確定のままだ。
これについて当のブルツは「まだ決まったことは何もない」と、不安定な状況が続いていることを認めている。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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「うん、僕の契約は今シーズン限りのものだよ。
今年一杯走り続けるのは確実だけれど、来年以降のことについてはまだ決まっていない。
でもそれはフランク(ウィリアムズ代表)が僕らの評価を慎重に見極めているということで、僕たち2人以外には他の誰も関係していないこと。
チャンピオンシップ・ポイントで僕がチームメイトを凌駕しているというのは素晴らしいことだけど、僕は予選でのパフォーマンスをもう少し改善しないと……」

これまでの13戦、ロズベルグは予選でブルツに12勝1敗と圧倒。
『Q3』進出もロズベルグが8回あるのに対し、ブルツは0だ。
ただし、混乱したカナダGPで表彰台に上がったことにより、ポイントではロズベルグの12に対しブルツが13と上回っている。

なおブルツのシートを狙う筆頭候補は現在同チームのテストドライバーを務める中嶋一貴とみられている。

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ロズベルグ氏、「有罪ならドライバー処分不可避」

やはり元F1チャンピオンのケケ・ロズベルグ氏は、マクラーレン・チームが有罪だった場合の同チームのドライバーへのペナルティについて、次のような見解をドイツの『ビルト』紙で示した。
K.Rosberg/1983 Monaco GP (C)Williams F1
拡大します
「もしマクラーレン・チームに対し嫌疑が掛かっているスパイ活動が証明されたなら、私は二人のドライバー自身についてもペナルティを回避することはできないと思うね。
チームだけが罰を受けて、ドライバーがそこから逃れるというのは不自然なことだよ。
モーター・レーシングというスポーツにおいて、チームとドライバーとをどうやって切り離せるのか。
チーム、ドライバー、マシン…… これらはすべて同じチームのものなんだからね」

ただし同氏は「私彼らに罰が加えられるのを望んでいる訳ではない」と、念を押した。
同氏は1982年のF1チャンピオン(ウィリアムズ)、そして現ウィリアムズのドライバー、ニコ・ロズベルグの父君である。

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ニキ・ラウダ氏、「電子メールだけなら無罪」

いよいよ今日行われる世界モータースポーツ評議会のヒアリングではFIAが入手したとされる新証拠なるものが示される予定だが、これについて元F1チャンピオンであるニキ・ラウダ氏は次のように語っている。
Niki Lauda (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「新しい証拠が何たるかはまだわからないが、それが巷間言われているようなペドロ・デ・ラ・ロサとフェルナンド・アロンソとの間の電子メールによる極秘情報が唯一ということなのであれば、私は罰が加えられることはないと思うね。
ドライバーが他チームについて様々な話しをするというのは当然のことで、私自身においてもいつ誰と他チームのタイヤ・プレッシャーについて話しをしてドライブをしたか、今でもちゃんと覚えているくらいだよ」

ラウダ氏は1975・1977年にはフェラーリで、また1984年にはマクラーレンで、と今回渦中の両チームでタイトルを獲得したドライバーだ。

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スパイカーF1、来季以降もシャシー自前で

資金難に見舞われている『スパイカーF1』は、今月中にもヴィジャイ・マルヤ氏らが構成する新コンソーシアムに売却される見通しとなっているが、新体制となる来年以降もシャシーは自前で製作する方針であることを示した。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
拡大します
これはマルヤ氏自身が明らかにしたもので、「2008年シーズンにはすべてのチームがコンストラクターズ(シャシー製作者)である必要はなく、現実にいくつかのチームはすでにそうした方針でいるようだ。
しかしわれわれはイギリス・シルバーストーンに必要十分なファクトリーを持っており、来年以降も自前でシャシーを作るコンストラクターズであり続けるつもりだ」と、語っている。

ただ、所有権の半分はインド系資本になることから、現在のオランダ・ベースのカラーリングは来シーズン大きく変更になる筈だ。

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2007/09/12

アル王子、バーレーン・サーキットの責任者に

バーレーンGPの開催地であるBIC(バーレーン国際サーキット)は、同サーキットの新しいチーフ・オペレーティング・オフィサー(最高執行責任者)として、同国のシャイク・サルマン・アル・カリファ王子が就任することを明らかにした。
Shaikh Salman bin Isa Al Khalifa

同王子は政府の一員としてバーレーンにF1グランプリを承知することにも尽力、オープニング・セレモニーでは父シャイク・ハマド国王と共に列席するなど同グランプリの象徴的な存在だった。

今後は同サーキットのチーフ・エクゼクティブ・オフィサー(最高経営責任者)でもあるマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーと共に、これまで10万人未満と少ない観客数に悩むバーレーンGPの盛り上げに尽力することになる。

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スチュワート氏、「FIAはいつもフェラーリ寄り」

F1を襲う『スパイ疑惑事件』の展開がマクラーレン・チームにとってかなり不利な状況と伝えられる中、元F1チャンピオンのジャッキー・スチュワート氏は「FIAはフェラーリ寄り」と、その姿勢を非難している。
Sir Jackie Stewart (C)Williams F1
拡大します
「F1委員会には、強力にフェラーリ寄りである人間が幅を利かしているように思われる。
FIAは歴史的にみても、これまで常にどのチームよりもフェラーリを愛し、優遇してきたんだ。
もちろん私はこれまでF1にまったく非行がなかったは言っていない。
FIAは当然こうした疑惑について真実を解明すべきだが、しかし、そうしたものを処分する場合、得てしてバランスを欠いた制裁があったことも事実と言っているんだ。
現在戦われているチャンピオンシップと直ちに絡めてこれを巻き込もうとするのは誤りだよ」と、ナイトの資格を持つこの偉大なチャンピオンは英『BBCスポーツ』で語っている。

噂では、最悪の場合チャンピオンシップをリードするマクラーレン・チームと二人のドライバーが今季の戦いから追放される可能性がある、とまで言われ始めている。

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インド、デリーにサーキット建設で合意か

IOA(インドオリンピック委員会)は、同委員会の代理人であるスレシュ・カルマディ氏とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏との間で、デリーにグランプリ・サーキットを建設することで合意したとイギリス国内で報じられている。
(デリーはニューデリーとオールドデリーとに分かれるが今回の位置は不明)
India Image
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この建設のため、9月末までに3千万ドル(約35億円)の払い込みをするのが条件ということだ。

同国では別途同じ期限でのインドGP開催契約の存在が報じられているが、ただし、これがすなわちこのサーキットでのインドGP開催を意味するものではないとされる。
すべてはまだ流動的だ。

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S・アグリ、ネクサンTパートナー契約リリース

Superagurif1_logoネクサン・テクノロジーズがSUPER AGURI F1 TEAM のパートナーに加わる

SUPER AGURI F1 TEAMのオフィシャルチームサプライヤーにネクサン・テクノロジーズ社が加わることになった。
ネクサン・テクノロジーズは、チームの英リーフィールドのファクトリー及び世界中のF1サーキットで活動するレースチームに、データを安全に保管するアーカイビングソリューションを提供する。

今後、米ロサンゼルスを拠点とするネクサン・テクノロジーズのさまざまなデータストレージシステムが、チームが活用するITネットワークのドライブの多くと置き換えられることになる。
大容量型ストレージの新しい基準を作ったSATABeastは、増設が可能なコストパフォーマンスの高いシステムであり、SUPER AGURI F1 TEAMの目的に合わせた、フレキシブルなデータストレージを可能とする。
AssureonRは、SUPER AGURI F1 TEAMのレースデータ、CADドローイングや他の重要な電子情報を安全に保管することを可能とする。
Assureonは情報資産の安全な長期保存を可能とする、使いやすさと経済性に優れた新種のディスクベース型アーカイビングソリューションである。

ネクサン・テクノロジーのSATABoyは、大量の情報をオンラインで経済的に保管することが可能な装置で、年中無休体制を要求されるミッションクリティカルなアプリケーションに対しても迅速なレスポンスを提供する。
この装置は同様にトランザクション・アプリケーションの高い処理能力を可能とし、高帯域幅アプリケーションのスループットを最大限に維持することができるため、世界中を旅するレースチームにとっては、貴重な財産となるシステムである。

SUPER AGURI F1 TEAMのパートナーとなるネクサン・テクノロジーのロゴマークは、チームガレージの外装、チームのレース用及びテスト用のITラック、チームトラックやイギリスのファクトリーで見られるようになるだろう。

ジョー・バーケット SUPER AGURI F1 TEAM ITマネージャー

「ネクサン・テクノロジーのSATABeast、 SATABoy、そしてAssureonなどの製品を、我々のITストレージのバックボーンとして使えることを大変うれしく思っている。
Assureonによって、我々はチームのミッションクリティカルなデータを安全に保管することができる。
ファクトリーで使うSATABeastは柔軟性の高い増設可能なストレージプラットフォームで、我々の将来的な情報管理にも対応してくれるだろう。
また、SATABoyは障害からの回復機能に優れた高性能システムなので、レースチームのサーキットでのパフォーマンス向上や、我々の全体的なパフォーマンス強化に貢献してくれるだろう」

ロバート・ウールリー ネクサン・テクノロジーズ マーケティング担当上級副社長

「レースの分析に用いる動画や画像から、レースカー全体に配備されたモニタリング装置から送信されるテレメトリーデータまで、F1の世界では大量のデータが扱われている。
SUPER AGURI F1 TEAMが、彼らに必要なスピード、柔軟性、セキュリティに対応する我々のディスクベースの高性能ストレージシステムを選んでくれたことをうれしく思う」

メモ:ネクサン・テクノロジーズについて
ネクサン・テクノロジーズは、安全でエネルギー効率の高いストレージシステムで世界をリードする企業。
ネクサンは安全性の高いストレージソリューションやモジュラーを提供し、コンテンツの保管やアーカイビング、規則遵守や訴訟に関わるサポート、プライマリーストレージ、ディスクベース・バックアップ、デジタルビデオ・セキュリティ、医学画像、Eメールやリッチメディアなど、幅広いアプリケーションのための大容量ディスクストレージシステムに対応している。
他には見られない高い経済性と性能を誇る一連のストレージシステムを提供するネクサン・テクノロジーズは、フォーチュン・グローバル500にも選出されており、主な行政機関や世界中の大企業が同社の製品を採用している。

提供:スーパー・アグリ・F1

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今度はルノーに飛び火?『スパイ疑惑事件』

いよいよ迫った世界モータースポーツ評議会のヒアリングだが、これを前に様々な憶測が駆けめぐっている。

その一つは、スパイ疑惑事件で「被害者」の立場であるフェラーリと、「加害者」とされるマクラーレンとが、なんとこのヒアリングを前に『裏取引』をするのでは、というもの。
しかしこの問題についてはすでにFIAが自ら完全解明への姿勢を示していて、裏工作が成功するとは考えにくい。
Image (C)Renault F1 UK
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そしてここに来てスペインの『マルカ』紙が新たに伝えたのは、マクラーレンのロン・デニス代表がこの件でのルノー・チームの関与を示す証拠を持っているというもの。
これにより、最悪の場合ルノー・チームが今季のチャンピオンシップから除外される可能性もあるという強烈なものという。

果たして真相は解明されるのか、注目されるFIAの公聴会は13日(木)にパリで行われる。

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S・アグリ ベルギーGP事前ニュース

Superagurif1_logo2007年ベルギーGP プレビュー

インタビュー:リチャード・コネル(カーナンバー22 レースエンジニア)

Q:リチャード、今シーズンの調子はどうですか?

リチャード・コネル(以下:RC):SUPER AGURI F1 TEAMは、現在、コンストラクターズ・チャンピオンシップ8位で、琢磨は世界選手権ポイントを4ポイント獲得している。
チームの目標を達成し、将来へ向けて前進していくために必要な、重要な節目を迎えることができたと思っている。
これを達成できたということに関しては、ぼく個人としても、チームとしても、今シーズンは非常に満足している。

Q:今日のイタリアGPが終わったら、明日の朝には直接スパへ向けて出発しますが、今回の2週連続のレースのためにどのような準備をしましたか?

RC:ベルギーGPへ向けての準備作業は、数ヶ月前のスパ・フランコルシャンのテストが終了した時点からスタートしている。
レースの週末の前に同じサーキットでテストが行えるチャンスは頻繁にはない。
7月のシーズン中のテストでは、空力パッケージやレースで使われるタイヤコンパウンドなど、レースで最も重要な事柄をよく理解することができた。
水曜日の夜にはサーキットに到着するが、それまでには、レースの週末の総合的な計画ができ上がるし、その週末に起こりうることを想定し、マシンのセットアップの最適化、サーキットの変化、天候の変化、レース戦略などを十分に検討する。

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トヨタ ベルギーGP事前ニュース

F1第14戦ベルギーGP 2年振りに伝統の難コースへ挑戦
R.シューマッハーとJ.トゥルーリがヨーロッパラウンド最終戦で好結果を目指す

期待外れの結果に終わったイタリアGPの後、パナソニック・トヨタ・レーシングは、もう一つの歴史的なサーキットで今週末開催されるベルギーGPへと向かう。
ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャン・サーキットは、1年間の休催期間を経て、コースと周辺設備を改善し、今年F1カレンダーへの復帰を果たした。

ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、7月にベルギーGPの準備のために行われた合同テストにおいて、再舗装された路面と、変更されたバスストップ・シケインを試す機会を既に得た。
高速で、低ダウンフォースが特徴的なモンツァ・サーキットでのイタリアGPを終えて、チームは再び通常の空力パッケージで戦われる今週末のグランプリへと挑む。
全長7.004kmと、F1カレンダーの中で最長を誇るスパ・フランコルシャン・サーキットは、大きくうねった路面を持つ、チャレンジングなコースである。

ベルギーGPは今季のF1選手権ヨーロッパラウンド最後の戦いであり、パナソニック・トヨタ・レーシングにとっては、次に控える富士スピードウェイでの日本GPへ向け、好結果で終えられることを期待している。

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スーパー・アグリ、『ネクサンT』とパートナー契約

11日(火)、『スーパー・アグリ・F1』チームは『ネクサン・テクノロジーズ社』とパートナーシップ契約を結んだことを発表した。
Nexsan Technologies Image

ネクサン・テクノロジーズは世界的規模のコンピュータ・ストレージ・システムの会社で、今後同チームに対し、イギリス・リーフィールドのファクトリーのみならず世界モータースポーツ評議会を転戦するレースチームに対し、データを安全に管理するアーカイビングソリューションを提供することになる。

また今後同社のロゴがチームトラックやイギリスのファクトリー、またガレージの外装、チームのレース用及びテスト用のITラック等に掲示されることになる。

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2007/09/11

BMW、テストドライバーの走行機会拡大望む

2007年のレギュレーションではグランプリウィークの金曜日に3台目のマシンは認められず、またプライベートテストでもマシンは1台だけに制限されている。
S.Vettel & M.Theissen (C)BMW Sauber F1
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これについてBMWザウバーのマリオ・タイセン代表は、「現在の金曜日規則と1カーテスト規則では、テストドライバーがほとんど必要とされない状況になっている。
しかし若いドライバーにとって、F1マシンのドライブを経験するのはとても重要なことなんだ。
そのため、こうした意味での特定の走行については、いわゆるテスト制限の範中から外すべきだと私は考えているのだが」と、語っている。

同チームではテストドライバーだったセバスチャン・ベッテルをトロ・ロッソに送り出した後ティモ・グロックを後任に指名しているが、現実に走行の機会はまだ一度も訪れていない。

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マルヤ氏、来季インド人ドライバー起用否定的

『スパイカーF1』チームの新しいオーナーになると目される共同コンソーシアムのヴィジャイ・マルヤ氏は「オールインドF1チームを作る」という夢を隠していないが、しかし直ちにインド人ドライバーが起用されることにはどうやらならないようだ。

マルヤ氏は「確かにインド人ドライバーを迎え入れたいとは考えているが、それが直ちに2008年を意味するというものではない。
早くても2009年以降になるのではないか。
ま、その時にインド人F1ドライバーをわれわれが擁していたら幸せだとは思うがね」と、オランダの『フォーミュラワン・レースリポート』に語っている。
Karun Chandhok

インド人ドライバーですでにF1経験のあるのは日本でも走ったナレイン・カーティケヤン(30歳)ということになるが、どうやら現在『GP2シリーズ』に参戦中の若手カルン・チャンドク(23歳)のほうの可能性が高いとみられている。

昨年チャンドクはフォーミュラ・ルノー選手権でアジア人初のウィナー(12戦中7勝)となった。

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ラルフ、「ベルギーでは必ずポイント獲得」

ここ2戦連続で予選『Q1』での敗退、そして決勝レースでも無得点に終わっているラルフ・シューマッハ(32歳:ドイツ)だが、「ベルギーでは必ずポイント獲得する」との強い決意を示している。

「スパフランコルシャンはケルン(ドイツ)のファクトリーから近く、もう一つのホームレースとも言える所だからチームにとって特別なものだね。
それに加え、この印象的でユニークなコースはフォーミュラワンにとってほんとうにチャレンジングなものなんだ。
さらにここではいつも天候が大きな役割を果たす。
僕たちはイタリアでは苦戦したけれど、ここではまた異なったエアロ・パッケージを使うことになっているし、トラックはある意味シルバーストーンにも似ている。
ここではきっと戦闘力があると思うから必ずポイントが獲得できるものと期待しているよ」
Ralf Schumacher (C)Williams F1
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過去ジョーダンで、またウィリアムズでも表彰台な上がったことのあるここスパ。
厳しい状況の中、今度はトヨタでそれを再現したいところだ。

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フェラーリ、「チームオーダー適用説」否定

今回のイタリアGPの結果、首位ハミルトン(マクラーレン)とのポイント差はライコネンが16から18へと拡大。
いっぽうリタイヤしたマッサのほうは15から23へとさらに大幅に増加してしまった。
これによりイタリア国内では、同チームがマッサのチャンピオンシップ挑戦を退け、ライコネンをナンバーワンとして今後のレースで勢力を集中させるのではないか、との見方が出ている。
Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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しかしこれについて同チームのジャン・トッド代表は「われわれのドライバーはどのような状況にあろうとも対等の条件で戦い続ける」と、当然のようにこれを否定した。

ただ元よりチーム首脳が明確にチームオーダーを認める筈もなく、今後のレースでどのように『巧みに』戦力配分を行うのか、注目に値する?

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伊紙 フェラーリに酷評、「恥ずかしい」

良い時は持ち上げ、また悪い時にはこき下ろすことで定評のあるイタリア・メデイアが、早くも今シーズンのフェラーリを見限ったようだ。
2006 Italia GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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同国の著名スポーツ紙である『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、先のイタリアGPでのフェリッペ・マッサのマシントラブルによるリタイヤを受け「ただ、恥ずかしいだけ」と論評。
「イスタンブールでの1-2勝利という結果が、ホームでぶち壊しに遭った。
この屈辱で、フェラーリのドライバーズ・チャンピオンシップはおそらくすでに終焉の時を迎えたし、またコンストラクターズ・チャンピオンシップのほうの望みはただFIAの裁定に頼るだけになってしまった」。

また『トゥットスポルト』紙は、「モンツァにおけるアロンソの完全勝利はまるで『フェラーリである』よう。
彼こそが跳ね馬チームにとって理想のドライバーなのではないか」と、皮肉な書き方で著した。

極めつけは『ラ・リパブリカ』紙。
「マッサのタイトル争いはすでに終了。
ライコネンは今回のレースでハミルトンに恥を掻かされただけ」と、こちらも手厳しい。

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マクラーレンが『曙ブレーキ』採用

10日(月)日本のブレーキ産業大手である曙ブレーキ工業(株)は、マクラーレン・チームのオフィシャル・サプライヤーになったことを発表した。
Brake Image (C)Renault F1 UK
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同社はすでに今年3月イギリスに『AAE』(アケボノ・アドバンスド・エンジニアリングLTD)を設立、今シーズン開幕戦から同チームと協力開発し『MP4-22』にブレーキ・キャリパーとブレーキ・マスター・シリンダーを供給していたということだ。

ブレーキは間違いなくF1マシンにおける最重要パーツの一つであり、とりわけ今シーズンチャンピオンシップをリードする最速マシンのブレーキを一手に支えてきたとすれば、日本メーカーの技術力を示す上でとても誇らしいことだ。

同社では「表彰台に上がれるような製品を開発するには最低3年は掛かると予想していたが、トップチーム、トップドライバーに恵まれ表彰台どころかすでに優勝するなど予想以上の成果を上げるとができた」と、語っている。
曙ブレーキは1929年総業で、現在ディスクブレーキパッドでは国内シェア40%、世界市場で約20%を占めるという。

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2007/09/10

トッド代表、「スパイ事件 完全解明されるべき」

FIA世界モータースポーツ評議会による『スパイ疑惑事件』のヒアリング(13日)がいよいよ間近に迫ってきたが、舞台の発端となったフェラーリ・チームでは、ジャン・トッド代表が「スポーツのためにこの問題は完全に解明されるべき」と、モンツァでのレース後強調した。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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「スポーツにおいてバトルがある時、常にこういう問題は起こり得るものだ。
それは陸上競技の金メダル選手においても、また自転車競技でもサッカーでもあることだし、そして今それがフォーミュラワンでも起こり得るということが白日にさらされた訳だ。
悲しいことではあるが、疑惑がある以上、事は完全に解明されなければならない。
すべての人間が真実が解明されることを望んでいるのだから。
FIAが決定することに対し、私は何も知識を持っていないからコメントすることは避けるが、出された結論は受け入れる」

ホームグランプリのモンツァでもマクラーレンに後れを取ったフェラーリ・チームだが、今週のFIAの裁定如何ではタイトル争いで大逆転が起きる可能性がある。
また同チームはイギリス国内で別途民事訴訟も起こしているということだ。

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ブリヂストン イタリアGP決勝レースニュース

Italin GP Scene (C)McLaren Group
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2007年 F1 世界選手権 イタリアGP 決勝

モンツァで開催されたイタリアGP は、週末を通して、マクラーレン・メルセデスと世界チャンピオンのアロンソが優勢だったが、今日の決勝レースでは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)が今シーズン4回目、ブリヂストン・ポテンザタイヤでの通算4回目の優勝を勝ち取った。

アロンソはミディアム-ミディアム-ソフトのタイヤ戦略で優勝を果たした。
同じ戦略で戦ったチームメイトのルイス・ハミルトンが6秒遅れの2位。
3位のキミ・ライコネン(フェラーリ)は1ストップ戦略だったが、ソフト・コンパウ
ンドで力強いスタートを切り、ミディアムでハミルトンに21秒遅れてフィニッシュした。

BMW ザウバーのニック・ハイドフェルドとロバート・クビサが4位と5位、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が6位、ヘイッキ・コヴァライネン(ルノー)が7位、ジェンソン・バトン(ホンダ)が8位でポイントを獲得した。

完走が認められた12人のドライバーが1ストップ戦略、2ストップ戦略を選択したクルマは8台だった。
残りの2台は完走出来なかった。
アロンソがミディアム・コンパウンドで15周目に、このレースの最速ラップタイムの1分22秒871を記録している。

92ポイントのハミルトンが、現在もドライバーズ・チャンピオンシップをリード、89ポイントのアロンソが3ポイント差で追う。
166ポイントのマクラーレン・メルセデスがコンストラクターズ・チャンピオンシップ1位、2位のフェラーリは143ポイントで、BMW ザウバーが3位で86ポイント。

次のレースは、9月14日.16日にスパ・フランコルシャンで開催されるING ベルギーGP。
ミディアムとソフト・コンパウンドが使われる予定だ。

キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「2台のマクラーレン・メルセデスのペースを見れば分かる通り、この路面温度でもタイヤは優れた性能を発揮しました。出場車両の大部分が1ストップ戦略を選択していましたが、長いスティントを走らなければならないにもかかわらず、タイヤの問題が発生したクルマはありませんでした。
このサーキットは、われわれが選択したコンパウンドにぴったりでした。
金曜日の午後のプラクティスで見られたような、ブリスタリングの問題もありませんでした。
耐久性と耐熱性という点では、2種類のコンパウンドにはほとんど差がありませんでした」

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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マシントラブルのマッサ、「失望・無限大」

マシントラブルにより途中リタイヤを余儀なくされたフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサは、レース後「最大限の失望」と、肩を落としている。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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「もうあと4戦しか残っていないという今の時点でこうしたトラブルが起きたことにはとても失望しているよ。
シーズンは終盤になればなるほど信頼性に欠けた者が落ちこぼれていくんだからね。
今日はなんとかいいレースをしていたにもかかわらず、リヤサスペンションに何か作動していないのを感じたんだ。
それはアスカリへのブレーキングで感じ取ることができた。
最初、タイヤがパンクしたのかと思ってピットインしたんだけど、新しいタイヤを装着して出て行って、すぐにそうではないことがわかったよ。
それで、もうリタイヤするしかなかったんだ。
ほんとうに残念だよ」

前戦まで15だった首位ハミルトンとのポイント差は、今回のリタイヤで23まで拡大。
残りレースが4戦ということを考えると、タイトル争いからはほぼ脱落と言わざるを得ない状況となった。

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ハミルトン、「ナイフの上にいるような気分」

目下2007年のチャンピオンシップをリードするマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンは、今回のレース終盤ライコネンを抜いて2位でフィニッシュ。
アロンソとのポイント差を3と減少させたものの、依然としてランキング1位のポジションを守りきった。

しかしハミルトンの目下の関心事は今週結論が下されるとみられる『スパイ疑惑事件』への処分だ。
「これが最後のF1レースになることだってあり得る」と、FIAからのペナルティへの怖れを隠していない。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「いままさにマクラーレンはナイフの上にいるようなものだよ。
今週の処分次第で、最悪の場合、もう当分F1レースに出られなくなることだってあり得るというんだ。
ただ事態はあまりに政治的なもので、僕自身にはどうしようもない話しになっている。
でも、マクラーレンのないフォーミュラワンなんて考えられないし、そんなことにはならないだろうと願うしかないよ」と、英『ITV』に語っている。

今回の件でハミルトン自身にまったく罪はないとしても、チームに対して厳しい処分が下された場合、その身に及ぶ可能性もなくはないとみられる。

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S・アグリ イタリアGP決勝レースニュース

Superagurif1_logoAutodromo Nazionale di Monza
2007/09/09

2007年イタリアGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
16位 走行周回数:52周 最速ラップタイム:1分25秒116(46周目)

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
14位 走行周回数:52周 最速ラップタイム:1分24秒669(49周目)

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度34.9% - 47.1%)
気温:最低28.0°C 最高 29.7°C
コース路面温度:最低 25.1°C 最高40.2°C

イタリアGPは、SUPER AGURI F1 TEAMにとっては難しい週末となった。
今日の決勝レースのスタートでは、アンソニーも琢磨もクリーンに集団から抜けることができたが、レッドブルのデビッド・クルサードの事故でセーフティカーが出動するまでは、琢磨はブレーキトラブルに苦しみ、順位を上げることができなかった。
しかし、SUPER AGURI F1 TEAMは再び2台揃ってのフィニッシュを果たすことができた。
だが、中団の他のマシンも進歩しており、グリッド全体がシーズン終盤の開発段階に入っている今、小規模チームが潤沢な資金を持つチームと肩を並べてペースを上げていくのはますます困難になってきている。

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ホンダ イタリアGP決勝レースニュース

honda_f1_logo第13戦 イタリアGP 決勝レース

「バトン、フランスGP以来、今季二度目の8位入賞」
9月9日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:28~29度

第13戦イタリアGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンが7月のフランスGP以来二度目となる8位入賞、ルーベンス・バリチェロは10位完走だった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
決勝当日も、朝から快晴となった。
レース開始時点で、気温は28度。
しかし路面温度は34度と、やや低めだ。
先頭集団の2台が1コーナーで軽く接触したものの、ほぼ混乱もなく全車が抜けて行く。
バトンは1周目に8番手まで上がるが、N・ロズベルグ(ウィリアムズ)に抜き返され9番手。
バリチェロもひとつ順位を上げ、11番手だ。

2周目のD・クルサード(レッドブル)のクラッシュで、セイフティカーが導入される。
7周目からレースが再開され、バトンは8周目にはロズベルグを抜き8番を走行する。

10周目。序盤3番手を走っていたF・マッサ(フェラーリ)が、トラブルで早々にリタイア。
バトン、バリチェロは7、10番手に繰り上がった。
かなりの燃料を積んでいるバトンは、激しく迫るロズベルグを懸命にしのぐものの、21周目にかわされる。

上位陣の1回目ピットインがほぼ終わった26周目。
バトンは6番手、バリチェロも8番手と、そろって入賞圏内を走行する。
そして、1ストップを選んだ二人は、33周目にバトンが、次の周にはバリチェロがピットへ向かい、オプションタイヤ(ソフト)に履き替える。
その後順位が後退するものの、上位陣のピットインで、38周目にはバトンが8番手、バリチェロは10番手まで順位を上げる。
そのまま53周を走り切り、チェッカー。バトンは7月のフランスGP以来のポイント獲得となった。

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トヨタ イタリアGP決勝レースニュース

F1第13戦イタリアGP決勝 ポイント獲得成らず
J.トゥルーリ11位。R.シューマッハー15位。来週のベルギーGPで巻き返し

F1第13戦イタリアGPの決勝レースが、イタリアのモンツァ・サーキットで行われた。
快晴の下、午後2時に気温28度、路面温度33度、湿度42%のコンディションで53周の決勝レースがスタート。

9番手グリッドからポイント獲得が期待されたヤルノ・トゥルーリだったが、スタートでポジションを落とし、13番手で序盤戦へ突入。
その後、1回給油ピット作戦で粘り強く走り抜いたが、11位でフィニッシュ。
母国でのポイント獲得は成らなかった。
一方、18番手と後方スタートを余儀なくされたラルフ・シューマッハーは、15番手まで順位を上げてレースを終えた。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、失望の結果となったイタリアGPを後にし、来週に迫るスパ・フランコルシャン・サーキットで行われる第14戦ベルギーGPへと向かう。
チームは7月に“スパ”で行われた合同テストで、手応えを得ており、好結果を目指しベルギーGPを戦う。

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アロンソ、「完璧な週末だった」

みごとライバル・フェラーリのお膝元であるモンツァで優勝を飾ったマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、「完璧な週末だった」と、連戦緒戦を振り返った。
Fernando Alonso (C)McLaren Group
拡大します
「このモンツァで始めて勝てて、とりわけうれしいね。
ここで渇というのはほんとうに特別な気分だよ。
時にはすべてがうまく運ぶということがあるけれど、僕にとって今週がまさにそうだったね。
スタートが完璧ではなかつたので1コーナー、そして2コーナーでは接触事故を起こさないよう気を遣ったけれど、幸いうまく切り抜けることができたよ。
ただセーフティカーが出たのでリードを拡げることができず、これは想定外だった。
でも最終的には余裕を持ってチェッカーフラッグを受けることができ、最高の週末を飾れたね。
とにかく、この真っ赤な旗の前で勝つというのは実に感動的なことなんだよ」

これまで優勝19回を誇るアロンソだが、ここモンツァでは2005年ルノーでの2位が最高で、昨年はリタイヤ、今回が初優勝ということになる。

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「首を痛めていた」と、ライコネン

前日のフリー走行での大きなクラッシュにもかかわらず、決勝レースを無事チェッカーフラッグまで完走したフェラーリ・チームのキミ・ライコネンは、レース後首を痛めていたことを明かした。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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「今日のレースで一番問題だったのは、ブレーキング時に首が痛かったこと。
これはもちろん昨日のアクシデントの時に痛めてものだと思うけど、痛みで首をまっすぐに保てなかったくらいだよ。
今週、ここまでの状況から僕らのマシンには(ライバルに比べて)スピードが足りないと感じていたので、レースが楽なものにはならないということは覚悟していたよ。
だから、終盤ハミルトンに抜かれたのもしかたがないことだった。
最後は次のベルギーに備え、エンジンを労ってペースを落としたんだ」

それでも表彰台に上がれたことに「最低限の結果は残せた」と、残りのレースに意欲をみせた。

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2007/09/09

アロンソ(マクラーレン)、イタリアGP初優勝

F.Alonso (C)McLaren Group
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2ラップ目、レッドブルのクルサードがクラッシュ。
セーフティカーが導入される。
この時点で上位はマクラーレン(アロンソ-ハミルトン)、フェラーリ(マッサ-ライコネン)、BMWザウバー(ハイドフェルド-クビサ)の順。

9周目、3位でマクラーレン勢を追っていたフェラーリのマッサがイレギュラーのピットイン。
その後もペース上がらず戦線離脱へ。
マクラーレンを追う跳ね馬チームにとって大きな打撃となった。

レースは結局マクラーレンのアロンソ&ハミルトンが1-2。
アロンソのイタリアGP優勝は初。
またマクラーレンがここで1-2勝利を決めたのも初めてのことになる。
1ストップ作戦のライコネンは途中順位の入替はあったものの、3位でフィニッシュ。
4-5位はBMWザウバーのハイドフェルド&クビサ。
6位ウィリアムズのロズベルグ、7位ルノーのコバライネン、8位ホンダのバトンでここまでが入賞。

ホンダのバリチェッロは10位。
トヨタはトゥルーリ11位、ラルフが15位。
スーパー・アグリはデビッドソン14位、佐藤琢磨16位。
スパイカーF1はスーティル19位、山本左近20位だった。

次戦は来週のベルギーGPだが、その前に『スパイ疑惑事件』で大きな動きがあるとみられている。

イタリアGP決勝レースの結果はこちら

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ブリヂストン イタリアGP公式予選ニュース

Italian GP Scene (C)Panasonic Toyota Racing
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2007年 F1世界選手権 イタリアGP 予選

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)が、ソフト・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザタイヤを装着して1分21秒997のタイムを記録、今週末のイタリアGPのポールポジションを勝ち取った。
ブリヂストンにとって、F1通算110回目のポールポジションだった。

今日の最速ラップタイムを記録したのもアロンソで、ソフト・コンパウンドを装着して走った予選第2セッションで1分21秒356を記録した。
現在、ドライバーズ・チャンピオンシップをリードする、チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手。
明日の決勝レースはマクラーレン・メルセデスの2台がフロントローを独占することになった。

グリッド2列目に並ぶのは、3位と4位の予選タイムを記録したフェラーリのフィリペ・マッサとBMWザウバーのニック・ハイドフェルドだ。
ポールポジションのアロンソとマッサのタイムには0.5秒以上のひらきがある。

午前中のフリー走行では、キミ・ライコネン(フェラーリ)がバリアにクラッシュし、赤旗で21分間セッションが中断されたが、この1時間のセッションの終盤にアロンソがソフト・コンパウンド・タイヤで1分22秒054のトップタイムを記録している。

今日のポールポジションのタイムは、昨年、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がブリヂストン・ポテンザタイヤで記録したタイムより0.5秒ほど下回った。
しかし、アロンソの最速ラップタイムは、2006年にミハエル・シューマッハが記録した最速ラップタイムから0.007秒遅いだけという僅差だった。

キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー

「予選では、現在、F1でトップの3チームの実力を見せつけられる結果となりましたが、6人のドライバーの後ろでも、非常にいいトップ10争いの戦いがあり、とても見応えのある予選となりました。
トゥルーリ、ロズベルグ、ヴェッテルの3人を例に上げると、彼らのパフォーマンスは非常に素晴らしかったです。
ヴェッテル以外の全員が、ソフト・コンパウンドで今日の最速ラップタイムを記録しています。
タイヤに特に問題は発生しませんでした。
明日は、興味深い戦略が展開されることになると思います。
戦略選びの決め手となるのは、レースの長いスティントの部分でクルマがどのようにタイヤに影響するか、また、ドライバーがどのようにタイヤを扱うかだと思います。
明日は気温がタイヤ磨耗影響を与える大きな要素となります。
特にソフト・コンパウンドへの影響は大きいでしょう」

提供:ブリヂストン・モータースポーツ

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S・アグリ イタリアGP公式予選ニュース

Superagurif1_logoAutodromo Nazionale di Monza
2007/09/08

2007年イタリアGP フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
フリー走行3回目 16位 最速ラップタイム 1分24秒022
予選順位 17番手 ラップタイム 1分23秒749(第1セッション)

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行3回目 15位 最速ラップタイム 1分23秒942
予選順位 14番手 ラップタイム 1分23秒646(第1セッション)1分23秒274(第2セッション)

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度 22.8%-36.3% )
気温:最低 23.6°C 最高28.9°C
コース路面温度:最低26.2°C 最高41.1°C

SUPER AGURI F1 TEAMのアンソニー・デビッドソンは、今日のモンツァの予選で素晴らしい予選ラップを走り、SA07を予選第2セッションへと進めた。
琢磨はわずか0.01秒差で第2セッション進出を果たせず、グリッド中位の戦いの激しさがうかがわれた。

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ホンダ イタリアGP公式予選ニュース

honda_f1_logo第13戦 イタリアGP 2日目・予選
「イタリアGP予選、バトンがモナコGP以来の10番手獲得」

9月8日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:27~28度

第13戦イタリアGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンはバトンが5月のモナコGP以来の10番手。
ルーベンス・バリチェロは惜しくも及ばず、12番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
2日目も、朝から快晴。
しかし午前のフリー走行は開始後24分、キミ・ライコネンが激しいクラッシュを喫し、ドライバーにケガはなかったものの、20分間の赤旗中断となる。
このためセッション自体は40分間に減ってしまったが、予選シミュレーションではバトン11番手、バリチェロ12番手と、まずまずの速さを見せることができた。

午後の予選も快晴に恵まれ、気温は28度まで上がった。
第1セッションは、中団グループとなる1分23秒台が15人ひしめく大接戦の中、バリチェロ8番手、バトン13番手で通過。

第2セッションも、激しい戦いに。
上位陣は続々と、1分22秒台に突入する。
ここまで好調だったバリチェロ。
しかし、2度目のアタックの際、7コーナーで膨らんでしまい、タイム更新はならず12番手に終わった。
一方バトンは、1分23秒021の好タイムをマークし、8番手に。5月のモナコGP以来となる、最終予選進出を決めた。

最終セッションで、バトンはプライムタイヤ(ハード側)でスタート。
中盤に加え、チェッカー間際に行ったタイヤ交換でもプライムタイヤを履き、10番手を獲得した。

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トヨタ イタリアGP公式予選ニュース

イタリアGP予選 J.トゥルーリがトップ10入り
R.シューマッハーは僅差で予選第2セッションを逃し18番手から決勝レースで巻き返し

F1第13戦イタリアGPの公式練習第3回目に続き、予選が行われた。
昨日に引き続き好天に恵まれ、公式練習第3回目開始時の午前11時には、気温23度、路面温度30度、湿度54%というコンディション。

公式練習第3回目でも、途中のクラッシュにより、20分ほどの赤旗中断に妨げられることとなったが、パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、予選、決勝へ向け最後のセットアップ作業を行った。

午後2時に公式予選が開始され、気温28度、路面温度36度、湿度35%のコンディションでノックアウト方式のタイムアタックが繰り広げられた。
予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは15番手に入り第2セッションへと進出を決めたが、ラルフ・シューマッハーは僅か100分の5秒及ばず第1セッションで敗退。
18番手グリッドとなった。
続く予選第2セッションも僅差で激しいアタックが展開されたが、ヤルノ・トゥルーリは母国GPを前に、素晴らしい走りを見せ、9番手で最終第3セッションへの進出を決めた。
最終第3セッションでも、ヤルノ・トゥルーリは9番手タイムを刻み、8戦連続となるトップ10グリッドを確保。
チームは今夜も努力を続け、明日の決勝レースでのポジションアップへと挑む。

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フィジケーラ、「バリチェッロによって台無し」

チームメイトで新人のコバライネンが最終予選まで進出、グリッド7位を得たのに対し、ベテランのジャンカルロ・フィジケーラは『Q2』で涙を呑んだ。
これについてフィジケーラは「バリチェッロ(ホンダ)によって自分の予選は台無しになった」と話している。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
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「僕の予選はバリチェッロによって破壊されてしまったよ。
僕が2番目のレズモに入る入り口でブレーキングに掛かったとき、まさにそのラインにバリチェッロはランオフエリアから戻ってきたんだ。
後でデータロガーをチェックしたら僕はここで0.27秒を失ったことが確認されたんだけど、それがなければ『Q3』進出は間違いないことだったんだからね。
だいたい、コースアウトしたドライバーはミラーを良くチェックして、他のマシンに迷惑を掛けることがないよう最新の注意を払ってコース復帰するべきなんだ。
マシンの状態は良かっただけに、ほんとうにガッカリだよ」

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『Q1』脱落のラルフ「タイム差はなかったのに」

とかく困難な状況にあると伝えられるラルフ・シューマッハ(トヨタ)にとって、今回のイタリアGP公式予選での『Q1』での脱落はさらに追い打ちを掛ける厳しい結果となった。
Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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それでもラルフは「厳しい一日になったね。
『Q2』進出に向けて、多くのドライバーが実に小さなタイム差の中で争った。
僕とトゥルーリとのタイム差はほとんど同等のタイムだったのに、そのわずかな違いが明暗を分けたんだ。
結果的に18番グリッドからのスタートというのは間違いなく厳しいレースになると思うけれど、日曜日には全力を尽くしたい」と、語っている。

確かに『Q1』でのチームメイトとのタイム差は0.063秒というわずかなものだったが、その後トゥルーリはさらにタイムを短縮して最終ピリオドまでの進出を果たし、結果的にグリッド9番を得ていて、18番のラルフとは明確な違いをみせた。

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佐藤琢磨と山本左近、予選後「事情聴取」

活躍が期待される佐藤琢磨と山本左近、二人の日本人選手だが、イタリアGP公式予選後、そろってレーススチュワードから呼ばれ事情聴取を受けた。
山本 左近/Spyker F1 (C)Spyker F1
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原因は、予選『Q1』での山本左近のタイムアタック中、前を走っていた佐藤琢磨がスロー走行で邪魔をしたというもの。
左近が手を挙げて盛んにアピールする姿は国際映像で世界に流された。

これまでのところペナルティが下されたとの情報はないが、皮肉なことにこの二人は昨年はチームメイトどうしだった。
なお二人とも『Q2』への進出はならず『Q3』で脱落している。

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ライコネンの事故、原因はドライビング

フリー走行3回目セッションで起きたキミ・ライコネン(フェラーリ)の大きなアクシデントは、当初マシントラブルによるものとみられていたがチームはこれを否定。
原因はドライビングによるものとした。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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同チームのルカ・コラジャンニ/スポークスマンは「マシンは詳細に調査したが何もトラブルはなくテレメトリーにも問題はなかった。
マシンがバンプで跳ねた際にライコネンが非常に強くブレーキを掛けたことが事故の原因。
このためリヤホイールがロックして、マシンはコントロールを失ってしまったのだ。
ドライバーが悪かったとは言わないが、不幸なことが起きたということ」と、暗にドライビングミスであると指摘。

当のライコネンも予選後「ブレーキングでホイールがロックし、左へ行くところが右へクルマが向いてしまった。
この時点で僕にできることはそれほどなく、もうアクシデントを受け入れていたよ」と、相変わらず冷静に振り返っている。

なお無事だったエンジンはクラッシュしたレースカーからスペアカーへと積み替えられているのでマシン交換によるペナルティはない。

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2007/09/08

イタリアGPポールポジションはアロンソの手に

F.Alonso (C)McLaren Group
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予選『Q3』の結果、ポールポジションはマクラーレンのアロンソが獲得した。
アロンソのタイムはただ一人1分21秒台に入れた。
アロンソにとって今季モナコGP以来2度目、ここモンツァでのポールは初めてのことになる。

2番手にチームメイトのハミルトン。
3番手フェラーリのマッサ。
4番手には最後にBMWザウバーのハイドフェルドが食い込んだ。
5番手フェラーリのライコネン、6番手BMWザウバーのクビサ、7番手ルノーのコバライネン、8番手ウィリアムズのロズベルグ、9番手トヨタのトゥルーリ、10番手ホンダのバトンという結果になった。

ただし、下位グループ(トップ10の)は決勝レースの戦略に向けて燃料を多く搭載している可能性がありそうだ。

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バトン/ホンダ、最終ピリオドに進出

公式予選『Q2』は再びマクラーレンのアロンソとハミルトンが1-2で制した。
3-4番手にフェラーリのマッサとライコネン。
5-6番手がBMWザウバーのクビサとハイドフェルド。
7番手ウィリアムズのロズベルグ。
8番手にホンダのバトンが飛び込んで最終ピリオド進出を果たしたが、バリチェッロのほうはコースアウトして惜しくも脱落。
そのコース復帰の際にルノーのフィジケーラが割を食って不本意な脱落している。
9番手トヨタのトゥルーリ、10番手ルノーのコバライネンでここまでが『Q3』進出を決めた。

ここで脱落したのはレッドブルのウェバーが11番手、12番手バリチェッロ、13番手ウィリアムズのブルツ、14番手スーパー・アグリのデビッドソン、15番手フィジケーラ、そして16番手トロ・ロッソのベッテルという6台となった。

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公式予選『Q1』ホンダ勢はそろって通過

スーパー・アグリの山本左近がコースアウトしてガードレールに接触、フロント部を破損。
(この時点では僚友スーティルを上回っていた)
その後復帰したものの結局最下位。

このセッション首位はやはりマクラーレンのアロンソとハミルトン。
3番手にフェラーリのマッサ、4番手に前のセッションでクラッシュしたフェラーリのライコネン。

ホンダはバリチェッロが8番手、バトンが13番手で通過。
トヨタはトゥルーリが11番手で通過したもののラルフは18番手で脱落。
来季残留に向けさらに厳しい状況となった。

スーパー・アグリもデビッドソンが16番手で通過したが佐藤琢磨は17番手で脱落。
これで4戦連続でチームメイトに後れを取る結果となった。

他に脱落したのはトロ・ロッソのリウッツィ、レッドブルのクルサード(コースアウト)、そしてスパイカーF1の2台スーティルと山本左近。

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「日本GP隔年開催について」、富士SWリリース

2008年以降の日本GP開催について、8日(土)富士スピードウェイは次のようなリリースを発表した。

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2008年以降のF1日本グランプリの開催について

富士スピードウェイ株式会社(代表取締役社長:加藤裕明 以下、富士スピードウェイ)は、フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)の開催権利等を管理するフォーミュラ・ワン・アドミニストレーション(会長:バーニー・エクレストン氏 以下、FOA)と、F1日本グランプリについて、2008年は富士スピードウェイで、2009年以降は鈴鹿サーキットと富士スピードウェイで隔年開催することで合意した。

FOAは、日本における東の富士スピードウェイと西の鈴鹿サーキットでF1日本グランプリを隔年開催することが、日本はもとより、全世界のF1ファンにとっても好ましいと判断し、富士スピードウェイに提案した。

富士スピードウェイはFOAからの提案を受け慎重に検討した結果、FOAの考え方は、今後のF1の発展と日本のモータースポーツの振興・発展に貢献するものであり、また、一国一開催のトレンドに即したものでもあると理解し、提案を受け入れた。
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提供:富士スピードウェイ(株)

Fuji Speedway (C)Panasonic Toyota Racing
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フリー走行3回目もマクラーレン勢が1-2占める

ライコネン(フェラーリ)のクラッシュにより時間が短縮されたイタリアGPフリー走行2日目(3回目)セッションは、再開された最後の約15分間の結果またしてもマクラーレンの2人、アロンソ&ハミルトンが1-2を決めた。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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僚友のマシントラブルで心配されたフェラーリのマッサだが、走行を再開、3番手につけている。
4-5番手はBMWザウバーのクビサ&ハイドフェルド、6-7番手もウィリアムズのロズベルグ&ブルツがつけた。

トヨタはトゥルーリが8番手、ラルフは18番手。
ホンダはバトンとバリチェッロが11-12番手。
スーパー・アグリはデビッドソンと佐藤琢磨が15-16番手。
またスパイカーF1の山本左近は21番手、チームメイト・スーティルの22番手を上回った。
アクシデントのライコネンは3ラップだけとなったが20番手となっている。

イタリアGPフリー走行3回目セッションの結果はこちら

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フリー走行でライコネンがクラッシュ

イタリアGPフリー走行2日目セッション中、約30分を経過したところで地元フェラーリ・チームのキミ・ライコネンがコースアウト、タイヤバリアに激しくクラッシュした。

コーナー入口でブレーキングの際に突然コントロールを失っていることからマシントラブルとみられる。
ドライバー本人は無事の模様だが、セッションは直ちに赤旗中断となっている。

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日本GP、富士と鈴鹿で隔年開催に

8日(土)、バーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)は2009年以降の日本GPについて、鈴鹿サーキットとの隔年開催になることを発表した。

2007年と2008年については富士スピードウェイでの開催で、2009年は鈴鹿サーキットになる。

2005 Japanese GP Stand (C)Renault F1 UK
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最終予選のガソリン「浪費」に改善策

FIAのF1作業部会は、現在行われている予選最終ピリオドでの燃料規定を見直す方針を明らかにした。
Image (C)McLaren Group
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今年のレギュレーションでは、最終ピリオドに進出した10台についてはセッション中の周回数に応じ燃料再給油が認められているが、そのため序盤のただ「無駄」に周回を重ねるシーンには地球環境保護の面から非難の声も挙がっているのが事実だ。

改善の具体策についてはまだ発表されていないが、燃料補給の量が削減されることやセッション時間の現象などが予想されている。
今後、世界モータースポーツ評議会での検討を経て決定される見通しだ。

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ホンダ イタリアGPフリー走行ニュース

honda_f1_logo第13戦 イタリアGP 初日フリー走行

「初日午後は、バトン13番手、バリチェロ15番手」

9月7日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:20~30度

第13戦イタリアGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは13番手、バリチェロは15番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
イタリアGP初日は、朝から快晴に恵まれた。
午前中のセッションは、1週間前に同じモンツァサーキットで合同テストが行われたこともあって、路面コンディションの好転をガレージで待つマシンも少なくなかった。
Honda勢は30分過ぎから本格的な周回を重ね、タイヤ比較とセットアップ走行を行い、バトン6番手、バリチェロ12番手の好位置に付けた。

午後も快晴。このセッションは、気温29度にのぼる中、二人ともロングランを主体に走行。
バトンは13番手、バリチェロは15番手だった。

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トヨタ イタリアGPフリー走行ニュース

F1第13戦イタリアGP 高速コースで公式練習を開始
J.トゥルーリが11番手、R.シューマッハーが12番手で、週末へ向けセットアップ

F1第13戦イタリアGPの公式練習第1回目と第2回目がイタリアのモンツァ・サーキットで行われた。
先週、このサーキットで行われたF1合同テストは悪天候に見舞われたが、今日の公式練習開始時には、路面は再びラバーが洗い流された状態であった。

公式練習第1回目は午前10時に、気温20度、路面温度26度、湿度54%のコンディションで開始された。
パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーと地元イタリア出身のヤルノ・トゥルーリは、好天の下で着実にセットアップを行った。
続く、午後2時からの公式練習2回目は、気温は28度、路面温度も35度まで上昇。
セッション途中、危険な位置に他車がストップしたために、10分弱の赤旗中断があったものの、チームはトラブル無く両セッションをこなし、ヤルノ・トゥルーリが11番手、ラルフ・シューマッハーが12番手で、公式練習初日を終えた。
この堅実なスタートを基に、明日の予選と日曜日の決勝へ向けて、チームは更なる準備を進める。

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S・アグリ イタリアGPフリー走行ニュース

Superagurif1_logoAutodromo Nazionale di Monza
2007/09/07

2007年イタリアGP フリー走行
佐藤琢磨 カーナンバー22(SA07-02)
フリー走行1回目 13位 最速ラップタイム 1分24秒587
フリー走行2回目 17位 最速ラップタイム 1分25秒328

アンソニー・デビッドソン カーナンバー23(SA07-03)
フリー走行1回目 17位 最速ラップタイム 1分24秒694
フリー走行2回目 22位 最速ラップタイム 1分26秒021

T-Car SA07-04

天気:晴天(湿度28.4%-55.3%)
気温:最低20.6°C 最高30.0°C コース路面温度:最低27.8°C 最高42.9°C

先週のテストとはコンディションが打って変わって、素晴らしい天気がオートドローモ・ナツォナーレ・ディ・モンツァを訪れたSUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンを出迎えた。
コースではフリー走行の2回のセッションは予定どおりには進行しなかったが、明日の予選までには必ずパフォーマンスを改善してみせると、チームは闘志に燃えている。

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フェラーリ、「今日の結果じゃわからない」

イタリアGPフリー走行1日目、午前のセッションでは1-2タイムを記録したものの、午後の2回目セッションでは6-8番手と後退した地元のフェラーリ勢だが、キミ・ライコネンは次のように語っている。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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「いつのレースだって、金曜日の結果なんていうのはあまり当てにならないものだけどね。
僕について言えば、午後のセッションではハイドロリック系のトラブルが出てあまり走れなかったこと。
そして肝心の最後のニュータイヤでのアタック走行が1周しかできなかった訳だしね。
そもそも各チームそれぞれのプログラムで進めていて、この段階でのタイムだけ比べてもあまり意味がないことなんだよ。
ただ、ここモンツァはわれわれ跳ね馬チームの本拠地だから、土曜日の公式予選、そして日曜日の決勝レースではファンの期待に添えるようベストを尽くすつもりだよ」

一方チームメイト・マッサのほうも、この日は決勝レースを見据えたロングランを中心にしていて、タイムはまったく気にしていないと語っている。

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『スパイ疑惑事件』アロンソ本人に飛び火

F1を騒がせる『スパイ疑惑事件』はFIAが新たな証拠を入手したとして新しい展開をみせているが、それはどうやら王者フェルナンド・アロンソ自身を襲うもののようだ。
F.Alonso (C)McLaren Group
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独『オートモーター・ウント・スポルト』誌ら複数のメディアが伝えるところによれば、フェラーリ・チームのナイジェル・ステップニー氏からマクラーレンのマイク・コフラン氏に渡ったフェラーリの機密情報が、かねて同氏と親交の深いペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン)に渡り、これがアロンソに伝えられたというもの。
これらは電子メールの記録によりFIAが確認したということだ。

アロンソらはいずれもこうした疑惑について否定しているが、FIAが国際控訴審ではなく世界モータースポーツ評議会で審議することにしたことについては、それだけ自信のある裏付けが得られたものと理解されている。

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2007/09/07

フリー走行2回目はマクラーレンが1-2!

McLaren Duo (C)McLaren Group
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イタリアGPフリー走行初日、2回目セッションは一転してマクラーレン勢がその速さをみせつけ1-2体制で終えた。
トップは『スパイ疑惑事件』で揺れるアロンソで、ベストタイム1'22.386。
2番手にハミルトンが0.823秒差でつけた。
3番手には母国グランプリとなるルノーのフィジケーラがつけ、不安定(?)なポジションに大きなアピール。
4番手クビサ(BMWザウバー)、5番手ロズベルグ(ウィリアムズ)で、地元で期待の掛かるフェラーリ勢はマッサが6番手、ライコネンは8番手に留まった。

トヨタはトゥルーリ&ラルフが11-12番手。
ホンダはバトン13番手、バリチェッロ15番手。
スーパー・アグリは佐藤琢磨が17番手につけたものの、セッション途中でクラッチトラブルに見舞われたデビッドソンはストップして最下位タイム。
またスパイカーF1の山本左近は1回目セッション同様21番手タイム、チームメイトのスーティルとのタイム差はわずかに0.332というものだった。

イタリアGPフリー走行2回目セッションの結果はこちら

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イタリアGPフリー走行1回目はフェラーリ!!

フェラーリが今年のタイトルを奪還するためには絶対に落とせない地元モンツァ・サーキットでのイタリアGPが始まった。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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初日の7日(金)、まず最初のフリー走行(ドライ・コンディション)を制したのはそのフェラーリの2台、ライコネン&マッサの二人だった。
しかしライバルでここまでチャンピオンシップをリードするマクラーレンのハミルトンとアロンソもしっかり3-4番手につけ、今週も激しいバトルが繰り広げられる予感を感じさせた。

5番手にはこのところハミルトンに劣らないパフォーマンスをみせるウィリアムズのロズベルグ。
そして6番手にはホンダのバトンがつけ、ひさびさ上位でその存在感を示した。
また僚友バリチェッロも12番手につけている。

最近好調のトヨタはトゥルーリが10番手、話題のラルフは15番手。
スーパー・アグリでは佐藤琢磨が13番手と健闘、デビッドソンのほうは17番手。
またスパイカーF1はスーティルが19番手、山本左近は21番手で、トロ・ロッソのリウッツィを上回った。

イタリアGPフリー走行1回目の結果はこちら

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リウッツィ、「あくまでもレースドライバー」

すでに今季限りでのトロ・ロッソ放出が決まっているビタントニオ・リウッツィ(26歳:イタリア)は、来シーズンあくまでもレースドライバーを目標に活動を続けていることを明らかにした。
Vitantonio Liuzzi (C)Scuderia Toro Rosso
拡大します
「テストドライバーというのはいまのところ全く考えていないよ。
僕がレースを始めた時から、F1で戦うというのを目標にしたきたし、それは今でも変わらない。
いまのところまだ決着まで待たなければならないけれど、あと2週間か3週間経てば目途がつくんじゃないかな。
なんとかチャンスをつかむため、少なくともそれまで一生懸命に働かなくちゃね」

また現在のチームメイトであるセバスチャン・ベッテルについて「彼が加入して、チームの雰囲気は以前とちょっと変化した感じがするね。
彼はとても暖かく迎えられていると思うよ。
間違いなく才能があるけれど、でも若くて彼にはこれからたくさんの経験を積む必要があるね」と、語っている。

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マクラーレン・チームに5万ドルの罰金か

このほど明らかとなったマクラーレン・チームのギヤボックスに関するレギュレーション違反事件について、同チームはの罰金を科せられたと報道が伝えられた。
McLaren Team Pit Gantry (C)McLaren Group
拡大します
これはフランスの『AFP通信』が報じたもので、それによればFIAはすでに同チームに対し5万ドル(約580万円)の罰金を科したという。
ただし罰金についてFIAも、またマクラーレン・チームもまだ正式なコメントをしていない。

同チームはハンガリーGPの際、改良ギヤボックスを導入した際に必要とされるFIAのクラッシュ・テストを受けずに使用したと指摘されていた。

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フェラーリ『スパイ疑惑事件』真実解明に自信

FIAは渦中の『スパイ疑惑事件』について、「新たな証拠を入手した」として9月13日(木)に世界モータースポーツ評議会の公聴会を再招集することを明らかにしているが、これを受け、事の発端となったフェラーリ・チームでは真実解明に自信をみせている。
Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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同チームはこれに関して「われわれは喜んで9月13日の公聴会に出席するだろう。
そしてこの場でこの問題に関する全ての物が明確にされ、真実が明らかになることを望んでいる。
そして、その結果われわれがクリアであることが証明されるだろう」とステートメントの中で主張している。

新証拠の内容については依然として明らかにされていないが、これによってナイジェル・ステップニー(フェラーリ)とマイク・コフラン(マクラーレン)らに掛けられた嫌疑が晴らされる、との噂が英国内で出始めている。

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2007年日本GP詳細タイムスケジュール

6日(木)、2007年のF1日本GPの開催地となる富士スピードウェイが、グランプリウィークの詳細なタイムスケジュールを発表した。
今年はトヨタ系サーキットということもあり、ヴィッツ・レース、そしてポルシェカップがサポートレースとして行われることになっている。

【2007年F1日本GP タイムスケジュール】

・9月28日(金)
08:50 - 09:20 ネッツカップ・ヴィッツレース フリー走行
10:00 - 11:30 F1 フリー走行1回目
11:55 - 12:25 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン フリー走行
14:00 - 15:30 F1 フリー走行2回目
16:00 - 16:30 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン 公式予選

・9月29日(土)
09:30 - 10:00 ネッツカップ・ヴィッツレース 公式予選
11:00 - 12:00 F1 フリー走行3回目
14:00 - 15:00 F1 公式予選
15:30 - 16:00 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン 決勝第1レース(10周)

・9月30日(日)
09:30 - 10:00 ネッツカップ・ヴィッツレース 決勝レース(8周)
10:30 - 11:00 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン 決勝第2レース(10周)
12:00 - F1 ドライバーズパレード
12:15 - 陸上自衛隊バンド演奏、グリッドガール行進
12:45 - ブルーインパルス展示飛行
13:00 - F1マシン スターティンググリッド整列
13:16 - 国歌斉唱
13:30 - F1 決勝レース(67周:305.721km)

Fuji Speedway (C)Panasonic Toyota Racing
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マクラーレン、さらなる「問題」抱える

『スパイ疑惑事件』厳しい状況にあるマクラーレン・チームだが、さらにまた別の「問題」を抱えることになった。
McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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これは、先に行われたハンガリーGPの際、同チームが改良ギヤボックスを導入した際に、必要とされるFIAのクラッシュ・テストを受けなかったというもの。
ギヤボックスはリヤ部分の構造物として、変更する場合にはFIAのクラッシュ・テストを受ける必要があると一般に理解されている。

同チームではその後FIAからの指示でトルコGPでは従来のギヤボックスに戻すと共に、あらためてクラッシュ・テストを受けて合格、今週のイタリアGPに再度投入する予定と伝えられている。

マクラーレン・チームは「われわれはすべてレギュレーションに則ってオープンに行動していて、悪意はなく、FIAの指示にも従っている」と、無実であることを強調。
しかし時期が時期なだけに、今後の推移に注目が集まっている。

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ライコネン、「ティフォシの前で勝てたら最高」

今季フェラーリ・チームのドライバーとなったキミ・ライコネン(27歳:フィンランド)にとって、もちろんその本拠地モンツァのイタリアGPに紅い跳ね馬マシンで戦うのは初めてのことになる。
2006 Italia GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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先のモンツァ合同テストでも地元ティフォシ(フェラーリの熱狂的ファン集団)の応援を受けたというライコネンは、次のように語っている。

「もちろんこのフェラーリのホームコースである伝統のモンツァ・サーキットで、跳ね馬チームのドライバーとして走るというのは特別なことだよ。
ストレートを走ると、グランドスタンドで真紅の旗が自分の動きに合わせて揺れるのがわかるんだ。
その時、ほんとうにこのチームのドライバーになったんだなって実感するよ。
今から9日の決勝レースが待ちきれないね」

昨年のイタリアGPでライコネンはマクラーレンのドライバーとしてポールポジションを獲得したが、決勝レースではフェラーリのミハエル・シューマッハがみごと優勝、ティフォシの熱い祝福を受けている。

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2007/09/06

ホンダ イタリアGP事前ニュース

honda_f1_logoイタリアGPプレビュー

今シーズン、ヨーロッパでのレースも残すところ2レースとなった。
Honda Racing F1 Teamは今週末、第13戦イタリアGPを戦うべく、モンツァサーキットへと向かう。
ミラノの北に位置し、緑に囲まれた公園内にあるこのサーキットは、全17戦中最速、最も低いダウンフォースが必要とされる。
ドライバーにもファンにも、そしてチーム関係者にも非常に評価の高い、そして長い歴史が刻まれた、聖地と呼べる場所である。

中本修平シニア・テクニカル・ディレクター:
イタリアGPに向けた先週のテストでは、さまざまなウィングや、タイヤ、車体セットアップを試し、高速コースに最適なバランスを見つけることができた。
このサーキットにある多くのストレートは、われわれには非常に攻めがいがある。
ここも前戦トルコ同様、予選に比べ、レースでのペースがよく、中団でのライバルたちとのバトルを期待している。

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ルノー・チーム、今週末に来季体制発表か

一部に王者フェルナンド・アロンソの復帰説も伝えられるルノー・チームについて、スペイン『ディアリオAS』紙は今週末のイタリアGPで来季のドライバー・ラインナップが発表されるだろうとの見通しを報じている。
Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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ただしそこにはもちろんアロンソの名前はなく、ヘイキ・コバライネンの残留と現テストドライバーであるネルソン・アンジェロ・ピケのレースドライバー昇格が確実と伝えている。
またこれまで2008年も有効とされていたコバライネンの契約について、実は2週間前までは確定したものではなかったとも伝えている。

そしてその場合、ベテランのジャンカルロ・フィジケーラは移籍を余儀なくされることになるが、このイタリア人の行き先については触れられていない。

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アウディ首脳、「DTMにラルフ不要」と噂否定

DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の主催団体ITRの代表であるハンス・ウェルナー・アルフレヒト氏が「DTMにアウディでラルフ・シューマッハに走って欲しい」とラブコールを送ったと伝えられたことに対し、当のアウディ・モータースポーツのウォルフガング・ウルリッヒ博士がこれを否定している。
DTM Image (C)Mercedes Motorsport
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「われわれがラルフにDTM参戦のオファーを出しているなんて、まるで根も葉もない馬鹿げた噂だ。
アウディ・チームはラルフに関心も持っていないし、もちろん何らコンタクトを取ったことすらない。
これからもない」と、にべもない。

しかし噂は噂を呼んでいて、すでにアウディがラルフ・シューマッハとの契約のため300万ドル(約3億5千万円)を用意したとまで報じられていた。

今季アウディDTMチームはマルティン・トムツィク&マティアス・エクストロームがランキング1-2位を占めるなど健闘しているが、ハッキネンやアレジを擁するメルセデスのようなビッグネームには欠けている。

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今年のアストゥリアス賞、シューマッハの手に

スペインの国際スポーツ界の名誉である『プリンシペ・デ・アストゥリアス賞』が、今年は昨年限りでF1を引退したミハエル・シューマッハ(38歳:ドイツ)に授与されることとなった。
Prince of Asturias Sports Award
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F1ドライバーにこの賞が授与されるのは、2005年にチャンピオンとなった地元のフェルナンド・アロンソ以来、2人目ということになる。
昨年の受賞者はバスケットボールのスペイン代表チーム。
(このアストゥリアス公国はアロンソの故郷でもある)

今年他に2輪モトGPチャンピオンのバレンティーノ・ロッシ(イタリア)、女子棒高跳びの第一人者であるエレーナ・イシンバエワ(ロシア)、プロテニスのロジャー・フェデラー(スイス)ら有力選手がノミネートされていたが、すでに引退したにもかかわらず『7回の世界チャンピオン』が評価されたシューマッハが異例の受賞となった。

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スパイカーF1、「Bスペック車はまだスタート」

導入が遅れていた『スパイカーF1』チーム期待の『Bスペック車』が、今週のイタリアGPでいよいよ実戦投入される。

同チームでは先のモンツァ合同テストでエイドリアン・スーティルと山本左近がそれぞれ1日ずつの初期テストは行ったものの、本格走行は金曜日のフリー走行セッションが最初ということになる。
Mike Gascoyne (C)Spyker F1
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これについて同チームでチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるマイク・ガスコイン氏は「このマシンはそのほとんどの部分で改良が加えられている。
それはメカニカルな部分においても、またエアロダイナミックスにおいてもね。
もしすべてがうまく働けば、われわれは予選でも決勝レースでも中位グループに食い込むことができると期待しているんだ」と、自信をみせる。

さらに同氏は今後について「近くわれわれの風洞が24時間稼働できることになっていて、そうなればさらにアップデートに拍車が掛かることだろう。
この『Bスペック車』はゴールじゃないんだ、開発のスタートなんだよ」と、付け加えた。

ガスコイン氏はマクラーレン、ザウバー、ティレル、ジョーダン、トヨタなどそのキャリアの多くで活躍したが、とりわけルノーでは成功作をデザイン。
ただしその攻撃的なスタイルからチーム内に対立を起こすことが多いと評されている。

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スーパー・アグリ、来季も同じラインナップで

『スーパー・アグリ・F1』チームは、来季も今年と同じ佐藤琢磨&アンソニー・デビッドソンというドライバー・ラインナップで行く姿勢を明らかにした。
Super Aguri Duo (C)Super Aguri F1
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これはまだチームから正式発表されたものではないが、同チームのダニエーレ・オーデット/マネージング・ディレクターが英『オートスポーツ』で明らかにしたもの。

オーデット氏は「とりわけフル参戦1年目であるデビッドソンの進境は著しく、われわれは二人の仕事ぶりに十分満足している。
いまわれわれにドライバーを変更する理由は何もないよ」と、話している。

同チームは資金難からスペインの実業家アレハンドロ・アギャグ氏が一部株式を購入するという話しが伝えられていて、その場合一人はスペイン人ドライバーが起用されるのではないか、と噂されていた。

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『スパイ疑惑事件』に新たな展開

フェラーリ&マクラーレン両チームを巻き込んだ『スパイ疑惑事件』に新たな展開がみられている。
McLaren MP4-22 Nose (C)McLaren Group
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5日(水)、FIAはこの件について「新たな証拠を受理した」とし、これを受けて9月13日(木)に世界モータースポーツ評議会による公聴会をパリで開くことを明らかにしたもの。
そして、マクラーレン・チームの代表者に対し、この公聴会への出席を要請したということだ。

新たな証拠というのが何を意味する物かは明らかにされていない。

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2007/09/05

DTM、ラルフ・シューマッハに参戦オファー

来季のF1残留が厳しいのではないか、との見方が強まるトヨタ・チームのラルフ・シューマッハ(32歳:ドイツ)に対し、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)が参戦に高い関心を持っていることが伝えられた。
DTM Image (C)Mercedes Motorsport
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DTMの主催団体であるITRの代表で、AMG設立者の一人でもあるハンス・ウェルナー・アルフレヒト氏は「われわれはミカ・ハッキネンと争うべき、ラルフのようなビッグネームを必要としている。
もしも彼が走ってくれるなら、これはDTMにとって大きな資産になることは間違いないね。
ハッキネンがメルセデスのドライバーだから、ラルフにはアウディに乗ってくれればいいと思っているよ」と、ドイツの通信社『SID』に語っている。

ただしこれについてラルフのパーソナル・マネージャーであるハンス・マール氏は「DTMが面白くないシリーズだなんて言うほどわれわれは横柄ではないが、しかし現在はF1でのキャリアを延長することに焦点を当てているからね」と、否定的のようだ。

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「ピケ・ジュニアに続け」、ジェームス・ハントJr.

来シーズン、ルノー・チームからF1デビューする可能性が伝えられているネルソン・アンジェロ・ピケは、言わずと知れた元F1世界チャンピオンの子息。
(ウィリアムズのニコ・ロズベルグも同様)

その足跡を追うように、いまイギリス・フォーミュラ・フォードで頑張っているのが故ジェームス・ハントの子息フレディ(19歳:イギリス)だ。
Freddie Hunt
「父親が心臓麻痺で死んだとき、僕はまだ6歳だったから現役時代の走りは全然知らないよ。
みんながこの名前はプレッシャーだろうと言うけれど、でも僕がこの世界に入ってすぐに最高のチームに加入できたのは、間違いなくハントという名前だったからだろう。
もし僕がジョー・ブロッグスなんていう名前だったなら、それは叶わなかった筈だからね。
僕もジュニア・フォーミュラで成功し、早くアンジェロ・ピケのようにF1のトップチームにたどり着きたいと思っているよ」

フォーミュラ・フォードはフォーミュラ・BMWやフォーミュラ・ルノーと並んで底辺フォーミュラの名門シリーズで、これまでウェバーやバトンらを輩出している。(日本からも昨年に引き続き永瀬貴史が参戦中)

1970年代にマーチでF1デビューした故ハントは1976年マクラーレンで世界チャンピオン獲得。
翌1977年の日本GP(富士SW)では優勝したものの表彰式をボイコットして帰国したのは有名だ。

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「スーティル来季もスパイカー残留」とマネージャー

わずか1年で再びチーム売却ということになりそうな『スパイカーF1』だが、同チームのドライバーであるエイドリアン・スーティル(24歳:ドイツ)サイドは「来季もチームに残留する」と主張している。
Adrian Sutil (C)Spyker F1
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これはスーティルのパーソナル・マネージャーであるマンフレッド・ジマーマン氏がドイツの通信社『SID』に語ったもので、それによれば「スーティルはチームとの間に2008年も有効な契約を持っている。
そしてこれは、たとえチームのオーナーが代わったとしても変わりがない筈だ」とのこと。

そうなると来季の空席は一つということになるが、新オーナーはオランダ人(ミッシェル・モル)とインド人(ヴィジャイ・マルヤ)の共同体ということで、今後両者の間でドライバー起用について綱引きが行われることになるかも知れない。

音楽家の生まれというスーティルだが、かつてユーロF3時代にはハミルトンとチームメイト。
2006年の全日本F3チャンピオンで、現在のチームメイトは日本の山本左近だ。

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ルノーF1、タイトル奪還に向け社長交代

4日(火)ルノー・チームはF1チームの責任者であるアラン・ダサス/ルノー・スポール社長が辞任、新たにベルナール・レイ氏が社長に就くことを発表した。
Renault 『RS11』&『R25』 (C)Renault F1 UK
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ダサス氏は長く社長を務めたパトリック・フォール氏の後を受け2006年4月に就任、2年連続のチャンピオン獲得を支えた。
今後はルノーの子会社である日産の財務責任者に就くことになっている。

レイ氏はこれまでルノー本社の副社長という大物。
以前、日産の世界的モータースポーツ活動の責任者を務めた経験があるということだ。
ルノー・チームは今季のタイトル逸失(たぶん)を受け、すでに2008年のタイトル奪還に向けた体制立て直しをスタートさせていて、今回の人事異動もその一環と言えそうだ。

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追い風受け、2009年インドGP実現へ

度々話題になっていたインド初のF1グランプリだが、いよいよ2009年の実現に向けて動き出したようだ。
India Image
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かねてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏から開催の指名を受けていたIOA(インドオリンピック委員会)のスレシュ・カルマディ会長は、サーキット・デザイナーで、近代F1サーキットのほとんどすべてを担当してきたヘルマン・ティルケ氏がニューデリー当地を訪れ、具体的な現地視察を行ったことを明らかにしたもの。

またスパイカーF1がインド人実業家の手により買収される見通しであることなどもインド初開催に大きな追い風になったことは間違いなく、同会長は今月中と言われるエクレストン氏への回答期限を前に計画進展に自信を示した。

ただ今回の計画が本来計画を担うべき同国モータースポーツの元締めであるFMSCI(インドモータースポーツ・クラブ連盟)の頭越しであることだけが危惧される点と言えそうだ。

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2007/09/04

S・アグリ イタリアGP事前ニュース

Superagurif1_logoLeafield, UK

2007年イタリアGP プレビュー

インタビュー:グラハム・テーラー(スポーティングディレクター)

Q:グラハム、2007年シーズンのヨーロッパラウンドも終盤に入りますが、チームの雰囲気はどうですか?

グラハム・テイラー(以下:GT):これはよく知られていることだが、われわれのチームの雰囲気はすばらしい。
今年の予想以上の好成績を楽しみつつも、まだ、われわれは常に何かを学んでいる。
SUPER AGURI F1 TEAMは全レースに意識を集中して全力で取り組んでいる。
確かに、昨年のような小さなチームの一致団結したがむしゃらさはないかも知れないが、今でもああいう楽しい感覚はチームに残っている。
レースの週末のアンソニーのパフォーマンスもよくなってきているし、彼が琢磨と組むことで、チームの結束はより強固になり、チームが自然と徐々に発展してきている。

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トヨタ イタリアGP事前ニュース

F1第13戦イタリアGP 伝統の高速サーキットに挑む
母国ホームGPとなるJ.トゥルーリと、R.シューマッハーがポイント獲得へ

パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末、高速サーキットとして知られ、ヤルノ・トゥルーリにとってはホームレースとなる、イタリアのモンツァ・サーキットで行われる
F1第13戦イタリアGPへと臨む。
F1カレンダーの中で最も新しいサーキットで戦われた前戦トルコGPでの残念な結果の後、チームは最も古いサーキットの一つであるモンツァで雪辱を期している。

モンツァ・サーキットは1922年に造成され、当初より高速コースの代名詞であった。
数年かけて増設された3ヶ所のシケインにより速度は若干抑えられたものの、現在でもモンツァは高速バトルの舞台となっている。

チームはイタリアGPのために、新しい前後のウィングや空力の変更を施し、特別な低ダウンフォースの空力パッケージを持ち込む。
ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーはモンツァ専用パッケージの最適化と、ブリヂストン・ポテンザ・タイヤのソフトとミディアムコンパウンドについての理解を深めるために、金曜日の公式練習開始から作業を開始する。
ポイント獲得が果たせなかった前戦トルコGPの後、チームは強い意気込みと共に、イタリアGPで再びポイント獲得圏へと戻れることを望んでいる。

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ダナー氏、「マクラーレンが敵地で圧勝も」

今週のイタリアGPは言うまでもなくフェラーリ・チームにとってのホームグランプリだが、この「敵地」でマクラーレンが圧勝するとの予想を元F1ドライバー、クリスチャン・ダナー氏が独『ビルト・サンタグ』紙で示し、注目されている。
Christian Danner (C)Super Aguri F1
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「以前イスタンブールで、ロン・デニスが『モンツァのレースを楽しみにしている』と言っていたんだけれど、その意味がわかったよ。
この高速コースでマクラーレンのマシンがこれほど速いとは思わなかった。
イタリアGPはもちろん跳ね馬の本拠地だけれど、あるいはここでマクラーレンが圧勝するかも知れないね」

先に行われたモンツァ合同テストでフェラーリは新しいエアロダイナミックスに加えシェルが自信を持って新開発したオイルを投入するなどしたが、結局4日間共にトップタイムを記録することなく終えている。

ダナー氏は1980年代にザクスピードやアロウズなど非力なチームからF1参戦して最高位4位。
全日本F3000選手権に参戦するなど日本にも馴染み深く、鈴木亜久里代表と親しいことから『SA06』を体験ドライブしたこともある。

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スパイカーF1、「来季ラルフ起用考慮にない」

来季トヨタ・チームからの離脱の可能性も報じられるラルフ・シューマッハ(32歳:ドイツ)について、一部に移籍先として挙げられたスパイカーF1だが、チーム関係者の話として独『スポーツ・ビルト』誌は「考慮にない」との見解を伝えた。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
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それによればドライバーのうちの一人はエイドリアン・スーティルが確実視されていて、もう一人は現在未定であるもののラルフという可能性はないというもの。
しかしチームは来季ミッシェル・モル氏らの共同体への売却が決定的となっていて、その場合にはさらにラルフ起用の可能性は低くなりそうだ。

なお以前には『スクーデリア・トロ・ロッソ』のドライバーにもラルフの名前が挙げられていたが、こちらはベッテル&ボーデのセバスチャン・コンビになることがすでに正式発表されている。

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国際控訴審メンバーからスペイン人委員除外

フェラーリ・チームに端を発した機密情報流用問題のFIA国際控訴審は9月13日に行われることになっているが、これに先立ちスペイン人の委員が外されたことが明らかとなった。
Fernando Alonso Fans(C)Renault F1 UK
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スペイン国内の『AS』紙などによれば、除外されたのは弁護士であるザヴィエル・コネサ氏。
FIAは特にこれについてコメントしていないが、この件で処分が下された場合コネサ氏はその当事者になり得るアロンソと同じスペインの出身であることから公正を期すため辞退させたとみられる。

なお、他の国際控訴審4人のメンバーの国籍はそれぞれベルギー、モナコ、ポルトガル、そしてアメリカとなっていて、フェラーリのイタリア、マクラーレンのイギリスは元々入っていない。

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BMWザウバー、日本GPではリザーブドライバーなし

独『オートモーター・ウント・スポルト』誌が報じたところによれば『BMWザウバーF1』チームは9月30日(日)に決勝レースが行われる富士スピードウェイでの日本GPに、リザーブドライバーであるティモ・グロックを帯同させないことを決めたということだ。
Timo Glock (C)BMW Sauber F1 Team
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これは、グロックが現在参戦している『GP2シリーズ』の最終戦バレンシア戦と重なるため。(グロックはこのシリーズで目下チャンピオンシップをリードしている)
BMWザウバーでは、セバスチャン・ベッテルがトロ・ロッソのレースドライバーに昇格したため新たにグロックをリザーブドライバーに指名したばかり。

なお、GP2では2005年チャンピオンがニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、2006年がルイス・ハミルトン(マクラーレン)と、いずれも翌年F1にステップアップを果たしている。

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ハミルトン、「モンツァは想い出の場所」

目下チャンピオンシップで首位を走るマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)は、今週迎えるイタリアGPを前に、次のようにその舞台となるモンツァ・サーキットの印象を語っている。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「ここモンツァは僕にとってとてもいい想い出の場所なんだ。
ここで初めてレースを行ったのは去年の『GP2シリーズ』でのこと。
日曜日にはジョルジョ・パンターノと最後まで激しいバトルを繰り広げて、それで結局チャンピオンシップを決めたところだからね。
(レースは第1・第2共にパンターノに次いでハミルトンは2位)
ここは良いセットアップを決めるのにとても難しいサーキットなんだ。
とりわけシケインの使い方がポイントになるんだけれど、その意味でウチのクルマは柔らかいサスペンションが使えるからライバルよりも有利だと思うよ。
願わくは、今年もっといい想い出をここで作りたいものだね」

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2007/09/03

中嶋一貴、来季トヨタでF1デビュー?

現在ウィリアムズ・チームのテストドライバーとして経験を積んでいる中嶋一貴(22歳)だが、ここに来て来季ウィリアムズてだはなく本家トヨタ・チームからF1デビューするのでは、と報じられて注目を集めている。
Toyota Team Trailer (C)Panasonic Toyota Racing
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これはドイツの『スポーツ・ビルト』誌が報じたもので、それによれば今年で契約が切れるラルフ・シューマッハの後任として中嶋一貴を抜擢するというもの。
(中嶋一貴は今年のハンガリーGPでトヨタのリザーブドライバーに指名されている)

トヨタ首脳は今年『GP2シリーズ』で堅実な成績を収めている中嶋にハミルトン/マクラーレン再来の期待を掛けていると同誌は報じている。
とりわけ中嶋であれば日本のファンにアピールができ、また現在F1でも有数の高額ドライバーであるラルフに代えることにより大幅なコスト削減も見込まれることになる。

同誌はさらにまた、今や中嶋の来季シートのライバルはラルフではなくティモ・グロック(25歳:ドイツ)であるとも伝えている。
グロックは今季GP2のポイント・リーダーで、また先頃BMWザウバーのテストドライバーに起用されたばかり。
また2004年にジョーダン・チームから4戦だけ出場した経験を持つ。

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バトン、「トラクション・コントロール禁止楽しみ」

ホンダ・チームのジェンソン・バトン(27歳:イギリス)が、2008年から導入されるTRC(トラクション・コントロール・システム)の禁止について「楽しみにしている」と、語っている。
Jenson Button (C)Honda Racing
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バトンによれば、先のモンツァ合同テストで、数ラップに渡ってトラクション・コントロールなしでドライブ、その感触を楽しんだということだ。

「ホンの数ラップだったけど、モンツァではTRCを使うことなく周回してみたんだ。
久しぶりの感触で懐かしかったし、とても楽しめたね。
いずれにせよ、2008年からはこうしたドライバーズ・エイド(運転補助)はなくなる訳だけだし、みんながなくなるんだから条件は同じことさ。
僕自身はとてもそれを楽しみにしているよ」

丁寧なドライビングには定評のあるバトンのこと、こうした電子システムの禁止は間違いなく有利になる筈だ。

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カーティケヤン、インド・チーム実現に期待

現在インド人ドライバーで唯一F1経験のあるナレイン・カーティケヤン(30歳)が、同国の富豪ヴィジャイ・マルヤ氏らの『スパイカーF1』買収によりF1にインド色が強まる方向であることを歓迎した。
Narain Karthikeyan (C)Williams F1
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これはインドの『アジアン・エイジ』紙に語ったもので、その中でカーティケヤンは「F1の中に、こうしてチームをコントロールするインド人が現れたというのは素晴らしいことだね。
僕はインド人ドライバーとして唯一F1のスーパーライセンスを持っているドライバーだし、またトップチームでのテストドライバーというこれまでの経験はきっとこのインド系チームで役に立てるものと確信しているよ。
もちろん今年はウィリアムズ・チームとの契約があるけれど、来年についてはいま交渉中さ」と、説明している。

インドにF1を根付かせるため長く活動を続けてきたカーティケヤンに、やっと希望の灯が見えてきたか。
2005年、カーティケヤンはスパイカーF1の前身であるジョーダン・チーム時代にF1を戦い、予選最高11位、決勝レースではミシュラン勢不在のアメリカGPで4位になっている。

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フィティパルディ氏、「マッサもっと勝て!」

トルコGPでのフェリッペ・マッサ(28歳:ブラジル)の勝利で、今季ここまでの12戦をマクラーレン&フェラーリの4強がそれぞれ3勝ずつという展開になった2007年のF1シーズンだが、ポイント上はフェラーリの2人がマクラーレンの2人に対し大きく後れを取っている。

これについてブラジルの元F1チャンピオン、エマーソン・フィティパルディ氏(60歳)は次のように母国の後輩マッサにエールを贈った。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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「今回のようにシーズン終盤でマッサ/フェラーリがポールTOウィンを飾るというのは、ライバル・マクラーレン勢にプレッシャーを与えるという意味でとても価値のあることだね。
おそらくいまマッサは、とても楽しい時間を過ごしていることだろう。
ただ、現在のポイント差を考えれば、まだまだマッサはこれからも勝ち続けなければならないよ。
そして私にとって、そうしてマッサが勝つのを見るのはとても楽しいことなんだよ」

1972、1974年のF1チャンピオンであるばかりでなく、1989年の米CARTでもチャンピオン、さらに2度に渡ってインディ500をも制したブラジルの英雄は、現在も『A1グランプリ』でブラジル・チームを率いるなど母国愛に溢れた人間だ。

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英サッカークラブ、ブリアトーレ氏オファー認める

先に英大衆紙『サン』らが報じた通り、イギリスの2部サッカークラブ『QPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)』は現ルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表からチーム買収のオファーがされたことを正式に認めた。
Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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それによれば買収の提示額は6千万ドル(約70億円)という巨額のものという。
(これまでは約38億円と伝えられていた)
ただし、これはブリアトーレ氏単独ではなくバーニー・エクレストン氏との共同のものという。
果たしてブリアトーレ氏にそれだけの財力があるか疑問にみられていたが、エクレストン氏が一緒であれば納得だ。
(エクレストン氏についてはこれまでプレミアリーグの名門『アーセナル』の買収に動いていると伝えられていた)

しかしこの発表があったこの週末、チームはサウスアンプトンに3-0で完敗している。

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マルヤ氏、「オール・インドF1チームが夢」

『スパイカーF1』チームの買収に名乗りを上げたインドの富豪ヴィジャイ・マルヤ氏は、「オール・インドF1チーム作るのが夢」と、語って注目されている。
Vijay Mallya

「私の夢は言うまでもなくこのインドにF1チームを作ること。
まだ来年のチーム名も体制も決まっていない今の段階で明確なことを言うことはできないが、2008年がその目標に向けたスタートになることは間違いないね」

マルヤ氏はインド人ドライバーの起用が夢としていて、ナレイン・カーティケヤンやカルン・チャンドクらの名前がすでにささやかれているが、ミッシェル・モル氏(オランダ)との新しい共同コンソーシアム(国際借款団)の構成について「自分がチーム代表とマネージング・ディレクターとを兼任。その他3人のディレクターで構成され、その内の2人がモル氏の側で指名される」としていて、モル氏の意向を尊重しなければならない事情を示唆した。

なおスパイカーF1からの引き渡しは30日以内に実行される伝えられている。


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2007/09/02

スパイカーF1の買収価格は127億円とか

渦中のミッシェル・モル氏とインド実業家ヴィジャイ・マルヤ氏との共同コンソーシアム(国際借款団)がスパイカーF1を買収した金額は、1億1千万ドル(約127億6千万円)であると報じられた。
Fly Kingfisher (C)Panasonic Toyota Racing
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これはインドのテレゴ局『CNBC-TV18』が1日(土)伝えたもの。
噂では、ジョーダンからミッドランドF1になった時の買収した当時の価格は5千万ドル(約58億円)、またミッドランドF1からスパイカーF1になった時は1億ドル(約116億円)と伝えられていた。

なおマルヤ氏の経営するインドの『ユナイテッド・ブリュワリーズ・グループ』はすでに『キングフィッシャー航空』ブランドでトヨタ・チームのスポンサーを務めているが、今回のスパイカーF1買収によりこちらに影響が出ることはないということだが、新チームの名称が『キングフィッシャーF1』になるという見方もされている。

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EU健康委員会、フェラーリ&マルボロの関係を糾弾

ベルギーのブリュッセルに本部を置くEU(欧州連合)の健康委員会が、フェラーリ・チームと同チームのメインスポンサーであるマルボロ(フィリップモリス社)に対し、その関係を見直すよう異例の指摘を行った。
Marlboro (C)Ferrari S.p.A
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同委員会のマルコス・キプリアヌ委員長によれば、フォーミュラワンからタバコ広告を排除するこれまでの運動の結果、多くのチームでこれを実現したにもかかわらず、唯一フェラーリだけが2011年までという長期の契約を結んでいることは非難されるべきとのこと。

「フォーミュラワンはモータースポーツのシンボルであり、若者への影響は大きい。
われわれは喫煙による健康被害から世界の若者たちを守るため、フェラーリ・チームと、F1を統括するFIAに対して申し入れを行った」と、語っている。

これまでマクラーレンはウェストと、ルノーはJT(日本タバコ)と、またホンダはBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)とそれぞれタバコ会社のメインスポンサーと袂を分かっている。

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スパイカーF1、ミッシェル・モル氏らの手に

前スパイカーF1のマネージング・ディレクターで、かねてチーム買収の意欲をみせていたミッシェル・モル氏(38歳:オランダ)が出したオファーに対し、スパイカー・カーズNVの経営委員会がこれを受諾する結論を出したと英『オートスポーツ』誌らが報じている。
Michiel Mol (C)Spyker F1
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『スパイカーF1』チームの親会社である『スパイカー・カーズNV』への出資にも関わったモル氏は今回インドの実業家であるヴィジャイ・マルヤ氏と共にチーム購入のための合弁企業を設立したということだ。

マルヤ氏は『ユナイテッド・ブリュワリーズ・グループ』の代表者で、同社はインド国内でビールやスピリット、さらには航空業界をもリードする巨大企業。
現在トヨタ・チームのスポンサーになっている『キングフィッシャー航空』もその傘下企業の一つだ。

ミッドランからF1チームを購入したスパイカー・カーズだったが、親会社の経営不振からミッドランド同様わずか1年でチームを手放すことになるようだ。

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2007/09/01

ベルガー氏、「チャンピオンにはその価値がある」

『スクーデリア・トロ・ロッソ』ではすでに来シーズンのドライバー・ラインナップをセバスチャン・ベッテル(20歳:ドイツ)&セバスチャン・ボーデ(28歳:フランス)という両セバスチャン・コンビでいくことを明らかにしているが、そのボーデの起用について同チームの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガー氏は次のように『フォーミュラワン・サイト』で語っている。
Gerhard Berger & Franz Tost (C)Scuderia Toro Rosso
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「一部にボーデの起用についてあれこれ言われていることは知っているよ。
確かにボーデにはごく限られたF1経験しか持たないが、これまで3度も米チャンプカーでタイトルを獲得したというのはとても意味のあることなんだ。
チャンピオンシップを勝ち取ることが可能な人間というのが、そうでない人に比べて特殊なものであるということを私は決して疑わないね。
彼には間違いなくこのチームを前進させる才能を持っている筈だよ」

ボーデの起用に対しては、これによりシートを失うリウッツィなどの「F1テストでもたいして速くなかった」などの発言がメディアで伝えられていた。

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トヨタ モンツァ合同テストニュース(8/31)

F1モンツァ合同テスト終了 4日目も午前中は不運の降雨
R.シューマッハーがテストを継続。蓄積したデータを分析し来週末のイタリアGPへ

パナソニック・トヨタ・レーシングは、イタリアのモンツァ・サーキットで行われているF1合同テストを終了した。
3日目の午前中に見舞われた降雨により、今回の合同テストに参加した11チーム中9チームが、予備日である4日目を利用し、テストを継続した。

しかし、4日目も、昨日同様に朝は雨に見舞われ、テストを担当したラルフ・シューマッハーは、午前中初期チェック走行を終えた後、再び早めに設定された昼食休憩までは、有意義なテストを行うことはできなかった。
その後、午後には太陽も現れ、気温も上昇。
ラルフ・シューマッハーは来週に迫った第13戦イタリアGPへ向けた機械的な面でのセットアップを中心にテストに集中し、4日間に渡る合同テストを締めくくった。

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アギャグ氏、真の狙いはプロドライブ?

目下『スーパー・アグリ・F1』チームへの出資が噂されるスペインの実業家アレハンドロ・アギャグ氏だが、真のターゲットは2008年F1に新規参戦するプロドライブにあるのでは、とスペイン『マルカ』紙等が伝えている。
Renault/Telefonica (C)Renault F1
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スーパー・アグリの場合、鈴木亜久里代表が当初から完全売却を否定していることから仮にアギャグ氏側がテレフォニカやレプソルなどのスペイン系スポンサーを持ち込んだとしても現在のオールジャパン体制を変更することは困難とみられている。

一方、プロドライブの場合、もともとマクラーレンとの関係でペドロ・デ・ラ・ロサの起用が噂されていて、スペイン系資金の獲得はチームの意向とも合致すると思われるからだ。

とはいえ、プロドライブにとっては肝心のマクラーレンとの話し合いの行方が引き続き最重要事項となっている。

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デビッドソン(SAF1)、「天候に振り回された」

今回のモンツァ合同テストでは第3日目に登場。
しかし雨に見舞われたうえに延長された4日目も半分はウェットコンディションを強いられたスーパー・アグリのアンソニー・デビッドソンは「イタリアでこの天気とは……」と、思わず漏らした。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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「イタリアでのテストというのは普通暖かい晴天で行われるものだけど、今回のテストには参ったね。
4日間のうち2日間は雨なんだもの、すっかり天気に振り回されちゃったよ。
それでも午後からはイタリアGPに向けたセットアップを進められたし、スタートのシミュレーションやロングランもできたので良かったよ。
マシンはもちろん低ダウンフォースのセッティングだけど、バランスは悪くないと思う。
来週のレースに向けていい準備ができたと思うよ」

この日最多となる104ラップもの周回を重ねたデビッドソンのベストタイムは1'25.416と前日より大幅に短縮したもののタイムシートでは最下位。
しかし「アタックラップした訳じゃないから」と、デビッドソンの表情は明るいものだった。

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モンツァ合同テスト席巻で自信みせるメルセデス

結局4日間に渡って行われた今回のモンツァ合同テスト、その4日間すべてでトップタイムを記録するという圧巻ほみせたのは目下チャンピオンシップをリードするマクラーレン・メルセデス・チームだった。
Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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この結果を受けメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターは次のようにイタリアGPへの自信を示した。

「最高時速が340キロ、平均速度でさえ250キロにも達するこのモンツァ・サーキットでのレースは、スロットル開度の割合も全サーキット中もっとも多い、エンジンに負担の掛かる過酷なところだ。
しかし今回のテストの結果をみてもわかるように、われわれのエンジンは常に強力なパフォーマンスをみせた。
来週のレースでは、エンジンのローテーションの意味でもわれわれの2台はいずれもフレッシュ・エンジンでスタートすることになるのでこれも有利な条件だ。
いまからイタリアGPでの活躍が楽しみだね」

昨年の優勝こそフェラーリ(シューマッハ)に譲ったものの、ここモンツァでは2年連続ポールポジションを獲得するなどメルセデス・エンジンはその威力を発揮している。

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スーパー・アグリ首脳、「ランキング8位死守」

今シーズンここまでポイント4(いずれも佐藤琢磨の獲得)、コンストラクターズ・ランキング8位に位置する『スーパー・アグリ・F1』は、今季このポジションを最後まで死守すると誓った。
Graham Taylor (C)Super Aguri F1
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これは同チームのグラハム・テーラー/スポーティングディレクターが語ったもので、「統計学的にみて、われわれがこのポジションをシーズン最後まで保持することは可能なことだと確信している。
またそうであることを望むね。
現在のフォーミュラワンは完全な信頼性を必要としていて、それはトルコGPでの完走台数をみれば明らかなこと。
つまり今後のレースで異常な状況というのは考えにくいんだ。
われわれは小さく若いチームだがすべての人間にやる気が溢れている。
今季はこのままホンダ、トロ・ロッソそしてスパイカーらをもしたがえてランキング8位でフィニッシュするだろう」としている。

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トヨタも富士SWの日本GPに向けて開発ラッシュ

トヨタ・チームでは、先のトルコGPフリー走行2日目セッションで、これまでのものより鼻先の下がったいわゆる『スラントノーズ』のノーズ・セクションを装着して走行して注目された。
ノーズ・セクションはそれぞれFIAのクラッシュ・テストで合格しないとならないため変更するには手間が掛かるが、今回のものは前日に合格したばかりなのだという。

同チームによれば、これはすでに富士スピードウェイで行われる日本GP(9月30日決勝)に向けた一連の開発の第一幕であるということだ。
富士スピードウェイは言うまでもなくトヨタの『陣地』。
ホームグランプリに向けて今後も開発ラッシュが続くことだろう。

Toyota TF107 Nose-1 (C)Panasonic Toyota Racing
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トルコGPフリー走行1日目のもの。

Toyota TF107 Nose-2 (C)Panasonic Toyota Racing
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トルコGPフリー走行2日目のもの。

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モンツァテスト最終日もマクラーレン席巻(8/31)

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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雨のため1日延長されたモンツァ合同テストだったが、その第4日目も前夜から雨が降り続きウェットコンディションとなった。
なおルノーとスパイカーF1の2チームは参加していない。

日中雨も止み、午後のセッションからはやっとドライタイヤで走れるようになり、各車残りのテストプログラム消化に努めた。
トップタイムを記録したのはデ・ラ・ロサで、これでマクラーレンが4日間連続でタイミングモニターのトップに名前を刻むことに。
しかし2番手マッサ(フェラーリ)とのタイム差はわずかに0.004秒という際どいものだった。

3番手はBMWザウバーのクビサ、4番手はウィリアムズのロズベルグだったが、最後はエンジントラブルで走行を終えている。
その他、ホンダのバトンやトヨタのラルフもストップして赤旗中断の原因を作っている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'23.285 55 MP4-22
2 F.マッサ BRA Ferrari 1'23.289 67 F2007
3 R.クビサ POL BMW Sauber 1'23.575 68 F1.07
4 N.ロズベルグ GER Williams Toyota 1'23.962 94 FW29
5 J.バトン GBR Honda 1'24.537 61 RA107
6 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Ferrari 1'24.760 79 STR2
7 R.シューマッハ GER Toyota 1'24.837 39 TF107
8 D.クルサード GBR RedBull Renault 1'25.185 69 RB3
9 A.デビッドソン GBR SuperAguri Honda 1'25.416 104 SA07

   * 2007 Test Time : 1'21.098 F.Massa/Ferrari 248F1 (8/31)
   * 2006 Test Time : 1'23.155 F.Alonso/McLaren Mercedes MP4-22 (8/29)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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