ブリヂストン ベルギーGP事前ニュース
Italin GP Scene (C)Super Aguri F1
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2007 年 F1 世界選手権 ベルギーGP の展望
9月14日から16日までF1世界選手権ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、今シーズンのサーキットの中で最も距離が長く、最もエキサイティングなサーキットの一つです。
ブリヂストン・レーシング・ポテンザのミディアム、ソフト両コンパウンドが使用される予定です。
2006年のF1 世界選手権はスパ・フランコルシャンでは開催されず、また最後にレースが開催されてからレイアウト変更と路面の再舗装が施された為、チームにとって新しい挑戦になります。
全長7kmのコースには、世界的に有名なオールージュを初めとする多様なコーナーが混在しています。
ミディアム、ソフト各コンパウンドは、2007年のブリヂストン・レーシング・ポテンザのミッドレンジに属し、今年はこれまでオーストラリア、アメリカ、フランス、ドイツ、そして先週のイタリア各GPで、合計5回使用されました。
スパでは7月に、多様な気象条件の下で全チームが参加して3日間のテストが行われました。
この地域の天候は変わりやすく、また過去に開催されたベルギーGPの多くが雨に見舞われたため、ブリヂストンはウェットタイヤとエクストリームウェットタイヤを準備して臨みます。
ブリヂストンがF1に参戦してから、ベルギーGPでブリヂストン・レーシング・ポテンザ装着マシンが4勝を挙げています。1999年にマクラーレン・メルセデスのドライバー、D.クルサードが1勝目を挙げ、そして最近では2002年にフェラーリのM.シューマッハが優勝しました。
2003年と2006年はベルギーGPの開催はありませんでした。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:
スパの課題は何ですか?
「スパは高速サーキットであり、かつ非常にチャレンジングです。
他の高速サーキットは、マシンの空気抵抗を小さく設定している為、タイヤにかかるダウンフォースは小さいのですが、対照的にスパではタイヤにかかるダウンフォースは大きくなります。
つまりタイヤは、ほぼ1周全てにわたり高速で負荷の大きい条件下に置かれるということです」
雨のレースで正確なタイヤ選択を行うには、どのような難しさがあるのでしょうか?
「ウェットコンディションはあっという間に変わる可能性があるため、正確な判定はとても難しいのです。
われわれは常にドライタイヤからウェットタイヤ、そしてエクストリームウェットタイヤに、またはその逆の順番で、タイヤを変更するべき状況とタイミングを計算してチームに伝えていますが、レース・コンディションはそれほど簡単なものではありません。
われわれは多くの物事をコントロールすることができますし、コンピュータもたくさんありますが、自然だけはコントロールできないのです」
ベルギーGPの豆知識:
スパに送るタイヤ本数とスペック:2,200本(ウェットとエクストリームウェットタイヤ及びミディアムとソフトドライタイヤ)
2005年ポールタイム:1分46秒391(J-P.モントーヤ、マクラーレン・メルセデス)
2005年レース最速ラップタイム:1分51秒453(R.シューマッハ、トヨタ)
2005年トップ3:K.ライコネン、F.アロンソ、J.バトン
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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