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2007/09/16

トヨタ ベルギーGP公式予選ニュース

ベルギーGP予選 J.トゥルーリが8番手グリッド確保
R.シューマッハーは最終セッション進出を逃すが11番手からポイント獲得を目指す

F1第14戦ベルギーGPの公式練習第3回目に引き続き、予選が行われた。
やや雲が多いものの、降雨には見舞われることなく、午前11時から行われた公式練習第3回目では、ヤルノ・トゥルーリが6番手タイムを刻み、ラルフ・シューマッハーも9番手と好位置で午後の予選へと臨んだ。

午後2時に開始された予選は、気温17度、路面温度27度、湿度50%と涼しいコンディションの下でタイムアタックが繰り広げられた。
予選第1セッションは、終了間際にめまぐるしく順位が入れ替わる展開となったが、ヤルノ・トゥルーリが10番手、ラルフ・シューマッハー12番手で2台共に第2セッションへの通過を決めた。
続く予選第2セッションでは、ラルフ・シューマッハーが1回目のアタックでまずまずのタイムをマークしたが、2回目のアタックでは十分なアタックができず、タイムアタックを断念。
僅差の戦いの中で、惜しくも12番手となり、最終第3セッション進出を逃した。

一方、ヤルノ・トゥルーリは、10番手に入り、最終第3セッション進出を決め、9戦連続となるトップ10入りを確定した。
その後、ヤルノ・トゥルーリは、最終第3セッションで9番手となったが、予選で上位の他車がエンジン交換によりグリッド降格となるため、明日の決勝レースでは4列目8番手グリッドからスタートすることとなり、11番手グリッドからスタートするラルフ・シューマッハーと共にポイント獲得へと挑む。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー12 シャシー:TF107/04
公式練習3回目:6番手 1分47分218(トップと1.081秒差) 11周
予選第1セッション:10番手 1分47秒143(トップと1.085秒差) 6周
予選第2セッション:10番手 1分46秒480(トップと1.410秒差) 6周
予選第3セッション : 9番手 1分47秒798(トップと1.804秒差) 9周
グリッド:8番手(暫定)

「今日の結果には十分満足している。
再びトップ10入りという良い仕事を成し遂げることができた。
チームのお陰でこの週末はこれまでのところ問題もなく、順調に進んでいる。
8番手グリッドからスタートできるのは悪くない。
明日の決勝レースを戦うには良いポジションだ。
F1では常に追い越しは難しいが、私は全てをかけてポジションアップを狙って行く。
われわれは決勝レースへ向け良い戦略を持っていると信じており、予選第3セッションの結果やこの中で起こったことも踏まえて、かなり自信を持っている。
もちろん私の目標は世界最高のサーキットでポイント争いへと復帰することであり、そのためにベストを尽くす。
決勝レースにおいては、スタートからチェッカーまで、全てがうまく行くことを望んでいる」

ラルフ・シューマッハー:カー・ナンバー11 シャシー:TF107/05
公式練習3回目:9番手 1分47秒454(トップと1.317秒差) 19周
予選第1セッション:12番手 1分47秒300(トップと1.242秒差) 6周
予選第2セッション:12番手 1分46秒618(トップと1.548秒差) 5周
グリッド:11番手(暫定)

「トップ10入りできるだけの速さを持っていると思っていただけに、それが果たせず、不満の残る予選となってしまった。
公式練習では好調だったので、予選でも好結果が得られることを望んでいた。
うまく行っていたと思っていたのだが、残念ながら予選第2セッションの最後のアタックに出ていく周回が、予定通りに進まなかった。
望んでいたレベルまで十分にタイヤとブレーキを暖めることができず、アンダーステア症状に見舞われてしまった。
それが私にとっての現実だった。
しかし、われわれの“TF107”は強力で、明日ポイント圏内での戦いができることを信じている。
そのためには、勿論トップ10圏内からスタートを切るヤルノ・トゥルーリの方がより近い場所にいると思うが、私も自分の得たグリッドから最善を尽くしてアタックし、良い結果を残したい。」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「われわれにとって妥当な予選結果と言えるだろう。
ヤルノ・トゥルーリはトップ10入りを果たしてくれたが、われわれは公式練習でのパフォーマンスから、全体的に更なる好結果を予測していた。
ヤルノ・トゥルーリは予選第1セッションと第2セッションの最後のアタックで、何度か前走車に阻まれ、タイムに影響を受けたものの、良い走りを見せてくれた。
一方でラルフ・シューマッハーは、予選第1セッションは良かったが、第2セッションでウォームアップの問題に見舞われ、過大なアンダーステア症状のためにラップタイム更新は果たせなかった。
それを除けば、われわれの準備はうまく行っており、やらなくてはならない、戦略面とタイヤ選択に関しても全く迷いはなかった。
オプションタイヤ(ソフト)は、われわれが以前のテストで試した時と全く同じ特性を示し、驚きはなかった。
決勝レースへ向けては、スターティンググリッドを考えても、ポイント獲得が明白な目標だ」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「長いコースにもかかわらず、予選はいつも以上に僅差で激しい戦いだった。
ラルフ・シューマッハーは僅かな差で予選第3セッションに進めず、目標にしていた2台揃ってのトップ10入りはならなかった。
ヤルノ・トゥルーリは午前中の公式練習の時から“TF107”のバランスが良く、いつものように予選第3セッション進出を果たしてくれた。
両ドライバー共に“TF107”の仕上がりは良いし、モンツァに続く高速サーキットでの連戦で、2レース目の使用となるエンジンも好調だ。
雨の降ることが多い“スパ”のベルギーGPだが、明日も好天との予報であり、決勝レースではしっかりスタートを決めて良いレースを戦いたい」

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