A.プロスト氏、「タイトル争いは心理戦に」
元4回のF1チャンピオンであるアラン・プロスト氏(52歳:フランス)は、いよいよ大詰めを迎えた今年のタイトル争いについて、「ドライビング能力よりも心理戦になった」との見方を英『ガーディアン』紙で示した。
A.Senna & A.Prost (C)Honda Racing
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「いまのアロンソとハミルトンの関係は、僕が1984年にマクラーレンに加入した時の状況に似ているね。
チームにはすでに偉大なニキ・ラウダがいて、そして若い僕は速くて前途有望なドライバーだったんだ。
ただ今と異なる点といえば、ラウダがすでに2シーズンこのチームにいたのに対し、アロンソは最初のシーズンということ。
そして僕はラウダとの争いの後、今度はアイルトン・セナと同じような厳しいシーズンを1988・89年と過ごした。
ロン・デニスは常に公正な男であろうとしているけれど、ドライバー自身がどう思うかは別だ。
ハミルトンはイギリス人であるのに対しアロンソはそうではない。
アロンソが抱えている問題は、自分が優遇されていないと感じることにあるんだ。
こうした心理上の戦い、それが残されたタイトル争いの80%を占める要素になることだろうね」
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