Bridgestone Tyre (C)Super Aguri F1
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2007年 F1 世界選手権 ハンガリーGP 決勝
ソフト-ソフト-スーパーソフトの戦略で戦ったルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が、ハンガリーGPでF1デビューシーズン3回目の優勝を勝ち取った。
ハミルトンに0.7 秒遅れてチェッカーを受けたのはキミ・ライコネン(フェラーリ)。ニック・ハイドフェルド(BMW ザウバー)が3位だった。
今日の結果で、ブリヂストン・タイヤは通算302回の表彰台を達成したことになる。
ポールポジションからチェッカーフラッグまでトップを守り続けたハミルトンに、ライコネンがレースの最後までプレッシャーをかけ続けた。
ハミルトンと同じタイヤ戦略を選択したライコネンは、スーパーソフトでこのレースの最終ラップに最速ラップタイムを記録している。
彼の1分20秒047は、ブリヂストン・ポテンザタイヤがF1 で記録した110回目の最速ラップタイムだった。
3ストップ戦略で戦ったハイドフェルドは、最終スティントでスーパーソフトを装着して3位に入った。
レース終盤では、4位に入ったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)がハイドフェルドを追い上げてプレッシャーをかけた。
アロンソは、予選でのチームメイトへの妨害行為でペナルティを課せられ、6番手グリッドからのスタートだった。
ロバート・クビサ(BMW ザウバー)は、チームメイトと同じ3ストップ戦略で5位フィニッシュ。
6位は2ストップ戦略で最終スティントをスーパーソフトで走ったラルフ・シューマッハ(トヨタ)。
7位は3ストップ戦略で、同じく最終スティントをスーパーソフトで走ったニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)だった。
ヘイッキ・コヴァライネン(ルノー)が8位でポイント獲得を果たしているが、彼は、2スティントをスーパーソフトで走った2人のドライバーのうちの1人だった。
コヴァライネンは、このタイヤで第1スティントを27周走っている。
FIA のスチュアードの裁定から、マクラーレンの2台は今日のレースのコンストラクターズ・ポイントが獲得できないことになったが、この決定に対してチームは抗議している。
次のレースは、8月24日.26日のペトロール・オフィシ・トルコGP で、このレースではハードとミディアムのブリヂストン・ポテンザタイヤが採用される予定だ。
気温 路面温度 天候
決勝 28C-27C 40C-39C-40C-38C 曇り
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「今週末は様々な出来事があり、今日も素晴らしいチャンピオンシップ争いの戦いを目前にしているのを忘れてしまうほどでした。
ブリヂストンも重要な役割を果たしていると自負していますが、この接戦のレースの戦いを決めるはわれわれではありません。
ブリヂストン・ポテンザのソフト・コンパウンドは週末を通して非常に高い性能を発揮しましたが、スーパーソフトはドライバーやエンジニアにとってはチャレンジとなりました。
コースや天気のコンディションのおかげで、スーパーソフトも非常に良い性能を発揮し、レースの最終ラップで今回のレースの最速ラップタイムを記録しました。
今日も、バラエティーに富んだタイヤ戦略が選択されました。
中でも一番興味深かったのは、スーパーソフトでスタートし、2スティントをこのコンパウンドで走り続けてポイントを獲得したコヴァライネンです。
金曜日と土曜日の走行を見て、スーパーソフトのパフォーマンスが少し心配でしたが、レースではとても良い性能を発揮しました。
これは、東京のエンジニアたちの予測が正しかったということでもあり、とても喜ばしいことです。
いろいろとありましたが、われわれがこのレースに適したタイヤを投入できたこと、そして、そのタイヤが良いパフォーマンスを見せたことに、とても満足しています。」
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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