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2007/08/27

トヨタ トルコGP決勝レースニュース

F1第12戦トルコGP決勝 R.シューマッハーが12位
9番手スタートのJ.トゥルーリは16位に留まる

F1第12戦トルコGPの決勝レースがトルコ・イスタンブールのイスタンブール・パーク・サーキットで行われた。

好天に恵まれ、気温36度、路面温度52度、湿度27%という相変わらずの猛暑の中で、午後3時に58周に渡る熱戦のスタートが切られた。
9番手グリッドからスタートを切ったパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリは、スタート直後の第1コーナーで他車に追突され、スピン。最後尾へと後退を余儀なくされてしまった。
その後、果敢に追い上げたものの、上位進出は叶わず、16位でチェッカーを受けた。一方、昨日の予選で不本意な18番手となったラルフ・シューマッハーは、他車のグリッド降格により16番手から決勝レースをスタート。
1回給油作戦を採り、上位進出を狙ったが、12位に終わった。
トルコGPは厳しい結果に終わったが、パナソニック・トヨタ・レーシングは次戦イタリアGPで雪辱を果たすべく、8月28日(火)から30日(木)まで、イタリアGPが開催されるイタリアのモンツァ・サーキットで行われるF1合同テストに参加する。

Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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ラルフ・シューマッハー:カー・ナンバー11 シャシー:TF107/05
決勝:12位
タイヤ選択:ハード/ミディアム
グリッド:16番手
「本当に不満足な結果となってしまった。
われわれには速さはあったと思うが、レース序盤に十分に攻めることが出来ず、“TF107”はハードタイヤには適していなかったために、若干のタイムを失ってしまった。
また、私は1回給油戦略を採っていたために、車体が非常に重く、それもレース序盤に攻められなかった理由だ。
戦略は正しかったが、われわれのスタートした後方グリッドから成功させるのは非常に困難だった。
金曜日に示した様に、われわれは十分なレースでの速さを持っており、他車に阻まれることのない状況では、私のペースは悪くなかった。
私のラップタイムはレース終盤になるに従い向上し、実際にとても良いものだった。
もし予選でもっと良い位置につけられていたら、ポイント獲得も可能であっただろう。
われわれは確実に、2週間後のイタリアGPから始まる、残りのレースでは何としてもポイント獲得に向け戦いたい」

ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー12 シャシー:TF107/04
決勝:16位
タイヤ選択:ハード/ハード/ミディアム
グリッド:9番手
「われわれにはもっと良い結果を得るチャンスがあったはずだが、これもレースだ。ファクトリーでのハードワークのお陰で、レース中“TF107”のバランスは良かっただけに、今日の結果は残念だ。
ポテンシャルを見せられるようなクリアラップは取れなかったが、“TF107”の感触は良かった。スタートは上手く行ったが、不運なことに、第1コーナーでG.フィジケラ(ルノー)が後から私に接触し、大きく順位を落とすことになってしまった。
このようなアクシデントは起こり得るものだ。
その後は多くの他車を追い抜き、多くのバトルを繰り広げたが、後方からの追い上げは非常に難しいものだった。
われわれは、ポイント獲得を狙う戦略だったが、第1コーナーでのアクシデントの後、それは不可能だった。
今は、このレースのことは忘れ、私にとってのホームレースとなる次戦イタリアGPへと集中したい。
私はホームレースであるイタリアでのレースを楽しみにしており、良い結果が得られることを望んでいる」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「目標のポイント獲得が出来ず大変残念だ。
16番グリッドからスタートしたラルフ・シューマッハーも、1回給油作戦でポイント圏内を狙っていたが、コース上の混雑から抜け出せず12位に留まった。
ヤルノ・トゥルーリは第1コーナーで追突され、最後尾から追い上げたが、16位まで上がったところでフィニッシュを迎えることとなってしまった。
暑い中で2台揃って完走したことを前向きに捉え、来週の合同テストをしっかりこなしてモンツアで必ず挽回を図る」

山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「われわれはファクトリーでのハードワークのお陰でいくつかの新しい部品を持ち込んでおり、それだけにもっと良い結果を予想していた。
レースウィークの始まりは好調で、好調を維持してレースウィークを終えられる筈だった。
2台の“TF107”は、レースの大部分を他車に阻まれて過ごすこととなった。ラルフ・シューマッハーは、スターティングポジションに恵まれなかったために、1回給油作戦を採った。
そして、この作戦は、順位を上げるためには必要な決断だった。
この作戦はある程度機能したが、ラルフ・シューマッハーはレースのスタート後、あまりに長い時間、遅い他車に阻まれてしまった。
ヤルノ・トゥルーリに関しては見た通りだ。
彼はG.フィジケラに追突され、後退を余儀なくされた。その後は混雑に阻まれてしまった。
彼はほとんど前方が空いた状態での周回が出来なかった。
このような暑いコンディションの下で、両ドライバー共に最後までレースを走り切ってくれた。
それが今回のレースでわれわれが満足している唯一の点だ。
われわれは、この週末を通して、何が起こったのかを分析しなくてはならない。
次戦イタリアGPへ向けて、再び努力を続け、より良い結果を目指す」

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