ジル・ド・フェランS/D、ホンダ・チーム離脱
今季苦戦を続けるホンダ・チームから、ついに主要メンバーの離脱が明らかとなった。
これは同チームで2005年(当時B.A.R・ホンダ)からスポーティング・ディレクターを務めていたジル・ド・フェラン氏(39歳:ブラジル)が、16日(月)辞意を表明したもの。
Gil de Ferran (C)Honda Racing
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「この決定をするのは私にとって非常につらいものだった。
そもそも私がこのチームに加入したのには、特定の役割を果たすためだったと理解している。
しかし望んでいたような果を得ることはできなかったということ。
私に対して行われた、チームのすべてのサポートに心から感謝している。
ホンダ・チームの今後の活躍を祈っているよ」
同チームのニック・フライ代表は、ド・フェランの離脱を惜しみながらも「すべてのパズルが埋め込まなければならないというF1ジグソーにおいて、彼の居場所はなくなっていたのだろう」と、語っている。
ド・フェラン氏はイギリスF3や国際F3000選手権で活躍したあと、米CARTシリーズに転向、ホンダ・パワーでチャンピオンを獲得、のちIRLとなったあともインディ500を制覇するなど活躍した。
突然F1チームのスポーティング・ディレクターに就任した際には、関係者からもその可能性に首を傾げる向きは多かった。
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