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2007/07/23

トヨタ ヨーロッパGP決勝レースニュース

ヨーロッパGP決勝 大荒れのレースでJ.トゥルーリ13位
R.シューマッハーはポイント圏内へと戦い続けたが無念のリタイア

F1第10戦ヨーロッパGPの決勝レースが、ドイツのニュルブルクリンクで行われた。
午後2時、雲が重く立ち込めてはいたものの、雨は無く、気温19度、路面温度31度、湿度54%のコンディションの下、ドライ路面でスタートが切られた。
しかし、各車が1周目を走行している間に突然、激しい雨が降り始め、路面はヘビーウェットに急変。
この路面変化に、数台がコースアウトを喫し大混乱。
レースは4周を経過した時点で赤旗中断となった。

15分の中断を経てレースは再スタートが切られたが、パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、それぞれ12位、15位からレースを再開、序盤戦を戦うこととなった。
その後、ラルフ・シューマッハーはポイント圏内までポジションを上げて行ったが、19周目に他車と接触を喫し、無念のリタイアとなった。
一方、ヤルノ・トゥルーリは、再スタート後の雨を予測し、深溝ウェットタイヤで序盤戦へと臨んだが、この予想は外れ、路面は見る見る回復。
ヤルノ・トゥルーリは、再度ピットインを強いられ、浅溝ウェットタイヤに交換。
大きく順位を落とすこととなってしまった。
その後も粘り強く戦い続けたヤルノ・トゥルーリであったが、ポジションアップは果たせず、大荒れのレースを13位で終えた。
パナソニック・トヨタ・レーシングは巻き返しを目指し、火曜日からスペインのヘレス・サーキットで行われるF1合同テストへと臨む。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー12 シャシー:TF107/04
決勝:13位 59周/60周
タイヤ選択:ミディアム/ウェット/エクストリームウェット/ウェット/ミディアム/ウェット
グリッド:8番手
「レースの間中ずっと、良くない場所で、良くないタイミングで、良くない判断を下すという、そういう種類のレースだった。
ここニュルブルクリンクでは、天候は全く予測できない。
何度かギャンブルに出たが、全て裏目に出てしまった。
今日は本当に不運な一日だったが、このようなことは今日限りで終わり、今後は無いことを望んでいる。
本当に波乱のレースであり、戦略は機能せず、幸運にも見放されるなど、多くの要素が、全て私にとっては上手くいかなかった。
とても良いスタートで、5位に付けたが、降雨に見舞われてからのレースは良くも悪くも驚きに満ちたものだった。
私がピットインする周回で更なる強い雨に見舞われたのが私の不運の始まりだった。
赤旗中断となったのも、私にとっては最悪のタイミングだった。
ドライコンディションでは、私は非常に競争力が高く、前走車を捕らえることもできた。しかし、われわれはピットストップでもいくつか問題を抱えていた。忘れてしまいたいレースだ」

ラルフ・シューマッハー:カー・ナンバー11 シャシー:TF107/05
決勝:リタイア 18周/60周
タイヤ選択:ミディアム/ウェット/ミディアム
グリッド:9番手
「今日の結果は、私がホームレースで望んでいたものではないというのはもちろんだ。
ポイント獲得のチャンスがあっただけに、チームにとっても非常に残念な結果だ。
雨など全てのでき事の後にも、われわれは良いポジションに付けていた。
上位グループに匹敵する速さを見せており、本当に貴重なポイントを獲得できるはずだった。
N.ハイドフェルド(BMW)との接触においては、私はコーナーに入る手前で些細なミスを犯し、彼が接近する隙を与えてしまった。
そして最終コーナーで接触してしまった。
彼は非常にフェアなドライバーだが、レースにおいてはこのようなアクシデントは起きうるものだ。
ポイントを獲得できたはずだけに大変申し訳ないと思っている。
予選で好結果を出しながら、また決勝レースで結果を残せない週末になってしまい、残念だ」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「変わりやすい天気に翻弄されてしまった。
本来ならわれわれには大きなチャンスとなり得るはずのものを活かせなかっただけでなく、逆に順位を落とすことになってしまった。
ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハー共に好スタートを切り、ヤルノ・トゥルーリはポジションを上げることに成功した。
しかし、スタートと同時に降り出した雨の混乱で、タイヤを2度変えるなどで順位を落としてしまった。
ラルフ・シューマッハーはポイント圏内を巡る走行中に追突されリタイアとなってしまった。
両ドライバー共にレース中のラップタイムも良かっただけに、雨で順位を落としたことが残念だ。
このように混乱した状態でも、きちんと実力を発揮できる強いチームに一刻も早く到達したい」

山科 忠:TMG副会長
「まず、われわれが今日のレースで直面したいくつかの失敗について分析しなくてはならない。
ガレージ内の作業に加え、タイヤの準備と、天気予報をどのように利用するかという点においていくつか問題を抱えていた。
言うべきことはそれだけだ。
2人のドライバーは、このような不安定な天候と、コンディションの下で、最善を尽くしてくれた。彼らの働きは高く評価している。
残念ながら、ラルフ・シューマッハーは接触でリタイアを喫し、ヤルノ・トゥルーリは最も後ろでのフィニッシュとなってしまった。
しかし、彼らはベストを尽くしていた。
われわれは全ての事実について確認はしていないが、将来われわれのチームを強くするために、今回の原因を分析しなくてはならない」

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