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2007/07/07

トヨタ イギリスGPフリー走行ニュース

第9戦イギリスGP公式練習 強風、曇天の下でセットアップ
R.シューマッハー3番手、J.トゥルーリ5番手と好タイムで明日の予選へと準備

F1第9戦イギリスGPの公式練習第1回目と第2回目が、イギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。
昨年のイギリスGPは珍しく熱帯のような暑さに見舞われたが、今年は例年通り、涼しいコンディションに戻った。

午前10時から行われた、公式練習第1回目は、気温16度、路面温度19度、湿度69%というコンディションの下、路面はドライコンディションだが、空は雲に覆われ、強い風に見舞われる中で開始された。
パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは順調にセットアップとデータ収集をこなし、それぞれ9番手、11番手につけた。

午後2時から行われた公式練習第2回目は、セッション途中でにわか雨に見舞われたものの、予定されていた全てのプログラムを消化し、ラルフ・シューマッハーが3番手、ヤルノ・トゥルーリは5番手と好タイムでこのセッションを終了した。
チームはこの好調を維持するべく、明日の予選、日曜日の決勝レースへ向け準備を進める。

Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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ラルフ・シューマッハー:カー・ナンバー11 シャシー:TF107/05
公式練習1回目:9番手 1分22秒878(トップと1.778秒差) 21周
公式練習2回目:3番手 1分21秒381(トップと0.742秒差)34周
「今日はわれわれにとって上手く行った一日だった。
両セッション共に好調で、技術的な問題もなく、結果にはとても満足している。
午前、午後共に風が強かったため、正確な比較は困難だが、予定していた全ての作業を遂行でき、残りの週末へ向けて順調に準備ができた。
午後のセッションでは、われわれは非常に速かったが、明日どうなるかということは明日になってみないと分からない。
天気には恵まれたのかもしれないが、雨が降れば降ったでいろんなことが起こりうる。
何はともあれ、予選では2台揃ってトップ10入りし、そこから結果を得ることがわれわれの目標だ」

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー12 シャシー:TF107/06
公式練習1回目:11番手 1分23秒030(トップと1.930秒差) 27周
公式練習2回目:5番手 1分21秒467(トップと0.828秒差) 35周
「イギリスGPはいつも興味深い週末になる。
非常に変わりやすい天候を、常に気にしていなくてはならないからだ。
安定したコンディションは決して望めないが、これまでのところは典型的なイギリスの天候だと言うことができる。
この天候という要素は、レースカーのパフォーマンスに大きな影響を持つ。
雨が降らなかったとしても、風が強くなることもあり、それはセットアップに影響する。
そのため、われわれは2種類のタイヤコンパウンドをテストすることに集中し、上手く行った。
2週間前のテストでも高い競争力を見せたことから、期待のもてるラップタイムを刻むことができたし、われわれのパッケージはシルバーストーンのようなサーキットでは良い性能を発揮できるようだ。
明日も期待できると思う。また、良いレースを戦いたいと思っている」

ディーター・ガス:レース&テスト チーフエンジニア
「われわれは2週間前ここシルバーストーンで行ったテストでも非常に良い結果を得ており、その勢いが維持できている。
今日は両セッション共に風が強く、ドライビングは簡単ではなかった。
このため、両ドライバー共に、われわれが行ったセットアップの変更から、結果を見出すのが困難であったと語っている。
にもかかわらず、今日は特にタイヤに関して非常に多くの情報を得ることができた。
また、走行は、完璧にトラブルフリーの一日であり、望んでいた全てが得られた。
午後のセッションでは、極めて高い競争力を見せていることから、今週末こそはいい結果を出したいと思っている」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「一日中強風に悩まされたイギリスグランプリ初日だったが、その様な厳しい条件の下でも、午後の公式練習第2回目ではラルフ・シューマッハーが3番手、ヤルノ・トゥルーリが5番手と好位置を占めることができ、まずまずの滑り出しとなった。
しかしこの結果は、めまぐるしく変わる風の影響で各チーム、ドライバーともに苦しんだ結果でもある。
従って、明日の予選に向けては油断することなく気持ちを引き締め、いつも通り上位を目指してチャレンジしたい」

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