ブリヂストン イギリスGP事前ニュース
Bridgestone Tyre (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
2007 年 F1 世界選手権 イギリスGP の展望
フランスGPを終えたブリヂストンは、F1世界選手権第9戦イギリスGPの舞台、シルバーストン・サーキットに向かいます。
ブリヂストンは、ミディアム、ハード両コンパウンドを携えて、この路面の粗いチャレン
ジングな高速サーキットに臨みます。
ブリヂストン・モータースポーツの英国本部は、シルバーストンから70マイル程離れたラングレーにあります。
そこからヨーロッパ各地のレースに向けてタイヤを発送しています。
移動距離が短いことはブリヂストンにとって故郷に戻ってきたような趣があります。
ブリヂストンのトラックにとっては、移動距離は最短で済むものの、フランスから戻ってきたばかりであるため、慌しい移動になります。
シルバーストン・サーキット自体は高速のレイアウトで、メインストレートの手前に速度を落として進入する複合コーナーがあります。
路面が粗いことと、高速であることを考慮して、ハード及びミディアム・コンパウンドを用意しました。
最近のイギリスの気候は雨が多く、現段階の気象情報では今週末も雨が降ると予想されています。
雨が降れば、ウェットタイヤやエクストリームウェット・タイヤが登場する可能性があります。
レース中にこのようなタイヤを使用する場合は、その使用・未使用のタイミングを的確に計ることが勝負を決める要因になるでしょう。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:
シルバーストン・サーキットの課題は何ですか?
「このサーキットは以前ほど速くはないものの、平均時速230kmを超える非常に高速のコースであることには変わりありません。
ラップのほとんどは高速でトップギアを使用するので、マシンは高速コーナーでの安定性が必要になり、またタイヤには優れた耐熱性と耐摩耗性が求められます。
だからこそ私たちは選択肢の中の最もハードなタイヤを用意するのです。
しかしながら、タイムをロスするか、またはタイプムアップを図れるかは、周回の最後にある低速の複合コーナーで決まるため、ラップ全体が高速というわけではありません。
このコースでは、タイヤのグリップ力、そしてグレーニングを最小限に抑えることが、勝負を決める要因になるでしょう。」
シルバーストンはブリヂストンにとって特別な意味のあるサーキットなのですか?
「シルバーストンは、イギリスのモータースポーツにとって故郷です。
またわが社の従業員の多くにとって母国サーキットであり、それと同様に、ブリヂストン・モータースポーツにとっても第二の母国なのです。
このレースは、現場スタッフではない多くの従業員が訪れる、私たちにとって特別な機会となるレースなのです。
またシルバーストンは、ブリヂストン・モータースポーツが、その活動初期のF2やF3に参戦していた時代に、多くの成功を収めた場所でもあります」
イギリスGP の豆知識:
シルバーストンに送るタイヤ本数とスペック:
2,200 本(ウェット/エクストリームウェット・タイヤ、及びミディアムとハード・ドライタイヤ)
2006 年ポールタイム :1 分20 秒253(F・アロンソ、ルノー)
2006 年レース最速ラップタイム:1 分21 秒599(F・アロンソ、ルノー)
2006 年トップ3 :F・アロンソ、M・シューマッハ、K・ライコネン
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
| 固定リンク
最近のコメント