トヨタ スパ合同テスト・ニュース(7/11)
F1スパ・フランコルシャン合同テスト2日目は降雨に見舞われる
R.シューマッハーがテストを継続。最終日となる明日はJ.トゥルーリがテスト
パナソニック・トヨタ・レーシングは、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われているF1合同テスト2日目をラルフ・シューマッハーと共に迎えた。
昨日は、スパでは珍しい好天に恵まれたが、2日目は典型的な“スパ・ウェザー”に見舞われることとなった。
前夜降り続いた雨によって、テストの開始時にはまだ路面に所々水たまりが残っている状態となり、2007年シーズンのテストに関わる規定に則り、通算走行距離を無駄にしないために、チームはテストの開始を遅らせることとなった。
午前11時前には路面は乾き、ラルフ・シューマッハーがコースインし、エンジンや冷却系、その他のシステムに関するテストプログラムを開始した。その後、昼食の間に激しい降雨があったため、午後もテスト再開は見合わせることとなった。
そして、その後1時間ほどして、チームはウェットコンディションでのテストを行うことを決定。
しかし、路面コンディションは多岐に渡り、有意義な結論を引き出すには至らなかった。
午後4時過ぎには更なる降雨に見舞われたため、チームは数回のスタート練習を行い、この日のテストを終了した。
今週の合同テスト最終日となる明日は、ヤルノ・トゥルーリがテストを担当する予定。
Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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ラルフ・シューマッハー:TF107/03
ベストラップ:1分48秒534 順位:4位 周回数:31周 走行距離:217.1km
「ここスパで今日の様に雨が降った時には、コースの一部は乾いているが、他の部分は
ウェットコンディションという状況になり、評価を難しくする。
とはいえ、この2日間のテストで、天候の変化にもかかわらずわれわれは有意義な作業をこなすことができた。
“TF107”は全体的に好調で、ここスパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPへ向けては、自信を持って臨むことができる。
われわれは前戦イギリスGPの行われたシルバーストーン・サーキットで速さを見せることができたが、スパも多くの高速コーナーを持つ、似たようなサーキットであり、9月に再び訪れる時には、われわれに適したサーキットであることを期待している。
次戦ヨーロッパGPはスパとは全く違うタイプの、ドイツ・ニュルブルクリンク・サーキットで行われるが、好結果を得るべく全力を尽くす。
最近の数戦では、セットアップ面において私にとって良い方向へ進んでいる。
チーム全体もハードに作業を続けており、シーズン後半は良い戦いができると思う」
ゲルト・プファイファー:テスト・チーム・マネージャー
「この2日間に渡って全く雨がないとは考えていなかったので、今日の天候は驚くことではなかった。
朝のセッション開始時には、路面には水たまりが残っている状態だったため、われわれはテスト通算での走行距離を無駄にしないように、走行ラインが乾き始めるまでテスト開始を遅らせた。
そして、午前中は約20周をこなし、システムに関する作業を行った。
午後のセッションは、昼食時の降雨の後、待っていてもコンディションが回復しないと判断、ウェットコンディションでのテストを行うことにした。
しかしその後のコンディションは、一部が濡れており他のところは乾いているという状況で、それ以上有意義な作業を行うことは困難であった。
今日のような一日においては、誰もが十分な成果を得ることはできないだろうが、われわれは明日より良いコンディションで、ヤルノ・トゥルーリと共にテストを完了したいと願っている」
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