スイス、『モータースポーツ禁止令』撤廃
スイス政府は、50年に渡る同国の『モータースポーツ禁止令』を、F1のようなイベントについては撤廃することを明らかにした。
これは同国の『ブリック』紙が報じたもので、議会での投票の結果「97-77」という僅差でモータースポーツ肯定派が勝利したという。
この禁止令は1955年のルマン24時間レースで起きた観客を巻き込む大事故をきっかけにしたもので、実に80人もの死者を出したこのアクシデントは史上最悪のものとして今も関係者の胸に記憶されている。
Peter Sauber (C)BMW Sauber F1
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そのスイスでモータースポーツ活動を続けた旧ザウバー・チームのペーター・ザウバー氏は「ニュースを聞いて驚いたよ。でも、これによって国内のどこかにサーキットが建設されるとは思えないが……」との表情。
スイスの現在の経済力では、近い将来に国内でF1グランプリを開催するというのは現実的なものではないようだ。
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