ホンダ フランスGP事前ニュース
フランスGPプレビュー
F1GPは、次戦第8戦フランスGPより再びヨーロッパに戦いの場を移し、フランスGPはフランス中部のマニクールサーキットで開催される。
Honda Racing F1 Teamは、フランスGPを前に、恒例のグッドウッド・スピードフェスティバルに参加する。
ジェンソン・バトンとクリスチャン・クリエンがRA107を駆り、有名なヒルクライムに出場。イギリスのモータースポーツイベントでも屈指の人気を誇るグッドウッドには、スポーティングディレクターのジル・ド・フェランも、歴史的なウィリアムズ・HondaFW11のステアリングを握る。
中本 修平 (C)Honda Racing
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中本修平 シニア・テクニカル・ディレクター:
先週の3日間のヘレステストでは、素晴らしい天候に恵まれ、予定したプログラムをすべて終了し、かなりの進化を確認したテストとなりました。
メカニカルおよび空力の新しいパッケージを試した他、ブレーキング時の挙動を安定させるため、更なる改良も試しました。
今週末のマニクールでは、予選、レースともに、ある程度の戦闘力向上を期待しています。
ジェンソン・バトン:
マニクールサーキットは非常に高速で、走っていて楽しい。
とはいえワナも多く待ち受け、わずかな失敗で大きくタイムロスする危険もあるコースだ。
特にスタートが大事だね。グリッドは奇数偶数どちらでも大した違いはないけど、最初の二つのコーナーできちんとマシンをラインに乗せ、いい走りができなければ、そこからアデレイドヘヤピンまでの長い直線でスピードが伸びない。
このヘヤピンはマニクールで唯一の、抜けるポイントと言っていいだろう。
ここでいいタイムを出すには、とにかくフロントがキビキビ動くマシンに仕上げること。
特に1、2コーナーは、そうしないと苦しいね。
もしアンダーステアがひどいと、2コーナーでことごとくタイムをロスすることになる。
それから高速シケインでの挙動安定性も非常に重要だ。
ルーベンス・バリチェロ:
マニクールではいつも、楽しんでレースをしてきた。
流れるようなリズムのあるサーキットだから、多くのドライバーが楽しんでると思う。
ここは高速と低速コーナーが混ぜ合わさってる。
舗装が非常にスムーズだけれど、リアタイヤに厳しいコースだ。
ここで一番攻めがいのあるのは、高速で方向を変えるターン4、5と、ターン7、8かな。
それから例年、気温が高いレースになることが多く、ヘレスで3日間テストしたことが活きてくると思う。
●マニクールサーキット
決勝: 70周
全長: 4.411km
マニクール・サーキットはフランスの中部にあるブルゴーニュ地方に位置し、1991年以来フランスGPのホストとなっている。
12のコーナーを備えた同サーキットは、スムーズな路面と広いランオフエリアが特徴である。
しかしアデレイドヘアピン以外の追い抜きはほとんど不可能といえる。
そのため、主催者は2004年に最終シケインを改修し、リセーコーナーのランオフエリアも拡充した。しかし依然として、追い抜きの難しいコースであることに変わりはない。
このサーキットでのラップタイムは、気温に大きく左右される。
低速コーナーの多いほかのコース同様、ここでもダウンフォースを大きく付ける。
しかし長い直線での最高速への影響も、当然考慮しなければならない。
●フランスにおけるHonda
・ Hondaは、1964年にフランスで活動を開始し、当時、創業者本田宗一郎自ら調印に臨んだ。
・ 2006年のHondaの四輪車登録台数は、前年比30%増で11,000台以上にのぼる。
・ 1986年創設のHonda Europe Power Equipmentはオルレアン近郊のオルムにあり、汎用製品の輸入、生産、販売を行う。
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