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2007/06/13

トヨタ アメリカGP事前ニュース

北米2連戦の後半戦 伝統の聖地でアメリカGPに挑む
昨年4位入賞のJ.トゥルーリとR.シューマッハーが再びポイント獲得争いへ

日曜日に行われたF1第6戦カナダGP決勝でポイント獲得を果たしたパナソニック・トヨタ・レーシングは、北米2連戦の後半戦となるF1第7戦アメリカGPへと、カナダのモントリオールからアメリカのインディアナポリスへと南下する、短い旅に飛び立った。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイは長い伝統を持ち、アメリカン・モーター・レーシングの記憶を呼び起こさせる場所であり、2000年からF1アメリカGPの開催地となっている。
近代的なF1サーキットともいえるコースは、有名なオーバルコースのバンクに入る前に、曲がりくねったインフィールドのコースを走り抜けるのが特徴だ。

パナソニック・トヨタ・レーシングは何度かこのコースで好結果を残しており、ヤルノ・トゥルーリは昨年、後方からスタートを切りながらバトルを展開し、4位でフィニッシュしている。
今シーズンはこれまでのところ、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって試練の期間のようであったが、この週末は、アメリカへの旅で最良の結果と更なるポイント獲得を目指す。

Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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ラルフ・シューマッハー:カーナンバー11
「アメリカン・モーター・レーシングの聖地であるインディアナポリスは特別な場所であり、特別な雰囲気を持っている。
しかし、残念ながら私にとってはあまり幸運なコースではなく、2度に渡って忘れてしまいたいようなアクシデントに遭遇している。
とはいえ、今私は更なる期待と共にインディアナポリスを訪れ、悪い記憶は忘れ去ってしまうつもりだ。
スーパースピードウェイに設けられたF1コースにおける主な挑戦は、セットアップのバランスを得ることだ。
バンクから第1コーナーへと向かうフィニッシュラインのストレートでは充分な最高速が必要とされ、その上で低速かつ曲がりくねったインフィールド区間での安定性も保持しなくてはならない。
今シーズン私は努力を強いられているが、われわれの状況は改善できると今でも確信している。
われわれはカナダGPでポイント獲得を果たし、そして、インディアナポリスでは過去にチームは好記録を残している。
日曜日には良い結果を得て、チームが上昇機運に乗れることを期待している」

ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー12
「パナソニック・トヨタ・レーシングの一員となってからずっと、インディアナポリスで私は良いパフォーマンスを見せてきた。
2005年にはポールポジションを獲得し、昨年は、ピットレーンからのスタートにもかかわらず4位でフィニッシュを果たすことができた。
インディアナポリス・モーター・スピードウェイは世界で最も重要なレースの一つを開催する場所であり、ドライバーにとって特別なコースだ。
人々は本当にモータースポーツに対して情熱的で、誰もが友好的なので、サーキットと市街地のどちらの雰囲気も楽しみにしている。
F1のコースは特にテクニカルと言うわけではないが、滑りやすく、ストレートでの最高速のためにダウンフォースを削るので、インフィールドでは低速コーナーでのメカニカルグリップを得るべく努力する必要がある。
われわれは2007年を困難なシーズンで過ごしており、カナダGPは私にとって非常に厳しいレースとなってしまったが、この週末は良い戦いができることを望んでいる」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「インディアナポリス・モーター・スピードウェイは2つのサーキットを最高の方法で結びつけている。
周回の一部は23秒間に渡りスロットル全開を強いられるオーバル区間であり、残りは曲がりくねったインフィールド区間となっている。
セットアップを行うに当たっては、明らかに妥協が必要となる。
単純計算をすると、ダウンフォースの強弱にかかわらず同じようなラップタイムとなってしまう。
非常に高いダウンフォース設定で走行すると、インフィールド区間では速いがストレートでは遅くなり、低ダウンフォース設定では反対の状況になる。
決勝レース中は、他車を追い越すために、そして追い越されないように、ストレートでの速度が重要だ。
このためダウンフォースは低めの設定となる。
また、インフィールド区間からバンクへと加速していくために、リアタイヤの摩耗は、シーズン中でも最も厳しいサーキットの一つだ。
カナダGPの公式練習中に見舞われたフロントサスペンションのトラブルに関しては、再現されることはないと考えており、心配していない。
ジル・ビルヌーブ・サーキットの第8ターンは独特のものであり、この問題を改善するための充分な時間はある。
インディアナポリスでは再びポイント圏入りを果たし、好調の下で北米大陸を後にしたい」

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