ブリヂストン アメリカGP決勝レースニュース
Bridgestone Tyre (C)Panasonic Toyota Racing
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2007 年 F1 世界選手権 アメリカGP 決勝
灼熱のインティアナポリス・モータースピードウェイを速いペースで戦い抜いたルイス・ハミルトンが、アメリカGPで圧倒的な勝利を飾り、ブリヂストン・モータースポーツの記念すべき180回目のグランプリの優勝者となった。
スタートからの猛ダッシュで他を引き離したハミルトンは、今年最高とも言える路面温度まで上昇したコースを走り続け、トップの座を他に譲ったのはピットストップの間だけだった。
ブリヂストンのミディアムとソフトの2種類のポテンザタイヤは、気温が上昇したバンクのきつい高速サーキットでも高い性能を発揮し、様々なエキサイティングなタイヤ戦略を可能とした。
先週末のカナダGP でF1 世界選手権初優勝を達成したハミルトンは、今回、連続で2回目の優勝を手にした。
2位となったチームメイトのフェルナンド・アロンソはレースの最後までプレッシャーをかけ続けたが、ハミルトンはそれに屈することなく今回の勝利を手に入れた。
各ドライバーが異なるタイヤ戦略をとっていたため、73周のレースを通してエキサイティングなオーバーテイクの場面が見られた。
フェラーリのフィリペ・マッサを追ってフィニッシュラインを越えたのは、チームメイトのキミ・ライコネンで、それぞれ3位と4位の結果だった。
上位のドライバーでミディアム・コンパウンドでスタートしたドライバーはライコネンただ一人だったが、最終スティントではソフト・コンパウンドを装着してレースの最速ラップタイムを記録し、チームメイトにプレッシャーをかけた。
ヘイッキ・コヴァライネン(ルノー)が5位、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が6位。
マーク・ウェバー(レッドブル)が7位で2007年シーズン初のポイントを獲得、8位でフィニッシュしたセバスチャン・ベッテル(BMW ザウバー)は、デビュー戦にしてF1 世界選手権初ポイントを手に入れた。
現在、ハミルトンが58ポイントでドライバーズ・チャンピオンシップ1位。
2位は48ポイントのアロンソ、3位は39ポイントのマッサ。
一方、コンストラクターズ・チャンピオンシップをリードするのは106ポイントのマクラーレン・メルセデス、フェラーリとBMW ザウバーがそれぞれ71ポイントと39ポイントで追う。
来週の火曜日から、ブリヂストン・ポテンザF1タイヤは活動を再開する。
シルバーストンで開催される3日間のテストでは9チームがミディアムとハードを、ヘレスでは2チームがミディアム・コンパウンドを使ってテストを行う予定だ。
次回グランプリは7月1日にマニクールで開催されるフランスGP、その翌週にはシルバーストンでイギリスGPが開催される。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「ルイス・ハミルトンは素晴らしい結果でした。
ブリヂストン・ポテンザの2種類のコンパウンドはどのような戦略にも対応できたので、タイヤがこのレース展開に影響を与えることができたことをうれしく思っています。
ポイント圏内でフィニッシュしたドライバーたちも、最終スティントを全員が同じコンパウンドで走っていたわけではありません。
1ストップ戦略で戦ったドライバーが1人いましたが、タイヤとは関係ない原因でリタイヤするまでは、彼もポイント獲得圏内のフィニッシュが可能でした。
われわれのタイヤを装着したクルマが、このサーキットで8回目の優勝を果たしたことに非常に誇りに感じています。
一般用タイヤのみならず、レース用タイヤにも安全を第一とするわれわれにとって、カレンダーの中でも最も困難と言われるインディアナポリスのターン13を制覇することは、本当に達成感のあることです。
厳しいバンクを克服するばかりではなく、タイヤの温度が100度を超えるという高い気温も乗り越えることができました。
初めてのF1 世界選手権ポイントを獲得したセバスチャン・ヴェッテルにもおめでとうと言いたいです」
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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