ブリヂストン カナダGP事前ニュース
Bridgestone Tyre (C)Panasonic Toyota Racing
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2007 年 F1 世界選手権 カナダGP の展望
ブリヂストンは今週末、F1世界選手権北米2 連戦の初戦となる第38回カナダGPに臨みます。
舞台はモントリオール市内ノートルダム島の全長4.36kmのジル・ビルヌーブ・サーキットで、ブリヂストン・レーシング・ポテンザのソフトとスーパーソフト両コンパウンドを使用する予定です。
このサーキットでは70周にわたる過酷なレースが展開されます。
高速セクション、タイトなヘアピン、低速コーナーが混在するコース・レイアウトは、ハードなブレーキングを必要とします。
特に、これまでも多くのドライバーたちを悩ませてきた最終コーナーでは、歴史的にワールドチャンピオンのマシンに多くのトラブルが発生しています。
ハードなブレーキングが必要であるということは、レース中ブリヂストン・レーシング・ポテンザが通常よりも多くの熱を発することになります。
カナダGPの翌週に開催されるアメリカGPではミディアムとソフト・コンパウンドが使用される予定です。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:
北米での2 連戦はどのような挑戦があるのでしょうか?
「ロジスティクス面では、全てのタイヤと機器類を輸送しなければならない北米のレースは大きな挑戦になります。
カナダ用のフィッティング機材一式はオーストラリアから、一方アメリカ用はマレーシア
から発送しました。
もちろん北米内では短距離の移動になりますので、通常の設備は必要ありません。
大規模な組織運営になりますが、幸いその管理を行う大勢の優秀なスタッフがいますので、常に適正な機器が用意されます。
北米では間に合わせで作業をするわけではありませんが、必要なものが違います。
例えば、カナダでは、タイヤ・フィッティングエリアは湖の上の仮設浮橋に設置されます」
ジル・ビルヌーブ・サーキットの課題は何ですか?
「ブレーキの負担が非常に大きいので、チームにとってそれが大きな問題になります。
高熱が発生するため、タイヤの中も非常に高温になると予想されます。
モンテカルロと同じように、公道を利用するモントリオールは使用頻度が低く、非常に埃っぽく滑りやすいコースです。
そのためにわれわれはソフトとスーパーソフト・コンパウンドを選んだのです。
このコースは高速であり、特に高温が予想される序盤はタイヤを持ち応えさせることが大きな課題になるでしょう」
カナダGP の豆知識:
モントリオールに送るタイヤ本数とスペック:2,200本
2006 年ポールタイム:1分14秒942(F・アロンソ、ルノー)
2006 年レース最速ラップタイム:1分15秒841K・ライコネン、マクラーレン)
2006 年トップ3:F・アロンソ、M・シューマッハ、K・ライコネン
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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