ブリヂストン フランスGP事前ニュース
Bridgestone Tyre (C)Panasonic Toyota Racing
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2007 年 F1 世界選手権 フランスGP の展望
北米2連戦を終えたブリヂストンはヨーロッパに戻り、マニクール・サーキットで開催されるF1 世界選手権第8戦フランスGP にソフト、ミディアム両コンパウンドで臨みます。
2週間前に同じソフト及びミディアム・コンパウンドで戦ったアメリカGPの舞台インディアナポリス・サーキットとマクニールはかなり異なる課題を呈しています。
インディアナポリスでは、克服すべき課題はバンクときついインフィールド・セクションでしたが、全長4.411kmのマニクールは多種多様なコーナーが混在し、また路面のアスファルトが場所によって異なり、様々なグリップ・レベルが必要になります。
アメリカGP終了後の6月19日から21日まで、ブリヂストンは英国とスペインの2か所でF1タイヤのテストを実施しました。
英国のシルバーストン・サーキットでは9チームが参加してミディアムとハード・コンパウンドを、そしてスペインのヘレス・サーキットでは2チームが参加してミディアム・コンパウンドをテストしました。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:
マニクール・サーキットの課題は何ですか?
「最初の課題は、サーキットに無事にタイヤを届けることです。
幸いわれわれのロジスティクス運営はしっかりしているので、その点は問題ないでしょう。
マニクール・サーキットは、安定性が求められる長い高速コーナーと、素早い方向変換を行うためのトラクションが非常に重要な低速のきついコーナーが混在する興味深いサーキットです。
マニクールの路面はタイプの異なる2 種類の舗装が施されていて、それぞれ特徴が違うので、タイヤ・コンパウンドの選択も課題になります。
2つのセクションが再舗装されているので、ゴムが路面に張り付くまでは、以前よりもすべりやすくなっていると思われます。
もちろんタイヤ・コンパウンドはサーキット全体で機能できるものでなければなりませんし、われわれが選んだコンパウンドはこれに当てはまると考えています。
これまでの歴史からフランスGPはカレンダーの中で最も暑いレースの一つになる可能性が高いので、タイヤ温度も上がると予想しています」
シルバーストンとヘレスで行ったテストからどのような結論が得られましたか?
「まず、2チームがヘレスで、そのほかの全チームがシルバーストンでテストを行い、われわれのスタッフはアメリカからそれぞれのテストに直行したため、ブリヂストンにとって大変忙しい1 週間でした。
ヘレス・テストではタイヤの評価よりもシャシーの開発に集中していました。
シルバーストンではフランスGPで使用予定のハード・コンパウンドとミディアム・コンパウンドをテストしましたが、気象条件の変化とメカニカル・トラブルが原因であまり多くの比較作業を行うことができませんでした。
ハード・コンパウンドはよく機能し安定していましたが、フランスGPのレースでは主にミディアム・コンパウンドを使用することになりそうです」
《フランスGP の豆知識》
マニクールに送るタイヤ本数とスペック:2,200本
2006年ポールタイム:1分15秒493M・シューマッハ、フェラーリ)
2006年レース最速ラップタイム:1分17秒111M・シューマッハ、フェラーリ)
2006年トップ3:M・シューマッハ、F・アロンソ、F・マッサ
以上
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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