トヨタ スペインGP事前ニュース
ヨーロッパラウンド初戦 今週末のF1第4戦スペインGPへ
直前のバルセロナ合同テストで体制を整え、4戦連続のポイント獲得へアタック
パナソニック・トヨタ・レーシングは2007年シーズンの開幕以来3戦全てでポイントを獲得。
ヨーロッパラウンド初戦となる第4戦スペインGPへと向かう。
約4週間前に行われた第3戦バーレーンGPでは、ヤルノ・トゥルーリがエキサイティングな走りを見せて7位入賞を果たし、チームは上り調子で上位入賞、4戦連続ポイント獲得へと挑む。
“TF107”はシーズン序盤の遠征3戦を終えた後、アップグレードが行われ、その結果、トップチームとの差が縮まることが期待されている。
ターニングベインやギアボックスカバー、冷却用の排気口などを含むいくつかの空力的な改良が施されたアップデート版“TF107”は、先週、第4戦の開催されるバルセロナのカタルニア・サーキットでテストされ、ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーの両ドライバーによって良い進化を成し遂げた。
このカタルニア・サーキットでは、2005年にヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーがそれぞれ3位、4位入賞という好結果を残しており、更なるポイント獲得を目指し、今週末も、シーズン開幕からの好調を維持できることを望んでいる。
Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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ラルフ・シューマッハー : カーナンバー11
「前戦バーレーンGPは私にとっては残念な結果となってしまったが、先週のバルセロナにおけるテストは有意義なものとなり、第4戦スペインGPでは良い結果を期待している。
カタルニア・サーキットでは何度もテストが行われており、全てを良く知っているが、次戦は最終コーナー手前にシケインが追加された新しいレイアウトでの初めてのレースとなる。
安全面から見れば確かに改善されているが、運転はより慎重にしなくてはならなくなった。
前戦バーレーンGPの後、“TF107”は空力面でいくつかの改良が行われており、先週のバルセロナテストでも有意義な結果が得られた。
この週末へ向けパフォーマンスが改善されていることには自信を持っている。
われわれがどの程度進化したかは実際に戦うまで待たなくてはならないが、私の目標は、不本意だったここ2戦の後、再びポイント獲得圏内へと戻ることだ」
ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー12
「前戦では7位フィニッシュを果たし、素晴らしいレースを戦うことができたので、次戦スペインGPへは良いムードで臨める。
私にとっては決して楽なレースではなかったが、自分のパフォーマンスには非常に満足している。
しかしながら、バーレーンでの結果、トップチームと戦うためには、いくつかの点でやらなくてはならない事があると分かった。
われわれはスペインGPに向けてアップデートを行い、テストで良好な結果を得た“TF107”を持ち込むが、それは良い進歩となるはずだ。
もちろんどのライバルチームも同様に改良を重ねて来るはずだが、われわれのパフォーマンス向上が上回ることを期待している。
先週もバルセロナでテストを行っているが、このテストで得られた情報は、特にコースレイアウトが変更されているだけに、セットアップ面で助けとなってくれるだろう。
私にとって現時点で最後の表彰台獲得は2年前のスペインGPであり、それを再現できるかどうかは分からないが、より多くのポイント獲得を狙っているのは確かだ」
パスカル・バセロン : シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「われわれは次戦スペインGPのために、空力パッケージにおける重要なアップグレードを用意した。
この改良には新しいエンジンカバーや車体下部、そして車体後部の衝撃吸収構造などが含まれている。
このアップグレードがバルセロナでは更なるパフォーマンスをもたらすと確信している。
カタルニア・サーキットは、レースカーがどれだけの競争力を持っているのか判断するのに良いサーキットであり、ここで速ければ他の多くのサーキットでも速いということになる。
今年はサーキットレイアウトが変更されるが、この変更は、カタルニア・サーキットの特徴が若干失われるものとなった。
これまでは、空力やサスペンションにおいて本当のチャレンジとなる高速コーナーがあったが、新設されたシケインはこのチャレンジを幾分削ぐものとなった。
とはいえまだわれわれにとっては、セットアップ面で興味深いものだ。
われわれは今シーズン、開幕戦からこれまで全てのレースでポイント獲得を果たしており、もちろんそれを継続できることを期待している」
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