ホンダ モナコGP公式予選ニュース
第5戦 モナコGP 2日目・予選
「バリチェロ、バトン、モナコGP予選で9番手、10番手を獲得」
5月26日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:25~26度(予選)
第5戦モナコGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトンが、今シーズン初となる最終セッションに進出を果たし、明日の決勝を9番、10番グリッドでスタートする予定である。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
モナコの土曜日は、明け方から雨となった。
一旦止んだものの、フリー走行開始直前から再び降り出す。
ほとんどのチームが走行を控えていたが、残り30分前後から序々に走行を再開する。
完全なウェット路面の中、Hondaのマシン2台はウェットでのマシンバランスも良く、バトンはトップタイムをマーク。
その後路面が乾き出し、最終的には9番手に落ち着いた。
一方バリチェロもバトンとほぼ同タイムで、10番手だった。
予選開始時の午後2時、路面はほぼ乾いている。すべてのマシンが、ドライタイヤで走行する。
Hondaの2台は、いずれも固い方のソフトスペックでアタック。
周回ごとに路面にラバーが乗り、周回を追うごとにタイムを更新する。
このセッションは、バリチェロ8番手、バトン9番手で、第2セッションへ進んだ。
第2セッションは、最初からスーパーソフトでアタック。
2回目のアタックではバリチェロが1分16秒454、そしてバトンが1分16秒457という僅差のタイム。
このセッションは、10、11番手となり、わずか1000分の3秒差で、バトンは最終セッションへの出場権を失ったかに思われた。
しかし、7番手のD・クルサード(レッドブル)が、走路妨害で最終セッション出場停止のペナルティを受ける。
これでHonda勢は今季初めて、2台揃って最終セッションへ駒を進めた。
予選最終セッション。
はじめはできるだけマシンを軽くするため、周回を重ねる。
ところがその最中に、「雨!」とバトンからラジオで報告が入る。
とはいえさほどの降雨と判断されず、そのままドライタイヤでの走行が続いた。
最終的にバリチェロ9番手、バトン10番手のグリッドを獲得し、明日のモナコGP決勝レースに臨む。
Jenson Button (C)Honda Racing
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■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 9番手 1分37秒442
予選10番手 1分17秒939
「今日は予選の最終セッションに進出できて、本当によかった。
僕らは、間違いなく、正しい方向に進んでいる。
無線がうまく働かなくて常にとぎれとぎれだったので、最後は完全に取ってしまって、今日のような、常に限界の状態が続く予選では、理想的な状態と言えなかった。
モナコでは何よりも予選のポジションが重要だ。
その意味では、今日の結果はほんとうに満足しているし、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。
明日も結果を残したい。すごく楽しみにしている」
■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 10番手 1分37秒463
予選9番手 1分17秒498
「今日は、チームのみんなに、とても感謝している。
素晴らしい仕事のお陰で、予選の最終セッションに進むことができた。
まだまだ道のりは長く、やらなければいけないことも多いが、僕らは少しずつ進歩しているし、今日の結果には勇気づけられた。
必ず僕らはトップに戻ってみせる。
明日がすごく楽しみだ。
いつも素晴らしいレースとなるモナコを9番手からスタートできるから、ポイント獲得に期待したい」
■ジャッキー・エッケラート Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
「今シーズンで一番いい予選結果だった。
両ドライバーとも、特にモナコでトップ10圏内に入れたことは大きい。
ここではグリッドポジションがレース結果に響く。
今日の二人は、素晴らしいドライビングで、マシンの実力を最大限に引き出してくれた。
彼らの見事な仕事ぶりに加え、これを支えたチームにも賞賛したい。
今朝のフリー走行では、開始直前とセッション中の雨に影響を受けたが、予選はドライで助かった。
明日は今以上に良いレースを期待したい」
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