シューマッハの報道官、スペインGP登場認める
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シーズン前のテストでは最もスピードを示したフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサだったが、3戦を終えてランキング4位と、少々出遅れた感は否めない。
しかし、同じブラジルの先輩ネルソン・ピケ氏はそのマッサを今季のチャンピオン候補最有力として挙げている。
Nelson Piquet (C)Honda Racing
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これはイタリアの『アウトスプリント』誌に語ったもので、その中でこの元3回の世界チャンピオンは、「シーズンが始まる前はマッサのほうが速いのか、はたまたライコネンのほうが速いのか、わからなかったよ。
でも今なら明快だ。予選の結果をみれば、マッサのほうが明らかに速いんだからね。
現在のF1では、タイヤは同じ、マシンは壊れない、オーバーテイクは難しい……。
となれば、何より重要なのは、予選で前のグリッドを獲得し、いち早く第一コーナーに飛び込むことが重要になる。
もしフェラーリが現在のような優位を保持し続けるなら、明らかにタイトルはマッサとライコネンとの間で争われることになる筈だ。
そうなれば、当然予選でライバルよりも速いマッサが最有力ということになるんじゃないのかな」と、語っている。
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『BMWザウバーF1』チームは、28日(土)BMWの故郷とも言えるニュルブルクリンクで、これまで例を見ない現代F1マシンによる旧コース(北コース)走破というエキサイティングなイベントを敢行した。
BMW/Nuerburgring (C)BMW Motorsports
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ドライバーはニック・ハイドフェルドで、マシンは荒れた路面に最大限車高を上げた昨年仕様の『F1.06』。
この全長20.8キロという長いコースサイドには、4万5千人もの観衆が詰め掛けたという。
残念ながら、装着したタイヤがデモ用の堅いものであることや、ギヤ比もコースにマッチしたものではなかったが、ハイドフェルドは最高275キロを記録するなど本格スピードで3ラップを周回した。
「この伝統のコースを最新F1マシンで走るというのはとてつもなくエキサイティングで感動的なものだよ。
いつものグランプリ・コースから伝説のノルドシュライフェ(北コース)に出て行く時は実に感動的だったね。
僕のドライバー人生においても実にグレートな体験になったよ」と、ドイツ人ドライバーであるハイドフェルドは興奮を隠せなかった。
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フェラーリ・チームのフェリッペ・マッサは、この25日が誕生日。
今年は故郷ブラジルに戻って満26歳のバースデーを迎えた。
Fellipe Massa's Family (C)Ferrari S.p.A
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これはマッサが自身のサイトで明かしたもので、自宅で家族や親しい友人を迎えてささやかに誕生日を祝ったということだ。
「ブラジルに戻るとファンに取り囲まれ、サインをせがまれるよ。
でも、これは自分が活躍してきたことの証明だと思うし、できるだけ彼らの求めに応じるようにしている。
確かに疲れるけれどね、でもこれはF1ドライバーの宿命だから……」
週末にはヨーロッパに戻り、水曜日から予定されるバルセロナ・サーキットでのテストに備えるということだ。
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今シーズン物議を醸している可動フロアパネル問題について、FIAは次戦スペインGPでの検査をさらに強化する方針を示しているが、これについて当事者の一つとされるフェラーリ・チームのテストドライバー、マルク・ジェネはこの疑惑をスペイン『AS』紙で強く否定している。
Mark Gene (C)Ferrari S.p.A
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「いろいろ言われているけれど、われわれのマシンはシーズン開幕当初から常に合法なものだったよ。
多少動くのは事実だとしても、それはフロアパネルが破損するのを防ぐためだけのもの。
テストに合格するためにいくらかの変更は強いられたとしても、しかし最初からレギュレーションには合致していたからね。
変更によってもラップタイムがダウンするということはなかったし、全然問題はないよ」と、スペイン人は語る。
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イタリアの『アウトスプリント』誌は、フラビオ・ブリアトーレ代表(ルノー)の言葉としてすでに同チームが2008年仕様車の開発に掛かっていると伝えている。
Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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確かに昨年のチャンピオン・チームであるルノーはここまでコンストラクターズ・ランキング4位と思わぬ苦戦。
ブリアトーレ代表ならば大なたを振るうというのもいかにもありそうな話。
ただし同チームではこれまで常に隔年交互体制で新型車の開発を進めており、その意味でこれは格別特異なことではなく、むしろ、チーム内部に向けてブリアトーレ氏特有のやり方で檄を飛ばしたもの、との受け止めかたがされているようだ。
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今季、戦闘力不足に苦しむ『スパイカーF1』だが、伝統の一戦であるモナコGPでは、強力な助っ人の応援が得られそうだ。
その人の名はパリス・ヒルトンさん。
ニューヨーク出身のファッションモデルでも妹のニッキー・ヒルトンさんと共に『ヒルトン姉妹』として日本でも知られている。
同チームのスポンサーとして近く契約が期待される『リッチ・プロセッコ』(炭酸飲料)との関係から、モナコGPの際にプロモーション活動を行うものと推測されているものだが、ヒルトンさんの事務所はモナコGPへ行く予定であることは認めているものの、まだスパイカーF1との関係は決まっていないと慎重な姿勢を崩していない。
ちなみにこのヒルトン嬢、「世界で最も過大評価されている人」とギネスブックから認定されている!
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スペインのビール会社連盟の依頼による調査で、フェルナンド・アロンソが「一緒にビール飲みたい人」のランキング第3位に選ばれたことがわかった。
F.Alonso Fans/2006 Spain GP (C)Renault F1 UK
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これは当地の『イプソス・ニュース・センター』が行なったもので、それによればアロンソは全体の5.9%の支持を得て第3位にランキングされたという。
ちなみにこの調査でみごと(?)1位となったのはスペインの人気女優であるペーネローペ・クルーズさんで11.8%、また第2位はスペイン首相のホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏の6.0%という結果だった。
もちろん今回の調査結果はアロンソ自身の意志とは無関係のものだが、マクラーレン・チームのロン・デニス代表は筋金入りの『F1ドライバー飲酒無用論者』である。
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自ら支援するICM(脳延髄障害協会)が行なうイベントのため、7月のフランスGP時にグランプリの現場に登場か、と伝えられたミハエル・シューマッハ(38歳:ドイツ)だが、実はそれよりずっと早く次戦スペインGP(5月13日決勝)にも現れる可能性が出てきた。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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これは、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じたもの。
それによればシューマッハは、スーパー・アシスタントというフェラーリ・チームでの仕事を果たすため、ヨーロッパ・ラウンドに戻る次戦スペインGPではパドックに加わるだろうとの見方を伝えた。
これまでの遠征3戦では、かつての僚友で親しい後輩でもあるフェリッペ・マッサに対し、電話でアドバイスを送っていたと伝えられている。
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今季期待を裏切る大不振に見舞われているホンダ・チームだが、ジェンソン・バトン(27歳:イギリス)のパーソナル・マネージャーであるリチャード・ゴダード氏はバトンがチーム離脱など考えていないことを英誌らに語り、現状打破に全力を傾注している姿勢を示した。
Jenson Button (C)Honda Racing
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ゴダード氏は「ホンダでは昨年ジェフリー・ウィリスを始め、多くのテクニカル部門の人員がチームを去った。
しかしわれわれに『遅いクルマ』でシーズンをスタートしている余裕などない。
われわれはチームがこの部分での再建を果たすのを確認しなければならないのだ。
とはいえ、バトンがこうした状況のチームを捨てることはあり得ない。
彼は難破船から脱出するようなことは考えていないよ」と、語っている。
イギリス国内ではすでにバトンがホンダに長く居続けたことは間違い、との指摘も多くなっている。
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今季ここまでコンストラクターズ・ランキング首位を走るマクラーレン・チームだが、F1CEOを務めるマーティン・ウィットマーシュ氏は「空力面にさらなる改善を施した」と、スペインの『ディアリオAS』紙で語っている。
McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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「確かにポイント・ランキング上はわれわれがライバル・チームをリードしているが、しかし正直現在はまだ紅いマシンのほうがわれわれよりもスピードを持っていると考えている。
そのため、今回『MP4-22』にさらなる新しいエアロダイナミックスを施した。
見た目はさほど変化は感じられないかも知れないが、われわれはバルセロナにウィニングカーを持ち込むことを期待しているよ」
マクラーレン・チームでは、さっそくこの新エアロ・パッケージのマシンによるプライベート・テストをスペイン領メノルカ島で行っている。
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TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)のジョン・ハウェット社長は、「ハイドフェルドよりも現在のトヨタのドライバーのほうがまし」と、独『ビルト』紙の取材で語っている。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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これは、現BMWザウバーのニック・ハイドフェルドに、先頃「トヨタと交渉中」という噂が流れたことを受けたもの。
トヨタF1の責任者としては当然の発言と思われるが、そもそもこの話自体がハイドフェルド側がわざとリークしたものと受け止められていて、関係者の間でもあまり大きな騒動にはなっていない。
ハイドフェルドはバーレーンGPでの好走でチームからの評価も高く、発表は多少先のことになったとしても、2008年もBMWザウバーに残留するだろうとの見方が大勢になっている。
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今季開幕後、思わぬ不振に見舞われている『スパイカーF1』で、早くもクリスチャン・アルバース放出の噂が流れている。
これについてはコリン・コルズ代表は「われわれは現在のドライバー・ラインナップに完全に満足していて、これを変更するつもりはまったくない。
早くもドライバー変更だなんて、そんなのは根も葉もない無責任な噂に過ぎない」と、強く否定。
しかしアルバースの地元オランダの『アルゲミン・ダグブラド』紙などは「アルバースのレースは残り1戦限り。後任はテストドライバーのマーカス・ヴィンケルホックになる」と、書き立てている。
Christijan Albers (C)Midland F1 Team
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ヴィンケルホックは26歳のドイツ人で、昨年は4戦第3ドライバーとして出走。
父親マンフレッドは1980年代にATSなどで活躍したF1ドライバーで、マーカスがまだ5歳の時、カナダ・モスポートでスポーツカー・レース中、事故死。
またマンフレッドの弟ヨアヒムもF1ドライバーというレーサー家系だ。
今季スパイカーF1ではギド・ヴァン・デル・ガルデを第3ドライバーに起用の方向だったが、スーパー・アグリとの契約トラブルからまだスーパーライセンス取得できていない様子。
他にも多くのドライバーをテストに起用したりしているが、スーパーライセンス取得の資格を持つのはヴィンケルホックのみとみられる。
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トヨタ・モータースポーツ有限会社(以下TMG)は、パナソニック・トヨタ・レーシングのチーム代表兼TMG会長である冨田務が、6月末日で引退することを発表した。
後任には、現在TMG副会長である山科忠が就任する。
63歳になる冨田務は、2003年からTMGの拠点であるドイツ・ケルンのTMGに駐在してきた。
長い海外での職務を終えたトヨタ上級役員の通例通り、シーズンの半ばではあるが日本へと戻り、トヨタのグループ企業において、新たな活躍が期待されている。
冨田務はモータースポーツ以外の活動に関する責任者となる見込みであるが、通例通り取締役会と株主の承認を受けた後正式に発表される予定である。
冨田務はトヨタのモータースポーツ活動の原動力として、1987年以来モータースポーツエンジンの責任者として関わってきた。
その中にはその後世界タイトルを獲得した世界ラリー選手権や表彰台フィニッシュを果たしたル・マン24時間レースなども含まれる。
彼はまた、北米のシングルシーターレースシリーズに新たに参戦する際の責任者でもあった。
この活動では、2002年に、CARTシリーズでのシリーズタイトルを獲得、そして翌2003年には、IRLシリーズにおいて、デビュー年ながらインディ500レースで初勝利を挙げた。
冨田務は1996年にトヨタの取締役に就任し、全てのモータースポーツ活動に関する指揮をとった。
そしてF1のパナソニック・トヨタ・レーシング設立における重要な役割を果たした。
チーム代表兼TMG会長という立場で、成功の可能性を秘め、希望に燃えるチームであるパナソニック・トヨタ・レーシングの設立に携わった。
冨田 務 (C)Panasonic Toyota Racing
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冨田務は「2002年からトヨタのフォーミュラ1プロジェクトに関わってきたが、この期間は私のキャリアの中でも、最もチャレンジングでエキサイティングであった。
実際にはF1参戦に関する詳細な準備は、われわれがデビュー戦のグリッドに着く4年前から始められた。
私はトヨタのF1に関わる全ての人々、即ちスポンサーや、F1への挑戦に当たって私を歓迎し、手助けし、力づけてくれたTMGの皆に感謝したい。
私は山科忠にこの任を発展させ育てつづけてくれるだろうと確信している。
私は、ケルンのファクトリーが蓄積し、進歩を続けている技術力と有能なチームメンバーによって、いずれ近いうちにトヨタのF1での初勝利を祝えることを楽しみにしている」と語った。
冨田務の任務は、2006年12月に副会長としてTMGに加わった山科忠が引き継ぐ。
山科忠はまた、トヨタの常務役員としてモータースポーツ部とモータースポーツ推進室の責任者でもあり、彼がTMGへ加わって以来、2007年シーズンへ向けた技術開発はさらに強化された。
山科忠は「冨田会長は、その経歴の中で、トヨタF1活動の草創期を含め、数あるトヨタのモータースポーツ活動に関わってきた。
そして、過去20年以上に渡ってトヨタのモータースポーツ活動における中心的な人物であった。
私は彼の後任に就くことを誇りに思い、喜んでいる。
私は、冨田会長が過去数年に渡って目標としてきた挑戦を、彼と同様に勇気をもってまた精力的に独創性を発揮させることによって継続して行く。
それは、世界で最も競争が厳しいモータースポーツであるF1において何とかして勝てるチームになるためである。
冨田会長はトヨタF1の歴史の一部であり、われわれは今後も彼とは密に関わっていく」と語った。
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現マクラーレン・チームのテストドライバーであるゲイリー・パフェットだが、来シーズンはグランプリ・ウィークにF1のパドックでその姿が見られるかも知れない。
Gary Paffett (C)McLaren Group
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というのも、2008年からF1参戦を果たすプロドライブの有力なドライバー候補として伝えられているからだ。
パフェットは現在メルセデス・チームからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦しているが、1999年にはフォーミュラ・ボクソールでチャンピオン、また2002年にはドイツF3でチャンピオンになるなど元々フォーミュラカー出身のドライバー。
今季メルセデスとの契約においても自分から1年契約を要求するなど、以前からF1へのステップアップへの強い意気込みを隠していない。
そのうえ、プロドライブのデビッド・リチャーズ代表がかねて「ドライバーはベテランと新人の組み合わせがベスト」と語っていること、そしてそのリチャーズ代表と個人的にも親しい関係であることなどが噂に拍車を掛けている。
また「ベテラン」のほうにもしF1経験72戦のペドロ・デ・ラ・ロサが起用されるならば、マシン(マクラーレン+メルセデス・エンジン)に加え、ドライバーのほうでも現マクラーレン・チームの体制がフルに踏襲されるということになる。
プロドライブの体制が明らかになるのは7月始めと言われている。
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3年連続CCWS(チャンプカー)チャンピオンに輝くセバスチャン・ボーデ(28歳:フランス)のトロ・ロッソF1テストは、どうやら7月ということで確定したようだ。
Sebastien Bourdais /『str1』(C)Scuderia Toro Rosso
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ボーデは昨年の12月にもトロ・ロッソのテストに参加しているが、今回このシーズン真っ只中に再びテストということになれば、当然これは来季のF1参戦を見据えたものと言えそうだ。
現在ボーデのマネージメントはフェリッペ・マッサと同じくニコラス・トッド氏が行っており、そのニコラス氏はフェラーリ代表ジャン・トッド氏の子息。
またトロ・ロッソは現在フェラーリ・エンジンを搭載しているというつながりも見えてくる。
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2008年からのF1新規参戦が決まっているプロドライブだが、すでにタイトル・スポンサーが決まったとデビッド・リチャーズ代表は語っている。
David Richards (C)Honda Racing
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これはドイツ国内で同氏自らが明かしたものだが、しかし「契約はすでにサインした」と語るものの、その名前は「マシン・エンジンと共にまもなく発表する」とのことで今回まだ明確にはされなかった。
正式発表は7月に入ってからになる予定ということだが、関係者の間ではマクラーレンのシャシーにメルセデスのエンジンが最有力とのことで、これは折りしも今シーズンにおける最強コンストラクター/マニュファクチャラーの組み合わせということになりそうだ。
なお、実車でのテストは12月から行われるという。
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まだその詳細は伝えられていないが、マクラーレン・チームは25日(水)かねて明らかにしていたメノルカ島でのテストを開始したという。
Minorca Airport Image
スペインの地方紙『ディアリオ・ドゥ・メノルカ』によれば、ドライバーは同チームのテストドライバーであるゲイリー・パフェット(26歳:イギリス)でマシンはもちろん今季の『MP4-22』だ。
イギリス系F1チームは、これまでヨークシャー州にあるエルヴィントン飛行場をストレート・テストの場所として多く使用してきたが、騒音問題が勃発して継続使用が難しくなったため、マクラーレン・チームは新しくエアロダイナミックス・テスト地としてこの人口約8千人のバレアレス諸島メノルカ島にあるプライベート空港を選んでいる。
なお現在このメノルカ島はスペイン領となっているが、歴史的にはイギリス領だったという経緯もある所だ。(イギリス名はミノルカ)
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ルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表(57歳:イタリア)が、F1としてはこれまでに例を見ない斬新な『2レース案』のアイデアを披露して注目を集めている。
Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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これは独『オートモーター・ウント・スポルト』誌に示したもので、それによれば日曜日の午前中にまず45分間のスプリントレースを、そして午後からは1時間の第2レースを行い、それぞれにポイントを付与するというもの。
さらに第2レースのスターティンググリッド上位8台は、午前のレース結果の逆(リバースグリッド)とするなど、現在F1のサポートレースとして行われているGP2シリーズのやりかたを模したものとなっていて、エンターテイメント性を重要視するブリアトーレ氏らしいアイデアと言えそうだ。
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ドイツの『オートモーター・ウント・スポルト』誌は、FIAが次戦スペインGP(5月13日決勝)からマシンのフロアパネル部分の検査を強化する方針であると報じた。
今年のマシンのフロアパネルについては、一部のチームでレギュレーションで禁止された可動式のシステムを使っているとして開幕時から疑惑が持たれていた。
BMW F1.07 (C)BMW Sauber F1
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しかし現在の検査方式ではそれが確認できないとして、FIAはこれを次戦から大幅に強化するというもの。
噂では、たわみを計測する際に掛ける重力を、現在の500ニュートンから4倍の2,000ニュートンにまで増加させるらしい。
フロアパネルを可動式にするとエアロダイナミックスに変化が生じ、高速走行時の路面グリップが上昇するとされ、ロン・デニス代表らはフェラーリやBMWザウバーなどを名指しで非難していた。
FIAはすでに全チームに変更を通達したということで、今後行われる合同テストでどのチームのマシンに変化が生じてくるのか、必見だ。
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今シーズン、ここまでランキング首位を走るマクラーレン・チームだが、「チーム内に序列はない」と、同チームにエンジンを供給するメルセデスのノルベルト・ハウグ/ディレクターはスペインの『AS』紙に語っている。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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「アロンソがチャンピオンだからといって、別に彼がチームの中でナンバーワンという訳じゃないよ。
そもそもわれわれのチームではドライバーに序列をつけたことがない。
そしてこれはこれからもずっと変わることはないだろう」
現役チャンピオンと新人ドライバーという組み合わせで、本来わざわざ言及する必要のないシチュエーションの筈だったが、ここまで両ドライバー共にドライバーズ・チャンピオンシップでも首位と、昨年とは打って変わった躍進にマクラーレン・メルセデスではうれしい悲鳴が上がる状況になっている。
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『スパイカーF1』のコリン・コルズ代表が強硬に指摘し続けるカスタマーシャシー問題について、FIAのマックス・モズレー会長は「調停に持ち込む姿勢は評価する」と、英『ロイター』に語っている。
Max Mosley (C)Renault F1 UK
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「カスタマーシャシー問題は、2008年についてはまったく問題ない。
しかし2007年においては、F1レギュレーションという意味ではなくF1チーム間のコンコルド協定という点で問題になっている訳だ。
解釈に疑問があるというのなら、これを調停に持ち込んで決着をつけるというのはいいことなのではないか。
いずれにせよ、いまのF1に12ものコンストラクターズを維持するだけの十分なお金はないのだからカスタマーシャシーの導入は止むを得ないことだ」
モズレー会長は1970年代に活躍したマーチの開設者の一人。(MarchのM)
「当時のカスタマーシャシー・チームは4ラップ遅れというものもあった」と、明かしている。
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『BMWザウバーF1』チームは、大手化学メーカーである『デュポン・ド・ヌムール』社とオフィシャル・サプライヤー契約を締結したことを発表した。
Dupont Image
デュポンはダウケミカルに次ぐ世界第2位の化学会社で、日本では東レとの合弁会社で馴染みが深い。
同チームにおいては今後同社のブランドであるノーメックスのスーツを始め、マシン面においてもコーティングやペイント等専門的各部分での応用に貢献が期待される。
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2003年に表面化した元フェラーリ従業員によるトヨタ・チームへのマシン設計図等持ち出し事件で、このほどイタリアの裁判所から有罪判決が下されたことがわかった。
これはイタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じたもので、それによればこれら3人の元従業員のうち2人は不正に企業機密を持ち出したとしてそれぞれ執行猶予付きの1年4か月と9か月の禁固刑に。
またもう一人については嫌疑不十分として無罪とされた。
弁護団は判決を不服として控訴する方向という。
Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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これは2003年のトヨタのマシン『TF103』が、前年のフェラーリのマシン『F2002』に酷似した部分があるとして問題になったもの。
これら元従業員は疑惑が持ち上がった際直ちにトヨタを解雇されている。
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ヨーロッパとアジアとの時差の関係から、バーニー・エクレストン氏が導入に積極的と言われるF1ナイトレースについて、FIAのマックス・モズレー会長は「安全確保が大前提」との立場を強調した。
Max Mosley
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これは英『ロイター』が報じたもので、23日(月)国連の国際交通安全週間・開会式に出席した際、モズレー会長は「ナイトレースの可能性が論じられていることは理解している。
しかしまず考えられるあらゆる問題点について、詳細に検討を尽くさなければならない。
いちテレビ放映の事情だけでなく、すべてについて、ね。
とりわけ大前提となるのが安全の確保で、これは絶対に譲れない」と、強調したという。
もっとも熱心なのが新たなグランプリ開催を目指すシンガポールと言われているが、ドライバーやチーム代表らの間からは安全面を警戒する意見も多いようだ。
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昨年のイタリアGPを最後にF1レースから遠ざかっているクリスチャン・クリエン(オーストリア)だが、現在務めているホンダ・チームでのテストドライバーという生活に充足感を持っていると明かしている。
Christian Klien (C)RedBull Racing
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これはドイツ『モータースポーツ・アクチュエル』誌に語ったもので、その中でこの前レッドブル・ドライバーは「いいかい、アロンソはルノーでテストドライバーだったし、マッサもフェラーリでそれぞれテストドライバーとして経験と知識とを身につけたんだ。
今年の新しいルールでは走行距離が制限されるけれど、だから僕は今のテストドライバーという生活に不満はないよ。
今年これまですべてのテストとレースでチームと帯同している。
そしてあらゆることを学んで自分のものにしているんだからね」
旧ジャガー・チームからF1デビューを果たしてすでに3年が経つが、それでもクリエンはまだ24歳の若さだ。
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2008年シーズンからのF1参戦が決まっているプロドライブは、マクラーレンのカスタマーシャシーにメルセデス・エンジンの搭載になる可能性が高いと伝えられているが、これについて本家マクラーレン・チームのロン・デニス代表は次のように語っている。
McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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「2008年はレギュレーションが変わるので、われわれももう一つのチームのシャシーを供給する方向で考えている。
またプロドライブと話をしたことも事実だ。一度だけだがね。
しかし、その結論を語るのはまだ早いよ。
いまはまだあらゆる可能性があって、そしてまだ何の結論も導き出されてはいないのだから」
報道では、プロドライブはさらにドライバーについても現マクラーレン・チームのテストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサとゲイリー・パフェットとコンタクトを取っているとのこと。
これが事実であればプロドライブは完全にマクラーレンのセカンド・チームというポジションになることだろう。
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今季ここまでランキング首位、初の世界タイトルに向けて好発進のキミ・ライコネン(27歳:フィンランド)/フェラーリについて、同選手にF1デビューのチャンスを与えたかつての上司であるペーター・ザウバー氏が独『ビルト』紙で次のように語っている。
Kimi Raikkonen (C)Ex.Sauber Motorsport AG
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「ライコネンには確かに際だつ速さがあるが、これは純粋に彼の才能によるもの。
その意味で、F1テクノロジーやデータにも深い関心を示したシューマッハやセナなんかとは異なるところだね。
ライコネンがあまりそうしたことには関心を持たないというのはおそらく正しい見方だね。
もしも彼がさらに技術面にも関心を持っていたなら恐るべきドライバーになるんじゃないか、という意見もあるようだが、どうだろ。
確かにそれを見てみたい気もあるがね」
2001年、当時のザウバー・チームからまだ21歳のライコネンがF1デビューする際、定められたF3の経験すらない(フォーミュラ・ルノーのみ)ということでスーパーライセンスの発給に物議を醸した経緯がある。
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今シーズン、ここまで目覚ましい健闘ぶりをみせているBMWザウバーのニック・ハイドフェルド(29歳:ドイツ)だが、本人は「マシンが変わっただけ」と、そっけない。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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これはドイツ『DPA』通信の取材に語ったもので、その中でハイドフェルドは「今年とてもうまくやっていると言われるけれど、僕自身は別に変わっていない。
いつものように精一杯の仕事をしているだけで、変わったのはクルマが良くなったからなんだよ。
(今年で切れる)契約かい?
もちろんマリオ・タイセンとは来年の契約について話をしている。
まだサインはしていないけれど、お互いに前向きであることはわかっているから別に心配していないよ。
シーズンが終わるまでにはちゃんと詰めて、そして発表できることだろう」
2008年のハイドフェルドの去就については一時トヨタ、あるいはホンダら名前が報じられたが、どうやらこれはパーソナル・マネージャーであるワーナー・ハインツ氏の『策略』ではないかとみられている。
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これまで2010年までの契約とされてきたマレーシアGPが、さらに5年延長して2015年まで開催されることになったとフランスの『AFP通信』が伝えている。
Sepang Circuit (C)Honda Racing
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これはマレーシアGPを開催するSIC(セパン国際サーキット)のダトゥク・マハティール代表が明らかにしたもの。
1999年に当時のマハティール首相の肝いりで始まったマレーシアGPは、当初2005年までの7年契約、2006年からさらに5年の延長がされているが、観客動員数の不振やサーキット施設の改修がエクレストン氏から求められていることに加え、隣国シンガポールでの開催機運が盛り上がるなど厳しい状況に置かれていた。
契約の詳しい内容は明らかにされていないが、おそらくは巨額の改修費用が必要とみられ、マレーシア政府の後押しが欠かせないものとみられる。
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ルノー・チームは今シーズンからレッドブル・レーシングへエンジン供給を行っているが、ルノー・スポールのデニス・シェブリエ/エンジン・オペレーション・マネージャーは「パートナーシップの効果は徐々に表れつつある」と、エンジン供給のメリットを示した。
Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
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「レッドブルはまだ若いチームで、多くの部分で学習し準備を進めている段階と言えるだろう。
今シーズンのマシンの面でいえば、われわれも含めまだ信頼性の確保に力を入れる必要がある状況だが、しかし彼らは確実に進化しつつあり、エンジン供給の効果が表れつつあるね。
バーレーンでみせた彼らのパフォーマンスは素晴らしいものだったし、両者のパートナーシップによる効果はこれからどんどん表れて来る筈だ、急いではいないよ」
昨シーズン、レッドブルはフェラーリ・チーム社長搭載していたが、そのパフォーマンス不足(バージョン)に不満をみせていた。
今季バーレーンGPの予選では、ルノー・フィジケーラの7位に対し、レッドブルのウェバーがわずか0.05秒差で8位と、すでに本家に劣らないスピードをみせつつある。
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かねてF1へ参戦を将来の夢と語り続けるグラハム・レイホール(18歳:アメリカ)が、22日(日)ヒューストンで行われたCCWS(チャンプカー: 旧CARTインディカー)第3戦でみごと2位フィニッシュ、史上最年少の表彰台という記録を作ってみせた。
グラハムは、元3度のインディカー・チャンピオンで、F1では旧ジャガー・チーム代表を務めたことのあるボビー・レイホール氏の子息。
いずれはヨーロッパへと渡り、『GP2シリーズ』に参戦してフォーミュラワンへの道を切り開きたいと語るこの若者に、早くもF1チームからの関心が高まりそうだ。
このレースでは、先に『スクーデリア・トロ・ロッソ』でF1テストを経験しているセバスチャン・ボーデ(28歳:フランス)が、公式予選で後続車の邪魔をしたとしてベストタイムを抹消されるペナルティを受けたが2番グリッドを獲得、レースでは25勝目を記録した。
なお、3位は前レッドブル・レーシングのロバート・ドーンボスが入っている。
ヒューストンのレース結果はこちら。
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今季F1タイヤを独占供給するブリヂストンタイヤでは、開幕前に行われた5戦に続いて今回続く4戦についてその供給タイヤのスペックを明らかにしたが、「なぜ事前に全戦のタイヤ・スペックを公表しないのか」との質問について次のように答えている。
Bridgestone Tyre (C)Super Aguri F1
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ブリヂストン・モータースポーツのキース・ファン・デ・グリント/オペレーション・マネージャーによれば、「基本的にはわれわれはシーズン前のテストで今季使用するタイヤの仕様についてすべて開発を終えている。
しかしシーズンに入ってもわれわれは終始継続的にその適合性、安全性等について確認を詳細に進めていて、そのため最終的にこれを保証するというレベルのものを適切な時期に公開することとしている。
そのため、1回目は最初の5戦について、そして2回目は続く4戦についてのみ発表したものだ」と、説明した。
F1に限らずブリヂストンタイヤの信頼性には定評があり、ミシュランタイヤがその安全性への疑問からレース撤退を余儀なくされた2005年のアメリカGPにおいても、ブリヂストンタイヤはまったく問題なくレースを走りきっている。
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シーズン前から評判の高かったBMWザウバーは、予想通りここまでコンストラクターズ・ランキング3位と大健闘をみせているが、その実態はというとハイドフェルドが15ポイントを獲得しているのに対しクビサのほうはわずか3ポイントといささか苦戦を強いられている。
Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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これについて前代表のペーター・ザウバー氏は地元スイスの『ブリック』紙で次のようにクビサを激励した。
「クビサが苦戦というよりは、ハイドフェルドの活躍が素晴らしいんだがね。
彼は私がこれまで見てきた中で間違いなく最高のパフォーマンスを発揮しているよ。
一方でクビサは今年の『F1.07』を完全に自分のものにはしていないようだ。
まだそのハンドリングに悩んでいるようだからね。
しかし彼にはもちろんこれを解決するだけの力があるし、心配はしていない。
自分自身で現在の状況を打破するものと確信しているよ」
新人を見極める目には定評があり、過去キミ・ライコネンやフェリッペ・マッサなどを発掘した実績を持つザウバー氏。
ただしハイドフェルドについては2003年末に解雇した経緯を持つ。
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噂になっていたバーニー・エクレストン氏によるトルコGPの開催地であるイスタンブール・パークの買収が、地元紙の報道により確認された。
2006 Turkey GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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地元トルコの『サバ』紙らによれば、エクレストン氏がCEO(最高経営責任者)を務めるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が、総額1億4千万ドル(約166億万円)から1億9千万ドル(約255億万円)の費用をかけイスタンブール・パークを買収したとのこと。
これについて地元商工会議所のヤルチナス代表は「今回の契約で数億円の損失を受けた」と語っている。
『サバ』紙はまた「これは金儲けのビジネスではなく、大損をするもの。
私は(FOMの)理事会から叱責を受けるだろう」とのエクレストン氏との言葉を紹介しているが、一方で契約難すら伝えられていたトルコGPはこれでなんと2021年までの開催が保証されたとのことで、そのやり方に疑問の声も挙がっている。
(F1開催を各オーガナイザーと契約交渉するのはFOM自身)
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今シーズン、ウィリアムズ・チームのニコ・ロズベルグ(21歳:ドイツ)のこれまでの健闘に『スクーデリア・トロ・ロッソ』のゲルハルト・ベルガー/共同オーナーらから高い評価が与えられているが、これについて当のロズベルグは英『オートスポーツ』誌に次のように語っている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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「正直言って、僕は昨シーズンのフラストレーションから多くのことを学んだんだ。
あれはほんとうに困難なものだったからね。
でも、人は経験から学ぶんだ。
いや、経験こそが最大の学習になるんだよ。
もし今年の僕が多少なりとも去年より進歩したと評価されるなら、それは僕が昨年の出来事から学んだということだね」
今季、ルイス・ハミルトンに大きな注目が集まっているが、ロズベルグは依然としてF1最年少ドライバーである。
昨年のウィリアムズは、チームメイトであるマーク・ウェバーとロズベルグが接触してしまうなど、チーム内部にも軋轢を抱えていたとされる。
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元ジョーダン・チーム代表のエディ・ジョーダン氏が、ルイス・ハミルトンの処遇についてのマクラーレン・チームの対応に関し「過保護にし過ぎ」と、英『F1レーシング』誌で苦言を呈している。
Eddie Jordan (C)Ex.Jordan Grand Prix
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「F1という世界において、ドライバーにメディアの取材を受けさせ、スポンサーに露出の機会を提供することは不可欠のものなんだ。
ところがマクラーレンはハミルトンに対してグリッド上でのインタビューを拒否している。
これはいかんだろ。
もちろんのこと、他の多くのドライバーはきちんとこれを受けているじゃないか。
デニスが新人をプレッシャーから守ろうとしているのはわかるが、F1ドライバーの仕事は決してコクピットの中だけじゃないということを理解しないとね。
過保護は本人のためにもいかんよ。」
過去、ミハエル&ラルフのシューマッハ兄弟を始め、ルーベンス・バリチェッロらのF1デビューの舞台を演出したジョーダン氏のこと、重みがあるか。
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急速に人気が盛り上がりつつある驚異の新人ルイス・ハミルトンについて、地元イギリスのブック・メーカー(賭け会社)からの期待もふくらんでいる。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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『スポーティング・ライフ』は、スポーツ賭け会社の大手ウィリアム・ヒル社のスポークスマンであるルパート・アダムス氏の「ハミルトンがイギリスGPで初優勝してくれたら最高だね」との言葉を紹介している。
ハミルトンの初優勝について、同社のオッズ(掛け率)では次戦スペインGPとモナコGPが5.0倍、カナダGPが7.0倍、アメリカGP-9.0倍、フランスGP&イギリスGP-10倍、ヨーロッパGP-14倍、トルコGP&ハンガリーGP-16倍、イタリアGP&ベルギーGP-20倍、日本GP-25倍、中国GP-33倍、そしてブラジルGPが40倍と、先に行くに従って高くなっている。
なお、今シーズンは優勝がないというのは2.5倍の掛け率だ。
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元F1チャンピオンで。現在はメルセデスによりDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するミカ・ハッキネン(38歳)が、昨季限りでF1を引退したミハエル・シューマッハのレース復帰を予測している。
Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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これは独『ヴェルト』紙で語ったもので、その中でこのフィンランド人は「僕はシューマッハがここ2-3年以内にレースに復帰する可能性があると思っているよ。
ただ、それがまたF1であるかどうかはわからない。
F1に復帰することもあり得るとは思うけれど、DTMか何か、他のレースになるかも知れない。
彼には本来の才能に加え、多くの貴重な経験がある。
そしてそこに野心が加われば復帰は可能さ」と、語っている。
現役当時、F3時代からハッキネンにとってシューマッハは最大のライバルだった。
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Bridgestone Tyre (C)Panasonic Toyota Racing
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ブリヂストンは、開幕前に発表した5戦に続き、 第6戦から9戦までのタイヤスペックを次のように発表した。
仕様は柔らかい方からスーパーソフト、ソフト、ミディアム、そしてハードの4種類。
このうちの2種類が選択され、実際のグランプリに持ち込まれることになる。
(2種類のうち柔らかいほうのタイヤのトレッド面に白いラインが表示される)
Rd. | グランプリ | Sソフト | ソフト | ミディアム | ハード |
第1戦 | オーストラリアGP | ○ | ○ | ||
第2戦 | マレーシアGP | ○ | ○ | ||
第3戦 | バーレーンGP | ○ | ○ | ||
第4戦 | スペインGP | ○ | ○ | ||
第5戦 | モナコGP | ○ | ○ | ||
第6戦 | カナダGP | ○ | ○ | ||
第7戦 | アメリカGP | ○ | ○ | ||
第8戦 | フランスGP | ○ | ○ | ||
第9戦 | イギリスGP | ○ | ○ |
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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F1総帥バーニー・エクレストンが今週2輪のトルコGPが行われているイスタンブールを訪れていることが報じられているが、どうやらその目的は先に伝えられたようなモトGPの視察というきれい事ではないらしい。
2006 Turkey GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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当人は現地で「オートバイ・レースは実にグレート。
私はオートバイの熱烈なサポーターなんだ」と、語っているが、実はトルコGPが行われるイスタンブール・パークそのものの買収交渉が真の目的なのだという。
現地で伝えられるところでは、その買収金額はヘルマン・ティルケ氏が設計・建設した時の数分の一であるとか。
先に2006年トルコGPでの表彰台問題でMSO(トルコGP主催者)とTOSFED(トルコ・ナショナル・スポーティング・オーソリティ)に科した総額100万ドル(約1億1,700万円)の罰金を半減させたのも、今回の買収の布石であるとまで言われている。
なお、F1テストの地でもある『ポールリカール HTTT(ハイテク・テスト・トラック)』も同氏の所有になる。
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F1史上例を見ない新人ルーキーによる3戦連続表彰台という快挙を成し遂げたルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)には各界から賞賛の声が上がっているが、当人自身「自分だって信じられない」と、英大衆紙『サン』に語っている。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「10前には自分がこのフォーミュラワンというフィールドにいるなんて想像もできなかったこと。
それなのにいま僕はこうして世界最高クラスの優れたドライバーと共にいるんだ。
これは信じられないことだよ。
それにこうしてサーキットでたくさんのファンやメディアに支持されることに心から感謝しているんだ。
いつ初勝利をするのか?って、よく聞かれるけれどそれは僕にだってわからない。
でももちろん僕はその目標に向かって毎日努力し学習しているのだし、そう遠くない将来にこれが実現されるものと期待しているけどね」
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20日(金)オランダの空軍基地で行われた『スパイカーF1vs戦闘機』対決は、やはり戦闘機の勝利に終わった。
スパイカー『F8-VII』のステアリングを握ったクリスチャン・アルバースは、序盤こそリードを奪ったものの、最終的にF16戦闘機が勝利した。
Christijan Albers (C)Spyker F1
『F8-VII』のコクピットから降りたアルバースは、今度は戦闘機のコクピットに納まりパイロットからレクチャーを受けたが、いまのところ空の職業に転職する予定はないらしい。
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今週F1には目立った動きはないが、日本ではツィンリンクもてぎで年に1回のインディカー・シリーズ戦『インディ・ジャパン』が行われ多くの観客を集めている。
ダニカ・パトリック (C)Honda Racing
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金曜日の予選終了後行われた公式サイン会では、やはり地元の代表松浦孝亮選手が一番の人気。
しかしこれに優るとも劣らない人気ぶりを博したのが、女性ドライバーであるダニカ・パトリック選手だった。
幾多の著名チャンピオン経験者らよりも列に並ぶファンの数が多かったことから、メディア関係者の中からも「F1にも女性ドライバーがいたらさらに盛り上がるだろうね」との声が聞かれた。
なお「もちろんポールポジションを狙っていた」と語るパトリックのグリッドは4番手。
決勝レースは今日午後1時から行われる。
もてぎ戦予選結果はこちら。
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フランスGPを主催するFFSA(フランス・モータースポーツ連盟)は、今年のフランスGP(マニクール:7月1日決勝)のサポートレースに、スーパーカートを加えることを明らかにした。
Superkarts Image
水冷式2サイクル250ccエンジンを搭載するこのスーパーカートは、およそ95馬力を発生するというカートとしてはモンスターマシン。
今回、他のサポートレースとしてはすでに『GP2シリーズ』の第4戦、同じくF3ユーロシリーズの第4戦、そしてヨーロッパ・ラウンドではお馴染みのポルシェ・スーパーカップも行われることになっていて、イベント盛りだくさんのフランスGPということになりそうだ。
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『BMWザウバーF1』チームのウィリー・ランプ/テクニカル・ディレクターは、バーレーンGPでの同チームのピットストップを振り返り、「完璧な作業だった」と、胸を張っている。
Pit Work (C)BMW Sauber F1
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「実はハイドフェルドが23ラップ目にピットインした時、無線の不調でチームとうまくコンタクトが取れていなかったんだ。
予定外のピットインで、しかもすぐ後にクビカが同じくピットに入ってくるという緊迫した状況にもかかわらず、クルーは全員がまさに完璧な仕事をしたよ。
彼らはいささかのミスをすることもなく、電光石火の速さでドライバーをまたコースへと送り出したんだ。
すべては完全にうまくいって、ハイドフェルドはピットレーンの入り口から出口まで29.900秒で、またクビサのほうも29.525秒というスピードで通過させることができた。
タイヤを換え、燃料補給を行って共に30秒以内。
これはわれわれがまさにF1のトップチームになったということだね」
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ホンダやスパイカーなど、早くも『Bスペック車』投入がささやかれるチームもある中、レッドブル・レーシングのエイドリアン・ニューイ氏は「ウチは必要ない」と、強気な発言を『スピードTV』で行っている。
A.Newey & P.Monaghan (C)RedBull Racing
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「ウチには『Bスペック車』なんて導入する予定はないね。
なぜなら、すでに同じルノー・エンジンを搭載する本家のルノーや、マニュファクチャラーであるトヨタよりも速いのだからね。
もちろんわれわれも次のスペインGPに向けていくつもの改良を施していく予定だが、これは通常のバージョンアップの範囲だよ」
マーチでF1キャリアをスタートさせ『空力の鬼才』と讃えられたニューイ氏は、その後ウィリアムズ、マクラーレンで如何なくその才能を発揮、数々のタイトル獲得に貢献。
レッドブルをキャリア最後の場所として再び花を咲かせようと万全の構えだ。
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ドイツの専門誌『オートモーター・ウント・スポルト』は、開幕3戦で思うような滑り出しがみせられなかったルノー・チームが、共同オーナーイギリスの本拠地エンストンで『緊急再生会議』を行うと伝えている。
G.Fisichella & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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2005-6年と連続タイトルを獲得したチャンピオン・チームだが、今季はここまでコンストラクターズ4位と低迷。
ルノー『R27』苦戦の原因は、今年からワンメイクとなったブリヂストンのコントロール・タイヤにうまく適応できていないのが主原因とみられているが、その他にもエアロダイナミックスやメカニカル・グリップなど広汎な見直しが今後行われるようだ。
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これまで世界各地で来1マシンなどでデモンストレーション・ランを行ってきたルノー・チームでは、6月に今度はワルシャワで実施することを明らかにした。
Renault Lyon Demo (C)Renault F1 UK
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ワルシャワは旧東欧ポーランドの首都。
これまであまりモータースポーツとの関係は深くなかったが、現在は『BMWザウバーF1』チームにF1ドライバー、ロバート・クビサを抱えていることで馴染み深い。
同デモランはこれまでロシアのモスクワ、スペインのセビリア、フランスのリヨン、地中海のサルディニアなど多くの都市で開催、延べ150万人以上の観客の度肝を抜いてきたことになる。
予定では6月3日(日)ワルシャワで、例により市街地特設サーキットが用意されることになっている。
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バーレーンGPでは同じトヨタ・エンジンで走るウィリアムズ勢に先を越されたうえ、周回遅れでのゴールという屈辱を味わったトヨタ・チームのラルフ・シューマッハ(31歳:ドイツ)が、現状の『TF107』に不満をみせている。
Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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「望まない状態のクルマのドライビングをするというのは難しいことだよ。
誰にだって自分のドライビング・スタイルというものがあるからね。
とにかく今のクルマはグリップもないし、安定しないのでとてもドライブしづらい。
次のレースまでにはまたテストも予定されているから、なんとかこの機会にマシンを改善しないといけないよ」
僚友ヤルノ・トゥルーリのほうはすでに2009年まで契約が延長されたとみられているが、ラルフのほうは2008年以降はオブションと伝えられていて、そのためにも今シーズン前半の戦いは重要なものになる。
今季入賞したのは開幕戦の8位1回で1ポイントだけ。
トゥルーリのほうは4ポイントだ。
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バーレーンGPではやっと2台共に完走を果たした『スパイカーF1』だが、まだそのスピードは他車に比べて満足できるものではない。
同チーム技術陣を率いるマイク・ガスコイン/チーフ・テクノロジー・オフィサーは、噂される『Bスペック車』の投入についてドイツGPを目標にしていることをチームのサイトで明らかにしている。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
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「Bスペックの投入は、予定より早めてドイツGP(7月22日決勝)を目標にいま進めている。
ただし、それまでにもどんどんバージョンアップを重ねるから、ドイツGPのものが大きく異なるクルマという訳ではないよ。
マレーシアGPでの改良だって元々予定されていなかったものだし、次のスペインGPに向けてもまた改善を図っている。日々進化さ。
またモナコGP(5月27日決勝)でも大きく変更されることだろうね。
トヨタでの経験から、とりわけマシンのリヤ部分の改良は効果が大きいことがわかっている。
新しいリヤセクション、ギヤボックス、ラジエターの配置、ボディワーク……すべてだよ」
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今年の新人ルイス・ハミルトンに高い評価が集まる中、『スクーデリア・トロ・ロッソ』のゲルハルト・ベルガー/共同オーナーは、昨年F1デビューしたウィリアムズのニコ・ロズベルグ(21歳:ドイツ)に高い評価を与えている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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「もちろんハミルトンは素晴らしい活躍をしているよ。
それを否定するつもりはないし、彼に能力があることは認めるけれど、ただ彼が現在最も優れたクルマに乗っているということも考えないとね。
その意味で、僕はロズベルグに注目しているんだ。
彼は明らかに難しいドライブを強いられているけれど、それでいて同じエンジンを搭載する本家トヨタよりも先を走っているんだ、立派なものだよ。
彼の学習カーブは常に上を向いている。
それにいまだに彼はF1フィールドで一番若いドライバーなんだからね」
昨年18戦でトータル4ポイントだったロズベルグ、今年は3戦ですでに2ポイントを獲得している。
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新人のハミルトンが開幕3戦連続表彰台で注目を集めているが、キミ・ライコネンも同様に3戦連続表彰台、そしてポイント・ランキングでも22ポイントで首位に並んでいる。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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「たしかに3戦を終えて22ポイント。
同点とはいえランキング・トップというのは悪くないよね。
でもウチ(フェラーリ)の場合、レースペースは悪くないにしても、予選でもっとパフォーマンスを発揮できればさらに良かった筈なんだ。
ここまで3戦すべてに優勝して、30ポイント獲っていたっておかしくないくらいなんだ。
だから次のグランプリまでのインターバルではわれわれはその部分を改善する必要があるね」
ライコネンのここまで3戦は1位-3位-3位というものだが、予選グリッドもそれぞれ1位-3位-3位からのスタートだった。
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バーレーンGP決勝レースでは精彩を欠いた走りで順位を落とし、新人のチームメイトにも後れを取って5位でレースを終えたマクラーレン・チームの現役チャンピオン、フェルナンド・アロンソだが、ここに来てマシンに欠陥があったのではないか?という報道が伝えられている。
McLaren Team Garage Light (C)McLaren Group
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これはスペインのスポーツ紙『エル・ムンド・デポルティボ』が報じたもので、それによれば金曜日の夜、マクラーレン・チームのガレージの上部に吊り下げられた照明機材が丸ごと落下、アロンソのレースカーを損傷させた事件があったというもの。
もちろんマシンは詳細にチェックされ、その結果チームはフロントウィングを交換して修復を終えたということだが、同紙はこの際モノコックにまで損傷を及ぼしていた可能性もあると伝えている。
マシンはマクラーレン・チームのファクトリーで完全に分解される予定だが、場合によってはこのシャシーそのものが廃棄処分されるかも知れないという。
アロンソはレース後、ただ「マシンに戦闘力がなかった」としか語っていないが、チャンピオンの今回のレースぶりを見るとあり得ない話ではないようだ。
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元F1ドライバーで、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チャンピオンにも輝いたドイツのハンス・ヨアキム・ストゥック氏(56歳)が、「BMWザウバーはニック・ハイドフェルドとの契約を急ぐべき」と、独ケルンの『エキスプレス』紙で母国のメーカーに契約延長を促している。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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「バーレーンでのレースで、ハイドフェルドは素晴らしいレースをしたね。
これで彼には間違いなく才能があることが立証されたよ。
聞くところによれば、まだBMWザウバーはハイドフェルドと2008年の契約についてオブションを行使していないようだ。
タイセン(BMWザウバー代表)がベッテルの処遇についても気を遣うのはわかるが、他のチームに持って行かれないうちに早いところハイドフェルドと契約を交わすべきだよ」
ストゥック氏は1974年から1979年にかけてマーチやブラバムなどからF1参戦。(最高位2位)
スポーツカーレースではポルシェによりルマン24時間レースで年連続優勝を誇る名ドライバーだ。
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目下チャンピオンシップをリードするマクラーレン・メルセデスだが、メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターは同じドイツのライバル・メーカー、BMWザウバーの今季優勝をスイス『ブリック』紙で予想している。
BMW F1.07 (C)BMW Sauber F1
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「ヒンヴィルにあるこのチームは、BMWによって買収されてから確実にその戦闘力を高めているね。
私の予想では、今シーズン中にこのチームが優勝することもあり得るとみているよ。
それがハイドフェルドによるものか、またクビサによるものかはわからないが、いずれかのドライバーが今年中に表彰台の一番高い所に上がることだろう」
またハウグ氏は、「ある著名なジャーナリストが『今年フェラーリが14勝する』と予測していたが、きっと彼は大きな失望を味わうことだろうね」とも語っている。
もしほんとうに優勝があるならば、ザウバー、BMW(コンストラクターとして)、そしてハイドフェルド&クビサのいずれにとってもF1初勝利ということになる。
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開幕3戦連続表彰台のルイス・ハミルトンが脚光を浴びる一方で、何かと比べられるもう一人のルーキー・ドライバーであるヘイキ・コバライネン(25歳:ルノー・チーム)は、冷静さを失っていない。
Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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「僕はハミルトンのことをカートの時代から知っているよ、能力のあるドライバーだっていうこともね。
だから彼のこの活躍をみても別に驚きではないんだ。
だってマクラーレンのクルマは冬のテストの段階からスピードがあったし、今年のブリヂストンのタイヤにも良くマッチしていたからね。
きっと彼はアロンソと共にいい成績を挙げると予想していたよ。
でも僕には僕の仕事があって、それは彼によって左右されるものではないし。
ま、彼の健闘を祈るよ」と、英『BBCスポーツ』にこのフィンランド人は語っている。
ハミルトンが3戦ですでに22ポイントを獲得。
堂々チャンピオンシップの1位に並んでいるのに対し、コバライネンはマレーシアGPでの1ポイントだけ。
ランキングはまだ10位に留まっている。
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レッドブル・レーシングでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏は、今季開幕3戦を振り返ってマーク・ウェバーの起用が正解だったと、オーストリア『APA通信』でこの決定を自ら擁護した。
Helmut Marko (C)RedBull Racing
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「昨年クリエンの更迭を決めたとき、われわれは多くの非難を受けた。
しかしその後任として起用したウェバーはここまで3戦すべてで『Q3』進出。
われわれの期待通りの活躍をみせているじゃないか。
もちろんわれわれには『RB3』をさらに速くするために大きな努力が必要だが、現段階においても4番目あたり、チャンピオンのルノーとは互角に争っているんだからね」と、自信。
同チームではさらにメーカー・チームに伍すべく、シームレス・シフトのギヤボックスも近く導入する方針であるという。
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F1オーストラリアGPを主催するAGPC(オーストラリアGPコーポレーション)は、CEO(最高経営責任者)であるティム・バンフォード氏がこのほど辞職したことを明らかにした。
2007 Australia GP (C)McLaren Group
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バンフォード氏はオーストラリアGPの開催地がそれまでのアデレードからメルボルンに移った1996年、上記AGPCにマネージャーとして加入。
2004年にCEOに就き、これまで3年間最高責任者としてオーストラリアGPを指揮してきた。
AGPCのロン・ウォーカー会長によれば、バンフォード氏は「新たなチャレンジに挑みたい」という自らの意志で辞職を求めたとのこと、「これまでのオーストラリアGPの成功は彼の努力によるところが大きいから、すべての人間は彼が離脱するのを惜しんでいるが、今後の成功を静かに祈りたい」と、語っている。
後任にはドリュー・ワード氏が就任する見込み。
ワード氏は2000年のシドニー・オリンピック、また2006年のコモンウェルス・ゲームで運営マネージャーを務めるなどビッグイベントの経験が豊富な実力者だ。
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ルーキーながら開幕3戦すべてで表彰台に上がるという快挙を成し遂げたマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)への評価は高まるばかりだが、同じくイギリスで長い歴史を持つF1チーム、ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ代表もすっかりこの若者に惚れ込んだようだ。
L.Hamilton & R.Dennis (C)McLaren Group
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「まさにハミルトンはスーパーマンのようだね。
われわれはミハエル・シューマッハという偉大なドライバーを失ったが、すぐまた今年ハミルトンという新星を得たんだ。
私は彼がウチのドライバーでないことを嘆くが、しかしその一方でこうした若者が現れたことをフォーミュラワンのために喜ばなければならないね。
もちろんそのキャラクターは異なったものだが、彼の持つ能力や技量には疑いの余地がない。
ハミルトンをウィリアムズのドライバーに欲しいかって?
もちろんだよ。リストの一番上にあるのは間違いないことさ。
デニスが羨ましいね」
マクラーレン・チームのロン・デニス代表は同選手がまだ12歳、カートの時代から支援を続けてきている。
これまでフォーミュラ・ルノーUK、F3ユーロシリーズ、そして昨季のGP2といずれもシリーズ・チャンピオンに輝き、マルボロ・マスターズF3も制した逸材だ。
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英『オートスポーツ』誌が伝えるところによれば、レッドブル・レーシングは同チームのマシンの設計図を持ち出した人物を特定したということで、今後訴訟に訴える構えという。
Redbull『RB3』 (C)RedBull Racing
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この件では、『スパイカーF1』のコリン・コルズ代表が『カスタマーシャシー』問題の証拠としてレッドブル『RB3』の図面の一部をFIAに提出したもの。
しかし当の『トロ・ロッソ』では、図面自体がチームとは別個の第3者である『レッドブル・テクノロジー』社のものであるとして問題はないとしている。
カスタマーシャシー問題の行方とは別に、スパイカーF1のほうも厄介な問題を抱えてしまった形だ。
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イギリス期待の新人ルイス・ハミルトン(22歳)は、下馬評通りルーキーらしからぬ活躍でここまで3戦すべて表彰台。
早くも57年に渡る現代フォーミュラワンの歴史を塗り替えてみせた。
Jackie Stewart & his Wife (C)RedBull Racing
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この若者について元3回のF1チャンピオン、ジャッキー・スチュワート氏は「もちろん彼が現在のF1で最もコンペティティブなマシンに乗り、優れたチームで走っているという事実はあるが、しかしそれを差し引いてもこれだけのスピードでF1をモノにしたドライバーを私はかつて見たことがない。
オーストラリアのデビュー戦においても、ルーキーがしがちなミステイクというものを彼が一度も犯すことなく3位表彰台で終えたのはそれだけで称賛に値するもの。
そして3戦を終え、いまや彼は堂々たるチャンピオンシップ・リーダーだ。
ただしこの先ミスをすることはあるだろうし、今年タイトルを獲れるとは言わないが、しかしこの先数年で世界チャンピオンになることは十分にあり得るだろう」
1950年にスタートした現代F1で、まだ新人がいきなり世界チャンピオンになった例はない。
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バーレーンGPではマッサがなんとかポールポジションの優位を守ってレースを展開できたものの、ライコネンがオープニングラップで順位を落としたフェラーリ・チームでは、マリオ・アルモンド/テクニカル・ディレクターが「オープニングラップのスピード改善が必要」と、今後に課題について語っている。
Ferrari 『F2007』 Nose (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「特定の課題について言及することはできないが、しかしわれわれがオープニングラップのペースを改善する必要があるのは明らかだ。
そのためには、次のスペインGPまでの約4週間で、可能な限り開発プログラムを進めてマシンを改善すること。
とりわけエアロダイナミックス・パッケージの改善は肝要だ」
フェラーリ・チームではまずバイラノ(イタリア)で、そして次にバルセロナ(スペイン)の各サーキットでテストを予定している。
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今シーズン、期待外れのスタートを持ったルノー・チームでは、フラビオ・ブリアトーレ代表が「われわれにはハードワークが必要」と、檄を飛ばしている。
G.Fisichella & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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「われわれは、明らかにレースで最後のポイントを争うような状況など期待してはいない。
しかし目下のところ、それがわれわれの現状だと認めざるを得ない。
とはいえ1週間やそこらでこうした状況が変わる筈もない。
幸い次のレースまでは4週間というインターバルがあるので、この状況を改善するためにわれわれは大いに働かなくてはならないよ」
同じくミシュランからブリヂストンにタイヤ変更を強いられたマクラーレンが健闘する一方で、ルノーのほうはグリップ不足に泣く状況。
バーレーンGPではチームのエース格フィジケーラがやっと8位でフィニッシュ、最後の1ポイントをチームメイトと争うの精一杯のことだった。
2005-6年と連続チャンピオンを獲得したチームが、今季はここまでコンストラクターズ4位と低迷している。
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近年、急速にヨーロッパから他の地域へそのスタンスを移しつつあるF1開催地について、『BMWザウバーF1』のマリオ・タイセン代表が懸念を表明している。
これは独『DPA』通信に語ったもので、その中でこのドイツ人は「こうしたバーレーンGPのような中東地域でのF1というのには、新しいマーケットの開拓という意味で魅力的なものだ。
それは認めるが、さりとて一気にヨーロッパから他の地域に移るというのも感心しない。
大事なことは、これまでのヨーロッパにおける伝統を維持しながら、新しい地域との健康的なバランスを取っていくことにあるんだ。
私はそのことれをエクレストンに言いたいよ」と、語っている。
Ferrari&Aldar (C)Ferrari S.p.A
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中東地域では、すでにフェラーリやスパイカーF1などが現地の企業から大きな支援を受けている。
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マレーシアGP後のフェリッペ・マッサから一転、今回のバーレーンGPを終えて周囲から砲火を浴びているのが現役世界チャンピオン、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)だ。
「良いマシンに乗っていればすべてのドライバーがチャンピオンシップの競争相手になる。
これまでのところ今年一番良いのはフェラーリとマクラーレン。
だからこれに乗るライコネンとマッサ、そして若いルーキーとはいえハミルトンだって十分僕のライバルになるということだよ。
今回、僕のマシンには戦闘力がなかったんだ。
マシンにスピードがなければ、チームがどんなにいい戦略を立てても駄目。
今回のレースはそういうものだったということさ」
McLaren Duo (C)McLaren Group
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スペイン国内のメディアからは、すでにマクラーレン・チーム内でアロンソの立場が悪くなっていると書き立て始めている。
前回のレース後マッサを苦境に追いやったのも、また今回アロンソを追い込んでしまったのも、いずれもまだ22歳のルーキー、ハミルトンということになる。
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結果的にはリタイヤに終わったものの、バーレーンGP決勝レースで十分にそのパフォーマンスを発揮した『スーパー・アグリ・F1』のアンソニー・デビッドソン(27歳:イギリス)は、「自分にとってF1でのベストレースだった」と、振り返った。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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「これは僕にとってこれまででベストのF1レースだったと言える。
最初から最後まで、僕は終始コンペティティブな集団の中にして、激しいバトルを演じ続けていたからね。
ピットストップもうまくいったしチームの戦略もとてもうまくいっていたんだ。
ところがレースも終盤になって、自分のマシン後部から煙が出るのがミラーに映るようになってきた。
エンジニアから無線でマシンを止めるように言われた時は残念だったけど、でもマシン自体のバランスには満足していたし気分はとても良かったよ」
最初のスティントを長めにとったデビッドソンは、ピットイン直前には6位を走る大健闘。
51周目にエンジントラブルに見舞われストップした時には12位だったが、リザルト上は完走扱いで16位に記録された。
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Tyre Image (C)Redbull Racing
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2007年4月16日
2007年 F1世界選手権 バーレーンGP 決勝
フェラーリのフィリペ・マッサが、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンに2.3秒の差をつけてバーレーンGP に優勝した。3位はハミルトンに8.5秒遅れてフィニッシュしたキミ・ライコネン(フェラーリ)だった。
ブリヂストン・ポテンザタイヤの100回目のポールポジションからスタートを切ったマッサは、途中、レースの最速ラップタイムを記録しながら、全長5.4kmのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたバーレーンGP の勝者となった。
74回目のグランプリ出場で果たした3回目の勝利だった。
ハミルトンはF1 世界選手権出場3戦目にして初めてフロント・ローからスタートを切り、レースの最後までマッサにプレッシャーをかけ続けた。
ニック・ハイドフェルドはBMW ザウバーのスピードを際立たせる走りで4位完走、5位はマレーシアGP優勝者のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)だった。
6位のロバート・クビサ(BMW ザウバー)
に続いてチャンピオンシップ・ポイントを獲得したのは、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)とジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)だった。
現在、ドライバーズ・チャンピオンシップは、アロンソ、ライコネン、ハミルトンの三者が22ポイントでタイ。
コンストラクターズ・チャンピオンシップ1位は44ポイントのマクラーレン・メルセデス、2位は39ポイントのフェラーリ、3位は18ポイントのBMW ザウバーだ。
次回レースは、3週間後のスペインGP(5/11-13)となる。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「エキサイティングなレースでした。
もちろんドライバーたちのおかげですが、テレビのプロデューサーがサーキット全体のアクションを追ってくれたおかげでもあります。
3回のレースで異なる3人のドライバーが優勝したのですから、ブリヂストンもサーキットにとても良くマッチした高性能のポテンザタイヤを作り上げることによって、このエキサイティングなレースに大きく貢献できたと思っています。
ここではミディアム・コンパウンドが好んで選択され、非常に高い性能を発揮しました。いろいろな意味で、ハードは明らかに人気がなかったようです」
気温 コース路面温度 天候
午後 . 決勝 30-28C 41-37C 晴れ/ 強風
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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バーレーンGP決勝レースで、5位という思わぬ結果に沈んだマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)は、「残念ながらマシンに競争力がなかった」とレースを振り返った。
F.Alonso/McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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「2列目からのスタートだもの、もちろん表彰台フィニッシュを狙っていたよ。
でも今日の僕のマシンは競争力がなく、グリップが不足していてラップペースが上がらなかった。
だから残念なことに前の4人についていくことができなかったんだよ」と、チャンピオン。
またレース中ハイドフェルドにオーバーテイクされたことについては「BMWザウバーのマシンはこの週末コンペティティブだったし、何よりハイドフェルドはとてもいいレースをしたね。
それに僕たちはすでに彼がほんとうにいいドライバーの一人であることを知っているしね」と、ダメージではないことを強調している。
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Pitstop Scene (C)Super Aguri F1
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今シーズンから、全ドライバー共に用意された2種類のタイヤ、いずれも必ず決勝レース中に使わなければならなくなっているが、今回のバーレーンGPでの使用状況についてブリヂストンタイヤでは次のように発表した。
多くはミディアム-ミディアム-ハードという選択で、トロ・ロッソのリウッツィ、スパイカーのスーティルだけがハードでスタートしている。
チーム | ドライバー | Split-1 | Split-2 | Split-3 |
マクラーレン | F.アロンソ | ミディアム | ミディアム | ハード |
マクラーレン | L.ハミルトン | ミディアム | ミディアム | ハード |
ルノー | G.フィジケーラ | ミディアム | ミディアム | ハード |
ルノー | H.コバライネン | ミディアム | ミディアム | ハード |
フェラーリ | F.マッサ | ミディアム | ミディアム | ハード |
フェラーリ | K.ライコネン | ミディアム | ミディアム | ハード |
ホンダ | J.バトン | ミディアム | ||
ホンダ | R.バリチェッロ | ミディアム | ミディアム | ハード |
BMWザウバー | N.ハイドフェルド | ミディアム | ミディアム | ハード |
BMWザウバー | R.クビサ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トヨタ | R.シューマッハ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トヨタ | J.トゥルーリ | ミディアム | ミディアム | ハード |
レッドブル | D.クルサード | ミディアム | ミディアム | |
レッドブル | M.ウェバー | ミディアム | ミディアム | ハード |
ウィリアムズ | N.ロズベルグ | ミディアム | ミディアム | ハード |
ウィリアムズ | A.ブルツ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トロ・ロッソ | V.リウッツィ | ハード | ミディアム | ミディアム |
トロ・ロッソ | S.スピード | ミディアム | ミディアム | |
スパイカー | C.アルバース | ミディアム | ミディアム | ハード |
スパイカー | A.スーティル | ハード | ミディアム | ミディアム |
スーパー・アグリ | 佐藤 琢磨 | ミディアム | ミディアム | |
スーパー・アグリ | A.デビッドソン | ミディアム | ミディアム | ハード |
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表彰台こそ逸したものの、2強の一角を崩してのハイドフェルドの4位入賞。
しかもチャンピオン・アロンソをオーバーテイクしての活躍に、BMWザウバー首脳陣は称賛の言葉を惜しんでいない。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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同チームのマリオ・タイセン代表は「ハイドフェルドのシート問題?
私は今日のレースですべての問題は解決したと思っているよ。
これでもう彼のポジションは安泰なんじゃないのかい。
われわれは今日のレースぶりに100%満足しているんだから」と、ご満悦だ。
ハイドフェルドは僚友クビサが苦戦する一方で、32周目ピット戦略ではなくコース上で堂々とアロンソを抜いてみせ、大きな喝采を浴び、レース後はスタッフから抱擁の嵐を受けていた。
2008年の契約についてはオブションということで、一時トヨタとの交渉説も流れたハイドフェルドだが、これで来季の残留は間違いないようだ。
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前戦マレーシアGPでポールポジションからスタートしながらも新人ハミルトンとのバトルで後退、フェラーリ・チームの地元イタリア・メディアから叩かれたフェリッペ・マッサ(25歳:ブラジル)は、今回のバーレーンGPでの勝利を「僕を支えてくれた彼女に捧げる」とレース後語った。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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「前回のマレーシアのレースの後、ガールフレンドであるラファエラは僕と共につらい1週間を辛抱しなければならなかったんだ。
だから、僕はこの勝利を真っ先に彼女に捧げたいと思っているよ。
これを乗り切れたのは、まさに彼女のお陰だからね。
今回、マシンの準備、そして決勝レースでの戦略と、チームのスタッフと十分に検討して備えてきたつもり。
しかし最初のスティントではマシンのバランスが良くなくオーバーステア気味で、思ったように後続とのギャップを拡げることができなかった。
でも第2スティントではとても良くなった。
おそらく路面にタイヤラバーが乗ったんだだろう。
それで今日は勝てると確信したね」
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2007年シーズンのF1チャンピオンシップはここまでの戦いでフェラーリvsマクラーレンという図式が見えてきているが、これを裏付けするようにドライバーズ・チャンピオンシップでも上位4人すべてこの2チームのドライバーが占めるという結果になっている。
しかも今回優勝したフェラーリのマッサは17ポイントで4位。
他の3人がいずれもまったく同じ22ポイントで並ぶという近年にはみられない大接戦なのだ。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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現チャンピオンであるマクラーレンのアロンソ、これまで10勝の実績を持つフェラーリのライコネンと肩を並べ、デビューしたばかりの新人マクラーレンのハミルトンがランキング首位というのは驚きだ。
このあとF1サーカスはヨーロッパ・ラウンドへと移り、さらにその激しいバトルが繰り広げられそうだ。
2007年F1シリーズ・ポイント表はこちら。
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2007年 バーレーンGP日曜日 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
リタイア 走行周回数:34 最速ラップタイム 1分36秒359
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
16位(リタイア) 走行周回数:51 最速ラップタイム 1分36秒111
T-Car SA07-02
天気=晴天(湿度20.8% - 27.4%)
気温=最低28.8℃ 最高30.6℃
コース路面温度=最低34.3℃ 最高41.7℃
SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは、過酷なバーレーンGPを戦う最中にエンジントラブルに見舞われた。
2台のSA07がチェッカーフラッグを受けることなくレースを終えたのは、2006年のドイツGP以来初めてのことだった。
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バーレーンGP決勝 J.トゥルーリが2戦連続の7位入賞
後方スタートとなったR.シューマッハーは粘り強く走り抜き12位でフィニッシュ
F1世界選手権第3戦バーレーンGPの決勝レースが中東バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。
空は快晴ながら、強い風に見舞われる中、気温30度、路面温度41度、湿度25%と言うコンディションで午後2時半に57周の決勝レースがスタート。
9番手グリッドからスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、スタートで一つポジションを落としたものの、その後猛暑の中で力強い走りを見せ、着実にポジションをアップ。
7位でチェッカーを受け、自身にとって2戦連続、チームにとっては開幕から3戦連続となるポイント獲得を果たした。
一方、14番手グリッドと後方からの追い上げを強いられたラルフ・シューマッハーは、スタート直後の混乱に巻き込まれ一旦は17位まで後退。
しかし、その後は粘り強く走り抜き、12位でフィニッシュした。
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第3戦 バーレーンGP 決勝レース
「バリチェロ13位完走」 4月15日・日曜日(決勝レース)
天候:晴れ 気温:28~30度
第3戦バーレーンGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは13位完走。
ジェンソン・バトンはスタート直後の多重事故で、リタイアを喫した。
Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
決勝当日のバーレーンは、快晴。気温30度、湿度25%と、ようやく中東地域らしい気候となった。
スタート直後の3コーナー。16番グリッドのバトンがD・クルサード(レッドブル)と絡み、早々にリタイアを喫する。
残ったバリチェロは序盤ペースが伸びず、17番手。
その後、12番手まで順位を上げ、1回目のピットインを26周目まで引っ張る。
その後17番手まで後退したものの、2度目のピットインを終え、終盤47周目には、14番手に。
その後、A・デビッドソン(スーパーアグリ)のリタイアにより、13番手を走行。
前を走るR・シューマッハ(トヨタ)を上回るタイムで追い上げるが、そのままチェッカーを受ける。
3戦連続完走を果たしたが、今回もポイント獲得はならなかった。
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バーレーンGPオープニングラップ、スパイカーのスーティルに追突されたホンダのバトンとトロ・ロッソのスピードがストップ。
コースはマシン撤収のため今シーズン初めていきなりイエローコーションとなった。
スーティルのほうはピットに戻ったが結局リタイヤに。
ミディアムタイヤでスタートしたトロ・ロッソのリウッツィがイエローの間にピットインしてソフトタイヤに交換。
しかしリウッツィはセーフティカーが入っている時にオーバーテイクをしたということでこの後ペナルティを受けた。
再スタート時のトップはマッサ、2番手ハミルトン。
3位ライコネンと4位アロンソの順位は入れ替わっている。
1回目のピットストップでライコルネンがアロンソの前に出る。
31周目、BMWザウバーのハイドフェルドがアロンソをコース上でパス、4位に上がる。
34周目、16位走行中だったスーパー・アグリ佐藤琢磨のホンダ・エンジンがストレートで派手なエンジンブローに見舞われた。
36周目には今日21番手スタートから13位と大健闘していたレッドブルのクルサードがマシントラブルでストップ。
次のラップには僚友ウェバーが走行中にウィング(?)の一部が飛ぶハプニング。
その後42周目にウェバーはコースアウトしてレースを終える。
52周目、今度は12位走行中だったスーパー・アグリのアンソニー・デビッドソンのマシンからもエンジンブローとみられる白煙を吐いてストップ。
結局レースはポールポジションからスタートしたフェラーリのマッサが最後までトップの座を守りきって自身3度目となる優勝を飾った。
2位はマクラーレンのハミルトン。
新人がデビュー3戦連続で表彰台というのは史上初の快挙だ。
3位フェラーリのライコネン、4位BMWザウバーのハイドフェルド、5位マクラーレンのアロンソ、6位BMWザウバーのクビサ、7位トヨタのトゥルーリ、8位ルノーのフィジケーラ、9位もルノーのコバライネン、10位ウィリアムズのロズベルグ、11位ブルツ、12位トヨタのラルフ、13位ホンダのバリチェッロ、14位スパイカーのアルバース、15位スーティル、そして16位はスーパー・アグリのデビッドソンでストップしたものの完走扱いとなった。
バーレーンGP決勝レースの結果はこちら。
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バーレーンGP公式予選『Q2』進出を果たしたスーパー・アグリのアンソニー・デビッドソンは、予選後のコメントの中でとりわけチームメイトである佐藤琢磨に勝てたことを喜んでいた。
Super Aguri Duo (C)Super Aguri F1
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二人はもともとイギリスF3選手権時代に同じカーリン・モータースポーツに在籍、2001年に琢磨がチャンピオンになった時デビッドソンは2位。
また琢磨がB.A.R・ホンダ、ホンダ・チームのレースドライバーだった時には同じチームのテストドライバーに甘んじていて、常に熱いライバル意識を持ち続けていたとみられている。
今季デビッドソンはついにフルタイム・レースドライバーとしてスーパー・アグリで走っているが、ここまで予選・決勝共に佐藤琢磨の後塵を拝する結果が続いていた。
ただ昨日の予選では、佐藤琢磨が『Q3』進出を意識したタイヤの使い方をしていたのに対し、デビッドソンは最初からソフトタイヤで『Q2』進出を意識していたようだ。
琢磨は結果的にわずか0.017秒という僅差でバトンに及ばず『Q2』進出を逃している。
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独『ビルト』紙が報じるところによれば、13日(金)午後に行われたフリー走行2回目セッションでフェラーリ・チームのキミ・ライコネンが走行中に取った『中指を立てる行為』についてFIAで話題になったということだ。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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これは、クイックラップに入っていたライコネンに対しミラーを見ていなかったと思われるトロ・ロッソのスコット・スピードが邪魔をした形となり、エキサイトしたライコネンが上記ポーズを取ったところこれがカメラにしっかり捉えられていたというもの。
ただしFIAでは別にこれを問題にはしないだろうとスポークスマンは語っている。
『アイスマン』と表されるこの北欧人だが、実は意外と熱い男のようだ。
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14日(土)、フェラーリは中東アブダビの大手デベロッパー会社『アルダール』との間でテーマパーク建設についての契約に合意したことを発表した。
Ferrari&Aldar (C)Ferrari S.p.A
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場所はヤス島で、延べ25万平米に及ぶ広大な敷地にフェラーリの巨大テーマパークを建設するというもの。
フェラーリはオイルダラーに潤う中東地域を主要な市場と捉えており、かねてこの地域への浸透に力を入れている。
マッサ&ライコネンら同チームのドライバーをしたがえて調印に臨んだフェラーリのジャン・トッド代表は、「われわれが重要な地域と捉えている中東において、この開発はフェラーリ進出の核となるものだろう。
その意味で今回の契約合意はこの地域との関係をさらにタイトにするもので大きな期待をしている」と、力強く語った。
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12番目のF1チームとして、2008年シーズンからの参戦が決まっている『プロドライブ』が、沈黙を破りいよいよその動きをスタートさせるようだ。
『ロイター通信』が伝えるところによれば、英国に本拠を置く同チームは今年のイギリスGP(7月8日決勝)時に具体的な体制発表を行う予定という。
噂されるところでは、シャシーはマクラーレン、搭載エンジンはメルセデスかルノーが有力。
Geoffrey Willis (C)Honda Racing
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またテクニカル・スタッフの要となるテクニカル・ディレクターには前ホンダのジェフリー・ウィリス氏の名前も上がっているという。
プロドライブ代表のデビッド・リチャーズ氏とウィリス氏とは、共に旧B.A.R・ホンダ時代に仕事をした仲だ。
しかしまだ注目のドライバー・ラインナップや、主要スポンサーなどは現段階では不明となっている。
また先に買収が明らかとなったアストンマーティンの名称の使用については可能性が低いようだ。
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2007年 バーレーンGP土曜日 フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
フリー走行3回目 17位 最速ラップタイム 1分34秒082
予選 17位 最速ラップタイム 1分33秒984
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
フリー走行3回目 5位 最速ラップタイム 1分32秒900
予選 13位 最速ラップタイム 1分33秒082
T-Car SA07-02
天気=晴天(湿度35.9-58.1%) 気温=最低30.7℃ 最高35.1℃ コース路面温度=最低22.2℃ 最高45.5℃
今日もSUPER AGURI F1 TEAMは勢いのあるパフォーマンスで、再び予選第2セッションに進出することができた。
今回、SA07を第2セッションまで進めたのはアンソニーで、13位で予選を終えた。
琢磨は予想していたよりも低いグリップレベルを経験し、明日のバーレーンGPを17番手グリッドからスタートすることになった。
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バーレーンGP予選 J.トゥルーリが9番手グリッド獲得
R.シューマッハーは第3セッション進出ならず。決勝での巻き返しに期待
中東バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットでF1第3戦バーレーンGPの公式練習第3回目と予選が行われた。
午前11時からの公式練習第3回目は、曇り空の下、気温31度、路面温度38度、湿度38%のコンディションで始められた。
午後に迫った予選、明日の決勝レースへ向けた最後の準備を行うべく、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台はセッション開始と同時に先陣を切ってコースインし、ヤルノ・トゥルーリは22周を走破したが、ラルフ・シューマッハーはリアサスペンションのトラブルに見舞われ、11周の走行に留まった。
午後2時からの予選開始時には、空には陽射しも覗き始め、気温34度、路面温度44度とやはり暑いコンディションとなった。
僅差での争いとなった予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが6番手、ラルフ・シューマッハーが15番手で第2セッションへと進出。
しかし、続いて行われた予選第2セッションでは、終盤の激しいタイム争いで、ラルフ・シューマッハーが惜しくも敗退。
14番手から明日の決勝レースでの巻き返しへ臨むことになった。
一方、ヤルノ・トゥルーリは第2セッションで7番手につけ、最終第3セッションへ進出。
第3セッションでは9番手タイムを刻み、3戦連続のトップ10グリッドから明日の決勝レースへと挑む。
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第3戦 バーレーンGP 2日目・予選
「バリチェロ15番手、バトン16番手」 4月14日・土曜日(2日目・予選)
天候:晴れ 気温:33~35度(予選)
第3戦バーレーンGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは15番手、ジェンソン・バトンは16番手に終わった。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
2日目のバーレーンは、朝から雲の多い天候。
気温は早いうちから30度を超えたものの、日差しの射さないコース上は、路面温度が40度以下にとどまっている。
午前中のフリー走行はともに20周前後をこなしながら、バトン16番手、バリチェロ18番手だった。
午後には晴れ間が広がり、気温は33度に。路面温度も43度に達した。
1回目のセッションで、バトンはなかなかペースが伸びず、かろうじて16番手を確保した。
一方のバリチェロは、2度目のアタックで1分33秒台に入り、14番手。
今シーズン初の第2セッション進出を果たした。
しかし次のセッションでは、両ドライバーともなかなかペースを上げることができない。
結局バリチェロ15番手、バトン16番手に終わり、トップ10グリッド獲得を果たせなかった。
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Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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公式予選最終ピリオドの結果、2007年バーレーンGPポールポジションはフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサのものとなった。
自身5回目のPPということになる。
2番手にはマクラーレンのハミルトン、この新人にとってフロントロウ・スタートは初めてということになる。
3番手フェラーリのライコネン、4番手マクラーレンのアロンソと、事前の予想通りフェラーリ&マクラーレン2強が2列目までを占めた。
そして3列目にはBMWザウバーのハイドフェルド&クビサが入り、チーム力を示した形となった。
7番手ルノーのフィジケーラ、8番手レッドブルのウェバー、9番手トヨタのトゥルーリ、そして10番手がウィリアムズのロズベルグの順でトツプ10が決まった。
明日の決勝レースは現地時間午後2時半(日本時間午後8時半)から、57周に渡るバトルが繰り広げられる。
バーレーンGP公式予選の結果はこちら。
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公式予選『Q2』でトップタイムを記録したのはフェラーリのマッサで1'31.350のベストタイム。
これにマクラーレンのハミルトン、フェラーリのライコネン、BMWザウバーのハイドフェルド、マクラーレンのアロンソ、BMWザウバーのクビサ、トヨタのトゥルーリ、レッドブルのウェバーとロズベルグ、そしてルノーのフィジケーラ、ここまでが最終ピリオド進出を決めた。
ここで脱落したのはウィリアムズのブルツ、ルノーのコバライネン、スーパー・アグリのデビッドソン、トヨタのラルフ、そしてホンダのバリチェッロとバトンの6人だった。
このあといよいよポールポジションを賭けて、最後の予選セッションがスタートする。
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バーレーンGP公式予選『Q1』は、フェラーリのマッサがトップタイム。
これにマクラーレンのハミルトンとアロンソが続き、4番手にフェラーリのライコネン、以下、BMWザウバーのハイドフェルド、トヨタのトゥルーリの順。
そしてスーパー・アグリのデビッドソンが7番手で通過。
しかしチームメイト佐藤琢磨はタイムが伸びず、最後に脱落して『Q1』敗退が決まった。
他にこで脱落したのは他にトロ・ロッソのリウッツィ&スピード、スパイカーF1のスーティル、レッドブルのクルサード、そしてスパイカーF1のアルバースの6人。
ホンダのバトンはギリギリ16番手で通過した。
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バーレーンGP公式予選を前に、最後のフリー走行が終了した。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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ここでトップタイムをマークしたのはマクラーレンの新人ハミルトン。
前日のフリー走行で終始最速だったフェラーリのライコネンをも抑えてみせた。
3-4番手にはBMWザウバーのハイドフェルドとクビサ、そして5番手にはなんとスーパー・アグリのデビッドソンが食い込んでみせた。
6番手フェラーリのマッサ、7番手マクラーレンのアロンソらを上廻る好タイムで、もしこれが公式予選で再現できればセンセーショナルな出来事となる。
一方チームメイトの佐藤琢磨のほうは最後タイム短縮ならずに17番手。
またホンダは佐藤を挟んでバトン16番手、バリチェッロが18番手。
トヨタはトゥルーリ14番手、ラルフが20番手だった。
公式予選はこのあと現地時間午後2時(日本時間:午後8時)から開始される。
フリー走行3回目の結果はこちら。
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バーレーンGP初日、順調にフリー走行セッションを終了。
全チームにタイヤを供給するブリヂストン・モータースポーツでは、「すべては予定通り」と言いながらも、前夜の雨には驚いたようだ。
Tyre Image (C)Redbull Racing
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同モータースポーツのキース・ファン・デ・グリント/オペレーションマネージャーは、「ここバーレーン国際サーキットは事前にテストの機会もあったので準備は万全。
最初のセッションこそ路面は滑りやすかったが、午後にはすっかり回復した。
われわれの用意したタイヤはこのコンディションにうまく合致していると思うし、今日の各チームの走りもすべて想定内のもので、ここまで至極順調と言える。
ただ、正直言って昨日の雨には少々驚かされたね。
これまで何回もここには来ているが、あれほどの雨は初めて見たよ」と、口にしている。
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FIAは、バーレーンGPの会場で緊急のバックミラー検査を行なった。
これはこのところ常に上位チームから問題点を指摘されているバックマーカー(周回遅れ)による走路妨害について、各マシンのバックミラーが後続車の確認に対し有効に働いているかを検査したもの。
この検査では、実際にドライバーの一人をコクピットに座らせ、10メートル後方に位置した検査官が保持した手書きのメッセージを読み取らせるというもの。
伝えられるところではいくつかのチームでミラーの機能に疑わしい部分がみられたということだが、これについての正式な反応はまだFIAから示されていない。
しかし静止状態と走行状態とでは当然条件が異なる訳で、例えばレッドブルではサイドポッドにマウントされたこれまでのミラーは振動で見にくい、ということからコクピット部分に直接マウントされるものに変更されている。
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ルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表が、遠征先のバーレーンで誕生日を迎えた。
Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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1950年4月12日に北イタリアに生まれたブリアトーレ代表は、57回目となる誕生日をいつものような女性に囲まれてではなくF1スタッフと共にモーターホームで迎えた。
ジャンカルロ・フィジケーラ、ヘイキ・コバライネンの両レースドライバー、そしてパット・シモンズ/エンジニアリング・ディレクターらと共にスタッフが用意したバースデーケーキと対面したブリアトーレ氏だが、自らそのケーキを取り分けながら「一番欲しいプレゼントは優勝なんだからな」と、ドライバーにプレッシャーを与えることはもちろん忘れなかった。
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ホンダ・チームのニック・フライ代表は、先に大きな話題となったロス・ブラウン前フェラーリ/テクニカル・ディレクターへのオファーという報道についてこれを否定した。
Nick Fry (C)Honda Racing
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これは金曜日のFIA記者会見での質問に答えたもの。
その中で同代表は、「ウチに限らず、ブラウンに関心を持っている所は多いんじゃないか。
なにしろ、あれだけの実績を残した人間なのだから。
しかし私が直接彼にオファーを出したというのは間違いだよ。
なぜなら、彼はまだフェラーリ・チームとの間にある種の取り決めがあるんだろ。
少なくとも今年一杯はどうにもならないさ。
それに、彼がまたフェラーリでの仕事を再開するのか、はたまた釣りを楽しむことになるのか、われわれにはわからないことだからね」と、煙に巻いた。
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2007年 バーレーンGP金曜日 フリー走行
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
フリー走行1回目 16位 最速ラップタイム 1分35秒856
フリー走行2回目 16位 最速ラップタイム 1分35秒001
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
フリー走行1回目 18位 最速ラップタイム 1分36秒243
フリー走行2回目 13位 最速ラップタイム 1分34秒595
T-Car SA07-02
天気=晴天(湿度30.8-51%) 気温=最低31.2℃ 最高 34.3℃ コース路面温度=最低39.2℃ 最高49℃
エキサイティングだった先週のマレーシアGP終了後、F1パドックはバーレーン王国へと移動した。
昨夜の嵐の影響で、1回目のフリー走行がスタートした時のコース路面はとても汚れていた。
午前中のセッションではアンソニーのギヤボックスにトラブルが発生したが、午後のセッションではアンソニーも琢磨も確かな進歩を見せた。
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F1第3戦バーレーンGP公式練習 砂漠の中での熱戦開始
J.トゥルーリとR.シューマッハーが多くの周回をこなし、有意義なデータを収集
2007年F1世界選手権第3戦バーレーンGPの公式練習第1回目と第2回目が、バーレーンの砂漠の中に位置する、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。
午前10時、気温は32度、路面温度42度、湿度44%のコンディションで1時間半で行われる公式練習第1回目が始まった。
パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、ヤルノ・トゥルーリが先頭を切ってコースイン。
まもなくラルフ・シューマッハーも続き、初期チェック走行を行った。
その後、早い時期から2台は走行を重ね、好タイムをマーク。
ヤルノ・トゥルーリは序盤にマークしたタイムで5番手につけた。
午後2時から行われた公式練習第2回目は、気温32度、路面温度も48度、湿度37%と厳しい暑さの中でのセッションとなった。
ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハー共に、予選、決勝で想定される暑さに対応すべく、精力的に周回をこなしてデータを収集。
午後のセッションではヤルノ・トゥルーリが10番手、ラルフ・シューマッハーは18番手であったが、この日、2台はトータルで100周以上を走破。
チームは、得られた多くの貴重なデータを今晩分析し、明日の予選及び日曜日の決勝へと挑む。
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第3戦 バーレーンGP 初日フリー走行
「バリチェロが11番手」 4月13日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:31~34度
第3戦バーレーンGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは11番手。
ジェンソン・バトンはエンジントラブルで、最下位22番手に終わった。
Honda Racing F1 Team 初日の展開:
酷暑の2連戦。ところが初日の前夜、マナマ市内は激しい雷雨に見舞われ、その後はすっかり過ごしやすい気温に下がった。
翌日は朝から、雲一つない青空が広がった。
気温も午前10時には、32度に達している。
午前中の1回目フリー走行は、バトンが24周をこなして11番手。
バリチェロは20周で17番手だった。
午後も32度の暑さ。路面温度は、48度に達した。
路面コンディションも向上し、各マシンのペースが徐々に上がっていく。
しかしHondaの2台は、なかなか下位から抜け出せない。
後半には、周回中のバトンがエンジントラブルでストップ。
一方のバリチェロはチェッカー間際に、1分34秒391の11番手タイムを出し、トップとコンマ8秒差に詰め寄った。
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Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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バーレーンGPフリー走行は午後の2回目もフェラーリ・チームのキミ・ライコネンがトップタイム。
ただしそのベストタイムは午前のものよりはわずかに遅れるものだった。
2番手はマクラーレンのハミルトン、3番手にBMWザウバーのクビサ、4番手フェラーリのマッサ、そして5番手がマクラーレンのアロンソ。
またウィリアムズ勢もブルツが6番手、ロズベルグが8番手と上昇機運だ。
トヨタはトゥルーリが10番手、しかしラルフは18番手。
ホンダもバリチェッロが11番手に対し、バトンはトラブルで最下位(22番手)に沈んだ。
スーパー・アグリはデビッドソンが13番手、佐藤琢磨は16番手だった。
バーレーンGPフリー走行2回目の結果はこちら。
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バーレーンGPのフリー走行1回目が終了。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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事前の予想通り、やはりここでの俊足は紅い跳ね馬勢で、ライコネンが1'33.162のタイムでトップ。
これに僚友マッサが約コンマ5秒遅れで続いた。
前戦マレーシアGPで1-2勝利を収めたマクラーレン勢がハミルトン、アロンソの順で3-4番手につけたものの、トツプのライコネンからは約1秒の遅れだった。
5番手はトヨタのトゥルーリ、6-7番手にBMWザウバーのハイドフェルドとクビサ。
これにトロ・ロッソ(!)のリウッツィが続いて、9-10番手にはウィリアムズのロズベルグとブルツというトツプ10。
ホンダはバトンが11番手、バリチェッロはここでも苦戦の17番手。
スーパー・アグリは佐藤琢磨が16番手、デビッドソンは18番手だった。
しんがりはここでもスパイカーF1でスーティルとアルバースが最後尾に並んでいる。
このあと2時間半のインターバルを置き、2回目セッションは午後2時(日本時間午後8時)から再び90分で行われる。
バーレーンGPフリー走行1回目の結果はこちら。
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F1第3戦バーレーンGPのフリー走行がスタートした。
これまでBMWザウバーがセバスチャン・ベッテルを、またウィリアムズが中嶋一貴をそれぞれ金曜日フリー走行セッションの第3ドライバーとして起用してきたが、今回はいずれもなし。
今季初めてレースドライバーのみのフリー走行セッションとなった。
ベッテルはWSR(ワールドシリーズbyルノー)参戦のためイタリアのモンツァに。
中嶋一貴のほうは場所は同じバーレーン国際サーキットだが、GP2シリーズ開幕戦があるためF1フリー走行には参加していない。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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なお、このGP2には、上記・中嶋がDamsから、同じTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の平手晃平がTrident Racingから、そして前スーパー・アグリの山本左近がBCN Competicionからそれぞれ参戦するので必見だ。
注目GP2シリーズの2007年シーズン・プレビューはこちら。
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今季F1初参戦のルーキーながら、開幕戦で3位、第2戦で2位と連続表彰台に上がっているマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)。
もし今週の第3戦バーレーンGPにおいても3位以内でフィニッシュしたなら、大記録達成ということになる。
それというのも、現代のF1選手権が確立された1950年以来、ルーキーがデビュー戦から3戦連続して表彰台に上がった例はこれまで一度もないからだ。
とはいえ昨年のGP2シリーズ・チャンピオンであるこの若者は周囲の喧噪を他所に、至って冷静な姿勢を崩していない。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「たしかに周囲にそうした期待のあることは知っているけれど、でも僕はまだ学ぶべきことの多い新人に過ぎないよ。
そうは見えないとしても、いまチームから、そして尊敬するアロンソから、さまざまなことを勉強している際中なんだ。
ただチームは十分な戦闘力を持っているし、事前の準備という点でも僕は他の人より恵まれているかも知れないからその意味では幸運なのかも知れない。
そしてもちろん僕は僕で一生懸命やっている訳だから、まったくチャンスがないとは思わないけれど、でも過度の期待は無用だよ」
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ルノー・チームでエンジン・オペレーション・マネージャーを務めるデニス・シェブリエ氏が、前戦で優勝したフェルナンド・アロンソについて、「今週のバーレーンでは苦戦するだろう」との見方をスペイン『ディアリオ』紙で示した。
Denis Chevrier (C)Renault F1 UK
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「もともとセパンはアロンソが好きなコースで、また今年のマクラーレンはエアロダイナミックスが優れているからマレーシアGPではあれだけの走りをみせることができたんだね。
しかし今週のバーレーンにはほとんどそうした高速コーナーはないのであまりアドバンテージはないだろう。
したがって今回は再びフェラーリがその戦闘力を増してくるとみられるから、アロンソは苦戦を強いられることだろうね」
シェブリエ氏とアロンソとは、ルノー時代に4年間苦楽を共にした仲だ。
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前戦マレーシアGP決勝レースで壮絶なバトルを演じ、結果的にコースアウトも喫したフェリッペ・マッサ(フェラーリ)が、バーレーンで再会したその相手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)に『ヘッドロック』でお返しした。
Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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ただしこれは互いに笑顔で握手を交わした後のこと。
両者の間になんの遺恨も存在しないことを周囲に示したもの。
マレーシアGPではポールポジションからスタートしながらの『失態』に、フェラーリの地元イタリアでは酷評を浴びているマッサだが、当人はすでに気分を切り替えて今週のバーレーンGPに臨む体制だ。
ちなみにマッサにとってのバーレーンGPは2005年まだザウバー時代の7位が最高。
今年目指すのはもちろん表彰台の一番高い所だ。
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Bridgestone Tyre (C)Super Aguri F1
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2007年 F1世界選手権 バーレーンGPの展望
先週末のスリリングなF1世界選手権第2戦マレーシアGPを終えて、ブリヂストン・モータースポーツは第3戦バーレーンGP に向かいます。
今年で4回目の開催となるバーレーン・インターナショナル・サーキット(全長5.412km)は、様々なコーナーと高速ストレートが混在するコースです。
バーレーンGPは、マレーシアGPと同様に暑い気候が予想されます。
今回もハード、ミディアム・コンパウンドを使用したブリヂストンタイヤを装着する全マシンにとって、暑さが重要なファクターとなるでしょう。
ミディアムタイヤは、内側から2本目の溝に沿って白いマーキングが施され、見分けることができます。
キース・ファン・デ・グリント/ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:
Q:バーレーンGP でタイヤの性能を高めるのに重要な要素は何ですか?
A:バーレーン・インターナショナル・サーキットではトラクションの良さが不可欠です。
特に6つのコーナーでは、その後に続く長いストレートに向けて加速することがとても重要になります。
もちろん、このようなストレートは終盤でハードなブレーキングを伴いますが、コーナー出口でのトラクションを最大限まで高めることが絶対に必要になります。
トラクションが不足すると、熱が発生しタイヤの摩耗が進みます。
Q:バーレーンもマレーシアと同様にチームが大規模なテストを行ったサーキットです。
これは大切なファクターになりますか?
A:単独サプライヤーであるわれわれは、レース開催サーキットでテストを行うことで、タイヤコンパウンドに関する理論上の予測データの精度を確認することができるのです。
チームにとっては、サーキットでマシンができるだけ速く走れるように調整することが可能になります。
これは、今年ほとんどのチームが6日間に及ぶテストを行ったバーレーンに当てはまることですね。
Q:レース中のタイヤのマーキングの状態に満足していますか?
A:レース中のマーキングがきちんと役目を果たせたことをタイヤトラブル発生たいへんうれしく思っています。
観客からも、メディアからもとてもよく見えましたし、テレビでは特にオンボードカメラの映像によく映っていました。
バーレーンGPの豆知識:
バーレーンに送るタイヤ本数とスペック:2,200本(ハードとミディアム)
2006年ポールタイム:1分31秒431(M・シューマッハ、フェラーリ)
2006年最速ラップタイム:1分32 秒408(N・ロズベルグ、ウィリアムズ)
2006年トップ3:F・アロンソ、M・シューマッハ、K・ライコネン
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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開幕戦オーストラリアGPでみごとなポールTOウィンを飾ったフェラーリ・チームのキミ・ライコネンだが、2戦目のマレーシアではエンジンに不安があるということで終始我慢のレースを強いられた。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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しかし今週のバーレーンGPは3戦目とあって再びフレッシュ・エンジン搭載により思う存分戦うことができることになる。
「マレーシアでは最後までエンジンを労ることに神経を使い続けたからね。
レーシング・ドライバーだもの、いつだって勝利に向かって全力で戦いたいと思うからこれはフラストレーションが残るものだった。
でもバーレーンではまた新しいエンジンだから、遠慮せずに戦えるね、これは楽しみだよ。
確かにマクラーレンがさらに力を付けていることは認めるけれど、以前このサクヒール(バーレーン)ではいいテストができているし、少なくともセパンの時よりもライバルに対して僕たちはいい戦いができると確信しているよ」
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マレーシアで2005年の日本GP以来となる勝利を記録したマクラーレン・チームだが、この18か月ぶりとなる国歌の演奏を聞いて、ドイツ国内から異論が持ち上がっている。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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というのも、現在のマクラーレン・チームはメルセデス・ベンツが40%の株を保有する一番の大株主。
チームの本拠地はイギリスにあるとはいえ、実質的にドイツのチームなのだから表彰式ではドイツ国歌を演奏すべき、というのが独『ビルト・ツァイトゥング』紙らの主張だ。
これについてメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターは「ドイツのファンの心情は十分に理解できるものだ。
しかしながらわれわれはいちドイツとかのレベルではなく、インターナショナルなチーム。
ほんとうに重要なことは、表彰台で何を聞くか、ではなくその真ん中に立つということにあるのだ」と、釈明している。
ケースが異なるとはいえ、ホンダ・チームも同様にイギリスに本拠を置くが、昨年ハンガリーGPでバトンが初優勝を遂げた時は『君が代』が流れている。
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Nigel Mansell/Ferrari F430GT (C)Scuderia Ecosse
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元世界チャンピオンで、1989-90年シーズンはフェラーリ・チームに在籍してF1を戦ったナイジェル・マンセル氏(53歳:イギリス)が、再び跳ね馬のステアリングを握ることになった。
といっても今回はもちろんF1ではなく、フェラーリが力を入れているFIA-GT選手権で、5月6日にシルバーストーン・サーキットで行われる第2戦に『F430GT』で参戦することになったもの。
詳細ニュースはこちら。
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暑く、乾燥した砂漠の世界というのがバーレーンに定着したイメージだが、当地の気象台はフリー走行の行われる金曜日、あるいは公式予選の土曜日に突然の降雨がある可能性も否定していない。
それによれば、このところのバーレーンはわりと凌ぎやすい気候で、決勝レースが行われる日曜日も最高気温が28度とかなり涼しいコンディションが予想されている。
一方、金・土曜日は30度以上になるとみられるが逆に午後にはシャワーが襲ってもおかしくはないという。
心配されたマレーシアでは特に混乱はなかったが、逆にここバーレーンで波乱が起きる可能性もあり得るようだ。
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ニック・ハイドフェルド(29歳:ドイツ)にとって、早くも正念場が訪れているようだ。
同選手の『BMWザウバーF1』との契約は2008年末までとみられていたが、ここに来て報じられたトヨタ・チームと交渉中というニュースから2008年についてはオブションであることが発覚した。
であるとすると、BMWザウバーに残留を図るにしても、あるいは来季他のチームに移籍するとしても今シーズンの早い段階で好成績を残すことがハイドフェルドにとって必須のことになる。
そのためには現在同チームが金曜日に第3ドライバーを走らせていることは短絡的にはハイドフェルドにとってマイナスでしかないことになる訳で、そうしたことからハイドフェルドが第3ドライバー起用に強く反対する背景が見えてくるようだ。
BMW Sauber Trio (C)BMW Motorsports
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一方、その第3ドライバーであるセバスチャン・ベッテルの才能に期待するマリオ・タイセン代表らチーム首脳にとって、来季ベッテルをレースドライバーに起用するか判断するためにも金曜日に走らせたい事情もあり、またハイドフェルドを残留させるかどうかがベッテルの処遇という点で大きな関わりを持ってくることにもなる。
さらに最悪(?)の場合、もう一人のレースドライバーであるロバート・クビサのポジションにも影響を及ぼしかねない状況で、詰まるところこのチームでは3者3様の事情から誰にとっても金曜日をフルに走りたい強い事情を持つこととなっている。
ここまで2戦、ベッテルを走らせたBMWザウバーだが、とりあえず今週のバーレーンGPではレースドライバーのみが走る予定になっている。
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フェラーリ・チーム内では表立った非難はないものの、イタリア国内のメディアはマレーシアGPでのフェリッペ・マッサについて酷評が相次いだ。
一方、今回ライコネンのほうはエンジンの耐久性に不安があったため、慎重に3位を確保したことは好意的にみられているようだ。
Malaysia GP Battle (C)McLaren Group
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『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙は「マレーシアGPでのマッサはすべてが駄目だった」とバッサリ。
『ラ・リパブリカ』紙も「チームメイトのライコネンに比べて明らかに見劣りがした」と報じている。
また開幕戦から一転、今回フェラーリ勢がマクラーレンの2台に比べて後れを取ったことについて「疑惑のフロアパネルを変更したため」とする書き方もみられたが、当のフェラーリ・チームではこれを否定している。
今週のバーレーンGPで再びマクラーレンに一蹴されるようだと、メデイアの書き方はさらに厳しいものになりかねない。
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すでに第3戦目を迎える今週になっても依然として解決をみていない『カスタマーシャシー』問題だが、その早期決着を強く求めているバーニー・エクレストン氏が、解決に向けて『秘策』を用意していると報じられた。
Bernie Ecclestone (C)BMW Sauber F1
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これはバルセロナのスポーツ紙『エル・ムンド・デポルティボ』が伝えたもので、それによれば現在上位10チームまでとされる賞金等の分配を全チーム(今季は11チーム、来季は12チーム)に拡大しようというもの。
スパイカーF1がスーパー・アグリ、あるいはトロ・ロッソを標的にして譲らない背景には、10番目と11番目とでは金銭的な取り分に莫大な差が生じることが大きな原因とみられているからだ。
ただし、総枠が同じで分配チーム数が増えれば上位チームの取り分は逆に少なくなるため、エクレストン氏には総額も拡大する用意があるとみられる。
果たしてこれで決着が図られるのか。
全チーム代表による会議は、今日にもバーレーン当地で再び行われる予定だ。
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開幕2戦を終え、明らかな戦闘力不足を露呈してしまった『スパイカーF1』だが、これについて今季同チームのチーフ・テクノロジー・オフィサーに就いたマイク・ガスコイン氏はチームの地元オランダの『フォーミュラワン・レースリポート』誌で次のように分析した。
Mike Gascoyne (C)Spyker F1
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「われわれはセパン・サーキットでの合同テストを回避し、シルバーストーンのファクトリーに留まって新しいボディワーク・パッケージを開発することを選んだのだが、結果的にこれがレースでの不振に影響したという指摘を認めざるを得ないだろう。
テストを回避したその代償は、われわれが予想したよりもはるかに高価なものだったということだ。
加えて今週はバーレーンGPだ。
このバーレーンでのテストもウチは参加しなかったからね……
再びそのツケが廻ってくるかも知れないな」
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長いテストドライバー生活のあと、今季初めて『スーパー・アグリ・F1』でフルタイム・レースドライバーのポジションを得たアンソニー・デビッドソン(27歳:イギリス)だが、英『タイムス』紙による来季についての取材に対し「来シーズンのことなどまだ考えられない」と、語っている。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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「まだ来シーズンのことなんか考えられないよ、そんな状況じゃない。
いまはただひとレース、ひとレースを戦っていくことだけで精一杯なんだ。
でも僕はマシンの中で自分が何をできるかと知っているし、これまでの経験で何ができたかもわかっている。
それを今シーズン、できるだけ早くまたやり遂げるつもりでいるよ」
デビッドソンは2001年イギリスF3選手権で佐藤琢磨に次ぐランキング2位に。
しかしその後は長くテストドライバー生活が続き、途中スポット参戦の3戦のみ。
フルタイムでF1を戦うのは今シーズンが初めてということになる。
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メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターが、「F1はアメリカ大陸で開幕すべき」との持論を展開している。
Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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これはドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』で語ったもので、その中でハウグ氏は「今年のように開幕がオーストラリアやマレーシアだと、ヨーロッパではその放映時間は日曜の早朝になってしまう。
これでは視聴者がわざわざ早起きしてF1にチャンネルを合わせてくれやしないよ。
もしもこれがアメリカであるとかブラジルであるとか、アメリカ大陸で行われたなら、ヨーロッパではちょうと日曜のゴールデンタイムに放映ということになる。
するとドイツだけでも現在の300万人から少なくとも1,500万人には視聴者が増える訳で、そうすれば一気にF1開幕のムードが盛り上がるというものだ」と、指摘。
ただし、もし現在インディアナポリスで行われているアメリカGPが3月になった場合、寒すぎてF1レースには適さないことは明白だ。
そこで再びラスベガスなど温暖な地域での開催案が浮上する話につながってくる。
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昨シーズンとは一転して苦しいスタートとなったルノー・チームだが、同チームではこれがフェルナンド・アロンソ離脱が原因であるとの周囲の憶測を強く否定している。
Renault Team Garage (C)Renault F1 UK
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同チームのスティーブ・ニールセン/スポーティング・マネージャーは、「もしもルノーが昨年より2秒も3秒も遅いというのなら話は別だ。
しかし実際にはせいぜいコンマ2からコンマ5秒程度のものだろう。
これは別にアロンソがいなくなったとの影響とは言えないよ。
アロンソは確かにいいドライバーではあるが、それほどの価値を持っているという訳ではない。
単にマシンの能力という部分でいままだ苦戦しているというだけのこと」と、説明している。
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開幕2戦を終え、予想外の不振を続けるホンダ・チームだが、英『タイムス』紙はホンダはこの『RA107』を放棄、まったく新しいマシンを投入することになるだろう、との見通しを報じている。
Honda『RA107』 (C)Honda Racing
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これまでの見方では、ホンダは第6戦のカナダGP(6月10日決勝)に向け、バージョンアップされた改良型の『RA107B』を準備するものと考えられていたが、この報道によれば改良型ではなくまったく新しいマシンを開発せざるを得ない状況というもの。
また同紙は、ニック・フライ代表が現在のホンダ・チームはブラックリー(イギリス:F1チーム本拠地)と栃木(日本:ホンダ研究所)とに人事が分裂しているとの懸念を持っていることも紹介している。
ここまで2戦を終え、メーカーチームでノーポイントなのはホンダだけとなった。
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1981年以来、フランスGPの開催地として定着しているマニクール・サーキットだが、あまりに田舎ということで関係者にはあまり評判は良くない。
さらにここに来て、バーニー・エクレストン氏が開催地の変更を示唆したこともあり、消滅の危機すらささやかれるようになった。
これについて『ホーム・オブ・スポーツ』は、現在唯一のフランス系F1チームであるルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表が語ったとする「フランスGPがなくなっても止むを得ない」とのコメントをが伝えている。
Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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その中でブリアトーレ氏は個人的な見解としながらも「グランプリを行うためには、われわれはそのためのホスピタリティや場所が必要だし、ホテルの部屋も必要ならそれなりのサービスだって必要なんだ。
ところがフランスGPにはそれがあるかい?。
だからF1がヨーロッパから新しいマーケットであるアジアや中東に行くとしても、私はそれを支持するよ。
しかたない、それは時代の流れなんだ」と、語っている。
ちなみにブリアトーレ氏自身はクーネオ生まれのお洒落なイタリア人だ。
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自身F1デビュー戦となったオーストラリアGPでいきなり3位表彰台。
続くマレーシアGPではチームメイトで世界王者であるフェルナンド・アロンソとの間でみごとな1-2フィニッシュを遂げたマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)なは、早くも「次は優勝!」との声が高い。
Malaysia GP Battle (C)McLaren Group
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しかしながらこの若者本人は、こうした周囲の雑音にも極めて冷静な姿勢を崩していない。
「まだまだ僕はこのフォーミュラワンという世界を勉強中なんだ。
一歩一歩、確実にステップアップしていかなければならないよ。
もちろんこうして3位、2位ときたんだから次の目標は『優勝』ということになるんだろうけれど、この世界がそんな甘いものじゃないことは良くわかっているつもりさ。
チームとしての成績が少しでも良くなるよう頑張らなくてはいけないし、そのために努力を続けるつもりだよ。
その結果として、僕にも優勝のチャンスが巡ってきたとしたら、それはハッピーなことだね」
マレーシアGPでフェラーリのマッサとの間でみせた迫真のバトルは、この若者の評価をさらに高めたようだ。
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F1第3戦バーレーンGP 2週連続の“熱戦”へと挑む
2005年表彰台獲得のJ.トゥルーリとR.シューマッハーが昨年の雪辱に燃える
2007年のF1シーズンを、順調にスタートしたパナソニック・トヨタ・レーシングは、第2戦マレーシアGPを終え、今週末に迫った第3戦バーレーンGPへと向かう。
砂漠の中に位置する舗装されたオアシス、ザヒールにおいて、チームは終わったばかりのマレーシアGPから2週連続の戦いへと臨む。
ほとんどのチームがシーズン開幕直前にバーレーンでの2週間に渡るテストを行っており、中東に戻ることで、その記憶が蘇るだろう。
パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、これまでのバーレーンGPは甘酸入り交じった記憶と共にある。
2005年には、ヤルノ・トゥルーリが2位表彰台獲得。
しかし、2006年は忘れてしまいたいようなレースであった。
ヤルノ・トゥルーリとチームメイトのラルフ・シューマッハーは、2戦連続ポイント獲得で2007年シーズンのスタートを切ったチームに、更なるポイントをもたらすべく日曜日の決勝レースへと挑む。
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バーレーンGP プレビュー
インタビュー:鈴木亜久里チーム代表Q:2006年のバーレーンGPはSUPER AGURI F1 TEAMにとっては初めてのレースでしたが、その1年後に再びここに戻ってきた気分はどうですか?
鈴木亜久里(以下:AS):時間が経つのは早いね!
2006年のバーレーンGPも、1年前だというのに昨日のことのようだ。
再び戻って来られるのは、本当にぼくたちが頑張った証拠だね!
Q:2007年シーズンは幸先の良いスタートを切りましたが、第3戦のバーレーンGPに期待することは?
AS:資金が十分ではなく、小規模なプライベートチームであるぼくたちが、モータースポーツの最高峰で大規模な自動車メーカーを相手に戦っているというのが現実だが、現状の中で最善を尽くし、小規模で結束の堅いチームであることをアドバンテージとして最大限に活かしていかなければならないと思う。
目標は世界選手権10位と変わっていないが、それを実現するのが今年は本当に不可能ではないと思っている。
鈴木 亜久里&佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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Q:バーレーン・インターナショナル・サーキットでのSA07にとって一番難しい点は?
AS:ぼくたちにとっては、どのF1サーキットも変わらない。
まだ経験の浅いチームなので、カレンダーにあるサーキットとひとつずつ向き合って、レースのたびに一歩ずつ前進していくしかないと思っている。
Q:ホンダエンジンについては?
AS:ホンダエンジンは安定しているし信頼性も高いので、どのサーキットでも最高のパフォーマンスが期待できる。
Q:ブリヂストン・ポテンザタイヤについては?
AS:ブリヂストンとはいい関係にあるし、昨年も彼らとはとても緊密に仕事を行うことができた。
バーレーンでは新しいタイヤでテストを行っただけなので、実際のレースでブリヂストン・タイヤがどのようにな性能を発揮するかは未知数だが、今のところは好調だ。
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早ければ2008年のも開催か、と噂される『シンガポールGP』について、バーニー・エクレストン氏が「マレーシアとは別時期に開催」の意向であると伝えられている。
Singapore Image
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周知のように、シンガポールとマレーシアとはただジョホール水道により隔てられるだけ。
わずか橋一本で行き来ができるお隣どうしなので、機材の運搬やスタッフの移動を考えれば一般的に連続開催にメリットがある。
しかしエクレストン氏の判断は、連続開催により逆に両グランプリの観客動員にマイナス面が生じることを懸念しているようだ。
同氏の考えでは、マレーシアGPの開催はこれまで通りシーズン序盤。
いっぽうのシンガポールGPについてはシーズン最終戦を考えているということだ。
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トヨタ・チームの冨田務代表は、いまチーム間で問題となっているトロ・ロッソ&スーパー・アグリ両チームの『カスタマーシャシー』問題について、スパイカーF1が指摘する違法との考えを支持すると英『スピードTV.com』で示している。
Super Aguri Honda『SA07』 (C)Super Aguri F1
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「われわれの解釈では、2008年シーズンからはカスタマーシャシーは問題ないと考えている。
しかし2007年は駄目だ。
これまでスーパー・アグリなどのマシンを確認できなかったので行動は起こさなかったが、メルボルンで実際に彼らのマシンを見て、ラジエター・ベースの部分など明らかにホンダの物との共通性がみられた。
これはエアロダイナミックスにも大きな影響を及ぼす重要部分であるし、到底容認することはできないものだ。
エクレストンには、2007年のアグリと2006年のホンダとを並べて、詳細に比べてみるよう提案したよ。
なぜならわれわれにはそういうことはできないからね」
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英『オートスポーツ』誌が、ホンダ・チームがフェラーリ・チームの前テクニカル・ディレクター、ロス・ブラウン氏と交渉中であるとの独占スクープを報じて注目が集まっている。
Ros Brawn (C)Ferrari S.p.A
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ホンダ・チームでは2006年半ば、B.A.R・ホンダ時代から在籍したジェフリー・ウィリス氏を更迭、その後はホンダ・レーシングの中本修平/シニア・テクニカル・ディレクターを中心にした若い設計グループが今季のマシンを開発したと伝えられる。
しかし開幕2戦を終え、極端な不振に見舞われていることから、ニック・フライ代表は現在フェラーリで『長期休暇中』となっているロス・ブラウン氏に白羽の矢を立てたようだ。
しかし同誌によればこの交渉はまだチームとしてのものではなくフライ代表の個人レベルの行動という。
ブラウン氏は言うまでもなくベネトン、そしてフェラーリと王者ミハエル・シューマッハの黄金時代を支えた立役者。
ただブラウン氏がフェラーリを離れるのは可能としても、再び最前線でのハードワークに新たなモチベーションが持てるかどうかがポイントになりそうだ。
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土曜日の公式予選日までがらがらに空いたのスタンドが目立ったマレーシアGPだが、決勝レースが行われた日曜日の観客数はこれまでで最高を記録したということだ。
Sepang Circuit (C)Honda Racing
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これはマレーシアGPを開催するセパン・サーキットのダトゥク・マハティール代表が月曜日に明らかにしたもの。
それによれば今年の日曜日の観客数は11万5千人で、これはマレーシアでも人気のミハエル・シューマッハ最後のレースということで過去最高だった2006年の10万7千人を上回り、最高記録を更新したことになる。
これを受け同代表は、さらなる長期開催に向けてバーニー・エクレストン氏と会談の場を持ったということだ。
ただし公式予選が行われた土曜日は3万5千人、フリー走行の金曜日に至ってはわずか4千人だけだったとか。
また事前に『12万人は確実』と豪語していた数字にも結局届かなかったことになる。
結局、マレーシアGPは3日間合計で15万4千人。
昨年の日本GP(鈴鹿サーキット)は3日間で32万人と報じられているのでこれに比べれば約半分の数字だ。
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2007年 F1 世界選手権 マレーシアGP 決勝
Bridgestone Tyre (C)Super Aguri F1
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フェルナンド・アロンソがペトロナス・マレーシアGP で優勝を果たし、マクラーレン・メルセデスに今シーズンの初勝利を持ち帰った。
マクラーレン・メルセデスが最後に優勝を果たしたのは1年以上前のことだ。
アロンソに続いてフィニッシュ・ラインを越えたのはチームメイトのルイス・ハミルトン、3位はオーストラリアGP 優勝者のキミ・ライコネン(フェラーリ)だった。
アロンソはポールポジションのフィリペ・マッサ(フェラーリ)を抜き、スタートからレースをリードした。ハミルトンも第1ラップでマッサとライコネンを抜き、2台のマクラーレンは1回目のピットストップまでトップの座を他に譲らなかった。
今回、16回目の優勝を果たしたアロンソは18ポイントでドライバーズ・チャンピオンシップ1位、2位は16ポイントのライコネンだ。ハミルトンは、F1 世界選手権出場2戦目にして2度目の表彰台を経験することになった。
BMW ザウバーのニック・ハイドフェルドが4位、マッサが5位で完走している。
6位は2006年マレーシアGP 優勝者のジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)、7位はトヨタのヤルノ・トゥルーリ、8位でポイントを獲得したのはヘイッキ・コヴァライネンだった。
マクラーレン・メルセデスが32ポイントでコンストラクターズ・チャンピオンシップ1位、2位は23ポイントのフェラーリだ。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「ブリヂストン・ポテンザタイヤの2種類のスペックは、この路面温度の中、両方とも非常に良く性能を発揮しました。
ミディアム・スペックはハード・スペックよりも摩耗度は高いですが、今日のミディアムはテストの結果よりも摩耗度が低かったですし、メカニカルなトラブルも発生しませんでした。
予想通り、燃料搭載量などの要素を考慮に入れても、フリー走行時と同じぐらいミディアムの方が速かったです。
このレースにハードとミディアムを持ってきたのは正解でした。
ある程度の摩耗を経験したドライバーもいましたが、彼らもすぐにタイヤの性能を引き出す方法を見つけたようです。
ポイント獲得を果たした半分は、昨年われわれがタイヤを供給していないコンストラクターのクルマで、とてもエキサイティングなレースでした。
グルーブに白いマークを付けたのも成功でした。テレビでピットストップやコースを走る様子を見ていても、すぐにどのドライバーがどちらのタイヤを装着しているかが分かりました」
2007 年4 月8 日
気温 コース路面温度 天気
午後: 決勝 36-35C 53-50C 晴れ
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ここまでの2戦、金曜日フリー走行第1セッションで第3ドライバーのセバスチャン・ベッテルを走らせてきた『BMWザウバーF1』だが、今週のバーレーンGPでは第3ドライバーは起用せず、ニック・ハイドフェルド&ロバート・クビサの両レースドライバーに任せる予定であることがわかった。
Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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これは同チームのマリオ・タイセン代表がマレーシアGPのレース後語ったもの。
ただしこれは先にハイドフェルドが第3ドライバー起用に不満を表明したことを受けたためではなく、単に第3ドライバーであるベッテルのスケジュールが合わないためという。
ベッテルは今季カーリン・モータースポーツからWSR(ワールドシリーズbyルノー)への参戦が決まっていて、今週その開幕戦がイタリアのモンツァでスタートすることになっている。
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依然として決着がついていない『カスタマーシャシー』問題について、そもそもこれを規定した『コンコルド協定』の中心人物であるバーニー・エクレストン氏が解決に向けて奔走している。
Bernie Ecclestone (C)BMW Sauber F1
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この問題についてはスパイカーF1が緒戦・第2戦と立て続けにスーパー・アグリやトロ・ロッソに異議を申し立てているものの、レーススチュワードはこれをレギュレーションに違反する者ではないとして却下、コンコルド協定の範中として受け付けていない。
さらに今回スパイカーF1側がトロ・ロッソ(レッドブル)の図面とされるものを提出したことから、逆に機密漏洩問題にまで発展している状況だ。
こうしたことを受け、エクレストン氏は今週のバーレーンGPの会場において各チーム代表を集め、問題解決を図りたい意向とされる。
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唯一事前の合同テストにも参加せず、ぶっつけ本番で今回のマレーシアGPに挑んだ『スパイカーF1』だったが、やはり本番では厳しい戦いを強いられる結果となった。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
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前戦、2ラップ遅れながらなんとか完走を果たしたエイドリアン・スーティルも今回はオープニングラップの混乱でアクシデントに見舞われ、直後にコースアウトしてレースを終えた。
また前戦アクシデントでリタイヤしたクリスチャン・アルバースのほうも、ギヤボックスのトラブルからギヤが1速に固定、その状態でピットまで戻ったためエンジンは高回転を余儀なくされオーバーヒートに見舞われることとなった。
ピットレーンでマシン後部から炎を発したためアルバースはあわててコクピットから脱出。
クルーが消火器で火災を消し止めている。
「バーレーンGPでは僕たちが進化したことをみせられことを期待しているよ」とは、アルバースの言葉。
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マレーシアGP決勝レースで予選2番グリッドからスタート、第1コーナーでトップに立つとその後は危なげないレース運びで完勝したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、レース後「思った以上の勝利劇になった」と、語っている。
F.Alonso (C)McLaren Group
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「ほんとうに今日の勝利はファンタスティックだよ。
これだけ短期間の準備にもかかわらず、もう2戦目で優勝、それもチームメイトとの1-2勝利だなんて信じられない思いだ。
レースではハミルトンが2番手につけてくれたおかげで、僕のほうはずいぶんと楽に戦うことができたね。
唯一トラブルといえば無線の調子が思わしくなかったことだけど、あの時(ピットストップ)は幸運にもピットクレーが掲げたボードで知ることができたんだ。
その後無線は修理されたらしくて元に戻ったけど、あれはほんとうにラッキーだったね」
アロンソの優勝はこれで通算16回目。
ただしこれまでの15勝はすべてルノー時代のもので、マクラーレンではこれが初めてということになる。
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Pitstop Scene (C)Super Aguri F1
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今シーズンから、全ドライバー共に用意された2種類のタイヤ、いずれも必ず決勝レース中に使わなければならなくなっているが、今回のマレーシアGPについてブリヂストンタイヤでは次のように発表した。
多くはミディアム-ミディアム-ハードという状況。
(トロ・ロッソのリウッツィだけはミディアム-ミディアム-ミディアム-ハードの3ストップ)
チーム | ドライバー | Split-1 | Split-2 | Split-3 |
マクラーレン | F.アロンソ | ミディアム | ミディアム | ハード |
マクラーレン | L.ハミルトン | ミディアム | ミディアム | ハード |
ルノー | G.フィジケーラ | ミディアム | ミディアム | ハード |
ルノー | H.コバライネン | ミディアム | ミディアム | ハード |
フェラーリ | F.マッサ | ミディアム | ミディアム | ハード |
フェラーリ | K.ライコネン | ミディアム | ミディアム | ハード |
ホンダ | J.バトン | ハード | ミディアム | ミディアム |
ホンダ | R.バリチェッロ | ミディアム | ミディアム | ハード |
BMWザウバー | N.ハイドフェルド | ミディアム | ミディアム | ハード |
BMWザウバー | R.クビサ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トヨタ | R.シューマッハ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トヨタ | J.トゥルーリ | ハード | ミディアム | ミディアム |
レッドブル | D.クルサード | ハード | ミディアム | |
レッドブル | M.ウェバー | ハード | ハード | ミディアム |
ウィリアムズ | N.ロズベルグ | ミディアム | ミディアム | ハード |
ウィリアムズ | A.ブルツ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トロ・ロッソ | V.リウッツィ | ミディアム | ミディアム | ハード |
トロ・ロッソ | S.スピード | ミディアム | ミディアム | ハード |
スパイカー | C.アルバース | ミディアム | ||
スパイカー | A.スーティル | ミディアム | ||
スーパー・アグリ | 佐藤 琢磨 | ミディアム | ミディアム | ハード |
スーパー・アグリ | A.デビッドソン | ミディアム | ミディアム | ハード |
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2007年 マレーシアGP 決勝
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
13位 走行周回数:55 最速ラップタイム:1分38秒496
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-02)
16位 走行周回数:55 最速ラップタイム:1分39秒566
T-Car SA07-03
天気=晴天(湿度57.2-61.5%)
気温 33.6-34.4℃
コース路面温度=45.9-62.2℃
強烈な暑さと湿度の中、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた2007年マレーシアGPで、SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは完走を果たした。過酷なレースを戦い抜いた琢磨とアンソニーは、それぞれ13位と16位でフィニッシュラインを越えた。
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F1第2戦マレーシアGP決勝 J.トゥルーリが7位ポイント獲得
R.シューマッハーは不運のタイヤトラブルで15位フィニッシュ 次戦に期待
F1第2戦マレーシアGP決勝レースが、マレーシアのセパン・サーキットで行われた。
午後3時、好天に恵まれ、気温34度、路面温度57度、湿度58%という高温多湿の厳しいコンディションで、56周のスタートが切られた。
各々、8番手、9番手のグリッドからスタートを切ったヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーは、スタートで若干ポジションを落とし、ヤルノ・トゥルーリが9位、ラルフ・シューマッハーが13位で序盤戦へ突入。
その後は、ペースの遅いライバルカーに行く手を阻まれるなど苦戦を強いられたが、ヤルノ・トゥルーリは粘り強く戦い、ポジションを上げ、最終的には7位でフィニッシュ。
2ポイントを獲得した。
一方、ラルフ・シューマッハーは、タイヤの空気圧が下がるというトラブルに見舞われ、ポジションアップを果たすことが出来ず、最後までレースを走り切ったものの、1周遅れの15位でレースを終えることとなった。
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第2戦 マレーシアGP 決勝レース
「バトン、バリチェロ、ポイント獲得ならず」
4月8日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:33~34度
第2戦マレーシアGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは11位、ジェンソン・バトンも12位でフィニッシュ。
Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
予選ではTカーで走行したバリチェロは、決勝は、再びレースカーに乗り換えたバリチェロは、ピットからのスタートとなった。
15番手グリッドのバトンは、スタート直後にA・スーティル(スパイカー)に接触され、いったんは大きく順位を落とす。
しかし1周を終えて、16番手までポジションを戻した。
バリチェロはじりじりと順位を上げ、バトンのすぐ後ろに付ける。
その後バトンを抜き、17番手まで順位を上げたところで、12周目に最初のピットイン。
19番手に後退する。
一方、バトンは、20周目には11番手まで順位を上げる。
その次の周に、バトンは1回目のピットイン。レース中盤29周目の時点で、バリチェロ13番手、バトン14番手という展開だ。
後半は膠着状態が続く。
34周目にバリチェロ、その後にバトンも2度目のピットインを行い、38周目には、13番手、14番手を走行。
43周目にN・ロズベルグ(ウィリアムズ)がリタイヤし、バリチェロ11位、バトンはチームメートから0.7秒差の12位でチェッカーを受けた。
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『スクーデリア・トロ・ロッソ』のビタントニオ・リウッツィは、マレーシアGP決勝レースで佐藤琢磨と接触、レース後その動きを猛烈批判した。
Vitantonio Liuzzi (C)Scuderia Toro Rosso
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「第4コーナーでタクマがみせた馬鹿げた動きにはまったく納得がいかないね。
ここまですべてがうまくいっていたのに、彼のおかげで僕のレースは台無しになってしまったよ。
とにかくタクマが僕にぶつかってきて、それで僕はスピードのリヤタイヤに突っ込んでフロントノーズを損傷してしまったんだ。
そのために余計なピットインをしなくてはならなくなった。
せっかくオーストラリアGPから改善することができてとてもいいレースペースを持っていたのに……
ま、次のレースではもっと幸運があることを願っているよ」
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McLaren Duo (C)McLaren Group
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F1第2戦マレーシアGPは、スタートで前に出たマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンが最後まで完璧なレース運びでみごとな1-2勝利を飾った。
ポールスタートのマッサはスタートでマクラーレンのアロンソ&ハミルトンにかわされて3番手。
さらにその後ハミルトンを抜こうとしてコースオフしてライコネンばかりかBMWザウバーのハイドフェルドにまで抜かれ順位を5番手まで落としてしまい、これが最後まで響くこととなった。。
またスパイカーF1のスーティルもオープニングラップの混乱の中、コースアウトしてリタイヤ。
さらに8ラップ目にはアルバースもオーバーヒートか緊急ピットイン後小火災を起こしてリタイヤ、スパイカーは全滅に。
また再三ブレーキの不調を訴えていたレッドブルのクルサードも37周目にリタイヤ。
43周目、7位と健闘していたウィリアムズのロズベルグがトラブルでストップ。
前評判の高かったフェラーリは、しかし最後までマクラーレンのスピードについて行けず、順位を取り戻すことはできないままチェッカーフラッグを迎えた。
スーパー・アグリは佐藤琢磨が1周目に19位まで大きく順位を落としていったんはデビッドソンのほうが前に。
結局佐藤琢磨は1周遅れの13位、デビッドソンは16位でゴール。
またホンダ勢もピットスタートを選んだバリチェッロが11位、バトンが12位。
いずれも周回遅れという屈辱となった。
レース結果はこちら。
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F1カレンダーをコントロールするFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、現在の年間17戦から最大20戦まで拡大する意向を示しているが、これに再びマクラーレン・グループのロン・デニス代表が抵抗している。
L.Hamilton & R.Dennis (C)McLaren Group
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「もしもあなたがたがほんとうにコンペティティブなグランプリ・レースを望むのであれば、それにふさわしいグランプリカーをわれわれが開発する時間を見出さなければならない。
私が思うにそれには最低4か月という時間が必要だね。
だいたい今年の例で言えば、オーストラリアに行ってそれからバーレーンGPが終わるまで約5週間もの間スタッフは家を離れることを強いられる。
こんなことは誰にとってもひどい仕打ちだとは思わないかい。
そういうことで、私は今年のように年間17戦、せいぜい18戦がいいところだと思うのだがね」
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2007年 F1選手権 マレーシアGP 予選
Tyre Image (C)Redbull Racing
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フェラーリのフィリペ・マッサが1分35秒043のタイムでペトロナス・マレーシアGP のポールポジションを獲得した。
明日の決勝で彼の隣のフロントローに並ぶのは、マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソだ。
予選第1セッションと第2セッションでファステストタイムを記録していたのはアロンソだったが、最終セッション終了間際にマッサがアロンソをしのぐタイムを記録し、彼にとっては初めてのマレーシアGP のポールポジションを手に入れた。
F1 ドライバーとしては4回目のポールポジションだ。
3番手グリッドはキミ・ライコネン(フェラーリ)、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが4番手グリッドからのスタートとなる。
午前中のフリー走行では、1分34秒811でハミルトンが最速ラップタイムを記録した。
2位はマッサ、3位はアロンソだった。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー
「昨日、予測した通り、予選では殆どのドライバーがミディアム・コンパウンドで、ファステスト・ラップを記録、ハード・コンパウンドでファステスト・ラップを記録したのは一台のみでした。
予選では異なるクルマがトップのタイムを更新し続け、接戦でエキサイティングなポールポジション争いになりました。
午前中のフリー走行から、平均してミディアムがハードより0.5秒ほど有利なことが分かっていましたが、明日は状況が一変するかもしれません。
気温が上昇したら、ハードの方が有利になるからです。
今日は雲が出ていましたが、心配はしていませんでした。
明日の決勝は確かに厳しいレースになると思いますが、エキサイティングなレースが期待できるでしょう」
<<参考データ(午前中フリー走行及び予選)>>
・合計走行周回数: 646周
・1台あたりの平均周回数: 29周
・最多走行周回数: 42周(ラルフ・シューマッハ)
・最速ラップタイム: 1分34秒057(予選第2セッション、アロンソ)
・コンパウンド: ハード/ ミディアム
・タイヤ・グルーブに印を付けるのに使ったホワイト・ペンの数: 85本
2007 年4 月7 日
気温 コース路面温度 天気
午前: フリー走行 33-34-32C 44-47-45C 晴れ/やや曇り
午後: 予選 34-35-34C 49-45C やや曇り/曇り
※2006年マレーシアGP
ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)がポールポジションからスタートし、マレーシアGP で優勝。
トップの座を他に譲ったのは、2回のピットストップ時のみだった。
フェルナンド・アロンソ(ルノー)とジェンソン・バトン(ホンダ)が2位と3位だった。
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フェラーリ、マクラーレン、そしてBMWザウバーなど前評判の高かったチームが順当にグリッドの上位に来たのに対し、前年のチャンピオン・チームであるルノーは2台共が予選最終ピリオドへの進出を果たせないという思わぬ結果に。
Renault Team Allstar (C)Renault F1 UK
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予選後同チームでは、ジャンカルロ・フィジケーラ、ヘイキ・コバライネンいずれもがマシンのグリップ不足を訴えた。
フィジケーラは「クルマのバランス自体は別に悪くないんだけれど、路面のグリップが足りない。
グリップがないからハンドリングが予測できない。
したがってきっちりしたラップをまとめることができないんだ。
上位とはタイム差があるしグリッドも後方だから、明日の決勝レースでは戦略で勝負するしかないね」と、語っている。
昨年、同チームが2台共『Q3』に進出できなかったグランプリは一度もない。
この夜、ルノーのガレージにはいつまでも赤々と明かりが灯っていた。
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マシンの不調からスペアカーに乗り換えて公式予選を戦ったバリチェッロは、レギュレーションにより予選グリッド10番降格のペナルティを受けることになった。
とはいえ、元々19番グリッドであるため実質的には3番降格のみという皮肉。
Rubens Barrichello/Honda『RA106』(C)Honda Racing
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失意のうちに決勝レースを迎えるバリチェッロは「とにかく不調でマシンを代えざるを得なかった。
スペアカーが僕用にはなっていなかったし、時間がなかったんだ。
不調の原因は一つじゃない。
ヨーロッパに戻ったら、エンジニアと共にすべてを一からやり直さなくてはならないよ」と、苦渋の表情だ。
なお同じくスペアカーに乗り換えたルノーのコバライネンのほうは時間内にレースカーからエンジンを積み替えていて、こちらはノーペナルティだ。
またこれとは別にレッドブルのクルサードもエンジン交換をしているが、こちらは前戦アクシデントによりチェッカーフラッグを受けていないためペナルティはない。
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マレーシアGP予選 猛暑の戦いへ2台共トップ10入り
J.トゥルーリ8番手、R.シューマッハー9番手から決勝でのポイント獲得へ
F1世界選手権第2戦マレーシアGPの公式練習3回目に続き、予選が行われた。
午前11時から行われた公式練習は快晴の下、気温34度、路面温度48度という暑さの中で、1時間に渡って最後のセッティングとデータ収集を行った。
午後2時から“ノックアウト”方式で行われた予選を前に、空には雲が広がり、気温、路面温度ともに変わらず高いものの、天候への不安を募った。
パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、降雨を考慮し、早めのアタックを開始したが、雨に見舞われることはなく、第1セッション、第2セッション共にヤルノ・トゥルーリが7番手、ラルフ・シューマッハーが10番手のタイムを刻み、最終第3セッションへと進出を決めた。
第3セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ラルフ・シューマッハーが9番手につけ、パナソニック・トヨタ・レーシングは、開幕戦オーストラリアGPに続き、2台揃ってトップ10グリッドから決勝レースへと臨むこととなった。
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第2戦 マレーシアGP 2日目・予選
「ホンダ勢、予選トップ10入りならず」
4月7日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:34~35度(予選)
第2戦マレーシアGP予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは15番手、ルーベンス・バリチェロは19番手のタイムだった。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
マレーシアGP 2日目のセパンサーキットも、朝から快晴。
フリー走行が始まる午前11時には、すでに気温は34度に達した。
初日の各マシンはグリップ不足に悩まされたが、路面に十分なラバーが乗ったこともあって、前日より1から2秒タイムが縮まった。
フリー走行は、1分36秒台に13台のマシンがひしめく展開。
バトン、バリチェロも1分36秒台後半のタイムだったが、17、19番手だった。
予選が始まる午後になって少し雲が張り出してきたが、雨はすぐに降りそうにない。
第1セッションは二人ともまずハードタイヤでアタック。
続いてソフトスペックに履き替え、バトンは13番手のタイムを出す。
ギアボックスにトラブルが見つかり急遽Tカーで予選を出場したバリチェロは、セットアップが合っておらず19番手が精いっぱい。
開幕戦に続き、第2セッション進出はならなかった。
第2セッション。バトンは1回目のアタックでは1分36秒台を切れず、16人中最下位にとどまった。
残り2分の時点で再度アタックに臨んだが、コンマ1秒の短縮にとどまり、15番手だった。
なお、バリチェロは急遽Tカーで予選を出場したため、10番降格のペナルティが課される。
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2007年 マレーシアGP フリー走行/予選
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
フリー走行3回目 16位/最速ラップタイム 1分36秒545
予選 14位/ラップタイム 1分36秒430
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
フリー走行3回目 8位/最速ラップタイム 1分36秒195
予選 18位/ラップタイム 1分36秒816
T-Car SA07-02
天気=晴天(湿度 49.1-52.6%)
気温=34.2-35.4℃
コース路面温度=27.1-56℃
SUPER AGURI F1 TEAMは2007年シーズン開幕戦での勢いに乗ったパフォーマンスで、今日の予選では再び第2セッションに駒を進めた。
アンソニーは第1セッションのクイックラップで渋滞に遭遇したにも関わらず、18位で予選を終えた。
琢磨は第1セッションを16位で通過したが、第2セッションで順位を上げ、明日のマレーシアGPを14位のグリッドポジションからスタートすることになった。
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2007年マレーシアGPのポールポジションはフェラーリのフェリッペ・マッサが獲得した。
自身、通算4回目、昨年の最終戦ブラジルGP以来ということになる。
心配された雨には降られずに終了している。
セッション最後はまずフェラーリのライコネンが最速タイムを更新、その直後にアロンソが逆転、しかし最後の最後にポールポジションを奪ったのは前戦涙を飲んだマッサだった。
昨年のマレーシアGPで21番手に沈んだその雪辱を果たしたことになる。
その結果、1位フェラーリのマッサ、2位マクラーレンのアロンソ、3位フェラーリのライコネン、4位マクラーレンのハミルトン、5位BMWザウバーのハイドフェルド、6位ウィリアムズのロズベルグ、7位BMWザウバーのクビサ、8位-9位がトヨタのトゥルーリとラルフ、そして10位がレッドブルのウェバーということになった。
同じトヨタ・エンジン搭載車ではウィリアムズのロズベルグが本家を上回り、ホンダ・エンジン搭載車ではスーパー・アグリの佐藤琢磨が本家を上廻る結果となった。
明日の決勝レースは午後3時(日本時間午後4時)から、58周に渡って行われる。
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公式予選『Q2』開始直後、セパン・サーキットには雨粒が落ちてきた。
このため各車、先を争うようにソフトタイヤでコースイン、アタックラップを開始した。
幸い雨は収まり、1回目のアタックを終えマクラーレンのアロンソがトップ。
以下、マッサ、ハミルトン、ライコネンとマクラーレン&フェラーリの2強。
これにクビサ&ハイドフェルドのBMWザウバー勢が続いた。
スーパー・アグリの佐藤琢磨は16台中の14番手。
ホンダのバトンは16番手。
上位5台は動かず。
6位以下の各車は2度目のアタックを行い、その結果トップはアロンソ、2番手マッサ、3番手ハミルトン、4番手ライコネン5番手クビサまで変わらず。
以下、ハイドフェルド(BMWザウバー)、トゥルーリ(トヨタ)、ロズベルグ(ウィリアムズ)、ウェバー(レッドブル)、ラルフ(トヨタ)とここまでが『Q3』進出。
脱落したのは11番手のコバライネン&フィジケーラのルノー勢、クルサード(レッドブル)、佐藤琢磨、バトン、そしてリウッツィ(トロ・ロッソ)の6人となった。
開幕戦に続き、今回もホンダよりスーパー・アグリのほうが前に位置したことになる。
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15分間で行われたマレーシアGP公式予選第1ピリオドが終了。
ここまで苦しんだスーパー・アグリだが、佐藤琢磨が再び公式予選『Q1』をギリギリの16番手で突破してみせた。
トップタイムはマクラーレンのアロンソ、2番手にも僚友ハミルトン、これにフェラーリのライコネン、BMWザウバーのクビサ、フェラーリのマッサと続いた。
ホンダのバトンは13番手で通過している。
なおルノーのコバライネンはエンジン交換したのではなく、規定のエンジンをスペアカーに移し、こちらに乗り換えたもの。燃料系のトラブルという。
したがってペナルティを受けることはない。
ここで脱落したのはトロ・ロッソのスピード、スーパー・アグリのデビッドソン、ホンダのバリチェッロ、ウィリアムズのブルツ、そしてスパイカーF1のアルバースとスーティルの6人となった。
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1時間にわたって行われたマレーシアGPフリー走行3回目が終了。
気温も高く、路面温度も上昇する中、ソフトタイヤが1周持つマシンとそうでないマシンとの差が顕著になりつつあるようだ。
エンジン交換しないことを決めたフェラーリのライコネンは、やはり不安があるのか30分過ぎまでまったくコースには出ず。
またルノーのコバライネンのほうもエンジン換装している模様で、マシンは45分過ぎまでずっとガレージに収まったまま。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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セッション最後は各車いずれもソフトタイヤで公式予選を想定した予選シミュレーション。
最終的にトップタイムをマークしたのはマクラーレンの新人ルイス・ハミルトンで、僚友のチャンピオン・アロンソ(3番手)にコンマ5秒の差を付けた。
2番手にフェラーリのマッサでこちらはハミルトンから0.142秒の差。
4番手BMWザウバーのクビサ、5番手フェラーリのライコネン。(ライコネンはただ2セットだけの走行に留めている)
スーパー・アグリはデビッドソンが最後に8番手となるタイムを記録したのに対し、佐藤琢磨はタイム更新ならず16番手。
ホンダはバトンが17番手、バリチェッロが19番手と依然苦戦している模様。
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マレーシアGPフリー走行で、トヨタからエンジン供給を受けるウィリアムズ・チームが、本家トヨタ・チームの2台を上廻る好走をみせ、十分な手応えを感じ取っている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは午前のセッションでロズベルグ5番手、中嶋一貴が8番手。
また午後のセッションでもロズベルグ5番手、ブルツ6番手と、好タイムを連発した。
トヨタは午前こそトゥルーリが6番手だったが、午後は8-16番手。
とりわけ連続好タイムを記録しているロズベルグは「まだフリー走行だからほんとうの力はわからないけれど、いいスタートができたのは間違いない。
いいセットアップが見つかっているし、明日の公式予選が楽しみだよ」と、期待を語る。
昨年のマレーシアGPで、ロズベルグはみごと予選3番手グリッドをゲットしている。
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フリー走行1日目セッションではフェラーリのフェリッペ・マッサがピットレーンで速度違反をしてFIAから罰金を科せられたが、目下このフェラーリとバトルを演じるマクラーレンのフェルナンド・アロンソが直ちにこれに応戦している。
F.Alonso/McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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午前のセッションでマッサはいきなりの速度違反。
これを伝え聞いたかアロンソも、午後のセッションになると2度に渡ってピットレーン速度違反の繰り返し。
ただしこちらはマッサの32キロに比べ、それぞれ3.3キロと1.4キロという些細なもの。
罰金もそれぞれ600ユーロ(約9万6千円)、400ユーロ(約6万4千円)ということで、マッサが喰らった4,800ユーロ(約77万円)に比べれば可愛い(?)ものとなっている。
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『スーパー・アグリ・F1』と『スパイカーF1』との間で二重契約になっているとして問題になっているギド・ヴァン・デル・ガルデ(21歳:オランダ)だが、結論は出ていないものの周囲では着々とスパイカーF1の体制を築きつつあるようだ。
Giedo van der Garde (C)Super Aguri F1
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元々オランダ色が強いスパイカーF1との結びつきは強いが、このほど地元の『フォーミュラワン・レースリポート』が報じるところでは、ギド・ガルデの婚約者とされる女性の父親が、スパイカーF1の母体であるスパイカー・カーズの株式の5.7%(約12億円相当)を購入したというもの。
婚約者の父親はオランダの実業家マルセル・ブックホールン氏。
『婿殿への応援投資』ということで大きな話題になっているという。
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前戦に続いて再度提出され、再度受け付けられなかったスパイカーF1によるトロ・ロッソのマシンへの抗議だが、同チームのコリン・コルズ代表はまったくその矛を収める気配はない。
「(調停に持ち込まれ)たとえ何か月決着まで掛かろうとも、われわれは絶対に妥協しない。
それに今回、スチュワードがトロ・ロッソ『STR2』のパーツを押収したのは特記すべきことだ。
勝算は十分われわれににあるよ」とコルズ代表。
Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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一方、トロ・ロッソのゲルハルト・ベルガー共同オーナーも「もうこの訴えにはウンザリだ。
コルズ一人が騒ぎ立てているだけで、他のチームはもうそんなことに関心すら持っていないよ。
結論はただ一つ。違法なのか、適法なのか、それだけだ。
そしてわれわれは完全に適法であると確信している。それだけのことさ」と、受けて立つ構えだ。
とりあえず、スーパー・アグリの『SA07』については火の粉が掛からなくなっている。
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2007年 マレーシアGP金曜日 フリー走行
佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA07-04)
フリー走行1回目 17位 最速ラップタイム 1分38秒966
フリー走行2回目 14位 最速ラップタイム 1分37秒282
アンソニー・デビッドソン カーナンバー23 (SA07-03)
フリー走行1回目 21位 最速ラップタイム 1分39秒357
フリー走行2回目 18位 最速ラップタイム 1分38秒344
T-Car SA07-02
天気 晴天、高温多湿(湿度45.4-60%) 気温 31.5-35℃ コース路面温度 33-58.6℃
気温が高く、コースもまだ汚れた状態だったために、マレーシアGP初日はSUPER AGURI F1 TEAMにとっては難しい1日となった。
琢磨は2回目のフリー走行でSA07にある程度満足のいくセットアップを施すことができたものの、アンソニーのマシンはグリップを改善することができなかった。
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F1第2戦マレーシアGP公式練習 猛暑のレースウィーク開始
R.シューマッハーとJ.トゥルーリが計100周以上を走破し、データを収集
2007年F1世界選手権第2戦となるマレーシアGPが開幕。
マレーシアのセパン・サーキットで公式練習第1回目と第2回目が行われた。
午前10時、既に気温は31度、路面温度44度、湿度60%という暑さの中で公式練習第1回目を開始。
パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリのレースドライバー2名がコースイン。
初期チェック走行を終えると、その後も精力的に走行。
先週、同サーキットで行ったテストに続き、データの収集とセットアップを行い、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ラルフ・シューマッハーが9番手タイムを刻んだ。
午後2時からの公式練習第2回目では、気温34度、路面温度も53度まで上昇。
うだるような暑さの中で、周回を重ね、ラルフ・シューマッハーが50周をこなし、8番手タイム。
一方、ヤルノ・トゥルーリはタイムこそ16番手となったが、レース距離を超える計59周を走破した。
チームは、3時間に渡る公式練習初日で得られた有意義な情報を分析し、明日の予選、日曜日の決勝へと臨む。
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第2戦 マレーシアGP 初日フリー走行
「初日は、バトン15番手、バリチェロ21番手」
4月6日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:31~35度
第2戦マレーシアGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは、午後15番手、ルーベンス・バリチェロは21番手だった。
Honda Racing F1 Team 初日の展開:
初日のセパンサーキットは、午前10時の1回目フリー走行開始時点で、気温はすでに32度まで上がっていた。
ただし湿度は51%と比較的低く、思ったほど蒸し暑くはない。
このセッションでバリチェロ、バトンは短い周回を繰り返しながら、さまざまなセッティングをトライ。19、20番手にとどまった。
午後になると気温は34度、路面温度は51度に達した。
午前中はハードタイヤしか履かなかったチームも、このセッションでソフト寄りのミディアムスペックを次々に試していく。
そんな中、バトンはハードながら、序盤に総合4番手の好タイムを出す。そ
れに対しバリチェロは、バトンから1秒以上遅れたタイム。
後半、二人はソフトスペックに履き替えてタイムを更新したものの、全体順位はバトン15番手、バリチェロ21番手だった。
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Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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マレーシアGPフリー走行1日目は、午後のセッションでもフェラーリのマッサが最速タイムを記録して終えた。
ただしそのタイムは午前のセッションのものと比べると約0.8秒ほど遅いものだった。
フリー走行は残り約14分というところでアルバースのスパイカーF1の右リヤタイヤがパンク。
破片が路面に散乱したために約6分間に渡り、セッションは赤旗中断となった。
この時点でフェラーリが1-2、これになんとウィリアムズの2台が3-4番手で続く。
佐藤琢磨は12番手で、ホンダ勢の中では最上位。
セッション再開後、多くのクルマがタイムを更新。
結局2-3番手にはルノーのフィジケーラと新鋭コバライネンが続き、マッサの僚友ライコネンは4番手に。
これにウィリアムズのロズベルグとブルツが続き、さらにBMWザウバーのクビサ、トヨタのラルフと続いた。
今回マクラーレンはハミルトンが9番手、アロンソは12番手になっている。
ホンダ勢は佐藤琢磨が14番手、バトンが15番手、デビッドソン18番手。バリチェッロは21番手に留まった。
フリー走行2回目の結果はこちら。
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オーストラリアGPに続いてマレーシアGPにおいてもスパイカーF1から提出されたトロ・ロッソのマシンへの抗議について、レーススチュワードは再びこれを却下した。
(オーストラリアGPではスーパー・アグリも抗議対象に)
Scuderia Toro Rosso『STR2』(C)Scuderia Toro Rosso
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前回は公式車検から2時間以内というマシンについての抗議時間を過ぎていたとして却下。
今回はこれには適応したものの、トロ・ロッソのマシンがレギュレーションに違反するものではなく、スパイカーF1が指摘するカスタマーシャシーという問題についてはFIAは関与しないとした模様。
予想通りの結果で、スパイカーF1の主張はやはりスイス・ローザンヌにある『スポーツ調停裁判所』に調停を依頼することになるものとみられる。
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マレーシアGPのフリー走行1回目が終了。
開幕戦の結果から予想された通り、フェラーリとマクラーレン2強の速さが際だつ結果となった。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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トップタイムを記録したのはフェラーリのマッサでただ一人1分34秒台に入れるベストタイム1'34.972をマーク。
これにマクラーレンのアロンソ(1'35.220)とハミルトン(1'35.712)が続き、4番手にはマッサの僚友で開幕戦を制したライコネンが1'35.779で続いた。
トップから1秒以内につけたのはこの4人だけで、以下ウィリアムズのロズベルグ、レッドブルのウェバー、トヨタのトゥルーリ、そしてウィリアムズのテストドライバー中嶋一貴が8番手、そしてトヨタのラルフとなっている。
一方ホンダ勢はスーパー・アグリの佐藤琢磨が17番手で最上位、ホンダのバリチェッロ&バトン、そしてスーパー・アグリのデビッドソンは全22台中の19-20-21番手と低迷。
まだ最初のフリー走行セッションではあるものの、少々気掛かりな出だしとなった。
フリー走行1回目の結果はこちら。
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マレーシアGP開催地セパン・サーキットでは、バーニー・エクレストン氏主唱のナイトレース案についてすでにこれを受け入れる意向を表明しているが、一部ドライバーらからはその安全性について疑問の声が投げ掛けられている。
IRL Night Race (C)Honda Racing
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王者フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は「バレンシア・サーキットで夜走ったことがあるけれど、昼間に比べてコースがとても見にくかったね。
グランプリができるだけの照明をほんとうに全コースに設置できるのかどうか、僕には疑問に思えるよ」と、語っている。
またウィリアムズのニコ・ロズベルグも「ナイトレースというのは誰にとってもグレートなアイデアだとは思うけれど、もしも雨が降ったことを考えるとちょっと危ないんじゃないかと思うな。
夜の雨なんて、F1レースをするには危険過ぎると思うよ」と、指摘している。
米IRL(インディ・レーシング・リーグ)ではすでにナイトレースを行っているが、こちらはオーバルコースがその舞台になっている。
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マレーシアGP開幕を前に、ドイツの『ビルト』紙が驚くべきニュースを報じた。
それによれば、2008年シーズン、トヨタ・チームはラルフ・シューマッハに代えるべく現BMWザウバーのニック・ハイドフェルド(29歳:ドイツ)と契約交渉を開始したというもの。
これについてハイドフェルドのパーソナル・マネージャーであるワーナー・ハインツ氏はこれを認めると共に「現在2つのトップチームからオファーを受けている」と回答。
もう一つはホンダ・チームではないかと周囲では推測されている。
Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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2005年にウィリアムズからトヨタに移籍したラルフの契約については、3年間54億円、または5年間で95億円など諸説あるが、ビルト紙は2008-2009年に関しては今季トヨタがコンストラクターズ・ランキング3位以内であった場合においてのみ有効のオブションと伝えている。
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木曜日のマレーシアGPFIA公式会見に臨んだスーパー・アグリの佐藤琢磨は、記者から尋ねられた『トラクション・コントロール・システム禁止』の質問に対し、他のドライバーらと共にこれを歓迎する意向を示した。
佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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「技術開発という点では別の観点があると思うけれど、スポーツとしてはこれは良いことだと思う。
ただ現在のF1は、エアロダイナミックスにおいてもタイヤにおいても、またトラックの面のおいてもすごいピーキーで狭い部分でのドライビングを強いられているからトラクション・コントロールが貢献している意味は大きいよね。
それでも僕らドライバーは、例え雨が降った難しいコンディションになったとしても、トラクション・コントロールなしで対応できる自信がある。
きっと、今までより面白いレースになるんじゃないかな」
なお会見ではハイドフェルド、クルサード、ロズベルグらも同様の感想を示していた。
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コンピュータ関連大手の『IBM』(インターナショナル・ビジネス・マシンズ)は、2008年からホンダ・チームと技術提携することで合意したことを発表した。
これによりホンダ・チームはIBMのソフトウェアやスーパー・コンピュータなど技術支援を受けてマシン開発を行うことになる。
なお、日本IBMと本田技研工業とはすでに2001年から両社の技術者による共同開発を行う契約をスタートさせている。
IBM首脳は、「モータースポーツの最高峰であるフォーミュラワンは最新鋭の技術チャレンジであり、われわれがこの分野で果たすべき役割は大きい」と、意欲をみせている。
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開幕戦オーストラリアGPではスーパー・アグリとトロ・ロッソ2チームについて、違法なカスタマーシャシーであるとして抗議を提出したスパイカーF1だが、今回はトロ・ロッソのみについて再び抗議を提出した。
Toro Rosso『str2』 (C)Scuderia Toro Rosso
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前回は車検から2時間以内という規定に外れたため門限払いの扱いだったとされるが今回は時間内に抗議。
スパイカーF1の主張によれば、複数の部品についてレッドブルとトロ・ロッソ共通の仕様であるということを証明する図面を提出したという。
これを受け、トロ・ロッソからレーススチュワードが該当パーツの提出を受けたところが目撃されている。
着任したばかりのテクニカル・ディレクター、ジョルジョ・アスカネッリ氏にとっていきなり大きな試練の場が訪れたと言えそうだ。
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『スクーデリア・トロ・ロッソ』のテクニカル・ディレクターとしてF1現場復帰が決まったジョルジョ・アスカネッリ氏が、さっそくセパン・サーキットに登場、チームと合流した。
Toro Rosso『str2』 (C)Scuderia Toro Rosso
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同氏は「フォーミュラワンの世界ではすべての時間がとても速く流れている。
だからここでぼんやり座っている暇はないんだ。
私は『STR2』を改善するため、直ちに全力で働き始めることだろう。
チームが進歩を遂げるためには、どの部分で苦闘しているのか、それを見極めることが肝要だ。
大事なことは、ただ闇雲に変更するのではなく、そこに正しい理由を見出すことだ。
ただしそれは常にすぐそこにあるというものじゃないがね」と、英『オートスポーツ』誌の取材に答えている。
また「私はそれができると確信している。
でなければ、ここにこうして来たりはしなかっただろう」と、自信もみせた。
アスカネッリ氏は1990年代にマクラーレンやフェラーリでレース・エンジニアとして働いていて、その際に現トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガー氏を担当していた。
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『スーパー・アグリ・F1』チームの佐藤琢磨が、今日木曜日今シーズン初となるグランプリ公式記者会見に臨む。
Australia GP Press Conferences (C)BMW Sauber F1
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一緒に今日の会見に指名されたのは他にクルサード(レッドブル)、ハイドフェルド(BMWザウバー)、ピケ・ジュニア(ルノー)、そしてロズベルグ(ウィリアムズ)の4人。
明日金曜日に指名されているのはブリアトーレ&フィジケーラ(共にルノー)、トッド&ライコネン(共にフェラーリ)の4人となっている。
英語に堪能な佐藤琢磨は、今回も通訳なしで回答することだろう。
なお開幕戦のオーストラリアGPでは、同じく木曜日の会見に琢磨の僚友デビッドソンが出席している。
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ホンダ・チームが公式サイトで4か月に渡って行ったアンケート調査で、最も心に残るF1ドライバーとして故アイルトン・セナ選手(ブラジル)が圧倒的な支持を得たことがわかった。
Ayrton Senna (C)Honda Racing
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それによれば世界の9つの言語で調査された約6万5千人のファンのうち、実に55%もの人がアイルトン・セナの名前を挙げたという。
セナは1987年、当時在籍したロータスで初めてホンダ・エンジンを搭載、翌年移籍したマクラーレンでは1988、1990、1991年と3回に渡って世界チャンピオンを獲得している。
ウィリアムズに移籍した1994年(34歳)、サンマリノGP決勝レース中に事故死した。
なお、これに続いたのはナイジェル・マンセル(18%)、ネルソン・ピケ(13%)、そしてアラン・プロスト(7%)という。
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イギリスの『チープ・フライト』社が行ったアンケートで、F1モナコGPが最も行ってみたいスポーツ競技に選ばれたことがわかった。
Monaco Image (C)Ferrari S.p.A
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このアンケートでは、費用を別にして最も行ってみたいスポーツ競技を選んでもらったもの。
その結果、F1モナコGPは全体の33%もの支持を受けてみごと最高位に輝いたという。
ちなみにその他のスポーツでは、フランスのラグビーW杯、プエルトリコで行われるマスターズ・サーフィン選手権、オーストラリアのメルボルン杯(競馬)、ギリシャのチャンピオンズリーグ決勝戦(サッカー)などが上位に挙げられている。
同社のデビッド・ソスキンCEOは、「F1のスピードというエキサイティングな魅力が、ジェット機で見に行くスポーツというイメージと重なったのでは」と、分析。
とはいえ、モナコでの豪華なイベントとチープなチケットとはあまり結びつきそうもない。
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今週マレーシアGPが行われるクアラルムプールの天気について、地元気象台はいずれも曇りと予想している。
それによればフリー走行が行われる金曜日は晴れ時々曇りで、最高気温32度、最低気温25度、湿度82%。
公式予選が行われる土曜日は曇りで最高気温31度、最低気温25度、湿度84%。
そして決勝レースが行われる日曜日も同じく曇りで最高気温31度、最低気温25度、湿度84%となっている。
ただしいずれも午後には東南アジア特有のスコールが予想されていて、気温が高いため路面の乾きは早いとみられるもののコンディションの急変はありそうだ。
とりわけ公式予選時に突然の降雨があると、思わぬ番狂わせが展開されるかも知れない。
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2007年 F1世界選手権マレーシアGPの展望
Tyre Image (C)Redbull Racing
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2007年度F1 世界選手権第2戦マレーシアGP がセパン・サーキットで開催されます。
今年で9回目を迎えるマレーシアGP の舞台となるセパン・サーキット(全長:5.543km)は、高速ストレートから2速ギアまで落とす2つのコーナーなど、オーバーテイクのチャンスとなる様々なコーナーを備え、多くのドライバーから高い評価を得ています。
また気候は、暑くなることが多く、雨が降る可能性もあります。
マレーシアGP で使用するタイヤのコンパウンドはハードとミディアムで、レース中はその両方の使用が義務付けられています。
2種類のタイヤを区別するため、柔らかい方のタイヤの内側から2本目の溝底を、白くマーキングします。
キース・ファン・デ・グリント ブリヂストン・モータースポーツ オペレーションマネージャーとのQ&A:
マレーシアGP でしばしば経験する暑い気象条件下の課題は何ですか?
マレーシアで行ったテストでは、いずれのスペックにも大きな問題は発生しておらず、暑さに十分対応可能であると確信しています。
選択肢の中から硬めのコンパウンド2 種類を選んだため、路面が粗い段階ではハードは若干グリップが不足しますが、時間の経過に伴って路面状況の改善も進み十分なグリップ力を発揮すると予想されます。
ミディアムコンパウンドは、グリップは良好で十分な耐久性も備えていますので、どのような戦略にも対応出来ます。
セパンではよく雨が降ります。このことはウェットタイヤにとってどのような要因になるでしょうか?
テスト中にも雨が降り、ウエット、エクストリームウェットの両方を使用しました。
ウェットコンディションの中で走るときによく問題になるのは、タイヤをどうやって温めるかということです。
しかしここでは雨水が「温水」なので、タイヤを適温に保つことは困難ではありませんでした。
レース中に雨が降ったとしても、われわれのウェットタイヤも、ドライと同様に安定したパフォーマンスを発揮すると予想しています。
タイヤのマーキングについて最新情報を教えてください。
タイヤのマーキングについては、改善策が見つかりました。
それはタイヤの内側から2 本目の溝底を白くマーキングすることです。
チームからもテストの見物人からも上々の評価が得られました。
このようなマーキングには時間がかかりますが、コース上ではっきりと確認することが可能になります。
マレーシアGP の豆知識:
セパンに送るタイヤ本数とスペック: 2,200 本(ハードとミディアム)
2006年ポールタイム: 1分33秒840(G・フィジケラ、ルノー)
2006年最速ラップタイム: 1分34秒803(F・アロンソ)
2006年トップ3: G・フィジケラ、F・アロンソ、J・バトン
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開幕戦を終え、コンストラクターズ・ランキング3位と好調な滑り出しをみせた『BMWザウバーF1』チームだが、同チームのロバート・クビサ(22歳:ポーランド)は「フェラーリとは次元が違う」と、そのパフォーマンスの差を指摘している。
Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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「3位といえば聞こえはいいけれど、僕たちと上位のフェラーリ&マクラーレンとの間には大きな差があるよ。
とりわけフェラーリは次元が違う。まるで彼らは違う惑星の人間のようだ。
だからマレーシアでの戦いにおいても、僕たちは現実的に足元を見極めなければならないね。
もしも日曜日の午後に自分がトップ5で終われたなら、それは至極幸せなことだと思うよ」
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このほど発表された2007年の『ローレウス賞』授賞式で、『スポーツマン・オブ・ザイヤー』にノミネートされていた元世界チャンピオン・ミハエル・シューマッハだが、残念ながら通算3度目となる受賞はならなかった。
M.Schumacher/Ferrari Team (C)Ferrari S.p.A
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今回、同賞には2006年のF1チャンピオン、フェルナンド・アロンソも一緒にノミネートされていたが、実際に受賞したのはスイスのテニス・プレーヤー、ロジャー・フェデラー選手で、シューマッハ、タイガー・ウッズ選手(ゴルフ)らの2回を抜いていち早く3度目の受賞となった。
なお、『チーム・オブ・ザイヤー』にノミネートのルノー・チームはサッカーW杯優勝のイタリア・チームに、また『ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー』にノミネートのルイス・ハミルトン(マクラーレン:GP2シリーズ・チャンピオン)はフランスのテニス選手アメリー・モーレスモにそれぞれ敗れていて、F1関係者にとって今年は失意の年となった。
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昨シーズンは日本で全日本F3レースを戦っていたエイドリアン・スーティル(24歳:ドイツ)にとって、F1グランプリの舞台はこれまで走ったことのないサーキットがほとんどだ。
(昨シーズン日本GPなど3戦で第3ドライバーとして参加したが、マレーシアGPにはモンディーニが起用されていた)
Adrian Sutil (C)Spyker F1
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それでも同じくルーキーのハミルトン(マクラーレン)やコバライネン(ルノー)が先の合同テストでセパンのコースをすでに体験したのに対し、テストに参加しなかった『スパイカーF1』のスーティルはまさにただ一人だけの未体験者ということになった。
初めてのコースについてスーティルは「まずF1コンピュータゲームでシミュレーションをしてみるんだ。これでコース・レイアウトを覚えるよ。
それから次はチームのファクトリーに行って、前年のデータをみせてもらって学習する。
実際にサーキットに行ったなら、今度はエンジニアと一緒にコースを歩いてみて、どんな詳細な路面のコブも見逃さずに頭に入れるようにするよ。
今シーズンはフリー走行の時間も拡大されたし、詰まるところ数周もすれば初コースだって大丈夫さ」と、自信をみせた。
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マクラーレン・チームのペドロ・デ・ラ・ロサ(36歳:スペイン)が、昨年までの同僚キミ・ライコネンについての報道について、これを擁護する発言をイギリスの男性誌『FHM』で語っている。
2006 McLaren Team (C)McLaren Group
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「ライコネンの記事では、必ず酒を飲み過ぎるということが書き立てられるけれど、僕に言わせればそれはかなり真実とは違う部分があるね。
彼は確かにお酒が好きで嗜むことが多いけれど、それは多分僕たちよりももっと楽しい時間を過ごすことができるという点に特徴があると思うんだ。
伝えられるような、彼が泥酔して暴れるとか、そんなことはないよ。
報道というものは、得てしておもしろおかしく誇張して伝えるものだけど、彼についてのニュースはまさにその見本なんだ」
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昨シーズンに続き、今季開幕戦も好調な滑り出しをみせたかに思える『BMWザウバーF1』だが、思わぬ形で不協和音(?)が生じているようだ。
同チームのエース格であるニック・ハイドフェルド(29歳)は、母国ドイツの『モータースポーツ・アクチュエル』誌で次のように語っている。
「今年のレギュレーションでいえば、金曜日のフリー走行セッションで第3ドライバーを走らせる意味がわからないよ。
本気でレースを戦うつもりのチームなら、レースドライバーの走行を差し置いてテストドライバーなんか走らせている時間はない筈だからね。
未熟な若いドライバーからは有益なデータがもらえないばかりか、レースドライバー自身、走れずに何もデータを得られないんだ」と、不満を吐露。
BMW Sauber Trio (C)BMW Motorsports
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今年のレギュレーションではマシン数が2台と定められているため、第3ドライバーを走らせた分レースドライバーは走れないことになる。
オーストラリアGPで第3ドライバーを走らせたのは同チームのベッテルの他にはウィリアムズの中嶋一貴だけだった。
また開幕戦では僚友クビサがベッテルにマシンを譲ったため、今週のマレーシアではハイドフェルドにその番が回ってくる可能性が強いとみられる。
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開幕戦オーストラリアGPでの健闘で、評価が高まっているBMWザウバーの新型車『F1.07』だが、チームの中で唯一ウィリー・ランプ氏だけは冷静な対応を崩していない。
Willy Rampf (C)BMW Sauber F1
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「確かに開幕戦でわれわれの『F1.07』は、シーズンのスタートとして期待以上のパフォーマンスを示してくれたと思う。
しかしながら、アルバートパークはあくまでもグランプリの舞台としては特殊な部類に入るものだ。
ここだけの健闘で、BMWザウバーの戦闘力をあまり過大評価してはならないだろう。
その意味で、私は次のマレーシアGPこそが今年のマシンの真価が問われる場所だと思っている。
そのコースの特性として、セパンはF1サーキットの代表的なものをすべて兼ね備えているからね」
ミュンヘン大学出身のランプ氏はF1ザウバー・チームでの印象が強いが、元々BMWの出身で本来開発部門を担っていた人物だ。
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F1第2戦マレーシアGP 酷暑と湿度の熱戦で好結果へと挑む
チーム初の表彰台獲得を自信にR.シューマッハーとJ.トゥルーリの健闘に期待
ポイント獲得でシーズンのスタートを切った、パナソニック・トヨタ・レーシングは更なる好結果への手応えと共に、今週末セパン・サーキットで開催されるマレーシアGPへと臨む。
シーズン開幕戦のオーストラリアGPでは、2人のドライバーはチームのために全力でレースを戦い、ラルフ・シューマッハーは8位入賞を果たしポイントを獲得、ヤルノ・トゥルーリも9位に入った。
今週末に行われる第2戦マレーシアGPは、焼けつく暑さと息苦しいほどの高い湿度のために、F1カレンダーの中でも最も過酷なレースの一つとなる。
35度以上になる気温の中で戦いの舞台となるサーキットは、高速コーナーとタイトなヘアピンが組み合わされたチャレンジングなものであり、ドライバーの力量が試される。しかし、1週間前にセパンでの合同テストを経て、チームは戦いへと体制を整えた。
マレーシアGPでは、2005年にヤルノ・トゥルーリがチーム初となる表彰台を獲得したトヨタにとって特別な場所である。
今年、トヨタはモータースポーツ参戦50周年を迎え、チームはそれを祝うためにも更なる好結果を期待している。
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『スパイカーF1』チームのテストドライバーで、マレーシア期待のファイルーズ・ファウジー(24歳:マレーシア)が、地元『スター』紙で「マレーシアのファンに謝りたい」と、語っている。
Fairuz Fauzy (C)Spyker F1
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「おそらくは、僕が今週のマレーシアGP金曜日、フリー走行でスパイカーの1台を走らせると期待してくれたファンは多いと思う。
残念だけど、僕はそうした彼らに謝らなければならないね。
チームはその計画がなくなったということを確認したから……」と、悲痛な面持ちだ。
スパイカーF1では今季金曜日のフリー走行でテストドライバーの一人を走らせるとしていたが、予定していたギド・ヴァン・デル・ガルデ(21歳:オランダ)、上記ファウジーのいずれもFIAからスーパーライセンス発給されていない模様で実現していない。
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F1第2戦マレーシアGPを前に、マレーシア航空の子会社である『エア・アジア』が、ウィリアムズ・チームとの間でスポンサー契約を結んだことが明らかにされた。
『エア・アジア』(C)Williams F1
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契約は3年間、金額は明らかにされていない。
同社のロゴは、すでに開幕戦オーストラリアGP時にドライバーのヘルメットにみられていて、この時からすでに関係がスタートしていたとみられる。
同社のトニー・フェルナンデスCEOは、「F1は言うまでもなく世界を舞台にしたモータースポーツの最高峰。
これは同じく空の最高峰を目指すわが社のイメージと重なるもので、投資はこれに見合うリターンがあると確信している」と、語っている。
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元プロスト・チームのF1ドライバー、トーマス・エンゲ(30歳)が、1日(日)行われたALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)のレース中、重傷を負う大きなアクシデントに見舞われた。
Ferrari F430 GT (C)Ferrari S.p.A
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このセントピータースバーグで行われた決勝レースで、フェラーリF430GTを駆ったエンゲは88周目コントロールを失って激しくコンクリートウォールに激突。
マシンは大破した上に火災も発生したが、ドライバーは直ちに救出されて病院へと搬送された。
診断の結果、肋骨や足首を骨折した上に肺にも損傷がみられるという。
エンゲはチェコ人初のF1ドライバー。
2001年当時のプロスト・チームからF1に3戦参戦した。
2002年は国際F3000選手権てタイトルを獲得するものの、その後薬物検査においてマリファナが検出ために3位へ降格となった経緯がある。
レース結果はこちら。
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今季全チームにタイヤを供給するブリヂストンだが、模索を続けていたソフトタイヤの識別法について『白線案』を採用することがわかった。
Bridgestone Tyre (C)Super Aguri F1
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ブリヂストン・モータースポーツのキース・ファン・デ・グリント/オペレーション・マネージャーは、「タイヤの識別法について先の合同テストで2種類のトライを行ったが、これについてチーム、それに関係者のいずれもから白線案のほうに賛意が得られた。
われわれの側からするとこちらのほうが作業に時間が掛かるということになるが、しかし見やすいという点では結論は明らかなものだった」と、語っている。
合同テストではスーパー・アグリのマシンにより、「側面に大きめの赤い丸を描く」、「タイヤ・トレッド(接地)面に白いラインを1周に渡って入れる」の二つの方法が試されていた。
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ここに来て急速にその実施の可能性が高まっているF1の『ナイトレース』開催だが、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドがその安全性に懸念を表明している。
これはハイドフェルドがチームのプロモーション活動のため訪れているクアラルムプールで、国営『ベルナマ通信』に次のように語ったもの。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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「FIAやいくつかの主催者はナイトレースというものを安易に考えているようだけど、F1はいくつかの照明があればカバーできるようなサッカーとは違うんだ。
仮にそれでもコース全体を照明したとして、万一突然停電になったらどうする?
サッカーの試合ならそこで中断すればいいだろう。
でも時速300キロで走っているF1ドライバーはどうしたらいいんだい。
そんな危険に僕は好んで遭遇したいとは思わないな」
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マレーシアGPプレビュー
開幕戦オーストラリアGP終了後、Honda Racing F1 Teamはわずかな休息を経て、クアラルンプールへと向かい、今週末に開催される2007年シーズン第2戦マレーシアGPに挑む。
すでに前週にはセパンサーキットで、開幕後初の合同テストが行われている。
連日の蒸し暑いコンディションの中、チームは、RA107の開発作業に集中した。
レース本番でもかなりの高温多湿が予想され、全戦中屈指の過酷なGPとなりそうだ。
中本修平シニア・テクニカル・ディレクター:
開幕戦後のセパンテストで、空力パーツをはじめ改良パーツを多数投入し、テストに臨み、これまで問題となっていたブレーキングスタビリティの改善や車体セットアップの変更によるパフォーマンス向上が見受けられ、確かな手応えを感じています。
開幕戦では実力を発揮できませんでしたが、今年のマシンは、去年のマシンと比較し、技術的に大きく飛躍できる車と自信を持っていますので、マレーシアとバーレーンで、序々に追い上げていきたいと思います。
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英『オートスポーツ』が報じるところによれば、かねてトロ・ロッソがマセラティに対し移籍を申し入れていたとされるジョルジョ・アスカネッリ氏が、ついに同チームへテクニカル・ディレクターとして移籍することになった模様だ。
早ければ今週のマレーシアGP前には発表されるかも知れない。
Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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アスカネッリ氏は1990年代にマクラーレンやフェラーリでレース・エンジニアとして働いていて、その際に現トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガー氏を担当、その後も両者は公私に渡って親交を深めていたとされている。
当初コスワース・エンジンを搭載してスタートしたトロ・ロッソでは、コスワースのエンジン・デザイナーだったアレックス・ヒッツィンガー氏が技術部門の責任者に就いていたが、どうやら別部門へ異動となる見込みだ。
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旧ザウバー・チーム時代からマレーシア国営企業『ペトロナス』の強い支援を受けるなど、『BMWザウバーF1』チームにとって今週のマレーシアGPは第2のホームレースとも言える主要イベントだ。
これについて同チームのマリオ・タイセン代表は次のように語っている。
「開幕戦オーストラリアGPで、われわれは間違いなくフェラーリ、マクラーレンに次ぐ第3番目のポジションにいたと思う。
シーズン最初のレースとして、これはもちろんとても励みになるものだし、チーム全体はいま高いモチベーションに包まれている。
幸い先の合同テストで種々の有効なデータを得ることができた。
マシンの開発は明らかに正しい方向に向かっていて、われわれはこの路線をさらに推し進めるつもりだ。
マレーシアでのレースがとても楽しみで、今から待ちきれないね」
BMW 2006 Demo-Run (C)BMW Sauber F1
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マレーシアで、同チームでは市街地デモランを行うなど種々のプロモーション・イベントに追われている。
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今シーズンF1デビューを果たした新人はハミルトン(マクラーレン)、スーティル(スパイカーF1)、そしてコバライネン(ルノー)の3人だが、イギリス人の二人に対し、北欧フィンランド出身のコバライネンにとって次戦マレーシアGPの大敵は東南アジア特有の湿気と暑さだ。
Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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これに備え、コバライネンはチームの僚友と共にオーストラリア・クィンズランド州のリゾート地『リンデマン島』でフィジカル・トレーニングを積んで備えた。
「フィンランド出身とはいっても、僕はもうずっとこのヨーロッパでレースを続けているからね、そんな言われるように取り立てて暑さに弱いという訳ではないよ。
それにルノー・チームでは以前からRDD(ルノー・ドライバー開発プログラム)ドライバーのフィジカル管理には力を入れていて、僕らは普段からさまざまなトレーニングを積んでいるんだ。
今回もオーストラリアで十分暑さに対応できる準備をしてきたし、この間の合同テストで実際にセパン・サーキットも経験しているので大丈夫だよ」と、自信をみせている。
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元F1チャンピオン、ナイジェル・マンセル氏(53歳:イギリス)が、今年彗星のように現れた同国の新人ルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)について、次のようなアドバイスを送っている。
Nigel Mansell/Williams Honda (C)Honda Racing
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「まだハミルトンと実際に会ったことはないんだがね。
でももし彼から何かアドバイスを求められたなら、私は喜んで彼に話をすることだろう」と、かつて『愛すべき大英帝国の息子』と称された男は『サン』紙に語っている。
「おそらくこれから若者にとっては夢のような世界が待ち受けるだろうが、彼にまず言いたいのは、こうしたF1のどんちゃん騒ぎに巻き込まれて自分を見失ってはいけないということだ。
彼にとってのほんとうの本分は、まずレースを戦い表彰台を目指し、そしてレースに勝つことにあるんだからね。
以前、『誰か4人をディナーに招待するなら、誰を呼ぶか?』と聞かれたことがあるが、私はチャーチル、女王陛下、タイガー・ウッズ、そしてロジャー・フェデラーと答えたんだ。
ハミルトンにはそのタイガー・ウッズを目指して欲しいし、また実際にそうなって欲しいと思っているよ」
なおもちろんウッズは黒人系の著名プロゴルファー、そしてフェデラーはプロテニス選手、チャーチルは英国の偉大な元首相だ。
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開幕戦、キミ・ライコネンのフェラーリに次いで2位フィニッシュを遂げたマクラーレンのフェルナンド・アロンソだが、オーストラリアGPでは跳ね馬との間にギャップがあったことを認めている。
F.Alonso (C)McLaren Group
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「シーズン開幕戦で表彰台に上がれたというのは間違いなく堅実なスタートと言えるだろう。
こうした早い時期にポイントを獲得するというのはチャンピオンシップの上でとても重要なことだからね。
しかしフェラーリと比べて僕たちがスピードに欠けていたことは認めざるを得ないものだった。
次戦の舞台セパン・サーキットはほんとうにテクニカルなコースで、マシンには完璧なマシンバランス、そして優れたエアロダイナミックスなどすべての面でほんとうの強さが求められる。
そしてそのためにチームはテストでマシンをレベルアップすることに全力を注いだんだ。
正直言って、今度のマレーシアGPのほうが僕は戦闘力があると思っているな」
アロンソはマレーシアGPでこれまでポールポジション2回、3度の表彰台。
2005年にはポールTOウィンを飾るなど験のいいコースだ。
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かねて今年のチケット前売り状況は好調とするバーレーンGP、BIC(バーレーン国際サーキット)のマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーはすでに10万人の観客が期待できると自信をみせている。
Bahrain GP/Super Aguri (C)Super Aguri F1
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「ここに来てのチケットの売れ行きはまさに目を見晴らせる勢いにある。
それも、一番高額な特別グランドスタンドの売れ行きが特に好調だ。
通常、グランプリの1週間前にならないと勢いがつかないものだが、今年はそれを待たずに順調さが続いているのが特徴だ。
これなら今年のバーレーンGPは10万人の入りがあるのではないか。
われわれはそう期待している」
とはいえ鈴鹿の日本GPなら決勝日だけで観客は16万人近く。
アブダビに加えカタールでもF1開催の動きが高まる中、いつまでも観客不振ではバーレーンGPの行く末に黄色信号が灯りかねない。
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4日間にわたるマレーシア合同テストを終えたホンダ・チームだが、同チームのジェンソン・バトン(27歳:イギリス)は今週のマレーシアGPに向けてまだ慎重な姿勢を崩していない。
Jenson Button (C)Honda Racing
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「テストは終わったけれど、まだ僕たちはすべての問題を解決した訳じゃない。
確かに今回のテストで小さな進歩は果たせたと思うけれど、でもまだ先には長い道のりが待ちかまえているのは間違いないことだ。
ウチのマシンにはいまとりわけブレーキング時の安定性に問題を抱えている。
これについては今回の改良でだいぶ良くなったとは思うけどね」
開幕戦オーストラリアGPでは、僚友バリチェッロが11位、バトン自身は15位に留まった。
それでもバトンは、セパン・サーキットではコースの性格上この点はさほど問題にならないと楽観視している。
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レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが、「F1のバックボーンはヨーロッパにある」と、アイルランドの『イブニング・エコー』紙で語っている。
M.Webber/Singapore (C)Redbull Racing
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ウェバーは次戦マレーシアGPに先立ち、近く開催が有力になっているシンガポールに赴き、噂の市街地コースをスポーツカーで『試走』を果たしたばかり。
「新たな地域でのグランプリ開催は時代の流れ」、としながらも、ここに来てフランスGPまでもが中止の浮き目というニュースを聞き、「それでもF1はヨーロッパにそのバックボーンがある」との見解を示した。
今シーズン、ベルギーGPは復活したものの、すでにイモラ(サンマリノGP)そしてホッケンハイム(旧ドイツGP)が消滅の浮き目に遭っている。
ただし、ウェバー自身はヨーロッパではなくオセアニア(オーストラリア)の人間だ。
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マレーシアGP プレビュー
インタビュー:ダニエル・オーデット(マネージングディレクター)
Q:2007年シーズンが開幕し、SAF1がウインターテストで大きな進歩を遂げた様子がうかがえますが、メルボルンでのパフォーマンスに対するチームの感想を聞かせてください。
ダニエル・オーデット(以下:DA):チームにとっては、うれしい驚きだった。
ウインターテストでのチームの努力、ブリヂストン・ポテンザタイヤに対する理解、そしてアンソニー・デビッドソンがチームに加わってくれたおかげだと思っている。
琢磨がオーストラリアGPの週末を通して力強いパフォーマンスを見せてくれたことは言うまでもない。
Q:オーストラリアGPの予選は素晴らしい結果でしたが、今後、それがかえってプレッシャーになるということはありますか?
DA:オーストラリアの予選ではトラブルを抱えている有力チームもあったので、あの予選順位が本来のSAF1の実力を指し示すものとは思っていないが、初めてふたりのドライバーが予選第2セッションまで進めて、琢磨が第3セッションまで残れたことは、とてもうれしく思っている。
マレーシアの予選でも15位以内に食い込めれば最高だ。
Daniel Audetto (C)Super Aguri F1
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Q:SA07は今週初めてテストを行ったわけですが、どうでしたか?
DA:アンソニーがオーストラリアのスーティルとのアクシデントでの怪我から完全に回復していないなど、いろいろとあったが、タイヤの比較、空力やセットアップの評価など、通常のルーティン作業はすべて終えることができた。
それ以上に重要なのは、セパンにいるドライバーたちがレースの週末の前に蒸し暑い気候に身体を慣らすことができたことだ。
Q:来週のマレーシアでは、SAF1チームにどのようなパフォーマンスを期待しますか?
DA:これまでと同じように全力を尽くすのみだ。
グリッドに並ぶ他のマシンの信頼性も向上しているので、ポイント獲得も難しくなってくるが、トライするよ!
Q:今年、チャンピオンシップ優勝が狙えるのはどのチームだと思いますか?
DA:チャンピオン争いは2006年とほとんど変わらないと思う。
フェラーリ、マクラーレン、ルノーといったチームだが、BMWやホンダも意外な活躍ぶりを見せるのではないかと思っている。
Q:そのようなチャンピオンシップ優勝を狙うトップチームよりはプレッシャーが少ないと思いますか?
DA:チャンピオンに輝くことも、トップ10フィニッシュを遂げることも、プレッシャーとしては同じだ。
チャンピオンシップの10位以内でシーズンを終えるのは、われわれにとってはとても重要なことだ。
チャンピオンシップの分配金を得るには10位以内に入らなければならないことがコンコルド協定で定められているので、11位であるわれわれにとってはプレッシャーも大きい。
SUPER AGURI F1 TEAMは小規模チームなので予算も厳しいし技術的なリソースも限られているが、今年は2006年よりも大幅に準備が整った状態でシーズン開幕を迎えることができた。
チャンピオンシップの10位以内でシーズンを終えることは、資金面でもステータスとしても、われわれにとっては非常に大きな意味があるんだ。
提供:スーパー・アグリ・F1
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『スパイカーF1』チームは、どうやら来週行われるマレーシアGP金曜日フリー走行セッションで、予定していた第3ドライバーの起用を断念、レースドライバー二人による走行に変更する見通しだ。
Spyker『F8-VII』(C)Spyker F1
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これはオランダの『フォーミュラワン・レースリポート』が伝えるもので、それによれば同チームの『F8-VII』がマレーシア合同テストを回避してバージョンアップを行ったため、その走行開発をレースドライバー自身が行う必要があるというもの。
しかしこれはおそらく表向きの理由で、実のところはチームが計画したペイドライバーによる収入が見込めない状況になっているからとみられる。
同チームでは新人テストドライバーのファイルーズ・ファウジー(24歳:マレーシア)も、また『スーパー・アグリ・F1』との契約がもつれたままのギド・ヴァン・デル・ガルデ(21歳:オランダ)も、いずれもFIAからスーパーライセンスの発給が受けられておらずグランプリウィークに走行できないためだ。
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