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2006年11月

2006/11/30

トヨタ バルセロナテスト・ニュース(11/29)

Toyota_new_logo22007年シーズンへ向けF1バルセロナ合同テストでタイヤテストを開始
TDPドライバー小林可夢偉が初めてF1テストに参加。ベテランO.パニスと共に周回を重ねる

2006年シーズンを終えたF1世界選手権は、束の間の休息の後、来シーズンへと合同テストが始まった。
スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われているF1合同テストに、パナソニック・トヨタ・レーシングから、F1のキャリアにおいては対極に位置する2人が参加している。
その1人は、TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の支援の下、2006年のF3ユーロシリーズに参戦し、ルーキーカップを獲得し、そして、今月のマカオGPでポールポジションも獲得している20歳の小林可夢偉。
彼は、初めてのF1テストを楽しみ、F1カーと、様々なシステムに慣れることに1日を費やした。
もう1台の“TF106B”は、小林可夢偉よりも20歳も年上のオリビエ・パニスがドライブ。
2006年末でF1から引退する彼にとって、パナソニック・トヨタ・レーシングでの最後の1つとなるテストを行った。

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BMWザウバー、3日目はT.グロック起用へ

『BMWザウバーF1』チームは、以前から明らかにしていたように前ジョーダン・チームのティモ・グロック(24歳:ドイツ)をテストに起用する方針だ。
Timo Glock (C)Ex.Jordan GP
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2004年シーズン、ジョルジョ・パンターノの契約上の理由から4戦に途中出場したグロックは、みごとデビューレースでポイント獲得を果たすなど実力をみせた。

マリオ・タイセン/ディレクターは、「グロックをテストに起用することは以前から計画されていたものだが、彼の怪我もあって延び延びになっていた。
彼は様々なカテゴリーでの経験があるし、きっといいテストになると思うよ」と、期待を込めている。

同チームでは29日(水)レースドライバーのニック・ハイドフェルドとロバート・クビサがテストを行ったが、最終日となる30日(木)はハイドフェルドに代わってグロックが『F1.06』を走らせる予定。

なおこの日ハイドフェルドはミシュランからの転向組であるにもかかわらず好走。
トップのマッサ/フェラーリに継ぐ2番手タイムを記録している。

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クリエン、ホンダ・チームでの初テスト

2007年シーズン、ホンダ・チームの第3ドライバー&テストドライバー契約を結んだクリスチャン・クリエン(23歳:オーストリア)が、29日(水)のバルセロナ合同テストで初めてのテストを行った。
Christian Klien (C)Honda Racing
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レースドライバーのルーベンス・バリチェッロと共に『RA106』でテストに臨んだクリエンは、この日トータル79ラップを周回しベストタイム1'18.383を記録して全18台中の11番手。
「ホンダ・チームのドライバーとして、素晴らしい最初の1日だった。
今日は79ラップを周回、マシンに習熟する共に新しいブリヂストンのタイヤから多くの物を引き出せるよう調べる仕事に集中した。
チームの雰囲気はいいし、エンジニア達ともとてもうまくやっている。
これからがとても楽しみだよ」

一方、バリチェッロのほうはこの日96ラップを周回、ベストタイム1'17.922を記録してこちらは7番手に位置した。
なおオフテストのホンダ車は再び黒いカラーリングに改められている。
テストは明日も続けられる予定。

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トヨタの2007年新型車発表は1月12日(金)に

トヨタ・チームの2007年新型車『TF107』(仮称)は、来年の1月12日(金)に発表される予定であることがわかった。
Toyota Cologne Factory (C)Panasonic Toyota Racing
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それによれば、場所はトヨタ・チームの本拠地ドイツのケルン。
トヨタ自動車がモータースポーツに関わって50周年を記念するイベント『エクスポXXI』において、3人のドライバー(ラルフ・シューマッハ、ヤルノ・トゥルーリ、フランク・モンタニー)らの出席を得て行われる予定という。

例年のトヨタ・チームらしく、これまで明らかになったF1チームの中で最も早い新型車発表会ということになりそうだ。

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小林可夢偉、トヨタでF1デビュー果たす

TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の一員で、今シーズンはF3ユーロシリーズやマカオGPでそのスピードを示した小林可夢偉(20歳)が、ついにF1デビューを果たした。
小林 可夢偉 (C)Panasonic Toyota Racing
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これは、現在行われているバルセロナ合同テストに、先輩ドライバーのオリビエ・パニスと共に『TF106B』で参加したもの。
あいにく午前のセッションでは雨に見舞われた場面もあったが、コンディションが回復した午後は順調に周回を重ねた。

まだタイム的には他に及ばないものだったが、マシンを降りた可夢偉は、「初めてのF1ジライブはとてもエキサイティングで楽しいものだった。
さすがにF1のGはすごかった。
でもこれはトレーニングを積めばきっと対処できると思う。
こうしたチャンスを与えてくれたトヨタ・チームにとても感謝している」と、興奮気味に語った。

可夢偉には次回ヘレス・サーキットでのテストでも起用が予定されている。

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バドエルもシューマッハ・カート大会に参加

今季最終戦ブラジルGPを最後にコクピットから離れたミハエル・シューマッハだが、今週末、故郷ケルペンに持つ『ミハエル・シューマッハ・カート・センター』で、自身の主催による24時間耐久レースに参加する予定だ。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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そのレースに、フェラーリ時代長くパートナーを組んだルカ・バドエルも参加することがスイス『ブリック』紙の報道で明らかとなった。
現在オフテストの真っ最中にあるバドエルにとって、ハードなスケジュールによる『友情出場』ということになりそうだ。

レースは計18チームによって行われ、総勢280名ものドライバーが集結することになる。
カートはすべてイコール・コンディションということだが、当のシューマッハはもちろん総合優勝を狙っているに違いない。

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スーパー・アグリ、ホンダ・シャシーの噂否定

英『オートスポーツ』等が、今回のバルセロナ合同テストにスーパー・アグリがすでにホンダのシャシーを使用しているのではないか、と伝えたことについて、直ちにスーパー・アグリ・チームがこれを否定した。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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同チームのスポークスウーマンは、「一部に似ているという指摘があることは承知しているが、われわれがホンダのものを使用しているのはエンジンとギヤボックスだけ。
あとはすべてわがチームのオリジナル・シャシーである」と、強調した。

今回同チームは『SA06』の改良型シャシーということで、ホンダ『RA106』のアイデアを採り入れてテストした、ということのようだ。

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バルセロナテスト2日目、マッサが連続最速!(11/29)

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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29日(水)第2日目を迎えたバルセロナ合同テストだが、この日もトップタイムをマークしたのはフェラーリのフェリッペ・マッサ。
全体にタイムが低下する中、ただ一人1分16秒台に入れている。
これにBMWザウバーのハイドフェルドが続き、フェラーリ・テストドライバーのバドエルが3番手につけた。

この日から参加したトヨタ・チームでは、今年F3ユーロシリーズで活躍したTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーの小林可夢偉が初めてF1テストに加わって注目されている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note
1 L.バドエル ITA Ferrari 1'16.403 84 248F1
2 N.ハイドフェルド GER BMWザウバー 1'17.159 72 F1.06
3 L.バドエル ITA Ferrari 1'17.447 71 248F1
4 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'17.584 77 MP4-21
5 O.パニス FRA Toyota 1'17.643 78 TF106B
6 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'17.748 47 MP4-21
7 R.バリチェッロ BRA Honda 1'17.922 96 RA106
8 M.ウェバー AUS RedBull Ferrari 1'18.249 44 RB2
9 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'18.312 86 R26
10 A.デビッドソン GBR SuperAguri Honda 1'18.374 86 SA06改
11 C.クリエン AUT Honda 1'18.383 79 RA106
12 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'18.526 72 RB2
13 H.コバライネン FIN Renault 1'18.757 51 R26
14 R.クビサ POL BMW 1'18.778 47 F1.06
15 A.ブルツ AUT Williams Toyota 1'18.876 47 FW28改
16 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'19.114 50 STR1
17 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'19.277 66 STR1
18 小林 可夢偉 JPN Toyota 1'20.731 81 TF106B

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.バトン/B.A.R Honda 007 (4/07)
   * 2006 TestTime : 1'13.471 M.シューマッハ/Ferrari 248F1 (6/01)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤはすべてブリヂストン

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ハッキネンが帰ってくる! 今日F1テストへ

マクラーレン・チームは29日(水)、元F1チャンピオン、ミカ・ハッキネン(38歳:フィンランド)が同チームのテストに参加することを発表した。
Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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場所は現在合同テストが行われているバルセロナ・サーキットで、第3日目の30日(木)に久々のF1ステアリングを握る予定という。

「再びマクラーレン・メルセデスのF1マシンをドライブすることになって、とても興奮しているよ。
またF1マシンに乗りたいと思ったのは、今年のブラジルGPにゲストとして現地に赴いた時だった。
こうした機会を与えてくれたデニスとハウグ両氏に感謝している。
最新のマシンがどのようであるか確かめるのはとても楽しみで、僕の経験がチームの役に立てればいいと考えている」

ただし同チームのデニス代表は、ハッキネンからのフィードバックに期待しているとはしたものの、今後さらなるテストの予定はないとしている。

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2006/11/29

ハミルトン、「この瞬間を待っていた」

来季マクラーレン・チームのレースドライバーに指名され、26日(火)のバルセロナ合同テストで『MP4-21』のコクピットに納まって初めて公式に走行を行った期待の新人ルイス・ハミルトン(21歳:イギリス)は、「この瞬間を待っていた」と、熱い口調で感想を語った。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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「僕にとって記念すべき第1日目は、とてもポジティブなものになったと思う。
長いこと、この瞬間を待っていたんだ。
これまでF1に必要なことはすべてやってきたよ。
過去4回ほどマシンには乗ったことがあるけれど、今回はそれとは比べものにならないくらい僕の両肩に重みが掛かっているね。
なにしろ、僕自身が自分で戦うマシンを開発していくんだから」

またデビッド・クルサードがハミルトンの起用について懐疑的な見解を語っていることについて、「彼はとても経験のあるドライバーだし、その考えはそれなりに評価しなくちゃいけないと思う。
でも、僕のこれからを見てもらえれば、と思うな」と、語っている。

来季チームメイトになるアロンソのテスト参加は来年になってからとみられ、余計ハミルトンに掛かる責任は大きいものになっている。

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スーパー・アグリ、来季ホンダのシャシー!!

英『オートスポーツ』は、『スーパー・アグリ・F1』チームが2007年シーズン、ホンダ・チームの今季型シャシー『RA106』をベースとしたものを使うとの見通しと報じている。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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スーパー・アグリのダニエーレ・オーデット/マネージング・ディレクターの説明によれば、今季トロ・ロッソのマシンがレッドブル『RB1』をモディファイしたものを使用できたのは、『RB1』がチームではなく独立したフォード/ジャガー社によってデザインされたものだからだったとか。

そしてホンダ『RA106』もそれと同様、ホンダ・チームではなくホンダ(技研?)が知的所有権を持つために、2007年はこれをスーパー・アグリが使用できるという理屈らしい。
すでに28日(火)バルセロナ合同テストに現れたアンソニー・デビッドソン操るスーパー・アグリのマシンは、ホンダの『RA106』に酷似したものとか。

これが事実であれば、来季のスーパー・アグリは大幅にそのパフォーマンス改善の期待が持てそうだ。

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アロンソ、ベストドライバー選出も結婚否定

スペインの『グランプリ』誌が、地元の英雄である2年連続のチャンピオン、フェルナンド・アロンソ(25歳)を『2006年ベスト・ドライバー』に選出した。
Image (C)Renault F1 UK
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これは、同誌読者の投票により選出したもので、最後まで戦ったライバルのミハエル・シューマッハが約11%の支持だったのに対し、アロンソは50%以上もの圧倒的な支持を得て選ばれたという。

しかしその一方で、先にインド洋モルディブで結婚式を挙げたと母国メディアに報じられたことについて、これをアロンソのマネージャーが否定する異例の展開をみせていることがわかった。

ルイス・ガルシア・アバド/マネージャーは、「モルディブへは単に休暇のために行っただけで、結婚したという事実はない。
せっかく1年間戦って素晴らしい結果を残したのに、スペインのメディアにこうした誤った報道をされるのは残念なこと」と、指摘した。

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マッサ(フェラーリ)、BSタイヤで確かな手応え

26日(火)スタートした今オフ初となるバルセロナ合同テストでトップタイムをマークしたのは、周囲の予想通りフェラーリのフェリッペ・マッサだった。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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今回からタイヤはすべてブリヂストンタイヤのワンメイクになったことにより、跳ね馬の主要ライバルと目されるルノー、マクラーレン、そしてホンダらがいずれもミシュランからのスイッチを余儀なくされたからだ。

フェラーリはマッサとテストドライバーのバドエルが、いずれも新コンポーネンツを採用した『248F1』によりロングランを行った。
この日トータル52ラップを周回したマッサが1'17.160のベストタイムでこの日の1番手に。
また74ラップしたバドエルも1'17.555のタイムで16台中の3番手に位置した。

来季同チームに移籍が決まっているキミ・ライコネンは年内テストに参加できない見込みで、明日も同じ顔ぶれでテストは続けられる予定。

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デビッドソン、スーパー・アグリ初テスト

28日(火)スタートしたバルセロナ合同テストで、ついにアンソニー・デビッドソン(27歳:イギリス)が『スーパー・アグリ・F1』デビューを果たした。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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気温も低く天候は曇り、オフシーズンとあって路面状態はあまり良くなく、トラック・コンディションは一日中優れたものにはならなかった。
『SA06』の暫定仕様車をドライブしたデビッドソンは、マシンのセットアップを確認しながら慎重に走行を開始。
また初めて体験するブリヂストンの2007年仕様タイヤの評価も行った。

この日トータル93ラップを周回したデビッドソンは、ベストタイム1'19.112を記録、これはルノー(コバライネン)、レッドブル、トロ・ロッソらを押さえこの日走行した全16台中の11番手となるものだった。

スーパー・アグリの今回のテストは、3日間共にデビッドソンが担当する予定だ。

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バルセロナテスト開始、フェラーリ最速!(11/28)

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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28日(火)いよいよ今オフ最初のテスト、バルセロナ合同テストがスタートした。
ベストタイムをマークしたのはフェラーリのフェリッペ・マッサ。
テストドライバーのバドエルも3番手につけた。

タイヤは今回初めてブリヂストンによるワンメイクになっており、フェラーリ勢が順調なのは当然か。
なおタイムは全体にこれまでよりも大きく低下したものとなっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'17.160 52 248F1
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'17.455 68 MP4-21
3 L.バドエル ITA Ferrari 1'17.555 74 248F1
4 N.ハイドフェルド GER BMWザウバー 1'17.651 62 F1.06
5 R.バリチェッロ BRA Honda 1'17.932 82 RA106
6 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'18.239 63 MP4-21
7 R.クビサ POL BMW 1'18.519 46 F1.06
8 J.ロシター GBR Honda 1'18.678 85 RA106
9 A.ブルツ AUT Williams Toyota 1'18.691 94 FW28改
10 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'18.852 93 R26
11 A.デビッドソン GBR SuperAguri Honda 1'19.112 93 SA06
12 H.コバライネン FIN Renault 1'19.187 93 R26
13 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'19.216 78 STR1
14 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'19.380 66 STR1
15 M.ウェバー AUS RedBull Ferrari 1'19.439 45 RB2
16 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'19.692 75 RB2

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.バトン/B.A.R Honda 007 (4/07)
   * 2006 TestTime : 1'13.471 M.シューマッハ/Ferrari 248F1 (6/01)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤはすべてブリヂストン

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いよいよオフテストがスタートへ

2006年最終戦ブラジルGPを終えて5週間、今週いよいよ最初のオフテストがスタートする。

28日(火)からスタートするのはまずバルセロナ合同テストで、もちろんスペインGPの開催地バルセロナ・サーキットがその舞台だ。
2005 Barcelona Test (C)Renault F1 UK
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今回もテストは12月1日(金)まで4日間のスケジュールで、初日の火曜日から参加予定となっているのはルノー、フェラーリ、マクラーレン、ホンダ、BMWザウバー、レッドブル、ウィリアムズ、トロ・ロッソ、そしてスーパー・アグリの9チーム。
2日目の29日(水)からはさらにトヨタが加わり、このトヨタとフェラーリだけが1日まで走行、他のチームはいずれも30日(木)までの3日間の予定となっている。
スパイカーF1は参加の予定がない。
(変更の可能性あり)

サーキットはバルセロナ市内から北東に約20キロ。
テストデーの入場券は大人ひとりわずか5ユーロ(約760円)、子供は無料。
レストランや売店もオープン、今週駐車料金は無料となっている。

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2006/11/28

スパイカーF1、「F1勝利まで5年計画」

スパイカーMF1チームの新オーナー、ミッシェル・モル氏は、そのF1初勝利まで「5年計画」で考えていることをオランダの雑誌『フォーミュラワン・レースリポート』で明らかにした。
Michiel Mol (C)Spyker MF1 Racing
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「フォーミュラワンの世界では、いきなり戦闘力を上げるというのが難しいことはわかっている。
例えマイク・ガスコインといった優秀な人間が加わったとしても、2007年のわれわれにそう大きな期待はできないだろう。
2007年、とりあえずわれわれはまず2ポイント獲得したいと考えている。
2008年には大きな前進を果たし、そして3年以内に表彰台へ上がる。
初めての勝利をつかむのは5年以内と踏んでいる。
それがわれわれスパイカーF1の現実的な計画なんだ」

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シューマッハ、故郷の町では栄誉受けられず

先日、フェラーリ・チームの本拠地マラネロから『名誉市民』の栄誉を受けたばかりのミハエル・シューマッハ(37歳:ドイツ)だが、自身の故郷の町からは栄誉が受けられない皮肉な結果となった。
M.シューマッハ通り/ケルペン (C)Ferrari S.p.A
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これは、生まれ故郷であるドイツ・ケルペンにあるシューマッハのファン・クラブが市に対して申請したもの。
しかし同市のマリエス・シエブルグ市長は、「名誉市民というものは、その地に何十年と続けて居住し貢献した者に与えられるべきもの」として、にべなくこれを拒絶したということだ。

この地にシューマッハは成人してからは住んでもいないという事実(納税していない)は否定できないところだ。
なお現在はスイスに居住している。

ただしケルペンには、偉大なチャンピオンの名を付けた『ミハエル・シューマッハ通り』というものは存在する。

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「F1に悔いなし」、アンディ・プリオール

現在F1フィールドで注目を浴びるBMWだが、もちろん「本業」のツーリングカーレースでは世界最高レベルの戦いを続けている。

そのBMWツーリングカーを率い、ETCC(ヨーロッパ・ツーリングカー選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)を制したアンディ・プリオール(31歳:イギリス)は、果たせなかったF1への夢について次のように英『BBCスポーツ』に語っている。
Andy Priaulx (C)BMW Motorsports
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「確かに何回かF1に乗るチャンスももらったし、またテストドライバーになるオファーを受けたこともあったけど、僕は自分がF1に行かなかったことを後悔はしていないよ。
少なくとも僕は『ツーリングカーの世界でのミハエル・シューマッハ』と言われるような成功を収めることができた。
実際、ツーリングカーレースでは、F1ドライバーの多くを負かしてきたしね。
かりにF1チームのテストドライバーになったとして、週に3日誰も見ていないサーキットで走るよりも、こうして毎週のように多くの観客の前で戦うほうが僕にとっては素晴らしいことさ」

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ベッテル(BMW)に続くか新人フィエトリス

かねてBMW下位シリーズでの活躍者をF1テストに招聘しているBMWザウバーでは、来年のテストにドイツの新人クリスチャン・フィエトリス(17歳)を起用することを明らかにした。
Image (C)BMW Motorsports
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フィエトリスは26日(日)にスペインのバレンシア・サーキットで行われた『BMWワールド・ファイナル』でみごとポールTOウィンで栄冠を獲得した気鋭の若者。
フィエトリスはこれにより優勝賞金6万ドル(約690万円)を獲得したが、それよりも「F1テストのほうが僕にとってはうれしいよ」と、喜びを語っている。

ちなみに一昨年のフォーミュラBMW-ADACチャンピオンとしてF1テストの機会が与えられた同じドイツのセバスチャン・ベッテル(19歳)は、すでに『BMWザウバーF1』チーム正規のテストドライバーに抜擢されている。

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BMWザウバーの新型車は1月16日に発表へ

今シーズン、BMWワークスチームとして初めてのシーズンを戦った『BMWザウバーF1』チームは、2007年の新型車を満を持して来年1月に発表する予定であることを明らかにした。
2006 Image (C)BMW Motorsports
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それによれば場所はスペインのバレンシア・サーキット。
新型車の名称はおそらく今年の例にならい『BMWザウバーF1.07』となる見込みだ。

ちなみに当地ではマクラーレン・チームもその前日に2007年新型車の発表を予定しているという。

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デニス代表、「ハミルトン肌の色は無関係」

来季、マクラーレン・チームとの契約が決まったルイス・ハミルトンについて、同チームのロン・デニス代表は、「肌の色は関係ない」と、強調した。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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ハミルトンはイギリス国籍だが、人種的にはF1には珍しい黒人系で、一部メディアからはゴルフのタイガー・ウッズを引き合いに出して書き立てるところもある。

「彼はもう9年もわれわれと共にあるが、彼の肌の色のことなんてこれまでただの一度だって話題にすらなったこともない。
なぜならそんなことはまったく重要なことじゃないのだから。
それに、タイガー・ウッズと同じだというのなら、たいへん光栄なことじゃないか。
それは賛辞だよ。
だって彼は世界でも最高クラスのゴルフ・プレーヤーなんだからね」

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2006/11/27

モンテイロ、ポルトガルGP復活に期待

来季のポジションがまだ確定していないスパイカーMF1のティアゴ・モンテイロ(30歳:ポルトガル)だが、「母国グランプリがあれば後押しになる」と、ポルトガルGPの復活に期待している。
Tiago Monteiro (C)Spyker MF1 Racing
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地元『リジョナル・ジャーナル』紙によれば、ポルトガル南海岸アルガルベに、国際サーキット建設の計画があるとのこと。
まだ一部地元住民の反対もあって建設計画は進捗していないというが、これが完成すればポルトガルGP復活も夢ではないということだ。

ポルトガルでは、かつて主にエストリル・サーキットを舞台にF1グランプリが開催されていたが、施設の安全面などの問題から1996年を最後に行われていない。
(最後のウィナーはジャック・ビルニューブ)

なお先週モンテイロは、そのアルガルベで行われたラリーで『ゼロ番カー』(セーフティカー)をドライブする栄誉を担っている。

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F1マシンのステアリング大公開!

あなたのクルマのものとは全く違うF1マシンのステアリング。
その目も眩むような最新テクノロジー満載のステアリング写真はこちらで。
(Nifty Member 註:公開していないチームもあります)

Renault F1 Gal (C)Renault F1 UK
拡大します(Nifty Member)

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中嶋一貴、ウィリアムズF1を走らせる

26日(日)富士スピードウェイで行われた『トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル』では、来季ウィリアムズ・チームのテストドライバーに決まっている中嶋一貴(21歳)が3万人近くの観衆の前でF1初ドライブを演じた。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
拡大します
路面コンディションが悪い中、中嶋はトヨタ・エンジンを搭載した『FW26改』を颯爽とドライブ。
途中コースアウトして関係者をヒヤリとさせる場面もみられたが、無事にデモンストレーションランを終了。

「昨日、(先輩ドライバーである)ブルツから手ほどきを受けて数ラップしたんだけど、今日は大観衆の前なので緊張感が違った。
あいにくの天候だったけど、自分にとって初めてのF1ドライブを無事に走り終えてほっとしている。
まだテストドライバーとしてスタートしたばかりだけれど、来年はまず自分の『GP2シリーズ』をしっかりと戦い、そしてF1でもチャンスをつかめるよう頑張りたい」と、抱負を語った。

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デニス代表、「ハッキネンの協力に期待」

マクラーレン・チームのロン・デニス代表は、このところ根強くささやかれているミカ・ハッキネン(38歳:フィンランド)のF1チーム関与について、これを歓迎する意向を示した。
Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
拡大します
これは英『BBCスポーツ』に語ったもので、その中で同代表は、「ハッキネンはこれまでも、またこれからもわれわれマクラーレン・メルセデス・ファミリーの一員だよ。
彼はチームに何が貢献できるかいろいろと考えているし、またわれわれもマシンの開発に彼の経験と能力が活かされるものと大きな期待をしているんだ」と、説明した。

また、デニス代表も最近ハッキネンが同チームのF1マシン・ドライブ・シミュレーターに傾注していることを認めた。

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富士スピードウェイにF1サウンド轟く

再び富士スピードウェイにF1サウンドが轟いた。
これは、同コースを所有するトヨタが26日(日)行った『トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル』でのもの。
Toyota Motorsports Festival (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
このために来日したトヨタ・チームのドライバー、ラルフ・シューマッハがウェットコンディションの中『TF106』をドライブ。
3万人近く押し寄せた大観衆の耳に、トヨタF1サウンドを焼き付けた。

ラルフによれば、ヘルマン・ティルケが修正したこのコースレイアウトはいくつものオーバーテイク・ポイントがあり、エキサイティングなレースが期待できるだろうとのこと。
来年の9月には、ここで20台以上のF1エンジンが一斉に咆吼を上げることになる。

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アロンソ、モルディブで挙式

2年連続でF1チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)が、噂されていた通り婚約者でバンドのボーカリストであるラクエル・デル・ロザリオさん(25歳)とモルディブで親しい友人ら50人を招いて結婚式を挙げたことがわかった。
Mis Raquel del Rosario
R_rosarioアロンソの結婚については当初父親のホセ・ルイス・アロンソさんがまだ時期尚早として反対の意向を示していたと伝えられたが、この式に参列したかどうかは不明だ。

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2006/11/26

ライコネン、「リラックスしているから大丈夫」

来シーズン、マクラーレンからフェラーリ・チームに移籍が決まっているキミ・ライコネン(27歳:フィンランド)だが、年内テストの可能性はなさそうだ。
Kimi Raikkonen (C)Ex.Sauber Motorsport AG
拡大します
これについて当のライコネンは、「フェラーリについてはある程度知っているつもりだから、心配はしていない。
それはまあもちろん、クリスマス前に搭乗のチャンスがあれば喜んでテストに参加するつもりだけれど、いまのところは難しいようだ。
でもまあ、こうしてコクピットからまったく離れてリラックスするというのも必要なことだからね」と、スイスの『ツヴァンツィヒ・ミヌーテン』に語っている。

契約により年内テストができないのは、ルノー・チームからマクラーレンに移籍したフェルナンド・アロンソも同様だ。

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ピケ氏、「ジュニア、今季中のデビューも」

ネルソン・アンジェロ・ピケ(21歳:ブラジル)が、来季ルノー・チームの第3ドライバー&テストドライバーとして契約を結んだが、これについて父親のネルソン・ピケ氏は、「来シーズン中のF1デビューもあり得る」と、周囲を驚かせる発言を伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙にしている。
Nelson Angelo Piquet
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「アンジェロはもちろん来シーズン、学習の期間を持つことになっている。
しかし、アンジェロは最初のテストでコバライネンよりも速かったんだ。
いいかい、これはとても重要なことだと思わないかい。
コバライネンがフィジケーラよりも速いとしたら、ルノーのドライバーの中でアンジェロが一番速いということになるじゃないか。
これを考えると、2007年シーズン中にもアンジェロがF1デビューを果たす可能性があると思っているんだがね……」と、3度のF1チャンピオンに輝くブラジルの英雄は語っている。

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ハッキネン、マクラーレン・チームに関与か

一時はマクラーレン・チームへの復帰説まで飛び出たミカ・ハッキネンだが、どうやら何らかの役割を果たすことについて思慮中であることは間違いないようだ。
Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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同チームのロン・デニス代表は、「彼がまだ来シーズンについてメルセデス・モータースポーツから呈示されているDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の参加にOKしていないと聞いているよ。
そしてF1チームでの仕事について、たいそうな関心を持っているということもね。
今後、お互いに何ができるのか、詰めていくことになるだろう」と、語っている。

来季のレースドライバーとして決まったルイス・ハミルトンによれば、ハッキネンはマクラーレン・メルセデスの最新のF1シミュレーションで多くの時間を過ごしていたということだ。
しかし今年すでに38歳となったハッキネン、現実にF1ドライブの面で貢献するとは考えにくい。

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バトン、肋骨にひびでテストキャンセルへ

いよいよ来週に迫った今オフ最初の合同テストだが、ホンダ・チームのジェンソン・バトンが怪我でテストをキャンセルすることとなった。
Jenson Button/Tokyo (C)Honda Racing
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それによれば、オフのトレーニングの一環として行ったレーシングカートで、肋骨の2本にひびが入る負傷を負ったことが判明。
F1テストに参加することは不可能と判断されたもの。
今週日本でのイベントを終えたバトンは、モナコの自宅に戻る予定だ。

同チームではバトンの代わりに新加入のクリエン早速参加させる方針という。
(他にはルーベンス・バリチェッロとジェームス・ロシターも参加することになっている)

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2006/11/25

マクラーレン、ハミルトンを来季ドライバーに

24日(金)マクラーレン・チームはフェルナンド・アロンソに並ぶ来季ドライバーとして、かねて支援を行ってきたマクラーレン・メルセデスの育成ドライバーであるルイス・ハミルトン(21歳:イギリス)を起用することを正式発表した。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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ハミルトンはまだカート時代からロン・デニス代表の眼鏡に適った逸材で、F3ユーロシリーズ、GP2シリーズと、いずれも主要シリーズでチャンピオンを獲得。
GP2からのF1ドライバー抜擢は昨年のニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)に続いて2年連続ということになる。

「ついに念願だったF1の夢が叶ってほんとうにワクワクしている。
F1となると、おそらく大きな注目とプレッシャーを受けることになるだろう。
チームからは気楽に、と言われるけれど、僕は全力でチームの期待に応えたい」

なお、同チームでは来季のテストドライバーとして、引き続きペドロ・デ・ラ・ロサ&ゲイリー・パフェットという体制になることを明らかにした。

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『スパイカーF1』、年内テストはなし

現在シーズン・オフに入っているF1サーカスだが、早いチームでは11月中にも第1回目のオフテストが予定されている。
Spyker MF1『M16』 (C)Spyker MF1 Racing
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しかし『スパイカーF1』のコリン・コルズ/マネージング・ディレクターは、同チームが年内のテストを計画していないことを明らかにした。

「残念なことに、われわれは年内にテストをする計画は持ち合わせていない。
なぜなら、まだ来年のクルマが出来上がっていないからね。
エンジンがトヨタからフェラーリに代わるということもあるが、マシンは特にエアロダイナミックスを大変更するから、暫定のクルマで走っても意味を成さないのだ」
同氏はいまのところ、「1月になれば新型車を走らせることができるだろう」と、語っている。

なお年内にはスペイン国内で計3回の合同テストが予定されている。

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シューマッハ、「セナの死で引退も考えた」

今季限りでのフォーミュラワンからの引退を表明したミハエル・シューマッハが、セナの死で一時は引退も考えたことを明らかにしている。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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これは地元ドイツの『南ドイチェ・ツァイトゥング』誌で語ったもの。
その中でこの7度のF1チャンピオンは、「あの時土曜日のローランド・ラッツェンバーガー、続く日曜日のアイルトン・セナの死で、僕はF1、そしてモータースポーツの意味は何なのか、と自問自答したよ。
結局あの時僕はレースを続けることを決めたけど、それはシルバーストーンで大けがをした時と同様、死への直面を意識したものだった。
周囲が暗くなって、ただ自分の心臓の音だけが聞こえていたんだ……」

1988、1990-91年と3度のF1チャンピオンに輝いた故セナは、1994年サンマリノGPでマシントラブルとみられるアクシデントで壮絶死。
近年、安全性が著しく向上したとはいえ、現実にフォーミュラワンはやはり危険と隣り合わせのスポーツであることに違いはないのだ。

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ルノー・チーム、12月16日に『祝勝会』!!

2年連続の世界タイトルを獲得したルノー・チームでは、12月16日(土)にその祝勝イベントを開催することをスポークスマンが明らかにした。
Race of Champions Image (C)ROC
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場所はパリ北部サン・ドニ市にある『スタジアム・ド・フランス』で、2006年の『レース・オブ・チャンピオンズ』イベントの開催に合わせた企画ということになる。
折りしもこのイベントではルノー・メガーヌが競技車として使用されることになっていて、ここでもし同チームで来季のレースドライバーに決まっているヘイキ・コバライネン(25歳:フィンランド)が再び栄冠に輝くことになれば、ルノーにとって最高の祝勝のお膳立てということになりそうだ。
(コバライネンは2004年にミハエル・シューマッハを破って優勝している)

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2006/11/24

ザナルディ、F1ドライブ復帰を果たす

23日(木)、元ウィリアムズ・チームのF1ドライバー、アレックス・ザナルディ(40歳:イタリア)が、ついにF1ドライブ復帰を果たした。
Alex Zanardi (C)BMW Motorsports
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これは、24日(金)から26日(日)に掛けて行われる『BMWワールド・ファイナル』に予定されるF1ドライブ復帰を前に、スペインのバレンシア・サーキットでテスト走行を行ったもの。

今回の走行はわずか4ラップに留まったということだが、ザナルディは「何年も離れ島に隔離されていた男が、突然トップモデルと巡り会ったような気分だよ!」と、すっかり満足した表情をみせたということだ。

この日のために、BMWザウバーのエンジニアはマシンを両足のないザナルディがドライブできるようモデファイする困難な作業を完遂した。

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アロンソ、前モントーヤのトレーナー採用

ルノー・チームからマクラーレンに移籍したことで、フェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)は新しいフィットネス・トレーナーと契約したが、このトレーナーはファン・モントーヤの前担当だったということだ。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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スペイン『AS』紙などが伝えるところによれば、新任のトレーナーはゲリー・コンベイ氏。
モントーヤの担当時代には、まずこのコロンビア人の減量に貢献したということだが、その後大きな騒動となった『疑惑のテニス負傷事故』に関わったともされる。
(2005年、シーズン中に負傷したモントーヤが2戦を欠場。公式にはテニスでのトレーニングと説明されたが、地元ではバイクで遊んでいた際の怪我と伝えられた)

1月からさっそく仕事をスタートさせるというコンベイ氏は、今後アロンソの自宅近くに転居。グランプリの際にもアロンソを身近に助けることになるという。

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シューマッハ、カートで激走!

もうレース生活には戻らないことを表明しているミハエル・シューマッハ(37歳:ドイツ)だが、このほど北イタリアのカートコースで密かにトレーニングを積んでいることがスプークされている。
Image (C)Ferrari S.p.A
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これはイタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じたもので、それによれば無精ひげを伸ばしたシューマッハは真っ白のウェアに赤いヘルメットを装着、2日間に渡ってコースを走り回っていたということだ。

シューマッハはドイツ・ケルペンに自身の名前がついたカートコースを所有しているが、来月そこで24時間レースが予定されているということでそのためのトレーニングのようだ。

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ルノー、「まずブリヂストンタイヤ勉強」

2年連続のチャンピオン・チームであるルノーでは、11月28日(火)のスペイン・バルセロナ合同テストを皮切りにいよいよ2007年シーズンに向けたオフテストを開始するが、まず肝心なことは「ブリヂストンタイヤを学習すること」であると、パット・シモンズ/エンジニアリング・ディレクターが強調している。
Toyota TF106/Bridgestone (C)Panasonic Toyota Racing
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現代のフォーミュラワンでのマシン開発、とりわけサスペンション設計においてタイヤとのマッチングは重要視されていてその意味でルノー・チームにとってブリヂストンタイヤの正確を理解することは最重要課題ということになるだろう。

ルノー・チームでは11月28日-30日のバルセロナにはヘイキ・コバライネン&ネルソン・アンジェロ・ピケ。
12月6日-8日のヘレスにはジャンカルロ・フィジケーラ&コバライネン。
また同じく13日-15日のヘレスでもフィジケーラ&コバライネンという体制が予定されている。

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スパイカーF1首脳、「まもなくドライバー決定」

いまだクリスチャン・アルバースに並ぶもう一人の2007年ドライバーを決定していない『スパイカーF1』チームだが、同チームのコリン・コルズ/マネージング・ディレクターがまもなく正式発表する見通しを明らかにした。
Colin Kolles (C)Spyker F1
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「巷間言われているように、われわれはいくつかのオブションを持っている。
現在これらについて最終的な詰めを行っているところであり、まもなくその結果を発表できるだろう」

有力候補として、今季アルバースと組んだティアゴ・モンテイロの残留、また今季日本GPなど3戦で金曜日の第3ドライバーを務めたエイドリアン・スーティルのレースドライバー昇格などが噂されているようだ。

なおスーティルは2006年の全日本F3選手権チャンピオンだ。

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2006/11/23

『スパイカーF1』、さらにスポンサー追加

このところ、急速にスポンサーを獲得、その資金的裏付けをさらに強固にしている『スパイカーF1』が、今回さらに新たなスポンサー獲得を発表した。
Spyker MF1『M16』 (C)Spyker MF1 Racing
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これは、やはりオランダに本拠を置く『フェリーニB.V.』という会社で、主にウェアやシューズを製造している会社という。

同社のリニ・ファン・トリグト/ディレクターは、「われわれがハイエンドのスポーツという分野で、『スパイカーF1』のような世界をリードするF1チームとタイアップできたことはほんとうに喜ばしいこと。
この提携をさらに両者の発展に活かしていきたい」と、抱負を語っている。

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「佐藤琢磨は高給取り」とスペイン紙報道

今シーズン、戦闘力不足から今シーズン最下位となった『スーパー・アグリ・F1』チームだが、スペインの『マルカ』紙が「佐藤琢磨は高給取りである」と報じている。
佐藤 琢磨/H2O (C)Super Aguri F1
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それによれば同紙は佐藤琢磨の年収を約770万ドル(約9億円)と推測。
なんとこれは2006年F1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソの年棒720万ドルを上廻るもの!
ただしもちろん佐藤の場合はチームからの契約金のことではなく、CMなどスポンサーからの収入を計算したものだ。

もしこの金額が正しいものであるならば、佐藤琢磨の年収はデビッド・クルサード、マーク・ウェバー、ジャンカルロ・フィジケーラ、そしてジェンソン・バトンよりも高額ということになるという。

ちなみに来季、佐藤琢磨のチームメイトとなるアンソニー・デビッドソンの契約金は25万ドル(2,950万円)であると英紙は伝えている。

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クルサード、GPDAでバリチェッロを批判

今週行われたGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の理事会で、デビッド・クルサードが前フェラーリ・チームのルーベンス・バリチェッロを非難している。
D.Coulthard & M.Schumacher (C)RedBull Racing
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クルサードによれば、今季で引退したミハエル・シューマッハは多くのものを得たと同時に、F1に対し多くのものをもたらせたと評価。
また自分自身についても、それには及ばないとしても主にF1レースの安全性の向上について多少なりとも貢献したと自負。
しかし、シューマッハのチームメイトであったバリチェッロは、ただF1で走るだけに留まり、何も貢献らしきものをして来なかったと批判した。

これは、GPDAの次期代表の選出を巡り、両者の間にさや当てがあったためのようだ。
結局理事会は次期代表にフェルナンド・アロンソとラルフ・シューマッハ、そしてマーク・ウェバーの3人を選出したということだ。

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マッサ、ブラジルで表彰受ける

今年ついに初優勝を遂げたフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサ(25歳:ブラジル)が、母国ブラジルでさらなる栄誉を受けた。

これは、『レース』誌が主唱する『カパセテ・ド・オーロ』賞というもの。
専門ジャーナリスト70人の投票により、2006年に最も活躍したドライバーとしてマッサにに与えられた。
Felipe Massa
F_massa_award喜びのマッサは、「今年フェラーリに来て僕は多くのことを学んだ。
そして2度の優勝と、6回の表彰台を獲得することができた。
(新たなチームメイトである)ライコネンは強力なライバルであると思うけれど、僕にもチャンスがある筈。
いつか世界タイトルの獲得だって夢じゃないと思うし、その夢を実現するためにこれからも一生懸命働くよ」と、熱く語っている。

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カーティケヤン、今日ウィリアムズ新型車テストか

ウィリアムズ・チームのテストドライバーであるナレイン・カーティケヤン(29歳:インド)が、今日23日(木)にも同チームの暫定・新型車を走らせる予定であることがわかった。
Toyota RVX-06 V8 Engine (C)Panasonic Toyota Racing
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これは、カーティケヤン自身が地元インドの『ユナイテッド・ニュース』で明らかにしたもの。
それによればマシンは今季型の『FW28』にトヨタ・エンジンを搭載したもので、暫定型の『FW28B』(仮称)と呼ばれるマシン。
ただし場所はグロスターシャー州にあるケンブル飛行場で、テストは限られたものになるだろうということだ。

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2006/11/22

クリエン、ホンダ・チームでの活躍誓う

来シーズン、ホンダ・チームの第3ドライバー&テストドライバーとして契約をかわしたクリスチャン・クリエン(23歳:オーストリア)は、先週からイギリスに渡り同チームのファクトリーでシート合わせなどを行っているが、このほど本田技研の福井威夫社長との対面を果たした。
Christian Klien & Takeo Fukui (C)Honda Racing
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福井社長はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開かれた『新ホンダサークル・コンベンション』に出席のためイギリスを訪問、そしてブラックリーにある同ファクトリーの風洞設備の視察に訪れ、クリエンとの対面が実現したもの。

「ホンダの福井社長と会えたことはとても光栄なこと。
ファクトリーでは来年のマシンがどのように進んでいるかもわかり、とても有意義なものになった。
早く実際にテストをし、チームのためにマシンを開発していくのを心待ちにしているよ」と、クリエンは言葉を弾ませた。

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ウェバー、レッドブルでの戦闘態勢へ

アロンソやライコネンらがまだ前チームとの契約に拘束されている間に、来季レッドブル・レーシングへ移籍するマーク・ウェバーはいち早くウィリアムズ・チームから解放されて今週新チームでのシート合わせに臨む予定だ。
Mark Webber (C)Redbull Racing
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「もう僕の心はすっかりレッドブル・レーシングの一員だよ。
早く新しいクルマと、チームにとけ込んでいい仕事をしたいね」と、ウェバー。
チーム名は変わったが、ウェバーにとって2003-2004年に在籍したジャガー時代への復帰ともいえる。

来週の26日(火)、バルセロナがレッドブル・レーシングでの初テストということになりそうだ。

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ドーンボス、「それでもレッドブルに……」

今シーズン、最後の3戦をレッドブル・レーシングからレース出場したロバート・ドーンボス(25歳:オランダ)だが、来季のポジションはいまだにはっきりしていない。
Robert Doornbos (C)RedBull Racing
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しばらく前、ドーンボスには兄弟チームであるトロ・ロッソに移籍、スコット・スピードの後任としてレースドライバーになるのではないか、という噂が高かったが、このほどゲルハルト・ベルガー氏がこれを否定したことにより消滅した形に。

「僕には来年もF1で戦う準備が完全にできているけどね。
でもまだ具体的なことは決まっていないんだ。
ただ、いずれにしてもレッドブル・ファミリーの一員としてどこかにいる筈だよ。
だからファンには『心配しないでもう少し待って』って言っているんだ」

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ベッテル、来季はフォーミュラ・ルノー参戦

来シーズン、すでに『BMWザウバーF1』チームの第3ドライバー&テストドライバーに決まっているセバスチャン・ベッテル(19歳:ドイツ)について、同チームのマリオ・タイセン代表はワールドシリーズbyルノー・シリーズに参戦させることを明らかにした。
Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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「他のカテゴリーで経験を積むのは彼にとって必要なこと」と語るタイセン氏だが、同チームではすでに金曜日のフリー走行で第3ドライバーも走らせる意向を示していて、そのためにレース日程がF1と重なる『GP2シリーズ』を避けたと考えるのが妥当なようだ。

ワールドシリーズbyルノーはルノー・エンジン、ブリヂストンタイヤのワンメイク。
そのレベルは非常に高く、最近ではフランク・モンタニーやロバート・クビサらをチャンピオンとして輩出している。

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イモラ、2008年復活に向けて再スタート

大規模な施設の改修などの必要により、2007年カレンダーからの脱落を余儀なくされたサンマリノGPの開催地イモラ・サーキットだが、2008年シーズンの復活に向けいよいよ工事をスタートさせた。
Imola Circuit (C)Ex.Jordan Grand Prix
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イモラのマッシモ・マルチグノーリ市長は、「われわれはバーニー・エクレストンとの交渉で、2008年の開催については確約が得られたと受け止めている。
ただ現在の組織委員会の契約は今年一杯で切れるので、2008年の開催にはまた新たな契約がなされる必要がある。
これは、今後公開入札によって指名されることになるだろう」、と伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語っている。

現在すでにパドックなどの解体が行われていて、工事は来年の4月に完成する予定という。

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2006/11/21

トロ・ロッソ、来季もスピード&リウッツィで

まだチームから公式発表はされていないものの、『スクーデリア・トロ・ロッソ』チームでは来季も今年と同じくスコット・スピード&ビタントニオ・リウッツィというドライバー・ラインナップで臨む方針であることがわかった。
Gerhard Berger & Scott Speed (C)Redbull Racing
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これは、同チームの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガー氏が、ドイツの『キッカー』誌の取材に答えたもの。
その中でベルガー氏は、「もともとわれわれはドライバーを変更するつもりはなかった。
継続というのも成功のための大事な要素だからね。
ただ、われわれにはそれよりも来シーズンのエンジンを決定するという大きな仕事があったので、こちらの解決が優先されていたということ。
そしてそれは終わったので、もう心配はなくなったということだよ」と、語っている。

同チームでは、来季スピードに代えてロバート・ドーンボスを起用するのではないか、と噂になっていた。

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レッドブル・レーシング、「2006年は捨てていた」

フェラーリ・エンジンを搭載しながらも、今季コンストラクターズ・ランキング7位と低迷したレッドブル・レーシング、実は「2006年シーズンは捨てていた」ことを明かしている。
Dietrich Mateschitz (C)Redbull Racing
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これは、同グループを率いるディートリッヒ・マテシス/オーナーが地元オーストリアの『プレッセ』紙に語ったもの。
その中で同オーナーは、「1月に初めて新型車が走り始めた時、すでにシーズン中には回復できないであろうエラーがあったことは確認できたんだ。
時折りしも有能なデザイナーであるエイドリアン・ニューイがわがチームに加入したこともあり、それなら『RB2』を改良するよりも、2007年に向けて素晴らしいクルマを開発することを優先させようということになったのさ。
それがわれわれが取る最善の策……だとね」と、語っている。

しかし逆に言えば、2007年のクルマは絶対に失敗が許されないということになりそうだ。

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デビッドソン、「来季SAF1は必ずポイント獲得!」

長く務めたホンダ・チームでのテストドライバー生活を終え、来シーズンはいよいよ正レースドライバーとして『スーパー・アグリ・F1』に加入することが決まっているアンソニー・デビッドソン(27歳:イギリス)は、「来季SAF1は必ずポイント獲得する」と、宣言した。
Anthony Davidson (C)Super Aguri F1
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「再びタクマとチームメイトになって戦うというのは、なんか奇妙な感じだね。
僕たちはお互いに強いところもまた弱いところも良く知り合っているし、とてもいいコンビだよ。
来年はまたまったく対等に競争する訳だし、とても面白い年になるだろうね。
F1チームとしてチャンピオンシップを戦う以上、選手権ポイントを記録するというのが目標である筈だし、またそれはわれわれにとっても実現可能な現実的な目標だと考えているよ。
他の優れたチームと同じく、われわれもより大きく、そしてより良くなれるよう、全員で頑張っていかなくては、ね」

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ルノー、アロンソを今年一杯解放せず

『F1-LIVE』が伝えるところによれば、年内にも新チームでのテストを希望していたフェルナンド・アロンソに対し、ルノー・チームは契約を盾にこれを許可しない方針ということだ。
Fernando Alonso & Renault Staff (C)Renault F1 UK
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通常、F1ドライバーの契約は12月31日までという形となっているが、実際には移籍が決まるとシーズン終了後、早めに解放するケースが多い。
しかし今回は移籍先が直接のライバル・チームということでルノーも甘い対応は取れないと判断した模様だ。
(アロンソ自身、ルノーの情報をマクラーレンにもたらすと公言していた)

ただし、アロンソを受け入れる立場のマクラーレン・チームも、フェラーリへの移籍が決まっているキミ・ライコネンについて同じく解放しない方向ということだ。

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佐藤琢磨、『SAF1☆ARTAフェスタ』で完勝!

スーパー・アグリ『SA06』に乗った佐藤琢磨が、鈴鹿サーキットでのレースを制し、F3時代以来となる表彰台の最上段に上がる快挙をみせた。

といってもこれはチーム・オーナーである鈴木亜久里氏がプロデュースした20日(月)の『SAF1☆ARTAフェスタ』(鈴鹿サーキット)でのこと。
佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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東コースを使った5周の模擬レースで、一緒に走るのはインディカーの松浦孝亮、フォーミュラ・ニッポンの金石年弘、そしてF3の塚越広大というお馴染みのARTAメンバー。
事前に行われたタイムアタックにより、それぞれのハンディを設定。
最初にスタートするのはF3で、その5秒後にインディカー、さらに5秒後にフォーミュラ・ニッポン、そしてその10秒後に佐藤琢磨のF1がスタートした。
次々と前車をかわした佐藤琢磨は、最終ラップでトップの松浦孝亮をかわすと堂々最初のチェッカーフラッグをかいくぐったもの。

この日は他にもスーパーGTやスーパー耐久などのマシンによる模擬レースや同乗走行も行われ、スタンドに詰めたファンから大きな声援を受けていた。

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2006/11/20

モントーヤ、NASCAR最高峰デビュー戦は事故

元マクラーレンのF1ドライバー、ファン・モントーヤによるNASCAR最高峰『ネクステル・カップ・シリーズ』デビュー戦ホームステッドは、レース中のアクシデントにより途中リタイヤということになった。
Juan Montoya/NASCAR (C)Chip Ganassi Racing
拡大します
「何が起きたのか、ほんとうのことは僕にもわからないよ。
誰が誰に当たってしまったのか……
最初ニューマンがクルクル回ったときには、僕はかすりもしていなかったんだけどね。
事故については誰も非難するつもりはない。
ただ僕はこのレースで、自分が探していたものを見付けたよ。
それはクラッシュして火を噴くクルマの中から、いかに速く脱出するかということさ」
ニューマンに後部を当たられたとみられるモントーヤのマシンは、ウォールにヒットして火を噴いたようだ。

なおこのレース、モントーヤは無競争で予選を通過できるカーナンバー42を用意されたが、予選を戦わなければならないカーナンバー30を自ら選択して臨んだとされている。

NASCAR最終戦のレース結果はこちら

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スピード、「シート喪失の噂」を否定

来シーズン、スコット・スピード(23歳:アメリカ)に代えてロバート・ドーンボスを起用するのでは、と噂になっている『スクーデリア・トロ・ロッソ』だが、当のスピードがこれを強く否定した。
Scott Speed (C)Scuderia Toro Rosso
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これは、スピードが母国アメリカの『インディアナポリス・スター』紙に語ったもの。
「われわれトロ・ロッソにとって最も良いことは、今年の経験をベースとしてさらにこれを発展していくこと。
だから当然、僕もそのための一員として継続すると確信しているよ。
今シーズン、トロ・ロッソは信じられないほど素晴らしいシーズンを戦ったと思っている。
まあ、僕自身について言えば、オーストラリアGPでのことを除いて、だけどね」

オーストラリアGPではみごと8位フィニッシュを果たし、トロ・ロッソに初ポイントをもたらせたと思われたスピードだったが、レース後、イエローフラッグを無視したとしてレース結果に25秒加算のペナルティーを科され降格、結局ノーポイントとなった。
さらに、ヒアリングの際にクルサードに暴言を吐いたとして罰金5,000ドルも科せられている。

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モンテツェモロ氏、ティフォシに来季タイトル約束

フェラーリ&フィアット社の社長で、またフェラーリF1チームの最大の後見人であるルカ・モンテツェモロ社長が、ティフォシ(フェラーリの熱狂的なファンたち)に対し、2007年のタイトル奪還を約束した。
Tifosi (C)Ferrari S.p.A
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これは、ドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』が伝えたもので、それによればモンテツェモロ社長は、「フェラーリにおいてはシューマッハの引退など多くの変化がみられたが、それでもフェラーリの全員が3月の来るべきシーズンに向けて昼夜を分かたず懸命に働いており、必ずやタイトルを奪還する」と、ティフォシに宣言したということだ。

1999年から連続して王者となったフェラーリだが、2004年を最後にタイトルから遠ざかっている。

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FIA会長、「F1の無料放送は必要」

F1の商業権をリードするFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)は、各国のテレビ放映に巨額の負担を強いているが、これによりフィンランドやポルトガルなどで、無料の放送から有料チャンネルへの切替を計画していると伝えられる。
Image (C)Redbull Racing
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こうした動きについて、マクラーレン・チームのロン・デニス代表はかねて、「無料放送の減少は、F1の視聴者数を少なくし、やがてフォーミュラワンへのスポンサーの離脱というマイナス面を生む」と、警告している。

これを受け、FIAのマックス・モズレー会長も、「フォーミュラワンは誰でも自由に見ることができるというのが肝要で、これはマニュファクチャラーズにとっても、またわれわれ自身にとっても重要なことだ」と、無料放送を守る姿勢をみせている。

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イギリス・チームのテストに難題勃発?

F1はシーズン中のテストが様々な形でテストが制限されているが、50キロ未満のストレート・コースについては例外とされている。
これを使い、イギリス・チームの多くがエアロダイナミックス・テストの場所として選んでいるのがヨークシャーにあるエルヴィントン飛行場の滑走路。
Image (C)Ferrari S.p.A
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しかし、この空港近くの住民が騒音被害がひどいとしてF1テスト差し止めの訴訟を起こしていて、このほど裁判所がこれを認める裁定を下したことがわかった。
これにより、2007年は年間のテスト日数が10日までに制限される見通しだ。
(2006年は16日間行われたという)

訴えた住民の一人は、「F1カーの騒音は、まるで悪魔が家の中でわめき廻っているよう」と、表現している。

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ビルニューブNASCARの可能性まだある!

このところ進展が聞かれないジャック・ビルニューブ(35歳:カナダ)の米『NASCARブッシュ・シリーズ』転向の話題だが、噂に上がっている『ラウシュ・レーシング』のジェフ・スミス代表はまだその可能性があることを認めている。
NASCAR Image (C)Ford Racing
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これは英『スピードTV』が伝えたもので、その中で同代表は、「彼らのほうの準備さえ整うのであれば、われわれがサポートする用意はできている。
私はクレイグ・ポロックがそのためにいま懸命に動いていると聞いているがね」と、語っている。

『ラウシュ・レーシング』は2003年にマット・ケンセス、2004年にはカート・ブッシュを擁してチャンピオンを獲得している名門だ。

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2006/11/19

マカオGP、日本勢不発に

公式予選でフロントロウを独占するなど決勝レースでの好成績が期待された日本勢だったが、この難コースでコースアウトを喫するなど結局伏兵大嶋和也の7位が最高で、今年も落胆の結果に終わった。
マカオGP Start Scene (C)Macau Grand Prix Organising Comittee
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未来のF1ドライバーを目指す若者たちにとっては、あらためて佐藤琢磨の偉大さを知らされるレース結果となったのかも知れない。

マカオGPレース結果はこちら

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アロンソの結婚、父親は反対?

2年連続でF1チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)が、このオフにも結婚式を挙げるのではないかと噂されるが、その一方でこれには父親が反対していると伝えられた。

Mis Raquel del Rosario
R_rosarioアロンソは今年初めにバンドのボーカリストであるラクエル・デル・ロザリオさん(25歳)と婚約。
友人らによれば、このオフに挙式すべくスペイン国内で適当な場所を探しているところなのだとか。

しかしこのほどスペインの『クオレ』誌が報じたところでは、父親のホセ・ルイス・アロンソさんは、「まだ結婚するには早い。もう1年待ったらどうか」と、勧めているという。

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FIA会長、「最後の職務に目途つけた」

長い期間、『抗争関係』にあったGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)とついに和解し、2008年シーズンからの新コンコルド協定締結を決めたFIAのマックス・モズレー会長は、「これで自分に残された最後の職務に目途をつけることができた」と、語っている。
M.Mosley & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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これにより、とりあえずF1は2010年シーズンまで基本的な運営については安定化が図られたことになるが、注目すべきは会見でモズレー会長が辞任する意志のあることを示したことだ。

それによれば、次にコンコルド協定が改定となる2010年まで、会長職を続ける意志がないことを示唆したもの。
一時、その後任にはフェラーリのジャン・トッド氏やルノーのフラビオ・ブリアトーレ氏らの名前が挙げられたこともあるが、このところは沈静化している。

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ルノー代表、「アロンソなしでも成功する」

2年連続で世界タイトルを獲得したものの、2007年その成功の立役者であるフェルナンド・アロンソを失うルノー・チーム。
しかしチャンピオン・チームを率いるフラビオ・ブリアトーレ代表は、「アロンソがいなくなってもわれわれは成功を収める」と、強気だ。
G.Fisichella & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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「もしこれでルノーが駄目になってしまったとしたら、われわれはたった一人の人間に委嘱していたことになる。
これはまた逆に、われわれに大きなモチベーションになるものだよ。
来年、タイヤがミシュランからブリヂストンになるという変更はあるが、それでわれわれが低迷するなんていう観測は、ホンの一部しか見ていない愚かなものだよ。
2007年、ルノーがどういう活躍をするか、しっかりと見届けてもらおうじゃないか」

来シーズン、アロンソなき後ルノー・チーム成功の鍵を握るのはジャンカルロ・フィジケーラになるだろう。

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2006/11/18

デ・ラ・ロサ、「もう『MP4-22』に乗った!」

ついに優勝することなく2006年シーズンを終えたマクラーレン・チームでは、来季の挽回に向けて期待の新車『MP4-22』を開発中だが、同チームのペドロ・デ・ラ・ロサは、「すでに『MP4-22』に乗った」と、地元スペインの通信社『EFE』に語っている。
McLaren MP4-21 Nose (C)McLaren Group
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「これまでの『MP4-21』と良く似ているけれど、実際にはかなりの部分で進化しているよ。
僕はとてもいい感触を得たね。
新型車はこれから僕たちが熟成を進めていく訳だけれど、大丈夫これまでマクラーレンが2年続けて低迷したことなんてないんだから、きっと優れたマシンになること間違いないさ」と、このF1経験7年になるベテランは太鼓判を押した。

とはいえ、まだデ・ラ・ロサの来季のポジションは明確でない。
期待の新人ルイス・ハミルトンとレギュラーシートを争うことになるだろう。

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クリエン、「ホンダに入れたのはド・フェランのお陰」

レッドブル・レーシングから放出された後、2007年シーズン、ホンダ・チームでのテスト&リザーブ・ドライバーとして契約を結んだクリスチャン・クリエン(23歳:オーストリア)は、「ホンダとの契約はジル・ド・フェランのお陰だった」と、明かしている。
Christian Klien (C)Honda Racing
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「レッドブルからはアメリカでレースをする(チャンプカー・シリーズ)という提案をもらったけれど、僕はあくまでもフォーミュラワンにこだわったんだ。
いろいろな人たちからサポートを受けたけれど、こうして僕の能力と決意を認めたくれたホンダ・チームにはとても感謝している。
実はホンダのことはあまり知らなくて、ドライバー(バトン&バリチェッロ)ともこれまであまり話をしたことがなかったんだ。
契約を支援してれたのは何人かのホンダの首脳、そして以前からの友人だったジル・ド・フェラン(スポーティング・ディレクター)が応援してくれたことがとても大きいね。
彼らの期待に応えるためにも新チームでは頑張るよ」

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佐藤琢磨、『フジ』に大感激!

現在オフを過ごしている『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨が、『フジ』に大感激したという話が伝わっている。

フジ
Iruka_fujiといっても、これは2007年に日本GPを開催する富士スピードウェイではなくて、沖縄・美ら海(ちゅらうみ)水族館で飼育されているイルカのフジの話。
モータースポーツ・ジャーナリストでもある岩貞るみこさんが著した、病気で尾びれを失い命の危機に瀕した一匹のイルカ『フジ』を描いた『もう一度宙(そら)へ』という作品を読んで感動した佐藤琢磨が、自ら沖縄に渡ってフジと対面したというものだ。
この世界初という人工尾びれの製作に挑戦したのは、F1タイヤの供給でもお馴染みのブリヂストンの社員たちだった。

佐藤琢磨は日頃着慣れたレーシングスーツをウェットスーツへと着替え、自らプールに入ってフジと一緒に泳いでジャンプを見届けたということだ。
「岩貞さんの本を読んでとても感動し、ぜひフジに逢いたいと希望していた。
この機会を与えてくれた美ら海水族館の人たちの好意にとても感謝している。
僕もこれからできる限りフジを見守って、また再び彼女を訪問することを楽しみにしているよ」と、日本のエースは語っている。

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ウィリアムズ・チームに新CEO就任

ウィリアムズ・チームでは、新たなCEOとしてアダム・パール氏が就いたことを発表した。
Williams Team Garage (C)Williams F1
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名門ケンブリッジ大学出身のパール氏は、これまでヨーロッパのみならず、日本(バークレイズ投資銀行で日本担当)をはじめ、オーストラリアやアフリカでも勤務の経験がある管理部門のベテラン。

同チームのフランク・ウィリアムズ代表は、「パール氏の豊富な経験と優れた才能は、われわれウィリアムズ・チームのマネージメントでの新しい時代の構築に大きな力を発揮する筈だ。
トヨタと、そのスポンサー・グループとの提携の発展に大きな期待を持っている」と、語っている。

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マカオGP予選で可夢偉&平手が1-2独占!

未来のF1ドライバー候補がしのぎを削る伝統の国際F3レース『マカオGP』が今年も始まった。
17日(金)行われた公式予選では、日本から参戦のいずれもTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーである小林可夢偉と平手晃平が共に1分13秒台のタイムを2回目にマークして参加32台中みごと1-2番手に入り、フロントロウを独占した。
日本人によるポールポジション獲得は、2001年の佐藤琢磨(現スーパー・アグリ)以来2度目ということになる。
(フロントロウ独占は史上初)

なお、もう一人のTDP中嶋一貴は7番手、塚越広大10番手、池田大祐18番手、大嶋和也31番手となっている。

公式予選結果はこちら

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2006/11/17

ビルニューブ、パパに

前『BMWザウバーF1』のジャック・ビルニューブ(35歳:カナダ)が、パパになったことがわかった。
Jacques Villeneuve (C)BMW Sauber F1
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これは、14日(火)に夫人のジョアンナさんが男の子を無事出産したもの。
赤ちゃんはさっそくジュール君という名前が付けられたということだ。

1997年のF1チャンピオンに輝くビルニューブだが、7月に突然ロバート・クビサにシートを奪われてからは表だった活動も伝えられず、一時話題になった米NASCARシリーズへの転向という話もその後進展がみられないようだ。

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2011年に『ターボ・エンジン』がF1に復活?

GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)との間に合意をみたと伝えられるFIAのマックス・モズレー会長は、さらに2011年以降のエンジン・レギュレーションについて興味深い発言を行っている。

これは、将来的には主に環境問題の観点から現行の自然吸気エンジンが終焉を迎えるだろうというもの。
同会長は、その場合に1989年以来F1では禁止されているターボ・エンジンが復活するとの見方を示したもの。
ただしその目的は、かつてのようなパワー競争に走るものではなく、効率的な燃料消費が主たる目的であることを言明している。
Renault 『RS11』&『R25』 (C)Renault F1 UK
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ルノー『RS11』が先鞭を付けたターボ・エンジンは1979年に初勝利。
排気量が半分に制限されたにもかかわらず、その後各メーカーが採用して自然吸気エンジンをパワーで圧倒した。

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クリエン、「テスト職務はステップダウンじゃない」

レッドブル・レーシングからシーズン途中で放出された後、2007年ホンダ・チームでテストドライバーの仕事を得たクリスチャン・クリエン(23歳:オーストリア)だが、「テストドライバーの仕事になるのは決してステップダウンではない」と、主張している。
Christian Klien (C)RedBull Racing
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「ただ名前だけを見れば、テストドライバーになるというのはステップダウンと取られるかも知れないね。
でも実態はそうじゃないよ。
ホンダは今年、優勝も果たしたトップチーム。最高のチームなんだよ。
そこへ加入することにより、僕は大いに学ぶことができるだろう。
そして、ここで僕がほんとうにいい仕事をしたならば、またレースで走るチャンスも生まれてくると思うんだ。
だから僕はホンダで精一杯このテストドライバーという仕事に集中するつもりでいるよ」

まだ23歳という若いクリエンだが、ジャガー、そしてレッドブルとすでに48戦の経験を持つ。(最高位 予選:4位、決勝:5位)

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「F1はまだヨーロッパ偏重」と、FIA会長

ここ数年で急速にそのスタンスをこれまでのヨーロッパから世界各地に拡げつつある感のあるF1グランプリだが、マックス・モズレーFIA会長は「まだF1はヨーロッパに偏りすぎている」と主張していることを英『フィナンシャル・タイムズ』等が伝えている。
C.Horner & M.Mosley (C)RedBull Racing
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「例えばオリンピックについて考えてみるといい。
これまで100年に渡って行われた大会のうち、これまで実にその半数がヨーロッパで開催されている。
これは、世界のバランスから考えると、極めておかしいものと言わざるを得ないだろう。
ところがフォーミュラワンときたらこれよりもっと状態はひどいのだからね
もしも現在ヨーロッパで行われているグランプリを削減しないのであれば、われわれは年間20以上のイベントをこなさなければならなくなるだろう。
われわれはいまこのバランスを正すべき時期に差し掛かっているのだ」

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ハミルトン、「デ・ラ・ロサとの争いになる」

上位チームの中で、唯一シートがまだ確定が遅れているマクラーレン・チームでは、なんと元世界チャンピオンであるミカ・ハッキネンが復帰するというニュースまで飛び出す始末だ。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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これについてその有力候補の一人であるルイス・ハミルトン(21歳:イギリス)は、次のように英『ロイター』に語っている。

「ハッキネン復帰説が出たのは、彼がF1シミュレーターに挑んだからじゃないの。
でもそれは彼自身のためでなく、僕のためにチェックしてくれたものだよ。
彼はいまでもチームのアドバイザーだからね。
引退してすでに何年も経つハッキネンがまたF1レースに復帰するなんてナンセンスだよ、あり得ない。
冷静に言ってアロンソに並ぶもう一つのマクラーレンのシートは、僕とデ・ラ・ロサとの争いになっている状態だと思う。
チームがデ・ラ・ロサの経験を評価するのか、僕の将来性に賭けてくれるのか、それによって決まるんだと思うな」

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アロンソ、「勝利の秘訣」をマクラーレンへ

2年連続でルノー・チームに世界タイトルをもたらせた『優勝請負人』フェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)が、新チーム・マクラーレンにその「勝利の秘訣」をもたらせると、スペイン『アス・ディアリオ』紙に語っている。
Fernando Alonso/Seville Demo (C)Renault F1 UK
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「マクラーレンはかつて輝かしい栄光を築いた名門チームだけど、このところはタイトルから見離されているね。
僕の役目はそのマクラーレンに、ルノーで培った「勝利の秘訣」・方程式を伝授することだと思っている。
そのためにはチャンピオン・チームの秘密を伝えるつもりだよ。
とはいえ、来年簡単に勝てると思ってはいない。
ま、僕は毎年シーズン前には控えめに考えるようにしているんだけどね」

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2006/11/16

コバライネン、「アロンソ何する者ぞ」

来シーズン、世界チャンピオンフェルナンド・アロンソが去った後のルノー・チームに抜擢されたフィンランドの新鋭ヘイキ・コバライネン(25歳)が、F1デビューに向けて強い自信をドイツの『モータースポーツ・アクチュエル』誌にみせている。
Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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「僕がルノー・チームのレースドライバーになってまずすることは、コクピットからアロンソの靴を外に投げ出すことだよ。
なぜなら、もうこのチームにアロンソという人はいないんだからね。
僕はこれまでテストドライバーを続けてきて、このチームのこともマシンのこともよく知っているつもり。
ただこれまでと違うのは、僕に対するメディアの関心が高くなるということだろう。
でも、僕は同じフィンランド人でもハッキネンやライコネンのような無表情な人間達とは違うよ。
なぜなら僕は彼らとは違う、北部の出身だからね。ここの人間は他の地域の人よりもずっとオープンで表情豊かなのさ」

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FIA、GPMAと和解へ

主にF1の商業問題を巡りかねて鋭く対立してきたFIA(国際自動車連盟)とGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)だが、どうやらやっと両者は和解することで合意したようだ。
F1 Race Image (C)RedBull Racing
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これは英『フィナンシャル・タイムズ』が報じたもので、それによればFIAのマックス・モズレー会長とGPMAのブルクハルト・ゲッシェルCEO(BMW)が15日(水)一定の合意に達したというもの。
これにより、少なくとも今後5年間は対立シリーズの立ち上げなどの脅威は回避されることになるだろう。

ただし、こうしたFIAとメーカーらによるF1主導は、本来の独立系F1チームにとっては好ましいものとは受け取られていない。

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ウィリアムズ、第3ドライバー起用せず?

日本の中嶋一貴がテストドライバーに起用されて注目が集まるウィリアムズ・チームだが、同チームで来季レースドライバーになることが決まっているアレクサンドル・ブルツは、「ウィリアムズが金曜日にテストドライバーを第3ドライバーとして走らせることはないだろう」との見通しを語っている。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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これは地元オーストリアの『モーターライン.cc』に語ったもので、その中でブルツは、「トップチームはどこだってそうだろう。
金曜日にテストドライバーを走らせたいのは、それを売り出したい下位チームだけ」と、切り捨てた。

その一方でチームメイトについてブルツは、「ロズベルグがとても速いドライバーであるのは事実だけれど、僕にとって別に怖れる存在じゃない」と、自信をみせた。
また来季はトヨタ・エンジンを積むだけでなく、ギヤボックス等もすでに共同開発されていることを明かしている。

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ホンダ、クリエンとテストドライバー契約

honda_f1_logoHonda Racing F1 Teamは、2007年シーズンのテストドライバーに、クリスチャン・クリエンをテスト兼リザーブドライバーとして迎えることを発表した。
これにより、レースドライバーにジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロ、テスト兼リザーブドライバーにクリスチャン・クリエン、テストドライバーに昇格したジェームズ・ロシターというドライバーラインアップで、2007年シーズンに挑む。

クリエンは、2004年オーストラリアGPでF1にデビューし、以来3シーズンを通じ46レースに参戦。
F1デビュー前は、カート、フォーミュラ・BMW、フォーミュラ・ルノー、フォーミュラ3・ユーロシリーズでキャリアを積み、23歳という若さにして豊富な経験を持っている。

クリエンは、来シーズンからSUPER AGURI F1 TEAMのレースドライバーに決まったアンソニー・デビッドソンに代わり、今月末から始まるウィンターテストに参加する。また、グランプリにも同行し、要請があればレースドライバーに代わって参戦する。

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スーパー・アグリ デビッドソン契約リリース

Superagurif1_logoLeafield, UK
15 November 2006

SUPER AGURI F1 TEAM 2007 年ドライバーラインアップを発表

2007 年F1 シーズンを戦うSUPER AGURI F1 TEAM のメンバーに、これまでホンダのドライバーだったアンソニー・デビッドソンが佐藤琢磨のチームメイトとして加わることになった。
アンソニー・デビッドソンは2004 年よりホンダレーシングF1チームのサードドライバーを務め、グランプリウィークエンドの金曜日のフリー走行やテストで常に上位のタイムを記録してきたドライバーだ。
マシン開発においても重要な役割を果たし、今シーズンのハンガリーにおけるホンダチームの初優勝に貢献した。

2001年、デビッドソンはB・A・RホンダのテストドライバーとしてF1デビューを果たした。
同年、イギリスF3選手権でデビュー、佐藤琢磨に次ぐ2位でシーズンを終えている。
B・A・Rホンダのテストドライバーを務めながらも、2002年にはミナルディで2回のグランプリ出場を果たし、2003年にはセブリング12時間レース、ルマン24時間レース、プチ・ルマン(ヴェロックス・プロドライブ・フェラーリGTチーム)にも出場した。
2004年にはB・A・Rホンダのサードドライバーのポジションを手に入れ、2005年のマレーシアGP出場を果たしている。

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デビッドソン、スーパー・アグリと正式契約

15日(水)『スーパー・アグリ・F1』は現ホンダ・チームのテストドライバーであるアンソニー・デビッドソン(28歳:イギリス)を、2007年シーズンのレース・ドライバーとして契約したことを明らかにした。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
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これにより、来季はイギリスF3時代(カーリン・モータースポーツ)と同じ、佐藤琢磨&デビッドソンという強力なコンビの復活が実現する。

また、これに伴いホンダ・チームでは、前レッドブル・レーシングのクリスチャン・クリエンをテスト&リザーブ・ドライバーとして採用、これまでのジェームス・ロシターと共にテストに当たらせる体制を整えた。

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2006/11/15

S.ボーデ、『F1参戦ギブアップ宣言』

かねてF1参戦への希望を隠していなかったセバスチャン・ボーデ(27歳:フランス)だが、今年ついにギブアップ宣言を発している。
Sebastien Bourdais (C)Champ Car World Series
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これは地元フランスの仏『レキップ』紙に語ったもので、その中でボーデは、「事実上もう僕のF1へのチャンスは終わったと言わざるを得ないね。
速いドライバーだからといって、誰もがフォーミュラワンに行ける、というものではないのはこれまでの歴史が語っていること。
これまで何人もの才能あるドライバーが同じように挫折したか知れないものね。
不公平だと思うよ。
残念なことだけど、でもこれが世の中というものさ」と、残念そうだ。

ボーデは2004年から3年連続の米CARTチャンピオン。
同じく2003年のチャンピオンであるポール・トレーシーもボーデのF1進出にエールを送っていたのだが。

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マクラーレン・グループ、大幅増益へ

わずか半年前には財政危機も伝えられたマクラーレン・チームの親会社マクラーレン・グループだが、このほど大幅増益を果たしていることがわかった。

それによれば、2003年度には2億9,700万ドル(348億円)だったグループの総売上が、2004年度が4億600万ドル(約475億円)、そして2005年度には4億2,200万ドル(約494億円)にまで上昇。
Mercedes Benz SLR (C)McLaren Group
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この躍進には、特にメルセデス・ベンツから生産を請け負っているスーパーカー『SLR』の売り上げ好調があったから、ということだ。
2004年には200万ドル(約2億3,400万円)の損失を出したものの、2005年は2,300万ドル(約26億9,100万円)もの経常利益を上げたとのこと。

グループの総帥ロン・デニス代表は、「F1タイトルの獲得には失敗したが、経営面では好調だったということだ」と、満足気。
なお、F1でも2007年は大手通信会社『ボーダフォン』がタイトル・スポンサーになることが決まっていて、こちらの収支も安泰ということになりそうだ。

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モンテイロ、『オフロード』へ

スパイカーMF1のティアゴ・モンテイロが、このオフ地元ポルトガルでラリーに挑戦することがわかった。

マシンはプジョー206で、出場するのはポルトガル国内ラリーのカジノ・ド・アルガルブ・ラリーということだ。
2005 USA GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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「これは挑戦というよりも、むしろ新たな体験だね。
この機会を与えてくれたプジョー・スポール・ボルトガルとカルロス・バロスに感謝している。
そして許可してくれたラリーの主催者、多くの観客のためにわれわれの出場が功を奏すことを願っているよ」

なお、今季の同僚アルバースがいち早く『スパイカーF1』への残留を決めて一方で、モンテイロのほうはまだ去就が明確でない。

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ルノー・エンジン獲得、ニューイ氏の希望だった

今シーズン使用したフェラーリ・エンジンに代え、来季はルノーのチャンピオン・エンジンを搭載することになったレッドブル・レーシングだが、実はこれを強く希望していたのが新しくチーフ・デザイナーに就いたエイドリアン・ニューイだったということだ。
Adrian Newey (C)RedBull Racing
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これは、来季ウィリアムズから同チームに移籍が決まっているマーク・ウェバーが語ったもの。
「この契約が実現して、一番喜んだのがニューイだよ。
彼はルノー・エンジンのポテンシャルをとても高く評価していたからね。
これできっと彼は最高のクルマをわれわれに用意してくれることだろう。
今からにしているよ」

レッドブル・レーシング期待の新型車『RB3』(仮称)がトラックにその姿を現すのは来年1月とみられ、現在ファクトリーでは懸命な作業が続けられていることだろう。

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ウィリアムズ・チーム首脳、チームを離れる

ウィリアムズ・チームで財政部門の責任者を務めていたクリス・チャップル氏が、このほどチームを離脱したことが明らかとなった。
Williams Cosworth FW28 (C)Williams F1
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オックスフォード大学を卒業したチャップル氏は、大手投資会社であるゴールドマン・サックス&マルコーニで働いたあと、イギリス海兵隊員の一員としてイラクに派遣されたこともあるという。
F1では新コンコルド協定の策定に大きな力を発揮したことが評価されている。

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アルバース(スパイカーF1)、オランダで挙式

『スパイカーF1』のクリスチャン・アルバース(27歳:オランダ)が、11日(土)母国のアムステルダムで婚約者のリセロア・クーイマンさんと結婚式を挙げたことがわかった。
Christijan Albers & Liselore Kooijman (C)Spyker F1
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アルバースは、「素晴らしい結婚式になったことを二人で喜んでいる。
僕たち二人と同様、ゲストの全員がパーティを楽しんでくれたことを望んでいるよ。
これはわれわれの家族、そして友人たちの支えがなければできなかったことと、心から感謝している」と、語っている。

リセロアさんは、スパイカーの出資者の一人ロエル・クーイマン氏の令嬢でもある。

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2006/11/14

ブルツ、「トヨタ・エンジンは好燃費」

来季ウィリアムズ・チームのレース・ドライバーとして、トヨタ・エンジン搭載車で戦うアレクサンドル・ブルツ(32歳:オーストリア)が、「トヨタのエンジンは高燃費」と、その効果を地元オーストリアの『プレッセ』紙に語っている。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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「トヨタの『V8-2.4リッター』エンジンを積んだクルマはすでにテストで経験しているんだ。
初期段階だからタイムはまださほどじゃないけれど、インストールが容易ということだし、テストで走ってみてわかったことは、これまでのコスワースよりも燃費がいいということなんだ。
これは、実際のレースになればとても有効なメリットだと思うよ」

そのウィリアムズ・チームでは新たに日本の中嶋一貴がテストドライバーとして契約。
マシンの開発でチームへの貢献に期待が掛かっている。

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中嶋一貴、「2007年中にF1デビュー果たしたい」

2007年、ウィリアムズ・チームのテストドライバーとして契約が結ばれたことが発表された中嶋一貴(21歳)が、同年中のレース・デビューを果たしたいと語っていることを『F1ライブ』が伝えている。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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それによれば中嶋は、「テストドライバーになることが僕の目的なのではなく、もちろんF1レースを戦うことが目標。
そしてそれが2007年中に成し遂げられればいいね」と、語ったという。

同チームの来年のラインナップはニコ・ロズベルグ&アレクサンドル・ブルツということになっているが、このうちロズベルグのほうは2010年までの長期契約とみられている。
いずれにせよ、中嶋がF1レース・ドライバーに抜擢されるには、来季参戦する『GP2シリーズ』で、昨年ロズベルグがチャンピオンを獲得したように大活躍することが必須だ。

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ビルニューブのNASCAR転向はありそうもなく

ファン・モントーヤと同じく、米NASCAR転向がささやかれたジャック・ビルニューブ(35歳:カナダ)だが、どうやらこちらの進展ははかばかしくはないようだ。
NASCAR Busch Series (C)Ford Racing
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同選手と契約交渉をしているとみられる『ロウシュ・レーシング』のゼネラル・マネージャーであるジェフ・スミス氏は、「ビルニューブと話をしているのは事実だが、彼が2007年に『NASCARブッシュ・シリーズ』で走っている可能性はあまり高いとは言えない」と、カナダの日刊紙『カルガリー・サン』で打ち明けている。

NASCARでは来季モントーヤが参戦するネクステル・カップがトップ・カテゴリー。
ブッシュ・シリーズは同じマシンだが下位カテゴリー。
さらにピックアップトラックベースの車で争われるクラフトマントラックシリーズ(トヨタが参加)の3カテゴリーで構成されている。

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ブリヂストン、「すべてのチームにフェア目指す」

6年間にわたる激しいタイヤ戦争も2006年限りでミシュランタイヤがF1から撤退、いよいよ今月末に予定されるバルセロナでの合同テストから、ブリヂストンタイヤによるワンメイクが実現される。

ブリヂストンでは、2007年から同社の供給を受ける新たな6チーム(ルノー、マクラーレン、ホンダ、BMWザウバー、レッドブル、トロ・ロッソ)との間で、すでに供給契約を正式に結んだことを明らかにしている。
安川ひろし (C)Ferrari S.p.A
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ブリヂストン・モータースポーツの安川ひろし/推進室長は、「F1で新たに6チームと契約が成立したことを喜んでいる。
すべてのチームとテストやレースを共にすること、また技術的にも人間関係においてもビジネスにおいても、良い関係を築いていきたいと考えている。
われわれの役目は、安全で高性能なタイヤを最高の品質で無供給すること、そしてすべてのチームにフェアであることだ」と、語っている。

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ルノー・チーム、2007年は一部体制変更

ルノー・チームでは、2007年一部チーム内部の体制を変更させる見通しであることがわかった。
Renault Team Garage (C)Renault F1 UK
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英『オートスポーツ』誌が伝えるところによれば、現在エンジニアリング・ディレクターとしてチームを総括していたパット・シモンズが、これまでより現場での仕事を少なくする方向。
その後任として、これまでジャンカルロ・フィジケーラのレース・エンジニアを務めていたアラン・ペルマーネ氏が昇格する見通しだが、当面はシモンズ氏がサポートする見通しという。

2年連続で両タイトルを獲得したルノー・チームだが、来季は新たにレッドブル・レーシングへエンジンを供給すること。
またチャンピオン・アロンソがマクラーレンへ移籍することもあり、この機会に体制を変更することになったようだ。
なおこれまでアロンソのレース・エンジニアをしていたロッド・ネルソン氏の去就は未定。

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モントーヤ、今季最終戦でNASCAR最高峰デビュー

来季のNASCAR本格参戦を目指し、すでに下位レースにテスト参戦するなどしていた元F1ドライバーのファン・モントーヤだが、それを待たず今季最終戦の『ホームステッド』で最高峰の『NASCARネクステル・カップ・シリーズ』デビューを果たすことが確実となった。
NASCAR Image (C)Ford Racing
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これは、モントーヤが加入したチップガナッシ・レーシングの体制発表会で明らかにされたもの。
それによれば来季は3台体制で、マシンは引き続きダッジ。
またチームのメインスポンサーは大手チューインガム会社である『リグリー』が就くことがわかった。

『ホームステッド』戦は11月19日(日)、マイアミの1.5マイル・オーバルを舞台に戦われる。

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2006/11/13

「シューマッハのサポートに期待」と、ライコネン

1996年以来、実に11年の長きに渡って君臨したミハエル・シューマッハに代わり、2007年いよいよフェラーリ・チームへ加入するキミ・ライコネン(27歳:フィンランド)は、「シューマッハのサポートに期待している」と、独『ビルト』紙に語った。
M.Schumacher & K.Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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同チームでは、現役を引退後もシューマッハにはジャン・トッド代表の『スーパー・アシスタント』としての役割を要望していて、いまのところ「休養を優先」と語る本人も、いずれこれを受け入れる構えとみられている。

「間違いなく、シューマッハはこのチームで多くの経験を果たしているのだから、僕がそれを使わないというのは愚かなことだろう。
ほんとうにシューマッハがスーパー・アシスタントとしての職務を果たすなら、それはこのチームにとってとてもいい財産になる筈さ」と、この静かな北欧人。

ライコネンのフェラーリとの契約は2007年から3年間。
本人はこのチームで骨を埋める姿勢を示していて、その意気込みは本物のようだ。

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マクラーレン首脳、「来季体制はクリスマスまでに」

来季ルノー・チームからフェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)の移籍加入は決まっているものの、いまだにもう一人のドライバーを決定していないマクラーレン・チームだが、クリスマスまでには明らかにする方針を示している。
Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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これは同チームのマーティン・ウィットマーシュ/マネージング・ディレクターが英『スピードTV』に語ったもの。
その中で同氏は、「われわれはまだ来季のドライバーについて決定していないが、クリスマスまでに発表できると思う。
(言われているように)その候補はペドロ・デ・ラ・ロサとルイス・ハミルトンということになるだろうが、そのいずれもが今月末に行われるバルセロナのテストに参加する予定だよ」と、語っている。

果たしてこの名門チームが、現役チャンピオンのチームメイトとしてベテランを選ぶのか、それとも新人を選ぶのか、他チームからも大きな注目が集まっている。

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『ING』、最大12のグランプリ支援へ

2007年、ルノー・チームのタイトル・スポンサーとなるオランダの総合金融機関『INGグループ』が、先に明らかにされたようにオーストラリアGPの冠スポンサーを務めるだけでなく、他のグランプリにおいても多くの支援を展開していくことを明らかにした。
『ING Renault F1 Team』(C)Renault F1 UK
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同グループのスポークスマンによれば、グランプリの際コースサイドに掲出される広告を管理する広告代理店『オールスポーツ』との間に契約を結んだというもの。
その詳細はまだ明らかでないが、最大12のグランプリを支援するということで、その候補にはすでにスパ、マレーシア、スペイン、カナダ、イギリス、ドイツ、ハンガリー、中国、そして日本などが挙げられている。

中でもスパでのベルギーGPについては、オーストラリアと同じく冠スポンサーを務めるのでは、との見方が周囲では強い。

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ライコネン、母国でのタイトル逸す

このほどフィンランドの『YLE チャンネル2』局が行った世論調査の結果、2006年に最も活躍したモータースポーツのレーサーには2輪モトGPレーサーであるミカ・カリオが選出され、F1ドライバーのキミ・ライコネン(27歳)は選に漏れたことがわかった。
Mika Kallio (C)RedBull Racing
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カリオ(KTM)はまだ125CCクラスのライダーだが、今回投票全体の3割以上の票を獲得、世界的に有名なF1ドライバーであるライコネン、またWRC(世界ラリー選手権)ドライバーのマーカス・グロンホルムらを差し置いてみごとウィナーに輝いたもの。

期待されたライコネンだったが、今季はポールポジションこそ3度獲得したものの、決勝ではついに一度も優勝することなくシーズンを終えている。

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インドGP開催地はムンバイが最有力

バーニー・エクレストン氏はの後押しもあり、おそらく2010年からの開催が確実といわれるインドGPだが、その開催地について、地元インドの『FMSCI』(インドモータースポーツ・クラブ連盟)ではムンバイが最有力としている。

インドではこれまでハイデラバードが候補地として挙げられてきたが、国内組織の混乱から消滅した形。
インドでのF1グランプリ開催についてはマックス・モズレーFIA会長も支持していることから、場所は別にしても確実に開催へと向かうことだろう。
Narain Karthikeyan (C)Williams F1
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来季、ウィリアムズ・チームで日本の中嶋一貴と同僚ということになるインドのナレイン・カーティケヤンは、もちろんこれを歓迎している。
「インドGPを実現するために、僕らがもっともっと活動してその機運を盛り上げなくては、ね」と、期待に胸を弾ませている。

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2006/11/12

トヨタ、若手3人共にF1テストさせる?

トヨタは今季TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)のメンバーとして3人のドライバーをF3ユーロシリーズに送り込んだが、すでにウィリアムズ・チームのテストドライバーとして契約が発表された中嶋一貴以外の二人にもF1テストの仕事を与えると期待されている。
TDP Drivers (C)Panasonic Toyota Racing
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残りの2人は平手晃平と小林可夢偉。
平手は中嶋と同じく今季『GP2シリーズ』にステップアップ。
小林は引き続きF3ユーロシリーズに2年目の年を迎える予定だが、その一方でいずれのドライバーにもトヨタ・チームでテストの機会を与えられるとみられているもの。
(今回の中嶋一貴とウィリアムズとのケースも、トヨタが両者の橋渡しをしたことが明らかにされている)

これまで日本人F1ドライバーはホンダの支援を受けたケースがほとんどだが、2008年以降、トヨタ系の若手F1ドライバーが出現するかも知れない。

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エクレストン氏、「第2スペインGP案、却下」

フェルナンド・アロンソの活躍でF1人気が急速に高まっているスペインでは、再び第2のスペインGP(候補地はバレンシア・サーキット)への期待がささやかれているが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、地元スペインの『ディアリオ・デ・ノティシアス』紙で明確にこれを打ち消している。
Fernando Alonso Fans(C)Renault F1 UK
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「アロンソへの人気が高まっているとはいえ、それで一つのグランプリが開催できるものではない。
このメジャーなスポーツは、そんないちドライバーの人気で左右される程度のものではないんだ。
もちろんわれわれは、スペインでもう一つのグランプリをやるなんていうことは考えたこともないね」

エクレストン氏の目がすでに成熟したヨーロッパではなく、より巨大な市場が期待される他の新たな地域に移っているのは明白だ。

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中嶋悟氏、「まだスタート地点に立っただけ」

来季ウィリアムズ・チームのテストドライバーとしての契約が明らかとなった中嶋一貴だが、父親で現在の日本のF1ブームの火付け役となった父親・悟氏は、「一貴はまだやっとスタート地点に立っただけ」と、冷静の構えだ。
中嶋 悟 (C)Honda Racing
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これは、10日(金)都内で開かれたTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)活動報告会の席でトヨタ関係者が明らかにしたもの。
それによれば悟氏は、一貴本人からでなくトヨタ関係者から今回の契約を聞かされたとのこと。
「F1という目標に向かって、まだやっと一貴はスタート地点に立っただけ。
自分の経験も踏まえ、これからアドバイスしていきたい」と、悟氏は語ったということだ。

また当の一貴は、「父親と比較されるのはもう慣れているけれど、僕は僕、父は父。
それよりもウィリアムズ・チームではTDPの代表として恥ずかしくない仕事をしたい」と、意欲を語っている。

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ジェネ、フェラーリ・テストドライバー残留

フェラーリ・チーム関係者によれば、同チームの第2テストドライバーであるマルク・ジェネ(32歳:スペイン)が、2007年の1年さらにテストドライバーとしての契約を更新した模様だ。(まだチームから正式発表はされていない)
ジェネのフェラーリ在籍はこれで3年目ということになる。
Marc Gene (C)Ferrari S.p.A
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ただし来シーズンはテストに対する規制がさらに厳しくなり、年間3万キロまでに制限される見込み。
このため、すでに第3ドライバー&テストドライバーとしてルカ・バドエルを擁するフェラーリ・チームでは、ジェネの走行する機会はこれまでよりも減少するとみられる。

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ライコネン、「フェラーリが最後のチーム」

6年間在籍したマクラーレン・チームを離れ、2007年からはいよいよライバルのフェラーリ・チームに移籍するキミ・ライコネンだが、「これが僕の最後のチームになるだろう」との決意を独『ビルト』紙に語っている。
M.Schumacher & K.Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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「僕がシューマッハの記録を破れるかって?
いや、それは無理だね。
だって僕はそんなに長くF1で走っているつもりはないんだ。
おそらく今回のフェラーリが僕のF1での最後のチームになると思っているからね。
それでも跳ね馬チームでは死に物狂いで頑張るつもりさ」

ライコネンのフェラーリとの契約は2009年までの3年と伝えられており、これではシューマッハの7回ものチャンピオンという記録更新はもちろん不可能だ。

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2006/11/11

巨大F1テーマパーク建設計画

中東UAE(アラブ首長国連邦)のドバイから、巨大F1テーマパークの建設計画が持ち上がっている。
Ferrari Event Image (C)Ferrari S.p.A
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これは英『ロイター』が伝えたもので、同国の不動産開発会社である『ユニオン・プロパティ』社が、FOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)のバーニー・エクレストン氏との契約に成功したというもの。

契約では世界各地に建設する権利を有するということだが、まず最初に地元ドバイで2009年の完成を目指して建設が進められるという。
この計画は総額3千6百万ドル(約42億1千万円)にも達する巨大資金が投じられる。

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BMW首脳、「ザナルディのF1ドライブ楽しみ」

元ウィリアムズ・チームのF1ドライバーであるアレックス・ザナルディ(40歳:イタリア)は、11月24日から26日に掛けて行われる『BMWワールド・ファイナル』でF1ドライブ復帰を果たす予定だが、これについて『BMWザウバーF1』のマリオ・タイセン代表も「楽しみにしている」と、期待を明らかにした。
G.Fisichella & A.Zanardi (C)BMW Motorsports
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「2か月前に彼とF1ドライブについて話をしたときには、まだむしろ冗談のレベルだったんだがね。
しかしわれわれのエンジニアは、『BMWザウバーF1.06』を(両足のない)彼がドライブできるようモデファイする作業をやり遂げてくれたんだ。
これで冗談が実話になったということだよ。
ザナルディのアグレッシブなドライブがまたF1マシンでみられるかと思うと、私はもういまから期待に胸をワクワクさせているよ」

1990年国際F3000チャンピオンになったザナルディは、翌1991年にジョーダン・チームからF1デビューを果たしたが、戦闘力に欠け、その後ミナルディやロータスでドライブ。
さらにアクシデントなどもありいったんF1から姿を消した。
のちアメリカに渡ると、こちらではみごと1997-1998年と連続CARTチャンピオンに輝き、今度は名門ウィリアムズ・チームに招聘された。
しかし再びF1ではさしたる成績を残すことができず、1999年の日本GPを最後にF1撤退。

1年の休養を経て再びCARTに復帰後、2001年9月のドイツ戦で悲惨な事故に遭うが奇跡的な回復をみせ、現在はBMWから主にツーリングカーレースで活躍している。

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シルバーストーン、「フランスとの交互開催断る」

イギリスGPを主催するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のスチュワート・ロルト議長は、バーニー・エクレストン氏が提唱したとされるフランスGPとの交互開催案を拒絶した。
British GP Image (C)Honda Racing
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「エクレストンからの提案は、われわれが2009年を超えてイギリスGPの開催をするのなら、シルバーストーン・サーキットに3千万ポンド(約67億円)もの費用を掛けて設備をグレードアップしなければならないと。
もしそれができないのであれば、向こう6年間のイギリスGPの開催は2008年、2010年そして2012年だけになるというものだった。
われわれはこの申し出を仔細に検証した結果、これはモーターレーシングの未来について、スポーツと地域への誤ったメッセージであるとして、これを拒絶することにした」

とはいえ豪腕で鳴るエクレストン氏のこと、今後の両者の交渉が再び難航することは必至だ。

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ホーナーS/D、「来季レッドブル大進歩果たす」

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー/スポーティング・ディレクターは、「来シーズン、レッドブル・レーシングは重要な進歩が必要だ」と、英『ロイター』で強調している。
C.Horner & D.Coulthard (C)RedBull Racing
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「われわれのチームは、来年こそ本格的なステップアップがされるものと確信している。
また、実際にそうでなければならないんだ。
今年、マクラーレンからエイドリアン・ニューイという優れた頭脳を獲得したが、彼の力を今年のマシンに活かすにはあまりにもスタートが遅すぎた。
しかし、来年はそうじゃない。
パワーもチャンピオンを獲得したルノー・エンジンになるのだし、エアロダイナミックスではマクラーレンからピーター・プロドロモウを獲得した。
またドライバーも経験豊富なマーク・ウェバーが加わることになった。
間違いなく来年われわれは大きな飛躍を果たすことだろうね」

自身、F3まで戦ったレーシング・ドライバー出身であるホーナー氏は、その後アーデン・チームを率いて国際F3000選手権に参戦してタイトルを獲得。
チームのスポンサーだったレッドブルがF1チームを興すと請われて創設時から代表を務めている。

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ヴィンケルホック、「スパイカーF1残留できる」

今季ミッドランドF1から計4戦で第3ドライバーとして金曜日のフリー走行セッションを走ったマーカス・ヴィンケルホック(26歳:ドイツ)が、来シーズンもテストドライバーになれると、残留に自信をみせている。
Markus Winkelhock (C)Midland F1 Racing
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「来年はまたレギュレーションが変わるから、実際にどういう構成になるかはわからないけれど、いずれにしても僕は残留できることを約束されているよ。
チームは来年『スパイカーF1』になって、マシンはマイク・ガスコインがデザインするしエンジンはフェラーリになる。
きっと大きく飛躍できる筈さ」
同チームでは今季計5人のドライバーを金曜日に起用。
ジョルジョ・モンディーニが9戦で最多、エイドリアン・スーティルは3戦、またアレクサンドレ・プレマとアーネスト・ビソがそれぞれ1戦ずつとなっている。

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2006/11/10

富士の日本GP、契約確定は2007年だけ

9日(木)、富士スピードウェイにおける2007年F1日本GPの開催要項が発表されたが、その席上、富士スピードウェイの齋藤明彦取締役会長は正式契約がまだ2007年だけであることを明らかにした。
Fuji Speedway (C)Panasonic Toyota Racing
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同氏は「もちろん引き続き2008年以降の開催を希望しているが、正式にはまだ契約は承認されていない。
すべてはFIAの側にその結論は委ねられている」と、英『ロイター』の取材に答えている。

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ルノーの空力エンジニア、マクラーレンへ

ルノー・チームからは、来季フェルナンド・アロンソがマクラーレン・チームに移籍することがすでに決まっているが、それを追うようにしてエアロダイナミックス部門のエンジニアが同じくマクラーレンに移籍することがわかった。
Renault『R26』Nose (C)Renault F1 UK
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これは、ドイツの『RTLテレビ』が伝えたもので、それによればアロンソがルノーに在籍した4年間、最も信頼したのがこのニコラス・ヘンネル氏なのだという。
旧ベネトンでF1キャリアをスタートさせたヘンネル氏は、その後ロス・ブラウン氏らと共にフェラーリに移籍。
フェラーリではロリー・バーン氏の元でエアロダイナミックスの研鑽を積んだということだ。
マクラーレンではさっそく『MP4-22』の開発に関与するものとみられている。

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トロ・ロッソ、次期マシンは自社開発

兄弟チームであるレッドブル・レーシングのシャシーを流用しているとの批判がある『スクーデリア・トロ・ロッソ』だが、2007年マシンについて「完全に自社開発のものになる」と、ゲルハルト・ベルガー/共同オーナーは伊『アウトスプリント』誌で強調した。
Toro Rosso『str1』 (C)Scuderia Toro Rosso
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今年新規参戦を果たした『スーパー・アグリ・F1』が旧B.A.R・ホンダのシャシーが使えなかった一方で、実質的に昨年のレッドブルのシャシーを使ったとみられるトロ・ロッソだが、さすがに来年は同じ手口は使えないと判断したようだ。

なお同チームはすでに来シーズン、フェラーリ・チームから『V8-2.4リッター』エンジンの供給を受けることが確定している。

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日本GP「どこまでも美しく、いつまでも感動を!」

2007年から富士スピードウェイにその舞台を移す日本GPの開催要項が9日(木)発表された。
そのテーマは「どこまでも美しく、いつまでも感動を!」というもの。
Fuji Speedway (C)Panasonic Toyota Racing
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注目が集まっていた会場へのアクセスは、懸念された通りスピードウェイまで乗り入れることは許されず、最後はすべてシャトルバスによる「チケット&ライドシステム」が採用されることになった。

それによれば電車の場合はJR三島駅、新富士駅など6つの指定駅から無料シャトルバスを運行。
自家用車の場合は裾野方面と山中湖・河口湖方面に約20か所、2万5千分の場外駐車場を確保し、そこから無料シャトルバスでピストン輸送する計画ということだ。

また主催者は決勝日には14万人、大会3日間合計で28万人の来場者を予測。
これは35万人とも言われた鈴鹿サーキットのものと比べ、かなり控えめな数字となっている。
観戦券は自由席の1万1千円から最高はグランドスタンド2階の7万1千円までとなっている。

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イギリスGP、「フランスとシェア」とエクレストン氏

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表としてF1開催を仕切るバーニー・エクレストン氏は、共に長い伝統を持つイギリスGPとフランスGPとをシェア(交互開催)させるという衝撃の考えを米『ブルームバーグ』通信社に示した。
Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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しかもフランスGPの主催者はこれを歓迎しているという。
「イギリスについては知らないがね」と、エクレストン氏。

エクレストン氏の考えでは、その代わりに2010年を目途としてインド、そして韓国等での新規グランプリ開催を考えているようだ。
「インドの今後の成長は、おさらく中国よりも早いものだろう」と言う同氏の頭にあるのは、すでに以前候補に挙げられたハイデラバードではなく、他の都市であるようだ。

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2006/11/09

トロ・ロッソ、スピードに代えてドーンボス?

今季ビタントニオ・リウッツィとスコット・スピード2人のドライバーによって戦った『スクーデリア・トロ・ロッソ』だが、来シーズンはスピードに代えて現レッドブル・レーシングのロバート・ドーンボスを起用するのでは、という噂が流れている。
Gerhard Berger (C)Redbull Racing
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これについて同チームの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガー(47歳:オーストリア)氏は、「ドライバーについての問題は、私も議論はするが、しかし結論はただディートリッヒ・マテシス(レッドブル・グループのオーナー)が答えられるだけだ。
そして別に驚くようなことにはならないと思うよ」と、地元オーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙でかわしている。

レッドブル・レーシングでは今季途中でクリスチャン・クリエンが更迭された後、テストドライバーだったドーンボスがラスト3戦に出場したが、来季はすでにマーク・ウェバーが後任となることが決まっている。(最高位12位)

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ウェバー、ウィリアムズ・チームに捨て台詞!?

2年間在籍したウィリアムズ・チームから離脱、来シーズンはレッドブル・レーシングへの移籍が決まっているマーク・ウェバー(30歳:オーストラリア)が、チームに対する不満を口にしている。
P.Head & M.Webber (C)Williams F1
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これはドイツの『モータースポーツ・アクチュエル』誌に語ったもので、その中でウェバーは、「ウィリアムズ・チームではドライバーの仕事はコクピットの中だけなんだ。
われわれドライバーは、ただドライブしていればいいのであって、マシンを良くするために口を出すことは決して許されない。
フランク・ウィリアムズとパトリック・ヘッドは確かにグランプリで大きな成功を収めた人間だろうけれど、われわれの意見を聞く耳は持っていないんだ」と、捨て台詞とも取れる言葉を口にしている。

別掲のように、そのウィリアムズ・チームに来季は日本の中嶋一貴がテストドライバーとして加入することになっている。

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『トラスト』、スパイカーでF1復帰

オランダのコンピュータ機器メーカー『トラスト・インターナショナル』が、再びF1フィールドに復帰することになった。
これは同社が『スパイカーF1』チームとの間にスポンサー契約を結んだもの。
Jos Verstappen Trust (C)Ex.Jordan Grand Prix
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同社はかつてミナルディやジョーダン・チームのスポンサーとして活躍。
F1ファンには馴染み深い同社のロゴが、2007年はスパイカーのマシンとドライバーに掲出されることになる。
(すでに来季も同チームのドライバーとして決まっているクリスチャン・アルバースとは、長い関係が続いている)

トラストのミッシェル・ペリドン会長は、「「スパイカーF1チームとスポンサー契約を結ぶことができ、たいへん喜んでいる。
2003年にわれわれはストはヨス・フェルスタッペンを支援するためにミナルディ・チームのスポンサーとしてF1に進出した。
それ以来、F1という世界でわれわれのブランドは確実に認知されてきた。
今後はスパイカーと共に、さらに世界に飛躍するつもりだ」と、語った。

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ブリヂストン、「F1タイヤの変更」を周知

ミシュランタイヤが今季最終戦ブラジルGPを最後に撤退し、いよいよブリヂストンタイヤのワンメイクとなったF1だが、同モータースポーツの安川ひろし/推進室長はF1各チームに対し、タイヤの開発ポリシーが変更されることを周知している。
Bridgestone Tyre Staff (C)Super Aguri F1
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「F1各チームは、タイヤに関する考え方を変更してもらう必要がある。
これまでは(ライバルがあったため)ユーザー・チームのマシンに合わせたタイヤ開発が行われてきたが、ワンメイクとなる来シーズンはまったく状況が逆転することになるだろう。
(FIAの指示もあり)タイヤはこれまでよりハードでスローなものになる。
各チームはマシンのほうをこのタイヤに合わせてもらわなくてはならなくなる」

2007年新たにブリヂストンタイヤを装着することになるのはルノー、マクラーレン、ホンダ、BMWザウバー、レッドブル、そしてトロ・ロッソの6チームということになる。

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中嶋一貴、ウィリアムズのテストドライバーに

8日(水)ウィリアムズ・チームは日本の中嶋一貴(21歳)を2007年のテストドライバーとして起用することを正式発表した。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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同チームは来季トヨタ・エンジンを搭載するが、中嶋はそのトヨタTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の一員として今季F3ユーロシリーズに参戦、初優勝した他、このほど行われたGP2テストでも好タイムを記録していた。

中嶋は、「モーター・レーシングに興味を持つ者なら、誰にとってもF1は究極の目標。
F1でも伝統あるチームのひとつであり、レースのためにだけ存在しているウィリアムズ・チームが自分にこの素晴らしいチャンスを与えてくれたことにとても喜んでいる。
2007年はトヨタ・エンジンと共に、チームにできるだけのサポートをしたい。
またTDPドライバーの一員として最初にF1に昇格できたことはとても光栄なこと」と、喜びを語った。

中嶋一貴はもちろん日本最初のフルタイムF1ドライバーとなった中嶋悟氏の子息。
11歳の時から父親の指導の元、レーシングキャリアをスタートさせている。

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2006/11/08

ホンダは金曜日にテストドライバー走らせず

BMWザウバーが来シーズン、金曜日のセッションでテストドライバーのベッテルを走らせる意向を示した一方で、ホンダ・チームのニック・フライ代表はその考えのないことを明言した。
Nick Fry (C)B.A.R
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英『スピードTV』に対し同代表は、「貴重な時間に第3ドライバーを走らせるというのは馬鹿げたことだ。
しかもレースカーを使うのだからね。
その間、レギュラードライバーをピットで待機させておくというのかい。
他のチームは知らないが、もちろんわれわれはその時間フルにレースドライバーに走ってもらうつもりだよ」と、語っている。

また現テストドライバーであるアンソニー・デビッドソンが離脱(スーパー・アグリ加入の可能性が高い)した後の同ポジションについて、噂のクリスチャン・クリエンと交渉中であることを隠さなかったが、その他にも現マクラーレンのゲイリー・パフェットらの名前も候補として挙げている。

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GP2テストで中嶋一貴26台中6番手に

6日(月)スペインのヘレス・サーキットで行われた『GP2シリーズ』のテストで、トヨタTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の一員である中嶋一貴が『DAMS』チームから参加、全体で26台中6番手のタイムを記録した。
TDP Drivers (C)Panasonic Toyota Racing
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この日トップタイムをマークしたのは元ジャガー&ウィリアムズのF1ドライバーであるアントニオ・ピッツォニアで1'27.184。
2番手はやはり2001年からTDPドライバーでF1テスト経験もあるフランク・ペレラで1'27.893。
中嶋一貴は1'28.630で6番手、ブルーノ・セナらを押さえた。
また平手晃平は1'29.325で18番手だった。

テストは7日(火)も続けられたが、この日は天候が悪化してタイムは低調なものとなっている。

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ハイドフェルド、「まだまだ引退なんかしない」

ミハエル・シューマッハの引退は、同じドイツ人ドライバーである『BMWザウバーF1』のニック・ハイドフェルド(29歳)にとっても大きな出来事だ。
これについてハイドフェルドは、チームの主要スポンサーである『クレディ・スイス』のサイトで次のように語っている。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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「そりゃああの偉大なチャンピオンのことだもの、彼の引退は僕にとっても衝撃さ。
どんなドライバーにとってもいつかは来る現役引退だけど、でも僕自身の引退というのはまだまだ先のことだね、全然考えてなんかいないよ。
僕はいまこのBMWザウバーをもっと上のステップに押し上げることが最大の仕事。
幸い(チームメイトの)クビサは速くていいドライバーだし、2007年はさらに前進を果たせると思う。でも上位チームはみんな大きなチームだから難しいね。
奇跡を期待してはいけない、一歩一歩確実に前進するだけだ」

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BMWザウバー、「来季も金曜にベッテル使う」

来シーズン、F1は金曜日のフリー走行での第3カーの走行が禁止されるが、その一方でドライバーについてはレギュラードライバーに限定せず、テストドライバーの起用もマシン2台の範囲内で許されることとなっている。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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まだ各チームの対応は明確でないが、そんな中『BMWザウバーF1』ではいち早くテストドライバーであるセバスチャン・ベッテル(19歳:ドイツ)を走らせる方針を明らかにした。

これは同チームのマリオ・タイセン代表が語ったもので、「まだどの程度の時間をベッテルに走らせるかはわからないが、われわれはその金曜日の貴重な時間を3人のドライバーでシェアすることが有効だと思っている。
それによって、チーム全体のレベルを高い水準に維持できることができる筈だからね」ということだ。

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フィジケーラ、「来季は主役になる!」

フェルナンド・アロンソの移籍により、来季はチャンピオン・チームを背負って立つ立場のジャンカルロ・フィジケーラ(33歳:イタリア)が、その意気込みを伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で語っている。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
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「来年の僕はこれまでとは違う。
僕はライコネンやアロンソと並んで、必ずや世界タイトルを争うドライバーになる筈だ。
なにしろ僕は最高のチームで、最高のポジションで走ることができるんだからね」と、これまではアロンソの存在が妨げになっていたことを示唆した。

来季のルノー・チームはすでにフィジケーラと新人のヘイキ・コバライネンというラインナップになることが決まっており、来年こそは結果を出さなければならない状況と言える。

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グロック、BMWザウバーのテストに抜擢

元ジョーダン・チームのティモ・グロック(24歳:ドイツ)が、今月末から始められるオフ・テストに、『BMWザウバーF1』チームから起用されることが明らかとなった。

グロックは2004年シーズンに計4戦当時のジョーダン・チームから出場、カナダで最高の7位を獲得するなどしたが、その後はF1から離れ、GP2(今季ランキング4位)などに参戦していた。
Timo Glock (C)Ex.Jordan GP
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「BMWザウバーのような上位チームでテストのチャンスを得るというのはとても素晴らしいこと。
なにしろ、今年の初めには、再びF1に乗れるとは思いもしなかったからね。
そうした意味では、やはりGP2というのはF1へのいいポジションなのかも知れない。
与えられたチャンスを最大限活かしたいと思っているよ」

ただし、同チームの体制はハイドフェルド&クビサ、そしてテストドライバーにベッテルという布陣でほぼ確定しているとみられる。

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2006/11/07

マクラーレン、『ボーダフォン』カラーで走る

来季から『ボーダフォン』をタイトル・スポンサーとして走ることになっているマクラーレン・チームが、新カラーリングで早くも走ったことがわかった。

これはスペインの『マルカ』紙が報じたもので、それによれば先週ヘレス・サーキットにおいてペドロ・デ・ラ・ロサの手により極秘裏に行なわれたもので、スポンサーのテレビCM撮影のためだったということだ。

正式なカラーリングの発表は、来年1月になってからになるとみられている。
Marca Image
Marca

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所属クラブ、シューマッハ口説き落とし失敗

F1からの引退を表明したミハエル・シューマッハに対し、今後はサッカーで助けて欲しいと要望していた地元スイスの所属クラブFCエヒヒェンズだったが、どうやらその願いが叶うことはないようだ。
Michael Schumacher/Soccer (C)Ferrari S.p.A
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独『ビルト』紙が伝えるところによれば、シューマッハは自身のフィジカル・ドクターであるヨハネス・ペイリ博士が下した『休養すべき』とのアドバイスを受け入れ、先週のシーズン最後の試合にも姿を表さず、今後行われるオフの練習に加わる予定もないということだ。

同チームのパトリック・フェラーリ/コーチは、「レースを離れたら時間も取れるし、きっとわれわれを助けてくれると思っていたんだが……」と、残念きわまりないな様子。
もしシューマッハが出場すれば、試合はファンで埋まることは確実なのだが。

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プロドライブはニッサン・エンジン?

2008年シーズンからのF1新規参入が決まっているプロドライブだが、その搭載エンジンに様々な噂が飛び交っている。
Renault Factory (C)Renault F1 UK
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それは例えば日産であり、またアストンマーティンというものもある。
日産の場合、実質的にはもちろん系列のルノー・エンジンということになる。
またアストンマーティンのほうも現在GTカーの経験しかなく、こちらは今季で供給対象を失ったコスワース・エンジンにバッジを付けるということのようだ。

こうした噂についてプロドライブのデビッド・リチャーズ代表は、「われわれがF1に参戦するのに、ただ従来の方法に限定される訳ではない。
あらゆる可能性を考えているよ」と、含みを持たせている。

またこれとは別に、元F1チャンピオンでかつてプロスト・チームを率いたアラン・プロスト氏にも再び参戦の噂があり、こちらもルノー(日産)と話をしていると言われている。

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ラルフ夫妻はレースと無縁の生活望む?

Ralf & Cora Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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偉大なF1ドライバーの多くは現役引退後も何らかの形でレース界に関わり続けることが多いが、ラルフ・シューマッハ(31歳:ドイツ)の妻コラさん(29歳)は別の生活を望んでいるようだ。

自身もプロのレーシングドライバーであるコラさんは、ファッション関連のお店を開き、自分が商品を用意する一方で夫のラルフには経理を手伝ってもらえればいい、とのアイデアを『レビュー』で語っている。

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ホンダのテストドライバーはクリエンか

B.A.R時代からすれば通算5年に渡ってホンダ・チームのテストドライバーを務めているアンソニー・デビッドソン(27歳:イギリス)だが、いよいよ来季はレースシートを獲得するものと、とみられている。
Christian Klien (C)RedBull Racing
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これはホンダが大きく関与する『スーパー・アグリ・F1』に、佐藤琢磨のチームメイトとして送り込むというものだが、その場合に空席となるホンダ・チームのテストドライバーのポジションの争いも激しくなっている。

オーストリア『APA通信』などによる最新の情報によれば、前レッドブル・レーシングのクリスチャン・クリエン(オーストリア)の起用が最有力と伝えられている。
すでにジャガー・チームで1年、レッドブル・レーシングで2年と豊富な経験を持つクリエンだが、まだ23歳と若くまだ大きな潜在能力を持つと、関係者の期待は大きい。

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2006/11/06

ベッテル、「第2のシューマッハじゃない」

ミハエル・シューマッハという偉大なスターをF1フィールドから失ったあと、ドイツのメデイアは新たに『BMWザウバーF1』の第3ドライバー、セバスチャン・ベッテル(19歳:ドイツ)にその姿を求めているようだ。
Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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これについてベッテルは、「僕がシューマッハと同じドイツ人だから、みんな『第2のシューマッハ』とか言うんだよ。
でも、彼が偉大なドライバーだったとは思うけれど、僕は別にシューマッハじゃない、僕自身だよ。
彼と比べられても別にプレッシャーに感じることはない、関係ないからね。
ただレースというのはやるからには勝たなければと思うから、そういう意味でのプレッシャーはあるけれど」と、チームのサイトでクールに語っている。

ベッテルは2004年のフォーミュラBMW-ADACシリーズ・チャンピオンで、こうした関係からBMWザウバーに抜擢された。
今季はレッドブル・ジュニア・チームの一員としてF3ユーロシリーズに参戦、ランキング2位で終えている。

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ルノーT/D、「2つの誤りを犯した」

今シーズン、ドライバーズ&コンストラクターズの両タイトルを独占したルノー・チームだが、そのテクニカル・ディレクターであるパット・シモンズは「2つの誤りを犯した」と、振り返っていることを『F1レーシング・ネット』は伝えている。
Pat Symonds (C)Renault F1 UK
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「素晴らしいシーズンだったと言いたいが、振り返ってみれば反省しなければならない点もある。
しかも2つもだ。
もしもう一度このシーズンをやり直すとしたら、まず一つは、ハンガリーGPの前にホイールナットのデザインをし直すね。
それからもう一つは中国GPでアロンソのフロントタイヤを交換しないということだ。
もしこれらが正しい方法で行われていたら、おそらくわれわれはもう2つ、勝利を手にしていた筈だから。
さりとて、われわれはわれわれのやり方をこれからも変えるつもりはないがね」

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F1、タイヤ・ワンメイク後の初テストへ

今オフ最初のF1テストが、11月28日(火)からスペインのバルセロナ・サーキットを舞台に始められる。
Williams/Bridgestone Tyre (C)Williams F1
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今回のテストにおいて最大の変化は、いよいよタイヤがブリヂストンのワンメイクになるということにあるだろう。
これにより、これまでミシュランタイヤの供給を受けていたチームにとっては、今回が初めての体験ということになる。

現在のところ予定されているのはルノー、マクラーレン、ホンダ、BMWザウバー、トヨタ、ウィリアムズら6チームとなっている。
ウィリアムズはもちろんトヨタ・エンジン搭載車ということになるだろう。

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2007年F1カレンダー、まだ変更の可能性も

10月18日の発表で、いったんは決着した筈の2007年F1カレンダーだが、一部のイベントがWRC(世界ラリー選手権)のスケジュールと重複していることから不満の声が上がっている。
WRC Image (C)Citroen Xsara Racing
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2006年の場合、共にFIAの世界選手権であるフォーミュラワンとWRCは、すべてのイベントがうまく配分され、ただの1戦も重複することはなかった。
しかし2007年の場合、8月5日のハンガリーGPがWRCのフィンランドラリーと、また10月7日の中国GPがカタロニアラリーと重複すると指摘されている。
またこの10月7日はこれとは別にWTCC(世界ツーリングカー選手権)のモンツァ・ラウンドもバッティング、さらに不満が高まっている。

FIAの世界モータースポーツ評議会が果たしてこうした声に耳を傾け、再度カレンダーを調整するのか注目されている。

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メルセデス代表、「2007年シーズンは最前列に」

この週末、シュツットガルトで行われた恒例のメルセデス・ベンツのイベント『スターズ&カーズ』で、ダイムラー・クライスラー社のディーター・ツェッチェCEOがF1チームに檄を飛ばした。
Dieter Zetsche/DaimlerChrysler AG CEO (C)Mercedes Motorsport
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この籍で同氏は、「私は決して今シーズンの成績(ランキング3位)に満足していない。
極めて単純なことだ。
『メルセデス』は、常に最前列にいなければならないということ。
私が喜ぶとすれば、2007年シーズンを終わって順位を2つ上げた時だけだ」と、ドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』に、語った。

同席したメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターは、おそらく耳が痛かったことだろう。

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2006/11/05

ホンダの空力技術者、マクラーレン移籍か

イギリス国内のサイトが伝えるところによれば、ホンダ・チームのエアロダイナミックス・エンジニアがマクラーレン・チームに移籍するとのニュースを伝えている。
Wind Tunnel Image (C)Honda Racing
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それによればホンダのチーフ・エアロダイナミックス・エンジニアであるサイモン・レイシー氏が、すでに同チームを離脱したとのこと。
その後の去就については明確ではないが、同サイトは来季マクラーレン・チームで同じポジションに就くものと推定されている。

マクラーレン・チームのエアロダイナミックス部門で働いていたピーター・プロドロモウ氏は、すでにレッドブル・レーシングに移籍している。
なお、ホンダでは今年新しい風洞施設を可動させたばかりだ。

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オーストラリアGP、今度は児童を無料招待

先に2007年のグランプリで「女性半額チケット」を販売することを明らかにしたオーストラリアGPの主催者が、今度は総勢10,000人もの児童を無料で招待することを発表した。
Image (C)Honda Racing
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これは、2006年のオーストラリアGPでも行なわれたものだが、今年は総勢4,000人だったので、実に倍以上の規模ということになる。

これについて地元の『ジ・エイジ』紙の記者は、「われわれはこのAGPC(オーストラリア・グランプリ株式会社)を古くからの良き友人として知っているからね、彼らは他によくやるようなごまかしの数字なんて言わないさ」と、語っている。

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『プロドライブ』、2008年の予算は8千万ドル

2008年シーズン、F1に新規参入することが決まっているプロドライブ(デビッド・リチャーズ代表)について、英『ビジネスF1』誌はその初年度の予算が約8,000万ドル(約94億円)と見積もられていることを報じた。
David Richards (C)Honda Racing
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F1チームの予算(決算?)額というのは決して明らかにされるものではなくすべて推定に過ぎないものだが、もしこれがドライバーへの契約金も含むものということであれば、新規参戦チームとして決して高額の部類に入るものではないという。

同誌によれば、他チーム買収によって参入したトロ・ロッソが約6,600万ドル、同じくミッドランドF1が約7,600万ドル、また新規参入となる日本のスーパー・アグリは結果的に約9,500万ドル(約112億円)を投じたとされている。

プロドライブのメインスポンサーは明らかにされておらず、その資金の手当てについてはまだ不明だ。

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トヨタF1、日本人ドライバーをテストへ

今月末には来シーズンを目指し再びF1テストが始められる予定だが、オフのテストは新人のための機会でもある。
そんな中、トヨタ・チームが日本人若手ドライバーを起用するのではないか、との噂が持ち上がっている。
TDP Drivers (C)Panasonic Toyota Racing
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かつて中嶋悟氏、最近では佐藤琢磨を起用して大きな人気を博したホンダに比べ、いまいち盛り上がりに欠ける同じ日本のトヨタ・チームでも、将来日本人F1ドライバー育成の計画を込め、TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)を展開している。

今シーズンは3人の若手ドライバーをF3ユーロシリーズに参戦させ、平手晃平がランキング3位、1年目の中嶋一貴が7位、同じくF3ルーキーの小林可夢偉は8位でルーキータイトルを獲得。
このうちのいずれかのドライバーが今オフのF1テストに起用されるのは確実と期待されている。

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「アロンソ、来季もチャンピオン」と、ウェバー

2年連続のチャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソだが、来季はここ7年タイトルから遠ざかっているマクラーレン・チームに移籍することで、3度目のチャンピオン獲得には疑問を持つ向きも多いようだ。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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これについてマーク・ウェバーは、「マクラーレンがいいクルマさえ用意できればきっとアロンソがチャンピオンになると思うし、また彼にはそうマシンを持って行けるだけの力があるよ。
それだけ彼の力は抜きん出ているんだ。
それは、まだシューマッハが現役でいる時に2度も打ち負かしてチャンピオンになったことで証明されているじゃないか」と、地元オーストラリアの『ジ・エイジ』紙に語った。

ちなみにアロンソとウェバーとは、1年違いではあるものの同じミナルディ・チーム出身者同志ということになる。

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2006/11/04

クルサード、「チームメイト誰でも関係ない」

昨年はクリエン&リウッツィ、今年は同じくクリウン&ドーンボスと、異なるチームメイトとレッドブル・レーシングでレースを戦ったデビッド・クルサード、来年はウィリアムズから新たなるライバル、マーク・ウェバーを迎えることになる。
David Coulthard (C)RedBull Racing
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これについて最年長ドライバーとなったクルサードは、「僕はこれまでハッキネンやライコネンといった、とても速いドライバーとチームを組んできたんだ。
来年誰がチームメイトになるのかなんて、僕には関係ないことだよ。
誰をドライバーに起用するか、それはレッドブルが決めることで、僕の仕事はチームメイトと共にパッケージを強力にするために働くことだ」と『ユーロスポーツ・オートマガジン』に語っている。

たたじ今年のようにシーズン途中でのドライバー変更については「チームにマイナスにはなってもプラスになることなんかない」と、言明した。

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ライコネン、今日メルセデスにお別れ

2002年から6年間の長きに渡って在籍したマクラーレン・メルセデス・チームを今シーズンで去るキミ・ライコネン(27歳:フィンランド)が、メルセデスとのお別れを今日土曜日行なう予定だ。

これは、メルセデス・ベンツが毎年本拠地シュツットガルトで行っている感謝イベントである『スター・アンド・カーズ』に出席するもの。
昨年のこのイベントにはファン約3万人が出席しており、今年はそれ以上の観客が押し寄せるものと予想されている。
Kimi Raikkonen/2006 Brazil GP (C)McLaren Group
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なおライコネンは今季最終戦のブラジルGPの会場でマクラーレン・チームの現場スタッフとお別れ。
ロン・デニス代表からはイタリアン・バスケットの記念品を手渡されるシーンもみられた。

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M.アメルミュラー、来季のテスト契約はまだ

今シーズン、レッドブル・レーシングではシーズン途中でのクリスチャン・クリエン放出により、急きょテストドライバーだったロバート・ドーンボスを起用した。
その一方で、空席となったテストドライバーの後任として起用されたミハエル・アメルミュラー(20歳:ドイツ)が金曜日の第3ドライバーとして起用され、シリーズ終盤の3戦で活躍をみせた。
Michael Ammermueller (C)RedBull Racing
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しかし『ユーロスポーツ・オートマガジン』は、「まだアメルミュラーはチームとの契約に成功していない」と報じている。
ただし、まだチームでは最終的に誰ともテストドライバーを契約していない。

アメルミュラーは2004年ドイツ・フォーミュラ・ルノー選手権でシリーズ3位。
2005年はフォーミュラ・ルノー2000ユーロカップで2位。
今季参戦しているGP2シリーズでは第2戦のバレンシアで初優勝するなどしたが結局ランキング11位。(1位:ハミルトン、2位:ピケ・ジュニア)

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E.ジョーダン氏、「来季はまた新たなチャンピオン」

ミハエル・シューマッハによる5年連続のチャンピオン獲得のあと、今度は2年連続でフェルナンド・アロンソが獲得して終えたが、元ジョーダン・チームのエディ・ジョーダン代表は、「来年は新しいチャンピオンが登場する」と、ラジオのトークで予言している。
F.Alonso & R.Nelson/Engineer (C)Renault F1 UK
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「ビルニューブもシューマッハもいなくなった今、F1における現役のチャンピオンというのはアロンソだけになったね。
ただ、私は来年も彼がチャンピオンを獲得するというのは難しいことだと考えている。
なぜなら、マクラーレンにはいまそれだけの力がないからだ。
アロンソがもしタイトルを獲得するのであれば、彼がチームをそれだけのレベルに押し上げなければならないよ。
今回の移籍は、マクラーレンがアロンソを必要としたのであって、アロンソがマクラーレンを必要としたんじゃない。
来年はきっと新しいチャンピオンが生まれるよ」

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依然、『ウィリアムズ・レクサス』の可能性

2007年シーズンからトヨタ・エンジンの供給を受けることが決まっているウィリアムズ・チームだが、米『オートウィーク』誌が再び『ウィリアムズ・レクサス』になる可能性を報じている。
Toyota RVX-06 V8 Engine (C)Panasonic Toyota Racing
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ただしそれによれば、日本のトヨタ自動車サイドではこの案に賛成しているものの、フォーミュラワンの現場を預かるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の冨田務会長兼代表やジョン・ハウェット社長らはこれに難色を示しているとされる。

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エクレストン氏、「イモラの継続望んでた」

先に、「2007年のサンマリノGP開催はなし」という結論をFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏が出したと伊『ラ・リパブリカ』紙が報じたが、同じイタリアの『アウトスプリント』誌で同氏は「最後まで開催を望んでいた」と、強調した。
2004 San Marino GP (C)Honda Racing
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それによれば同氏は、「一番重要なのは、言葉ではなく現実だ。
彼らは財政難を理由として、施設の改善などの事項を例外にしてもらうことばかり考えていた。
しかし来年の3月までに必要な改修を行うのはもう不可能になったんだ。
しかし最後まで一番イモラでのグランプリ開催を望んでいたのはこの私自身だよ。
それに、これでもう将来にわたって開催の可能性がなくなった訳じゃないがね」

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2006/11/03

ジェームス・ハント・ジュニアも名乗り

ニコ・ロズベルグを始め、アンジェロ・ピケやマテシス・ラウダなど、元F1チャンピオンの2世の活躍が話題になっているが、今度は故ジェームス・ハント氏の子息もその中に加わるかも知れない。
James Hunt (C)McLaren Group
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ハント・ジュニアのフレディ君はまだ19歳だが、このほどシルバーストーン・モータースポーツ・アカデミーを2位の成績で卒業したとのこと。
その将来の成長が嘱望されている。

父親のハント氏は、1973年にマーチからF1デビュー、ヘスケスを経てマクラーレンで活躍。
富士スピードウェイで行われた1977年のF1日本GPでは、優勝しながらも表彰式に出ずひんしゅくを買ったこともある。
F1通算10勝、1976年にチャンピオンに輝いたが、引退後の1993年に心臓発作で死去している。
享年45。

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ガスコイン氏、スパイカーF1で初仕事

トヨタ・チーム離脱が決まって以来、実質仕事はしていなかったものの『ガーデニング休暇』と称して自宅待機を強いられていたマイク・ガスコイン/前テクニカル・ディレクターが、11月から移籍先の『スパイカーF1』での仕事をスタートさせた。
Mike Gascoyne (C)Renault F1 UK
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新チームではチーフ・テクニカル・オフィサーというポジションに就き、テクニカル部門全体を指揮するものとみられるが、本人は「すべてのことに目を通すつもりだが、どんなに私が頑張ったとしても、いきなり影響が表れる訳ではない。
早くても来シーズンの後半になってからだろうね」と、控えめだ。

通常、マシン開発は1年前からスタートしていると言われ、『スパイカーF1』の2007年マシンにガスコイン氏のアイデアがすでに込められているとは考えにくい。

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「バイクも最高!」と、リウッツィ

『スクーデリア・トロ・ロッソ』のビタントニオ・リウッツィ(25歳:イタリア)が、2輪のGPマシンを初体験、「バイクも最高!」と、すっかり堪能した様子だ。
Vitantonio Liuzzi/Bike (C)Scuderia Toro Rosso
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これはスペインのバレンシア・サーキットで行なわれたもので、2輪モトGPのライダー、ジョン・ホプキンスがトロ・ロッソのF1カーを、またリウッツィのほうがホプキンスのスズキの1,000CCバイクを、共に交換して走らせたもの。

「バイクはもともと好きだったけど、このマシンの迫力は並みじゃないね。
まるで暴れ馬。いや、ほんとうに凄かったよ。
しかし、こんなものにまたがってレースをする奴がこの世にいるなんて、とても信じられないな」と、リウッツィ。

リウッツィの走りには、「来年WGP(ワールド・グランプリ)に出てもやれるよ」と、ホプキンスからお世辞が飛んでいた。

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ルノー首脳、「マス・ダンパーが勝因になった」

昨シーズンに続き、2年連続でタイトル独占を果たしたルノー・チームだが、一時は深刻な事態に陥っていたと、同チームのテクニカル・ディレクターであるボブ・ベル氏が振り返っている。
Bob Bell (C)Renault F1 UK
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「今シーズン、FIAから突然『マス・ダンパー・システム』を禁止されて、一時はもうわれわれの『R26』がその戦闘力を失うのではないか、と危惧されたよ。
でも、われわれがそうした事態に追い込まれたことにより、逆にチームに危機感が増し、全員の一体感が生まれたんだ。
決まったことは受け入れて、そしてそこからまたはい上がろうと全員で頑張ったんだよ。
結果的にタイトルを獲得したことよりも、この困難にチーム全員で打ち勝ったという事実がわれわれの誇りだよ」

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ブラウンT/D、フェラーリ残留の見込み

今シーズン一杯でフェラーリ・チームとの契約が満了したロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターだが、前フェラーリ社長のルカ・モンテツェモロ氏は同氏のフェラーリ残留に自信をみせている。
Ferrari Team Allstar (C)Ferrari S.p.A
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これは、地元イタリアのメディアに語ったもので、それによれば当面ブラウン氏は休養を取るものの、他チームへの移籍の可能性は全くなく、やがては現場に復帰するだろうとのこと。
今後、新しくフェラーリ社長に就いたジャン・トッド氏と共に、このフェラーリ黄金時代を築いた立役者の一人であるブラウン氏の説得にあたることになるようだ。

なお、栄転なったトッド氏も、新しい体制が軌道に乗るまで当面はF1チームの現場をみることになっていて、そのためにもブラウン氏の肩を借りたいというのが実情のようだ。

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2006/11/02

シューマッハ、コミックブックの映画版に

現役を引退したばかりのミハエル・シューマッハ(37歳:ドイツ)だが、今度は映画に出演するという忙しさだ。
Asterix Image
asterixこれはヨーロッパで大人気のアニメ・シリーズ『アステリックス』の、次回実写映画『アステリックスとオリンピック大会』という作品。
今年の6月の段階ですでに明らかにされていたものだが、当初心配された通り、シーズン中の撮影は不可能なことで、このオフになってから始められることになった。
撮影はおよそ2週間で終了するとみられている。
なお共演者には、サッカー界の同じくスーパースターであるデビッド・ベッカム、ジネディーヌ・ジダン選手らが予定されていて、総費用なんと1億ドル(約117億円)近くを掛けると言われている。

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「クビサに続く!」と、A.ダニエルソン

今季『ワールドシリーズbyルノー選手権』で、イギリスの『コムテック・チーム』から参戦、みごとチャンピオンを獲得したアルクス・ダニエルソン(25歳:スウェーデン)に、ルノーF1テストのご褒美が与えられることになったという。
Alx Danielsson (C)Comtec Racing
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期日はまだ確定していないということだが、これはダニエルソン自身がオランダの『フォーミュラワン・レースリポート』で明らかにしたもの。
「憧れのF1マシンに乗れるのを、いまからとても楽しみにしているよ。
できればここからチャンスをつかんで、僕もクビサの後に続きたい。
スウェーデンからは久しくF1ドライバーが出ていないからね」と、ダニエルソン。

ちなみに現『BMWザウバーF1』のクビサは2005年の同選手権初代チャンピオン。
またかつてロニー・ピーターソン(10勝)の活躍があったスウェーデンだが、1991年のステファン・ヨハンソン以来、F1ドライバーは生まれていない。

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バリチェッロ、「ホンダは広告活動多過ぎる」

6年間在籍したフェラーリから、今シーズンはホンダ・チームに移籍して戦ったルーベンス・バリチェッロ(34歳:ブラジル)が、「ホンダではプロモーション活動の時間が多過ぎる」と、こぼしている。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
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これはイタリアの『アウトスプリント』誌に語ったもので、その中でこの元跳ね馬ドライバーは、「このチームではあまりにプロモーション活動の時間が多いと感じる。
その一方で、マシンをドライブする時間は短いんだ。
このことについて、僕は状況を変える必要があると思うし、またそのためにいまチームと話しているところだ」と、語っている。

また同選手は今季の自身の不振について、トラクション・コントロールやブレーキがフェラーリとは大きく異なり、これについてチームが変更を許さないため自分をマシンに合わせることに苦闘したと打ち明けている。

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アロンソもスイスに拠点移す

2007年のF1チャンピオンになったフェルナンド・アロンソ(25歳:スペイン)が、このほどスイスのボードに新しく邸宅を購入したことがわかった。
F.Alonso & M.Schumacher (C)Renault F1 UK
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スイスは高額所得者に掛かる税金が安いことで知られていて、F1ドライバーでは前チャンピオン、ミハエル・シューマッハが居住していることで知られている。

購入した家は、現在建築中のシューマッハの豪邸に比べれば質素なものと伝えられるが、アロンソはこの新しい住居メインの住宅にするということだ。
なおアロンソはこれまで、ルノー・チームのイギリスの拠点であるエンストンの近く、オクスフォードに住んでいた。

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『ING』、オーストラリアGPの冠スポンサーに

オランダの総合金融機関である『INGグループ』が、2007年からオーストラリアGPのタイトル・スポンサーとなることが決定した。
『ING Renault F1 Team』(C)Renault F1 UK
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これは、同GPの主催者であるオーストラリアGP会社のロン・ウォーカー代表が明らかにしたもの。
それによれば契約は2007年から3年間。
同GPはこれまで大手ビール会社である『フォスター』がタイトル・スポンサーを務めていたが、今季限りで契約が終了していた。

なお『INGグループ』は先にルノー・チームのタイトル・スポンサーになることを発表したばかり。(来季からチーム名は『ING ルノーF1チーム』)
巨額の資金と勢いでF1参入への傾斜を深めている。

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2006/11/01

トロ・ロッソ、フェラーリの契約は『2年プラス1年』

レッドブル・レーシングがフェラーリとの間に結んでいたエンジン供給契約は、来シーズン、トロ・ロッソに引き継がれることになったが、その契約期間はレッドブル残存のものではなく、今回新たに締結されたものであることがわかった。
Toro Rosso『str1』 (C)Scuderia Toro Rosso
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これはフェラーリ社の新CEOに就いたジャン・トッド氏が明らかにしたもので、それによればトロ・ロッソとの契約は2007年シーズンから2年間。そしてさらにもう1年のオブションを含むものであるという。

これまでレッドブル・レーシングが結んでいた現契約は、2006-2007年の2年間だったと伝えられている。

なお既報のように、レッドブル・レーシングのほうは来年から2年間ルノー・エンジンを搭載することが決まっている。

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マクラーレンにスペインのスポンサー続々

マクラーレン・チームでは、先にこれまでルノー・チームのスポンサーだったスペインの大手保険会社『ムチュア・マドリレナ』と契約したことを明らかにしたが、さらにまた新たなスペインのスポンサーを獲得したことがわかった。
Mutua Madrilena & McLaren Team (C)McLaren Group
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これは、スペインの『サンタンデル』という大手銀行。
ロン・デニス代表は、「われわれはサンタンデルのような国際ブランドのスポンサーを得てたいへん光栄に思っている。
両者は共に国際的な分野でポジティブに革新し続けるという野心を持っていて、この提携が必ずや将来新しい成功をもたらすであろうことを希望している」と、語った。

マクラーレンへのアロンソ効果は、すでに2007年シーズンの開幕を待たずに始まっているようだ。

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クルサード、「モズレーFIA会長に脅された」

前GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)代表のデビッド・クルサードが、「モズレーFIA会長に脅された」との衝撃発言を行っている。
David Coulthard (C)RedBull Racing
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それによればクルサードは、イタリアGPの開催地であるモンツァ・サーキットの安全性について問題点を指摘。
場合によってはここでの「開催のボイコットも辞さず」との強い姿勢をみせたとのこと。
これに対しモズレー会長は、「ドライバーが理事会に対して話すことは許されていない。そもそも話の順番が違う」として、スーパーライセンスの没収もちらつかせたという。

しかしクルサードは、「われわれはそんな脅しに屈することはない。
何より、例えばスパのようなサーキットで、前車に続いて水煙を突き抜けるというのがどういうものかを知っているのはドライバーだけなんだから」と、語っている。

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『スパイカーMF1』、新スポンサーと契約

『スパイカーMF1』(来季スパイカーF1)が、また新たなスポンサー契約を発表した。
Spyker MF1『M16』 (C)Spyker MF1 Racing
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今度はオランダに本拠を置く『フィロデルム』というスキンケア商品の会社。
これまではクリスチャン・アルバースのパーソナル・スポンサーだった。
これにより、同社のロゴが来季同チームのマシンとドライバーのウェア・ヘルメットに貼付されることになるという。

同社のロベルト・シュロイダーCEOは、「われわれは、新生『スパイカーF1』の一員になることをたいへん誇りに思っている。
フォーミュラワンは世界を舞台に戦うビッグなスポーツであり、それはそのままわれわれ企業の目標と合致するものだ。
今後展開される両者のパートナーシップの発展に心から期待している」と、語った。

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レッドブル、来季ルノー・エンジン使用発表

31日(火)、レッドブル・レーシングは2007年シーズン、ルノー・エンジンを搭載することを正式発表した。
Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
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同チームはフェラーリとの間に2006-2007年の2年間、同エンジンを搭載する契約を持っていたが、この契約を同グループの兄弟チームであるトロ・ロッソに肩代わりさせる意向を示していたもの。
当初フェラーリ側は難色を示していたと伝えられるが、最終的にこれを了承した模様だ。

これにより、先のウィリアムズ・チーム(コスワースV8エンジンからトヨタ・エンジン)に続き、トロ・ロッソも現在のコスワースV10エンジンの使用を打ち切ることから、あらためて名門コスワース・エンジンのF1フィールドからの撤退が確認されたことになった。

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