ホンダ ブラジルGP公式予選ニュース
「バリチェロ、地元ファンの前で、5番手スタート」
10月21日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:21〜22度(予選)
ブラジルGP2日目予選でHonda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは、地元ブラジルの大観衆の前で、5番手を獲得。
一方、ジェンソン・バトンはトラクションコントロールの制御センサートラブルにより、14番手に終わった。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
2日目もサーキット上空は、雲に覆われている。
それでも午前11時からのフリー走行が始まるまでには日が差し始め、気温も20度を超えた。
ただし、非常に風が強い。
このセッション、バトンはフェラーリの2台に次ぐ3番手。バリチェロも6番手と、まずまずの速さを見せた。
午後もメインストレートには、強い向かい風が吹いている。
気温21度、路面温度36度のコンディションで始まった第1セッション。
バリチェロは午前中のタイムをコンマ6秒以上縮め、9番手。バトンはこのセッション中、トラクションコントロールの制御センサートラブルが発生したが、なんとか13番手につけた。
次のセッションで、バトンはコースに出て行くも、すぐにピットへ戻ってしまう。
残り3分となったところで、再度コースイン。
1分11秒742のタイムを出したものの、14番手にとどまり、最終セッション進出はならなかった。
当落線上の10番手前後は、1000分の1秒を争う大接戦。バリチェロは辛くも8番手に残った。
そしてトップ10のマシンが争う最終セッションでは、M・シューマッハ(フェラーリ)が開始後すぐにスローダウン。
ピットに戻ってしまうハプニングが発生する。バリチェロはマシンパフォーマンスを発揮し、コンスタントにタイムを縮め、最後のアタックで5番手を獲得した。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
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■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 6番手 1分12秒697
予選5番手 1分11秒619
「とてもうれしいよ。いい1日だった。昨日のプラクティスでマシンが抱えていた問題を、チームが素晴らしい仕事で本来の状態に戻してくれた。
今日はマシンの力をすべて引き出せたし、最後のラップがすごくうまくいったから、満足しているよ。いい戦略を考えてあるので、明日のレースが楽しみだ。
それに加えて、ホームレースで2人のブラジル人がトップ5にいるっていうのもいいものだね」
■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 3番手 1分12秒306
予選14番手 1分11秒742
「今日はクルマが良かっただけに、電気制御トラブルで、最終戦を14番グリッドからスタートしなければいけなくなったのはすごく残念だよ。
このトラブルでトラクションコントロールに大きな影響が出てしまい、第1セッションの終盤にはもう走れない状態になってしまった。
チームが対処してくれたけど、あまり時間がなかったので、完全には解決できなかった。
シーズンをいい形で締めくくりたかったし、そのチャンスは十分にあったと思う。
でも、ここからは自力で戦って、順位を上げていくしかない」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「満足な気持ちと残念な気持ちとが交錯している。
ルーベンスの予選はスムーズに進み、出せる限りのスピードをマシンから引き出して、地元の観衆の前でベストを尽くしてくれた。
ジェンソンは電気制御のトラブルで大幅にタイムロスしてしまい、最後のセッションまで進むことができなかった。
トラブルについてはまだ全容をつかんでいないが、解決できるはずだ。
両ドライバーともマシンのハンドリングに満足していることに加え、この週末に見せている戦闘力の高さを考えると、明日はいいレースができるはずだ。
エキサイティングなレースになるだろう!」
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