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2006/10/09

ホンダ 日本GP決勝レースニュース

honda_f1_logo「バトン4位」 10月8日・日曜日(決勝レース)
天候:晴れ 気温:23〜25度

日本GP決勝レースでHonda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは4位入賞、ルーベンス・バリチェロは12位完走だった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
決勝当日も晴れ。やや収まったとはいえ、強い風がメインストレート進行方向に吹いている。
バトンはスタートでG・フィジケラ(ルノー)を抜き、6番手に浮上。
一方、ルーベンス・バリチェロは他車と接触して、フロントウィングを破損。
緊急ピットインし、最後尾の22番手まで後退した。
バトンも5周目にフィジケラに抜き返され、7番手に戻った。

12周目以降、上位陣が次々とピットへ。
これでバトンは一時2番手までポジションを上げるが、16周目にピットインし、10番手まで後退した。
レース折り返し点を超えた27周目、バトンは7番手。バリチェロは18番手だ。

37周目。大波乱が起きる。
2度目のピットインを終え、首位のままコース復帰したM・シューマッハ(フェラーリ)のマシンが、デグナー手前で白煙を吹き上げ、息絶えてしまう。
まさかのリタイヤだ。

ほぼ全員が2度目のピット作業を終えた42周目。
バトンは4番手に浮上、バリチェロも12番手まで上がる。
ともにそのポジションを維持したままゴールまで走り切り、見事チェッカーを受けた。

Jenson Button (C)Honda Racing
拡大します
■ジェンソン・バトン 4位
「4位という今日の結果には満足だ。
堅実なレースができたし、チャンピオンシップのことを考えたら、最善を尽くせたと思う。
スタートはルノーよりも良くて、オフラインから1台抜くことができた。
タイヤの状態も良く、トヨタの2台の前に出られた。
チームは今日もピットストップで素晴らしい仕事をしてくれたよ。
ホッケンハイム以降、ずっといい感じできている。
今はまだ、チャンピオンシップ争いをしているトップ2チームには届かないけど、いつか絶対に追いついてみせるからね、僕を信じてよ!
来シーズン、鈴鹿でのレースがないのはすごく悲しい。
ここはまるで、自分のホームグランプリのように感じるんだ。
でも、今日のところはまた4位入賞を果たし、自分とチームのために5ポイントを獲得できたので良かった」

■ルーベンス・バリチェロ 12位
「またしてもハイドフェルドと接触してしまって不運だったよ。
彼が急に走行ラインをふさいだので、僕は行き場をなくし、ホイールをロックさせて軽く接触する形になってしまった。
それで残念ながらフロントウイングにダメージを負ってしまったんだ。
そのあと、速さはあったけど、ここはオーバーテイクの難しさで知られる鈴鹿だけに、厳しかった。
地元のファンの前で残念な結果になってしまったけど、まだ僕のホームレース、ブラジルが残っている。
それに期待して、次はもっといい結果を出し、気持ちよくシーズンを締めくくりたいね」

■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「ジェンソンはいいスタートを切り、1コーナーで1つポジションを上げた。
比較的早めにピットストップしたライバルチームがいたので、ジェンソンには多めの給油を行い、中間スティントを長く取った。
そうすることで、彼らをスピードと戦略でかわすことができたので、非常に満足している。
ジェンソンはいつものように、ハードに攻めながらもミスのないレースを見せ、マシンの力を最大限引き出してくれたと思う。
残念ながらルーベンスは1コーナーでフロントウイングを傷めてしまい、あとはひたすら追い上げるのみだった。
ポイントを獲得して、満足した気持ちで鈴鹿を離れることができるが、長年にわたり、これほど多くの喜びとエキサイティングな瞬間をもたらした鈴鹿でのレースが、来年はないことが寂しい。
また、今シーズンも残りあと1戦となってしまった。
われわれは今年のチャレンジを大いに楽しんできたので、このまま最後まで走り続けたい」

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