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2006/10/21

トヨタ ブラジルGPフリー走行1日目ニュース

Toyota_new_logo2F1第18戦ブラジルGP 今シーズン最終戦へと公式練習を開始
J.トゥルーリがレギュラードライバートップの4番手、R.シューマッハーも7番手と順調な初日

2006年F1世界選手権最終戦となる第18戦ブラジルGPの公式練習1回目と2回目がブラジル・サンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで行われた。
天候は曇り、気温20度、路面温度27度、湿度77%のコンディションで、午前11時から公式練習1回目が開始された。

パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、初期チェック走行の後、セッション終盤に再度コースイン。
わずかな周回ながらヤルノ・トゥルーリが7番手、ラルフ・シューマッハーが11番手の
タイムをマークした。

2時間のインターバルを経て午後2時から行われた公式練習2回目は、気温21度、
路面温度32度、湿度72%。セッション序盤から積極的に走行を重ねたパナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、どちらも順調にタイムを縮め、最終的には、ヤルノ・トゥルーリがレギュラーレースドライバーの中ではトップとなるタイムで4番手、ラルフ・シューマッハーも僅差の7番手タイムを刻み、明日の予選、そして日曜日の決勝へ向けて、期待の高まるスタートを切った。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー8 シャシー:TF106/08B
公式練習1回目: 7番手 1分14秒888(トップと1.124秒差)   8周
公式練習2回目: 4番手 1分13秒483(トップと0.936秒差)  21周
「われわれにとって良い金曜日の公式練習セッションとなった。
インテルラゴス・サーキットでの初日はいつも路面の凹凸に苦しむものだが、われわれは全く問題なく、タイヤとセットアップのプログラムを遂行できた。
これまでのところ、われわれの競争力は高く、明日の予選、そして日曜日の決勝へ向けて自信がある。
日本GPでのダブル入賞の後、残り1戦で、コンストラクターズ選手権でBMWチームまで1ポイント差に迫っている。
全てのポジションがチームにとって極めて重要であり、この週末、コンストラクターズ選手権5位浮上を目指して可能な限りハードな努力をせねばならない。
今年、われわれの走行ペースは大きく改善されて来ている。
今シーズン最後のレースでポイントを獲得するためのさらなるチャンスであり、ベストを尽くして臨む」

ラルフ・シューマッハー:カーナンバー7 シャシー:TF106/10B
公式練習1回目:11番手 1分16秒168(トップと2.404秒差)   6周
公式練習2回目: 7番手 1分13秒765(トップと1.218秒差)  22周
「このサーキットは、いつも路面の凹凸攻略が難しく、今日もそれは変わらなかった。
今日の公式練習セッションは上手く行き、大きな問題は何もなかった。
予定されていた全てのプログラムを完了することができたが、これからわれわれはタイヤ選択という、困難な問題に取り組まなくてはならない。
ここインテルラゴスは、F1カーにとっても、ドライバーにとっても挑戦し甲斐のあるサーキットだが、われわれのパッケージはここに向いていると思っている。
最近のレースでのわれわれのスピードは強力で、2週間前の鈴鹿でも速さを見せられた。
傾向は、明らかに正しい方向に進んでおり、それが続くことを望んでいる。
今週末のわれわれの目標は、コンストラクターズ選手権での5位獲得にあり、それはチームが今シーズン行ってきた全てのハードワークに報いるものだと思っている」

ディーター・ガス:レース&テスト チーフ・エンジニア
「これまでのところ、われわれは順調にインテルラゴスを攻略している。
今日は技術的な問題に見舞われることもなく、予定されていた全てを完了することができた。
明らかに重要となるのはタイヤであり、いくつかの興味深いデータを得られているので、これから分析する必要がある。
明日の公式練習3回目でも、タイヤ選択のための評価を続けることになるだろう。
同様に、常にここでは問題となる、路面の凹凸を乗り越えるためにハードな作業を行ってきた。
通常よりも多くの周回を午前中の公式練習1回目に行ったのは、ここは1周が短いコースであり、走行可能な距離が十分にあったためだ。
序盤は路面が汚れていたが、セッションが進むにつれて改善されていった。
われわれの競争力は高く感じられ、明日以降もハードな作業を続け、日曜日には、ポイントを獲得することに集中し続ける」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「予想外に涼しいブラジルGPの幕開けとなったが、今日の公式練習1回目、2回目セッションでは順調にプログラムを進められた。
ここは路面がバンピーであり、空力と足回りのセッティングをバランスよく成り立たせることが重要になる。
従って、まずメカニカルな部分を固めることから始めて、空力セッティングを行ない、公式練習2回目の最後にタイヤの比較テストを行った。
予選、レースに向けてデータの解析を進めるが、今回は天候の読みも重要になると思われる。
今シーズン最後のレースでもあり、積極的にレースを戦い、来年に繋がる良い結果を残したい」

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