ホンダ 中国GPフリー走行1日目ニュース
「デビッドソンが午前午後で、2、3番手」 9月29日・金曜日(初日フリー走行) 天候:曇りのち雨 気温:24〜27度
中国GP初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのアンソニー・デビッドソンは、全車最多の56周を走行。
タイムも午前中2番手、午後3番手と、順調な仕上がりをうかがわせる結果となった。
ジェンソン・バトンは、午後11番手、ルーベンス・バリチェロは16番手だった。
Honda Racing F1 Team 初日の展開:
朝から深いもやに包まれた、上海国際サーキット。とはいえ視界が見えないほどではなく、午前11時からのフリー走行は支障なく行われた。
デビッドソンは全23台中最多の26周を走行し、総合2番手。
セッション終盤に出て行ったバトンも3番手と、上位タイムを記録した。
バリチェロは12番手だった。
午後には雲がいっそう厚く垂れ込め、今にも雨の降り出しそうな空模様となった。
気温も午前中に比べ、数度低い。雨によるウェット路面になる前に周回を重ねるためか、多くのマシンがセッション序盤から積極的に出て行く。
中盤、ぱらぱらと雨が降り出し、風も強く、マシン挙動は乱されがちに。
全般的に、ペースも伸びない。
そんな中デビッドソンは、最後のアタックで3番手のタイムを出す。
周回数も30周と、午前同様最多だった。
バトンは11番手、バリチェロは16番手だった。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
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■アンソニー・デビッドソン
1回目フリー走行 2番手 1分35秒591
2回目フリー走行 3番手 1分35秒714
「全体的に良い1日だった。
2回目のセッションで雨が降ってタイヤ選択が難しかったけど、他のみんなも条件は同じだからね。
マシンから得た感触は良かったし、ロングランもいい感じだ。これなら戦えるよ。
最高の滑り出しだ。
明日以降、週末の天気がどうなるか要注意だけど、今のところ、かなりいい感じだと思うよ」
■ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 3番手 1分37秒291
2回目フリー走行 11番手 1分37秒861
「こんな天気の割には多くのメニューをこなせたね。
これまでのところ、とてもコンペティティブだと思う。
午後のコンディションはかなり悪くて、タイヤ選択が難しかったね」
■ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 12番手 1分39秒217
2回目フリー走行 16番手 1分38秒276
「今日はちょっと変わった1日だった。
午前はマシンのバランスが良かったんだけど、午後になると変わっていったんだ。
走るたびに別のクルマに乗っているようで、どうしてそうなってしまったのか原因を突き止めなければならない。
それはそれとして、タイヤは調子がいい。
ここは、素晴らしいサーキットだし、今週末、僕らはまだまだ進化するはずだから、現時点ではハッピーだよ」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Teamスポーティングディレクター
「2回目のセッションで霧雨が降ったにもかかわらず、3台とも今日予定していたプログラムを終えることができた。
大きな問題はなかったものの、2台のレース用マシンはバランスが不安定だから、改善の余地がある。
ミシュランは中国GPにとてもいいタイヤを用意してくれたから、どちらのタイヤを使うか悩むところだが、今夜、ミシュランのエンジニアとミーティングを行い、タイヤデータを見直しながら決めていこうと思っている。
戦闘力もあるし、いいスタートが切れたと思う」
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