第13戦 ハンガリーGP 決勝レース
Honda、第三期初勝利飾る!
8月6日・日曜日(決勝レース) 天候:雨のち曇り 気温:17〜21度
ハンガリーGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンが、ついに初優勝を果たし、チームに記念すべき初勝利をもたらした。
Hondaにとって参戦301戦目にして、通算72勝目を挙げた。
また、Hondaワークスチームとしての優勝は、1967年第9戦イタリアGPでジョン・サーティースが獲得して以来、39年ぶりとなる。
ルーベンス・バリチェロも、第7戦モナコGP以来の4位入賞を果たした。
Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
決勝当日は、前夜からかなりの雨。その後いったんは止んだものの、午後2時のレース開始時点で、路面は完全にウェット状態。
レース中、いつ再び降り出してもおかしくない空模様で、今季初のウェットレースとなった。
好スタートを決めたバリチェロが、F・マッサ(フェラーリ)をかわして2番手に上がる。
バトンも14番グリッドから、11番手、さらに8番手へと3周目までに一気に順位を上げる。
序盤、バリチェロは、4周目にP・デ・ラ・ロサ(マクラーレン)に抜かれ、次の5周目、バリチェロはピットインし、浅溝タイヤに交換。
10番手に後退する。一方、バトンは、6周目にM・シューマッハ(フェラーリ)を抜いて、4番手に立った。
周回ペースは、すぐ前を走るF・アロンソ(ルノー)と、ほとんど変わらず。
10周目には、最速タイムを叩き出した。
中盤、バトンは4番手を維持。バリチェロも5番手に上がった。
そして26周目。K・ライコネン(マクラーレン)のクラッシュで、セイフティカーが導入される。
その頃から雨はほぼ止み、路面は急速に乾いていく。
さらに、バトンの前を走る2番手のP・デ・ラ・ロサがピットに入り、バトンは、2番手に。
バリチェロは4番手に。
バトンは、首位のアロンソとのタイム差も序序に縮まり、最速タイムを更新する。
バトンのペースは安定し、5秒以上あった両者の差は、43周目にはついに0秒8まで縮まった。
51周目に、2度目のピットを終えたばかりのアロンソが、コースアウト。
そのままリタイアを喫し、52周目にバトンがトップに立ち、そのまま快走を続ける。
そしてついに70周を走りきり、念願の初優勝を飾り、同時にチームに記念すべき初勝利をもたらした。
今回の勝利は、Hondaにとって、通算72勝目(F1参戦301戦目)、マクラーレンMP4/7・Hondaを駆りゲルハルト・ベルガーが獲得した1992年第16戦オーストラリアGP以来、14年ぶりの快挙となる。
さらに、Hondaワークスチームとしての優勝は、1967年第9戦イタリアGPでジョン・サーティースが獲得して以来、39年ぶりとなる。
バリチェロも、混乱のレースの中、果敢な走りを見せ、4位入賞を果たした。
最近のコメント