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2006年3月

2006/03/31

ホンダ オーストラリアGPフリー走行1日目ニュース

honda_f1_logo「デビッドソン、両セッションでトップタイム」
3月31日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:19〜23度

オーストラリアGP初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのサードドライバー、アンソニー・デビッドソンは、午前午後の両セッションで総合トップタイムをマークし、周回数も最多の54周だった。
また、午後の走行で、ジェンソン・バトンは4番手、ルーベンス・バリチェロは8番手だった。

初日の展開:
午前中のフリー走行が始まる午前11時の時点で、気温は20度、路面温度は22度。
サードドライバーのアンソニー・デビッドソンが積極的に走行し、全25人中最多の26周をこなして、トップタイムを記録した。

午後に入り、デビッドソンはこのセッション、28周を走り、終盤に1分26秒822のタイムでまたしてもトップタイムを記録し、午前午後の周回数も最多の54周だった。
バトンは、レギュラードライバー勢ではトップの4番手。バリチェロは8番手だった。

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井出有治、「コース覚えからスタート」

前回のセパンと違い、公道コースであるアルバートパークはもちろんスーパー・アグリの井出有治にとって初体験のコースだ。
井出 有治 (C)Super Aguri F1
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「このコースはまったく初体験だったので、最初のセッションではとにかくコースのレイアウトを覚えることに集中した。
残念なことに、僕のタイヤの1本にフラットスポットを作ってしまったので、午後のセッションではドライブが難しかったね。
同じようにニュータイヤでトライした時にスピンしてしまったんだけど、ロングランもちゃんとこなすことができたので特に問題にはならなかった。
明日はマシンのセットアップと共に、自分のドライビングスタイルも改善させたいと思うので、これから働かなくっちゃ」

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佐藤琢磨、「新エアロは進歩した」

オーストラリアGPフリー走行初日を終えた『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨は「新エアロは進歩した」と、語っている。
佐藤 琢磨 (C)Super Aguri F1
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「今日はいくつかのマイナートラブルに見舞われて、難しい週末のスタートになってしまった。
予定したプログラムをきちんとこなすことができなかったからね。
それでもブリヂストンタイヤの比較テストはやることができたし、今回新たに導入したエアロダイナミックス・パッケージは進歩したと思える。
明日朝のセッションでもっと前進できるよう、今日はこれから一生懸命働かなくてはならないよ」

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FIA会長もシンガポールGPの可能性認める

すでにバーニー・エクレストン氏がシンガポールGPの可能性について言及しているが、今度はマックス・モズレーFIA会長もその可能性を認める発言を仏『AFP通信』の取材に語っている。
Singapore Image
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「F1グランプリはファンがいる所で行う。これが原則だ。
そしてシンガポールには多くのモータースポーツ・ファンがいることが知られている。
現実に、マレーシアGPへシンガポールから多くの観客が詰め掛けていると聞くからね。
同時にシンガポールは優れた、そして巨大なビジネスの場でもある。
もしインフラと財政面の裏付けができるのであれば、もう一つアジアでグランプリを開催することは歓迎されるべきことだろう。
エクレストンはここでは公道グランプリを考えているようだが、それも素晴らしいアイデアだと思っているよ」

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豪GPフリー走行は2回目もデビッドソン(ホンダ)最速

オーストラリアGPのフリー走行初日は、午後行われた第2回目もホンダ・チームの第3ドライバーであるアンソニー・デビッドソン(26歳:イギリス)がトップタイムを記録した。
タイムは午前の時よりも約1.4秒短縮した1'26.822というもの。

2番手はウィリアムズのブルツ、3番手もBMWのクビサと、いずれもエンジン温存の必要がない第3ドライバーが占めた。

レギュラードライバーでトップとなったのはやはりホンダのバトンで4番手につけ、これにルノーのアロンソが続いている。

スーパー・アグリの2台は佐藤琢磨が27ラップ、井出有治が22ラップと、第3ドライバー並みの周回を重ねて熟成に努めたが、マシンの劣勢はいかんともしがたくタイムはやはり最後尾だった。

フリー走行2回目の結果はこちら

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ビルニューブ、エンジン交換の予定

『BMWザウバーF1』チームは、ジャック・ビルニューブのエンジンを明日の公式予選までに交換する予定ということだ。
BMW V8 F1 Engine (C)BMW Motorsports
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詳しい状況は不明だが、テレメトリーで得られたエンジンのデータから、決勝レースを戦いきれない不安な部分が発見されたものとみられる。

これを受けてか、チームメイトのニック・ハイドフェルドは金曜日のフリー走行セッション、終了まであと数分という時点までガレージに留まっている。

なおビルニューブはバーレーンGPの決勝レース中にエンジンがブロー。
マレーシアGPでフレッシュ・エンジンに交換されていた。

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豪GP、フリー走行1回目はデビッドソン(ホンダ)!

31日(金)開幕したF1第3戦オーストラリアGPのフリー走行1回目は、ホンダ・チームの第3ドライバーであるアンソニー・デビッドソン(26歳:イギリス)が1'28.259のトップタイムを記録した。
2番手はレッドブルのドーンボス、3番手はBMWのビルニューブだった。

とはいえ、バトンやウェバー、ロズベルグらはこのセッションまったく走らず。
アロンソ、フィジケーラ、トゥルーリ、モントーヤ、ハイドフェルド、バリチェッロ、リウッツィらはただコースインしただけで有効な計測ラップはなし。

エンジンの温存、そして路面コンディション等の理由から事前の予想通りとはいえ、観客の興味を大きく削ぐこととなった。

フリー走行1回目の結果はこちら

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ウェバー、「ストゥダートのために走っても良い」

オーストラリアGPの木曜記者会見で、ウィリアムズ・チームのマーク・ウェバー(29歳:オーストラリア)はポール・ストゥダート氏が率いるチームで走る意志のあることを示した。
Mark Webber (C)Williams F1
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「ストゥダートは情熱的で競争心が強い。
パドックでもとても人気が高い人間だったね。
まだ2008年のF1がどうなるのかまったく見えて来ないけれど、彼が同じオーストラリア人としてチームを作るというのなら、そこに僕が参加するというのは面白いね。
僕のほうには問題はないよ」

ストゥダート氏は、ウェバーが2002年にミナルディ・チームからF1デビューを果たした時のオーナーだ。
ウェバーはその時のデビュー戦だった地元オーストラリアGPで、非力なマシンながらみごと5位入賞してその期待に応えた。

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豪GP主催者、「来季は開幕戦」主張

今回、コモンウェルス大会の影響でシーズン開幕戦を外れたオーストラリアGPだが、一部にこのままバーレーンGPが開幕戦に定着するのではないか、との見方があることに対し強くこれを否定した。
2005 Australia GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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オーストラリアGP会社のロン・ウォーカー代表は「まったく馬鹿げたこと。
今回はただ一つの例外として第3戦にまわっただけだ。
そもそもウチは2010年までずっと開幕戦であるということでバーニー・エクレストンと契約を結んでいるんだからね。
だから来シーズンはまた間違いなくいつものように開幕戦に戻るよ」

今季開幕戦となったバーレーンはヨーロッパとの時差が少なかったため、例年より好評だった。
これを受けて開幕戦はオーストラリアよりバーレーンのほうが適していると、一部に伝えられていた。

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ウェバー、「コンストラクターズ3位になれるかも」

今シーズン、ワークス・エンジンの後ろ盾を失ったことで苦戦が予想されたウィリアムズ・チームだが、ここまで予想外のスピードをみせて健闘を続けている。
これについて、今週ホームグランプリを迎えるマーク・ウェバー(29歳:オーストラリア)は次のように自信を深めている。
Mark Webber (C)Williams F1
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「ウチはこの間の2台リタイヤがたたっていまコンストラクターズ5位だけど、トップがルノーであとのフェラーリやマクラーレン、ホンダはほぼ並んでいるよね。
ウチもここには絡めると思うんだ。
だから、最終的にコンストラクターズ・ランキング3位のチャンスがあると信じているよ。
これは、プライベート・チームとしては凄いことだと思わないかい」

これに対して同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、しかし「ウチのオヤジ(フランク・ウィリアムズ代表)は、1位しか喜ばないからねえ……」と、地元『オーストラリアン』紙にこぼしている。

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アロンソ、「マクラーレンの不調心配していない」

2007年シーズン、マクラーレン・チームへの移籍が決まっているフェルナンド・アロンソは、現在までの同チームの不調について記者から聞かれ、次のように答えている。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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「僕がマクラーレンに行くのはまだまだ先のことだし、今の調子が少々悪いからといって全然心配なんかしていないよ。
それに、いま彼らが調子悪いということは、すなわち僕が今年ルノーでまたタイトルを獲れるチャンスが広がるということ。
チャンピオンのタイトルを引っさげてマクラーレンに行く……。
どっちにしても僕にはいいことなんじゃないの」と、この史上最年少チャンピオンは余裕で対応した。

同じシチュエーションで思い出されるのが2004年のファン・モントーヤだ。
ウィリアムズに所属したモントーヤは、当時不振だったマクラーレンへの移籍をいち早く発表、同様の質問を受けていた。
(ウィリアムズでの最終戦ブラジルをみごと優勝で飾り、翌年マクラーレンに移籍した)

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疑惑ウィング、フェラーリだけじゃない

テレビ映像にはっきりとそのたわむ様子が映し出されたフェラーリ『248F1』のフロントウィングは、他チームからの共同の指摘によりここオーストラリアGPでは変更を余儀なくされたが、独『ビルト』紙は疑惑はフェラーリだけではなかったと報じている。
Ferrari『248F1』Front Wing (C)Ferrari S.p.A
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それによれば、FIAの関係者は今回全部で5チームのウィングを検査したというもの。
すでにマクラーレンとBMWが変更を施したことがわかっており、さらにルノーやホンダも疑惑の監視下にあると噂されている。

疑惑の真っ只中にあったフェラーリのミハエル・シューマッハは「違反かどうかを決めるのはチームやメディアではなくFIAだよ。
FIAがわれわれのマシンを検査をして、そして問題なかったということだ」と、語っている。

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エクレストン氏、コモンウェルスに刺激受ける

先週末メルボルンで行われたコモンウェルスの閉会式を見たバーニー・エクレストン氏は、この大会の『持ち回り』という方式に刺激を受けたようだ。
2005 Australia GP (C)Panasonic Toyota Racing
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その後会見した同氏は「F1もこうした持ち回り方式を採り入れるといいかも知れない。
毎年同じ所でやるから飽きられるんだ。
これからは、例えば一つの国のグランプリを3つのサーキットで交代して開催するようにすれば、いつも新鮮だしもっとエキサイティングなものになるんじゃないか」と、また新たな持論を展開した。

とはいえ、一つしかサーキットがないような国にグランプリを拡大し続けてきた張本人がこのエクレストン氏。
また同氏は、現在の年間18戦という開催を2008年には全20戦にまで拡大することをすでに表明している。

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2006/03/30

トゥルーリも「エンジン規則が金曜日をスポイル」

トヨタ・チームのヤルノ・トゥルーリもまた「現在のエンジン規則が金曜日のセッションをつまらなくしている」という見解を明らかにしている。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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「1基のエンジンで2つのグランプリを戦うという規則は、明らかに必要な走行を阻害するものだよ。
僕らはできるだけデータを得たいと考える一方で、エンジンを壊してペナルティを受けることがないよう、極力走行を控えるようにしなければならない。
だから路面コンディションの悪い金曜日には走ろうとしなくなる。
まあ(金曜日の)午後はコースには出ることは出るだろうけれど、はっきり言って僕たちの『グランプリ・ウィーク』は土・日の2日間だけだもの。
それを考えると、金曜日にサーキットへ来てくれたファンの人たちには、ただ気の毒としか言いようがないね」

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BRDC首脳、また辞任へ

イギリスGPを主催するシルバーストーン・サーキットの保有者であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)で、また首脳が離脱することになった。
British GP Grid (C)Ferrari S.p.A
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これは、2001年から同クラブのチーフ・エクゼクティブを務めていたアレクサンダー・フートン氏が、この6月一杯で辞任を発表したもの。
同氏はそれまで不動産開発と税務の専門家として活躍していたことから、シルバーストーンの再開発を指導するために迎え入れられていた。

現在シルバーストーンでは、応札した大手デベロッパーとの間で開発案を巡り紛糾している際中。
また同クラブでは先にジャッキー・スチュワートCEO(元F1チャンピオン)が辞任したばかりだった。

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スーパー・アグリ首脳、ホンダの支援強調

『スーパー・アグリ・F1チーム』のダニエーレ・オーデット/マネージング・ディレクターは、現在もホンダから強い支援を受けていると語っている。
Super Aguri『SA05』 (C)Super Aguri F1
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これはヨーロッパで、ホンダが当初の約束を違え、スーパー・アグリへの十分な支援を行っていないとの一部報道があったことを受けてのもの。

これについてオーデット氏は「現在リーフィールドのファクトリーでは約90人のスタッフが働いているが、その14-15%はホンダから派遣された人員で、彼らはわれわれのチームに対し献身的な働きをしてくれている」と、強調した。

同チームでは現在の『SA05』を改良しながら実戦を戦う一方で、並行してオリジナルマシンである『SA06』の開発にあたるという、困難な状況を送っている。

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豪GP、コモンウェルスの影響大!

コモンウェルス大会のため、例年より遅く4月の開催となったオーストラリアGPだが、やはりこの影響は大きかったようだ。
2005 Australia GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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主催者によれば、自由席のチケットは3%だけ上がったものの、グランドスタンドのチケットは昨年にくらべ14%も売り上げが落ちているという。
先週末まで世界的な大会が行われていたとあって、さすがのF1グランプリもいまいち盛り上がりに欠けているようだ。

頼みはこれからの最後の追い上げということだが、週末のメルボルンの天気予報は思わしいものではなく、もしも雨ということになればさらに不振に追い打ちを掛けることになりかねない。

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フェラーリ首脳、「金曜日になんか走らない」

フェラーリ・チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターは、金曜日のフリー走行セッションに同チームのマシンが「ほとんど走らないであろう」と、宣告している。
Ferrari Staff (C)Ferrari S.p.A
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「アルバートパークのような公道コースは、とりわけセッション初日はダーティで路面コンディションが悪い。
おまけにエンジン規則が変わって2レース目で、観客のお目当てはマーク・ウェバーだろう。
私はウチを含め、多くの主要ドライバーが金曜日には走らないものとみているよ。
しかたないだろう、そうさせるような規則なんだから。
まあ、そのために金曜日の第3ドライバーがいるんじゃないのかい?」

ブラウン氏はかねて金曜日の第3ドライバー・ルールには否定的。
これに該当するのは前年のコンストラクターズ・ランキング下位から5チームとなっていて、フェラーリはまだこの恩恵に預かった試しはない。

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ロズベルグ、「雑音に耳貸さずレースに集中する」

F1デビュー戦となったバーレーンGPでいきなりファステストラップを記録するなど、逸材ぶりを発揮したウィリアムズ・チームのニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)だが、マレーシアGPではエンジントラブルによりリタイヤしたことから今週のオーストラリアGPでは完走を図っている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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「とにかくきっちりとレースを走りきりたいよ。
そうでないと、何も始まらないからね。
エンジンのトラブルについては、コスワースのほうですべて解決済みと聞いている。
今回は前2戦と違ってぐっと気温が低くなるから、ちょっとした気分転換になるだろうね。
(チームメイトである)ウェバーからアルバートパークはとても面白いコースと言われているのでとても楽しみにしているんだ」

また一部に噂になっているマクラーレンからのアプローチについては「全然そんな話は聞いていない。僕はウィリアムズのドライバーだよ」と、一蹴した。

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2006/03/29

再び、シンガポールGP開催の可能性

シンガポールの『トゥデー』誌が、再びシンガポールGP開催の可能性について、今度は2008年として報じている。
Singapore Image
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この計画は、およそ1年前にも報じられたものだが、シンガポール側はバーニー・エクレストン氏の提示額が高価すぎること、またエクレストン氏自身もマレーシアGPの開催地クアラルムプールと距離が近すぎることなどで難色を示して立ち消えになったとみられていた。

今回シンガポール・スポーツ評議会のオン・ジン・テイク会長の話によれば「市街地グランプリとして経費をうまく抑えれば、黒字を出すことは可能」と前向きに分析。
エクレストン氏も「誰かがプロモーターとなって私と話をすれば、実現できる」と、乗り気の構えという。

エクレストン氏は2008年にはF1全20戦を計画していると伝えられるが、新規開催なのかあるいはマレーシアGPが今年も不人気だったため、こちらからの鞍替えとして考えているのかも知れない。

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メルセデス首脳、「GPMA 負けた訳じゃない」

2008年から新F1シリーズ立ち上げの構えも示していたGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)チーム側だが、今回FIAの指示通りエントリーを済ませたことについて、その一員であるメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターは「これはわれわれの負けじゃない」と独『DPA』で強調した。
Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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「今回エントリーしたことが、FIAに対して負けたものとは認識していない。
われわれは別に彼らの膝に乗ったという訳じゃないからね。
そもそもエントリーを済ませたことが、すなわち2008年にレースをするということを意味するものじゃないんだ。
もしも最終交渉がまとまらなければ、われわれには依然として新F1選手権をスタートさせるという選択肢がある」

とはいえ、大勢はFIAの側にあることはハウグ氏も認めざるを得ないとしている。

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スーパー・アグリ オーストラリアGP事前ニュース

Superagurif1_logo3月30日、2006年FIA F1世界選手権第3戦、オーストラリアGPがメルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕する。

シーズン開幕2戦でのSA05のパフォーマンスに勇気づけられたSUPER AGURI F1 TEAMはオーストラリアに向かう。
そして、チームは更にアップグレードした空力パッケージをオーストラリアGPで導入。
重量配分に重点を置き、ブリヂストン・タイヤの性能を最大限に生かす事を主眼としたセッティングをする予定だ。

全長5.303kmのアルバートパーク・サーキットは、短いストレートと低速から中速のコーナーが混在するハイダウンフォースサーキットだ。
従って、クルマのセットアップは、トラクションとブレーキング時の安定性が良く、更に空力効率に優れたものにしなければならない。
このサーキットはF1ドライバーには人気が高いが、金曜日のフリー走行時はコース路面が非常に滑りやすく、時間の経過と共にハイグリップへとコンディションが変化していくという、やっかいなコースだ。

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ホンダ オーストラリアGP事前ニュース

honda_f1_logoHonda Racing F1 Teamは、メルボルンへ向かい、今週末開催の第3戦オーストラリアGPに参戦する。

例年なら開幕戦となるレースであったが、今年は同じ時期にメルボルンが「コモンウェルス・ゲーム」のホスト都市となったため、第3戦での開催となった。

序盤2戦ではジェンソン・バトンが4位、3位と、連続して上位入賞を達成した。
それだけにアルバートパークでの臨時特設コースでのレースに、いっそうの期待がかかる。

メルボルンに向かう前の週は、イタリア・バレルンガサーキットで、3日間のテストを行なった。
不順な天候が続いたものの、参加したルーベンス・バリチェロ、アンソニー・デビッドソン、ジェームズ・ロシターの3人のドライバーにとって、充実したテストとなった。
ここで得られた成果は、オーストラリア、そしてそれ以降のヨーロッパラウンドに次々と投入されることになる。

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トヨタ オーストラリアGP事前ニュース

toyota_newlogo_sパナソニック・トヨタ・レーシング 南半球の第3戦オーストラリアGPへ
秋深まるメルボルンで、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリがポイント獲得を目指す

2006年シーズン開幕2連戦の後、F1サーカスは南半球へと舞台を移し、第3戦オーストラリアGPを迎える。
これまで10年間に渡って、オーストラリアGPはシーズン開幕戦という名誉ある一戦であったが、今年は、オリンピック同様4年毎に開催される国際スポーツ大会“コモンウェルズゲーム”がメルボルンで行われた関係で、オーストラリアGPの日程が第3戦に変更された。
開催時期が例年よりも遅くなったことで、秋が深まるオーストラリアでは、より低い気温が予想される。
パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバー、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、チームにとって厳しいスタートとなった2006年シーズン序盤戦で、さらに学習を続け、進化を望んでいる。
前戦マレーシアGPでのポイント獲得に続く成果が期待される。

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バリチェッロ、「フェラーリを去った理由……」

オーストラリアGPのためメルボルン入りしたホンダ・チームのルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)は、6年間に渡って在籍したフェラーリを離れた理由を「同じ待遇が与えられなかったから」と語っている。
R.Barrichello & M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「あのチームでは、すべてのものがミハエル・シューマッハに向けられているんだ。
チームメイトは決してイコールじゃない。
僕はそれでも与えられた環境でベストを尽くしたと思う。
結果も年々良くなったし、進歩したと自負しているよ。
でも、あのチームではもう僕は限界に達したと判断したんだ。
ああした待遇ではもう僕はあれ以上の仕事をすることはできなかったし、世界チャンピオンになることはできないと思ったからね」

とはいえ、前任者のエディ・アーバインも同様のことを口にしてチームを去っており、フェラーリの実情が『チーム・シューマッハ』であることはこの世界では周知のことだ。

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シューマッハ兄弟の『弟』、『A1グランプリ』出場へ

まだ正式発表はされていないものの、今週上海サーキットで行われる『A1グランプリ』レースのドイツ・チームのドライバーとしてセバスチャン・スタールがデビューする見通しだ。
Sebastian Stahl & Michael Schumacher
(C)Ferrari S.p.A
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ドイツ・ボン生まれ、今年27歳になるスタールはこれまでFIA-GT選手権やフォーミュラ・ルノー2000などのレース経験を持つが、なんといっても注目されるのはその境遇だ。

伝えられるところでは、ミハエル&ラルフ・シューマッハ兄弟にとって義理の弟にあたるのだという。
『step-brother』とされているが、異父兄弟なのか異母兄弟なのか、詳しい素性は不明。

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シューマッハ夫妻、コモンウェルス閉会式へ

マレーシアGPのあと、オーストラリア方面でコリーナ夫人と共にプライベート・バカンスをとっていたとされるミハエル・シューマッハが、日曜日の夜メルボルンで行われたコモンウェルス大会閉会式の観戦に夫妻で訪れていたことがわかった。
Commonwealth Closing Ceremony
Commonwealth_ceremony『コモンウェルス・ゲーム』はかつて大英帝国に所属していた国や地域が参加して行われるもので、1930年から開催。
70か国以上、世界の人口の4分の一以上もの人間が参加するという一大イベントだ。
今回はこの影響でオーストラリアGPが開幕戦から第3戦に変更されている。

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コスワース、豪GPに改良型エンジン投入へ

独誌の分析で現在並み居る『V8-2.4リッター』の中でも最高レベルとされたコスワース・エンジンが、今週のオーストラリアGPではウィリアムズ・チームにさらに改良された最新仕様のものを投入することを明らかにした。
Williams Team Garage (C)Williams F1
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同社F1エンジニアリング部門の責任者であるサイモン・コービン氏は「オーストラリアでは2台共に最新仕様のCA2006エンジンを搭載することになる。
これはマレーシアでのトラブルのあと改良されたもので、ファクトリーでのベンチテストやバレンシアでは実車テストも繰り返して信頼性も確認されたもの。自信があるよ。
最初の2レースでわれわれのエンジンには高いパフォーマンスのあることがわかっているので今週のレースが楽しみだ」と、語っている。

今季ワークス・エンジンを失い苦戦するとみられたウィリアムズは、バーレーンGPではロズベルグがファステストラップを記録、マレーシアGPでは2台ともグリッド2列目に並ぶなど高いパフォーマンスをみせ続けている。

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ビルニューブ、『インテル』のCMに登場

『BMWザウバーF1』チームのジャック・ビルニューブ(34歳:カナダ)が、同チームの主要スポンサーの一つである『インテル』社のCMに登場した。
Jacques Villeneuve (C)BMW Sauber F1
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空港の待合室とみられるベンチで、客がノートパソコンを拡げるところに現れるビルニューブはヘルメットを抱え、例のダフダブのレーシングスーツ姿。
これはインテルがいま力を入れている『デュアルコアCPU』の宣伝で、F1のスピードのイメージからその高速ぶりを強調しているようだ。

なお他のシリーズには、歌手のマライヤ・キャリーや俳優のイライジャ・ウッドのものがあるという。

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ミナルディ、2008年にF1復帰へ!?

ミナルディ・チームをレッドブルに売却したばかりのポール・ストゥダート氏が、2008年シーズンにも復帰する意向を示して注目されている。
Paul Stoddart (C)Ex.Minardi S.p.A
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これは28日(火)オーストラリアGPを控えたメルボルンでの2シーターF1カー・イベントの席で同氏が語ったもの。
それによれば2008年、『ヨーロピアン・ミナルディF1チーム』の名称で、マシンは2004年のものを流用、本拠地はイギリスのレドブリーに置くという具体的なもの。

「2008年、モズレーが言うようにF1チームのコストが1億ドル(約118億円)程度に下がるのなら、前回のように破綻することはない」と、自信をみせているが、どうやら残りエントリー枠が一つとなったため、いち早く参戦の意志を示しておこうという目論見のようだ。

同氏はその後自身の運営する航空会社が不調、「F1チーム時代が懐かしい」と繰り返していると伝えられた。

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『CVCキャピタル』、F1株式買収終える

かねてF1株式取得の意向を示していた『CVCキャピタル』が、その買収を終えたことが明らかとなった。

同社のドナルド・マッケンジー氏は「われわれはF1への投資を終えたことを喜んでいる。
バーニー エクレストンと共にさらにこのビジネスを伸ばしていきたい」と語り、新たに設立した法人『アルファプレマ』社がF1株式を保有することを明らかにした。

CVCは2輪の世界選手権の株式も保有するため、EU域の経済活動を監視する欧州規制当局が独占禁止法に触れる可能性があると指摘、遅れていたもの。
Bernie Ecclestone (C)Honda Racing
拡大します
詳細について明確にされていないが、SLECの25%を所有するエクレストン氏と、残りの75%を所有する大株主であるバイエルンLB銀行、JPモルガン、リーマン・ブラザーズらが共に株式を売却したものとみられている。

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2006/03/28

スーパー・アグリ、豪GPに新型ウィング投入へ

『スーパー・アグリ・F1チーム』では、今週行われるオーストラリアGPに、新設計のフロントウィングを投入することを明らかにした。
Super Aguri『SA05』 (C)Super Aguri F1
拡大します
鈴木亜久里代表は「オーストラリアGPにはさらに更に改良を施したフロントウィングを投入する予定だ。
これによりマシンのパフォーマンスも改善される筈だね。
スターティング・グリッドのポジションを上げ、カーナンバー22と23の両方がレースをフィニッシュすることがわれわれの目標だよ」と、語っている。

同代表はこれまで「暫定マシンの『SA05』にはあまりお金を掛けたくない」と繰り返していた。

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ビルニューブ、ウェバーのパフォーマンスに懸念

かつてウィリアムズ・チームで世界チャンピオンに輝いたジャック・ビルニューブが、現在同チームで2年目のシーズンを迎えるマーク・ウェバー(29歳:オーストラリア)の現状について懸念を示している。
Mark Webber (C)Williams F1
拡大します
「勝てないクルマであまり多くのシーズンを過ごしてしまうのは、ドライバーにとって有益なことではないよ。
勝てないことに慣れてしまって、そのことが影響を及ぼしてしまうんだ。
僕は、ウェバーは間違いなく速くて強いドライバーだと思うよ。
でも、彼の場合は予選でのパフォーマンスが、逆の効果を与えてしまっているね。
あまりに予選での結果が良いので、決勝レースでは決していい印象を与えなくなってしまっているんだ」

それでも今週のオーストラリアGPでは、間違いなくウェバーが最大の喝采を受けるドライバーになることだろう。

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バリチェッロ、V8スーパーカー見て士気上げる

ここまで開幕2戦、思うようなレースができないでいるホンダ・チームのルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)は、いち早くオーストラリア入りしてV8スーパーカーレースを観戦、士気を上げている。
Image (C)V8 Supercar Series Au.
拡大します
V8スーパーカーはオーストラリアで人気のツーリングカーレースで、今回バリチェッロは同国人ドライバー、マックス・ウィルソンの応援のためアデレードでのレースを観戦したという。

「僕は冬のテストでバーレーンやマレーシアのような暑いコンディションでのテストができなかったから、いまいちミシュランタイヤとのマッチングに苦労している。
でもメルボルンではきっと気温がずっと低いから、もっといいレースができる筈だよ」と、バリチェッロ。

ちなみにバリチェッロとウィルソンとは、サンパウロでの幼なじみだという。

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ライコネン、「今度は真っ当な勝負がしたい」

チャンピオン候補の筆頭にあげられながら、今シーズンもここまで開幕のバーレーンGPではサスペンション・トラブルによりクラッシュして最後尾スタートに、続くマレーシアGPではレッドブルのクリエンに追突されてリタイヤと不運が続くキミ・ライコネン(26歳:フィンランド)だが、「今週のオーストラリアGPでは真っ当な勝負がしたい」と、意欲を語っている。
Kimi Raikkonen (C)McLaren Group
拡大します
「『MP4-21』自体のポテンシャルは決して悪くないんだ。
バーレーンでは最後尾の22番手からスタートして表彰台に上がれたくらいだからね。
でもとにかく何かしらのトラブルが僕を襲って苦しめる。
今週のアルバートパークは公道を使うのである意味特殊なレースだけれど、ここではいつも地元の熱狂的な歓迎が雰囲気を盛り上げてくれる。
それに応える意味でも、せめて今回はトラブルフリーで真っ当な勝負をさせて欲しいよ」

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新規参戦の可能性は残り1チームだけに

今回GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側5チームが2008年のエントリーを表明したことで、すでに新コンコルド協定にサインしているとみられる6チーム(フェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、トロ・ロッソ、ミッドランド、スーパー・アグリ)と合わせ11チームとなる。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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FIAはすでに2008年からのF1は最大で12チームまでにする意向を表明しているため、このままでいくと残り枠はただ一つということになりそうだ。

これまで噂に上がっているのはマクラーレンのジュニア・チーム、デビッド・リチャーズ氏のプロドライブ社やエディ・アーバイン氏のロシア系(?)チーム、さらにはミハエル・シューマッハによる自身のチームなどがあるが、最有力はディレクシブ&ジャン・アレジというコンビネーションとされ、すでにファクトリーの確保もされているとされるマクラーレン・ジュニア・チームか。

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自動車メーカー、結局FIAの強権に屈す

主にF1利益配分の不透明さを不満として、長いこと対立してきた自動車メーカー系チームとバーニー・エクレストン氏&FIA側との対立だったが、最終的にFIAの強権に屈した形となった。
Image (C)Renault F1
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当初欧州系チームによって構成されたGPWC(グランプリ・ワールド・チャンピオンシップ)からはフェラーリ(フィアット)とウィリアムズ(当時BMW)が抜けていずれもFIAの新コンコルド協定にいち早くサイン、より高額の配分を約束されたと伝えられる。

チーム側には新たに日本のホンダとトヨタが加入して現在のGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)を構成し、新F1シリーズの立ち上げもちらつかせながらFIAと交渉を続けてきた。

しかしながら、今回FIAが2008年エントリーの締め切りを今月いっぱいに設定したこと。
エントリーをしなければ2008年レギュレーションの策定にもそもそも参加させないばかりか、新規チームの動向によっては現在の有力チームであっても参戦を認めないという強硬手段に出たため、結局チーム側が折れた形となった。

今後、メーカーチーム側はマシン規則に対し要望を出すものとみられるが、完全にFIA主導の現在の状況では、最高テクノロジーの場としたいチーム側の意向は認められることはなさそうだ。

メーカーチーム側が折れざるを得なかった背景には、F1でFIAと完全対立した場合、その他のすべてのモータースポーツ分野においてもFIAから参戦の機会を奪われる可能性があったためとみられる。

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GPMA5チーム、2008年F1エントリー

gpma_logo27日(月)、自動車メーカー系5チームで構成されるGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション:ルノー、マクラーレン、トヨタ、ホンダ、BMW)が、FIAが設定した今月末までに2008年エントリーを行なうことを発表した。

GPMAによる声明は次の通り。

GPMAを通して団結した5チームは、2008年FIAF1世界選手権への参戦申請を提出した。
チームは参戦の承認と、2008年規約を完成させるためにFIAと討議を始めることを期待している。
GPMAメンバーは一致団結して組織しており、すべての関係者の利益のためにF1を改善するようこのスポーツの向上に務めており、話し合いは継続されている。

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2006/03/27

モンツァ騒音訴訟、和解との報

最悪の場合、イタリアGPの開催も危ぶまれたモンツァ・サーキットの騒音訴訟だが、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙はこれが和解に達する見込みと報じた。
Michael Schumacher/2005 Monza (C)Ferrari S.p.A
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それによれば、先週末、ミラノの裁判所において話し合いが持たれた結果、コースに防音壁を設けることでモンツァ市長と地元住民との間で和解に至りそうということだ。

モンツァ・サーキットは1950年の近代F1グランプリの初年からイタリアGPを開催。
以来、唯一1980年のただ1回を除き2005年まで開催され続ける伝統のサーキット。
ミハエル・シューマッハは4回の優勝経験を持つ。
また日本でも映画『グランプリ』(三船敏郎)に出てきたコースとして知られる所だ。

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ウィリアムズ首脳、「テスト制限は小チームに不利」

昨シーズン、フェラーリ・チームだけが同意しなかったことにより成立しなかったシーズン中のテスト制限(昨年は30日)だが、今年はこれを36日までとすることで合意した。
しかしこれについてウィリアムズ・チームのパトリック・ヘッド/エンジニアリング・ディレクターは「テスト制限は小チームに不利になるもの」と主張している。
P.Head & N.Rosberg (C)Williams F1
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「ただシーズン中のテストを制限しても、FIAが他の部分でのコスト増大を押さえないことにはF1における持てる者と持たざる者との差を拡大するだけだ。
(メーカー系の)大チームは、テストができない分を他のシミュレーション装置に大きなお金を掛けて実施するようになる。
そうしたことに、われわれプライベート・チームはとてもついていけないからね」

ヘッド氏によれば、もし他のメーカー系チームのような設備があれば、例えば同チームが開発中のシームレス・ギヤボックスもコース上で実車テストする必要がなくなる筈と主張している。

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ミシュラン、「秋のオーストラリアはウチのもの」

今週F1グランプリは南半球へ。
バーレーン、マレーシアと酷暑の中で行われた開幕2戦と違い、今週のオーストラリアGPメルボルンは今が秋ということになる。
一般に高温下のレースが得意と言われるブリヂストンタイヤに対し、ミシュラン陣営は逆に「オーストラリアは有利」と踏んでいるようだ。
Michelin Tyre (C)McLaren Group
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ミシュラン・モータースポーツのF1責任者であるニック・ショラック/ディレクターは「今年のオーストラリアGPはコモンウェルス大会の影響でいつもよりも開催時期が遅い。
それは、これまでのオーストラリアGPよりも気温が低いだろうということで、すなわちわれわれにより有利であると考えられる。
今回ミシュラン・ユーザーには、当然前の2レースよりも柔らかいコンパウンドのものを供給することになるだろう」と、自信をみせている。

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タイセン氏(BMW)、「V8エンジン導入早過ぎた」

『BMWザウバーF1』チームのマリオ・タイセン/ディレクターは、前戦マレーシアGPで多くのクルマがエンジン交換を強いられたことについて触れ、「『V8-2.4リッター』エンジンの導入は早過ぎた」と述べている。
BMW V8 F1 Engine/Bench Test (C)BMW Motorsports
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「エンジンに関する規則の変更があまりに急で、V8エンジンの開発に十分な時間がなかった。
そのため、いま各チームとも信頼性の確保に汲々としている有様だよ。
とはいえ、次のアルバートパークは開幕2戦のような高温という過酷な条件はないため、エンジンにそれほどの負担は掛からないだろうがね」と、楽観的。

しかしながら、2006年シーズンにエンジン規則を変更することは、すでに2004年の段階で確定していたこと。
BMWがその対応で後手に廻ってしまったことは間違いなさそうだ。

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オフテストはホンダが1番、スーパー・アグリがビリ

ウィリアムズ・チームが自チーム集計によるオフテストの総走行距離一覧を発表している。
それによれば、ホンダ・チームが最多の約27,500キロ、最小はスーパー・アグリで約500キロ。実に両者は55対1という比率になった。
ただしこの集計には、(おそらくトップのホンダに匹敵しているものと思われる)フェラーリ・チームの分はなぜか入っていない。

チーム別オフテスト距離数

Pos

チーム名

テスト距離数(km)

1

ホンダ

27,495

2

マクラーレン・メルセデス

25,530

3

ルノー

22,286

4

トヨタ

19,054

5

ウィリアムズF1

17,860

6

BMW・ザウバー

13,898

7

レッドブル・レーシング

9,210

8

ミッドランドF1

7,569

9

スクーデリア・トロ・ロッソ

5,873

10

スーパー・アグリF1

508

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レッドブル、A1リンクはテストコースに

経営難に陥ったA1リンクの共同オーナーとなり、約1億2千万ドル(約140億円)もの巨費を掛けて全面改修を行ったレッドブルだが、これをテストコースとして使用する方針を明らかにしている。
2003 Austria GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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これは同社のディートリッヒ・マテシス/オーナーが地元紙に語ったもので、このサーキットでレースを開催する意志はなく、自チームのホーム・サーキットとしてテスト専用にするというもの。
同氏はFIAからの許可に楽観的見通しを示しているが、かねてモズレー会長とは個人的にも親しく、FIAの新コンコルド協定にもいち早く同意しているレッドブルのこと、狙い通りに進むことだろう。

A1リンクでは、1997年から2003年までオーストリアGPを開催、現役ドライバーではシューマッハ、ビルニューブ、クルサードらが優勝している。

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バレンティーノ・ロッシ、来季F1転向に懐疑的

昨シーズンからフェラーリ・チームでF1テストを重ねていた2輪の王者バレンティーノ・ロッシ(27歳:イタリア)だが、来季にもと噂されたF1転向についてはその可能性が低くなったようだ。
Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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これは英『BBC』に語ったもので、その中でロッシは「いま2つのチームが自分を必要としていて、僕は2-3か月のうちにはこれに結論を出さなければならないだろう。
F1転向というのは、自分のプライベート生活のことを考えると無理があるね。限界だよ」と、明かしている。

ロッシは今年フェラーリで定期的にテストをする予定になっていたが、同チームが今年はシーズン中の年間テスト制限(36日まで)に合意したため、その余裕がなくなったとみられている。
(合意では、フィオラノのように自社コースで行った場合、一人0.5日分に換算される)

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2006/03/26

バリチェッロ、「チャンピオンになるため移籍した」

今季ホンダ・チームに移籍したルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)は、ck
移籍の理由について次のように独『TVムービー』に語っている。
Rubens Barrichello/Honda『RA106』(C)Honda Racing
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「僕がフェラーリを出たのは、チーム内でトラブルがあったから、とか言われているようだけれど、そんなことはない。
僕はチームともシューマッハともうまくやっていたし、何も問題なく走ることができたんだ。
僕がホンダに移籍することを決めたのは、ここならタイトルを獲るチャンスがあると思ったし、そのために僕やバトンが求められていると感じたからなんだ。
ホンダにはそれだけのやる気があるし、今年僕らは間違いなく勝つことができると確信しているよ」

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英紙、バトンの入賞に皮肉な評価

マレーシアGPをフロントウィングからスタートしたホンダ・チームのジェンソン・バトン(26歳:イギリス)は、ルノーの2人と並び3位表彰台をゲットしたが、母国イギリスのメディアは次のような見方をしている。
Jenson Button/2006 Malaysia GP (C)Honda Racing
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イギリスで第2位の売り上げを誇る『ガーディアン』紙は、「バトンはマレーシアGP決勝レースで偉大な記録を打ち立てた。それは、一度も優勝することなく13回も表彰台に上がった最初のF1ドライバーになったことだ」と皮肉に伝えている。

また同国内では「100回もグランプリに参戦して一度も優勝できないドライバーが世界チャンピオンになった試しはない」と、冷ややかな見方も以前からささやかれている。(今回バントは102戦目)

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フェラーリ、ルノーら、FIAとエンジンについて検討

FIAはすでに2008年シーズンからF1エンジンに関する規定について大幅な簡素・統一化を目指しているが、これらについてフェラーリ、ルノー、そしてコスワースの担当者と検討の場を先週末に持ったことが英『ロイター』で伝えられた。
Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
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それによれば場所はフェラーリの本拠地マラネロで行われ、FIAからはマックス・モズレー会長をはじめF1レース・ディレクターのチャーリー・ホワイティング氏、FIAコンサルタントであるピーター・ライト氏(ロータスなどで活躍)ら首脳が出席したということだ。

一方ホンダなどは、最高のテクノロジー発揮の場である筈のF1にとって、FIAが目指す簡素・統一化はふさわしくないと反発している。

歴史的にFIAと共にF1を構成してきたと言えるフェラーリとコスワースの参加は想像がつくが、現在GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)の構成者であるルノーの参加は意外に受け止められている。

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ホンダ、鈴鹿でのグランプリ継続開催希望

現在トヨタの資本下にある富士スピードウェイが先に2007年からの『日本GP』開催を正式に発表したが、一方これまで20年に渡って同GPを連続開催してきた鈴鹿サーキットのほうがどうなるかはまだ明確でない。
鈴鹿サーキット/2005 Japanese GP (C)Honda Racing
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こちらの親会社であるホンダでは「FIAからの正式な通知はまだ受け取っておらず、引き続きF1グランプリの開催に向けて交渉中であると認識している」とした。

できれば10月開催の富士スピードウェイでの日本GPに対しオーストラリアGP、マレーシアGPに続く開幕第3戦目として『パシフィックGP』(仮称)として開催するという『1国2GPの開催』か、または富士と鈴鹿で1年毎に開く『交互開催』、という2案が希望的観測として語られているようだ。

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2006/03/25

ラウダ氏、「フィジケーラ チャンピオンのチャンス」

元F1チャンピオン、ニキ・ラウダ氏(57歳:オーストリア)が、マレーシアGPで優勝したルノーのジャンカルロ・フィジケーラ(33歳:イタリア)について「チャンピオンを獲得する大きなチャンスが来た」と『キッカー』誌で語っている。
Niki Lauda (C)Ex.Jaguar Racing
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「これまでフィジケーラはアロンソの陰に隠れていたが、もうそんな必要はない。
いま、彼にはその瞬間が来たんだよ。
これからは堂々と、世界チャンピオン獲得に向けて振る舞うべきだね」

ラウダ氏はまた「チームを去ろうとしているドライバーとの差は明らか」とも語っている。

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ウィリアムズ、チーフ・デザイナー離脱

ウィリアムズ・チームのチーフ・デザイナーであるヨルグ・ザンダー(42歳:ドイツ)氏がこのほどチームを離脱したことがわかった。
Williams Factory (C)Williams F1
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ザンダー氏はB.A.R・ホンダ・チームに3年間チーフ・エンジニアとして在籍したあと、去年ウィリアムズへと移籍したばかり。

チームでは「離脱の理由はザンダー氏の完全な家庭の問題」として、チームに影響はないことを強調している。

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スーパー・アグリ、『フォーミュラワン』使えず

redlogo当初『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』としてロゴなども制定してきたスーパー・アグリ・チームだが、『スーパー・アグリ・F1・チーム』に変更していることがわかった。
F1ではFIAの制約から参戦チームといえども『フォーミュラワン』という名称を使うことができないためという。

話は簡単だが、これによってファクトリーの看板からマシン、チームウェアのロゴまですべて書き換えることになる訳で、新チームらしい思わぬつまづきをみせとしまったと言えそうだ。
(旧ロゴ)
superagurif1_logo2

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ポールリカール 3日連続コバライネン首位(3/24)

Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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24日(金)、合同テストとなって第3日目、そして最終日を迎えたポールリカールは、この日もルノーのテストドライバー、ヘイキ・コバライネンが前夜来の雨でタイムこそ前日より落としたもののまたもトップタイム。
これで参加した3日間のすべてで首位に立つという圧巻ぶりをみせた。

今回の合同テストはこれで終了。
F1サーカスは南半球オーストラリアへと向かう。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 H.コバライネン FIN Renault 1'05.287 92 R26 ML
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'05.381 98 MP4-21 ML
3 N.ハイドフェルド GER BMW 1'05.626 192 F1.06 ML
4 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'05.709 61 MP4-20s ML
5 R.ゾンタ BRA Toyota 1'06.949 139 TF106 BS
6 O.パニス FRA Toyota 1'07.851 110 TF106 BS

   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   コースは時によりさまざま 今回は3E-SC 3.818km

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2006/03/24

2007年F1日本GPは富士で開催

fswlogo06
2006年3月24日
富士スピードウェイ株式会社

富士スピードウェイ 2007年F1日本グランプリを開催


 富士スピードウェイ株式会社(代表取締役会長:齋藤明彦 以下、富士スピードウェイ)は
フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)の開催権利等を管理するフォーミュラ・ワン・アドミニスト
レーション(会長:バーニー・エクレストン氏 以下、FOA)と、F1日本グランプリを2007年
10月に富士スピードウェイで開催することで合意した。

 富士スピードウェイは1966年に開業し、世界でも有数の超高速サーキットとして約40年に
わたり、スポーツカー、ツーリングカー、フォーミュラカーなどによる数々の国際・国内レースを
開催してきた。F1についても、日本初開催となった1976年、翌1977年と2回の開催実績が
あり、2007年の開催は30年振りとなる。

 富士スピードウェイは2005年に施設を全面リニューアルし、世界最新のサーキットとして
国際自動車連盟(FIA)が定める、F1開催に必要な「グレード1」ライセンスを既に取得済み
である。

【FOA代表 バーニー・エクレストン氏のコメント】
「このたび、名峰“富士山”を望む美しい自然に囲まれた富士スピードウェイで、F1日本
グランプリを開催できることを大変嬉しく思っている。今回の決定が F1の新たな時代の
幕開けとなることを期待している。」
以上

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トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(3/23)

toyota_newlogo_sポールリカール合同テスト2日目 暖かさに恵まれてデータ収集へ周回
ヤルノ・トゥルーリとリカルド・ゾンタが、さらに柔らかい新タイヤ・コンパウンドをテスト

終日、強風に見舞われたものの太陽には恵まれたポールリカール合同テスト2日目は、ヤルノ・トゥルーリとリカルド・ゾンタが走り込むには、十分なコンディションとなった。
午前中は、両ドライバーが異なった
セッティングのテストを継続。
午後は、これまでよりも、さらに柔らかいタイヤ・コンパウンドのテストを行った。
明日のテストは、オリビエ・パニスとリカルド・ゾンタによって引き継がれる。

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ラルフ夫人、7,000万円の年間契約結ぶ

ラルフ・シューマッハ(トヨタ)の夫人コラさんは、かねてツーリングカー・レースに参戦していることで知られているが、このほど年間60万ドル(約7,000万円)という巨額の契約を結んだことが分かった。
Cora Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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これは独『ビルト』紙が報じたもので、それによればコラさんは今季DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)シリーズのサポートレースである『スーパーコパ』シリーズに参戦することで合意したという。
その契約金60万ドルは並みのF1ドライバーを凌ぐもの。
ちなみに同紙によれば今年のF1ルーキー、ニコ・ロズベルグの年棒は40万ドルなのだとか。

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どうする自動車メーカー系5チーム

FIAが2008年シーズンのエントリーについて、今月末まで(2年前!)という強硬手段に出たことで、GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)を構成する5つの自動車メーカー系チームは追いつめられている。
(これまでは前年の11月までにエントリーだった)
Image (C)Renault F1
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現在これらのチームはFIAがこれまで示した2008年からのレギュレーションに強く反発しているが、3月31日までにエントリーを済ませなければ、そもそも今後のレギュレーション策定にも関われないことが示された。
さりとてエントリーするには新コンコルド協定にサインしなければならず、これまで対立してきたFIAの軍門に自ら下ることになる。

またFIAは2008年シーズンの参加チーム数を12チームまでと限定していて、すでにフェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、トロ・ロッソ、ミッドランド、そしてスーパー・アグリの6チームはコンコルド協定にサインしたとされ、確定的。
残り枠は一応6チーム分あるが、すでに3-4の新チームが名乗りを上げる構えをみせていて、場合によってはルノーらチャンピオン・チームであっても2008年からは参戦できない可能性もあるのだ。

GPMA側チームは、次戦オーストラリアGPへの準備に追われる一方で、かつこちらの政治的な判断をいま緊急に余儀なくされている。

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フィジケーラ、マレーシア優勝で残留の可能性高まる

昨年のチャンピオン・チームであるルノーでは、すでに2007年アロンソがマクラーレンへ移籍することが決まっているが、まだ去就が明らかでないフィジケーラについて残留の可能性が高まったとされている。
Giancarlo Fisichella/2006 Malaysia GP (C)Renault F1 UK
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これはフラビオ・ブリアトーレ代表が明らかにしたもので、「もともとあえて2人共変更するリスクを冒す必要はないのだし、彼がこのままこうして活躍してくれるのなら、チームとして支援を惜しむものではない。
フィジケーラの今季の成績次第だが、チャンピオンになってくれれば万々歳だね。
あとはウチの若手の成長次第ということになるだろう」と語り、来季フィジケーラ&コバライネン体制という可能性を示したものと受け止められている。

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マレーシアGP、結局観客数は微増に留まる

土曜日までの段階では、今年のグランプリ観客数の増加に自信を示していたマレーシアGPだったが、結局決勝レース日の数字は微増に留まったことがわかった。
2006 Malaysia GP Start Scene (C)Renault F1
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これはセパン国際サーキットのアームド・ムスターファ/ゼネラル・マネージャーが明らかにしたもので、それによれば日曜日の観客総数は107,634人だったとのこと。
実際、グランドスタンドこそ観客で埋まったが、その他のスタンドでは空席が目立っていた。
ちなみに昨年は106,000人と発表されている。

今年マレーシアGPは8回目。
政府も肩入れして種々のイベントを行うなど尽力しているが、例年観客不足に悩んでいるのが実情だ。

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バレンシアは引き続きウィリアムズとレッドブル(3/23)

David Coulthard/Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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23日(木)スペインのバレンシア・サーキットでは合同テストは引き続きウィリアムズ(ブリヂストン)とレッドブル(ミシュラン)によって行われた。
レッドブルはこの日もクルサードが、ウィリアムズはテストドライバーのブルツに交代、共にタイムを短縮している。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'11.758 62 RB2 ML
2 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'12.689 103 FW28 BS

   * 2006 Test Time : 1'08.540 A.Davidson/Honda RA106 (3/02)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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フェラーリは引き続きフィオラノでテスト(3/23)

Luca Badoer (C)Ferrari S.p.A
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23日(木)、フェラーリ・チームによるフィオラノ・サーキットでの単独テストは第2日目を迎えた。
ドライバーは引き続きテストドライバーのルカ・バドエルで、マシンは『248F1』。
朝がたは曇っていたものの、その後は晴れに恵まれた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 L.バドエル ITA Ferrari 0'58.369 120 248F1 BS

   * 2004 Test Time : 0'56.060 M.Schumacher/Ferrari F2004 (4/15)
   * 2006 Test Time : 0'57.652 M.Schumacher/Ferrari 248F1 (2/07)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ポールリカールはまたもコバライネン首位(3/23)

Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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23日(木)のポールリカール合同テストは、ルノーのテストドライバー、ヘイキ・コバライネンがこの日なんと213ラップを周回し前日に続いてトップタイムを記録した。

これにBMWのハイドフェルド、マクラーレンのデ・ラ・ロサとパフェット、そしてトヨタのトゥルーリ&ゾンタが続いている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 H.コバライネン FIN Renault 1'04.400 213 R26 ML
2 N.ハイドフェルド GER BMW 1'04.903 96 F1.06 ML
3 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'05.094 145 MP4-21 ML
4 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'05.094 153 MP4-20s ML
5 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'05.702 72 TF106 BS
6 R.ゾンタ BRA Toyota 1'05.738 121 TF106 BS

   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   コースは時によりさまざま 今回は3E-SC 3.818km

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2006/03/23

トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(3/22)

toyota_newlogo_sポールリカール合同テストに参加 第3戦オーストラリアGPへ向け準備開始
ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタが主にタイヤに関するデータを収集

先週のマレーシアGPで進歩を見せたパナソニック・トヨタ・レーシングは、次戦オーストラリアGPへ向け、数多くのテスト項目をこなすべく、ポールリカール・サーキットへと戻って来た。
チームはタイヤプログラムに集中し、特に、“TF106”の挙動に適合するための、セットアップおよびタイヤ温度に関する、データ収集を行った。

テスト初日は、ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタがテストに参加。
午前中は寒い天候に見舞われたものの、午後には気温も回復し、両ドライバー共にテストと評価を行うことが出来た。
明日23日(木)は、ヤルノ・トゥルーリとリカルド・ゾンタがテストを継続する予定。

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ホンダ、バレルンガテスト2日目(3/22)

Anthony Davidson (C)Honda Racing
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ホンダ・チームによるバレルンガ単独テストは、22日(水)第2日目を迎えた。
この日も参加したのはテストドライバーのアンソニー・デビッドソンとジェームス・ロシターで、引き続きデビッドソンが『RA106-02』、またロシターは『RA106-05』を走らせた。
テスト内容の詳細は不明。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 A.デビッドソン GBR Honda 1'16.040 67 RA106 ML
2 J.ロシター GBR Honda 1'17.608 35 RA106 ML

   * 2005 Test Time : 0'56.449 M.Webber/Williams BMW FW27 (5/11)
   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * コース設定不明

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GPMAに最後通牒突きつけた、モズレーFIA会長

今回世界モータースポーツ評議会に承認されたことにより、マックス・モズレーFIA会長はかねて示唆していた通りGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側チームに最後通牒を突きつけた形となった。
Image (C)Ferrari S.p.A
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これは、2008年シーズンのエントリーを3月24日から31日までのわずか1週間に限定して踏み絵を迫ったもの。

GPMAは現在のコンコルド協定が切れる2008年シーズン以降、新F1シリーズの立ち上げを示唆してFIAを揺さぶってきたが、事実上、今回新コンコルド協定に同意しなければルノーらチャンピオン・チームといえども参戦の可能性を奪うという強硬なものだ。

現在GPMAに所属してFIAと対立しているのはルノー、マクラーレン(メルセデス)、トヨタ、ホンダ、そしてBMWの5チーム。
一方、すでに新コンコルド協定にサインしている(とみられる)のはフェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、ミッドランド、トロ・ロッソ、そしてスーパー・アグリの6チームとなっている。

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エンジン交換のペナルティはウェイト搭載へ

2008年からのF1レギュレーションについて、世界モータースポーツ評議会は今日23日にその詳細を示すとしているが、どうやらエンジン交換によるペナルティがウェイト搭載というものに変更されるようだ。
Monitor Image (C)Honda Racing
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現在の規則では、エンジン交換した場合は予選グリッド10番降格というペナルティになっているが、これは12番手以降の予選結果であれば実質的な不利益は受けないことになる。
また例えば今回のマレーシアGPのフェリッペ・マッサ(フェラーリ)のように2回エンジン交換したとしても、22番手以降にグリッドが下がる訳もなく、もちろんペナルティの意味はない。

今回伝えられる案によれば、エンジン交換した場合に15キロのウェイトを搭載することになるということで、これであればレース終了までペナルティ効果が意味を持つことになる。

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新人ロズベルグ、「叱られちゃった」

今季、かつて父がチャンピオンを獲得したウィリアムズ・チームからF1デビューを果たしたニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)は、デビュー戦でいきなりレース中のファステストラップを記録するなどその実力の片鱗を見せつけているが、今回のマレーシアGPではレース後チーム首脳から叱られたことを白状している。
P.Head & N.Rosberg (C)Williams F1
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それによれば、スタート直後の加速でロズベルグはチームメイトであるウェバーをピットウォール側に強く牽制したが、結果的にその間隙を縫って後方スタートのアロンソ(ルノー)にオーバーテイクを許してしまったというもの。

レース後注意を受けたロズベルグは、憤懣やるかたない先輩ウェバーの元に謝罪に出向いたということだ。

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コスワースV8エンジン、20,000回転の壁に到達へ

独『スポーツ1』誌によれば、今季ウィリアムズ・チームに搭載されているコスワースV8-2.4リッター・エンジンは、すでに20,000回転の壁に到達するレベルにあるという。

これは、同誌がバーレーン&マレーシアGPにおける音響分析の結果得られたデータから算出したというもので、それによれば今季V8-2.4リッター・エンジンを製作するメーカーの中で最小の、しかも自動車メーカーとの関わりを持たないプライベーターが並み居るワークス・エンジンを凌いで最高レベルにあるという驚きのものだ。
Williams Cosworth FW28 (C)Williams F1
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実際、同エンジンを搭載するウィリアムズ・チームは、開幕のバーレーンGPではファステストラップタイムを記録、マレーシアGPではリタイヤしたものの予選では2列目を得るなど高いパフォーマンスを見せ続けている。

なおレース中、国際映像のデータでは優勝したルノーの場合、約19,500回転程度であることが映し出されていた。

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2008年F1レギュレーションの目的は3つ

22日(水)世界モータースポーツ評議会によって承認された2008年に導入予定のF1レギュレーションの詳細は、今日23日に明らかにされることになっているが、FIAによれば、その目的は次の3つにあるとされている。
Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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まず第1は長年叫ばれているF1コストの削減。
続く第2にはスポーツとしてのスペクタルの改善。
そして第3に現在の安全性を確保した上でのさまざまな改善だ。

大きな時間的余裕を必要とするマシンのデザインに関する規則については、2006年6月30日までに決定される。
また、それ以外の運用部分の規則については、今後各チームと相談しながら、2008年のシーズン開幕まで弾力的に進めていくという。
レギュレーションの変更は、必要に応じ各チームから1名ずつ選出された代表者によるスポーティング・ワーキング・グループにおいて検討、多数決で決定。
さらにFIAのF1委員会&世界モータースポーツ評議会によって承認、変更できるとされている。

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世界モータースポーツ評議会、2008年規則承認

22日(水)、FIAの世界モータースポーツ評議会がパリで開かれ、マックス・モズレー会長から提案された2008年からのF1規則改定案を承認した。
これは3月23日に発表される。
Max Mosley (C)Renault F1 UK
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さらに同評議会はモズレー会長のもう一つの提案である2008年のF1エントリーの締め切りを2006年3月24日から31日にするというルールをも承認した。

このエントリーを終えたチームだけが、2008年のレギュレーションについて決定するテクニカル・ミーティングへ招待されることになるということで、いまだ新コンコルド協定にサインしていないGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側のメーカー・チームにとっては大いなる脅威になりそうだ。

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フェラーリはフィオラノでテスト開始(3/22)

Luca Badoer (C)Ferrari S.p.A
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22日(水)、フェラーリ・チームはフィオラノの自社サーキットでの単独テストを開始させた。
ステアリングを握ったのはテストドライバーのルカ・バドエルで、マシンはもちろん『248F1』が使われた。
しかし残念ながらこちらも時折雨粒が落ちるという恵まれないコンディションで、バトエルも主にブリヂストンのウェットタイヤのテスト・プログラムを行うに留まった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 L.バドエル ITA Ferrari 1'03.198 62 248F1 BS

   * 2004 Test Time : 0'56.060 M.Schumacher/Ferrari F2004 (4/15)
   * 2006 Test Time : 0'57.652 M.Schumacher/Ferrari 248F1 (2/07)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ポールリカール合同テスト2日目(3/22)

Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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マクラーレン・チームが前日スタートさせたフランスのポールリカール・サーキットでのテストは、22日(水)新たにルノー、トヨタ、BMW3チームが合流し全6台で行われた。

トップタイムを記録したのは好調ルノーのテストドライバー、ヘイキ・コバライネン。
しかし僅差で今回ニュー・エンジン搭載と言われるマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサが続いた。
またブリヂストンタイヤを装着するトヨタは依然として苦しんでいるようにみえる。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 H.コバライネン FIN Renault 1'04.466 161 R26 ML
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'04.866 169 MP4-21 ML
3 R.クビサ POL BMW 1'04.970 144 F1.04 ML
4 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'05.874 71 MP4-20s ML
5 R.シューマッハ GER Toyota 1'06.311 79 TF106 BS
6 R.ゾンタ BRA Toyota 1'07.060 40 TF106 BS

   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   コースは設定によりさまざま 今回は3E-SC 3.8km

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ホンダ、バレルンガテスト開始(3/21)

Anthony Davidson (C)Honda Racing
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21日(火)、ホンダ・チームはイタリアのバレルンガ・サーキットでの単独テストを開始した。
参加したのはアンソニー・デビッドソン&ジェームス・ロシターのいずれもテストドライバーで、デビッドソンが『RA106-02』、またロシターは下ろしたばかりの新車『RA106-05』を走らせた。
朝がたはウェットだったためドライになった午後から本格的なテストを実施。
タイヤテストや各種セットアップ等を行った。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 A.デビッドソン GBR Honda 1'15.775 140 RA106 ML
2 J.ロシター GBR Honda 1'16.416 97 RA106 ML

   * 2005 Test Time : 0'56.449 M.Webber/Williams BMW FW27 (5/11)
   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * コース設定不明

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2006/03/22

レッドブル・オーナー、「ワークス・エンジン必要」

昨年のコスワースから、今季フェラーリからエンジン供給を受けているレッドブル・レーシングだが、同グループのディートリッヒ・マテシス/オーナーはなおもワークス・エンジンの獲得に意欲を燃やしているようだ。
Dietrich Mateschitz (C)Redbull Racing
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これは独『スポーツ・ビルト』誌で語ったもので、その中で同オーナーは「(噂になっている)フォルクスワーゲンと話をしているのは事実らしいね。
もっとも、この間まではアウディという話だったんだがね。
まあ、どこになるかはわからないが、いずれちゃんとして自動車メーカーのワークス・エンジンを手にしたいと思っているのはほんとうのことだよ」と、いなしている。

とにかく、これまでにないような投資を続けるレッドブルのこと。
近いうちにどこかの自動車メーカーを口説き落とすこともほんとうにありそうだ。

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マクラーレンはポールリカールテスト開始(3/21)

21日(火)、マクラーレン・チームはフランスのポールリカール・サーキットを舞台に単独テストを開始させた。

しかしながら一日中霧雨が降るというあいにくの天候で、参加したのは『MP4-21』のペドロ・デ・ラ・ロサただひとり。
『MP4-20』でタイヤテストを予定していたもう一人のテストドライバー、ゲイリー・パフェットは残念ながら悪コンディションによりこの日の走行を見合わせた。

テストは金曜日まで続けられる予定。
なお、明日からはルノー、トヨタ、BMWらも合流する予定になっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'14.264 155 MP4-21 ML

   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   コースは時によりさまざま 今回は2E-SC 4.1km

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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レッドブル、モントーヤに高い関心

マクラーレン・チームりライコネンとモントーヤはいずれも今季限りの契約とされる一方で、すでにルノーから2007年フロンソに加入が決まっている。

計算上、一つはシートが空くわけだが、ライコネンにはすでにフェラーリ移籍という話が根強くささやかれ、またモントーヤのほうにもアロンソと入れ替わりにルノー、またはレッドブルへの移籍という話が聞かれている。
Juan Montoya (C)McLaren Group
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こうしたことについて通常関係者は一様に口を閉ざすものだが、しかしレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー/スポーティング・ディレクターはモントーヤ獲得への意欲を『モータースポーツ・ニュース』で広言してはばからない。

「モントーヤはいま示しているパフォーマンスよりも、はるかに優れたドライビング能力を持っている筈さ。優れたマシンさえ与えられるならば、もっともっと活躍するに違いないんだ。
幸いウチは来年エイドリアン・ニューイの関わるニューマシンが出来上がってくる。
そしたらまたモントーヤはその能力を発揮して、レッドブルに素晴らしい成功をもたらすことだろう。
私はモントーヤにオファーを出していることを隠さないよ」

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ルノーのエンジン責任者、「他社はチャレンジしすぎ」

開幕2連戦で、1チームとして最大獲得ポイント数である36ポイント中、実に28ポイントをせしめたルノー・チームでは、エンジン・ディレクターであるロブ・ホワイト氏が次のように語っている。
Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
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「チームはそれぞれの作戦や事情があるから、私がそれを安易に推測するというのは難しいことだが、他所はおそらく攻撃的すぎたのではないか。
チャレンジしすぎたんだよ。
今年のようにエンジンに関するレギュレーションが大きく変更された場合、設計者はパフォーマンスと信頼性とのバランスの兼ね合いをどう取るのか、たいへん難しい判断を強いられるものなんだ。
いずれにせよ、エラーに対してのマージンは最小限のものとなる。
そしてこれの判断を間違ってしまうというのはデザイナーにとって至って容易なことなんだ。
その点で、われわれはすこぶる正しい判断をしてシーズンに臨んだということだね」

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F1株式の売却、おおきく進展か

昨年から進められてきた『CVCキャピタル』によるF1株式の買収に、どうやら見通しが立ったようだ。
Bernie Ecclestone (C)Honda Racing
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これはF1総帥バーニー・エクレストン氏が推し進めたものだが、CVCは同時に2輪の世界選手権の株式も保有するため、EU域の経済活動を監視する欧州規制当局が独占禁止法に触れる可能性があると指摘、遅れていたもの。
今回同局が「条件付きでの買収認可」との見解を発表したことから、一気にエクレストン氏との交渉が進展するものとみられる。

交渉の詳細について明示されていないが、SLECの25%を所有するエクレストン氏と、残りの75%を所有する大株主であるバイエルンLB銀行、JPモルガン、リーマン・ブラザーズらが共に株式をCVCに売却するのではとみられている。

そしてエクレストン氏はF1運営の管理を全面委任されることになり、対立するGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)との力パランスの上で大きな影響力を持つことになるだろう。

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ミッドランドF1のスポンサーが企業合併へ

『ミッドランドF1レーシング』の主要スポンサーである『ロストボーイ』(LBアイコン)と『フランファブAB』が企業合併することになった。
新しい企業はヨーロッパをリードするスケールの大きなデジタルデザインの会社になるという。
『Lostboys』 (C)Midland F1 Racing
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なおロストボーイは同チームのクリスチャン・アルバース(26歳:オランダ)のパーソナル・スポンサーとして、これまでも個人的な支援を続けてきている。

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マクラーレンとBMWにもウィング改善命令

先にフェラーリ『248F1』のリヤウィングに対して他チームから違法であるとの指摘がされていたが、FIAはさらにマクラーレン『MP4-21』とBMW『F1.06』に対しても同様の疑惑があるとして、次戦までに改善することを指示したことがわかった。
McLaren MP4-21 Rear Wing (C)McLaren Group
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それによれば、これらはいずれもウィングがフレキシブルになっていて、高速走行では不法にたわんで空気抵抗が少なくなるというもの。
ただし、その度合いはフェラーリのものが著しく、他の2つのチームものは程度が少ないという。

なお、フェラーリに対してはさらにフロントウィングについても不法であるとの指摘を他チームから受けているが次戦までに改善することで処分を逃れている。。
さらに公式文書での指示もないということで、なんとも曖昧な政治的な手法に思われる。
(以前、B.A.R・ホンダは失格になっている)

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2006/03/21

シューマッハ、『新婚旅行』で気分転換

マレーシアGPでは表彰台に届かなかったミハエル・シューマッハだが、束の間のインターバルを挟んだ次のオーストラリアGPでは巻き返しを図っている。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1 (C)Ferrari S.p.A
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「マレーシアではいい戦いができなかったけれど、次はバーレーンやここマレーシアとはまったく条件が異なる所だからね。
メルボルンではきっとウチのマシンがうまく働いて、今回よりもずっといいレースができる筈さ。
だからいまから楽しみにしているよ」

そのシューマッハは、次のオーストラリアGP(4月2日決勝)までの期間、ヨーロッパには帰らずコリーナ夫人とこの地域で『今年の新婚旅行』で過ごすということだ。

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フェラーリ、「エンジンの問題は解決される」

マレーシアGPでは、マッサが同じ週末に2度もエンジンを交換するなど苦境に見舞われたフェラーリだが、ジャン・トッド監督は次戦オーストラリアGPでは問題はないと強気な姿勢をみせている。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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「問題はピストンにあったのだが、これについてはすでに問題点が見極められた。
分析の結果、これは特定のコンポーネンツについて起こった特定の問題であったことがわかっている。
最終的な結論についてはまだ現在調査されている際中だが、少なくともこれが次戦まで持ち越されるということはないと考えているよ」

今回はフェラーリ・エンジンを搭載する2チーム4台のマシン中、実に3台もがエンジン交換を強いらるという混乱をみせた。

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スターティンググリッドの混乱でFIAに不満集中

今回のマレーシアGPでは予想外に数多くのエンジン交換があったことからグリッド10番降格のペナルティを受けるマシンが続発、これにより各チームとも正確なスターティンググリッドが判断できないという混乱に陥った。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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これについて各チーム首脳からは「FIAは予選が終了した時点で、素早くスターティンググリッドを発表すべきだ」との憤りと不満が相次いでいる。

今回はこの混乱により、例えばフェラーリはミハエル・シューマッハのグリッドについて「11番手」「12番手」「14番手」と混乱、
メディアも真実のグリッドについてその対応が分かれる結果となった。

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BMW首脳、「ルノーだけが一歩先」

F1は2006年シーズンの開幕2連戦を終えたが、『BMWザウバーF1』チームを率いるマリオ・タイセン/ディレクターは「ルノー・チームだけが一歩先を行っている」との分析を示した。
Mario Theissen (C)BMW Motorsports
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それによれば、開幕2戦でルノーが連勝したこと、とりわけ第2戦のマレーシアGPで1-2勝利を飾ったことで同チームが他より抜きん出ていることが明確になったという。

シーズン開幕前は、ルノー、ホンダ、そしてマクラーレンやフェラーリらがほぼ一線と言われていたが、ここまで他チームがトラブルに見舞われたり、決勝レースでペースが追い付かなかったりで、その内実が見えてきたようだ。

これを裏付けるように、わずか2戦ですでにルノーは28ポイントとマクラーレン&フェラーリの15ポイントのほぼ倍を獲得。
ホンダは11ポイントに留まっている。

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アロンソ、「8ポイント獲得は勝利以上の価値」

マレーシアGPでは公式予選時のトラブルから7番手スタートという思わぬ展開になったにもかかわらず、2位フィニッシュして8ポイントを獲得したルノー・チームのフェルナンド・アロンソ(24歳:スペイン)は「これは優勝と同じ価値がある」と自賛している。
Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
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「この2位8ポイント獲得は、僕にとってまるで優勝したのと同じくらいの価値があるものさ。
だって僕の前にいるのは(僚友の)フィジケーラなんだからね。
最大のライバルであるシューマッハを開幕戦のバーレーンで下した上に、今回も僕のほうが上位でフィニッシュしたんだもの、これは価値ある2位だよ」

一方これは、この史上最年少チャンピオンがチームメイトをライバルとして認めていないということなのか。

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クリエン、「アクシデント 僕のせいじゃない」

キミ・ライコネンのクラッシュ・リタイヤの原因を作ったとしてロン・デニス/マクラーレン・チーム代表から名指しで非難されたレッドブルのクリスチャン・クリエン(23歳:オーストリア)が、自分に責任はないと主張している。
Christian Klien (C)RedBull Racing
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「僕は別に周回遅れなんかじゃない。
ライコネンとは正当なバトルを演じていただけ。
(アクシデントの起きた)第4コーナーでは、僕とライコネンは並んでいたんだからね。
おまけにあの時僕のクルマは、半分は縁石を越えていたくらいで、あれ以上右に避けられる筈もなかったんだ。
まだビデオを見た訳じゃないけれど、僕の側から言わせればあれは普通のレーシング・インシデント(出来事)。
こんなのは、よく起こることじゃないかな」

いまのところ、FIAのスチュワードがこれを問題にしているという話はない。

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フェラーリ首脳、「チームオーダーなかった」

マレーシアGP決勝レースでは、終盤先行するフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサに対しエースのミハエル・シューマッハが急速に肉薄、あるいはゴールまでに順位を入れ替えるのではないかとみられたが、結局そのままマッサ5位、シューマッハ6位という順位でゴールした。
M.Schumacher & F.Massa (C)Ferrari S.p.A
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これについて同チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターは「いつも言っているように、われわれのチームにオーダーなんてないよ。したがって故意に順位を入れ替えるなんていうことある筈がないだろう。
見た通り、ウチのドライバーは正当なバトルを演じて正当な順位でゴールしたということだ」

最終的にゴール時の2人のタイム差はわずか0.5秒というきわどいもの。
マシンを降りた2人は互いの健闘を讃え合っていたようだ。
ただシーズンが終盤になってから、今回のポイント差がチャンピオンシップの上で後悔を産むものでなければよいが、とフェラーリ首脳陣は願っていることだろう。

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2006/03/20

ハイドフェルドに女物スカートのプレゼント

『BMWザウバーF1』チームのニック・ハイドフェルドは、今回のマレーシアGPが100戦目のグランプリとなった。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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そこでチームが彼にプレゼントしたのは、バースデーケーキと特製の衣装。
このちっちゃな女物のスカートには『パパは100回目のGPでちゅ』と書いてあった。
もちろん、ハイドフェルドの愛嬢ジュニちゃんへのプレゼントだった。

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ピットレーン最速のモンディーニに罰金55万円!

今回のマレーシアGPではピットレーンの速度が60キロに制限されていたが、『ミッドランドF1レーシング』のジョルジョ・モンディーニ(25歳:スイス)は金曜日のフリー走行セッションで20キロもの速度オーバー。
なんと4,750ドル(約55万1千円)もの罰金を科せられたことがわかった。
Giorgio Mondini (C)Midland F1 Team
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通常は違反しても数キロ程度のもので、例えば今回は同じミッドランドのクリスチャン・アルバースが1.5キロ、ホンダのアンソニー・デビッドソンが1.7キロでそれぞれ250ドル(約2万9千円)の罰金を言い渡されている。

モンディーニは今回が初のF1グランプリということでおそらく不慣れだったろうことは理解できるが、いくらF1ドライバーといえどもただの金曜ドライバーにとって55万円もの罰金はさすがに痛かろう。

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ブリヂストン、「トヨタ着実に進歩している」

時を同じくしてミシュランからブリヂストンにタイヤをスイッチしたトヨタ・チームだが、ウィリアムズがいち早くこれを活かしてスピードを示しているのに対し、明らかにタイヤとのマッチングに苦しんでいるように思える。
Toyota TF106/Bridgestone (C)Panasonic Toyota Racing
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しかしこれについてブリヂストン・モータースポーツの菅沼寿夫/テクニカル・マネージャーは次のように語っている。

「今回、ブリヂストン・ユーザーが表彰台に上がれなかったことは残念だが、フェラーリとトヨタのドライバーがポイントを獲得した。
とりわけトヨタについて言えば、レース中のラルフのペースから判断するとトヨタはブリヂストンタイヤに慣れるに従って着実に前進していると思える。
だから私は、シーズンが進むにつれて彼らが本来の実力を発揮するようになると確信しているよ」

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ウィリアムズ首脳、「忘れてしまいたいレース」

ノンワークス・エンジンながら、2台揃ってグリッド2列目からのスタートということで大きな期待が掛かったウィリアムズ・チームだったが、2台共にリタイヤというショックなものだった。
これについてサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは「まさに忘れてしまいたいレース」と言い切った。
M.Webber & S.Michael (C)Williams F1
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「これほど有望なスタートだったのに、2台共がレースを終えることができなかったのだから、ほんとうに残念きわまりないという言葉に尽きる。
ロズベルグはエンジン、そしてウェバーのほうはハイドロリック系のトラブルだと思う。
今回は信頼性に欠ける結果となったが、しかし速さという意味でのパフォーマンスは十分に証明できたと思う。
次のメルボルンはウェバーのホーム・グランプリ。
彼のためにも、ぜひともお返しをしたいと考えているよ」

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ロン・デニス代表、クリエンを非難

予選グリッド6番手からマレーシアGPをスタートしたキミ・ライコネンだったが、クラッシュによりわずか1周目に早々と姿を消す羽目となった。
これについてマクラーレン・チームのロン・デニス代表はクリスチャン・クリエン(レッドブル)が追突したたためと批難している。
Kimi Raikkonen/『MP4-21』 (C)McLaren Group
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「明らかに原因はクリエンのブレーキングミスだ。
それもまったく初歩的なミスで、馬鹿げたことだよ。
実際問題、ライコネンは決勝レースに焦点を合わせて臨んでいて、優勝候補の筆頭だったのにね。
われわれの1台は、クリエンの愚かな行為によってたった1周で泡と消えてしまったんだ」と、憤懣やるかたない表情だ。

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マクラーレン、次戦豪GPでは進化型投入

今回のマレーシアGPではいまいち精彩を欠いた感のあるマクラーレン・チームだが、ロン・デニス代表は次戦オーストラリアGPにはバージョンアップした進化型を投入する方針を明らかにした。
McLaren MP4-21 Rear Wing (C)McLaren Group
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同代表によれば、続いて5月7日決勝の第5戦ヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)には、さらなる改良型を投入する計画になっているとのこと。
この相次ぐジージョンアップの計画発表、あるいはこれはキミ・ライコネンを引き留めるための作戦なのか。

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ワークス・ホンダの表彰台ゲットは38年ぶり

マレーシアGP決勝レースではルノー・チームが24年ぶりの1-2勝利を獲得した一方、今季ワークスチームとして復活したホンダのジェンソン・バトンが3位表彰台を獲得。
純ホンダ・チームとして、こちらはなんと1968年以来、38年ぶりの快挙ということになった。
John Surtees/Honda (C)Honda Racing
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当時のドライバーは2輪のGPチャンピオンからF1に転身したジョン・サーティーズ。
この年はルーアンの第6戦フランスGPでも2位に入っているが、最後に表彰台に上がったのはワトキンスグレンで行われた第11戦アメリカGPの3位だった。

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ルノーの1-2は24年ぶり快挙

今回のマレーシアGP決勝レースではみごとルノーが1-2勝利を飾った。
Renault RS11 Cockpit (C)Renault F1 UK
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ルノーが純ワークスチームとして1-2勝利を飾ったのは1982年以来、実に24年ぶりの快挙。
この時はルネ・アルヌーが1位、アラン・プロストが2位、場所はホームのフランスGP(ポールリカール・サーキット)だった。

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鈴木亜久里代表、「琢磨 素晴らしいレースした」

残念ながら井出有治は今回も完走ならなかったものの、佐藤琢磨が連続完走を果たしたことについて、『スーパー・アグリ・F1』の鈴木亜久里代表は次のように評価した。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
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「今日は、チームとしてピットストップ作業もうまくいって良かったけれど、何より琢磨はよく頑張ったね。
彼はスタートでも順位を稼いだし、その後も素晴らしいバトルを演じてみせた。
いまのクルマの状態を考えれば、まさに期待以上の走りだったと言える。
開幕2戦の結果には満足している。次のオーストラリアGPが今から楽しみだよ」

またチーム関係者は「タクマのレースでの頑張りが、チーム全員のファイトに火を付けた」と、新チームの士気が高まっていることを強調した。

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ホンダ マレーシアGP決勝レースニュース

honda_f1_logo「バトン、今季初の表彰台を獲得」
3月19日・日曜日(決勝レース) 天候:曇り時々晴れ 気温:33〜34度

マレーシアGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは3位表彰台を獲得。
ルーベンス・バリチェロは、10位完走だった。

決勝当日は、朝から曇りがちの天候となった。
午後3時の時点で、気温33度。路面温度36度。
ところどころ青空がのぞいているが、レース中にスコールが来るという予報も出ている。

全22台が一斉にスタート。
1周目に、K・ライコネン(マクラーレン)がコースアウトして姿を消してしまう。
バトンは2番手をキープ。
7番手のF・アロンソ(ルノー)が一気に4つ順位を上げ、ルノー2台に挟まれる形となった。

ほぼ4分の1の15周を終えて、上位陣は膠着状態。
バトンは2番手のままで、首位G・フィジケラ(ルノー)との差は、約6秒。
3番手アロンソを、約12秒引き離している。
20番手スタートだったバリチェロは、先行するクルマを抜きあぐねて12番手。

折り返し点を過ぎた28周目。バトンは2番手。
依然としてピットに入ってないバリチェロは、入賞圏内の8番手まで上がっていた。
しかし31周目のピットインの際、ピットレーンでスピード違反を犯し、10秒間のストップ&ゴーのペナルティを課される。これで11番手まで後退。

バトンは、2回目のピットストップ前に、周回遅れの車に前をふさがれ、ペースが落ちる。
そして38周目に、バトンがピットインし、アロンソが前に出て、3番手に後退。
終盤43周目に、2度目のピットインを行ったアロンソに対し、バトンは前に出ることができない。
そのままチェッカーし、2戦連続上位入賞。そして今季初の表彰台を獲得した。
バリチェロは10位完走だった。

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トヨタ マレーシアGP決勝レースニュース

toyota_newlogo_sパナソニック・トヨタ・レーシング 今季初ポイント獲得
ラルフ・シューマッハーが最後尾から猛追8位入賞。ヤルノ・トゥルーリは9位フィニッシュ

南国の強烈な太陽が容赦なく照りつけ、チームスタッフ80名余りのために用意された、4000本近くの飲料が瞬く間に消化されてきた昨日の予選までとは変わり、決勝日は、朝から曇り空。
時折、陽射しが覗くはっきりしない天候の下で、F1GPで最も苛酷な熱闘の火蓋が切られた。

決勝レースは、気温33度、路面温度36度、湿度62%という蒸し暑いコンディションで、午後3時に56周のスタート。
パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリは9番手グリッド、ラルフ・シューマッハーは最後尾22番手グリッドから序盤戦へと臨んだ。

スタート直後に13位へと進出したラルフ・シューマッハーは、着実に上位進出を図り、終盤の49周目には、8位へと躍進。
激戦を戦い抜き、今季初のポイントを獲得してフィニッシュ。
ヤルノ・トゥーリも続く9位でチェッカーフラッグをくぐり、2台揃ってのトップ10フィニッシュを果たした。
チームは、2週間後の第3戦オーストラリアGPでのさらなるポイント獲得へと全力を注ぐ。

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フェラーリ、他チーム抗議でデザイン変更へ

フェラーリ『248F1』のフロントウィングについて、他チームからレギュレーションに違反してフレキシブルになっているとの抗議を受け、次戦オーストラリアGPまでにデザインの変更を余儀なくされる見込みだ。
Ferrari『248F1』Front Wing (C)Ferrari S.p.A
拡大します
マレーシアGPの決勝レース前、フェラーリ以外のチームが会議を開き「マレーシアGPでフェラーリが勝つようなことがあれば正式抗議する」ことで同意、FIAへの文書を作成した。
これにサインしなかったのはフェラーリ・チーム自身と、フェラーリ・エンジンを搭載するレッドブル・レーシング、そしてその傘下にあるトロ・ロッソの3チームだけだったという。

こうした動きを受け、同チームのジャン・トッド監督はフロントウィングのデザインを次戦までに変更する意向を示唆している。
皮肉にも、このフレキシブルなフロントウィングは、レース中FIAの車載カメラで世界中にその実態が放映されることに。
なお前戦では同じくリヤウィングについても他チームから疑義が提出されていた。
(FIAは認めず)

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2006/03/19

佐藤琢磨、「素晴らしいチームワークだった」

開幕戦のバーレーンGPに続き、第2戦のマレーシアGPでもみごと完走を果たしたスーパー・アグリの佐藤琢磨は、レース後次のように語っている。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
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「今日のレースの収穫は、まさに素晴らしいチームワークだった。
なにしろピットワークが飛躍的に進化したんだ。
僕は何ら時間をロスせずに、ピットストップを終えてレースに戻ることができたからね。
それから今回の収穫だったのは、高いペースを維持するダウンフォース。
僕はこのお陰で刺激的なレースを戦うことができたんだよ。
少なくとも、こうして2度目のレース完走を果たしたことは大きいと思う。
もちろん僕たちにはまだまだ困難な仕事がたくさんあるし、ライバルに追い付くためにはやるべきことが山ほどあるけれど、今日のファンタスティックなチームワークは大いなる誇りになるもの。
僕はいま、とてもハッピーだし、このチームに誇りを持っているね」

マレーシアGPで佐藤琢磨が演じた好バトルは、下位にもかかわらず国際映像で世界に放映されたほどのものだった。

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フィジケーラ、「エンジニアの表彰台うれしかった」

2005年の開幕戦オーストラリアGP以来となる優勝を飾ったルノー・チームのジャンカルロ・フィジケーラは、次のようにその感動を語った。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
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「完璧なレースだったね。
体力的にも、また精神的にも決して楽なレースじゃなかったからね。
これを、1週間前に亡くした僕の友人、ピエトロ…… この前の日曜日に亡くなった僕の少年時代からの友人に捧げたいと思う。
クルマは終始とても良かったけれど、これを実現してくれたのはすべてチームのスタッフのお陰さ。
シーズンはまだ始まったばかりだけれど、この勢いで進んでいきたいと思っているよ。
とりわけエンジニアには感謝するばかり。
彼が一緒に栄光の表彰台に上がれたことをとてもうれしく思うよ」

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フィジケーラ優勝 ルノーが1-2 バトン3位に

37周目、ホンダのバリチェッロにピットレーン速度違反で10秒ストップのペナルティ。
その直後、ここまで頑張っていたスーパー・アグリの井出有治がトラブルかグリーンでストップ。

48周目、5番手走行中だったハイドフェルドのBMWがエンジンブロー。ポイント獲得を逃がした。
これでこのレース7台目のリタイヤだ。
現在ルノーがフィジケーラとアロンソで1-2。バントが3位、4位モントーヤ、5位になんと21番手スタートのマッサがつけている。
その直後に僚友のシューマッハが続く。

56周のレースを終え、ポールスタートのフィジケーラが優勝。
アロンソが2位でルノーのみごとな1-2勝利。
3位ホンダのアロンソ、4位マクラーレンのモントーヤ、5位フェラーリのマッサとシューマッハ。
7位BMWのビルニューブ、8位トヨタのラルフでここまでが入賞。
以下、トヨタのトゥルーリ、ホンダのバリチェッロ、トロ・ロッソのリウッツィ、ミッドランドのアルバース、モンテイロ、そしてスーパー・アグリの佐藤琢磨までが完走した。

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フィジケーラがリード、2位バトンもアロンソ猛追

11周目、やっとシューマッハがビルニューブをパス。
レッドブルのクルサードがピットイン、ギヤボックスのトラブルということだ。

13周目にはトヨタのトゥルーリを1コーナーでかわしてシューマッハは7番手まで上がる。
16周目、早めにピットインしたウェバーのウィリアムズからも煙が出てストップ。こちらはエンジントラブルではないようだが。
17周目、トップのフィジケーラ(ルノー)がピットイン、3番手で復帰。
この時点でホンダのバトンが首位に立つ。

19周目にそのバトンもピットイン。
トップはまだピットインしていないアロンソがトツプ、ルノーが1-2体制。
フェラーリはすでにシューマッハが6番手、マッサが8番手と入賞圏内に入った。
20周目、いくつかのコーナーでは雨粒が落ちてきた模様だが、本格的な降りにはならないようだ。

28周目、一通りのピットインを終えてトップはフィジケーラ。2位バトン、3位アロンソ、以下、マッサ、モントーヤ、ハイドフェルド、シューマッハ、バリチェッロ、ビルニューブ、トゥルーリ、ラルフ、スピード、アルバース、リウッツィ、佐藤琢磨、モンテイロ、井出有治の順。
バリチェッロはまだピットインしていない。

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マレーシアGP、フィジケーラがリード

マレーシアGP決勝レースがスタート。
厚い雲が空を覆っているが、レース中に降ることはなさそうだ。

1周目、いきなり優勝候補のライコネン(マクラーレン)が混乱からコースアウトして速くもレースを終えた。
また8番手スタートのクリエンも接触してマシンを痛めピットインしている。
スーパー・アグリの佐藤琢磨は健闘16番手で2周目に入った。

7周目、6番手を走行中だったウィリアムズのロズベルグのマシンが派手に白煙を上げてストップした。ここまで順調だったコスワース・エンジンがブローした模様だ。
チームメイトのウェバーは3位のアロンソを猛追中の現在4番手。
現在ルノーのフィジケーラ1位、ホンダのバトンが2位。
5位モントーヤ(マクラーレン)、6位ハイドフェルド(BMW)、8位ビルニューブ(BMW)、10位のシューマッハはビルニューブを抜くことが出来ないでいる。
佐藤琢磨15番手、井出有治19番手。

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マレーシアGP公式スターティンググリッド

混乱を極めたマレーシアGPのスターティンググリッドは、最終的に下記のようなものに確定した。
注目のミハエル・シューマッハは結局14番手スタートになっている。

Pos Driver Nat Team Qualifying time Notes
------------------------------------------------------
1. ジャンカルロ・フィジケーラ ITA Renault 1:33.840
2. ジェンソン・バトン GBR Honda 1:33.986
3. ニコ・ロズベルグ GER Williams-Cosworth 1:34.626
4. マーク・ウェバー AUS Williams-Cosworth 1:34.672
5. ファン・モントーヤ COL McLaren-Mercedes 1:34.916
6. キミ・ライコネン FIN McLaren-Mercedes 1:34.983
7. フェルナンド・アロンソ ESP Renault 1:35.747
8. クリスチャン・クリエン AUT Red Bull-Ferrari 1:38.715
9. ヤルノ・トゥルーリ ITA Toyota 1:34.702
10. ジャック・ビルニューブ CAN BMW 1:34.752
11. ニック・ハイドフェルド GER BMW 1:34.783
12. スコット・スピード USA Toro Rosso-Cosworth 1:36.297
13. ビタントニオ・リウッツィ ITA Toro Rosso-Cosworth 1:36.581
14. ミハエル・シューマッハ GER Ferrari 1:34.668 penalty
15. クリスチャン・アルバース HOL MF1-Toyota 1:37.426
16. ティアゴ・モンテイロ POL MF1-Toyota 1:37.819
17. 佐藤 琢磨 JPN Super Aguri-Honda 1:39.011
18. 井出 有治 JPN Super Aguri-Honda 1:40.720
19. デビッド・クルサード GBR Red Bull-Ferrari 1:34.614 penalty
20. ルーベンス・バリチェッロ BRA Honda 1:34.683 penalty
21. フェリッペ・マッサ BRA Ferrari 1:35.091 penalty
22. ラルフ・シューマッハ GER Toyota 1:34.586 penalty
------------------------------------------------------

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大丈夫か、セパンのタワー電子表示板

ここ一連の新設サーキット同様、ヘルマン・ティルケ氏の設計ということで、その最新設備に定評があるセパン国際サーキットだが、昨日行われた公式予選ではコントロールタワーの電子表示板がなんと突然ストツプ、関係者をやきもきさせた。
Marshal Helmet (C)McLaren Group
拡大します
同サーキットのアザール・ジャザリ報道官によれば「表示板に問題があることは事前に把握していたこと。
肝心なのは今日の決勝レースであって、本番ではまったく問題はないよ」と、異様な自信を示した。

万一表示板が消えてもレースの進行自体に障害はないとみられるが、F1グランプリの開催についてはスチュワードにより厳しいチェックが行われているため、場合によってはFIAからペナルティが下されるケースも考えられる。

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ホンダ マレーシアGP公式予選ニュース

honda_f1_logo「バトン、フロントローを獲得。バリチェロはエンジン交換で、後方スタートで追い上げを目指す」
3月18日・土曜日(2日目フリー走行・予選) 天候:晴れ 気温:フリー走行・予選34〜36度

マレーシアGP予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは、2番手タイムを獲得。明日の決勝を最前列からスタートする。
一方、チームメイトのルーベンス・バリチェロは、12番手タイム。
しかし午前中のフリー走行後にTカー(サードカー、T:temporary)に乗り換えており、エンジン交換による10番降格のペナルティで、後方グリッドからのスタート。

前日以上に厳しい暑さに見舞われた、2日目のセパンサーキット。
午前11時の時点で、気温はすでに35℃に達した。午前のフリー走行では、バトンこそ終盤4番手のタイムを出したものの、バリチェロは15番手とタイムが伸びなかった。
セッション後、Tカーに乗り換えて、予選に臨むことになった。

午後2時。
予選開始時の気温は37℃。路面温度は午前中より10℃近く高い、49℃に上昇した。
これがTカーでの走り初めとなるバリチェロは、最初の15分間で6周を走行。
14番手で第2セッションへと進んだ。一方、バトンは、第1セッションを4番手だった。

次の15分間。バトンは今回の予選最速となる1分33秒527のタイムを出し、トップで最終セッションへと進む。
一方のバリチェロは何度もアタックを試みたものの、12番手のタイムにとどまった。
Tカーに乗り換え、エンジン交換していることから、10番降格のペナルティ。

レーススタート時の燃料を積んで走る、最終予選。
前半は燃料を消費しながら、淡々とした周回が続く。
そして残り10分。バトンがニュータイヤでコースに向かう。
1分34秒504。さらに終了2分前に再度アタックを行い、1分33秒986までタイムを縮める。
0.1秒ポールポジションには届かなかったものの、開幕2戦目にしてフロントローを獲得した。

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トヨタ マレーシアGP公式予選ニュース

toyota_newlogo_sマレーシアGP予選 積極的タイムアタック。トップ10グリッドから巻き返し
ヤルノ・トゥルーリが暫定9番手、ラルフ・シューマッハーは暫定22番手グリッドから明日の雪辱戦へ

F1第2戦マレーシアGPの公式練習3回目に続き、「ノックアウト」方式の公式予選が行われた。
午前11時から1時間にわたって行われた公式練習3回目は、気温35度、路面温度40度、湿度49%と、昨日同様の蒸し暑さの中で始まった。
パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、順調に予選へ向けて最後の仕上げを行い、ラルフ・シューマッハーが1分35秒040の7番手、ヤルノ・トゥルーリが1分35秒690の10番手タイムを刻み、午後の予選へと臨むこととなった。

午後2時から行われた予選は、開幕戦バーレーンGPに続いて、「ノックアウト」方式で行われ、最初の15分づつ2回の予選セッションで、各々下位6台づつ計12台の決勝グリッド11番手から最後尾グリッドまでを確定。
最後20分の第3セッションでは、勝ち残った10台が、決勝グリッドの上位10番手までを争った。気温37度、路面温度47度、湿度44%の下で始まった第1セッション
では、ラルフ・シューマッハーが、1分35秒214の8番手、ヤルノ・トゥルーリが1分35秒517の13番手で第2セッションへと進出。

第2セッションでは、ラルフ・シューマッハーが1分34秒586のタイムを刻んだところで、無念のエンジン不具合からストップし、10番手となり、ヤルノ・トゥルーリは、1分34秒702で13番手。
この結果により、ヤルノ・トゥーリは惜しくも第3セッションへの進出はならず、決勝グリッドは暫定9番手。
一方、ラルフ・シューマッハーは、第3セッションへ出走不可能となったことと、予選後にエンジン交換を余儀なくされ、予選順位は、大きく後退し、暫定22番手グリッドから明日の決勝レースへと挑むこととなった。

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脅威の新人ロズベルグ、父親を超えた!

今シーズン、健闘が目立つウィリアムズ・チームで、とりわけ注目を集めているのが脅威の新人ニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)だ。
言わずと知れた元F1チャンピオン、ケケ・ロズベルグの子息は昨シーズン新発足の『GP2シリーズ』で初代チャンピオンの肩書きを引っさげてF1に乗り込んだ。
今回マレーシアGPの公式予選では僚友ウェバーを押さえて堂々の3番手タイムをマークしている。
Keijo & Nico Rosberg (C)Williams F1
拡大します
「(新人である)僕にとっては最初にいい印象をもたらすことが大事だから、この結果はとてもうれしいよ。
チームはとてもうまく機能しているし、シャシーもエンジンもタイヤも、すべてがとても素晴らしいコンビネーションを築いている。
暑い暑いというけれど、僕はバーレーンでも全然問題なかったし、何人かのドライバーには問題であっても僕には関係ないよ」と、若さをアピールした。

チームが異なるとはいえ、父親のケケがデビュー戦予選24位、2-3戦目不通過だったのと比較すると、ニコのデビュー戦12位、2戦目3位というのはまさに快挙だ。

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ウィリアムズ、「2戦目でセカンド・ロウに2台は快挙」

ウィリアムズ・チームは18日(土)に行われたマレーシアGP公式予選で3-5番手を得たが、4番手のシューマッハがエンジン交換により降格することから決勝レースではセカンド・ロウにマシン2台を並べることとなった。
Sam Michael (C)Williams F1
拡大します
これについて同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは「コスワース、そしてブリヂストンという新しいパートナーと共に戦うそのわずか2戦目で、この結果は素晴らしいものだと思うね。ファンタスティックだよ。
ましてやここはエアロダイナミックスが大きな影響力を持つ難しいサーキットなんだし……。
決勝レースでは、再びバーレーンの時のようにブリヂストン・チームで最速になったらいいね」と、自賛した。

今シーズン、自動車メーカーの後ろ盾を失ってコスワース・エンジンを搭載するウィリアムズ・チームのこれまでの活躍は周囲からいささか驚きを持って見られている。

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マレーシアGP推定スターティンググリッド

(1)
Pos Driver Nat Team Qualifying time Notes
------------------------------------------------
1. ジャンカルロ・フィジケーラ ITA Renault 1:33.840
2. ジェンソン・バトン GBR Honda 1:33.986
3. ニコ・ロズベルグ GER Williams-Cosworth 1:34.626
4. マーク・ウェバー AUS Williams-Cosworth 1:34.672
5. ファン・モントーヤ COL McLaren-Mercedes 1:34.916
6. キミ・ライコネン FIN McLaren-Mercedes 1:34.983
7. フェルナンド・アロンソ ESP Renault 1:35.747
8. クリスチャン・クリエン AUT Red Bull-Ferrari 1:38.715
9. ヤルノ・トゥルーリ ITA Toyota 1:34.702
10. ジャック・ビルニューブ CAN BMW 1:34.752
11. ニック・ハイドフェルド GER BMW 1:34.783
12. スコット・スピード USA Toro Rosso-Cosworth 1:36.297
13. ビタントニオ・リウッツィ ITA Toro Rosso-Cosworth 1:36.581
14. ミハエル・シューマッハ GER Ferrari 1:34.668 penalty
15. クリスチャン・アルバース HOL MF1-Toyota 1:37.426
16. ティアゴ・モンテイロ POL MF1-Toyota 1:37.819
17. 佐藤 琢磨 JPN Super Aguri-Honda 1:39.011
18. 井出 有治 JPN Super Aguri-Honda 1:40.720
19. デビッド・クルサード GBR Red Bull-Ferrari 1:34.614 penalty
20. ルーベンス・バリチェッロ BRA Honda 1:34.683 penalty
21. フェリッペ・マッサ BRA Ferrari 1:35.091 penalty
22. ラルフ・シューマッハ GER Toyota 1:34.586 penalty
------------------------------------------------

(2)
Pos Driver Nat Team Qualifying time Notes
------------------------------------------------
1. ジャンカルロ・フィジケーラ ITA Renault 1:33.840
2. ジェンソン・バトン GBR Honda 1:33.986
3. ニコ・ロズベルグ GER Williams-Cosworth 1:34.626
4. マーク・ウェバー AUS Williams-Cosworth 1:34.672
5. ファン・モントーヤ COL McLaren-Mercedes 1:34.916
6. キミ・ライコネン FIN McLaren-Mercedes 1:34.983
7. フェルナンド・アロンソ ESP Renault 1:35.747
8. クリスチャン・クリエン AUT Red Bull-Ferrari 1:38.715
9. ヤルノ・トゥルーリ ITA Toyota 1:34.702
10. ジャック・ビルニューブ CDN BMW 1:34.752
11. ミハエル・シューマッハ GER Ferrari 1:34.668 penalty
12. ニック・ハイドフェルド GER BMW 1:34.783
13. スコット・スピード USA Toro Rosso-Cosworth 1:36.297
14. ビタントニオ・リウッツィ ITA Toro Rosso-Cosworth 1:36.581
15. クリスチャン・アルバース HOL MF1-Toyota 1:37.426
16. ティアゴ・モンテイロ POL MF1-Toyota 1:37.819
17. 佐藤 琢磨 JPN Super Aguri-Honda 1:39.011
18. 井出 有治 JPN Super Aguri-Honda 1:40.720
19. デビッド・クルサード GBR Red Bull-Ferrari 1:34.614 penalty
20. ルーベンス・バリチェッロ BRA Honda 1:34.683 penalty
21. フェリッペ・マッサ BRA Ferrari 1:35.091 penalty
22. ラルフ・シューマッハ GER Toyota 1:34.586 penalty
------------------------------------------------

(3)
Pos Driver Nat Team Qualifying time Notes
------------------------------------------------
1. ジャンカルロ・フィジケーラ ITA Renault 1:33.840
2. ジェンソン・バトン GBR Honda 1:33.986
3. ニコ・ロズベルグ GER Williams-Cosworth 1:34.626
4. マーク・ウェバー AUS Williams-Cosworth 1:34.672
5. ファン・モントーヤ COL McLaren-Mercedes 1:34.916
6. キミ・ライコネン FIN McLaren-Mercedes 1:34.983
7. フェルナンド・アロンソ ESP Renault 1:35.747
8. クリスチャン・クリエン AUT Red Bull-Ferrari 1:38.715
9. ヤルノ・トゥルーリ ITA Toyota 1:34.702
10. ジャック・ビルニューブ CDN BMW 1:34.752
11. ミハエル・シューマッハ GER Ferrari 1:34.668 penalty
12. ニック・ハイドフェルド GER BMW 1:34.783
13. スコット・スピード USA Toro Rosso-Cosworth 1:36.297
14. ビタントニオ・リウッツィ ITA Toro Rosso-Cosworth 1:36.581
15. クリスチャン・アルバース HOL MF1-Toyota 1:37.426
16. ティアゴ・モンテイロ POL MF1-Toyota 1:37.819
17. 佐藤 琢磨 JPN Super Aguri-Honda 1:39.011
18. 井出 有治 JPN Super Aguri-Honda 1:40.720
19. デビッド・クルサード GBR Red Bull-Ferrari 1:34.614 penalty
20. ルーベンス・バリチェッロ BRA Honda 1:34.683 penalty
21. ラルフ・シューマッハ GER Toyota 1:34.586 penalty
22. フェリッペ・マッサ BRA Ferrari 1:35.091 penalty
------------------------------------------------

いずれも推定で非公式です。

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スターティンググリッドはどうなった?

今回のマレーシアGPでは、エンジン交換によるペナルティを科せられるクルマが続出。
さらにそのタイミングがそれぞれ異なることからどの時点でこのペナルティを受けるかにより現場では解釈が混乱している。
2004 Malaysia GP Start Scene
(C)Ferrari S.p.A
拡大します
さらにFIAがいまだに正式なスターティンググリッドを発表しないことから、各チームともにリリースを出しては訂正するという混乱ぶりだ。

とりわけ注目されているのが優勝候補の一角ミハエル・シューマッハのポジション。
公式予選最終ピリオドでは4番手タイムを記録しているが、そのまま10番降格であれば14番手の筈。
ただしそれ以前にクルサード、バリチェッロ、そして予選第1ピリオドではラルフがポジションを落としているので、こちらを優先するとすれば最大で11番手となる。

現在はチームもメディアもまったくバラバラの解釈になってしまっているのが実情だ

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ルノー・チーム、アロンソに詫びる

ポールポジション候補筆頭にあげられながら、公式予選最終ピリオドでなんと8位に沈んだフェルナンド・アロンソだが、その原因はドライバーにはなかったとルノー・チームが詫びた。

パット・シモンズ/エンジニアリング・ディレクターによれば、アロンソのマシンは給油リグと電子機器にトラブルがあり、いったん行われた筈の給油が確認できず、再度給油してしまったのだという。
アロンソのマシンはこのため最終ピリオドでは必要量の倍の燃料を補給したことになり、これがパフォーマンスに影響したのだという。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
拡大します
アロンソは「スタートは4列目?
こんな後ろからでは、決勝レースの作戦も考え直さないといけないね。
まあ、頑張るよ」と、引き締めた。

ルノー・デュオが速いマシンを手にしていることはチームメイトのポール獲得で証明されていることなので、決勝レースでの巻き返しに期待が掛かる。

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2006/03/18

PPのフィジケーラ、「これまでで最高のポール!」

マレーシアGP公式予選でみごとポールポジションを獲得したルノー・チームのジャンカルロ・フィジケーラは、次のようにその感想を語った。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
拡大します
「去年のポールは雨でのものだったから、これは僕にとってこれまでで最高のポールポジションだよ。
この喜びを、ピエトロ…… この前の日曜日に亡くなった僕の少年時代からの友人に捧げたいね。
実は昨日までは不調に苦しんでいたんだけれど、エンジニアたちが昨日徹夜でマシンを改良してくれたんだ。
そのお陰でバランスがとても良くなったんだよ。ほんとうに感謝している。
今日僕は、この予選で出来うる最高の仕事をしたと思っているよ。
一番やるべき時に、一番やるべき仕事を成し遂げたんだからね。
明日はただ、勝利に向かってだけ考えるだけだね」

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ホンダ 公式予選リリース速報

honda_f1_logo2006FIA F1世界選手権シリーズ第2戦マレーシア
■ 開催地:マレーシア
■ サーキット:セパン・サーキット(5,543m)
■ 予選 :3月18日(土)
■ 天気 :晴れ
■ 気温 :37度


2006FIA F1世界選手権シリーズ第2戦マレーシアグランプリが、セパン・サーキットにて3月17日(金)に開幕し、18日(土)に予選が行われた。
 
公式予選においてHonda Racing F1 Teamはジェンソン・バトン選手(英国)が最終予選まで進み、1分33秒986を記録し、フロントロー2番手を獲得した。
バトン選手にとって、フロントロー獲得は2005年第18戦日本グランプリ以来となる。
 
チームメイトのルーベンス・バリチェロ選手(ブラジル)は、2回目の予選で12番手となる1分34秒683を記録した。
予選前にエンジン交換を行ったために10番降格のペナルティを受けたものの、2度のエンジン交換を行ったF.マッサ(フェラーリ)が最下位となったため、11列目21番手から決勝レースに挑むこととなった。
 
SUPER AGURI FORMULA 1は佐藤琢磨選手(日本)が21番手となる1分39秒011を記録し、井出有治選手(日本)は22番手となる1分40秒720を記録した。
明日は、バリチェロ、R.シューマッハ(トヨタ)、D.クルサード(レッドブル)、F.マッサがエンジン交換のペナルティにより10番降格となった結果、佐藤選手が9列目17番手、井出選手が9列目18番手から決勝レースに挑むこととなる。
 
決勝レースは現地時間19日(日)15時00分(日本時間19日16時00分)にスタートが切られ、Hondaは1992年第16戦オーストラリアグランプリ以来となる、F1通算72勝目をねらう。

※本リリースは現地時間16時30分(日本時間17時30分)現在のものであり、
決勝グリッド順位が変更される場合があります。

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佐藤琢磨、「問題もなくステディな日」

マレーシアGP公式予選を終えた『スーパー・アグリ・F1』チームの佐藤琢磨は次のように語っている。
Super Aguri Duo (C)Super Aguri F1
拡大します
「今日も特に問題もなくステディな日だったね。
タイヤ・テストを含む、予定のテスト・プログラムをすべてやることができたよ。
それは、明日の決勝レースに向けたさまざまな価値のあるデータを収集すること。
レースを考えたいいセットアップがみつけられたと思っているし、とても満足しているよ」

またチームメイトの井出有治は「あいかわらずアンダーステアという部分はあるけれど、両方のセッション共にきちんと走れたのでうれしいよ。
とにかく明日の決勝レースは、なんとしてでも最後まで走りきりたいと思っている」

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ポールポジションはフィジケーラの手に

20分間に渡って行われた予選最終ピリオドの結果、マレーシアGPのポールポジションはルノーのジャンカルロ・フィジケーラの手に渡った。
ホンダのバトンが2番手に入って今季初のフロントロウ獲得。
3番手は注目のルーキー、ロズベルグ(ウィリアムズ)。
シューマッハは4番手につけたがこちらは予選前のエンジン交換のためグリッド10番降格ペナルティがある。

以下、ウェバー(ウィリアムズ)、モントーヤ&ライコネン(マクラーレン)、アロンソ(ルノー)、クリエン(レッドブル)の順。
10位で最終ピリオドに残ったラルフ(トヨタ)は、直前のエンジントラブルのためもちろん走行できなかった。

今回多くのドライバーにペナルティが科せられるため、最終的な予選グリッドはまだ不確定だ。

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ラルフ(トヨタ)、エンジンブロー

マレーシアGP公式予選第2ピリオド、その時点でトップタイムを記録したトヨタのラルフ・シューマッハだったが、直後に白煙を吐いてストップ。エンジンブローの模様だ。

15分のアタックの結果、1'33.527のベストタイムをマークしたホンダのバトンがトップ。
トラブルに見舞われたラルフだが、かろうじて10番手に残った。

ここで脱落したのはクルサード(レッドブル)、バリチェッロ(ホンダ)、トゥルーリ(トヨタ)、ビルニューブ&ハイドフェルド(BMW)、そしてマッサ(フェラーリ)の6人となった。
この中でクルサードとバリチェッロは10番後退、マッサは20番後退になる筈だ。

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公式予選第1ピリオド脱落は3チーム6台

下位6台が足切りされるマレーシアGP公式予選第1ピリオドは、トロ・ロッソのスピード&リウッツィ、ミッドランドのアルバース&モンテイロ、そしてスーパー・アグリの佐藤琢磨&井出有治という、現在のチーム力通りの結果となった。

上位16台が第2ピリオドに進むわけだが、なんとミハエル・シューマッハは16番手。
ギリギリの第1ピリオド通過となっている。

5分のインターバルを挟んで行われる第2ピリオドでは、さらに下位6台がカットされる。

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ミハエル・シューマッハ、エンジン交換

予想された通り、フェラーリ・チームのミハエル・シューマッハはマレーシアGP公式予選前にエンジン交換をした模様だ。
これにより、公式予選の順位から10番グリッド降格となる。

また僚友フェリッペ・マッサはなんと2度目のエンジン交換。
こちらはグリッド20番降格のペナルティを受けることになる。

さらにホンダ・チームのルーベンス・バリチェッロもエンジン交換した模様。
こちらも10番グリッド降格となる。

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フリー走行3回目はM.シューマッハがトップタイム

マレーシアGPフリー走行3回目、ブリヂストンタイヤを履くフェラーリのミハエル・シューマッハがトップタイムをマークしてみせた。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
これにルノーの2台、アロンソとフィジケーラが続いたが、こちらがニュータイヤを使ったのに対し、見たところシューマッハはオールドタイヤのように思える。
(ニュータイヤだと1秒以上速くなると言われる)

ただし、シューマッハにはこのあと午後の公式発表までにエンジンを載せ換えるのではないかという噂がある。
もしそうであれば、当然グリッドは予選結果の10番手落ちということになる。
またすでに同僚のマッサ、同じフェラーリ・エンジンを搭載するレッドブルのクルサードもすでにエンジン交換を決めており、実に4台のマシン中、3台がエンジン交換ということになる。

4番手にはホンダのバトン、そして5番手にはフェラーリ・エンジン残りの1台であるクリエンがつけた。

スーパー・アグリの佐藤琢磨は21番手でトップから4.695秒遅れ、井出有治は22番手(最下位)で6.418秒遅れとなっている。

マレーシアGP画像はこちら

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バリチェッロ・パパ、「息子のフェラーリ離脱 正解」

2000年シーズンから実に6年の長きに渡って在籍したフェラーリを離れ、ホンダ・チームに移籍したルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)について、彼の父親はマレーシアで次のように語っている。
Rubens Barrichello Jr. & Sr. (C)Ferrari S.p.A
拡大します

「新天地での息子のデビューは困難なものではあったけれど、それでもプレッシャーから離れてとても活き活きしている彼を見られたのはうれしいことだ。
私は、彼が赤いチームを離れたのは正解だったと思っている。
そして必ずやこのホンダ・チームでいい成績を上げてくれると期待しているよ」

なおバリチェッロの父親も同じルーベンス、誕生日も同じ5月23日だ。
(生まれた年は違う……らしい)
ちなみに祖父の名前もルーベンス。
父は元々はサッカー選手でゴールキーパー。
以前はマネージャーとして息子のレース活動を支え、現在もレース現場につきそう良きステージパパだ。

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フェラーリはシューマッハもエンジン交換か

開幕戦バーレーンGPでみごとポールポジションを獲得して意気上がるフェラーリ・チームのミハエル・シューマッハだが、一転今週のマレーシアGPでは予選グリッド10番降格のペナルティを受けるかも知れない。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
チームでは、すでにフェリッペ・マッサのエンジンを交換する方向だが、関係者によればシューマッハのエンジン交換という策も視野から外せない状況という話が伝えられている。

現在データの解析を行っていて、その結果でチームは戦略を考えるということだが、セパン・サーキットであればグリッド10番降格となっても数ラップのうちにかなり回復できるのでは、との楽観的な見通しもあるようだ。

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今度はルノーのリヤウィングに疑惑

先にルノー・チームのパット・シモンズ/エンジニアリング・ディレクターが、フェラーリのリヤウィングが不法なものではないかと批判して騒動となったが、案の定、今度はお返しだ。
Renault『R26』Rear Wing (C)Renault F1 UK
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独『オートモーター・ウント・スポルト』誌が報じたところによれば、今度はルノー『R26』のリヤウィングに疑惑が指摘されているのだという。
それによれば、『R26』のウィング後端の微妙なラインで構成されたエンドプレートは、高速になるとたわんで空気を逃がし、全体の抵抗を少なくする効果がみられるというもの。

この指摘により、FIAのレース・スチュワードであるチャーリー・ホワイティング氏はルマーのマシンについても検査を行なうとみられるが、悲しいかなこうした脱法行為指摘の応酬はこのスポーツでは常道でもある。

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ミッドランドに中国企業スポンサー

17日(金)『ミッドランドF1レーシング』は、中国の総合企業グループ『ミンギャ』との間にスポンサー契約を結んだことを明らかにした。
M16『MINGYA』 (C)Midland F1 Racing
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今マレーシアGPから、同チームのマシン『M16』のリヤカウルには同社の不動産部門のサイト『miygya.cn』のログが大きく描かれ、スポンサー額の大きさを推測させた。
(ここにはこれまで『JVC』のロゴが表示されていた)

同社のマネージング・ディレクターは「F1への主要スポンサーになる最初の中国企業になれたことを誇りに思う。
発展を続ける中国経済のリーダーとしてF1シーンを通じて世界にその名を拡げたい」と、語っている。

同チームは前身のジョーダン時代から中国とは緊密な関係を続けている。

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ホンダ マレーシアGPフリー走行1日目ニュース

honda_f1_logo「デビッドソンがセッション2でトップ」
3月17日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:32〜37度

マレーシアGP初日のフリー走行で、Honda Racing F1 Teamのアンソニー・デビッドソンが2回目のセッションで、トップタイムをマーク。
1回目が行われた午前中のセッションでは、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロは周回を抑えたものの、午後のセッションで、バトンは8番手、バリチェロは10番手だった。

開幕戦バーレーンGPから2週連続となる、第2戦マレーシアGP。
初日はすでに朝から、気温は30度を超えている。
午前中のフリー走行は、サードドライバーのアンソニー・デビッドソンが全28人中最多の25周を周回。総合3番手のタイムだった。

午後2時の2回目のフリー走行開始時には、気温は37度に達した。
開始後14分、裏ストレート手前のコーナーで、デビッドソンがスピン。
そのまま止まってしまう。このため残りセッションの大部分は、二人のレギュラードライバーだけで走ることに。
それでもセッション終盤にはデビッドソンもコースに復帰して、チェッカーと同時に最速タイムを叩き出した。
バトンは12周を走行し、8番手。一方バリチェロは、13周を走行し、10番手だっ

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トヨタ マレーシアGPフリー走行1日目ニュース

toyota_newlogo_sF1第2戦マレーシアGP開幕 猛暑の中で改善へと公式練習を開始
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが通常より多くの周回をこなし、有意義なデータを収集

残念な結果に終わった先週の開幕戦バーレーンGPの後、パナソニック・トヨタ・レーシングは、3月17日(金)マレーシアGPの公式練習で改善への作業を開始した。
マレーシアのクアラルンプール近郊に位置するセパン・サーキットはこの日、曇り空ながら午後のセッションでは気温が36度を超える猛暑の中、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが、チャレンジングな週末へ向けてのスタートを切った。

両ドライバーは、通常の金曜日よりも多くの周回を重ね、新たなパッケージの性能を最大に発揮するための方法を探求することに費やし、予定されていたタイヤ評価及びセットアップ作業などのプログラムを完了した。
そして、週末を通し、改善プロセスは継続される。

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2006/03/17

井出有治、「たくさん走れて収穫あった」

今季のF1開催サーキットの中で、数少ない経験地であるセパン・サーキットでの戦いを迎えた『スーパー・アグリ・F1』の井出有治は、初日の収穫を次のように語った。
井出 有治/Super Aguri F1『SA05』
(C)Honda Racing
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「2回のセッション共に、十分な周回を重ねることができたのでとても満足しているよ。
マシン自体にはアンダーステアとかあったにしてもね。
今日は2種類のスペックのブリヂストンタイヤを試したんだ。
それによってマシン・バランスのトラブルは増えたので、これを解決する必要はできたけれど、きっと明日はいい予選が戦えると思うし、そして日曜日の決勝レースもね」

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佐藤琢磨、「ステディな1日だった」

マレーシアGP初日のフリー走行を終えた『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨は、次のようにその様子を語っている。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
拡大します
「今日はチームのためにもう一つのステディな日だったね。
僕たちは何もマシントラブルに遭遇しなかったし、課題のタイヤテストを含んだ予定通りのテストプログラムをこなすことができたよ。
そして明日の予選に向けて、マシンのセットアップを進めるための有益なデータを収集することもできた。
週末のスタートとしては、とてもいいものだったんじゃないのかな。
僕は満足しているよ」

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フリー走行2回目はホンダのデビッドソン首位

マレーシアGPフリー走行2回目は、ホンダの第3ドライバー&テストドライバーであるアンソニー・デビッドソンが1'35.041をマークして首位となった。
ただし、このタイムは午前に行われた1回目のブルツ(ウィリアムズ)のものにはわずか10分の1秒弱及ばないもの。

2番手にはそのブルツが、また3番手以下はルノーのアロンソ、ェラーリのマッサ、マクラーレン・チームのライコネン、ルノーのフィジケーラ、フェラーリのシューマッハ、ホンダのバトン、BMWのビルニューブ、そしてホンダのバリチェッロと正ドライバーが名を連ねた。

スーパー・アグリの佐藤琢磨と井出有治はやはり最後尾と、ここセパンでも苦しんでいる。

フリー走行2回目結果はこちら
マレーシアGPの画像はこちら

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マレーシアGPフリー1回目はウィリアムズ最速!

先週のバーレーンGPに続き、今週は早くも第2戦のマレーシアGPがスタート。
午前に行われたフリー走行1回目は、いずれもエンジン温存の必要がない第3ドライバーが上位に。
トップはウィリアムズのブルツ、2番手にBMWのクビサ、そして3番手がホンダのデビッドソンという順となった。

ウィリアムズとホンダの正ドライバー4人はまったくコースに出ず。
まだ有効なタイムを出したのは19台だけで、残念ながらスーパー・アグリの2台はやはり最下位だが、積極的に周回を重ねてデータ採りにいそしんだ。

フリー走行1回目結果はこちら
マレーシアGPの画像はこちら

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「シューマッハに賭けたほうがいい」と、マネージャー

昨年6月のアメリカGP以来、勝利から遠ざかっている前王者ミハエル・シューマッハだが、マネージャーであるウィリ・ウェバー氏(64歳:ドイツ)は「マレーシアGPではシューマッハに賭けたほうがいいよ」と周囲に勧めている。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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これはドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』に語ったもので「今年のシューマッハ&フェラーリは去年とは違うよ。
1週間前のバーレーンではアロンソに後れを取ったが、セパンはもともとシューマッハが強いところ。
今回はきっと勝つに違いない」と、自信をみせている。

1999年に初開催されたマレーシアGPは過去7回行われているが、これまでシューマッハは優勝3回、ポールポジション実に5回を獲得している。
また暑さなど過酷なコンディションに強いのもこの男の大きな特徴だ。

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BMW首脳、「ハイドフェルドのバトル 痛快!」

『BMWザウバーF1』チームのニック・ハイドフェルド(28歳:ドイツ)は、バーレーンGP決勝レース時にレッドブルのクルサードを押し出したとしてFIAのスチュワードから戒告処分を受けているが、一方チーム内ではこの暴れぶりが高く評価(!)されている。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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同チームのテクニカル・ディレクター、ウィリー・ランプ氏は「上々じゃないか。F1ドライバーたるもの、このくらいアグレッシブでなくてはね。
ハイドフェルドの頑張りは、見ていてまさに痛快なものだったよ」と、笑顔を見せた。

ただしハイドフェルドはこれからの数レース、観察期間にある。
ランプ氏は52歳ドイツ人。
ミュンヘン大学卒業後、BMW社に入って開発部門で活躍、ザウバー・チームに移籍しレース・エンジニア、その後テクニカル・ディレクターに就任、ハイドフェルドらを育てた。

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ミッドランドの第3ドライバー、モンディーニに

『ミッドランドF1レーシング』は、今週のマレーシアGPでの第3ドライバー&リザーブドライバーとして、ジョルジョ・モンディーニ(25歳:スイス)を指名したことを明らかにした。
『M16』Cockpit (C)Midland F1 Racing
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モンディーニは2004年の『フォーミュラ・ルノーV6ユーロカップ(ユーロインターナショナル)』のシリーズ・チャンピオン。
なお前戦バーレーンGPではマーカス・ヴィンケルホック(25歳:ドイツ)が起用されていた。

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FIA、セパン・サーキットの改修に「OK」

FIAのレース・ディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏は、先にマレーシアGPの開催地セパン・サーキットについて改修命令を出していたが、木曜日に行われた最終チェックでこれに合格点を与えた。
Sepang Circuit/Interlocking Bricks
(C)RedBull Racing

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これは、コースサイドの雑草が伸び過ぎていて滑りやすく危険なためインターロックと呼ばれる組み合わせレンガに置き換えるよう指示したもの。

その結果、コースサイドは画像のように鮮やかなものに生まれ変わった。

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フィジケーラ、無線での発言を謝罪

ルノー・チームのジャンカルロ・フィジケーラはバーレーンGPの決勝レースでハイドロリック・トラブルに見舞われてわずか21周でリタイヤを余儀なくされたが、その際にチームと交信した無線での発言をマレーシアで謝罪している。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
拡大します
この無線でのやりとりは、テレビ放送でオンエア。
世界中のF1ファンの耳に暴言が届いたということで、フィジケーラは「オンエアされているとは知らず、ひどい言葉を発してしまった。
とりわけ子供たちに対しては申し訳ないと思っているよ」と、詫びた。

フィジケーラによれば、同じ不具合は前日の予選日にも起きていたもので(優勝した)アロンソと比較して度重なるトラブルに見舞われ苛立っていたためということだ。

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クルサードの怒りに関係者も首かしげる

開幕戦バーレーンGPでゴール直後にエンジンブローしたレッドブルのデビッド・クルサードには、今週のマレーシアGPで予選グリッド10番降格のペナルティが科せられるが、これについて同選手は木曜日の公式会見の場であらためて不満を爆発させた。
David Coulthard (C)RedBull Racing
拡大します
「ゴールする半周前にエンジンが壊れればペナルティなしにエンジン交換できるのに、頑張ってチェッカーフラッグまで持ちこんで完走したため、逆にペナルティを受けるというのは納得がいかないよ。
それなら完走するよう努力するよりも、ぶち壊したほうが有利ということになってしまう。そんなのスポーツとしておかしいだろう」と、スコットランドのベテランは訴えた。

昨年の予選方式であれば、合法的に(エンジンブローで)リタイヤしたとしても次戦の予選出走順位が最初になるということで実質的なペナルティがあったが、今年予選方式を改定したために不条理なものとなったことになる。
このレギュレーションの矛盾については他チーム関係者の中にも首をかしげる向きが多いということだ。

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どうなる、来年以降の日本GP

国内の一部メディアが報じた「2007年日本GP・富士スピードウェイ開催」だが、正式な発表は依然として行われていない。
Fuji Speedway (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
それによれば、バーニー・エクレストン氏が上記内容を語ったいうものだが、海外のニュースも日本国内の報道を後追いしただけのものとなっている。

もし日本GPの開催権が富士スピードウェイに移った場合、注目されるのが1987年から20年の長きに渡って続き、現在もなお世界有数の集客力を持つ鈴鹿サーキットの行方だ。
同サーキットの清水郁郎社長は、「継続開催のために全力を挙げて交渉しているが、現在まだ結論は出ていない」と、語っている。

富士スピードウェイでは1976年から2年間『F1inジャパン』として開催されたことがある。
その後トヨタ自動車の資本下に入り、ヘルマン・ティルケ氏監修のもと大改修を受けている。

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ホンダ マレーシアGP事前ニュース

honda_f1_logoHonda Racing F1 Teamは、幸先のいいスタートを切った開幕戦バーレーンGPの後、チームはレース後すぐにインド洋を横断し、今週末の第2戦マレーシアGPの舞台となるセパンへと向かった。

初戦の結果は必ずしも期待した通りではなかったものの、今季のパッケージが戦闘力にあふれていることは確認できた。
第2戦マレーシアGPは、いっそうの攻めの姿勢で立ち向かえるというものだ。

週末のレースは、気温と湿度の高さにかけては、シーズン中屈指と言える。
路面温度は50℃を超え、コクピット内はそれをさらに上回る。
とはいえオフの間十分なトレーニングを重ねてきたドライバーたちは、その過酷なコンディションに十分に耐えれるはずである。
また今季のマシンRA106とミシュランのパッケージは、この熱さでのさらなるパフォーマンス発揮が期待できそうだ。

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トヨタ マレーシアGP事前ニュース

toyota_newlogo_sパナソニック・トヨタ・レーシング F1第2戦マレーシアGPで雪辱戦
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリとチームが一丸となり開幕戦の不振挽回へ

2006年シーズン第1戦バーレーンGPに続き、F1GPは、今週末第2戦マレーシアGPを迎える。
マレーシアGPは、1999年からマレーシア・クアラルンプールのセパン・サーキットで開催されており、毎年、最も暑く、湿度の高いレースとして知られる。
気温は35度を超え、ドライバーやエンジニアにとって独特の挑戦を要求する。

パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、開幕戦での雪辱を果たし、2006年シーズンへ向けて不振挽回を期待してマレーシアへと向かう。
チームは、上位グリッドを獲得することで、昨年来の強力なパフォーマンスを再び示すべく全力を投入する。

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2006/03/16

F1ファクトリー画像に『スーパー・アグリ』追加

Super Aguri Factory (C)Super Aguri F1
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F1ファクトリー画像に、注目の『スーパー・アグリ・F1』チームのものを追加しました。
場所はイギリス・リーフィールド、旧アロウズ・チームのファクトリーにいま日の丸が翻ります。

こちらでご覧いただけます。(Nifty Member)

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モントーヤ(マクラーレン)もエンジン交換か

まだ正式発表はないものの、どうやらマクラーレン・チームのファン・モントーヤもエンジン交換になる模様だ。
Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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メルセデス・モータースポーツでは現在データ解析中ということだが、もしエンジン交換ということになれば当然モントーヤも今週のマレーシアGPでは予選グリッド10番降格のペナルティを受けることになる。

マレーシアのレースは高温多湿ということで、エンジンにとっても過酷なコンディションを強いられるのは必至。
現状で、クルサード(レッドブル)、マッサ(フェラーリ)らがすでにエンジン交換により同ペナルティを受ける見通しとなっている。

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佐藤琢磨、「マレーシアはタフなレースになる」

『スーパー・アグリ・F1』としての初レースでみごとチェッカーフラッグまで『SA05』を持ちこんだ佐藤琢磨は、今週の第2戦マレーシアGPを迎えるにあたり次のように語っている。
Super Aguri Duo (C)Super Aguri F1
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「バーレーンに行くまでに、僕たちのクルマは10周以上走ったことがなかったんだ。
それがレースで最後まで走り切れたということは、『SA05』に信頼性があるということ。これはとても心強いことだよね。
この勢いで、ぜひともこのマレーシアでも堅実なレースをしたいと思っている。
ただセパンはとても暑くて湿度が高いので、これは僕にも有治(井出)にもフィジカル面できついものになるだろうし、きっとタフなレースになることだろうね」

またF1初レースでマシントラブルからリタイヤとなった井出有治は「いま完走することを一番望んでいる。
バーレーンではそれが叶わなかったから、ぜひともここマレーシアでは走りきりたいと願っているよ。
実はセパンはフォーミュラ・ニッポンのレースで走ったことがあるんだ。
この国はとても好きだし、今度はF1ドライバーとして戻って来れてとてもうれしい」と、語っている。

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バレンティーノ・ロッシ、アロンソに挑戦状!

2輪モトGP王者のバレンティーノ・ロッシ(27歳:イタリア:ヤマハ)が、F1チャンピオン、アロンソの口撃に反撃を開始した。

これは以前、かねてフェラーリでF1テストを続けるロッシについてアロンソが「それだけ十分なテストを行うなら、5位くらいにはなれるだろうしあるいは表彰台に上がれるかも知れないよ。
しかし自分だって逆のことを行えばバイクレースで表彰台に上がれるだろう」と、揶揄したことに反撃したもの。
Valentino Rossi (C)Yamaha Racing
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これに対しロッシは「それならアロンソは僕とF1カー、WRCカー、そしてモトGPバイクそれぞれを走らせてみるべきだ。
そうすればどっちがほんとうに速い男か、明らかになることだろうさ」と15日、『モーターサイクル・ニュース』に語り、アロンソに挑戦状をたたきつけた。

アロンソがラリーカーをドライブしたという話は聞かないが、実はロッシはラリーカーも体験済み、驚くなかれ2002年にはプジョー206でWRC(世界ラリー選手権)に参戦、昨年はスバルWRカーも走らせている。

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ライコネン、再びフェラーリ契約説否定

独『ビルト』紙が日にちまで明記して報じたキミ・ライコネンのフェラーリ契約話だが、本人はこれを再び否定している。
M.Schumacher & K.Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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「いろいろ書かれているけれど、僕はまだ来年どこのチームに行くか決めていないし、まだどこともサインしていないよ」とアイスマン。

しかし、話はどんどん具体的になっていて、今回の報道ではライコネンが向こう5年間でなんと1億5千万ドル(約177億円)もの巨額契約金を受け取るという仰天もの。

また一方でミハエル・シューマッハは2008年まで残留で、契約金は2年間で9,120万ドル(約107億円)という、こちらはさらに途方もない数字が書き立てられている。
(現在は1年間で44億円とか……)
ほんとうに2007年の跳ね馬はシューマッハ&ライコネンになるのか、注目だ。

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トロ・ロッソ、マレーシアGPに自信

今週クアラルムプールのセパン・サーキットで行われるマレーシアGPでは相当な高温と多湿が予想されるが、『スクーデリア・トロ・ロッソ』のビタントニオ・リウッツィ(24歳:イタリア)はこの地での戦いに自信をみせている。
Vitantonio Liuzzi/『STR-01』 (C)Scuderia Toro Rosso
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「セパンでは気温が35度くらいにはなる筈だよ。
高温というのは、目一杯廻す『V8-2.4リッター』には苛酷だけれど、回転を制限されている『V10-3.0リッター』には逆に有利に働くことだろう。
だから、ウチにはバーレーンの時よりももっとチャンスがあると思っているんだ」

今シーズン、トロ・ロッソだけは特例で制限付きの『V10-3.0リッター』エンジンを搭載して戦っている。

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マッサ予選10番降格、フィジケーラはノーペナルティ

次戦エンジン交換することにより、マレーシアGPではすでにクルサード(レッドブル)が予選グリッド10番降格のペナルティを受けることになったが、さらにフェラーリのマッサもエンジン交換を強いられることになったようだ。
Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
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その一方で、同じくエンジン交換となるルノーのフィジケーラは、トラブルがエンジン本体ではないということでペナルティを免れることがわかった。

それぞれに悲喜こもごもがみられるが、バーレーンGPで1-2位となったルノー、フェラーリ双方ともに心配の種を抱えることになりそうだ。

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イタリア・メディア、王者復活を宣言

苦しかった2005年シーズンのあと、今季開幕のバーレーンGPではフロントロウ独占という形で復活の狼煙(のろし)を上げたフェラーリ・チームに対し、イタリア等のメディアは一斉に王者復活を宣言する過熱ぶりで歓迎した。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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伊『ラ・リパブリカ』紙は「2005年の失敗などもう遠い昔のこと」との大見出しで報道。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙は「これでシューマッハの現役続行が確定、ラインナップとチームメイト実現」とヒートアップ。
またシューマッハの地元ドイツ『フランクフルト日報』も、シューマッハの2位表彰台獲得を大きく讃える記事を書いた。

とはいえ、いったん戦力低下すると今度は手のひらを返したようにボロクソに書かれるのも通例のことではある。

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マクラーレン第2チームは2008年から参戦

かねて噂になっているマクラーレンの第2チームだが、その中核になるとみられるアレクサンドル・ブルツ(32歳:オーストリア)は「コストの点から、参戦は2008年シーズンからになる」との見通しを明らかにした。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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これは母国の『オーストリア・プレス』に語ったもの。
2008年には他チームからシャシーを購入しての参戦が可能になる見込みで、預託金も含め大幅に新規参戦のコストが低減される見通し。

ブルツにはパーソナル・スポンサーとして日本の『ディレクシブ』がついており、すでにシニア・ディレクターとして指名されたジャン・アレジ氏と共にチームの輪郭が明確になってきた様相だ。
同選手は現在はウィリアムズ・チームに所属するが、マクラーレンとの関係は深い。
また新チームの本拠地はマクラーレンの旧工場になる見込みで、すでに再稼働に向けて整備が進んでいると伝えられる。

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佐藤琢磨、『デサント』とスポンサー契約

15日(水)『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨はスポーツウェア・メーカー大手の『デサント』とパーソナル・スポンサー契約を結んだことを発表した。
Descente logo
descente_logo佐藤琢磨は「デサントのような著名なメーカーと一緒に働けることになってとてもうれしい。
デサントは品質と高性能なスポーツ用品に対する大きな評判を得ているし、それはまさに僕がトレーニングのために必要なことだ。
今年後半、新しいコレクションのために一緒に働くことを楽しみにしている」とコメントした。

契約は初回1年で、さらに延長が可能なもオプション付きのものという。

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2006/03/15

エクレストン氏、ロズベルグの活躍に大満足

今回のバーレーンGPでF1デビューを果たしたニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)は、しばしばスピンを繰り返すなど若者らしく果敢な走りをみせ、みごと7位入賞を果たしてみせた。
2006 Bahrain GP (C)Williams F1
拡大します
これについてバーニー・エクレストン氏は「ロズベルグの活躍は気持ちがいいものだったね。いきなりスピンしてピットインしたにもかかわらず、7位でゴールしたのはみごとなものだったよ。
それに、レース中のファステストラップを彼が記録したんだろう。たいしたものじゃないか。
いまF1が必要としているのは、こうしたロズベルグとかバレンティーノ・ロッシといった新しい名前なんだよ」と、独『ヴェルト』紙で満足気に語った。

グリッド12番手からスタートしたロズベルグは、しかし1周目にスピンアウト。
ノーズ交換のため緊急ピットインし、最後尾まで落ちてからの追い上げだった。

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独紙、「ライコネン フェラーリと契約」と報道

かねて噂になってきたキミ・ライコネン(26歳:フィンランド)のフェラーリ移籍話だが、独『ビルト』紙はその契約が昨日行われたと報じた。
(ただし、公式発表はされていない)

これまでライコネンは所属のマクラーレン・チームに対し、今シーズンの中頃までにその去就について決定すると語っていたということだが、もしこれが事実であれば残留の説得を続けるチーム首脳の努力もここまでということになる。

また、彼がこの時期に最終決断したのだとすれば、やはりバーレーンGPで再び世界に露呈させたマクラーレンの信頼性のなさが決定的要因になったと言われても止むを得ないことだろう。
M.Schumacher & K.Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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もしミハエル・シューマッハが現役続行を決めた場合には、99%フェラーリ残留になるとみられることから、2007年の跳ね馬チームではシューマッハ&ライコネンという強力ラインナップが見られることだろう。

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ルノー首脳、サンマリノGP以降のフェラーリ警戒

2006年開幕戦を終えて、ルノー・チームのパット・シモンズ/テクニカル・ディレクターはフェラーリの復調ぶりに警戒感をみせている。
2004 San Marino GP (C)Honda Racing
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「今週のマレーシアGPでは、おそらくわれわれも有利な戦いができると思っているよ。
ミシュランは暑さには強いからね。
しかし、いまの勢いでヨーロッパ・ラウンドに入ったなら、もともとサンマリノGP等はフェラーリ&ブリヂストンが強いところだから、彼らははわれわれに対して相当な強さをみせて勝つのではないか。
それを考えるといま開幕戦で勝てたとはいえ、われわれにまったく余裕などはないよ」と、英『ロイター』に語っている。

実際、昨年マレーシアGPではファステストラップをミシュランが上位9位までを独占、フェラーリは10位以下に留まっていたのだが、一転サンマリノGPになるとシューマッハ/フェラーリがトップタイムを叩き出した実績を持つ。

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ドーンボス、「マレーシアは暑いよっ」

昨年はジョーダン・チームでマレーシアGPを経験している筈のロバート・ドーンボス(24歳:オランダ)だが、バーレーンからクアラルムプールへ到着、あらためてその暑さを訴えている。
Robert Doornbos (C)RedBull Racing
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「ここへはシンガポールを経由して来たんだけど、近いんだね。たった1時間のフライトだもの。
そこでは診察を受けたあと、ウェイクボードをやったり、CNNやESPNの取材を受け、水族館ではサメのあごに触らせられたり、さらにビーチでは地元の少女たちとバレーボールの試合をやったんだ。
F1ドライバーというのは、どうしてこれほどの『罰』を受けなければならないのかね(笑)。
そしていまやっとクアラルムプールに来たけれど、昼間はほんとうに暑いね。
暑いよっ!」

ヨーロッパ出身のドライバーにとって、東南アジアの蒸し暑さはことさらこたえるようだ。

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ニキ・ラウダ氏は新レギュレーションを評価

元F1チャンピオンで、ジャガー・チームの代表も務めたニキ・ラウダ氏(57歳:オーストリア)が、スイスの『ブリック』で「今年のレギュレーションは大成功だ」と評価している。
Bahrain GP Scene (C)Panasonic Toyota Racing
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「これは間違いなく素晴らしいシーズンのスタートになったよ。
まず予選はこれまでと異なりまったく目の離せない緊迫したものになった。
それから決勝レースでも各車拮抗していて、かつてないほどのオーバーテイク・シーンがあったね。
おそらく昨シーズン全体よりも多かったくらいじゃないのかな。
これなら面白い。私はとてもいいレギュレーションになったと思っているよ」

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フェラーリ監督、「みんなの関心に感謝する」

バーレーンGPではフロントロウを独占するなどそのスピードをみせたフェラーリ『248F1』に対しては、そのリヤウィングが違法なものではないか、との指摘が一部からされているが、これについて同チームのジャン・トッド監督は「みんなが関心を持ってくれて感謝する」と、一向に意に介していない様子だ。
Ferrari『248F1』 Rear Wing (C)Ferrari S.p.A
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「ウチのリヤウィングが違法なんだってね。
紅い跳ね馬が戻ってくると、いつもそうした指摘がされるものなんだよ。
私はそんなことまったく承知していないが、こうしてみんながウチのマシンに関心を持ってくれることはうれしいものだね。
情報に感謝するよ」

一方、最初にこの疑惑を提起したルノー・チームでは、今後FIAに対する正式な抗議は行わないことを明らかにしている。
同チームのパット・シモンズ/テクニカル・ディレクターは「そもそもレギュレーションが曖昧すぎるから」と不満を漏らしている。

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イギリスGPではバトンがプロモーションに一役

イギリスGPを開催するシルバーストーン・サーキットでは、同グランプリの目玉としてイギリス期待の星・ジェンソン・バトンのクルマに同乗してコースを周回できるという『目玉』を用意して観客にアピールしている。
British GP/Silverstone (C)Honda Racing
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それによれば、5月までの前売りチケット購入者に対して事前に抽選が行われ、幸運な3名が選ばれるという。
イギリスGPはバトンにとって一番大事な母国グランプリ。
「イギリスのファンにこうした形でお返しできるのはうれしいことだよ。
ぜひともサーキットのスリルを味わって欲しいね」と、期待している。

ただしホンダ・チームは2シーターF1カーを持たないため、同乗するクルマはホンダのスポーツカーということになるようだ。

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スーパー・アグリ、並行開発は困難

4か月という短期間の準備にもかかわらず、開幕戦のグリッドに2台を並べてみせた新生『スーパー・アグリ・F1』だったが、その後はさらに過酷な状況が待ち受けている。

総勢でも100人に足りないとされるスタッフのうち、約半数はグランプリの現場に赴いており、並行して進めるはずのオリジナルマシン『SA06』の開発が遅れているのだという。
佐藤 琢磨/Super Aguri F1『SA05』
(C)Honda Racing
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現在、ホンダのエンジニアの応援も得て開発が行われているということだが、早ければヨーロッパ・ラウンド開幕のサンマリノGP(4月23日)にも、との当初の期待について鈴木亜久里代表は「とても無理!」と否定。
期待される新型車の投入だが、お目見えするのは相当程度遅れそうだ。

なおバーレーンGPを終えたドライバーは、佐藤琢磨がクアラルムプール入りしてプロモーション活動を行う一方、井出有治のほうはバーレーンに居残ってフィジカル・トレーニングを行っている。

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2006/03/14

ホッケンハイムリンク、サッカーマンの手に?

出口の見えない資金難から、ドイツGPの開催も危ぶまれているホッケンハイムリンクに、どうやら今度はサッカーマンが関わることになるようだ。
Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
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これはドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』が伝えたもので、それによれば独サッカー界の大物レネ・ヤッジ氏が2007年に同サーキットのマネージング・ディレクターに就くというもの。
ただし当のヤッジ氏はこれについて言及を避けている。

ヤッジ氏はブンデスリーガの名門『FCカイザースラウテン』の代表だが、成績不振から毎年のように更迭の声が聞かれる。

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スーパー・アグリ首脳、「まるで奇跡!」

11月に発足を宣言したばかりの新チーム『スーパー・アグリ・F1』が開幕のバーレーンGPで完走を果たしたことについて、同チームのウェイン・ハンフリーズ氏(前アロウズ・財務担当)は「まるで奇跡を起こした」と驚きを隠せないでいる。
佐藤琢磨/『SA05』 (C)Honda Racing
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「考えてもみたまえ、あのトヨタが丸3年を掛けて準備したF1参戦を、このチームはたったの4か月でやってしまったんだ。まさに奇跡だね。
3日間予定した事前のバルセロナ・テストでまともに走れたのはたった1日だけ。
本番用のエアロを装着したシルバーストーンのテストでは雪に降られたよ。
他のチームが年間常時2基の風洞を稼働させるのに対し、われわれが風洞を使ったのはたったの4日間だけだったんだ。
スタッフは全員がファクトリーで週80時間も働き続け、掃除のオバサンからは『いつ掃除したらいいんだい。何か私も手伝おうか』とまで言われたよ」と、笑わせた。

また同氏によればバーレーンGPではトップから6秒の遅れを予想していたというが、実際には佐藤琢磨は4.7秒遅れのタイムで走っている。

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マクラーレン首脳、「ライコネン残留を切望」

2007年シーズン、フェルナンド・アロンソの加入がすでに決まっているマクラーレン・チームでは、その一方でキミ・ライコネンがフェラーリに移籍するのではみられている。
しかしこれについて同チームのマネージング・ディレクターであるマーティン・ウィットマーシュ氏は「まだ去就は決まっていない。われわれはライコネンの残留を切望している」と、英『オートスポーツ』誌に語っている。
Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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「すでに明らかなように、われわれは2007年に世界チャンピオンを迎え入れることになっている。
そのチームメイトとして、同じくチャンピオンシップで第2位のドライバーを保有するとすれば、それは実に素晴らしいことじゃないか。
われわれはまだ彼がフェラーリとサインしたとは考えていないし、彼に残留して欲しいという意志を隠してもいないよ。
残念ながら開幕戦では再びマシンの信頼性がライコネンの足を引っ張る結果となったが、それが彼の判断に影響しないことを願うね」

とはいえ、マクラーレンの信頼性のなさがライコネンが移籍を考える原因とされているのに、今回のレースでまたしてもそれを繰り返してしまったのはすこぶる皮肉なことだ。

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『V10-3.0リッター』エンジン制限規定は継続へ

シーズン前の予想では、制限付きの『V10-3.0リッター』エンジンのほうが有利であると指摘されていたが、開幕戦を終えFIAは現行の規定を継続することを確認した。
Scott Speed『STR-01』 (C)Scuderia Toro Rosso
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今季この恩恵を受けてV10エンジンを搭載しているのはトロ・ロッソだけだが、同チームは公式予選で15-16位に、また決勝レースでは11-13位と、まさに絶妙なレベルで開幕戦を終えている。
FIAは現況で「V8は最高で760馬力、V10は720馬力」と推定しているという。

ただし、今回のファステストラップタイムではスコット・スピードのトロ・ロッソが全体で9番手になるタイムを記録。
これは本家レッドブル(フェラーリ・エンジン)を2台とも負かしただけでなく、ルノー1台、トヨタ2台、ホンダ1台、BMW2台らワークス・エンジン搭載車をも上廻るものだった。

トロ・ロッソが今季使うコスワース・エンジンは回転数が16,700rpmに制限され、インテークにはリストリクターが取り付けられ吸気量も制限されているが、トルクフルな部分で有利とされている。

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モズレー会長、『ノックダウン予選方式』改定を否定

概ね好評だった今季導入のノックダウン方式による公式予選だが、唯一最終ピリオドにおける燃料に関する部分には不評の声も聞かれているが、これについてFIAのマックス・モズレー会長は見直す考えのないことを明言している。

「確かに最終ピリオドでは、多くのドライバーがただ燃料を再給油するための(無駄な)ラップを繰り返したことは認められる。
しかしどのような規定にしたところで最初の10分間には何も起こらないだろう。
この規定なら、少なくともみんなコース上にいたじゃないか」と、強気だ。

今年の規定では、最終ピリオドでは各車ともレーススタート時を想定した量の燃料を積載し、セッション終了後に予選周回分の燃料を再び継ぎ足して決勝レースに臨むことになっている。
サーキットごとの規定燃費は昨年のデータを元にエンジン規定による影響などを加味した上でFIAが決定、今回1周あたり2.75kgと算出された。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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しかし故意にペースを落として燃料をセーブ、実際に消費した分よりも多い燃料を補給することを各チームが狙っていたのは事実だ。
これを防ぐため、FIAは予選でそれぞれのドライバーが出したベストタイムの110%を上回るラップに関しては燃費計算時の周回数にカウントされない「110%」ルールの導入を導入した。
ミハエル・シューマッハはこれに引っ掛かって1周分がノーカウントに。
本人は「これがなければ優勝していたかも」と、嘆いている。

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シューマッハ、あらためてF1チーム設立を否定

根強くささやかれ続けるミハエル・シューマッハによる自身のF1チーム設立話だが、本人はこれについて地元テレビであらためて否定している。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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これはドイツの『RTLテレビ』で語ったもので、その中でシューマッハは「僕が関心を持つのはドライビングであって、マネージメントではないんだ。
それにジャン・トッドを見てみたまえ。
彼は少なくとも週に6日、毎日12時間から14時間はデスクの前に座って仕事をしているよ。
僕にはとてもそんなことは耐えられないからね」と、苦笑してみせた。

しかしこう繰り返してもチーム設立の噂が静まらないのには、影にパーソナル・マネージャーであるウィリ・ウェバー氏の存在があるからと思われる。

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フェラーリ、マッサのスピン原因を調査

今季フェラーリ・チームに移籍したフェリッペ・マッサ(24歳:ブラジル)のデビューレースは、7周目の突然のスピンアウトによりほぼ失われたが、これについてチームは原因の調査に当たっていることを明らかにした。

同チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターは「われわれはこれが単なるドライバー・エラーではないと考えている。したがって、スピンを起こした原因について、早急にこれを見出す必要がある」と語っている。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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当のマッサも「軽くブレーキを踏んだ瞬間に、突然リヤのコントロールがなくなってしまったんだ」と説明している。
マッサはさらにこの直後に行ったピットストップで右リヤタイヤの交換に手間取り大きく後退、フロントロウ・スタートのメリットを台無しにしたばかりか入賞のチャンスをも失う結果となった。(最終的にノーポイントの9位でフィニッシュ)

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F1のスピード低下でFIAひと安心

日曜日に行われたバーレーンGP決勝レースでは、ウィリアムズ・チームの新人ニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)がコスワースV8-2.4リッター・エンジンで1'32.408というファステストラップタイムを記録した。
BMW V8 F1 Engine/Bench Test (C)BMW Motorsports
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これは、昨年の同レースでマクラーレン・チームのペドロ・デ・ラ・ロサがメルセデス・V10-3.0リッター・エンジンで記録したファステストラップタイム1'31.447よりも約1秒遅いもの。

本来、F1のスピード低下のためにコスト増を承知で採り入れたエンジン規定の変更がとりあえず第1戦においては功を奏したことになり、FIAはほっと胸をなで下ろしていることだろう。

しかし現在の激しい開発テンポでは、そう長い時間を置かずに昨年よりもスピードアップを果たすことになりそうだ。

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P.ストゥダート氏(前ミナルディ)の再出発つまづく

前ミナルディ・チーム代表であるポール・ストゥダート氏(51歳:オーストラリアGP)は、母国で自身が設立した『オージー・ジェット航空』で11月からシドニーとメルボルンの間に定期便を就航させていたが、このほど不採算からこれを休止することを明らかにした。
OzJet (C)Ex.Minardi S.p.A
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今後はこれまでのような定期便ではなく、チャーター便として不定期な運行に切り替えるということだが、F1チーム運営に続いて実業の面でもつまづいた形となった。

それでも本人は「そもそも航空事業ではF1参戦のようなモチベーションが湧かないよ」と、ぼやいているそうだ。

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FIA、ハイドフェルドに『戒告処分』

FIAのレース・スチュワードは、『BMWザウバーF1』チームのニック・ハイドフェルドに対し、戒告処分を下したことを明らかにした。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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これは、日曜日に行われたバーレーンGP決勝で、レース中レッドブルのデビッド・クルサードとバトル中、同選手をコース外に押し出したというもの。

レース後両選手を呼んで事情聴取した結果、スチュワードはビデオ記録などからハイドフェルドにアクシデントの責任があると判定した。

とりあえず実質的なペナルティはないが、今後『注視期間』としてハイドフェルドは監視下に置かれることになり、もし数レースのうちに同様の行動があった場合、あらためて処分の対象になる。

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パトリック・フォール/ルノー・スポール社長、退任へ

13日(月)ルノー・チームはこれまで噂になっていた通りF1チームの責任者であったパトリック・フォール社長(59歳:フランス、ルノー社の上級副社長でもある)の退任を正式に発表した。
後任にはこれまでフィナンシャル部門を担当していたアラン・ダサ氏(59歳:フランス)が就く。
Patrick Faure (C)Renault F1 UK
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名目上はフォール氏が定年を迎えるためと説明しているが、その後任人事も同じ年齢というのは不可思議なこと。
また、4月に人事異動が行われると発表する一方で、今回のバーレーンGPでその職を外すとするなどかなり混乱が窺えるようだ。
(これまではこの夏に異動と言われていた)

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マクラーレン代表、「ミシュラン撤退しないかも」

現在ブリヂストンと共にF1にタイヤを供給しているミシュランは、すでに今季限りでの撤退を表明しているが、これについて「マクラーレン・チームのロン・デニス代表が撤退しないことも考えられると語った」と、『スピードTV』が報じている。
Michelin Tyre (C)McLaren Group
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それによれば、同代表は現在2007年から前倒しでワンメイクになるとみられるブリヂストンとの交渉を始めていることは認めているものの、ミシュランが継続する可能性も示唆しているのだという。

「ブリヂストンが今回のレースで速さを見せたことは知っているが、同じタイヤで苦しんでいるチームもいるし、ほんとうのところはわからない。
一方、われわれはミシュランのパフォーマンスに満足しているがね」

しかしこれはデニス氏特有の、交渉を有利にするための駆け引きの一環であるのかも知れない。
(FIAは2008年からのF1タイヤ・ワンメイク化を決めている)

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トヨタ、遅さをブリヂストンタイヤのせいにできず

今シーズン、装着タイヤをこれまでのミシュランからブリヂストンに変更したトヨタ・チームでは、これまでのテストでもタイヤとのマッチングに不安をみせていた。
そして案の定、迎えた開幕戦バーレーンGPでは明らかにスピードを欠いた状況を露呈することになったが、しかしこれまでのようにタイヤに責任を押しつけることはできなくなっていた。
Mike Gascoyne (C)Panasonic Toyota Racing
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というのも、今回同じブリヂストンタイヤを履くフェラーリが予選でフロントロウを独占。
さらに決勝レースでは同じく今年タイヤをミシュランからスイッチしたウィリアムズが最速タイムを記録するなど、ブリヂストンタイヤのパフォーマンスが優れたものであったことが証明されたからだ。

同チームのマイク・ガスコイン/テクニカル・ディレクターは「われわれがタイヤを使いこなせていないことは明らかだが、遅い原因はそれだけではなく、マシン自体にもあるのかも知れない」と、優れない表情だ。

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クルサード、マレーシアGPでグリッド降格ペナルティ

バーレーンGPを10位でフィニッシュしたレッドブル・レーシングのデビッド・クルサードだったが、今週末のマレーシアGPでは予選グリッド10番降格のペナルティを受けることになった。
David Coulthard (C)RedBull Racing
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これは、バーレーンでチェッカーフラッグを受けたあとにエンジンがブローし、次戦で交換を余儀なくされることになったため。
(現在の規則では1基のエンジンで2レースを戦うことになっている)

クルサードは「最初からこんなペナルティを背負うなんて悲劇だよ。
これではポールポジションを穫ったとしてもグリッドは11位。それにそもそもポールなんて獲れる筈もない。
チェルシー(イギリスの名門サッカーチーム)なら一人退場になっても戦えるだろうけれど、ウチみたいな小さなチームではどうしようもないよ」と、嘆いてみせた。

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2006/03/13

ブリヂストン、パフォーマンスに自信

今回のバーレーンGPで、昨年アメリカGP以来となる優勝こそ逃がしたものの、ブリヂストンはそのパフォーマンスに自信を持ったようだ。

同モータースポーツの菅沼寿夫/テクニカル・マネージャーは「優勝したのはブリヂストン・ユーザーではなかったし、タイヤには常に改善の余地はあるものだが、それでも今回のレースは大いに励みになるものだった。
われわれが冬の間目指してきた開発の方向性が正しかったということが証明されたレースだったからね。
今日速かった6人のドライバーのうち、4人がブリヂストンタイヤ装着ドライバーだったことは、これから待ち受けている長いシーズンに向けてわれわれを勇気づけるものだよ」と、語っている。
Super Aguri F1『SA05』(C)Honda Racing
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また同氏は「スーパー・アグリはごく短期間で素晴らしい仕事をしたね。佐藤琢磨選手がみごとに完走したことはほんとうに良かった」と、誕生したばかりの純日本チームにエールを贈った。

バーレーンGP決勝レースでのファステストラップ一覧は次の通り

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バーレーンGP、決勝レース日の観客は40,000人

2004年の初開催から3年目、今年はシーズン開幕戦の栄誉を担ったバーレーンGPだが、決勝レース当日の観客数は約40,000人だったことが主催者から発表された。

バーレーン国際サーキットのマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーによれば、金・土・日3日間の合計は約77,000人で、これは昨年よりも6,000人以上多いものという。
Bahrain Circuit (C)Panasonic Toyota Racing
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同氏はさらに「今年はオーガナイズもまたスピリットも、過去最高のレベルを達成した。
もちろんサーキットの設備は世界最高の水準にあるし、グランプリ・レース自体もスリル満点の白熱したものになった」と、自賛するが、鈴鹿サーキットの日本GPが毎年3日間合計で30万人以上も集めるのと比較し、いかにもスタンドが淋しい感であるのは否めない。

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ウィリアムズ首脳、「最速なのはわれわれだった」

昨日行われたバーレーンGPで、ウィリアムズ・チームはウェバーが6位、ロズベルグが7位とW入賞を果たしたが、サム・マイケル/テクニカル・ディレクターは「一番速かったのはわれわれだった」とこの結果に残念がった。

事実、今回ファステストラップを記録したのは同チームのルーキー、ニコ・ロズベルグ(20歳)、またウェバーのほうもシューマッハ、アロンソに次いで4番手となっている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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「最初のピットストップを遅らせるという、ちょっと保守的な作戦を採ったためあまり反映されなかったが、今日コース上で一番速かったのはわれわれのマシンだよ。
だからこのレース結果にはちょっと不満が残るね。
われわれが選んだタイヤ(ブリヂストン)は、予選日には気温が低すぎて合わなかったが、今日はバッチリだったんだ。
ウェバーは手堅いレースを繰り広げてうまくまとめたが、ロズベルグのほうは最初のアクシデントのために45秒ものピットロスを余儀なくされてしまった。あれがなければきっと彼は初レースで表彰台に上がっていたことだろう。
それでも新人が最初のレースでファステストラップを記録したというのは素晴らしいことだよ。
われわれの標的は、もう次のマレーシアだね」

ロズベルグと3位ライコネンとのタイム差は最終的に43.683秒。
想定外だった1周目の45秒のピットストップがなければ、ほんとうに表彰台に届いていた可能性がある。

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鈴木亜久里代表、「レースがテストの代わり」

11月のチーム設立発表以来、わずか4か月という短期間にF1参戦を実現させた『スーパー・アグリ・F1』の鈴木亜久里代表は、開幕戦を終えて次のように感想を語っている。
鈴木 亜久里 (C)Honda Racing
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「まあ、このレースはわれわれにとってテストのようなものだったからね。
この週末経験したすべてのものは、本来冬のテストでやっておくべきものだったんだ。
そういう意味で言えば、今日はわがチームにとってとても良いレッスンだったと言えるんじゃないかな。
今日のレース前、二人のドライバーには『今日やるべき最も重要なことは、レースを最後まで走ってできる限りの経験を積むこと』って言ったんだ。
だから、琢磨は今日グッド・ジョブをしたね。
有治はフィニッシュを熱望しながらも、トラブルのせいで果たすことができなかった。
しかし今は1レース、1レースが彼にとって重要な勉強になる。とにかくいろいろと経験することが必要だからね。
そして彼らのために、チームはもっとクルマを改善していくよ」

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3位ライコネン、「失望のあとに得たグレートな結果」

土曜日の公式予選でマシントラブルからクラッシュ、グリッド最後尾という不運に見舞われたキミ・ライコネン(マクラーレン)だったが、決勝レースでは3位表彰台まで挽回するという好パフォーマンスの発揮にご機嫌も直ったようだ。
Kimi Raikkonen/『MP4-21』 (C)McLaren Group
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「昨日、ひどい目にあっただけに、この結果は最高のものだよ。
まあ、この週末マシンは終始競争力があったので、たとえ最後尾スタートだとしてもいくつかのポイントは獲れると思っていたけれど、まさか表彰台に上がれるとはね。
チームのみんなが冬の間中、懸命に働いてくれたのでこの結果はうれしいものだよ。
キーになったのは最初の数ラップの頑張りだったろうね。第1コーナーでは何台パスしたかわからないくらいさ。
ただ、もしも昨日のことがなければもっと良いリザルトが得られていた筈と思うとちょっとね……」

22番手スタートのライコネンは燃料を多めに搭載、2周目には13位、4周目には11位へと順位を上げ、他車がピットインを行ったレース序盤には早くも3位までポジションを上げて最初のピットストップを行った。

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2位シューマッハ、「素晴らしい結果が得られた」

通算65回目というポールポジションからスタートしたミハエル・シューマッハ(フェラーリ)は、結局2位でフィニッシュという結果になったが、レース後は満足げな表情をみせた。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「全体にみて、これは僕たちにとって素晴らしい結果が得られたと思っているよ。
だって開幕戦で予選1位、決勝レース2位は上出来じゃないか。
シーズン前に、僕が今年は戦闘力があると言ったのに、誰も信じなかったんだからね。
ただ予選の最終ピリオドで、僕の周回が1周カウントされなかったことで明らかに不利になってしまった。あれは、渋滞に遭遇してしまったのでスピードを落とさざるを得なかっただけなんだけどね。
とはいえ、『248F1』がいいクルマだということがわかったので今日はいい1日だったと言えるよ。
いくつもの優れたチームはあるれど、ウチもそうしたタイトル争いをするチームの一つだというのはすごくグレートだなことだもの」

公式予選最終ピリオドは、走行した分の燃料を終了後再給油できることになっているが、故意に燃料の温存を図るのを阻止するため、ベストタイムの110%以下の周回はカウントされない規則になっている。

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優勝のアロンソ、「戦って勝ち取った勝利」

みごとシーズン開幕戦を勝利で飾った現役史上最年少チャンピオンのフェルナンド・アロンソは、次のようにレースを振り返った。
2006 Bahrain GP Podium (C)McLaren Group
拡大します
「これは、戦って勝ち取った勝利。とても素晴らしいものだよ。
チームは正しいレース戦略と、ファンタスティックなピットワークで僕の勝利を支えてくれたんだ。みんなに心から感謝したい。
レース序盤、マッサが僕の目の前でスピンした時はあわやぶつかるかと思って冷や汗を掻いたけれど、それ以外は順調だったね。
レースの鍵は2回目のピットストップになると思っていたから、それまでタイヤがうまく使えるように気を配っていたんだ。
クルマは終始快調だったから、ミスだけはしないようにしたよ。今日はバックマーカー(周回遅れ)もみんなフェアだったしね。
戦いは思ったよりも接近した激しいものだったけれど、とりあえずは最高のスタートが切れた。バッチリだよ」

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井出有治、「完走できずに残念」

惜しくもマシントラブルにより、ハ1デビューレースをリタイヤという結果に終わった『スーパー・アグリ・F1』の井出有治は、次のように状況を説明した。
井出 有治/Super Aguri F1『SA05』
(C)Honda Racing
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「今日はほんとうに完走したかったので、この結果はとても残念。
エンジンが止まってしまったんだ。
これは、おそらく金曜日に起きたのと同じトラブルだね。
それより前に、レース序盤ではギヤがニュートラルにならなくてピットストップの時にオーバーランをしてしまった。
マシンをより良くするために、僕が何をできたかはわからないけれど、でもメカニックの全員がハードに働いてくれたことはわかっている。ただ、自分の経験の無さが申し訳ない気持ちだよ。
トラブルはエンジニアが調べてくれると思うから、次のマレーシアGPではベストを尽くすよ」

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佐藤琢磨、「チームにとって素晴らしい結果」

6回ものピットストップを強いられるという困難にもかかわらず、新チームの初陣でみごとマシンをチェッカーフラッグまで持ちこんだ『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨はレース後次のように語っている。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
拡大します
「今日はチームにとって素晴らしい結果が出せたね。
これは、あれだけの困難にもかかわらずこのバーレーンGPに出場するために頑張ってくれたチーム全員のおかげだよ。
今日はチーム無線と、さらにフューエルリグにもトラブルがあって何回もピットストップをしなければならず混乱したけれど、チーム全員が最高の仕事をしたと思う。
この結果は、僕たちにとってとてもポジティブなステップだよ。
チームメイトがトラブルで感想できなかったことは残念だけど、でも今日の結果にはとても満足している。
これは、このチームが必要としていた偉大なスタートだもの」

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ルノー首脳、フェラーリのウィングを批判

ルノー・チームのパット・シモンズ/エンジニアリング・ディレクターが、フェラーリのリヤウィングについて批判している。
Pat Symonds (C)Renault F1 UK
拡大します
「フレキシブルなリヤウィングについて、レギュレーションはもっと明確であるべきだ。
特定のポイントについて荷重を掛けて計測しても、実際のたわみとは異なっていてほんとうのことはわからないよ。
これについては、多くのチームが実際の限界について悩んでいる筈なんだよ」

ルノーはバーレーンでフェラーリ『248F1』のリヤウィングが不正なものであるとしてFIAに抗議。
インスペクターが再検査を行ったが最終的に不正とは判断されなかったという。

シモンズ氏は、開幕前にバーレーン・サーキットで行われたテストで、ホンダ・チームらが去った後の単独テストで、フェラーリがタイムを上げたことに疑問を示している。
「何か、他チームには見せられないものを試したのではないのかね。
そもそもフェラーリはレッドブルとは同じエンジンを使っているのだから、そのスピード差がどこにあるのかを見極める必要があるだろう」

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フェラーリ、「ロッシに構っている暇はない」

2007年のF1転向(?)に向けて、今シーズンも定期的なテストを予定していたバレンティーノ・ロッシ&フェラーリだが、こに来て雲行きに変化が表れてきたようだ。
Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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これは、バーレーンで同チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターが語ったもので、フェラーリが今年は全チーム間で合意される「年間テスト制限案」に同調することになったことが原因。
それによれば、例えロッシによるものだとしても、規定上は0.5日間の計算に計上されるため、戦略上そんな余裕はなくなるというもの。

ただし、それでもブラウンT/Dは「ロッシによるテストをすることが必要なのであれば、その場を提供することにやぶさかではないが」としている。

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エクレストン氏、今度はフェラーリ株の買収にも関心

F1総帥バーニー・エクレストン氏が、今度はフェラーリ社の株式を購入する見込みであると伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じて注目されている。
Bernie Ecclestone (C)Honda Racing
拡大します
それによれば、交渉の対象となっているのはイタリアの銀行『メディオバンカ』が保有するフェラーリ社の株式で、全体の約15%に相当する額という。

同銀行の関係者によれば、この先1か月か1か月半以内にまとまるとの見通しを示したが、エクレストン氏自身は「金額次第さ」と、涼しい顔だ。

大富豪で知られるエクレストン氏は、過去にも旧ミナルディ・チームの株主になったことがある。

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ホンダ バーレーンGP決勝レースニュース

honda_f1_logo「バトン、シーズン初戦を4位入賞でフィニッシュ」
3月12日・日曜日(決勝レース) 天候:快晴 気温:23〜24度

2006年開幕戦のバーレーンGPで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは4位入賞。
ルーベンス・バリチェロはトラブルに苦しめられながらも、15位完走を果たした。

快晴に恵まれた、決勝当日のバーレーンインターナショナルサーキット。
レース開始時点、午後2時半での気温は24℃。路面温度は40℃まで上昇した。
3番グリッドのバトンは、クラッチトラブルでスタートが出遅れ、6番手に後退。
バリチェロを抜いて5番手に上がったものの、すぐ前のJP・モントーヤ(マクラーレン)をなかなか抜くことができない。
しかし10周目の1コーナーでインを刺し、その後もサイド・バイ・サイドの攻防の末、モントーヤを引き離すことに成功する。

18周目の時点で、バトンは2番手までポジションアップ。
そこで最初のピットイン。
8番手まで後退するが、28周目に、バトンは再び1コーナーでモントーヤを抜き去り、4番手に。
その後はトップ3を走り続けるが、40周目のピットインで5番手に後退。
しかしすぐ前のK・ライコネン(マクラーレン)を、激しく追い立てる。
その展開は最後まで続き、結局4位のままチェッカー。
表彰台には、惜しくも届かなかった。

一方、バリチェロは、ギアボックスのトラブルのため、順位を伸ばすことができず、15位でフィニッシュした。

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トヨタ バーレーンGP決勝レースニュース

toyota_newlogo_sパナソニック・トヨタ・レーシング シーズン開幕戦で苦戦 上位進出ならず
ラルフ・シューマッハーが14位、ヤルノ・トゥルーリは16位。来週のマレーシアGPで巻き返し

バーレーン王国は、中近東諸国でもエジプトに次ぐ観光立国。
映画館などの娯楽が大きく制限され、戒律の厳しい隣国サウジアラビアをはじめ、遠くはクウェート、オマーン、イエメン等からも観光客が押し寄せる。
3回目の開催となったバーレーンGPにも、サウジアラビアとバーレーン王国を結ぶ25Kmの橋「キング・ファハド・コーズウェイ」を渡り、大勢のF1ファンが決勝レースへと詰め掛けた。

決勝レースは、快晴の下、気温24度、路面温度40度、湿度43%のコンディションで、午後2時30分に57周のスタートが切られた。
パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリは14番手グリッド、ラルフ・シューマッハーは17番手グリッドから序盤戦へと臨んだが、上位進出へと苦戦。
ラルフ・シューマッハーは14位、ヤルノ・トゥルーリは16位でフィニッシュした。
チームは、来週へと迫った第2戦マレーシアGPでの巻き返しに全力を注ぐ。

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2006/03/12

チャンピオン・アロンソ、開幕戦を制す!

2006年開幕戦のバーレーンGP決勝レースは、予選4位からスタートしたルノーの現チャンピオン、フェルナンド・アロンソが昨季最終戦に続き制した。

2位はポールポジションからスタートのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、3位には最後尾スタートのキミ・ライコネン(マクラーレン)が入った。

期待されたホンダ・チームは、ジェンソン・バトンが4位に入るに留まった。
またスーパー・アグリは佐藤琢磨が18位完走、井出有治はリタイヤとなった。


バーレーンGP画像はこちら(Nifty Member)

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ロス・ブラウンT/D、「決勝レースはわからない」

シーズン開幕戦でフロントロウを独占して意気上がるフェラーリだが、現場でチームを率いるロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターは警戒の念を解いていない。
Ferrari Technical Staff (C)Ferrari S.p.A
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「われわれがフロントロウを独占したという結果については満足しているが、そもそも予選の最終ピリオドでは各マシンともが決勝レース用の燃料を搭載して臨んだ訳だから、それがわからないことには何とも言えないな。
それぞれの持つ決勝レースでの戦略によってタイムは左右されるもの。それがわれわれにはわからないことだから。
とはいえ、今日示すことができた『248F1』のパフォーマンスについては待つがいなく励みになるものだったと言えるだろう。
間違いなくシーズンのスタートとしては気分がいいものだよ。
もし明日のレースがスタートして、われわれがこのポジションをキープできたなら、きっといいレースができると確信しているがね」

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予選2位のマッサ、「忘れられない日になる」

フェラーリ・チームに移籍して最初のレースで、みごとシューマッハと並んでフロントロウを獲得したフェリッペ・マッサは「忘れられない日になる」とその感動を語った。
F.Massa & M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「今日は僕にとってきっと忘れられない日になることだろうね。
だって(誰もが憧れる)跳ね馬チームに移籍して、その最初のレースでフロントロウに並ぶことができたなんて。
これはとても誇りになるものだよ。
ただタイムでいえば、最後にもっと短縮するチャンスはあったのに、渋滞のせいでそれが果たせなかったんだ。
でも、これはこうした予選システムなんだからしかたのないことかもね。
まあ、次の予選ではうまくやるよ。

いずれにせよ、僕たちのこのパッケージが非常に戦闘力があるということがわかったことは大きいな。
もちろんライバルたちもただ手をこまねいている筈もないから、明日の決勝レースは困難なものになるだろうけれど、チームのために良い結果を持ち帰られるよう頑張るからね」

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PPのシューマッハ、「まさに驚くべき結果だ」

復活を期した2006年F1グランプリの緒戦、みごとにポールポジションを獲得したフェラーリ・チームのミハエル・シューマッハは、次のように語っている。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「まさに驚くべき結果だね、これは。
正直言って僕はほんとうに自分がポールポジションを獲れるなんて考えていなかったもの。
ああした状況から改善するというのがどれだけ大変なことだったか……
何よりこれは昨年来、チームの全員が頑張ってきて得たその結果だからチームの一人一人に感謝をしなくっちゃね。

ましてやこの通算65回目という僕のポールポジション獲得記録が、あのアイルトン・セナのものと並んだんだということがうれしい。
これはF1ドライバーにとって大きな誇りになるものだからね」

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鈴木亜久里代表、「グリッドに並べて感慨」

チーム設立発表から、想像を絶するハードワークをこなし、ついにバーレーンGPのスターティンググリッドに2台のマシンを並べることができた『スーパー・アグリ・F1』チームの鈴木亜久里代表は、次のようにその感慨を語った。
Super Aguri F1 Trio (C)Honda Racing
拡大します
「こうして明日の決勝レースのグリッドに2台のマシンを並べられることになって、ほんとうにうれしいよ。
とりわけ井出のほうはフリー走行中マシントラブルに見舞われたり、さらに赤旗中断もあったりして思うように周回を重ねることができず、ずいぶんと苦労させられたからね。
でもちゃんと彼も明日のグリッドに着くことになって喜んでいるんだ。それが彼のまず第一歩だからね。
われわれチームはこれからステップバイステップで進化していかなければならないけれど、明日このF1ワールドでまず踏み出せることになっていまはとてもうれしいよ」

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井出有治、「予選は緊張する間もなかった!」

31歳・遅咲きのルーキー、井出有治にとって初めてのF1公式予選が終わった。
井出 有治/Super Aguri F1『SA05』
(C)Honda Racing
拡大します
「予選セッションでは、様々なことがあまりに速いスピードで起こった感じ。
すべてのことが、ホンの数分の間のことに僕には思えたよ。
とにかくあまりに短い時間だったので、緊張しているとか、興奮しているとか、そんなこと感じている時間もなかったんだ。
僕の初めての公式予選は、スピードは速くはなかったけれど、だからといって最後尾でもない。
ま、ほとんどそのようなものだけれどね。
でもこれはまだ始まったばかりなんだ。
これからシーズンが進むにつれ、もっと戦闘力は高まっていくだろうし、いまはとにかく明日レースに参加できるということが大きな喜びさ。
このことについて、チームのみんなに心から感謝したいね」

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佐藤琢磨、「チームは全員がいい仕事をした」

立ち上がったばかりの新チームで、初めての公式予選を無事終えた佐藤琢磨は、次のように心境を語っている。
佐藤 琢磨/Super Aguri F1『SA05』
(C)Honda Racing
拡大します
「これはすごいことだよ。
明日のグランプリ・レースのグリッドにわれわれがほんとに並ぶことができるんだ。
これはまさにチームの全員が獲得してみせたリザルトなんだ。
この週末の第1の目標だったのは、明日のグリッドにわれわれがちゃんといるということだったからね。
もちろん、僕たちはまだまだパフォーマンスを改善し、すべての面で前進していかなければならないというのは明らかなこと。
でも、少なくともここまでは事前に望んだすべてのことを実現させることができたんだ。
最高だよ!
あと残りは、明日僕たちのクルマ2台共がいいレースができれば、ということだね」

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ホンダ バーレーンGP公式予選ニュース

honda_f1_logo「バトン2列目、バリチェロ3列目のグリッドを獲得」
3月11日・土曜日(予選) 天候:曇り 気温:20〜27度

開幕戦バーレーンGPの2日目。
新方式としては初めての予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは3番手。
ルーベンス・バリチェロは6番手のグリッドを獲得した。

GP2日目のバーレーンは、朝から砂嵐に見舞われた。
コース上は全域砂まみれとなり、まともに走行できるコンディションではない。
それでも予選とレースに向けての作業をこなすべく、15分過ぎからバトンとバリチェロは周回を重ねた。
バトンはこのセッション、最速タイム。バリチェロは12番手で、午後の予選に臨んだ。

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トヨタ バーレーンGP公式予選ニュース

toyota_newlogo_sバーレーンGP予選 新方式の予選に苦戦。14番手と17番手から決勝へ
ラルフ・シューマッハーは第1セッション、ヤルノ・トゥルーリは第2セッションでグリッド確定

人口70万人のバーレーン王国は、宗教の自由は認められているが、国民の85%がイスラム教徒であり、イスラム暦に従い、木曜日が週末、金曜日が休日となり、土曜日、日曜日は平日。
しかし、3回目の開催となるF1GPを待ちわびたファンは、土曜日の予選にも大勢が詰め掛けた。
朝から風が強く視界を遮る砂塵が吹き荒れる中、午前11時から1時間に渡って行われた3回目の公式練習では、ヤルノ・トゥルーリが1分33秒038の7番手、ラルフ・シューマッハーが1分33秒523の9番手タイムを刻み、午後2時から行われた「ノックアウト」方式の予選に臨んだ。

この新たな予選方式は、全22台の出場車が、まず、15分づつ2回の予選セッションで、各々下位6台づつ計12台が決勝グリッド11番手から最後尾グリッドまでへと、「ノックアウト」されるもので、最後20分の最終セッションでは、勝ち残った10台が、決勝グリッドの上位10番手までを争った。
気温23度、路面温度33度、湿度47%の下で始まった、この新たな予選方式の第1セッションでラルフ・シューマッハーは、セッション終盤残り4分34秒の赤旗中断からの再スタートで混雑に阻まれてタイムアップはならず、1分33秒987で無念の決勝17番手グリッドが確定。
一方、ヤルノ・トゥルーリは、5分のインターバルの後、第2セッションに臨んだが、1分33秒066の14番手で、惜しくも第3セッションへの進出はならず、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ラルフ・シューマッハーが17番手から決勝レースへ挑むこととなった。

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2006/03/11

ミハエル・シューマッハ、復活のポールポジション!!

これまでにない『ノックダウン方式』という新しいシステムで行われたバーレーンGP公式予選は、ブリヂストンタイヤを履くフェラーリのミハエル・シューマッハが復活のポールポジション獲得を演じてみせた。
シューマッハのポールは2005年ハンガリーGP以来ということになる。
また、これで通算のポールポジション獲得は65回目で、故アイルトン・セナと並んだことになる。

2番手にもチームメイトのフェリッペ・マッサが入り、フェラーリがフロントロウ独占。
3位はホンダのバトン、これまで常に最速だったルノーのアロンソは4番手に留まった。
以下、モントーヤ(マクラーレン)、バリチェッロ(ホンダ)、ウェバー(ウィリアムズ)、クリエン(レッドブル)、フィジケーラ(ルノー)、そしてハイドフェルド(BMW)の順。
トヨタが2台ともトップ10に入れなかった一方で、伏兵レッドブルの健闘が光った。
また奇しくも上位3台は、事前にここバーレーン・サーキットでテストを行ったチームが占めたことになる。

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トヨタ、トゥルーリも最終ピリオドに進めず

バーレーンGP公式予選第2ピリオドは、ロズベルグのスピン以外特に大きなアクシデントもなく終了。
しかしここでトヨタのもう1台、トゥルーリも脱落を余儀なくされた。
トップタイムは再びルノーのアロンソ。
今回脱落したのはビルニューブ、ロズベルグ、クルサード、トゥルーリ、リウッツィ、そしてスピードの6台。

いよいよ予選は上位10位までのグリッドを決める最終ピリオドへと突入する。

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ラルフ、予選第1ピリオドで脱落

バーレーンGP公式予選第1ピリオドは、ライコネンのクラッシュによる赤旗中断のため、残りわずか4分あまりということで再開後はただ1回だけのアタックに。

その結果、ここで脱落の6台はラルフ・シューマッハ、クリスチャン・アルバース、ティアゴ・モンテイロ、井出有治、佐藤琢磨、そしてタイムの出せなかったキミ・ライコネンということになった。

予選第2ピリオドは5分後にスタート。
さらにまた6台が脱落することになる。

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キミ・ライコネン、公式予選1ビリオドでクラッシュ

今年から新しく始まった『ノックダウン方式』、なんとその第1ピリオドでマクラーレン・チームのキミ・ライコネンがサスペンション・トラブル(?)からクラッシュするハプニング。

セッションは直ちに赤旗中断になった。
ライコネンは3輪でピットまで戻ったものの、これでなんと最初の脱落組に入ることは確実に。
ここまででタイムを出しているのは10台だけだ。
残り時間は4分34秒。

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フリー走行2日目もホンダ(バトン)がトップ!!

11日(土)行われたバーレーンGP2日目のフリー走行は、前日同様ホンダ・チームのバトンがトップタイムを記録した。
しかし2番手にみごと復活のミハエル・シューマッハ/フェラーリがわずか0.011秒という僅差でつけ、タイヤの面でもミシュラン対ブリヂストンの緊迫したバトルが繰り広げられた。
以下、ルノーのアロンソ&フィジケーラ、BMWのビルニューブ、トヨタのトゥルーリの順。
しかし、各チームとも燃料の搭載量の違いや、新品タイヤなのか使用済みタイヤなのか、不確定要素は多数あり、真の戦闘力はまだ掴みにくいのが実情だ。

オールド・シャシーのスーパー・アグリは今日も苦戦、佐藤琢磨が21番手、ドライブシャフト・トラブルに見舞われた井出有治が最後尾の22番手となっている。

この後2時間のインターバルを置いて、いよいよ現地時間の午後2時(日本時間午後8時)から新ノックダウン方式の公式予選が初めて行われる。
Jenson Button (C)Honda Racing
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マシントラブルも「F1ドライブはハッピー」と井出有治

F1開幕戦バーレーンGP1日目、ついに念願のF1デビューを果たした『スーパー・アグリ・F1』チームの井出有治は、最後にマシントラブルに見舞われたものの「とてもうれしい1日になった」とその感想を語っている。
井出 有治 (C)Honda Racing
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「長い間の夢だったF1グランプリの場で走ることができたんだもの、今日は僕にとってまさに特別な1日になったよ。
いくつかのマシントラブルはあったけれど、それでも今日はタイヤテストまですることができたのでとてもいいテストができたと言えるだろうね。
明日はもっと周回を重ねて、このトラックについて理解を深められるよう、自分のベストを尽くすつもりだ。
とにかくF1マシンをドライブするというのはとてもハッピーさ」

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佐藤琢磨、「最初の貴重なステップ」

バーレーンGPフリー走行初日、記念すべき第一歩を踏み出した『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨は、次のようにその感慨を語っている。
佐藤 琢磨/2005 Bahrain GP (C)Honda Racing
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「新しく生まれた新しいチームが初めて迎えるグランプリ・ウィークの初日ということで、今日はとても忙しい日になった。
今日しなければならない仕事はたくさんあったけれど、そのすべてをするには限界があったと言わざるを得ないね。
それでも僕たちの『SA05』が2006年仕様のエアロダイナミックス・パッケージでもって本格的に走るのは今回が初めてのことなので、今日はとても貴重なデータを収集することができたと思う。
まあ、初日としてはいいステップだったと言えるんじゃないかな。
もちろんまだやるべき仕事は山ほどあるから、これから夜を徹して一生懸命に働かなくては……」

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フェラーリ『年間テスト制限』合意を認める

昨年、唯一フェラーリ・チームだけが離反して成立しなかったシーズン中の『テスト制限案』について、今年は同チームも合意する意向であることがあらためて確認された。
Marc Gene (C)Ferrari S.p.A
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これは恒例の金曜記者会見の席が同チームのジャン・トッド監督が明らかにしたもの。
それによれば、他の11チームによって署名された書類について、フェラーリも同意したという。

まだその内容については公表されていないが、昨シーズン提案された『年間30日まで』に対し、今シーズンのそれは『年間36日まで』(1日2台、8月は休止)になるものと推測されている。
(昨季のフェラーリは年間約80日間ものテストを行っていた)

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イタリアGP、騒音問題で中止の危機も!

かねて地元住民から騒音被害を訴えられ、開催の危機にまで問題が発展しているイタリアGPの開催地モンツァ・サーキットだが、このほど地元裁判所が近く行われる予定のF3000レースの中止を命じたことが判明、グランプリの行く末に注目が集まっている。
2005 Italia GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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これは伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じたもの。
それによれば裁判所は地元住民の訴えを受け入れ、現状でのレース開催は不可として予定されていたF3000レースの開催を禁止する処分を下したという。

これについてサーキット側の弁護士は「この訴えはすでに本来の『健康問題』ではなくなった。担当裁判官であるマルコ・マヌンタ判事の単なる感情論になってしまっている」と、伊『アウトスプリント』誌で指摘している。

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アロンソ、新デザイン・ヘルメットで気分一新!

昨日開幕したバーレーンGPは今季第1戦ということで恒例の撮影セッション・タイムが設けられたが、ここに現れた現チャンピオン、フェルナンド・アロンソが新しいデザインのヘルメットを抱えていたことで注目を浴びた。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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「気がついたかい? そう、デザインを一新したんだ。
これまでのものはちょっと古臭く感じられたからね。
この新しいデザインは、スペインの赤と黄色、それに僕の出身地であるオビエドを象徴する青を使うことで、モダンな感じにしたいと思ったんだよ。
どうだい、いい出来だろう。
僕はこの新しいヘルメットにほんとうに満足しているよ。
いま、何かを変化させなければならない時だと思ったからね」と、スペインが産んだ史上最年少チャンピオンは熱く語った。

ただし、実は髪型も変えたことに記者たちが誰も気がつかないことには、少々不満を感じていたようだ。

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『アサヒ飲料』、スーパー・アグリとパートナーシップ契約

アサヒ飲料(株)は、先に基本的合意をしていた『スーパー・アグリ・F1』チームとのオフィシャル・パートナーシップ契約を正式に確認、10日(金)バーレーンGP現地でロゴマーク等を発表した。
佐藤琢磨/Super H2O (C)Asahi Soft Drinks
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アサヒ飲料は、昨年「アサヒ SUPER H2O」において、日本人トップアスリートによる水分補給の実戦評価プロジェクト『Team SUPER H2O』を開始、 その共同開発者には当時B.A.R・ホンダ・チームの佐藤琢磨があたった。
同選手とは昨年に続き、パートナーシップ契約を締結。
そして今回、さらに佐藤が所属するスーパー・アグリ・チームとも契約を交わしたもの。

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ホンダ バーレーンGPフリー走行1日目ニュース

honda_f1_logo「初日フリー走行で、アンソニー・デビッドソンがトップタイム」
3月10日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れのち曇り 気温:33C

開幕戦バーレーンGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのサードドライバー、アンソニー・デビッドソンがトップタイム。
ジェンソン・バトンは9番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。

2006年シーズンが始まった。
例年、開幕戦はオーストラリア・メルボルンで行われるところだが、今年はバーレーンがその舞台となった。
昨年選手権6位だったHondaは、初日にサードドライバーを走らせる権利を得た。
しかし午前中、アンソニー・デビッドソンのマシンは、走り出してすぐにギアボックストラブルに見舞われる。
このためほとんど周回できないまま、セッションを終えた。

それでも午後は、セッション開始から順調に周回を重ねていく。
開始後22分には、その時点でのトップタイムもマーク。
砂だらけの路面を避けて走行を見合わせていたレギュラー陣も、中盤以降コースへと出て行った。

セッション終盤、5番手まで後退していたデビッドソンが、1分31秒353のトップタイムを叩き出し、トップで初日を終えた。
バトンは9番手。バリチェロは18番手だった。

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トヨタ バーレーンGPフリー走行1日目ニュース

toyota_newlogo_s2006年シーズン開幕戦バーレーンGP 公式練習初日を開始
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが明日の予選へ向けて“TF106”のデータ収集

アラビア語で「複数の海」を意味するバーレーン王国は、アラビア湾に浮かぶ33の島々で構成される立憲君主国。
その奄美大島とほぼ同じ面積のバーレーン王国首都マナーマから約30Kmの土漠地帯に位置するバーレーン・インターナショナル・サーキットで3回目の開催となるバーレーンGPが行われる。

今年のバーレーンGPは、シーズン開幕戦であり、昨年まで、過去2回、4月上旬の開催は、約1ヶ月早まることとなった。
しかし、気温は相変わらず高く、曇天とはいえ日中は30度以上にも上昇するという暑さの下で、公式練習が開始された。

午前11時から1時間に渡って行われた1回目の公式練習は、路面が砂塵で汚れていたことに加え、タイヤラバーの付着を待って、トップドライバーの殆どは走行を見合わせ、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台も、初期チェック走行のみでこのセッションを終えた。

午後2時から行われた2回目の公式練習では、気温33度、路面温度38度の下で本格走行を開始。
しかし、ヤルノ・トゥルーリは、11周をこなして電気系の不調に見舞われてストップ。
ラルフ・シューマッハーはセットアップとタイヤ比較を行いながら18周を走行し、1分35秒170の22番手タイムを刻んだ。

明日は、午前11時から1時間の公式練習3回目に続き、午後2時から午後3時まで、3セッションの新たな「ノックアウト方式」の予選が行われる。

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2006/03/10

フリー走行1日目、ホンダのデビッドソンがトップに

バーレーンGPフリー走行初日は、ホンダ・チームの第3ドライバー、アンソニー・デビッドソンがトップタイムを記録、シーズン前の好調ぶりを裏付けた。
ただしバトンは9位、バリチェッロは13位。

そしてデビッドソンに続いたのは意外にもフェラーリのミハエル・シューマッハ。
さらに同僚マッサも4番手につけてみせた。
3番手はウィリアムズの第3ドライバー、ブルツだ。

ルノーのアロンソは終盤までタイムシートのトップに位置していたが、最終的にはこの日は5番手に納まった。
のたライコネン&モントーヤのマクラーレン勢は12-13番手。

スーパー・アグリの2台、さすがに他車とのタイム差はいかんともしがたく、最後尾に並んだ。
しかし、4年前のシャシーということを考えれば思ったほど遅くはない!!
また明日以降の熟成に期待だ。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
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スーパー・アグリ、まずは順調な滑り出し

いよいよはじまった2006年開幕戦バーレーンGPのフリー走行初日第1セッション
注目の『スーパー・アグリ・F1』は佐藤琢磨、井出有治の二人ともセッション序盤から積極的にコースに出て周回を重ねた。

砂漠に中にあるバーレーン・サーキットのことゆえまだ路面状況が優れないことから、上位チームの多くはまったくコースに出ないところも多く、タイムを記録したのは全28台中17台。
残念ながらスーパー・アグリの2台はこのうちの16-17番手に留まったものの、2人は共に15ラップを周回した。

事前のテストがほとんどできなかったことから、いま必要なのは何よりも走り込み。
その意味ではまず順調な滑り出しができたと言えるだろう。

トップタイムを記録したのはBMW・チームの第3ドライバー、ロバート・クビサ。
佐藤琢磨とは約6秒のタイム差だった。(ホンダ・チームは2台ともコースに出ていない)
フリー走行第2セッションは、この後2時間のインターバルを挟み、午後2時(日本時間午後8時)から行われる。

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シューマッハ、「ピットが遠くなっただけ」

今シーズン、カーナンバー『5』をつけて開幕戦バーレーンGPに臨んだ前王者ミハエル・シューマッハはこの影響について聞かれ、次のように答えている
Bahrain Circuit Image (C)BIC
拡大します
「チャンピオン・ナンバーを外れて何が違ったかって?
そうだね、ピットまで行くのに、これまでよりももっと歩かなければならなくなったよ」と、煙に巻く前チャンピオン。

これまで一番近い位置が定番だったフェラーリ・チームのガレージは、2001年以来5年の長きに渡って続けてきたチャンピオン・ナンバー『1』を外れた今年、3番目の場所に移動を余儀なくされている。

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マクラーレン、第2チーム稼働に前向き

9日(木)、マクラーレン・チームのロン・デニス代表はかねて噂になっている第2チームについて言及、その実現の可能性を示唆した。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
拡大します
「もし可能性があるのであれば、もちろん第2チームを走らせるということには関心を持っているよ。
しかし現在のコンコルド協定では、F1チームはそれぞれ独自のコンストラクターズでなければならないことになっていて、これは大きな負担だね。
もし2008年からのレギュレーションでこの部分がクリアになるのであれば、われわれマクラーレンにも大いにその可能性はあると言っておくよ」

噂では、ジャン・アレジ&ディレクシブが、そのデニス氏の期待を担っているのではとみられている。(マクラーレンには旧ファクトリーが空いている)

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バトン、バーレーンで大邸宅を購入

いよいよ今季開幕戦バーレーンGPがはじまるが、ホンダ・チームのジェンソン・バトンが彼の地に新しく住宅を購入したと報じられている。
Jenson Button/Bahrain Circuit
(C)Honda Racing
拡大します
これは地元『ガルフ・デイリー・ニュース』が報じたもので、それによればレースを前にした8日(水)、バトンは当地の開発会社『デュラット・アル・バーレーン』社を訪問。
ウォーターフロントに豪華な別荘を購入したのだという。

また伝えられるところでは、ここバーレーンはモナコ同様に『税金回避地』で、F1ドライバーが手にする高額の税金を免れることができるようだ。

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主な2006年F1レギュレーション主な変更点

2006年F1世界選手権の主なレギュレーション変更点は以下の通り。

【エンジン】

・2005年同様、1基のエンジンで2つのグランプリ(距離にして約1,500km)をまかなう。
・やむを得ずエンジン交換した場合はグリッド10番降格
・最低重量95kg、型式はバンク角90度のV8エンジン、総排気量は2,400CCまで

【タイヤ】

・3日間を通じ、ドライ7セット、ウェット4セット、エクストリーム(ヘビーウェット)が3セットまで。
・予選・決勝レースに使用するタイヤは予選開始時までに決定すればよい
・決勝レース中のタイヤ交換が復活

【エアロダイナミックス】

・ ディフレクター(フロントタイヤ後方の空気整流板)の位置が50ミリ上方に変更

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ライコネン、「速いけど良いポジションとは思わない」

マクラーレン・チームのキミ・ライコネンは記者会見で現在のポジションについて聞かれ、次のように語っている。
Kimi Raikkonen (C)McLaren Group
拡大します
「1か月も前に比べれば、ずいぶんと良くなっているとは感じる。
でも、それでもわれわれが望んでいたところにいるとは思わないな。
テストでは、実際しばしばわれわれはスピードは見せたと思う。でもほんとうのポジションはどうなのだか。
ルノーやホンダは明らかにわれわれよりも前を行っているんじゃないかな。
われわれがすべての問題を解決してほんとうに戦闘力を発揮すれば、あるいは勝利に絡めるかも知れないけれどね。
とにかくわれわれにできることは、最善を尽くして、そしてその結果がどうなるのかを見極めることだけ。
レースで何も問題が起きないことを願うけれど、ほんとうにどうなるかは誰にもわからないことさ」

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ニコ・ロズベルグ、「バーレーンでスタートは最高!」

定例のFIA記者会見に臨んだF1ルーキー、ニコ・ロズベルグは、デビューの地がバーレーン・サーキットであることについて次のように語っている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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「僕がF1で出発する場所として、ここはパーフェクトな所だと思うよ。
ここでは過去GP2時代に大きな成功を収めている所だからね。(2勝を記録)
明らかにこれよりいいスタート場所はないと思っているから、楽しんでいるよ。
冬のテストでは、自分らが他のチームと比べてどのくらいのポジションにいるのかわからないから、果たしてここでどのくらいやれるかはまだわからないな。
とにかく、シーズンの最後にいい仕事をしたと言えるように希望しているよ」

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ホッケンハイム、2008年限りでドイツGP撤退

かねて資金難が伝えられていたドイツGPの開催地ホッケンハイムリンクだが、ついにF1からの撤退を決めたと報じられている。
Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
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これは地元ドイツの『シュツットガルト』紙が報じたもので、それによればホッケンハイム市の市長でドイツGPのマネージング・ディレクターも務めるディエテル・ガンメル氏は
「F1はあまりにもお金を喰いすぎる。
われわれには現在すでに負債が3,500万ドル(約41億3千万円)もあるんだ。
2008年のイベントのあと、われわれはバーニー・エクレストン氏に新しい契約は求めないだろう」と、語っている。

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F1スター・シューマッハ、今度は『映画スター』に

F1界のスーパースター、ミハエル・シューマッハが、今度は本物の『映画スター』になるようだ。
Asterix Image
asterix
これはヨーロッパで大人気のアニメ・シリーズ『アステリックス』の、次回実写映画『アステリックスとオリンピック大会』という作品に、サッカー界の同じくスーパースターであるデビッド・ベッカム、ジネディーヌ・ジダンらと共演するというもの。

総費用なんと1億ドル(約116億円)近くを掛けて行われるという撮影は、今年の6月からスペインのバレンシア・サーキットでスタートするというのだが、果たしてシーズン中のシューマッハにそんな時間があるのかは不明なところだ。

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スーパー・アグリのスタッフ、ホンダの半分以下

いよいよ開幕戦の地・バーレーン国際サーキットへと乗り込んだルーキー・チームの『スーパー・アグリ・F1』だが、チームによればスタッフ全員を合わせた人数は43人であるという。
Bahrain Circuit Image (C)BIC
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トップチームでは通常80-100人規模と言われていて、これは同じホンダ・エンジンを使用する本家ホンダ・チームと比べてもほぼ半分以下の規模だ。

また前年のコンストラクターズ・ランキング順に並ぶピット位置も、新参のスーパー・アグリは当然最も端っこに。
昨季チャンピオンのルノー・チームが最も早くピットインできる最終コーナー寄りを選択したため、スーパー・アグリはその反対側になる第1コーナー寄りのピッとということになった。

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ラルフ、「ライコネンは無口なだけ」

F1界で『アイスマン』と称せられるキミ・ライコネン(26歳:フィンランド)について、ラルフ・シューマッハが独『シュツットガルト』紙で、次のように冷評している。
K.Raikkonen & R.Schumacher/2005 Hungary GP
(C)Panasonic Toyota Racing
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「彼がアイスマンと呼ばれるのは、別に沈着冷静だからという訳じゃないだろう。
彼が何も喋らないから、だから人々が「クール」だと思うだけのことなんだよ。
もしも僕が彼と同じように振る舞ったなら、きっと僕はただ『傲慢な愚か者』と言われるに違いないだろうね」

さらに偉大な兄についても、「兄の存在はこれまで『助け』というよりはむしろ『障害』だった」と、切って捨てた。

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システム・ダウンのお詫び

ココログ(ニフティのブログ)が、昨日のメインテナンスより完全にダウンしてしまい、情報掲載ができず、たいへんご迷惑をお掛けしました。
本日、やっと復旧した模様です。
長時間にわたりご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫びいたします。

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2006/03/09

ニキ・ラウダ氏、「まだブリヂストン追い付いてない」

元F1チャンピオンで、ジャガー・チームを率いたこともあるニキ・ラウダ氏(57歳:オーストリア)が、地元のテレビ局『ORF』で「まだブリヂストンはミシュランのペースに追い付いていない」との見解を示した。
Niki Lauda (C)Ex.Jaguar Racing
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それによれば「ミハエル・シューマッハ/フェラーリの復活にはブリヂストンタイヤの復調が欠かせない」と強調、しかしその一方でシーズン前のテストでいずれも上位タイムはルノーやホンダ、そしてマクラーレンといったミシュラン・ユーザー・チームが記録していて、「昨年後れを取ったブリヂストンはまだミシュランのペースに届いていない」というもの。

昨年は全19レース中、ブリヂストンが優勝したのは唯一ミシュラン勢が欠場したアメリカGPに留まった。
ただし、今年は再びレース中のタイヤ交換が復活することで、実際のレースにおける双方のパフォーマンス図はまだ不明だ。

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クルサード、「今年のF1はまるでF3並み」

23歳でF1デビュー、今年で13年目のシーズンを迎えるベテランのデビッド・クルサード(34歳:イギリス)が、今年のF1を「まるでF3並み」と、英『BBC』で称している。
David Coulthard (C)RedBull Racing
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「『V10-3.0リッター』から『V8-2.4リッター』になって、明らかにF1はパワーダウンしたね。
一方でタイヤのグリップ力のほうが増したので、今年のF1はパワーよりもグリップのほうが勝ってしまっているんだ。これじゃまるでF3カーだよ。
僕個人としては、以前の『V10-3.0リッター』エンジンのほうが良かったね。
別に問題はなかったのにね」

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ホンダ バーレーンGP事前ニュース

honda_f1_logoHonda Racing F1 Teamは今週末、Hondaワークスとして初めてのグランプリを戦う。
舞台は2006年F1世界選手権の開幕戦が行なわれる、中東バーレーンである。

例年ならオーストラリアGPがシーズン幕開けとなるところだが、今年はメルボルンでコモンウェルス・ゲームズが開催されるため、変則的なスケジュールとなった。

バーレーン・サキールに位置するインターナショナル・サーキットは、難易度の高いコースである。
冬のテストで培ってきた各チームの真価が、いよいよここで試されることになる。
カーナンバー11のルーベンス・バリチェロ、ナンバー12のジェンソン・バトンという組み合わせで戦う初めてのレース。
そして今年は2004年のように、第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが、初日金曜日に素晴らしい仕事をしてくれるだろう。

チームはこの冬、RA106とコンセプトカーで、スペインのバルセロナ、ヘレス、バレンシア、そしてここバーレーンとテストを重ね、実に27000km以上もの距離を走破した。
新車RA106だけでも、1月25日のコースデビュー以来、14700kmを走り、極めて高いレベルの性能と信頼性を発揮してきた。

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ニュルブルクリンクに大規模な改修計画

現在ヨーロッパGPとしてF1が開催されているニュルブルクリンク(ドイツ)に、大規模な全面改修計画がまとまっていることを地元ドイツ紙が報じている。
2005 Europe GP/Nurburgring (C)Williams F1
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それによれば、コースの改修ばかりでなく新しいグランドスタンドやショップ、さらにホテルの建設などを含む相当規模の建設計画が含まれるもので、すでに地方自治体の認可も得られる見通しということだが、肝心の資金手当については明確にされていない。

なお、コース改修についてはこちらも例によりヘルマン・ティルケ氏の事務所が設計・監修することになるという。

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マクラーレン、『エミレーツ航空』と正式契約発表

8日(水)既報の通りマクラーレン・チームは『エミレーツ航空』との間にスポンサー契約を結んだことを正式に発表した。
R.Dennis & HH S.A. bin S. Al-Maktoumr
(C)McLaren Group
拡大します
同チームのロン・デニス代表は「2006年のF1世界選手権はエキサイティングなシーズンになると期待される。そこへエミレーツのような企業からのサポートを受けることは、われわれが好スタートを切るための良い材料になる。
マクラーレン・チームの全員が今週の開幕戦バーレーンGP、そしてエミレーツ航空との良好な関係を楽しみにしている」と、語った。

またエミレーツ・グループのHHシェイク・ムド・ビン・サィード・アルマクトゥム/CEOも「マクラーレンはF1というスポーツの頂点にあるチーム。
最先端のテクノロジーとレース戦略への素早い応用力、熱意、さらにチームワークを備えている素晴らしいチームであり、それらのすべてが同様に航空業界でトップを維持するわれわれエミレーツと共鳴するものだ。
今シーズンのマクラーレン・チームの成功を祈っている」と語った。

契約年数、金額は不明。
これにより今後『エミレーツ航空』のロゴが『MP4-21』のボディと両ドライバーのウェアに表記されることになる。

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エクレストン氏、「F1戦争もうすぐ終結」と自信

2008年シーズンからはF1分裂かとも言われた新コンコルド協定を巡る危機だが、F1総帥のバーニー・エクレストン氏は、「F1戦争はもうすぐ終結するよ」と英紙の取材に自信をみせている。
Bernie Ecclestone (C)Honda Racing
拡大します
「問題の解決は近いよ。
もしもバーレーンGPの決勝レースが行われる今度の日曜日に、まだ5つの自動車メーカーがわれわれに反旗を翻していたとしたら、私は驚くね。
彼らがお金をセーブしたいというのなら、われわれはテクニカルな面からそれを助けることができる筈だ。
詰まるところ、彼らはこれまでの2倍もの金額を手にすることだろうよ」

GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)に属する2つのメーカー系チーム、ルノー、マクラーレン、トヨタ、BMW、そしてホンダは、9月まで同一歩調を取ることで合意しているとされるが、エクレストン氏は2008年に参戦するなら3月中にサインすべきとの強硬姿勢をみせている。

F1は全12チームとされているため、もし噂になっているプライベート・チームが多く参加してしまえば、上記5チームといえども2008年からは弾き出されかねない状況にある。

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2006/03/08

ルノー、新設計ノーズをバーレーンGP投入

ルノー・チームは今週のバーレーンGPに、新設計のフロントノーズを投入する構えであることがわかった。
Renault『R26』Nose (C)Renault F1 UK
これは現行のもの 拡大します
これは同チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターが明らかにしたもので、それによればエアロダイナミックスを見直したことにより、なんとフロアから一新、フロントウィング、ノーズ、サスペンション、そしてウィングレットに至るまですべてが新設計のものという。

同氏は「これで1周あたりコンマ1秒稼げる」と豪語するが、これだけのモデファイを施しながら事前に一度のテストもなしにいきなり実戦投入するというのは極めて珍しいことだ。

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マクラーレン『エミレーツ航空』とスポンサー契約か

マクラーレン・チームが、中東UAE(アラブ首長国連邦)に本拠を置く『エミレーツ航空』とスポンサー契約を結ぶのでは、という憶測がドイツ国内でなされている。
Emirates Air
Emirates_logoそれによれば、契約は年間2,000-2,500万ドル(約23億6千万円-29億5千万円)にも及ぶ巨額のものということで、事実であれば『ウエスト』を失ったあと2007年『ボーダフォン』待ちの同チームにとってまさに救世主ということになりそうだ。

なお、エミレーツ航空のシンボルカラーは赤ということで、実現すれば現在の『MP4-21』のクローム・カラーに鮮やかな赤色が加わることになることが予想される。

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井出有治、「デビュー戦バーレーンでは暑さを警戒」

いよいよ今週のバーレーンGPで念願のF1デビューを果たすことになる『スーパー・アグリ・F1』の井出有治は、次のようにその意気込みを語っている。
井出 有治 (C)Honda Racing
拡大します
「いよいよ夢にまでみたF1デビューの時が近づいて、とても興奮している。
バーレーン・サーキットは走ったことがないので、もっぱらシミュレーションでコースを勉強しているんだけれど、第一コーナーへの飛び込みがチャレンジングのようだね。
それと警戒しているのはみんなから聞く暑さだね。
暑さの中でのレース自体は、フォーミュラ・ニッポンでマレーシアのセパンを走ったことがあるので経験があるんだけれど、東南アジアの湿った暑さと中東のとはまた違うものだろうから、水分補給なんかに気をつけるつもり。
とにかくもう今から走り始めるのが待ちきれない気分だよ」

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クルサード、レッドブルとの契約延長を希望

昨シーズンのベテランらしい走りでチームに貢献したデビッド・クルサード(34歳:イギリス)は、さらに今季もレッドブル・レーシングへの残留を果たしたが、本人はさらに来年以降の契約を希望している。
A.Newey & D.Coulthard (C)RedBull Racing
拡大します
「このチームにエイドリアン・ニューイが加入したことはとても大きいと思っているんだ。
現代のF1デザイナーの中で、彼が一番だと僕は確信しているね。
とにかく、彼が作ったマシンはこれまでに100回以上のグランプリで勝っているんだから。
でもニューイがレッドブルで設計するクルマは来年の『RB3』ということになるだろう。
だからぜひとも僕は来年、彼のマシンで走っていたいと思っているんだ」と、英『BBCスポーツ』で熱く語るクルサード。

二人はウィリアムズ、マクラーレン、そしてレッドブルと、実に3度目のコンビネーションになり、またクルサードが上げた13勝もすべてニューイが手掛けたマシンということになる筈だ。

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バレンティーノ・ロッシ、「6月までに去就明らかに」

昨年からフェラーリ・チームでのテストを重ねている2輪モトGPチャンピオン、バレンティーノ・ロッシ(26歳:イタリア)が、自身の去就について「6月までにははっきりさせる」との意向を伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で明らかにした。
Valentino Rossi (C)Honda Racing
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「まだ来年どうするのかは決まっていないよ。
でも、まもなくそれはみんなにも明らかになる筈さ。
2か月では短いけれど、そう3か月は掛からない……といったところかな」

現在ロッシがWGPでヤマハと結んでいる契約は今季限り。
1996年のロードレース世界選手権デビュー以来、10年間で最高峰クラス5連覇を含む7回のタイトルを獲得、昨年の推定年収が33億円とも言われるバレンティーノ・ロッシは次のモチベーションをF1グランプリに求めているとされるが、先にミハエル・シューマッハが「ロッシのF1への転向はない」との見通しを語って注目されている。

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シューマッハ、「F1辞めてもやることある」

現役続行かそれとも引退なのか、本人そっちのけでかまびすしいミハエル・シューマッハの周辺だが、当人は「別にF1を辞めてもやることはある」と、涼しい顔だ。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1 (C)Ferrari S.p.A
拡大します
これは独『ヴェルト・サンタグ』紙で語ったもので、その中でシューマッハは「みんな、僕がF1を引退したらやることがなくなるなんて言うけれど、そんなことはないよ。
僕は十分忙しくいられるだけの趣味を持っているんだ。
例えば乗馬とか…… 新しいスポーツはいくらでもあるさ」

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コスワース、今週最新鋭エンジンを投入

2006年シーズン、ウィリアムズ・チームへのエンジン供給を行うコスワース・エンジニアリングが、今週の開幕戦バーレーンGPに『シリーズ2スペック』と呼ばれる最新仕様のエンジンを投入することがわかった。

これは、同社のF1部門責任者であるアレックス・ヒッチンガー氏が明らかにしたもので、それによれば最高回転数が優に20,000回転を超えるものになるという。
1982 Williams Cosworth FW07D (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームがコスワース・エンジンを搭載するのは1982年シーズン以来のこと。
当時のドライバーは今季F1デビューを果たすニコ・ロズベルグの父親、ケケ・ロズベルグだった。
F1用V8エンジンでは過去176勝という他に例を見ない有数の実績を持つコスワースが、世界の巨大自動車メーカーらとの戦いに今週挑む。

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スーパー・アグリ記者会見 コメント全文

開幕を前に、都内で行われた『スーパー・アグリ・F1』チームの鈴木亜久里代表、佐藤琢磨&井出有治3人のコメントは以下の通り。
Super Aguri F1 Trio (C)Honda Racing
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■チーム代表・鈴木亜久里のコメント

「日本の皆さんに晴れて参戦をお伝えできるこの日を迎えることができて、ホッとしています。
これもこのプロジェクトを応援してくれた、たくさんの方々のご支援があったからこそだと強く感じています。
ここまできたからにはもう後戻りはできません。あとは1戦1戦を戦っていきながら、1日も早く“戦える”チームにしていきたいと思っています。
特に、秋の日本GPではたくさんのファンの方々に満足していただけるレースができるように努力をしていきます」

■佐藤琢磨のコメント

「まずはじめに、この4か月間、リーフィールドのチームスタッフが週末もなく、毎日すさまじい勢いで仕事をしてくれて、そのおかげでいま僕はここにいるということをうれしく思います。
そして、亜久里さんとタッグを組んでやっていくことに、僕自身とてもチャレンジングな気持ちでいます。
とにかくチーム自体が新しいので、最初はハードなスタートになると思います。
そんな中で僕自身の経験をフルに投入してチームをサポートしていきたいです。
まずは開幕戦、グリッドに並んで、一周でも多くのデータをとって、チームとともに一歩ずつ進んでいきたいです。
そして、現在開発中のニューマシンを一日も早く手にいれて、トップ10でポイントを目指したレースができるように、がんばります」

■井出有治のコメント

「自分がレースを始める前、テレビで亜久里さんがF1で走っているのを見て憧れて、自分もレースを始め、今まで一生懸命やってきました。
ARTAのドライバーとして8年目ですが、亜久里さんがF1チームを立ち上げると聞いて、そのチームからF1にデビューできることを、大変うれしく思います。
F1でレースをするという、大きなチャンスを与えてくれた亜久里さんをはじめ、応援してくれている皆さんの期待に応えられるよう、がんばります。
よろしくお願いします」

提供:ホンダ・レーシング

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トヨタ バーレーンGP事前ニュース

toyota_newlogo_sF1パナソニック・トヨタ・レーシング 2006年シーズン開幕戦バーレーンGPへ
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが、十分なテストを重ねた“TF106”で新シーズンへ臨む

世界中の、何百万人もの熱心なF1ファンにとって、これまでの5ヶ月間は、忍耐の日々であった。
しかし、その我慢も間もなく終わりを告げる。
今週末、F1サーカスは、街へ、というよりも砂漠の中の舗装されたオアシスへと戻ってくる。
ようやく、2006年のF1シーズンがバーレーンGPで開幕し、F1ファンの誰もが、エンジンの咆哮と、オイルの臭いに魅せられ、グリッドに並ぶ色とりどりのF1カーに熱狂する日々が始まる。

パナソニック・トヨタ・レーシングは、冬季テストプログラムの手応えを携えてシーズン開幕戦へ向けて、中東バーレーンへと臨む。昨年のバーレーンGPで表彰台を獲得している
ヤルノ・トゥルーリと、昨年の最終戦で表彰台に上ったラルフ・シューマッハーの2人は、今シーズンも、昨年同様に強力なスタートを切るべくベストを尽くす。

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フレンツェン、210キロの速度違反で検挙

元F1ドライバーで、今季はアウディ・チームからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦する見通しのハインツ・ハラルド・フレンツェン(38歳:ドイツ)が、なんと時速210キロという猛烈スピードで検挙されたことがわかった。
Heinz-Harald Frentzen (C)Opel Performance
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それによればフレンツェンは、DTMテストを終えたあと妊娠中の妻タニヤさんのもとに駆けつけるため自宅に急いでいたということで、バレルンガ近くでレーダーにより摘発されたという。
それでもわずか430ドル(約5万円)の罰金で済んだことは大甘処分か?
なお、210キロを記録したクルマが何であったかは伝えられていない。

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『フォスター』のF1支援、今季限りか

イギリスGPやオーストラリアGPへの支援など、F1へのスポンサー活動に熱心だったオーストラリアの大手アルコール会社『フォスター』だが、どうやら今季限りで終了する見通しだ。
2005 Australia GP (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
これは豪『モーター・レーシング』誌等が伝えたもの。
フォスターは現在オーストラリアGPのタイトル・スポンサーを務めているが、年間370万ドル(約4億3千万円)とも言われる支援は今年が5年契約の最終年になっている。

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2006/03/07

マレー・ウォーカー氏、ホンダでF1復帰

イギリス国内におけるF1放送の名物コメンテーターだったマレー・ウォーカー氏が、4年のブランクを置いて今季なんとホンダ・チームから復帰(!?)を果たした。
ホンダにおいては、チームの親善大使を務めるということだ。
Murray Walker (C)Honda Racing
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今年82歳になるウォーカー氏だが、「ホンダと共にF1にカムバックできるなんて、こんな素晴らしい話を断れる訳がないじゃないか」と、もちろん元気かくしゃく。

同チームのニック・フライ代表も「4年前のウォーカーの引退はF1にとって途方もない損失だった。
しかし彼の熱いエネルギーと熱意はいまも決して衰えを知らぬ。
彼がまたパドックに戻ってくれることはわれわれ全員の大いなる喜びだよ」と、歓迎した。

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鈴木亜久里氏、バーレーンGP金曜会見へ

今シーズン、自らのチーム『スーパー・アグリ・F1』を率いてF1世界選手権に参戦することになった鈴木亜久里氏だが、さっそくそのデビュー戦バーレーンGPで、自らもチーム・オーナーとしてのデビューを果たすことになった。
2005 Bahrain GP Press Scene
(C)Panasonic Toyota Racing
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これは、FIAがF1各グランプリで必ず行っている公式記者会見でのこと。
FIAは木曜日と金曜日にはF1ドライバーやチーム首脳らを指名してそれぞれ4-5人程度公式の記者会見を行っているが、今回その金曜日のメンバーに亜久里氏も指名されたもの。

ちなみに今回他に同席するメンバーは、トロ・ロッソのゲルハルト・ベルガー代表、ルノーのフラビオ・ブリアトーレ代表、マクラーレンのロン・デニス代表、そしてフェラーリのジャン・トッド監督と、いずれもF1をリードするそうそうたる顔ぶれだ。

なお、土曜日の同記者会見では公式予選の上位3名が、また日曜日には決勝レースでの上位3名が記者会見に出席する義務を課せられている。

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フジテレビのF1中継、20年目に

1987年、中嶋悟氏のF1参戦と共にスタートしたフジテレビによるF1放送は、今年20年の節目を迎えることになる。
今年はトヨタに次いでホンダもワークス体制になるうえ、なんといっても注目は鈴木亜久里氏による純日本チーム『スーパー・アグリ・F1』の参戦だろう。
Kimi Raikkonen/Japanese GP (C)McLaren Group
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6日(月)都内の本社で行われたフジテレビの会見で、同局の渡邉信治プロデューサーは、「今シーズンから純日本チームが参戦するということで、20年間待っていたわれわれも大いに士気が上がっている。
全国の視聴者に、迫力あるF1の感動を届けていきたい」と、語った。

また同局は、ひさしぶりにスーパー・アグリ・チームのガレージ内に国際映像とは別の独自カメラを設置し、より臨場感ある画面を提供することも明らかにしている。

なお地上波の出演者は永井大と山田優が続投、解説陣は近藤真彦氏、片山右京氏、森脇基泰氏らが継続。
当然のことながら、鈴木亜久里氏は今年のスタッフから外れた。

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レッドブル、「フェラーリからは常に最新スペック」

今シーズン、フェラーリから『V8-2.4リッター』エンジンの供給を受けるレッドブル・レーシングだが、これについて同チームのディートリッヒ・マテシス/オーナーは『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙で次のように語っている。
Redbull Pit (C)RedBull Racing
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「ウチがフェラーリに対して支払った金額は、ただ現在の『V8-2.4リッター』エンジンを受け取るだけのものではない。
彼らがシーズン中に果たすすべてのバージョンアップの供給を含むものになっている。
つまり、常にわれわれはイタリアのワークスチームと同様の最新スペックのエンジンを手にすることになるのだ」

ちなみにフェラーリが今年の戦力の大きな要素とするタイヤ、レッドブルは本家とは異なりミシュランタイヤを履いて参戦する。

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『レイバン』、ホンダとのパートナーシップ契約更新

サングラスの世界的ブランドである『レイバン』は、ホンダ・チームとのパートナーシップ契約を更新したことを明らかにした。
Ray-Ban (C)Ex.B.A.R
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同社は世界100か国以上で最高ブランドとして知られるトップメーカー。
ホンダ・チームの前身であるB.A.R・ホンダ・チームとは、2004年7月からパートナーシップ関係にある。

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F1グランプリにパーマネント・スチュワード導入

FIAのF1委員会は、シーズンを通して一貫したレース判定を維持するため、2006年からレース・スチュワード(審査委員)を固定する方針を明らかにした。
(これまではレースによりスチュワードが入れ替わっていた)
Race Image (C)Daimler Chrysler Media
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その第一号に指名されたのはイギリスの弁護士であるトニー・スコット・アンドリューズ氏で、今週の開幕戦バーレーンGPからさっそくその第一歩が記されることになる。

なお同じくFIAの世界選手権であるWRC(世界ラリー選手権)では、すでにインドのナジル・フーセイン氏がこちらのパーマネント・スチュワードとして活躍している。

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ロス・ブラウンT/D「勝てるかどうかはタイヤ次第」

復活を期すフェラーリ・チームでミハエル・シューマッハが控えめな言い方でマシンの戦闘力に掛ける姿勢を示すのに対し、同チームのテクニカル・ディレクターであるロス・ブラウン氏は容赦ない指摘をしている。
Ferrari/Bridgestone Tyre (C)Ferrari S.p.A
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「われわれはいいクルマ、『248F1』を準備した。
これが勝てるかどうかは、いちにタイヤに懸かっているよ。
昨シーズン、われわれは全グランプリの95%でライバルに後れを取っていて、これが決定的な敗因になったんだからね」

今シーズントヨタとウィリアムズが新たにブリヂストン陣営に加わったことにより、ブラウン氏のこうした言い分が果たして正当なものであるか、証明されることだろう。

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シューマッハ、「自分の去就は数レースでわかる」

2006年一杯でフェラーリとの契約が切れるとされるミハエル・シューマッハについてその去就に注目が集まっているが、本人はこれについて数レースでわかるとの見通しを独『ビルト』紙で明らかにした。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「今年のわれわれの戦闘力がどの程度のものかは、数レースで判明することだろう。
自分の決断に良い影響を与えるためには、赤い跳ね馬マシンが昨シーズンとは異なりチャンピオン争いの先頭に立たなければならないよ。
そしてもちろん僕は再び世界チャンピオンになれると確信しているけれどね」

もしシューマッハが引退を決意した場合、あるいは巷間伝えられるようなキミ・ライコネン&バレンティーノ・ロッシというラインナップが2007年ほんとうに実現するかも知れない。

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メルセデス首脳、「エンジン信頼性ある」と強調

シーズン前のテストを通じ、序盤はその戦闘力不足が、後半には信頼性の不足が指摘されたメルセデス『V8-2.4リッター』エンジンだが、同モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターはこれらの噂を否定している。
Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
拡大します
「確かにテスト序盤にはいくつかの不具合があったことは認める。
しかし、そうした問題点を洗い出し、修正していくのがオフテストの目的ではないのかね。
われわれは28日間に渡る冬のテストで、28回のグランプリにも匹敵する8,692キロもの距離を走破した。
その最初ではなく、最後にどうだったかを見極めて欲しいものだね。
われわれのシュツットガルトでのダイナモ・テストではすでに2レース分だけでなくさらにその5割増しもの耐久性を示しているよ」

その自信が証明されるのは、いよいよ今週末のバーレーンGPだ。

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2006/03/06

バーレーンGP、金曜・ナイト・フィーバーも

ヨーロッパ・ラウンドのF1ではその多くがサポートレースとして『ポルシェ・スーパーカップ・レース』を行っているが、今回、開幕戦の中東バーレーンGPでは、これをなんと金曜の夜にエキジビションレースとして行うことを明らかにした。
Porsche Michelin Supercup Race (C)Michelin Motorsport
拡大します
ドバイに本拠を置くポルシェ中東 & アフリカのリッツ・カールトン/マネージング・ディレクターは、「金曜日の晩、30台以上のポルシェ997 GT3 カップカーがサクヒールのコースを爆走するんだ。まったく前例のないことだよ」と、このユニークなイベント設定に自信をみせている。

このポルシェカップには、以前日本の高木虎之介も翌年のF1参戦に備えコースを習得するために参戦したことがある。

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バーレーンGP、『学生無料』の大盤振る舞い

いよいよ今週末に迫ったF1開幕戦バーレーンGPだが、5日(日)主催者がなんとバーレーン大学の学生を無料でグランプリ観戦に招待することを明らかにした。
Bahrain Circuit (C)Ex.Sauber Motorsport AG
拡大します
それによれば、希望する学生はあらかじめパスを申請しなければならないものの、学生IDの所持者であれば金・土・日の3日間、無料でF1レースがすべて観戦できるというもの。

バーレーン国際サーキットのスポークスマンは、「われわれはこの地域にモータースポーツを根付かせるためこの考えを実行することにした」と、語っている。
学生に対し、割引チケットを提供するというのは他のグランプリでもみられるが、このように3日間まったく無料で招待というのはおよそ例のないことだ。

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クビサ(BMW)、バーレーン初走行が楽しみ

2006年シーズン、『BMWザウバーF1』チームの第3ドライバー&テストドライバーに抜擢されたロバート・クビサ(21歳:ポーランド)が、初体験となるバーレーン国際サーキットでの走りを心待ちにしている。
Robert Kubica/Macau (C)Macau Grand Prix Organising Comittee
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「ポーランドとしてはもちろん、東欧のドライバーがバーレーン国際サーキットを走るのは僕が初めてのことになるんだって。
つまり、僕はF1の歴史に名前を残すことになるんだもの、興奮するよね。
間違いなくこれは僕が1995年にレースを始めて以来、最高の舞台になる筈だよ。
ビルニューブとハイドフェルドの役に立てるよう、頑張りたいね。
今年グランプリが行われるサーキットのうち、ヨーロッパでの10か所と、それからブラジルのサンパウロだけは走ったことがあるんだけど、でもバーレーンは初めて。
いま一生懸命プレイステーションでコースを覚えているところなんだよ」
Playstation Image
playstation

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E.アーバイン氏、新F1チーム計画を明らかに

元F1ドライバー、エディ・アーバイン氏(40歳:イギリス)が、かねて噂の通りロシア人実業家とのパートナーシップによる新F1チーム計画を明らかにした。
Eddie Irvine (C)Ex.Jaguar Racing
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これはアーバインの郷里アイルランドの『セタンナ・スポーツ』が報じたもの。
それによればロシアの実業家で富豪として知られるロースタム・タリコ氏と共同で、2008年までにまったく新しいF1チームを立ち上げるというもの。

「困難は覚悟のうえ。
自分が関わるからには長期に渡って活動していく」と、語るアーバイン氏。

1993年にジョーダン・チームからF1デビューを果たしたアーバイン氏は、その後フェラーリやジャガーで活躍、通算4勝を記録。
全日本F3000選手権にも参戦したことから、日本でも馴染みが深い。

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N.カーティケヤン、『各界名士』とバーレーンで勝負

今シーズン、開幕戦の栄誉を得たバーレーンGPではこれを機に盛り上げを期待、さまざまなイベントを計画しているが、その一つシボレーV8SSルミネによるサポートレースの顔ぶれが明らかとなった。

それによれば、マーティン・ブランドルやジョニー・ハーバートら元F1ドライバーに加え、ゲスト・ドライバーとして、テニス選手のボリス・ベッカー、自転車のランス・アームストロング、そして陸上競技のマイケル・ジョンソンというそうそうたる顔ぶれてせ、総計16台を予定。
Narain Karthikeyan (C)Williams F1
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これを迎え撃つ(?)F1ドライバーはウィリアムズ・チームのテストドライバーであるナレイン・カーティケヤン。
現役のドライバーのプライドとして、ここはどうしても負けられない状況だ。

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「アロンソとライコネン同チームにならない」と元マネージャー

フィンランド国内ではすでにキミ・ライコネンが2007年フェラーリ・チームに移籍、というニュースが飛び交っているが、さらにこれを補強するような情報がスペイン国内で伝えられた。

これは、2007年にマクラーレンの移籍が決まっているルノーのアロンソの元パーソナル・マネージャーであるアドリアン・カンポス氏(45歳:スペイン)が地元スペインの『カデナSER』局に出演して明らかにしたもの。
F.Alonso & K.Raikkonen (C)McLaren Group
拡大します(Nifty Member)
その中でカンポス氏は「2007年、ライコネンがフェラーリに行くのかどうか、私は知らない。
しかしアロンソは決してライコネンのチームメイトにはならない、これは確実なことだよ」と、語った。
これは、事実上2007年ライコネンのマクラーレン・チーム離脱を明言したものになる。

なお、カンポス氏は1987年ミナルディ・チームからF1参戦を果たしたが、当時非力なモトーリモデルニ・エンジンのせいもあって多くは予選不通過だった。
その後はスペインのツーリングカー選手権でチャンピオンになっている。

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アレジ&ディレクシブ、F1活動に期待もたせる

マクラーレン・チームとの密接な関係のもと共同プロジェクトを立ち上げる『ディレクシブ』のシニア・ディレクターに就任したジャン・アレジが来日、F1チーム立ち上げについて何らかの発表も、と期待されたが明確な発表は行われなかった。

これは、鈴鹿サーキット恒例のファン感謝デーにアレジが5年ぶりに来日して出席したもの。
現在DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で活躍するアレジは、ディレクシブのフォーミュラ・ニッポン・マシンでデモランを行ったが、F1については「F1に向けて新たなチャレンジがはじまる」とだけ語り、期待をもたせるに留まった。
Jean Alesi/2001 Japanese GP (C)Ex.Jordan GP
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アレジが最後に鈴鹿を走ったのは5年前の日本GP。
ジョーダン・チームのドライバーとして最後のレースだった。

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2006/03/05

シューマッハはロッシのF1転向に懐疑的

M.Schumacher and V.Rossi (C)Ferrari S.p.A
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これまでのテストでアドバイスを与えるなど、バレンティーノ・ロッシのF1テストに友好的な姿勢をみせていたミハエル・シューマッハ(フェラーリ)だが、しかしその実現には「ありそうもない」と懐疑的な見解であることを独『ビルト』紙で明らかにした。
「正直言って、どちらかと聞かれれば僕はロッシのF1転向はありそうもない、と答えるだろう」と、7回のF1チャンピオン。

ロッシとヤマハとの契約は2006年限りということで、2007年フェラーリ入りが根強くささやかれているものだが、ここに来てキミ・ライコネン(マクラーレン)のフェラーリ移籍説が急速に高まってきていて、もしシューマッハ自身が残留するとなればそもそもロッシの加入自体あり得ないことになる。
Valentino Rossi Test (C)Ferrari S.p.A
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ルノー代表、「質素こそがF1で成功の鍵」

2005年シーズン、みごとWタイトルを獲得したルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表は、「質素こそがF1で成功の鍵」とあいかわらずシニカルな見方を披露してみせた。
Renault Trio (C)Renault F1 UK
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「F1チームの予算が年々留まる所を知らずに膨張しているのは驚くべきことだ。
今年18のレースに参戦する11のチームの年間予算を合わせると、おそらく10億ポンド(約2,040億円)を超えるものになるだろう。
しかし、私は決して過度な支出が成功をもたらすものではないと言いたいね。
もしあなたが無制限の予算を持っていたとして、それでレストランに入ったらそのメニューはまさに空想的なものになることだろう。
でも、いくらお金があったからといって、それですべてのものを食べきれる訳でもないしね。
われわれについて言えば、少ないとはいえスポンサーからの良好な投資を効率的に発揮していると自負しているよ。
そして現実にわれわれは勝っているんだからね、質素こそがF1で成功の鍵なんだよ」

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ドーンボス、サウジアラビアでドーナツプレゼント

レッドブル・レーシングの第3ドライバー、ロバート・ドーンボス(24歳:オランダ)が、3日(金)中東サウジアラビアでF1カーのデモンストレーションランを行った。

デモランが行われたのはサウジアラビア東部の都市ダマンで、なんと10万人もの大観衆がこの歴史的快挙を見るために集まったという。
Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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ドーンボスは「とにかくすごい人出と熱気で驚いたね。
去年、僕がロッテルダムでやったあのデモランを思い起こさせるほどだった。
この国で初めてF1カーをドライブした人間になれたことを誇りに思うよ。
1.5キロの大通りでは300キロのスピードまで達することができたんだ。凄いだろ。
みんな喜んでくれたと思う。
歓迎してくれたすべてのサウジアラビアの人に感謝するよ」

デモランの最後、ドーンボスはお約束のドーナツ・ターンを2度繰り返して大歓声を浴びたという。

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レッドブル・オーナー、「ポイント獲得はトロ・ロッソ」

レッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソ、前代未聞のF1 2チームを抱えるオーナーとなったディートリッヒ・マテシス氏は、「シーズン最初のポイントはむしろトロ・ロッソのほうだ」との見通しを地元オーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙に語った。
STR Nose (C)Scuderia Toro Rosso
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「V10-3.0リッターからV8-2.4リッター・エンジンへのスイッチは、大きな問題であることがわかっている。それは、信頼性という意味でね。
その意味で制限付きのV10-3.0リッターを使うトロ・ロッソのほうは、少なくとも信頼性については実績があるのでそうした心配がない訳だ。
だから私は、シーズン最初のポイントはレッドブルよりむしろトロ・ロッソのほうが可能性が高いと思っているね。
ただシーズン全体について言えば、もちろんレッドブルのほうが上に来るだろうと思うがね」

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2006/03/04

『スーパー・アグリ・F1』、体制発表行なう

4日(土)、元F1ドライバーの鈴木亜久里氏(45歳)が代表を務め、今シーズンからF1世界選手権に新規参戦する『スーパー・アグリ・F1』チームが都内で体制発表会を行った。
『SA05』 Super Aguri F1
saf1_sa05_nose鈴木亜久里氏は「自分のチームは小さい規模だが、早く戦闘力を挙げていい成績を残したい」と意欲を語った。

3月12日からはじまる開幕戦では、暫定車の『SA05』で参戦するが、シーズンの早い時期にオリジナル・マシンである『SA06』にスイッチする見込み。
ドライバーは佐藤琢磨と井出有治の順日本人コンビ。
なお第3ドライバー&リザーブドライバーにはフランスのフランク・モンタニーが決まっている。

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G.スタイナー(レッドブル)氏、NASCARに転出へ

レッドブル・レーシング創設時からテクニカル・ディレクターのポジションにあったギュンター・シュタイナーだが、このほど米NASCARの事業部に転出することが明らかとなった。
Toyota Camry for NASCAR (C)Toyota Racing
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ギュンター氏はWRCではフォード&ランチアで成功を収め、2001年にレッドブルの前身ジャガー・チームでマネージング・ディレクターとして加入したが、2003年からは後はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)オペル・チームのモータースポーツ・ディレクターとして活躍、その後レッドブル・レーシングにスカウトされた。(いかにもドイツ人らしい名前だが本人はイタリア生まれ)

同チームではその後ルノーからマーク・スミス氏をにテクニカル・ディレクターとして獲得していることから、居場所がなくなったようだ。

それでもスタイナー氏は「ヨーロッパ人として、これだけ意欲的なプロジェクトを呈示されたら、断ることはできないよ」と語っているものの、心中は複雑だろう。

NASCARには2007年からトヨタ自動車がカムリをベースに参戦することになっていて、このプロジェクトにレッドブルも関係するのではとみられている。

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ウィリアムズ、『シームレス・シフト』開幕戦投入へ

新型車『FW28』の発表会で、コスワースとの共同開発になる『シームレス・シフト』と言われる最新ギヤボックスについてこれを誇示したウィリアムズ・チームだったが、冬のテストではマーク・ウェバー、ニコ・ロズベルグ共にそのトラブルに遭遇したと伝えられる。
Gear Image (C)Honda Racing
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しかしながら同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、どうやらこれを開幕戦バーレーンGPにそのまま投入、見切り発車する方向のようだ。

これはシームレス・シフトと言われる新システムにより、ギヤシフトの際、瞬間的なエンジン中断の必要のないギアチェンジを可能にし、タイムラグを最大限減少してラップタイムを稼ぐという優れもの。
サム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、当初同チームの導入は今年後半になるとしていた。

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シューマッハ、ムジェロテスト打ち上げ(3/03)

3日(金)ミハエル・シューマッハによるフェラーリのムジェロ単独テストは、この日第5日目、そしてついに最終日を迎えた。

引き続きミハエル・シューマッハただ一人が居残って行われたが、残念ながらこの日も雨。
これで実に3日間連続でウェットコンディション、シューマッハは36ラップしただけでシーズン前最後のテストを終え、ムジェロを後にした。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'30.389 36 248 F1 BS

   * 2005 Test Time : 1'19.675 L.Badoer/Ferrari F2005 (3/18)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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フィジケーラ、「今年は自分がタイトル獲る!」

昨シーズン、同僚のアロンソが世界チャンピオンに輝く一方で、チームメイトに実に75ポイントもの大差を付けられてしまったジャンカルロ・フィジケーラ(33歳:イタリア)だが、開幕を前に「今年は自分がタイトルを獲る」と、強い意気込みをみせている。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
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「去年はマシンに問題を持っていたんだ。
それは僕のドライビングとの相性という意味でね。
でも今年の『R26』はとてもいいよ、僕にとても合っている。
とりわけ去年苦しんだリヤの挙動がとても安定しているように思えるな。
いまのところ新しいマシンの熟成に集中しているけれど、エンジンがパワーを失った分、すでにマシンとタイヤで取り返しているし、十分に速いよ。
だから、今年は僕にも十分にタイトル獲得のチャンスがあると思っているんだ」

イタリアF3チャンピオンから1996年にミナルディ・チームよりF1デビューを果たしたフィジケーラは、これまで通算160戦して優勝2回、ポールポジション2回をそれぞれ獲得している。

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FIA、セパン・サーキットに改修命令

マレーシアの地元『スター』紙は、マレーシアGPの開催地セパン国際サーキットがFIAから改修命令を受けたと報じている。
2004 Malaysia GP (C)Sauber Motorsport AG
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それによれば、事前のコース査察を行ったFIAのレース・ディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏は、コースサイドの雑草が伸び過ぎていて滑りやすく危険なため、これらをインターロック・レンガに置き換えるよう指示したというもの。

それ以外にはコースに問題点はなかったということだが、1周5.543キロもあるF1サーキットのこと、これだけの改修でも相当な出費を強いられることは間違いない筈で、例年赤字に悩む同サーキットとしてはさらに頭の痛いところだろう。

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BMW、「F1の世界に奇跡は起きない」

ザウバー・チームを買収し、いよいよ100%ワークス・チームとして今季参戦を果たす『BMWザウバーF1』だが、これを率いるマリオ・タイセン/ディレクターは「F1の世界に奇跡は起きない」と、早くも周囲の期待を牽制している。
BMW V8 F1 Engine (C)BMW Motorsports
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「われわれの計画がスタートしてからここまで約8か月。
この短い時間を考えれば、ここまでよく効率的に働いてきたと思うが、しかしこのヒンヴィル(旧ザウバー)とミュンヘン(BMW)とを統合した新しいチームはまだまだその構築の際中に過ぎない。
さらに今年はエンジンに関する大きな変更やその他のレギュレーション改定も重なった。
最初のレースとなるバーレーンでは『信頼性』が鍵になると思うが、参戦初年度に、われわれは過大な期待はしてはならない。F1の世界に奇跡は起きないのだから」

BMWが巨費を投じてF1活動を進める一因にはもちろん世界的な販売戦略がある。
タイセン氏によれば、2005年BMW新チームはバーレーンにおける販売台数を25%もアップさせたということだ。

BMW・チームの画像はこちら(Nifty Member)

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スペインにまた新たなサーキット建設

冬の気候が温暖なことから、バルセロナ、バレンシア、そしてヘレスなどF1テストのメッカともなっているスペインだが、また新たなサーキット建設がスタートしている。
スペインの青空 (C)Panasonic Toyota Racing
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場所はスペイン南部サンタクルス県のラ・パルマ・デル・コンラドという田舎町。
1周約5.6キロというこのコースは『サーキット・モンテブランコ』と名付けられ、さらにホテルなど関連施設も含め総額3,500万ドル(約40億円)もの巨費を投じて建設される。

今年12月の完成を目指していて、現在のところ当面レース開催の予定はなく、もっぱらテストトラックとしての使用を予定しているとのことだ。

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2006年『テスト制限案』に全チーム合意間近

昨年は唯一フェラーリだけが離反して成立しなかったシーズン中の『テスト制限案』だが、今年はまもなく全チーム合意が得られるということだ。
Luca Badoer/Jerez Test (C)Ferrari S.p.A
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これは独『オートモーター・ウント・スポルト』誌が伝えたもので、それによればすでにルノー、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ、そしてホンダの5チームが合意していて、他の6チームもまもなく合意に達する見通しという。

内容はまだ明確でないが、年間のテスト日数を各チーム36日までにすること(1日2台)、そして8月を夏休み期間としてテスト禁止にする、という案が有力とみられる。

昨年は他の9チームが30日までとして自粛したものの、唯一フェラーリだけが同意せず約80日間ものテストを行っていた。

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富士スピードウェイのF1開催、「FIAの返事待ち」

3日(金)行われた2006年モータースポーツ活動計画発表会で、トヨタ自動車の渡辺社長は注目されている富士スピードウェイでのF1日本GP開催について次のように説明した。
Fuji Speedway (C)Panasonic Toyota Racing
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「富士スピードウェイでの開催については、すでにJAF(日本自動車連盟)を通じてFIAに申請してある。
以前、良い感触を得ていると語ったのは、希望的観測も含めてのもので特に根拠はない。
しかし私自身は必ず開催できるものと確信しているがね。
いまはFIAからの回答を待っているところ」

改修前の旧富士スピードウェイでは、1976年から2年間『F1inジャパン』として開催されたことがある。
一方、1987年から日本GPを開催し続けている鈴鹿サーキットももちろん日本GP開催契約延長を図っている。

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トヨタ、2006年モータースポーツ活動計画発表

3日(金)トヨタ自動車は都内で2006年のモータースポーツ活動計画を発表した。
Toyota Annual Press Conference (C)Panasonic Toyota Racing
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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、同社のモータースポーツ活動の目的を『車文化の創造』と位置づけ、モータースポーツを通して車の持つ可能性を追求し、感動と興奮を伝えたいと語った。

そしてF1活動を司るTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の冨田務会長は「今年はF1初勝利に向けて早期から『TF106』の開発を進め、エアロダイナミックス・パッケージやサスペンション、『V8-2.4リッター』エンジンなど、前年をベースに着実な改良を重ねてきた」と、その熟成ぶりを強調した。

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2006/03/03

トヨタ バレンシア・テストの模様(3/02)

toyota_newlogo_s冬季テスト終了 昨年からの2万キロ余りを走破 シーズンへと体制整う
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが順調に走行を重ね、開幕戦バーレーンGPへ

パナソニック・トヨタ・レーシングは3月2日(木)、スペイン・バレンシアでの合同テスト2日目を終え、冬季テストプログラムを全て終了した。
昨年11月にスペイン・バルセロナで冬季テストが始まって以来、新型“TF106”には、重要なテスト項目が数多く含まれていた。
それは、新しい後部デザイン、修正されたフロントサスペンション、新しい仕様の“RVX-06”V型8気筒エンジン、そして初めて装着するブリヂストンタイヤなどであった。
チームはこれら全ての未知の要素に相対することとなったが、2005年の年末には、成果を示し始めた。

続きを読む "トヨタ バレンシア・テストの模様(3/02)"

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イギリスGP主催のBRDCに不祥事

イギリスGPの開催地シルバーストーン・サーキットは、その開発計画を巡って大きな騒動になっているが、ここに来てそれにさらに不祥事が重なることとなった。
2003 British GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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これは、同サーキットを保有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の前の会計責任者が横領の罪で有罪判決を受けたもの。

それによれば、このステファン・ビートリーという51歳の男は、総額91万ドル(約1億円)もの小切手を自ら不正に支出、横領したとのだいう。
これに対しノーサンプトン刑事法院の裁判官は43か月の禁固刑を言い渡した。
ちなみに被告側の弁護士は、「シルバーストーン・サーキットの経理内容はまるで出鱈目(でたらめ)」と酷評したという。

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スーパー・アグリ首脳、『SA06』開発の遅れ認める

とりあえず旧アロウズ『A23』をベースにした暫定型マシン『SA05』でシーズン序盤に臨む『スーパー・アグリ・F1』チームだが、並行して開発が進められる予定のオリジナル・マシン『SA06』はスケジュールが遅れているようだ。
Super Aguri『SA05』 (C)Super Aguri F1
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これは同チームのダニエーレ・オーデット/マネージング・ディレクターが英『オートスポーツ』誌で明らかにしたもの。
その中で同氏は、「メディアが書いているようなヨーロッパ・ラウンド緒戦サンマリノGP(イモラ)というのは到底ありそうもないね。
『SA05』を現在の規定、例えば最新のクラッシュ・テストをクリアするとか、エアロダイナミックスを変更するとか、そうした改修に思った以上の作業を強いられてしまった。
限られたスタッフでさらに独自の新型車を開発するというのは想像以上に困難なことなのだ」と、説明。

現状で『SA06』投入時期を明らかにはしなかったが、ヨーロッパ・ラウンドが始まってしまうと5月だけで3戦もあり、さらに日程はタイトになってくる。

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スピード、「V10エンジン 有利じゃない」

今シーズン、13年ぶりのアメリカ人ドライバーとして『スクーデリア・トロ・ロッソ』からF1にデビューを果たすスコット・スピード(23歳:アメリカ)が、その意欲を次のように語っている。
Scott Speed (C)RedBull Racing
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「正直言って、トロ・ロッソはまだ優勝したり表彰台を狙うというのは現実的な目標ではないと思う。
可能な範囲でできるだけ上位のフィニッシュを狙うのは当然だけれど、まずは決してチームメイトに負けないということを第1に考えているよ。
みんなはウチが『V10-3.0リッター』エンジンを搭載するのは逆に有利だと言うけれど、僕はそうは思わない。
だってみんなが一斉に『V8-2.4リッター』でスタートしているのに、ウチだけが1年遅れになるということだもの。
シーズン最初はウチのほうが信頼性が高いかも知れないけれど、みんなが追い付くのなんてアッという間のことだろう。全然有利なんかじゃないよね、これは」

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マッサ(フェラーリ)、「ロッシの話題は不愉快」

2007年にもF1転向か、と噂される2輪モトGP王者バレンティーノ・ロッシだが、移籍先とされるフェラーリ・チームではフェリッペ・マッサ(25歳:ブラジル)が不快の表情を隠していないようだ。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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これは伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語ったもので、その中でマッサは「ミハエルが残留するのせよ、あるいはライコネンが移籍してくるにせよ、2007年にロッシがウチに転向するというのならそれは僕のシートということなんだろう。
でも考えてもみてよ。
僕はまだこのフェラーリでただの1戦も戦っていないのに……。
これはずいぶんと失礼な話だと思うんだけどな。
今の段階でそんなことばかり話題になるのは、僕にとって決して愉快なことじゃないね」

それでもマッサがこの名門・跳ね馬チームと契約できたのはマネージメントをジャン・トッド監督の子息であるニコラス氏に委ねていたから、と揶揄する声が絶えないのも事実ではある。

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クルサード(レッドブル)にはエンジントラブル

2日(木)、前日に続きバレンシア合同テストに参加したレッドブル・レーシングのデビッド・クルサードだったが、この日はいきなりエンジントラブルに見舞われるスタートとなった。
David Coulthard/Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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クルサード(レッドブル)が駆ったのは前日同様バーレーンGPではスペアカーとなる『RB2-01』号車。
この日はまずエアロダイナミックスの確認を行う筈だったが、フェラーリ『V8-2.4リッター』エンジンがブローしたクルサードは自ら撒いたオイルに乗ってスピンアウトを被る羽目となってしまった。

メカニックにより直ちにエンジンは載せ替えられたが、このため若干のテスト時間を失うこととなり、一部テスト・プログラムはカットされることとなった。
それでも風が収まったセッションの終盤、クルサードは1'10.371をマークしてホンダのデビッドソンに続く2番手のポジションを得ている。

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ウィリアムズ首脳、「好グリッド確保に自信あり」

シーズン前すべてのテストを終え、ウィリアムズ・チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは「再び好グリッドを確保する」と自信をみせた。
Sam Michael (C)Williams F1
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「いま誰にあってもみんな同じ質問をするんだ。『いったい、誰がほんとうに速いのか』ってね。
しかしテストというのはそれぞれ条件も違えば目的も違うから、タイムだけでは比べられないもの。
ほんとうの力はバーレーンに行ってみて、初めてわかるものなんだよ。
で、少なくともわれわれについて言えば、十分納得のいく準備ができたと思っている。
重要なパートナーであるコスワース、そしてブリヂストンらと共に一生懸命準備をしてきて、期待した成果が得られたと思っているんだ。
おそらく、バーレーンではかなりいいグリッドが確保できるんじゃないかな」

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フィンランド紙「ライコネン フェラーリと契約」と報じる

本人の否定にもかかわらず、なお根強くささやかれ続けるキミ・ライコネン(26歳:マクラーレン)の2007年フェラーリ移籍説だが、地元フィンランド紙が「すでに契約を完了」と報じて注目されている。
Kimi Raikkonen/Japanese GP (C)McLaren Group
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これはフィンランド『イルタサノマット』紙が伝えたもので、それによれば巷間伝えられるようなミハエル・シューマッハの去就とは関係なく、ライコネンは2007年フェラーリ・チームに移籍することになっているというもの。

同紙はさらに「契約が完了しているのに公表しないことで、かえって状況を不安定にしている」とのマラネロ内部のエンジニアの不安も伝えている。

マクラーレンは3年間で6千万ユーロ(約84億円)という巨額オファーを呈示したものの、ライコネンからは断られたという噂も流れていて、これまでの大方の見方では、ライコネンの移籍は今年のマクラーレンの戦闘力次第だろうというものだった。

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シューマッハ、「今年もルノーが一番強い」

タイトルを失ったF1王者ミハエル・シューマッハが、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で今シーズンの見通しについて言及、「ルノーが一番強いだろう」との見通しを明らかにしている。

「これまでのテストを見る限り、ルノーの優位は揺るがせないね。
そしてこれにホンダが続き、マクラーレン、そしてウチ(フェラーリ)なんだと思う。
われわれのアプローチは同じものだけれど、明らかに昨年は(常勝に慢心して)覚悟が不足していたんだ。
でも、今年のマシンはいいように感じられるけれどね」と、シューマッハ。

そのシューマッハの今季のポジションについては欧州のベットメーカー(賭け屋)の間でも分かれていて、ライコネンを筆頭にあげる所ではライコネン(3/1)、シューマッハ(3.5/1)、アロンソ(4/1)の順。

一方シューマッハを筆頭に挙げる別のベットメーカーではシューマッハ(3/1)、ライコネン(3.25)、ライコネン(3.75/1)の順になっている。
こちらの分析では、決勝レース中のタイヤ交換が許される今年のレギュレーションでは、再びブリヂストンがその力を発揮するから、ということで、足元を支えるブリヂストンタイヤの責任はたいへん重い?

首のトレーニングをする Michael Schumacher
(C)Ferrari S.p.A
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シューマッハは単独でムジェロテストも雨(3/02)

2日(木)第4日目を迎えたフェラーリ・チームによるムジェロ・テストは、この日ミハエル・シューマッハただ一人が居残って行われた。が。残念ながらこの日も前日同様に低温と雨による悪ウェットコンディションに見舞われた。

トータル43ラップをしたシューマッハだが、そのタイムは1'29.047というものに留まった。
テストはさらに翌日も延長される見込みに。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'29.047 43 248 F1 BS

   * 2005 Test Time : 1'19.675 L.Badoer/Ferrari F2005 (3/18)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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デビッドソン(ホンダ)ついにコースレコード

2日(木)、ついにホンダ『V8-2.4リッター』エンジンがオレンジの街バレンシアで火を噴いた。
といってももちろんブローした訳ではなく、その持てるポテンシャルの一端を見せつけたということだ。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
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テスト最終日ということで、たとえデビッドソンが燃料搭載量を少なめ、エンジンを思い切り廻してタイムを狙っていったとしても、これまでの他のV8勢のタイムを約コンマ9秒、V10-3リッター時代の記録に対してすら約コンマ5秒も短縮するみごとなレコードタイムには誰も文句はつけられないことだろう。

「クルマはバランスがいいしすべての面で快適。そして速いんだ。
長い冬のテストシーズンの終わりに、こうしてレコードタイムを記録して終えるというのはとても素晴らしい気分だよ。
間違いなく開幕のバーレーンでもいい走りができると確信している。
早くバーレーンGPの金曜日でドライブしたい、待ちきれないよ」

デビッドソンはこの日70ラップを周回して1'08.540をマーク。
2番手のクルサードが1'10.371だったことを考えてもそのスピードが際だったものだったことがわかる。

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バレンシアテスト4日目、ホンダがレコード!!(3/02)

2日(木)第4日目を迎えたバレンシア最終テストは、ホンダのアンソニー・デビッドソンが1'08.540という仰天タイムを記録してトップに。
非公式ながらついに『V8-2.4リッター』で『V10-3.0リッター』時代のマクラーレンの記録を大きく破る堂々のコースレコードを打ち立てた。
2番手は同じくミシュランのレッドブル/クルサード。
さらにブリヂストンのトヨタ勢とは1.3秒もの大差があり、危惧する関係者も。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 A.デビッドソン GBR Honda 1'08.540 70 RA106 ML
2 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'10.371 72 RB2 ML
3 R.シューマッハ GER Toyota 1'12.064 79 TF106 BS
4 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'12.380 78 TF106 BS

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/03/02

トヨタ バレンシア・テストの模様(3/01)

toyota_newlogo_sF1バレンシア合同テストに参加 開幕戦へ向け最後の仕上げを開始
ラルフ・シューマッハーが新シャシーで走行。ヤルノ・トゥルーリは従来型で320kmを走破

パナソニック・トヨタ・レーシングは、3月1日(水)スペイン・バレンシアでオフシーズン最後のテストを開始した。
開幕戦バーレーンGPへと、仕上げを行うこの合同テストには、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが参加。
シーズンへの最後の準備を行うと共に、ブリヂストンタイヤのテストを再開した。
両ドライバーは明日もテストプログラムを継続する。
チームと同様、ドライバーも冬季テストのハードワークが、開幕戦で報われることを期待している。

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クルサード(レッドブル)はスペアカーを確認

1日(水)、レッドブル・レーシングはこの日から新たにデビッド・クルサードの手によりバレンシア合同テストに参加した。
Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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クルサードが駆ったのは『RB2』最初のシャシーである『RB2-01』号車で、来るべきバーレーンGPではスペアカーとなるものだ。
チーフ・テスト・エンジニアであるイアン・モーガン氏によれば、この日のテストの主眼はエアロダイナミックスの確認とミシュランタイヤの評価、そしてフェラーリ・エンジンの走り込みの3つであったという。

「一日中まったくマシンには問題はなかった。
しかしエンジンについてはもっと距離を走る必要がある」と、モーガン氏。
トータル76ラップを周回したクルサードはベストタイム1'11.078を記録、これはこの日走った7台中4番手になるもの。
テストは明日もクルサードにより続けられる予定になっている。

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マクラーレン・テストチーム、テクノロジー・センターへ

シーズン前最後となるバレンシア合同テストで、これまで最速のタイムでタイムシートのトップに君臨したマクラーレンのキミ・ライコネンは、「十分なテストをやり終えた」として開幕戦に臨む心境を語った。

「初めて『MP4-21』を走らせて以来、テストチームは一生懸命働き続け、僕だけでも延べ11日半、トータル3,250キロもの距離を走り込んだよ。
もうやるべきことはすべてやったという思いだね。
僕たちは来週バーレーンに行き、そして自分たちのほんとうのポジションを確認することになるだろう」
『MP4-21』について、チーム全体では28日間、延べ8,700キロものテストをやったという。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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しかしF1チームに休みはない。
この後レースマシンがバーレーンに送られる一方、テストチームはマクラーレン・テクノロジー・センターに戻りさらなるマシンの改良を図ることになっている。
そして次のテストは開幕2戦を終えた後の3月22日(水)から、フランスのポールリカール・サーキットになるということだ。

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フェラーリ、新ウィングでコンマ3秒速くなる?

現在イタリアのムジェロ・サーキットで単独テストを行っているフェラーリ・チームが、新型のフロントウィングを導入していることがわかった。

新型のものはこれまでのものとは異なり、最上部のウィングがフロントノーズからエンドプレートまで延ばされた微妙なラインで構成される新機軸のもの。
関係者によれば、これで1ラップあたりコンマ3秒の短縮を図るというのだが……。

 1 
これが従来のフロントウィング。

 2 
こちらが新型のフロントウィング。

   (クリックすると拡大します)

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インディアナポリス、「ラスベガス開催ははったり」

2000年から始まったIMS(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)でのアメリカGPは、今年7月の開催で現在の契約が満了することになっている。
Carlos Reutemann/1981 US Grand Prix Las Vegas
(C)Williams F1
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これを受けバーニー・エクレストン氏がネバダ州の著名な観光地ラスベガスでのアメリカGP開催の可能性を挙げていることについて、同スピードウェイのトニー・ジョージ代表は「はったりに過ぎない」と意に介していない様相だ。

「すべての交渉は今年7月2日のグランプリが終わってから始められることになっている。
ラスベガスなんていうのは彼特有のはったりにしか過ぎないよ。
大事なのは、決して去年の二の舞を演じることなく、今年のイベントを成功させること」

これを受けるようにラスベガスのスポークスマンも「昨年、一度電話で問い合わせはあったが、開催に向けて具体的な話は何もない」と、語っている。
伝えられるところでは、来年以降も同地で開催という点では一致しているものの、その条件面でまだ折り合いがついていないということだ。

ラスベガスでは1981年、アメリカ得意の市街地グランプリとして開催されたが、結局わずか2回の開催で中止を余儀なくされた経緯がある。

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「ミハエル今年もタイトル獲得」とマネージャー

ミハエル・シューマッハ(37歳:ドイツ)のパーソナル・マネージャーであるウィリ・ウェバー氏(60歳:ドイツ)が、「今シーズン、再びシューマッハが世界タイトルを獲得する」と豪語している。
Willi Weber (C)Ferrari S.p.A
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これは地元ドイツの『シュツットガルト』紙に語ったもので、その中でウェバー氏は「これまでの準備をみて、フェラーリとシューマッハは昨年犯した過ちをすべて解決したと感じている。
したがって、彼が今年8度目のタイトルを獲るのは確実なことと私は思っているよ」と、自信をみせた。

弟ラルフがウェバー氏とのマネージメント契約を離れたいま、兄ミハエルが今年も成績不振で引退、とは考えたくないところだろう。

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バーレーンGPに新しいセーフティカー投入

この10年間、F1グランプリレースにオフィシャル・セーフティカーを提供しているメルセデス・ベンツは、このほど開かれたジュネーブ・モーターショーで最新のモデルを発表、開幕戦のバーレーンGPからさっそく投入することを明らかにした。
Mercedes CLK63 AMG F1 Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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それによると新型のセーフティカーは『メルセデス・ベンツ CLK63 AMGクーペ』と呼ばれる新車種で、最高出力481馬力を発生するV8-6.3リッター・エンジン搭載車という。
今年後半までにはすべて入れ替えられる予定。
なおレギュラー・セーフティカー・ドライバーは引き続きドイツのベルント・メイランダー氏が務めることになっている。

一方メディカルカー『C55 AMG』は、引き続き公式の医療用緊急車として今年もすべてのグランプリ・レースに派遣される。

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フェラーリ・ムジェロテスト3日目は雨(3/01)

1日(水)第3日目を迎えたフェラーリ・チームによるムジェロ・テストは、残念ながら低温に加えて前夜来のみぞれ混じりの雨のためウェットという悪コンディションになってしまった。

ドライバーは引き続きミハエル・シューマッハとフェリッペ・マッサ。
周回数は2人合わせても50周に届かず、プログラムの消化は翌日に持ち越された。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'23.564 17 248 F1 BS
2 F.マッサ BRA Ferrari 1'27.314 31 248 F1 BS

   * 2005 Test Time : 1'19.675 L.Badoer/Ferrari F2005 (3/18)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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