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2006年2月

2006/02/28

フェラーリはセットアップとエアロダイナミックス

27日(月)フェラーリ・チームはイタリアのムジェロ・サーキットにおいて単独テストをスタートさせた。
Ferrari Mugello Test (C)Ferrari S.p.A
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参加したのはミハエル・シューマッハとフェリッペ・マッサの2人で、1台の『248F1』を交互に走らせたが、最初は霧、最後は雨と残念ながらコンディションには恵まれなかった。

それぞれマシンのセットアップと共にエアロダイナミックスの評価を行い、シューマッハが47ラップを周回してベストタイム1'22.623、またマッサのほうは32ラップしてベストタイム1'24.249というものだった。

テストは明日もまた同じ顔ぶれで行われる予定になっている。

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『スーパー・アグリ・F1』、3月4日に東京で発表会

やっとサーキットを走り始めた新生『スーパー・アグリ・F1』チームだが、どうやらその日本国内での発表会が3月4日(土)東京都内で行われる見込みであることがわかった。
Super Aguri F1
superagurif1_press時期が中東バーレーンでの開幕直前ということでこの場に現物のF1マシン『SA05』が並ぶとは考えにくいが、佐藤琢磨&井出有治というドライバー・ラインナップのお披露目と、あるいはさらに第3ドライバー&テストドライバーの発表があるかも知れない。

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ポールリカール、さらに安全性を向上へ

ポールリカール・サーキットのフィリッペ・ガーディアン代表は、今後さらに革新的な安全システムを導入する方針であることを明らかにした。
Paul Ricard HTTT (C)Panasonic Toyota Racing
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それによれば、現在のガードレールやタイヤバリアやといった設備の代わりに、フレキシブルな弾性を持ったポリエチレン・ブロックをこれまたフレキシブルな金属シートによって補強されたものを設置するという。
説明によれば、設置は容易でメインテナンスも簡単。
安全性に対するコスト・パフォーマンスがたいへん高いという優れものなのだという。

正式名を『ポールリカール HTTT』 (ハイテク・テスト・トラック)と呼ばれる同サーキットは、現在でも高い水準の安全性を誇るが、これによりさらに安全性を増すことになりそうだ。
なお、同サーキットは現在バーニー・エクレストン氏が所有、トヨタ・チームがここを公式テスト・トラックとしている。

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ルノーのテストにはマシントラブル

27日(月バレンシア・サーキットで始められたシーズン前最後となる合同テストに、)ルノー・チームはテストドライバーのヘイキ・コバライネンにより2日間の予定で参加した。
Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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チームによれば、今日は開幕戦に備えレース・ディスタンスを走破、決勝レース用のタイヤ評価を行う予定だったというが、珍しく『R26』にマシントラブルが発生。
残念ながらその修復のために時間を取られ、この日の走行は54ラップに留まった。
これはこの日走行した5台で一番少ないものだった。

クリスチャン・シルク/チーフ・テスト・エンジニアは「トラブル修復のためにテストは混乱させられてしまったが、バーレーンに向けこうした問題点を洗い出すことは重要なこと。
またコバライネンは今日難しいコンディションにもかかわらず、とてもいい走りをした。
こういう状況ではドライビングのリズムを見出すのが難しいものだからね。
しかし今日走れなかった分、明日は忙しくなるな」

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シモンズ(ルノー)氏、「ミッドランドは情熱を欠いた」

昨シーズンWタイトルを獲得したルノー・チームのパット・シモンズ/テクニカル・ディレクターは、英『F1レーシング』誌でシーズンを振り返った中で、「ミッドランドは情熱を欠いた」と指摘した。
MF1『M16』 (C)Midland F1 Racing
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「だいたいミッドランドというチームはまだあるのかい?
私は最近見ていないんだが……。
彼らは去年ジョーダン・チームを買収してF1に乗り出してきたが、しかしそこには何も情熱が感じられなかったね。
エンジンはトヨタという優れたものを積んでいたにもかかわらず、チームとしては他に何の力も注がなかったんだ。
それでは進歩はないし、そもそも参加する意味もないというものだよ」

それでもチーム名が正式に『ミッドランドF1レーシング』に変更が認められた今年は、かなりやる気になっているように思えるのだが。

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井出有治、「これまでのステップアップよりは楽」

先週のバルセロナ合同テストで初めてF1ドライブを体験した井出有治だが、「これまでのステップアップよりは楽」と、ポジティブな姿勢を示している。
井出 有治 (C)Mobilecast Motorsport
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「F1へのステップアップという点についてはあまり心配していないんだ。
マシンが違うという意味で言えば、F3からフォーミュラ・ニッポンへの時のほうがよほど厳しいものだったと思うからね。
だから僕は、フォーミュラ・ニッポンのドライバーならグランプリ・レーサーになるだけのものはみんな持っていると思っている。
それより僕自身が気掛かりなのは、英語をもっと達者なものにすることと、F1グランプリのコースを学ぶことにあるんだけれどね」と、井出。

なお井出は2002年にフランスF3選手権に参戦の経験を持つ。(ランキング7位)

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フェラーリはムジェロで最終テスト(2/27)

27日(月)他チームの多くがスペインのバレンシアに終結する一方、ここでもフェラーリは独自テスト。場所は自分たちの庭とも言えるイタリア・トスカーナのムジェロ・サーキットを選択した。

参加したのはミハエル・シューマッハとフェリッペ・マッサというレギュラー・コンビで、マシンは1台の『248F1』をシェアして行なわれた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'22.623 47 248 F1 BS
2 F.マッサ BRA Ferrari 1'24.249 32 248 F1 BS

   * 2005 Test Time : 1'19.675 L.Badoer/Ferrari F2005 (3/18)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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バレンシア最終テスト開始、ロズベルグ最速(2/27)

27日(月)、約10日ぶりにバレンシア合同テストが再開された。
今回のテストがシーズン前最後の合同テストということになる。

この日参加したのはルノー、マクラーレン、そしてウィリアムズの3チーム。
トップタイムはウィリアムズのニコ・ロズベルグが記録したが、タイム的には前回テストのものより1秒以上遅いものとなった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'11.030 85 FW28 BS
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'11.298 146 MP4-21 ML
3 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'11.372 67 FW28 BS
4 H.コバライネン FIN Renault 1'11.451 54 R26 ML
5 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'13.055 71 MP4-20s ML

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/02/27

ルノー首脳、「打ち破るべきはホンダ!!」

これまでのオフテストでは、とりわけルノーとホンダの2チームの状況が良いように感じられるが、そのルノー・チームのパット・シモンズ/テクニカル・ディレクターは、やはり最大のライバルとしてホンダの名を挙げた。
Pat Symonds (C)Renault F1 UK
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「これまでのテスト結果を見る限り、ルノーとホンダとがわずかに抜きん出ているように思えるね。
もちろんこの時期にはスポンサーに対して印象づけるためとかに、ことさら速いラップタイムを追ったりするものだが、しかしウチとホンダのはそうしたものではない。
純粋に開発に専念した結果が表れている。それはわれわれの立場ならわかるものさ。
だから2006年シーズン、一番警戒しなくてはいけないのはこのチームかも知れないね。
あとはマクラーレンがすぐ近い所にいるし、フェラーリもまた上がってくることだろう。
ただシーズンは長いんだ。長い目で見極めないと、ね」

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ブルーノ・セナ、豪GPサポートのF3に出場へ

故アイルトン・セナ選手の甥であるブルーノ・セナ(21歳:ブラジル)が、今年のオーストラリアGPサポートレースであるF3に出場することがわかった。
Bruno Senna (C)Lotus Cars
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『ドド・F3レース』と呼ばれるこのイベントは、木曜日にプラクティスと公式予選を行ったあと、実に日曜日まで4日間に渡ってレースが行われるという過密さ。
セナはブロンテ・ランドル・モータースポーツF3チームからの出場となるが、この選手権で優勝すると、F3の最高峰イギリスF3選手権に、トップチームから参戦できる特典があるのだという。

ちなみに故アイルトン・セナは1983年のイギリスF3チャンピオン。
またF1オーストラリアGPでは1991年と1993年に優勝している。(いずれもアデレード)

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バトン、「信頼度が重要、いまそれを持っている」

オフテストで常に好調な走りを展開したホンダ・チームで、ジェンソン・バトンは慎重な言葉使いながら2006年シーズンの戦いに自信をみせている。
Jenson Button/Bahrain Circuit
(C)Honda Racing
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これは英『ITVスポーツ』に語ったもので、その中でバトンは「テストの結果で他と比べるのは難しいこと。
でも、間違いなくわれわれは今年異なるポジションにいると思うんだ。
われわれにとって最も重要なものは信頼度ということで、そしてそれを今年は持っているね。
バーレーン・テストでは3日間でなんと360ラップも周回したんだ。
これはマシンに信頼性があるということの証明に他ならないよね。
順調に走れたということは、様々なコンポーネンツが試せるということだし、タイヤをテストできるということなんだ。
僕には他のチームがなぜバーレーンでテストしなかったのかわからないけどね」と、締めくくった。

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井出有治、「契約はギャンブルだった」

今季『スーパー・アグリ・F1』チームから31歳という遅咲きのF1デビューを果たすことになった井出有治は、「これが最後のチャレンジ、契約はギャンブルだった」と伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で語っている。
井出 有治 (C)Mobilecast Motorsport
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「9月に新しいF1チームの噂が流れ始めてから、僕は友人でもある亜久里氏のこのチームにすべてを託すことに決めたんだ。
それからは、日本でレースを続けるためのに持っていたすべてのオファーを断ってしまった。
でもこれはまさにギャンブルだったね。
だって何の保証もなしにヨーロッパへと来たんだもの、あるいはこれで僕のレース人生がピリオドを打ってしまったかも知れなかったんだからね」と、契約無しの際どい状況でいたことを明かした。

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ウェバー、「今年もタイトルはアロンソ」

ウィリアムズ・チームのマーク・ウェバーは、「これまでのテストを見る限り、またチャンピオンはルノーのアロンソだな」との見方を地元豪州紙に示した。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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「F1で今年大きく変化することになるのは新世代のV8エンジン、それに再びタイヤ交換が導入されることなんかだけど、そのいずれにおいてもルノー・チームはすでに他よりも良い良い対応をしているよ。
前年のチャンピオン・チームがこれだもの、今年も彼らの優位は動かないと思うな。
とりわけ抜け出すのはアロンソだろうね。
僕は去年の彼の戦いぶりを見て、最もイージーなチャンピオンシップの一つだと思ったけれど、あるいは今年はもっと簡単なものになってしまうかも知れないよ」

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ホンダ、さらにV8エンジン バージョンアップへ

バルセロナでの合同テストを成功裏に終わらせたホンダ・チームだが、今週行われる最終のバレンシア合同テストでは、さらにバージョンアップさせた『V8-2.4リッター』エンジンをテストする見通しだ。
V8 F1 Engine (C)Honda Racing
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HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)の中本修平/エンジニアリング・ディレクターは「前回のテストではレース2回分の距離を走破するなど満足のいく結果が得られた。
そしていまわれわれは開幕戦に投入する最終スペックのエンジンをまもなく用意できる筈だ」と、語っている。

このため、当初バトン&バリチェッロとみられた次回のテスト担当ドライバーは、テストドライバーのアンソニー・デビッドソンになるかも知れない。

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モントーヤ、「スピードある でも自信はない」

マクラーレン・チームのファン・モントーヤは、ここまでのオフテストを振り返って「スピードはあるが、まだほんとうの自信はない」との微妙な見方を示した。
Juan Montoya (C)McLaren Group
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「先週のテストでは、ウェットコンディションにも見舞われたし、いくつかのマイナートラブルにも見舞われたたりしたよ。
でも『MP4-21』は確実にそのポールポジションを獲得アップさせているし、スピードも高い、信頼性も増している。
そうした意味ではわれわれは自分たちのマシンのパフォーマンスに自信を持っているけれど、でもテストのタイムで他チームと比較するのは元々無理なことだからね。
ほんとうの自信というものは、バーレーンGPで他車と真剣勝負の走りをしてからでないと生まれないだろうね」

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ジャン・トッド監督、60歳のバースデー

2月26日(日)に満60歳の誕生日を迎えるフェラーリ・チームのジャン・トッド監督だが、ますますこの跳ね馬チームへの想い入れを強くしていると語った。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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これは独『スポーツ・ビルト』誌に語ったもので、その中でこのフランス人は「フェラーリというのはすでに私にとってまるで宗教のようなもの。
1日1日、そしてそのすべての時間、チームのこと、F1のことを考えているよ。
決して休まる時なんてないんだが、しかしこの60歳の誕生日には、1日だけ休日にしようかね」

他の主要スタッフ同様、トッド監督のフェラーリとの契約も今年一杯とされるが、依然としてルカ・モンテツェモロ社長ら首脳からの信頼は厚い。

なお、日本で60歳といえば還暦。
赤ちゃんに戻るとして赤いちゃんちゃんこを着るが、トッド監督が赤いウェアを着ているのはこれとは関係がないらしい。

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モズレーFIA会長、F1燃料消費への批難を懸念

FIAのマックス・モズレー会長は、「F1にはコスト削減・安全面の強化だけでなく、将来的には石油燃料の枯渇という問題にも対処する必要がある」と英『サンデー・ミラー』紙で警告した。
Pitin Image (C)Honda Racing
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「燃料を大量に消費するモータースポーツとりわけF1は、石油消費という問題で敵視されかねないことにわれわれはもっと留意すべきだね。
現在F1マシンの燃費は1リッターあたりわずか1.4 kmでしかなく、チームは年間レースおよびテストで約20万リットルもの燃料を消費しているんだ。
近い将来に世界的な石油危機が起きた場合、こうしたF1は政治家から格好の標的にされてしまいかねないということだよ。
F1が政治的に『禁止』に追い込まれないためには、早いうちに対策を講じる必要がある」

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3月5日 鈴鹿サーキットで何かが明らかになる?

以前から噂になっている『ディレクシブ』、そして元F1ドライバーで現在はDTMで活躍するジャン・アレジ氏との関係だが、3月5日(日)に予定される恒例の『鈴鹿ファン感謝デー』に、この両者が顔を揃えることがわかった。
Jean Alesi (C)Mercedes Motorsport
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これは、鈴鹿サーキットがスケジュールを発表して判明したものだが、多忙のアレジ氏が単にデモランのためだけに来日するとは考えにくく、関係者の間ではこの日に何か将来の計画について発表があるかも知れないと注目されている。

この両者には、かねてマクラーレン・チームの旧ファクトリーを本拠に第2チームを運営するのではないかとの憶測が絶えない。

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2006/02/26

トヨタ・チーム社長、「新エアロ・パッケージに満足」

いち早く2006年新型車『TF106』を発表、テストに入ったトヨタ・チームは、今週さらに新仕様のエアロダイナミックス・パッケージを投入している。
John Howett (C)Panasonic Toyota Racing
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この結果についてトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)のジョン・ハウェット社長は「今回投入した新しいエアロダイナミックス・パッケージは、これまでのテスト結果を踏まえブリヂストンタイヤとのマッチングも考慮して開発されたものだ。
F1マシンの開発というのは留まるところを知らないものだが、開幕まであと2週間というこの時点での準備状況にわれわれは完全に満足している。
マシンの信頼性は非常に高いし、われわれはこのパッケージに自信を持っているよ。
あとはシーズンが始まって、実際に他チームと比較してどれくらいの戦闘力を持つのか確かめるだけだね」と、自信をみせた。

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バーレーン、マーシャル800人もシェイクダウン

2004年に初開催、今年は開幕戦という栄誉を得たバーレーンGPでは、パーフェクトな開催を目指してマーシャルの教育にもことさら力が入っているようだ。

同GPを開催するバーレーン国際サーキットのチーフ・マーシャルであるジャシム・イブラハム氏は『GDN』に、次のように語っている。
Bahrain Circuit (C)Ex.Sauber Motorsport AG
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「ボランティアによるマーシャルたちのトレーニングは、すでに先月から始められている。
今回はグランプリの安全面を最終確認するために、800人にも渡る全員を集めて本番レースさながらのシミュレーションを行うもの。
つまり、これがわれわれにとっての『シェイクダウン』になるんだ。
われわれが想定しているレース・アクシデント最悪のシナリオは、第1コーナーで4-5台以上のマシンが絡む多重事故が発生するというもの。
いやもちろかそれ以上の台数であっても、われわれは完璧に対応することだろう」

バーレーンGPはまだ経験が浅いので、指導にあたるのはオーストラリアGPの管理者とのこと。
マーシャルはベルギー、フランス、オランダ、イギリス、さらにドバイ、カタールなどから終結、年齢は18歳から55歳までで、このうち40人ほどが女性という。

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ロシターやグロックもスーパー・アグリの候補に

早くも金曜日のセッションに走る第3ドライバーに前ルノーのフランク・モンタニー(28歳:フランス)の名前が挙げられたが、英『オートスポーツ』誌によればさらにジェームス・ロシターやティモ・グロックらの名前も浮上しているという。
James Rossiter (C)Honda Racing
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ロシターは22歳イギリス人、アダム・キャロルと共にB.A.R・ホンダ・チームで若手育成ドライバーに入っているイギリス期待の星。
2005年はユーロF3シリーズランキングで7位となった。
(チャンピオンになったL.ハミルトンはマクラーレン系の若手選手)

またグロックは23歳のドイツ人。
2004年にジョーダン・チームで第3ドライバーを経験、昨年は米チャンプカー・シリーズに参戦してランキング8位。
現在は『GP2シリーズ』にも参戦している。

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ルノー・チーム、「フェラーリのガレージ いただき」

ルノー・チームのスティーブ・ニールセン/スポーティング・マネージャーが「今年はフェラーリのガレージをいただきだ」と、宣言している。
Pitin Image (C)Ferrari S.p.A
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「今年のレギュレーションで大きなポイントになるのはまたタイヤ交換が復活するということ。
2005年にも、例えばウェットになったスパのようにタイヤ交換というチャンスはなかった訳ではないが、本格的には2004年のものに戻るということだからね。
ともすると忘れてしまいがちだが、こうした作業はレースの重要なポイントになるもの。
われわれはそのためにバルセロナのテストでも練習を繰り返してきたよ。
さらに重要なことは、今年われわれはチャンピオン・チームとしてナンバーワン・ガレージを使用するということだ。
これにはそれだけで毎回コンマ何秒かのアドバンテージがあるというものさ。
ま、フェラーリには申し訳ないことだがね」

前年のコンストラクターズ順に決められるこのガレージで、フェラーリは実に2000年から2005年まで6年に渡ってナンバーワン・ガレージを独占し続けてきた。

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エクレストン氏、「シューマッハ引退しても困らない」

昨シーズン不振を極めたとはいえ、稀代のチャンピオン、ミハエル・シューマッハはF1シーンになくてはならない存在だが、バーニー・エクレストン氏は「別にシューマッハがいなくなっても困らない」との発言を独『ビルト』紙で行っている。
Bernie Ecclestone (C)Honda Racing
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「もしほんとうに今年一杯でシューマッハが引退したならば、F1ファンの多くが離れるなんて言う者がいる。
しかし彼がいなくなってもF1の人気が下がりはしないよ。
F1では、2レースか3レースもやればまた新しいスーパースターなんて出て来るものなんだ。
そもそもF1の存在自体を超えるドライバーなんていやしないんだ」

しかし同氏はアロンソのマクラーレンのと契約をかねて酷評していて、次代のスターがアロンソであるとは考えていない模様だ。
同氏の頭にはもっと若い世代であるロズベルグ、ピケ、コバライネンらがあるのだと言われている。

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マックス・モズレーFIA会長、「引退の準備はできている」

先にFIA会長に再選されたばかりのマックス・モズレー氏だが、「すでに引退の準備はできている」ことを明らかにした。
Max Mosley
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これは伊『アウトスプリント』誌などが伝えたもので、それによれば同会長は「現在FIAが抱えている問題が解決されれば、私は今の地位を離れるつもりだ。
そしてすでにそのための準備はできている」と語った。

解決されるべき問題とは2008年からの新コンコルド協定と対立する新F1シリーズのことを指すとみられ、また準備とは後任会長の人選であるとみられるが、いまのところ具体的な名前は挙げられていない。

また同会長は「前回私を攻撃した人たちが、いまは私の会長の職から最も大きい利益を受けている」とも語っている。

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2006/02/25

トヨタ バルセロナテスト・ニュース(2/24)

toyota_newlogo_sF1バルセロナ合同テスト終了 “TF106”実戦仕様決定へと着実な成果
来週バレンシア・サーキットでシーズン開幕前の最終テストを行い、第1戦バーレーンGPへ

パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで3日間に渡って参加していたF1合同テストを終了した。
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリの2人は多くの周回をこなし、有意義なデータを収集する実りの多いテストとなった。
チームはこれらのデータから、開幕戦へ向け“TF106”の最終仕様を決定する。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、来週3月1日(水)と2日(木)の2日間、スペインのバレンシア・サーキットで、2006年シーズン開幕前の最後となるテストを行う。

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レッドブルもピットストップ練習に励む

24日(金)最終日を迎えたレッドブル・レーシングのバルセロナ・テストは、明暗双方を含む1日となった。
Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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『RB2-02』を駆ったクリスチャン・クリエンは午前のセッションでセットアップにトライ。
各チームが予選のシミュレーションを始めるまでは終始タイムシートのトップに位置する順調ぶりをみせた。
残念ながら最後はエンジントラブルにより早いテスト終了を余儀なくされたクリエンだが、それでも52ラップを周回してベストタイム1'14.613はこの日3番手となるものだった。

一方のデビッド・クルサードにもトラブル。
ただしこちらはマシントラブルによるものではなくて、クルサード自身に帰来するもの。
背中の痛みを訴えたクルサードは、5周しただけで大事を取ってテストを切り上げることとなった。

その『RB2-03』を引き継いだのはテストドライバーのロバート・ドーンボスで、ピットストップ練習を行ったため有効なラップタイムは記録されなかった。

このチームも来週バレンシア・サーキットで最終テストを予定している。

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ホンダ、ロングランで決勝レース用タイヤを評価

ホンダ・チームは24日(金)、3日間に渡った今回のバルセロナ・テストを終了した。
参加したのはバリチェッロとテストドライバーのアンソニー・デビッドソンの2人。
Honda Team Trio (C)Honda Racing
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バリチェッロが引き続き『RA106-04』のセットアップを続けると共にエアロダイナミックスを評価。トータル108ラップを周回してベストタイム1'14.422を記録、これは11台中2番手になるもの。

またデビッドソンはマシン・バランスを向上させると共にロングランを行って決勝レース用のタイヤを評価。
トータル129ラップを周回してこちらはベストタイム1'15.107を記録し5番手となった。
デビッドソンは「12月にここで初めてコンセプトカーをドライブして以来、チームは大きな進歩を遂げている」と、テストの成果を強調した。

ホンダ・チームも来週バレンシア・サーキットで最後のテストを予定。
バトン&バリチェッロが参加することになっている。

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ルノー、最終日は予選とピットストップ練習

ここまで順調な仕上がりぶりをみせているルノー・チームは、24日(金)もフェルナンド・アロンソ&ジャンカルロ・フィジケーラでバルセロナ・テスト最終日を迎えた。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
拡大します
開幕まで2週間というところで、チームはこの日2006年シーズンの新予選方式に合わせたテスト、そしてピットストップの練習を重点に行った。

アロンソは計12回に渡るピットストップ練習で、燃料補給、タイヤ交換、そしてウィングの調整など本番を想定したメニューを繰り返すと共に予選のシミュレーションを行い、トータル96ラップを周回、ベストタイム1'14.081を記録してこの日走行した11台中のトップに位置してみせた。

またフィジケーラもアロンソとほぼ同一のプログラムを逆のスケジュール。
予選シミュレーションのあとピットストップの練習を繰り返した。
こちらはこの日97ラップを周回、ベストタイム1'14.520で3番手となっている。

チーフ・テスト・エンジニアのクリスチャン・シルクシルバーストーンは「引き続きマシンには何のトラブルもなく順調なテストが行えた。
また今日はすべてのレースチーム・メンバーが終結、本番レースに備えて重要なピットストップの練習を行った。
来週、バレンシアで2日間のテストがあるが、次はレース・シミュレーションを行う予定だよ」と余裕をみせた。

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クリエン(レッドブル)への暴行容疑 晴れた?

レッドブル・レーシングのクリスチャン・クリエンについて暴行容疑が掛けられていたが、どうやらこれが晴れた模様だ。
Christian Klien (C)RedBull Racing
拡大します
地元紙が報じたこの事件について、クリエンは当初から誤解であるとして無実を主張していたが、このほどオーストリアの国営放送会社『QRF』は、入院していた被害者がクリエンに対する主張を撤回したということだ。

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マレーシアGP主催者、ランカイ島でデモラン計画

マレーシアGP主催者が、来週ランカイ島でデモンストレーション・ランを行う計画を明らかにしている。
Langkawi Image
langkawiこれは同GPの主催者であるセパン・サーキットのアームド・ムスターファ/ゼネラル・マネージャーが明らかにしたもの。
ランカイ島はマレーシア北部インド洋に位置するリゾート地で、欧米や日本の観光客にも人気の島だが、これまでのところサポートレースのポルシェGT3やフォーミュラ・BMWのマシンだけで、まだF1マシンの参加は同意が得られていないとのこと。

バーレーンやマレーシアなど、新興地域のF1グランプリはいずれも観客動員に悩んでおり、それぞれ盛り上げのためユニークな企画にアイデアを競っている状況だ。

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スーパー・アグリ首脳、「チームが一つになった」

チーム設立後最初のテストを終え、『スーパー・アグリ・F1』のマーク・プレストン/チーフ・テクニカル・オフィサーは次のように語っている。
Super Aguri F1
superagurif1_logo「今回のテストでは事前に予想していたよりもずっと多くのものを得ることができた。
マシンの面で言えば、初期トラブルはあったものの、各部のシステムチェックと共に最終日にはタイヤテストまで行うことができたからね。
そして何より今回のテストでチームがまさに一つになったことが大きい。
このところすごいハードワークを続けてきたので全員が疲れ切っていたが、いまはみんな高いモチベーションで燃えているよ。
この勢いで来週のシルバーストーン・テスト、そして開幕の地バーレーンへと向かいたい」

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佐藤琢磨/スーパー・アグリ、初期テスト終える

23日(木)バルセロナ合同テストに参加したスーパー・アグリの佐藤琢磨は、最下位タイムながらトータル58ラップを周回して今回のテストを終了した。
佐藤 琢磨
saf1_sa05_3当初、午前のセッションで佐藤琢磨が、午後のセッションでは再び井出有治が乗る予定でいたものの、マシンにギヤボックス関連のトラブルが発生してしまい、この修復に時間を取られたために井出にその機会は訪れなかった。

今回、とりあえず走行するため最低限のチェックは行えたものの、実はマシンはまだほとんど旧アロウズ『A23』そのままということで、現在のレギュレーションに合致していない部分があるという。

このためチームでは来週、最新のレギュレーションに合わせたウィング等のエアロダイナミックス・パッケージを装着してシルバーストーンで確認テストを予定。
これが開幕戦バーレーンGP前、最終テストということになる。

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バルセロナ合同テスト4日目 依然ルノーvsホンダ(2/24)

24日(金)最終日を迎えたバルセロナ合同テストは、初日から参加していたマクラーレン、ミッドランド、スーパー・アグリらが終了、ルノー、トヨタ、ウィリアムズ、ホンダ、そしてレッドブルの5チームによって行われた。

この日トップタイムをマークしたのはアロンソだが、これにバリチェッロが続くという、相変わらずルノーvsホンダの図式が繰り返されている。

レッドブルのクルサードは背中に痛みを訴えてテストを中断。
これを受けてドーンボスがピットストップの練習のみ行った。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.アロンソ ESP Renault 1'14.081 96 R26 ML
2 R.バリチェッロ BRA Honda 1'14.422 108 RA106 ML
3 G.フィジケーラ ITA Renault 1'14.520 97 R26 ML
4 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'14.613 52 RB2 ML
5 A.デビッドソン GBR Honda 1'15.107 129 RA106 ML
6 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'15.029 41 FW28 BS
7 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'16.024 100 TF106 BS
8 R.シューマッハ GER Toyota 1'16.288 41 TF106 BS
9 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'16.687 5 RB2 ML
10 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'18.130 68 FW28 BS
11 R.ドーンボス HOL RedBull Ferrari -------- -- RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/02/24

バレンシア・サーキットもベルギーGP代替開催に名乗り

今年のベルギーGPの開催がなくなったことを受け、今度はスペインのバレンシア・サーキットも代替開催に名乗りを上げていることがわかった。
Valencia GP (C)Honda Racing
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それによれば、すでにバレンシア州知事が23日(木)バーニー・エクレストン氏と直接会談を行ったという。

地中海に近い同サーキットは、気候が温暖なことから冬のF1テスト地としてよく使用されており、また2輪モトGP開催では有名な所だが、F1レースを行うにはコース、ピット等設備共に手狭なこと、またストレートが傾斜していることについても不安面が指摘されている。

モトGPやWRC(世界ラリー選手権)の人気に比べ、これまでF1人気はいまいちとされたスペインだが、フェルナンド・アロンソの活躍で最近は大きな盛り上がりをみせている。

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ライコネン、「マシンはこの数週間で大きく進歩した」

実質的に開幕前最後のテストとなるバルセロナ合同テストを終えたマクラーレンのキミ・ライコネンは、「マシンはこの数週間で大きく進歩した」と語り、一部にある『MP4-21』不安説を一蹴した。
Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
拡大します
「この数週間で、僕たちのマシンは大きく進歩したと感じるよ。
僕たちはチーム一丸になって、自分たちが必要としているスピードと信頼性を見出すためにマシンを開発し続けているんだ。
そしていま、間違いなくそれらは良い方向に向かっていると言えるね。
とりわけ今回のバルセロナ・テストではエンジンの信頼性もあったし、しっかりと距離を重ねて走ることができた。
もちろんまだやるべき仕事はあるけれど、僕たちはいますごくポジティブだよ」

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トヨタ バルセロナテスト・ニュース(2/23)

toyota_newlogo_sF1バルセロナ合同テスト2日目 開幕戦へ向けタイヤテストに注力
ラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリの2人が、それぞれ1日で100周を走破

パナソニック・トヨタ・レーシングは、F1バルセロナ合同テスト2日目を迎えた。
早朝こそ気温の上昇を待ち、ライバルチームよりも1時間ほど遅れたスタートとなったが、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリの2人が、着実にテストを進行した。
この日も、開幕戦バーレーンGPへ向けたタイヤ決定のためのテストを継続し、両ドライバー共に100周以上を走破。
分析のための非常に多くのデータを収集した。

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マクラーレン、距離を重ねて信頼性つかむ

21日からバルセロナ合同テストに参加していたマクラーレン・チームは、第3日目となる23日(木)、今回のテスト日程を終了した。
Juan Montoya/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
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この日も参加したのはキミ・ライコネンとファン・モントーヤの2人でマシンは『MP4-21』。
共にマシンのセットアップを詰めると共に、走行を重ねてバーレーンGPへの準備を進めた。

モントーヤはこの日トータル131ラップを周回してベストタイム1'14.588で14台中の5番手に。またライコネンは80ラップしてベストタイム1'15.475でこちらは6番手に位置した。

2台の『MP4-21』による今回のテストでの走行距離は計2,198キロにも及び、チームはその信頼性に自信を深めている。

来週バレンシア・サーキットで行われねテストには別の『MP4-21』と『MP4-20』が使われ、今回使用された2台の本番用マシンはバーレーンGPに向けてファクトリーで最終チェックを受けることになる。

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ミシュラン、「ルノーのモチベーション落ちていない」

ミシュランタイヤのF1プログラム・ディレクターであるニック・ショラック氏は、「ルノー・チームのモチベーションは落ちていない」として、今年もチャンピオンの最有力候補に挙げた。
Michelin Tyre (C)McLaren Group
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「世界タイトルを獲得したことは、ルノー・チームのモチベーションや決心を何ら揺るがせるものにはなっていないと感じる。
マネージメントからメカニック部門に至るまで、彼らのやる気は昨シーズンと全然変わっていないよ。
これまでのテストをみて、われわれのユーザーであるルノー、マクラーレン、そしてホンダが先頭にいると評価している。
もちろん(ブリヂストン陣営の)フェラーリが今年も去年のままということはないし、またトヨタやウィリアムズも1度か2度は驚かせることはあるだろうが、総じてわれわれのほうが有利だと確信しているね」

昨シーズンまでで、ブリヂストンのF1通算95勝に対しミシュランは93勝。
2006年一杯でF1からの撤退が決まっているミシュランは、明らかに『勝ち逃げ』を狙っている。

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レッドブル、セットアップとタイヤ評価進める

23日(木)レッドブル・レーシングによるバルセロナ合同テストは引き続きデビッド・クルサード&クリスチャン・クリエンのレギュラー・コンビにより共に『RB2』で参加した。
Redbull『RB2』 (C)RedBull Racing
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『RB2-03』号車のクルサードはサスペンション・テストとセットアップ、そしてエアロダイナミックスの評価を行い、54ラップを周回してベストタイム1'16.034を記録して14台中9番手に。

また『RB2-02』号車クリエンのほうはエアロダイナミックスの評価とミシュランのタイヤ開発。
さらにロングランを行いながらこの日トータル55ラップを周回してベストタイム1'16.923を記録して12番手になった。

チーフ・テスト・エンジニアのイアン・モーガン氏は「多少のトラブルはあったが、昨日よりずっとコンディションはいい。
実はクリエンのマシンには新しいレース仕様のエンジンとギヤボックス・パッケージが搭載されていたんだ」と明かした。

明日は予選&レースのレースウィーク・シミュレーションを行う予定という。

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ルノー・デュオ、開幕に向けて自信深める

23日(木)ルノー・チームのバルセロナ合同テストも第2日目を迎えた。
この日もアロンソ&フィジケーラのラインナップで、マシンはもちろん『R26』だ。
Renault Team Duo (C)Renault F1
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路面温度は低かったものの、両ドライバー共に主要な問題に遭遇することなく予定通りのテスト・プログラムを消化させた。

このところ自信を深めているフィジケーラは基本的なセットアップ・プログラムを完了、満足のいくパフォーマンスでこの日トータル125ラップを周回、ベストタイム1'13.971はホンダのバトンに続く14台中2番手になるもの。

またアロンソは午前、レース・ディスタンスに挑み、こちらも十分なパフォーマンスを発揮。
午後にはエアロダイナミックスを評価すると共にマシンのセットアップをさらに煮詰め、この日トータル113ラップを周回してベストタイムは1'13.977で3番手となった。

チーフ・テスト・エンジニアのクリスチャン・シルク氏は「もう開幕はすぐなので、今日はもっぱらレースの準備を行った。われわれのマシンには今日も何も問題なかったし、両ドライバー共にそのパフォーマンスに自信を増している。
チーム全体が開幕に向けて高いモチベーションを持っているよ」と、自信をみせた。

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ホンダのバトン、116ラップ周回してトップタイム!

23日(木)ホンダ・チームは再びバトン&バリチェッロの顔ぶれでバルセロナ合同テストに参加した。
Honda『RA106』Tail End (C)Honda Racing
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気温は低いもののよく晴れたこの日、引き続きバトンは『RA106-02』号車で午前中はエアロダイナミックスとタイヤの評価で49ラップ。
午後はさらにブレーキのテストも加えながらトータル116ラップを周回、ベストタイム1'13.935を記録してこの日タイムシートのトップに名前を刻んだ。
このタイムは自身が『V10-3.0リッター』時代に出した去年4月のテスト・レコードタイム1'13.527に迫るもので、早くもスピード削減というFIAの目論見を打ち砕く(?)ものとなってしまった。

一方この日も新車の『RA106-04』号車を駆ったバリチェッロは、マシンのセットアップと共にエアロダイナミックス評価を進めて午前のセッションで48ラップ、午後はタイヤ評価も行いながらトータル119ラップを周回して14台中4番手となる1'14.266を記録した。

明日の最終日はバリチェッロはそのまま、テストドライバーのアンソニー・デビッドソンがバトンと交代する予定。

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BRDC、シルバーストーン再開発計画先送りに

イギリスGPの開催地シルバーストーン・サーキットを保有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)は、先に同地の再開発計画の業者を決定、推進する方向でいたが、このほどこれを延期することを決めた。
2004 British GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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しかし再開発にあたるイギリスの大手デベロッパー『セント・マドウェン』が示した案に、住宅建設があることがわかったことからBRDC内部で紛糾。
再開発案を決定する筈の今週の委員会も延期され、先行きは不透明な状況となっている。

イギリスの伝説的スターであるスターリング・モス氏は「われわれはメンバーの利益だけでなく、この国のモータースポーツの遺産を守る義務がある」と、話している。

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イモラ・サーキットもティルケ氏の手に

伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙は、かねて課題となっていたイモラ・サーキットの改修計画について、マックス・モズレーFIA会長とバーニー・エクレストン氏らからゴー・サインが出されたと報じた。
Imola Circuit (C)Ex.Jordan Grand Prix
拡大します
改修は総額1,200万ドル(約14億ドル)という大規模なもの。
ただし改修を請け負うのは、最近のF1サーキット建設の多くを手掛けるヘルマン・ティルケ氏の事務所ということで、歴史あるイモラもまた普通の近代サーキットになるか。

イモラは現在サンマリノGPの開催サーキットだが、コース幅が狭いなど問題点が指摘されていた。
また1994年、かのアイルトン・セナ(当時ウィリアムズ)が死亡するアクシデントを起こしたことでも知られる。

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カザフスタンにもF1誘致計画

マレーシアの『国立通信社』が、東欧カザフスタン共和国でF1開催計画が持ち上がっていることを伝えた。
Malaysia Airport
airport_illustそれによれば、カザフスタンが新たに建設を予定する新サーキットについて、マレーシア空港の支援を得るため同国政府のアスカール・マミン大臣がクアラルムプールを訪れているというもの。

新設サーキットの場所はカザフスタン中央北部のアスタナであるということだ。
なおこの地域では大国ロシアもF1開催を狙っていることが伝えられている。

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イモラ・テストは3日連続のウェット路面(2/23)

イモラ・サーキットでのBMWとトロ・ロッソによるテスト、第3日目のこの日は雨は降らなかったものの、朝方までの雨で路面は完全にウェット。
残念ながらこれで3日連続のウェットコンディションとなってしまった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 J.ビルニューブ CAN BMW 1'30.866 92 F1.06 ML
2 R.クビサ POL BMW 1'31.939 86 F1.06 ML
3 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'38.290 34 STR-01 ML

   * 2004 Test Time : 1'19.664 M.Schumacher/Ferrari F2004 (2/25)
   * 2006 Test Time : 1'36.420 N.Jani/Toro Rosso STR-01 (2/21:Wet)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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バルセロナ合同テスト3日目 佐藤琢磨58周(2/23)

23日(木)、バルセロナ合同テストは第3日目を迎えた。
トップタイムをマークしたのはホンダのバトンで、これに同じく好調ルノーのフィジケーラ、アロンソの2人が続くという図式で、この3台だけがタイムを1分13秒台に入れた。
バトンは自身が持つ『V10-3.0リッター』でのレコードタイムに迫ってみせた。

また4番手にもホンダのバリチェッロがつけ、これにマクラーレンの2台が続くという、現在の状況をよく表したタイムシートになったと言えそうだ。

注目のスーパー・アグリはこの日再び佐藤琢磨がドライブ。
58ラップを周回してベストタイム1'19.787はトップの前僚友バトンから5.85秒差にまで詰めた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 J.バトン GBR Honda 1'13.935 116 RA106 ML
2 G.フィジケーラ ITA Renault 1'13.971 125 R26 ML
3 F.アロンソ ESP Renault 1'13.977 113 R26 ML
4 R.バリチェッロ BRA Honda 1'14.266 119 RA106 ML
5 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'14.588 131 MP4-21 ML
6 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'15.475 80 MP4-21 ML
7 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'15.774 83 FW28 BS
8 R.シューマッハ GER Toyota 1'15.973 97 TF106 BS
9 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'16.034 54 RB2 ML
10 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'16.057 103 TF106 BS
11 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'16.128 97 FW28 BS
12 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'16.923 55 RB2 ML
13 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'17.142 79 M16 BS
14 佐藤 琢磨 JPN SuperAguri Honda 1'19.787 58 SA05 BS

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/02/23

ラルフ、「今年も兄貴にタイトルのチャンスない」

今シーズン、タイトル奪還に燃えるミハエル・シューマッハだが、弟ラルフは「今年も兄貴にタイトルのチャンスはないだろう」との悲観的な見方を『F1レーシング』に語っている。
Michael & Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
「僕には今年もフェラーリがタイトルを獲れるクルマであるとは思えないね。
したがって、今年も兄貴に8度目のチャンピオン獲得は無理だと思うんだ。
ただ去年原因と言われたタイヤについては、トヨタだって今年は同じブリヂストンを使うんだからそれが原因になるなんて思わないけれどね。
これが良くなることは僕たちにとってだってハッピーなんだから」

2007年シーズン、フェラーリがどの程度の戦闘力を持つかは、シューマッハ自身の去就に関係があるだけでなく、ライコネンやモントーヤなど他のドライバーにも影響を及ぼしかねない状況になっている。

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トヨタ バルセロナテスト・ニュース(2/22)

toyota_newlogo_s F1バルセロナ合同テストに参加 新空力パッケージで本格テスト開始
ヤルノ・トゥルーリと共に、ラルフ・シューマッハーも新パッケージでの初走行

シーズン開幕戦バーレーンGPまでわずか17日間と迫る中で、パナソニック・トヨタ・レーシングは、冬季テストプログラムの最終段階へと進むべく、再びスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットでの合同テストに参加している。
今週のバルセロナテストには、全てのチームが2006年仕様のF1カーを持ち込み、最後の仕上げと調整を行うため、大きな注目が集まる。

先週末、トリノ・オリンピックのスキージャンプや様々なクロスカントリーイベント観戦を楽しんだヤルノ・トゥルーリは、チームメイトのラルフ・シューマッハーと合流。
先週火曜日にバレルンガ・サーキットでヤルノ・トゥルーリが初走行を行った、新空力パッケージのテストを継続するのに加え、チームは幾度かのピットストップ練習を行い、ブリヂストンタイヤのデータ収集も継続した。

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イモラのトロ・ロッソ、「条件は昨日より悪い」

22日(水)、前日に続いてイモラ・サーキットでのテストに臨んだ『スクーデリア・トロ・ロッソ』だったが、残念ながらこの日も悪天候でコースはウェットコンディションだった。
STR『RB1』 (C)Scuderia Toro Rosso
拡大します
チームはビタントニオ・リウッツィとスコット・スピードという今シーズンのレギュラー・ドライバー2人で参加したが、ウェットタイヤでの走行を強いられたため、主にピットストップの練習などを繰り返したという。

チーフ・エンジニアのローレン・メキース氏は「条件は昨日よりも悪くて参ったね。
明日はなんとか晴れてくれないと、プログラムが消化できないよ」と、ぼやき節だった。

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BMW・チームのイモラ・テストは雨模様

『BMWザウバーF1』チームは、22日(水)からイタリアのイモラ・サーキットでのテストにジャック・ビルニューブ、そしてテストドライバーのロバート・クビサという顔ぶれで参加した。
『F1.06』Nose (C)BMW Sauber F1
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しかしこの日はあいにく悪天候で路面もウェットコンディション。
残念ながら、両ドライバー共に予定していた開発プログラムを行うことはできず、チームは止むなくウェットでのスタート練習とシステムチェック等を行いながら、ミシュランのインターミディエイトとウェットタイヤの比較等を行った。

ビルニューブは57ラップしてベストタイム1'30.804、またクビサは53ラップを周回してこちらはベストタイム1'32.553を記録している。
明日ドライになれば、ミシュランのドライタイヤの評価、そしてエアロダイナミックスや冷却系のチェックを行うとのことだ。

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ライコネン、マクラーレンの高額オファー断る

現チャンピオン、フェルナンド・アロンソが2007年から加入することで注目を集めるマクラーレン・チームのキミ・ライコネンだが、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙はライコネンがマクラーレンからの高額オファーを断ったと報じている。
M.Schumacher & K.Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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それによれば、呈示された契約金は3年間で6千万ユーロ(約84億円)という巨額なもの。
1年あたりにすれば28億円ということで、これが事実ならトヨタのラルフ(19億円?)を上回り、現役最高フェラーリのシューマッハ(44億円?)に次ぐ高額のものとなる。
しかし同紙によればライコネンはすでに2007年フェラーリ移籍の密約があるため、これに応じなかったということだ。
ただし2007年シューマッハがチームメイトとしてライコネンを受け入れるとは考えにくく、鍵は依然としてシューマッハ自身の去就如何に掛かっていると言えそうだ。

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バリチェッロは新車投入、バトンはマシン・バランス改善

22日(水)ホンダ・チームはバトン&バリチェッロのレギュラー・ドライバーでバルセロナ合同テストに合流した。テストは3日間の予定。
Rubens Barrichello/Honda『RA106』(C)Honda Racing
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マシンはバトンが『RA106-02』号車を、そしてバリチェッロのほうはこの日ブランニューとなる『RA106-04』号車を初めてドライブした。

2台はお昼前、路面温度がテストに適切になると共に走行を開始し、セットアップを行ったバトンはマシン・バランスの改善を図り、午前のセッションで25ラップを周回した。
またバリチェッロのほうはまず新車のシステムチェックを行い、その後セットアップを行って21ラップを周回した。

すっかり暖かくなった午後のセッションで、バトンはさらに62ラップを重ね、ベストタイム1'15.969を記録して14台中の4番手となった。上位4台はすべて1分15秒台だ。
バリチェッロのほうは午後のセッション、エアロダイナミックスの評価も行いながら65ラップを周回、ベストタイム1'16.486で7番手となっている。

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前ジャガー首脳、レッドブル・レーシング離脱

元ジャガー・チームのマネージング・ディレクターで、現在レッドブル・レーシングに在籍するデビッド・ピッチフォース氏が、このほどそのF1でのキャリアを終えることがわかった。
David Pitchforth (C)Ford Racing
拡大します
ピッチフォース氏はイギリス・ハダースフィールドのデザイン大学で学んだあとアメリカに渡り、NASCARやレイナードで活躍、ジャガー・チームでも当初エアロダイナミックスなどを担当した。
チームがレッドブルに買収されたあとも留まったものの、実質的には『ガーデニング休暇』状態にあったという。

レッドブルを離れた同氏は、ヘリコプター大手の『アグスタウェストランド』社に移籍するということだ。

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井出有治のテストは「F1マシン完熟が目標」

バルセロナ合同テスト日目の22日(水)、周囲の予想に反してスーパー・アグリ『SA05』のステアリングを握ったのはセカンド・ドライバーの井出有治のほうだった。
Super Aguri F1『SA05』
(C)Circuit de Catalunya

y_ide_taillampこれについて同チームのチーフ・テクニカル・オフィサーであるマーク・プレストン氏は「今日のテストは、井出にF1のダウンフォース・レベルとパワーに親しませること。合わせて『SA05』のシステムチェックのためになるべく多くの距離を走ることにあった。
残念ながら最後はギヤボックスをコントロールするエレクトロニクス系にトラブルが出てストップしてしまったが、44ラップもの周回を重ねることができた」と説明。

井出有治については、2005年シーズンのフォーミュラ・ニッポンでランキング第2位であるためすでにF1スーパーライセンス発給の資格は得ているものの、今回のテストではまだ「未取得者」であることを表す「若葉マーク」ならぬ「緑のテールランプ」を点滅させての走行となった。

プレストン氏は「今はタイムを出すことが目的ではない」と言うが、今日の段階ではトップのマクラーレンから9.232秒遅れの112%というところで、これは微妙?

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マクラーレン・デュオはセットアップに集中

22日(水)、前日も2番手タイムを記録したマクラーレンのライコネンが、この日はトップタイムを記録してそのスピードぶりを見せつけた。
Kimi Raikkonen/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
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この日のマクラーレンはライコネン、モントーヤ共に『MP4-21』のセットアップに集中したが、路面コンディションは前日から大きく改善されたものの、他チームのトラブルによる実に9回というセッションの赤旗中断により、思うような走行を重ねることはできなかったという。

結局この日ライコネンは96ラップ(ベストタイム1'15.223:1位)、またモントーヤは87ラップを周回してベストタイム1'16.538で14台中8番手となった。

マクラーレン・チームは明日も同じ顔ぶれでテストを継続する予定になっている。

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フィジケーラ、「今年のマシンのほうが自信ある」

これまでのオフテストでもチャンピオン・チームらしい王者の走りを見せつけているルノーだが、中でもジャンカルロ・フィジケーラはご機嫌な様子をみせている。
Giancarlo Fisichella (C)Renault F1 UK
拡大します
「去年のクルマではアロンソが調子いい一方で、僕のほうはちょっと苦しんでいたんだ。
あのクルマ自体、アロンソのほうに合っていたものだったからね。
でも今年のは僕に合っていると思う。とりわけリヤの挙動が良くなったんだ。
もちろんエンジンはパワーを失ったけれど、クルマのほうではさらに進歩したね。
ドライブがとても快適で、走っていてとても楽しいもの。
これなら今シーズンはタイトルだって可能だと思っているんだ」と語るフィジケーラは、22日のバルセロナ合同テストでもトップのライコネンに肉薄する好調ぶりを示した。

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モンタニー、『スーパー・アグリ』第3ドライバー候補に

まだやっと2人のレギュラー・ドライバーが走り始めたばかりの新生『スーパー・アグリ・F1』チームだが、早くも第3ドライバーの名前が取り沙汰され出した。
Frank Montagny (C)Renault F1 UK
拡大します
名前が上がっているのはフランク・モンタニー(28歳:フランス)。
去年までルノー・チームのテストドライバーだったが、実戦の場を求めて離脱。
今季、米チャンプカー・シリーズのシートを探ったと伝えられるが、いまのところフリーとなっている。
トップチームで積んだ経験は確かで能力的には問題ない。

ただし、現在同チームは開幕戦バーレーンGPのグリッドに2台のマシンを並べるだけで精一杯。
その後はレースをしながら並行して自ら製作の『SA06』(仮称)の開発に取り掛かることになるため、金曜日のフリー走行セッションで走らせる第3カーが登場するのは相当先ということになりそうだ。

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FIA、統一『ECU』の導入に動き開始

FIAはコスト削減と不法行為防止を狙い、2008年から各チームとも統一されたECU(エンジン・コントロール・ユニット)を導入するよう呈示しているが、いよいよ具体的にその入札を行うことを明らかにした。
BMW V8 F1 Engine/Bench Test (C)BMW Motorsports
拡大します
チームによっては、これは技術革新の妨げになるとして反対の声もありいまのところ統一ECU導入は各チームの合意を得ている訳ではないが、それとは関係なく開発は動き出すことになる。

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イモラではトロ・ロッソに加えBMWもテスト開始(2/22)

22日(水)イモラ・サーキットでのテストは、前日のトロ・ロッソに加え新たにBMWが加わって行われた。
参加したのはトロ・ロッソがリウッツィとスピード、またBMWはビルニューブとテストドライバーのクビサ。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'29.087 48 STR-01 ML
2 J.ビルニューブ CAN BMW 1'30.804 57 F1.06 ML
3 R.クビサ POL BMW 1'32.553 53 F1.06 ML
4 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'33.410 44 STR-01 ML

   * 2004 Test Time : 1'19.664 M.Schumacher/Ferrari F2004 (2/25)
   * 2006 Test Time : 1'36.420 N.Jani/Toro Rosso STR-01 (2/21:Wet)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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バルセロナ合同テスト2日目 井出有治走る(2/22)

22日(水)バルセロナ合同テストは第2日目。
この日からさらにルノー、トヨタ、そしてホンダが新たに加わり、総計8チームでの大規模テストとなった。

トップタイムをマークしたのは最近スピードを取り戻しつつあるマクラーレンでライコネン。しかし依然としてまだ信頼性には不安があるとの見方が強いようだ。
同じ15秒台にはさらにルノーとホンダが入り、ここでもその順調な仕上がりぶりが目立った。
2日目となるスーパー・アグリはこの日セカンド・ドライバーの井出有治が初登場、最下位タイムながらも43ラップを周回した。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'15.223 96 MP4-21 ML
2 G.フィジケーラ ITA Renault 1'15.500 92 R26 ML
3 F.アロンソ ESP Renault 1'15.801 93 R26 ML
4 J.バトン GBR Honda 1'15.969 88 RA106 ML
5 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'16.193 93 TF106 BS
6 R.シューマッハ GER Toyota 1'16.381 47 TF106 BS
7 R.バリチェッロ BRA Honda 1'16.486 66 RA106 ML
8 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'16.538 87 MP4-21 ML
9 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'16.927 35 RB2 ML
10 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'18.212 12 RB2 ML
11 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'18.265 88 FW28 BS
12 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'19.300 28 M16 BS
13 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'20.381 35 M16 BS
14 井出 有治 JPN SuperAguri Honda 1'24.455 43 SA05 BS

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/02/22

ロズベルグはエンジントラブルに見舞われる

21日(火)開始されたバルセロナ合同テスト初日、ウィリアムズ・チームはマーク・ウェバーがトップタイムを出す一方で、ニコ・ロズベルグのほうは最下位と明暗を分けるパフォーマンスをみせた。
Williams Cosworth FW28 (C)Williams F1
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共に『FW28』をドライブした二人だが、ウェバーがマシンのセットアップとブリヂストンのタイヤ評価を進めたのに対し、ロズベルグのほうはいきなりエンジントラブルに見舞われて、交換を余儀なくされた。

ところが午前中良く晴れていたバルセロナの空は、午後になると一転にわか雨に降られて完全なウェットコンディションに。
それでも果敢に走行を続けたロズベルグだったが、しかしこの日シェイクダウンのスーパー・アグリより遅いタイムに留まることとなった。

ベストタイムは45周したウェバーが1'17.699、またロズベルグのほうは16周して1'37.188というものだった。

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『ベリック』、スーパー・アグリ・チームを支援か

berik21日(火)バルセロナ合同テストに登場したスーパー・アグリ『SA05』は、黒いリヤウィング以外は純白のボディという出で立ち。

すでに支援の決定しているホンダ、そしてブリヂストンタイヤ以外にほとんどスポンサーらしいロゴは見られなかったが、唯一目を引いたのはサイドミラーに貼られた目のマークだった。

berik_wearこのマークはとりわけ2輪で名高い、イタリアのレーシング・ウェア・メーカー『ベリック』のもの。
このことから、同社がウェアなどでスーパー・アグリ『SA05』支援するのではないかと期待されている。

なお、同チームのスポンサー関連の発表は3月になってからになるようだ。

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シューマッハは『248F1』『F2004』双方をテスト

21日(火)のフェラーリ・チームによるバーレーン・テストで、ミハエル・シューマッハは新型車の『248F1』ばかりでなく、マッサがドライブしていた『F2004』にも搭乗、比較テストを行った。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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この日、テストはもっぱらブリヂストンのタイヤ開発を中心に行われ、午前のセッションでシューマッハは『248F1』で55ラップを周回しベストタイム1'30.723を記録。
これは先にホンダ・チームのバトンが記録したタイムを上廻る、今テストでの2006年新型車としてはベストになるもの。

一方のマッサは午前のセッション『V10-3.0リッター』搭載の『F2004』を走らせ36ラップを周回してベストタイム1'29.958を記録。

午後はこのクルマにシューマッハが乗り、さらに47ラップを周回してこちらのマシンでは1'30.375を記録した。

13日(月)からスタートした今回の一連のバーレーン・テストはこれで終了。
チームは27日(月)に今度はイタリアのムジェロ・サーキットで最終テストを行うことになっている。

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井出有治、「明日は乗りたい……」

『スーパー・アグリ・F1』チームのバルセロナ・テスト初日はわずか8周に留まり、残念ながら第2ドライバーである井出有治に搭乗の機会は巡ってこなかった。
井出有治 (C)Super Aguri F1
y_ide3「できれば今日にも乗りたかったけれど、マシントラブルだからしかたない。
マシンももちろんだけれど、サーキットも覚えたいし、明日はなんとか乗りたいね」

実はバルセロナはフォーミュラ・ニッサンのテストで走ったことがあるというが、ホンの数周だけだったとか。
まだ1台だけしかマシンがないため、テストではどうしても佐藤琢磨にステアリングを託すことになるが、なんとか開幕戦バーレーンGPまでに少しでも多く周回を重ねたいところだ。

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ドーンボス(レッドブル)、「氷河期が来た」

21日のバルセロナ合同テストに参加したレッドブル・レーシングのロバート・ドーンボスは、しかしその厳しい寒さに「氷河期が来たよ」と、笑わせた。
Robert Doornbos (C)RedBull Racing
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「ほんとうは今日は朝から走り込みをやるつもりだったんだけれど、この寒さじゃねえ。
まるで氷上レース。僕らには氷河期が来たよ」
チーフ・テスト・エンジニアのイアン・モーガン氏も「せっかく午後は気温が上がったのに、今度は雨に降られてしまった。ドーンボスにはもっとロングランをして欲しかったんだが……」と、天を仰いだ。

『RB2』を駆ったドーンボスの走行はこの日46ラップに留まり、ベストタイム1'18.439で3番手となった。
明日はクルサードとクリエンのレギュラー・ドライバーがテストする予定。

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マクラーレン・デュオ、最終テストに入る

21日(火)マクラーレン・チームはライコネンとモントーヤというラインナップでこの日からスタートしたバルセロナ合同テストに3日間の予定で参加した。
Kimi Raikkonen/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
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二人は共に『MP4-21』でセットアップとロングランに励む予定だったが、午前は低い気温、また午後はにわか雨に災いされることとなった。

それでもライコネンはこの日ミシュランのタイヤ評価を行いながらトータル59ラップを周回してベストタイム1'17.790を記録して7台中の2番手に。

一方モントーヤのほうにはトランスミッションのトラブルが発生して走行が妨げられ、結局この日は22ラップを周回しただけでベストタイム1'18.875、こちらは5番手に位置した。

明日も同じ顔ぶれでテストは続けられる予定。

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クリエン(レッドブル)に暴行容疑

レッドブル・レーシングのクリスチャン・クリエンが、地元紙が報じた暴行容疑で揺れている。
Christian Klien (C)RedBull Racing
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『ボラルベルガー・ナハリヒテン』紙の報道によれば、先々週の土曜日の晩、オーストリアのナイトクラブで友人と飲食した際に、クリエンが店員とトラブルになって暴力を振るったというもの。

すでに地元警察が取り調べているということだが、同チームのスポークスマンによれば報道はまったくの誤解で、クリエンは無実なのだというだ。

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ウェバー、マイケルT/Dとの衝突認める

ウィリアムズ・チームのマーク・ウェバーは、地元オーストラリアの『オート・アクション』誌で、昨シーズン同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターとしばしば衝突があったことを認めている。
M.Webber & S.Michael (C)Williams F1
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「昨シーズンはチームも僕も苦悩していたからね。
だから僕もしばしばファクトリーで自分の範中でないことまで口出しをしては彼とやり合う場面を作ってしまったんだ。
でも、もちろん彼とはうまくやっているよ。まったく問題ない」

そうした一方、今シーズンこのチームに加入した注目の新人ニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)は「ウィリアムズ・チームにチームオーダーはないよ。僕とウェバーとはまったく対等。
僕らはただお互いに『レース』するだけさ」と、早くも先輩を牽制している。

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マクラーレン、『ヘンケル』との提携延長

マクラーレン・チームは、ロックタイトなどを傘下に持つ『ヘンケル・テクノロジー』社とのオフィシャル・サプライヤー契約を更新したことを発表した。
『Henkel』/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
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同社の化学技術は実際に『MP4-21』にも使用されていて、モノコックからボルトの固定、シーラーや配線に至るまで広く活用されているという。
契約は複数年ということだが金額等も含め明らかにされていない。
しかし今シーズン、同社のロゴが『MP4-21』リヤウィング・エンドプレートの最上部に表記されたことで、これまでより金額のアップが図られたと推測される。

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アレジ氏、『ディレクシブ』のディレクターに

マクラーレン・チームとの関係を深める感のある『ディレクシブ』(芳賀美里:代表)は、元F1ドライバーで現在はメルセデスからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するジャン・アレジ氏が、同社のシニア・エクゼクティブ・ディレクターのポジションに就くことを明らかにした。
Jean Alesi (C)Mercedes Motorsport
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アレジ氏は「『ディレクシブ』は若くてとても野心を持ったダイナミックな会社。
その彼らと、同じモータースポーツにおける目標を現実化するため一緒に働けることを喜んでいる。
また自分はずっとドライビングシートにいたので、こうしたマネージメントの分野で仕事をすることにも興味を持っているよ」と、語った。

昨年『GP2シリーズ』にも参戦した『ディレクシブ』には、ジャン・アレジ氏をチーム代表にマクラーレン・ジュニアチームを設立するのでは、という噂がかねて伝えられていて、今回の契約はその第一歩になるのでは、ともみられている。

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佐藤琢磨、「チームのために空想的な瞬間」

わずか8ラップの周回に終わったものの、21日(火)バルセロナ・サーキットでついにその第一歩を踏み出した『スーパー・アグリ・F1』の佐藤琢磨は、その感動を「チームのために空想的な瞬間だ」と、語った。
Super Aguri F1『SA05』
(C)Circuit de Catalunya

saf1_sa05_2「これまでチームの全員が全力を尽くして働き続けてきたことを考えると、これはまさにチームのために空想的な瞬間だと言える。
最初のインストレーションラップでは、とりわけ特別な感情がわき上がってきたね。
マシンにはいくつかの問題があって、残念ながら今日は望んだだけの周回数をこなすことはできなかった。
われわれのマシンはとても古いものをベースとしているし、現実を見なければならないけれど、しかし今日僕たちがここにいるということはバーレーンのグリッドにマシンを並べるための第一歩なんだよ」

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スーパー・アグリ『SA05』の第1日目はトラブルから

21日(火)ついにその第一歩をバルセロナの地に記した『スーパー・アグリ・F1』のデビューだが、予想はされたもののなかなかほろ苦いものとなった。
Super Aguri F1『SA05』
saf1_sa05_noseコースオープと共に佐藤琢磨の手によりコースに出た『SA05』は、インストレーションラップのあと次のコースインで本格周回に入ったところで突然ストップ。
ハイドロリック系のトラブルということで制御ができなくなった模様だ。

その後マシンは修復され、午後になって再びコースに出たものの、今度はにわか雨に見舞われてウェットコンディション。
佐藤にもスピンアウトする場面がみられたが、幸いマシンにダメージを及ぼすことはなかった。

チーフ・テクニカル・オフィサーのマーク・プレストン氏は「今日はエレクトロニクス、ハイドロリック、そしてブレーキなどをテストする予定だったが、あいにくわれわれのマシンの信頼性は高いものではなかったということ。
しかし、それらを明らかにするためにわれわれはここにいるのだからね」と、語っている。

佐藤琢磨はトータル8ラップを周回し、ベストタイムは1'30.244(ウェット)というもので、この日7台中の6番手となった。

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イモラではトロ・ロッソがテスト開始(2/21)

イモラ・サーキットでは21日(火)トロ・ロッソが単独でテストを開始した。
参加したのはニール・ジャニでマシンは『STR-01』、残念ながらあいにくのウェットコンディションだった。
明日からはBMW・チームが合流する予定だ。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ジャニ SUI Toro Rosso Cosworth 1'36.420 76 STR-01 ML

   * 2004 Test Time : 1'19.664 M.Schumacher/Ferrari F2004 (2/25)
   * 2005 Test Time : 1'23.485 F.Massa/Sauber Petronas C24 (2/19)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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バーレーン・テストでシューマッハ新記録(2/21)

フェラーリ・チームによるバーレーン・テストは、21日(火)再開3日目を迎えた。
この日も参加したのはシューマッハとマッサの二人。
マシンはシューマッハが『248F1』と『V10-3.0リッター』搭載の暫定カー『F2004』とを使う一方、マッサのほうは『F2004』をドライブしている。
シューマッハのベストタイムは『F2004』でのものだが、『248F1』でも1'30.723をマーク、これは今回の一連のバーレーン・テストでは2006年型車としてベストとなるものだ。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'29.958 36 F2004 * BS
2 M.シューマッハ GER Ferrari 1'30.375 102 F2004 */248F1 BS

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
   * 2006Car Test-Time 1'31.248 J.Button/Honda RA106 (2/16)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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バルセロナ合同テスト開始 佐藤琢磨走る!!(2/21)

21日(火)このオフ最後となるバルセロナ合同テストがスタート。
この日参加したのはマクラーレン、ウィリアムズ、レッドブル、ミッドランドもそして何より注目のスーパー・アグリの5チームだ。

トップタイムをマークしたのはウィリアムズのウェバーだが、午前は低温また午後は一時雨に降られるなどあって走行時間が制限され、ベストタイムは前回テストよりは2秒近く遅いものとなった。
注目を集めたスーパー・アグリの佐藤琢磨はいきなりハイドロリック系など新マシンらしく初期トラブルに見舞われたうえ、午後はウェット路面での走行を強いられ、『SA05』の力量比較は翌日に持ち越しとなった。
同じくウィリアムズのロズベルグもウェットでのタイムとなっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'17.699 45 FW28 BS
2 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'17.790 59 MP4-21 ML
3 R.ドーンボス HOL RedBull Cosworth 1'18.439 46 RB2 ML
4 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'18.717 59 M16 BS
5 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'18.875 22 MP4-21 ML
6 佐藤 琢磨 JPN SuperAguri Honda 1'30.244 8 SA05 BS
7 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'37.188 16 FW28 BS

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/02/21

ホンダから12名のスタッフが亜久里チーム担当

HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)の和田康裕社長は、今季新たにエンジン供給する『スーパー・アグリ・F1』チームに対し、ホンダから12名のスタッフを担当として派遣することを明らかにしている。
Honda Staff Image (C)Honda Racing
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なお、供給する『V8-2.4リッター』エンジンは基本的にワークス(ホンダ・チーム)と同様のスペックであるという。

ただし、鈴木亜久里氏は「当初の『SA05』は参戦するだけのもので期待はしないで」と、少々弱気。
本日バルセロナ合同テストでテストするマシンは間に合わせのもので、開幕戦バーレーンGP時にはかなりルックスが異なっているだろうという。
早ければヨーロッパGPから投入予定の『SA06』が本格的な亜久里チームのマシンで、「10月鈴鹿(日本GP)に帰ってくる頃には戦闘力を持っていたい」と、語っている。

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イクス氏令嬢、DTM参戦 将来F1への道も?

元F1ドライバー、ジャッキー・イクス氏(61歳:ベルギー)の令嬢バニーナさん(31歳)が、今季DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦することが決まった。
Vanina Ickx (C)Porsche Carrera Cup Series
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しかも所属チームが『ミッドランドF1レーシング』のマネージング・ディレクターを務めるコリン・コルズ氏が新たに設立するチームということで、もしかしたら将来父に続いてF1への道も拓ける?

ジャッキー氏はF1で8回優勝しただけでなく、スポーツカーのルマン24時間レースでも優勝経験を持つドライバーだが、バニーナさんも父親同様ツーリングカーからスポーツカーまで乗りこなす起用ぶりで、FIA-GT選手権やルマン24時間レース、また父と一緒にパリダカールラリーへの出場経験すらある。
またヨコハマタイヤが支援する関係から親娘で来日したこともある親日家だ。

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インディアナポリス、「不当な圧力受けない」

アメリカGPの開催地であるIMS(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)のスポークスマンは、このほどバーニー・エクレストン氏が示した『ラスベガス開催案』について、不快感を示している。

「われわれが2007年以降、引き続きF1グランプリを開催するかどうかは、今年のアメリカGP(7月2日決勝)が終わってから協議されることになっていて、不当な圧力など受けない。
F1に果たしてカジノなどギャンブルが必要なのかどうかは知らないが、まず彼が果たすべきことは、今年のインディアナポリスでのアメリカGPをきちんと成功させることだろう」と牽制。
佐藤琢磨/2004 USA-GP (C)Honda Racing
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昨年のミシュラン陣営の不参加で最悪の結末になった印象ばかりが強いアメリカGPだが、2004年には佐藤琢磨が3位表彰台に、また実は1950年の当初から開催されていた由緒あるF1GP伝統の地なのでもある。

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『新日本石油』、スーパー・アグリへもオイル供給

Pitin Image (C)Honda Racing
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20日(火)、ホンダ・チームの活動計画発表と時を同じくして、『新日本石油』(エネオス)が同チームに加えて2006年は『スーパー・アグリ・F1』へもオイル類の供給をすることを正式発表した。

まだスーパー・アグリ・チームからスポンサー関連の発表は行われていないが、これまでに判明している日本企業の支援としては、ブリヂストンタイヤ、タカタベルト、NGKプラグなどがわかっている。

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ミシュラン担当者、「F1撤退は今季活動に影響しない」

すでに2006年限りでのF1撤退を明らかにしているミシュランタイヤだが、F1部門の責任者であるニック・ショラック氏は「撤退は今季の活動に影響しない」と、強調している。
Michelin Tyre (C)McLaren Group
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「確かにF1活動から離れるという会社の決定はわれわれにとって悲しむべきものではある。
しかし、これについては全員がその理由を理解しているし、これによってただの一人も解職されることはもちろんない。すべてのスタッフは他のレース部門に異動することになるだけだ。
われわれのモチベーションは依然として高いし、これまでと変わらずその持てるすべてのものを今シーズンの活動に傾注し、有終の美を飾るつもりだ」

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マレーシアGP、「今年は3倍楽しめる!!」

こちらも少ない観客数に悩むマレーシアGPでは、すでに大幅なチケット価格ダウンを図っているが、さらにSIC(セパン国際サーキット)では「今年のマレーシアGPは3倍楽しめる」と、甘言(?)で誘致している。
佐藤琢磨/2005 Malaysian GP Sepang (C)Honda Racing
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それによれば今年はF1グランプリだけでなく『ポルシェ・カレラ・アジアカップ』と『フォーミュラ・BMW・アジア選手権』のいずれも開幕戦が並催されるとのこと。
「わずか50RM(マレーシア・リンギ:約1,590円)のチケットでアジアで最高のレースが3つも観られるんだ。
こんなグランプリは世界中ない!!」と、同サーキットのアームド・ムスターファ/ゼネラル・マネージャーは、その魅力をアピールしている。

そのうえこの丘の上の席は、学生ならさらに半額の25RM(約796円:3日間)になるというのだから驚きだ。
ちなみに昨年は200RM(約6,370円)だった。

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ラウダ氏、『BMWザウバーF1』の姿勢を憂慮

元F1チャンピオンで、自身でF1チーム運営の経験も持つニキ・ラウダ氏が、『BMWザウバーF1』チームの姿勢について憂慮している。
BMW V8 F1 Engine/Bench Test (C)BMW Motorsports
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これは『ユーロ・スポーツ・オート』誌に語ったもので、その中でラウダ氏は「BMWは自らF1チームを運営する以上、もっと積極的なアプローチを取るべきなんだ。不十分な取り組みは命取りになりかねない。
ハイドフェルドとビルニューブという2006年のラインナップは悪くはないが、しかしスターがいないよね。
もしもマシンが最初の年にまったく良くなかった場合、次の年にスター・ドライバーを加入させるなんて不可能なことになってしまうんだよ」と、述べている。

同氏はその原因として、チームを率いるマリオ・タイセン氏の姿勢に問題があるとも言及している。
同氏の考え方は、現実のF1チームに対してよりも(生産車に対する)自動車メーカーとしてのものになっているのだと指摘している。

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エクレストン氏、今になって『V8-2.4リッター』批難?

FIAのマックス・モズレー会長の強いリーダーシップのもと今シーズンから導入された『V8-2.4リッター』エンジン規格だが、ここにきてバーニー・エクレストン氏がこれを批難する発言をし始めている。
BMW V8 F1 Engine (C)BMW Motorsports
拡大します
「モズレーは『V8-2.4リッター』導入がコスト低減につながるとしているが、私はそうは思わないね。
今回新しいエンジンを開発するために、どこのメーカーもどれだけの期間と費用を掛けたのか。それはもう途方もない金額だよ。
コスト削減というのなら、最初から『V10-3.0リッター』のままで、回転数などもっと頭を使える方法があったんだよ」と、『F1レーシング』誌に語っている。

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和田/HRD(ホンダ)社長、「勝つのが目標、当たり前」

20日(月)、ホンダは2006年のF1などモータースポーツ参戦体制を発表したが、エグゼクティブ・アドバイザーの和田康裕HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)社長は今シーズンの戦いについて次のように意欲を語っている。
和田 康裕/HRD社長 (C)Honda Racing
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「レースに参戦する以上、勝つのが目標なのは当たり前。
今シーズンは開幕から1戦1戦勝利に向けて全力を尽くす。
今年は当初から開発目標を高くした結果、ここまで好調な結果が得られていると思う。
しかし冬の間のテスト結果で浮かれるほど幼くはない。
これからも目的を達成するまで決して手を緩めずに行く」と、強い決意を表明した。

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フェラーリ、バーレーンテスト再開7日目(2/20)

フェラーリ・チームによるバーレーン・テストは、20日(月)も続けられ、再開2日目を迎えた。
参加したのは引き続きシューマッハとマッサの二人。
マシンはこの日もシューマッハが『248F1』、マッサのほうは『V10-3.0リッター』搭載の暫定カー『F2004』をドライブしている。
マッサは124ラップを周回、一方シューマッハは別にトラブルはなかったということだが49ラップに留まっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'30.410 124 F2004 * BS
2 M.シューマッハ GER Ferrari 1'31.390 49 248F1 BS

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
   * 2006Car Test-Time 1'31.248 J.Button/Honda RA106 (2/16)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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ホンダ 2006年F1参戦体制を発表

honda_f1_logo
2006年Honda F1世界選手権参戦体制

Hondaは今シーズン、チーム体制を一新し、Honda Racing F1 TeamとしてF1世界選手権に
参戦する。
また、エンジンサプライヤーとして、SUPER AGURI FORMULA 1にV8エンジンを
供給する。

■Honda Racing F1 Teamの概要
チームCEO : ニック・フライ
エグゼクティブアドバイザー : 和田康裕
シニアアドバイザー : オットマー・サフナウアー

テクニカルディレクター : ジェフ・ウィリス
シニアアドバイザー : 関野陽介

スポーティングディレクター : ジル・ド・フェラン
シニアアドバイザー : 中本修平

ドライバー : ルーベンス・バリチェロ
: ジェンソン・バトン
サードドライバー : アンソニー・デビッドソン

所在地 : 英国ノーザンプトン州ブラックリー


■Honda Racing Development Ltd.(HRD)の概要
社長 : 和田康裕
副社長 : オットマー・サフナウアー
テクニカルディレクター : 関野陽介
エンジニアリングディレクター: 中本修平

所在地 : 英国バークシャー州ブラックネル
活動内容 : F1レース活動最前線基地として
・本田技術研究所栃木研究所への技術的フィードバック
・エンジンの開発サポートおよびメンテナンス など

■2006年Honda F1エンジンについて
名称 : Honda RA806E
形式 :  2.4L V型8気筒自然吸気
特徴 : 昨シーズンのエンジンを大幅に上回るパフォーマンスを持つ、高回転、
高出力エンジン(リッター当り比較)。最低重量、サイズ(ボア、ピッチ)などを
規定する新レギュレーションの中で、Hondaの技術を、エンジン性能および
信頼性向上と、車体パッケージングに活かしている。

■2006年車体について
名称 : Honda RA106
特徴 : 空力性能を大幅に向上させ、ダウンフォースを十分に確保しながら
ドラッグの低減を実現。新V8エンジン、トランスミッションとの
一体デザインパッケージにより、全走行領域でのパフォーマンスを向上させた。

■SUPER AGURI FORMULA 1の概要
チーム代表 : 鈴木亜久里
マネージングディレクター : ダニエル・オーデット
チーフオペレーティングオフィサー : ケビン・リー
チーフテクニカルオフィサー : マーク・プレストン
ドライバー : 佐藤琢磨
: 井出有治

所在地 : 英国オックスフォード州ウィットニー ラングレー

■大島裕志 本田技研工業(株)広報・モータースポーツ担当執行役員のコメント
「今シーズンは、我々Honda、現地ファクトリー、研究所が一体となって
Honda Racing F1 Teamとして、F1世界選手権に参戦いたします。スタッフ一同、
気持ちも新たに、優勝目指して全精力を傾けて参ります。1レース1レース、
エキサイティングなレースが出来るよう、初戦から攻めのレースをやって
いきますので、ご期待ください。また、SUPER AGURI FORMULA 1にはV8エンジンを
供給し、サポートして参ります。様々な困難を乗り越え、日本のチームとして
F1にチャレンジする、このインディペンデント・チームに、ご声援をよろしく
御願い致します」

提供:本田技研工業(株)広報部

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2006/02/20

レッドブル、「今週のテストはレース準備だけ」

前々回のバレンシア・テストでは、冷却に問題があったとしてボディに穴を開ける荒療治が施されたレッドブル・フェラーリ『RB2』だが、今回のテストを踏まえ同チームのマーク・スミス/テクニカル・ディレクターは「もうマシンに問題はない」としている。
Redbull Ferrari RB2/Valencia Test
(C)RedBull Racing

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「今回のバレンシア・テストはとても有意義なものだった。
われわれはマシンについて理解を深めることができたし、すべての面で大きく進歩したと言える。
もうマシンに問題点はないよ。
したがって今週のバルセロナ合同テストでは、ピットストップ(タイヤ交換や燃料給油)を含むレース・シミュレーションなどレース準備に集中することになるだろう」

とはいえ現在のスペインと開幕戦の地バーレーンとでは大きく気温が異なるので心配はあるだろう。

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ルノー、「バーレーン・テストは高コスト」

ルノー・チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターは、先週行われたバーレーン合同テストについて次のように言及している。
Bahrain Circuit Image (C)BIC
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「われわれがなぜバーレーンに行かなかったかって?
答えは明瞭、あまりにお金が掛かるからだ。
ことバーレーンGP決勝レースのタイヤということについて言えば、事前にテストすることは価値があるだろうが、しかしあそこで1週間のテストをする費用で、ヨーロッパなら2-3週間はテストができるよ。
要は、コスト対パフォーマンスということだね」

トランスポーターで行けるスペインに比べ、遠路中東バーレーンでのテストが高コストになることは明らかだが、それを考えるとフェラーリやホンダはともかく、資金難と言われるトロ・ロッソ(前ミナルディ)までがはるばる遠征したことは驚きだ。

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今週、バルセロナで大規模合同テスト

いよいよ2006年の開幕戦バーレーンGPまで2週間あまりと迫り、今週このオフ最後の合同テストが明日21日(火)からスペインのバルセロナ・サーキットで行われる。
2004 Barcelona Test (C)Honda Racing
拡大します
サーキットによれば、まず21日から参加予定なのはマクラーレン、ウィリアムズ、ホンダ、レッドブル、ミッドランド、そして初見参スーパー・アグリの6チーム。

さらに22日(水)にはルノーとトヨタが加わり、全8チームによって最終テストが繰り広げられることになる。
(フェラーリは引き続きバーレーンでテスト、またBMWはイタリアのイモラでテスト予定)

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『メルセデスSLRマクラーレン』、1,000台目がラインオフ

マクラーレン・グループとメルセデス・ベンツとの共同プロジェクトである『メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン』の、記念すべき1,000台目の生産がマクラーレン・テクノロジー・センターで行われた。
Mercedes Benz SLR McLaren (C)McLaren Group
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このクルマが最初に発表されたのは2003年のフランクフルト・モーターショーだったので、それから足掛け4年目ということになる。

初代『SLR』はグランプリマシンの『W196』をベースにガルウイングの300SL風のボディを被せたレーシングスポーツカーで、1955年のタルガフローリオをはじめとするロードレースを席巻した当時最強のレーシングマシン。
SLRはその破竹の勢いのままルマン24時間レースに参戦したが、レース中300SLRは観客席に飛び込んでモータースポーツ史上最悪と言われる大事故を起し、それを契機にメルセデスのモータースポーツ活動は長い休止時代を迎えることになった経緯を持つ。

その栄光ある『SLR』の名前を約50年ぶりに復活させたスーパーカーがこの『メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン』で、このクルマの開発には当初からマクラーレン・グループが当った。
ディーラー価格で約6,000万円だが、実売価格はプレミアムがついて8,000 万円とも1億円とも言われているスーパーカーだ。

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ドイツGPは開催OKの報

ベルギーGPに続き、同じく資金難から開催の危機が伝えられたドイツGPだが、地元『シュトゥットガルト・ナーハリヒテン』紙は開催に向けてGOサインが出されたと報じている。
1992 German GP/Hockenheim Ring
(C)Williams F1
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それによれば、ホッケンハイム市のあるバーデン・ヴュルテンベルク州のギュンター・エッティンガー知事が、主催者、地元の役人、銀行、そしてメルセデスのノルベルト・ハウグ/ディレクターらと会談を行い、それにより今年の開催については救済の目途がつけられたというもの。

詳細は不明だが、とりあえず今年は緊急融資によって破綻の事態が回避できる方向のようだ。

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マンセル氏、「バトンよシーズン緒戦に勝て」

大英帝国の先輩として、ジェンソン・バトンのことを気に掛ける元F1チャンピオン、ナイジェル・マンセル氏が、再び同選手に檄を飛ばしている。
Nigel Mansell/1992 Mexican GP (C)Williams F1
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「バトンが、言われているように世界チャンピオンになるためには、なるべく早くまず1勝を挙げる必要があるね。
その意味で、今年チームメイトに(優勝経験のある)バリチェッロを迎えたのはとてもいい刺激になると思っているんだ。
とにかく私は、バトンはいきなり今シーズン開幕戦に勝つべきだと思っている。
1勝目、それは直ちに彼にとって踏み切り板になるものだろうし、あとは勝利が続いてくる筈だよ」

バトンはバーレーンGPで通算102戦目ということになるが、過去に100戦未勝利でチャンピオンになったドライバーは残念ながらない。
(遅咲きと言われたマンセル氏も72戦目に初勝利した)

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FIA、F1新予選方式に改良加える

F1の公式予選は今年もまた大きく変更されることになっている。

今シーズンの予選は3段階の『ノックダウン方式』と呼ばれる足切り方式で選抜されていくが、最終セッションに残った10台については決勝レーススタートをも見込んだ燃料搭載量で臨むこと、また足切りされた12台については予選終了後燃料補給を容認することになっている。

ただしFIAでは、セッション中故意にゆっくり走ったりすることを防ぐため『トップタイムから110%以内のタイムでなければ燃料補給を認めない』という制限をつけることをF1委員会で検討したということだ。

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アロンソ、「今年のチャンピオン候補は6人」

史上最年少チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ(ルノー)が、今シーズンの展望について、地元スペインの『マルカ』紙に「今年のチャンピオン候補には6人のドライバーがいる」との見方を示した。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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「もちろん僕は僕自身もその中に入っていると思っているよ。
でも、自分が唯一の存在という訳じゃない。
僕の感触では、そう6人はいるだろうね」

アロンソは残念ながらその6人について個別の名前に言及することは避けたが、とりわけマクラーレンを警戒、「彼らはこれまでのテストであまり良くないようだけれど、クルマが復活しさえすればすぐに台頭してくるよ」と、語っている。

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フェラーリ、バーレーンテスト再開6日目(2/19)

フェラーリ・チームによるバーレーン・テストは、18日の1日を休んだだけですぐさま再開された。
参加したのはシューマッハとマッサの二人。
マシンはシューマッハが新型車『248F1』、またマッサのほうは『V10-3.0リッター』搭載の暫定カー『F2004』をドライブした。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'32.007 93 248F1 BS
2 F.マッサ BRA Ferrari 1'32.307 65 F2004 * BS

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
   * 2006Car Test-Time 1'31.248 J.Button/Honda RA106 (2/16)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2006/02/19

シルバーストーン、住宅地に?

イギリスGPを主催するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)は、先にシルバーストーン・サーキットの改修業者を指名したが、その計画に住宅の建設があることで波紋を呼んでいる
2004 British GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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再開発にあたるイギリスの企業向け大手デベロッパー『セント・マドウェン』がこのほど示した案では、これまで伝えられた科学とテクノロジーの総合施設だけでなく、コースの一部を廃して(よりお金になる)住宅を建設する計画があることが英『デイリー・テレグラフ』の報道でわかったもの。

BRDCの委員はこれに反発している模様で、この計画について検討するために22日(水)に会議を開くということだ。

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モントーヤ、「開発は正しい方向に向かってる」

オフテストでは不振ぶりばかりが伝えられたマクラーレン・チームだが、テスト最終日にはトップタイムをマークするなど上向きのように思える。

現在の状況について同チームのファン・モントーヤは、「開発は間違いなく正しい方向に向かっている」と、強調した。
Juan Montoya/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
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「バレンシアのテストでは確実にマシンが進歩したことが感じられたんだ。
今週のテストでは『MP4-21』でおよそ750キロを走り込んだし、最後にはレース・シミュレーションにもトライできた。
もちろん開幕までにまだやるべきことはあるけれど、マシンは確実に日々進歩していて、信頼性も増している。
その開発は間違ってない、正しい方向に向かっていると自信を持って言えるよ」

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ミッドランド、「テストで大きく前進した」

先週行われたバレンシア合同テストで精力的なテストを繰り広げた『ミッドランドF1レーシング』では、ジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターがその成果について語っている。
MF1『M16』 (C)Midland F1 Racing
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「今週のテストはわれわれにとって非常に有用なものだった。
『M16』のセットアップは確実に進捗したし、またとりわけブリヂストンタイヤとのマッチングにおいても大きく前進したと言える。
もちろんいくつか解決しなければならない点がみつかったこともある。
いまチームでは、今回得られた様々なデータを分析しているところで、これらに加え現在さらに風洞で開発中のパーツも来週のバルセロナでテストするつもりでいる。
それらにより、われわれはバーレーンGPに向けてさらに進歩できると確信しているよ」

ロータスでキャリアをスタートさせたキー氏は、その後ジョーダン・チームで活躍した生え抜きのエンジニアだ。

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P.バセロン氏、「タイヤが戦略の鍵になる」

元ミシュランのF1タイヤ責任者で、現在はトヨタ・チームに在籍するパスカル・バセロン氏は、今シーズンの戦いについて「タイヤがレース戦略の鍵になる」と予測している。
Pascal Vasselon (C)Toyota Racing
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「昨年のタイヤは1レースを持たせるために耐久性があり、グレイニングもブリスターもできることはなかった。
ある意味タイヤについては安心していられたんだ。
しかし今年は再びタイヤ交換が許されることになり、その性能が増す一方で非常にセンシティブなものになるだろう。
神経質なタイヤはマシンのセットアップに対してもはるかに要求するものが大きい。
またレースでは走るにしたがってグリップは減少するだろうし、今年はまさにタイヤがレース戦略の鍵になるよ」

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マクラーレン、レッドブルに対し逆襲に出る!

エイドリアン・ニューイ、ピーター・プロドロマウと、このところレッドブルに主要スタッフを奪われ続けていたマクラーレンが逆襲に出たようだ。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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同チームのスポークスマンによれば、このほどレッドブルからシニア・デザイン・チーム・リーダーのロブ・テーラー氏を獲得したとのこと。
テーラー氏は今後マクラーレンで、チーフ・デザイナーであるマイク・コフラン氏をサポートしていくということだ。

これでマクラーレンもやっと一矢を報いたか。

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ルノー引き継ぎ『チーム・シューマッハ』設立!?

ミハエル・シューマッハがF1デビューする舞台を演じたエディ・ジョーダン氏が、「シューマッハは自分自身のチームを設立する」との見方を英『F1レーシング・マガジン』に語って注目されている。
M.Schumacher & R.Brown (C)Ferrari S.p.A
m_schumacher_brown
それによればシューマッハは現フェラーリのテクニカル・ディレクターであるロス・ブラウン氏と組んで『チーム・シューマッハ』を設立するというもの。
シューマッハのビッグネームであれば、ドイツ企業の支援を受けることが可能で、例えばフォルクスワーゲンと共にルノーが撤退した場合にこれを引き継ぎ、『チーム・シューマッハ・アウディF1』あるいは『チーム・シューマッハ・フォルクスワーゲンF1』を作るという冗談(?)。
しかし名前を挙げられたブラウン氏は「初耳だ」と一笑に付している。

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2006/02/18

エクレストン氏、米GPラスベガス復活を模索

伊『アウトスプリント』誌によれば、バーニー・エクレストン氏は、今年一杯で現契約が満了と言われるアメリカGPについて、ラスベガスでの公道グランプリを模索しているという。
Carlos Reutemann/1981 US Grand Prix Las Vegas
(C)Williams F1
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現在アメリカGPはIMS(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)で開催されているが、昨年のミシュラン勢ボイコット問題でFIAとの関係は決して良好なものではないとされる。

巨大カジノが林立し、ホテルも無数にある世界の歓楽地ラスベガスなら、興行的にはエクレストン氏を満足させそうだが、今後の交渉は容易なものではないようだ。

ちなみにラスベガスでは、過去1981年と82年の2回に渡ってアメリカGPが開催されたが、この時はロングビーチでアメリカ西GP、デトロイトではもアメリカ東GPが開催されるという盛り上がりぶりだった。

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アロンソ、「ロッシのフェラーリ・テスト大歓迎」

先に行われたバレンシア合同テストでは話題のバレンティーノ・ロッシが初めてF1関係者の面前でのテストを敢行させたが、これについて現役チャンピオン、フェルナンド・アロンソ(ルノー)が地元記者に皮肉な見方を示している。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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「僕はロッシのフェラーリ・テスト大歓迎だよ。
なぜって、ロッシにこの『ショー』を演じさせるために、フェラーリのスタッフは皆その準備に忙殺されて、シーズン前の貴重な時間を失う羽目になるんだからね。
僕はとてもうれしく思っているよ」

そのせいではないだろうが、ここまでルノーがオフテストを席巻する一方で、フェラーリの新型車が伸び悩んでいるのは事実だ。

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ラルフ、「もう古傷はまったく問題ない」

トヨタ・チームのラルフ・シューマッハが、「もう古傷はまったく問題ない」とフィジカル面の充実ぶりを強調している。
Ralf Schumacher (C)Panasonic Toyota Racing
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これは『TF106』新エアロ・パッケージのテストのため訪れたバレルンガ・サーキットで『ユーロ・スポーツ・オートマガジン』に語ったもの。
その中でラルフは、「もう(悩まされた)背中の痛みはまったくないよ。
もちろん、トレーニングもすべて通常のメニューで行っている。
今シーズンは万全の体制で戦えるね」と、語っている。

2004年のアメリカGP(インディアナポリス)で、ラルフは激しいクラッシュにより背中を損傷し以後6戦に渡って欠場を余儀なくされたうえ、その後もしばしば痛みを訴えていた。

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『PPG』、ウィリアムズとのパートナーシップ契約更新

17日(金)、ウィリアムズ・チームはアメリカの『PPG』とのパートナーシップ契約を更新したことを発表した。
(C)PPG
ppg_logoPPGは世界有数の自動車塗料メーカーであり、また世界の主要な工業用塗料やガラス、ガラス繊維等の化学品を製造する巨大企業。
米CARTシリーズのタイトル・スポンサーを務めたことでも知られる。

ウィリアムズ・チームには2003年から技術供与を開始、今回の延長で2008年までパートナーシップ関係ということになる。

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バレンシア合同テスト4日目、来た! ライコネン最速(2/17)

17日(金)、第4日目を迎えたバレンシア合同テストは、悩めるアイスマン、マクラーレンのライコネンがただ一人1分09秒台にタイムを入れ、これまでトップタイムを記録し続けていたルノー勢に一矢を報いる形となった。

ここバレンシア・サーキットでのテストはこれで終了。
来週は再びバルセロナ・サーキットで合同テストが予定されている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'09.987 81 MP4-21 ML
2 G.フィジケーラ ITA Renault 1'10.921 83 R26 ML
3 H.コバライネン FIN Renault 1'11.071 161 R26 ML
4 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'11.076 34 RB2 ML
5 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'11.245 113 MP4-21 ML
6 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'13.072 62 E15B BS
7 A.スーティル GER MF1 Toyota 1'13.500 9 E15B BS
8 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'13.815 93 M16 BS

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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FIA、ベルギーGPの代替開催は認めず

今年のベルギーGPが開催されないことが決まり、これを受けブラジルのリオデジャネイロなどが代替開催に名乗りを上げたが、FIAは認めないとした。
Juan Montoya/2001 Belgian GP Williams FW23
(C)Williams F1
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これはFIAがF1委員会を開いて協議したもので、予定されていた9月17日の週はそのまま休催となり、これにより9月10日のイタリアGPから10月1日の中国GPまでF1サーカスはしばし休暇となることが確定した。

これについて独『オートモーター・ウント・スポルト』誌は、「2007年にはエクレストン氏自らが関わってベルギーGPを復活させるため、今年他の国に代替開催を認めることは却ってこれに支障になるからだ」とシニカルに報じている。

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バーレーン合同テスト5日目 シューマッハのみ(2/17)

ホンダ&トロ・ロッソがテストを終え、バーレーン・サーキットでのテストはフェラーリ単独でのものとなった。
17日(金)はそのフェラーリのエース、ミハエル・シューマッハのみの走行。

新型車の『248F1』をドライブしたシューマッハは、この日トータル92ラップを周回。
ベストタイムは1'32.702と、前日よりわずかに短縮した。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'32.702 92 248F1 BS

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
   * 2006Car Test-Time 1'31.248 J.Button/Honda RA106 (2/16)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2006/02/17

トヨタ バレルンガ・テストの模様(2/16)

toyota_newlogo_s待望の新空力パッケージを導入した初テストをイタリア・バレルンガで実施
悪天候に見舞われながらもヤルノ・トゥルーリが開幕戦へ向けたレース仕様“TF106”をテスト

パナソニック・トヨタ・レーシングは、2月16日(木)、イタリア・ローマ北部に位置するバレルンガ・サーキットでのテストを完了した。
今回のテストの目的は、2006年シーズン開幕へ向けて、全く新しい空力パッケージを
まとった“TF106”の初走行にあった。
しかし、残念ながら、降雨と低温のために予定していたプログラムは2日間で中断された。
とはいえ、ヤルノ・トゥルーリは天候が悪化する前に新パッケージでの初走行をこなすことが出来た。
ラルフ・シューマッハーは来週予定されているバルセロナ合同テストで新空力パッケージを試すことになる。
両ドライバーは、メインストレート直後にシケインが追加された新しいバレルンガ・サーキットでのテストを終えたが、ヤルノ・トゥルーリは明日17日(金)もウェットコンディションでのテストを行う予定。

続きを読む "トヨタ バレルンガ・テストの模様(2/16)"

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トロ・ロッソ、「本気で走れば速いんです!!」

いまの時期ほんとうなら「遅くなければならない筈」のスクーデリア・トロ・ロッソだが、もしかしたら今回、虎の尾を踏んでしまったのかも知れない。

同チームはプライベーターということで、特にFIAから認められて今シーズンもコスワースV10-3.0リッター・エンジンを制限付きで使うことが許されているが、かねて他チームからはこれでは逆に有利すぎるとの指摘を受けていた。
STR『RB1』 (C)Scuderia Toro Rosso
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そしてこの日のバーレーン合同テストで、トロ・ロッソは午前をリウッツィに、午後をスピードに『RB1』を託してテストを行ったが、スピードはシューマッハのフェラーリよりも速く、またリウッツィに至ってはさらに加えてホンダのバリチェッロよりも速いタイムを記録してしまったのだ。

チーフ・エンジニアのローレン・メキース氏は、「午前のリウッツィは模擬予選ランや給油練習を行ったから……」と釈明(?)しているが、図らずも指摘された通りの速さを披瀝してしまったことで、これからさらに不平等とのそしりを他チームから受けることも考えられそうだ。

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ホンダ首脳、「いいエンジン・テスト行えた」

バーレーン合同テストを終えたHRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)の中本修平/エンジニアリング・ディレクターは、「とても意義ある事前テストが行えた」と振り返った。
中本 修平 (C)Honda Racing
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「バーレーン・サーキットはエンジンにとって非常に激しいものがある。より高い回転で、しかもそれが長い時間続くからね。
そうした意味で、ここではとても意義のあるテストが行えたと言える。
われわれはこれまでに2つの問題に直面したが、一方で2つのエンジンが何の問題もなしに1,000キロ以上もの距離を走り切ることができた。
われわれは確実に正しい方向に向かっているし、来週のバルセロナでさらにそれは進化することだろう」

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ホンダ、納得のいくバーレーン・テスト打ち上げ

16日(木)ホンダ・チームは4日間に渡るバーレーン・テストの最終日を迎えた。
Honda『RA106』Tail End (C)Honda Racing
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この日もステアリングを握ったのはバトンとバリチェッロの二人。
『RA106-01』のバトンは午前のセッションでセットアップを進め、午後には多数のピットストップ練習を行いながらミシュランのタイヤ評価に務めた。
バトンはこの日トータル133ラップを周回してベストタイム1'31.248を記録。
これはV10エンジンのフェラーリを除けば2006年型車のトップとなるもの。

またバリチェッロは『RA106-03』を走らせてエアロダイナミックスの評価を行いながら同じくピットストップの練習、そしてレース・シミュレーションを完了した。
こちらは101ラップを周回してベストタイム1'31.588で、V10エンジン搭載『トロ・ロッソ』のリウッツィに続く4番手となった。

マーク・エリス/チーフ・テスト・エンジニアは「ここは今の時期のヨーロッパよりもずっと暖かいし、何より開幕戦のコースそのものでテストができるということには大きな意義がある。
マシンについても、またタイヤについても十分有意義なデータを収集することができた」と、胸を張った。

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フェラーリ『248F1』、トロ・ロッソより遅かった

16日(木)に行われたバーレーン合同テストでは、マッサのフェラーリ『F2004』がトップタイムを記録したものの、シューマッハがドライブした新型車『248F1』はリウッツィ&スピード操るトロ・ロッソ『RB1』よりも遅いという衝撃的なものだった。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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『F2004』『RB1』らはいずれも『V10-3.0リッター』エンジンだが、テスト用の『F2004』はともかくトロ・ロッソはこのコスワースV10-3.0リッター・エンジンでシーズンに臨むことになっているからだ。

この日のフェラーリはいずれもブリヂストンのタイヤテストがメイン。
シューマッハはわずか23ラップしか周回していないため何らかのトラブルに見舞われた可能性もあるが、シューマッハやチームでは何もコメントしていない。

ひとりマッサは「トロ・ロッソよりも遅いからといって別に心配することはない。
今はラップタイムを出すのが目的ではなく、トラブルを洗い出して信頼性を増すことが大事なんだから」とフォローするのだが。

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BMW バルセロナ・テスト3日目(2/16)

16日(木)『BMWザウバーF1』チームによるバルセロナ・サーキットでの単独テストは最終の第3日目を迎えた。
この日のマシンはハイドフェルドが『F1.06-02』、またビルニューブは引き続き『F1.06-03』を使用した。
二人は共にレース・シミュレーション・プログラムに取り組み、ハイドフェルドが87ラップ、ビルニューブのほうは119ラップと、いずれも実レースを上廻る距離を走破した。
ベストタイムもハイドフェルドは1分15秒台に入れている。

BMW・チームの次回のテストは、来週22日(水)から24日(金)に掛けて、イタリアのイモラ・サーキットが予定されている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ハイドフェルド GER BMW 1'15.928 87 F1.06 ML
2 J.ビルニューブ CAN BMW 1'16.884 119 F1.06 ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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『モバイルキャスト』、井出有治支援リリース

井出有治、「SUPER AGURI FORMULA 1」とドライバー契約
レギュラードライバーとして、F1参戦決定!
井出 有治 (C)Mobilecast Motorsport
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2006年2月15日、イギリスにファクトリーを構える「SUPER AGURI FORMULA 1」より、井出有治とのドライバー契約締結がアナウンスされました。
これにより、井出有治は2006年F1グランプリシリーズに「SUPER AGURI FORMULA 1」のレギュラー・ドライバーとして参戦することが決定いたしました。

F1参戦決定について“応援していただいている皆様にまずは自分の言葉で伝えたい”という井出の想いにより、イギリスでチームとの契約を終えた直後のメッセージを「mobilecast.co.jp」内,井出有治のページと自身のホームページ「yuji-ide.com/Message」にて発表いたしました。

新しく誕生した、“オールジャパン”チームとしても注目されている鈴木亜久里チーム代表率いる「SUPER AGURI FORMULA 1」でのF1参戦。
チームにとっても井出にとっても重要となる2006シーズンを是非応援ください。
2006年のF1グランプリシリーズは、3月12日にバーレーンで開幕、熱い戦いが期待されます。

モバイルキャストは、今年井出有治がF1においてレーシングドライバーとして最高のパフォーマンスを発揮できるよう、全面的にサポートしてまいります。
また、これを機に井出有治のファンクラブを設立し、観戦ツアーなどを企画してファンの皆様とのコミュニケーションをはかり、より多くの皆様に応援していただける機会を創造してまいります。

また、当社のモータスポーツ・マネジメント事業の舞台が世界へと広がり、最高峰のモータースポーツであるF1とのシナジーを通じて、コンシューマ向け製品だけでなく、あらゆるパートナー企業と共同開発を推進し、人とクルマのワイヤレス・ソリューションを事業として展開していく予定です。
世界を舞台に戦いを繰り広げる井出有治とともに、これからのモバイルキャストの動きにも是非ご注目ください。

◆井出有治これまでの主なレース戦歴◆
1990年 レーシングカートデビュー
1994〜98年全日本F3選手権シリーズ参戦
1999年 Formula Dreamシリーズチャンピオン
2000年 全日本GT選手権300クラスシリーズ参戦
2000〜01年 全日本Formula 3選手権シリーズ参戦
2002年 フランスFormula 3選手権シリーズ参戦
2003年〜04年Formula Nippon選手権シリーズ参戦
       全日本GT選手権500クラスシリーズ参戦
2005年Formula Nippon選手権シリーズ2位
  SUPER GT 500クラス シリーズ11位

提供:モバイルキャスト・モータースポーツ

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アロンソ、「エンジンはホンダが一番」

これまでのオフテストでは順調な仕上がりぶりをみせているルノー・チームのフェルナンド・アロンソは、「エンジンについてはホンダが一番」との見方を示している。
Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
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「エンジンで言えば、多少弱い部分もあるみたいだけれどホンダが一番なんじゃないかな。
その次はフェラーリ、それからルノーだろう。
ただこれは、あくまでもこれまでのテストでの話だけどね。
マクラーレン(メルセデス)ももちろん巻き返してくるだろうし、それに何よりF1レースはエンジンだけの勝負じゃない。
レースは始まってみなければわからないさ」

口ぶりとは裏腹に、チャンピオンは今年のタイトル争いにも自信を持っているようだ。

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トヨタのバレルンガ・テストは天候に恵まれず

開幕戦バーレーンGP用の新エアロダイナミックス・パッケージを今週テストしているとされるトヨタ・チームのバレルンガ単独テストだが、残念ながら天候に恵まれていない模様だ。
Jarno Trulli/Vallelunga Test (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
地元イタリアのヤルノ・トゥルーリがテストに当たっているとされるが、伝えられるところでは低い気温と雨とで満足なコンディションでのテストができていないという。

トヨタ・チームがここイタリアのバレルンガでテストするのは今回が初めて。
来週再びバルセロナ・サーキットでテストを行うものとみられる。

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モズレー会長、F1レース専門誌にコラム執筆へ

FIAのマックス・モズレー会長が、F1レース専門誌に自身のコラムページを持つことがわかった。
Image (C)F1Racing
f1racing_magazine掲載されるのはイギリスの著名専門誌『F1レーシング』。
モズレー会長の執筆するコラム名は『グリップ'n'スピン』というもので、記念すべき最初の内容はかねて持論の「F1コスト削減」と「自動車メーカーによる参戦」についての主張になるということだ。

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バレンシア合同テスト3日目、新鋭コバライネン最速(2/16)

16日(木)、第3日目を迎えたバレンシア合同テストは、ルノーの新任テストドライバー、ヘイキ・コバライネンが堂々のトップタイムをマークした。
しかしわずか1秒の間にルノー、マクラーレン、ウィリアムズ、そしてレッドブルの4チーム6台がひしめく大接戦のテストタイムとなった。

ミッドランドは新人のエイドリアン・スーティル(23歳:ドイツ)を初めて起用した。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 H.コバライネン FIN Renault 1'10.618 140 R26 ML
2 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'10.657 50 MP4-21 ML
3 G.フィジケーラ ESP Renault 1'10.938 118 R26 ML
4 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'11.139 78 FW28 BS
5 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'11.174 66 MP4-21 ML
6 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'11.217 73 RB2 ML
7 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'12.233 119 FW28 BS
8 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'12.778 46 M16 BS
9 A.スーティル GER MF1 Toyota 1'17.912 27 E15B BS

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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FIA会長認める「インドでのF1開催 合理的」

2006年ベルギーGPの中止、さらにはホッケンハイムでのドイツGP開催も危ぶまれてF1開催数の減少傾向の中、マックス・モズレーFIA会長はインドでのF1グランプリ開催が合理的であると語って注目された。
India Image
india_imageこれはロンドンで記者の質問に対し答えたもので、同会長は「インドと中国の人口はそれだけで世界の半数に匹敵するもの。
そこでF1グランプリが開催されるのは無理のない話だろう。
すでに中国でのF1開催が果たされたいま、次にインドで、というのは至極合理的な考えに違いない」と、述べた。

ナレイン・カーティケヤンの母国であるインドには、すでにバーニー・エクレストン氏もその候補地ムンバイなどに何回も足を運んでいて実現の可能性は高いとみられるが、それにしてもすぐ数年のうちに開催というのは難しいと思われる。

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バーレーン合同テスト4日目 マッサ最速!(2/16)

16日(木)第4日目を迎えたサクヒールのバーレーン合同テストは、再びフェラーリの『F2004』(V10)がトップタイムをマークする一方、新型車『248F1』をドライブしたシューマッハのほうは23ラップ、トロ・ロッソにも後れを取る最下位に留まった。

ホンダとトロ・ロッソはこれでテスト終了、フェラーリだけはさらに継続する見込み。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'30.578 90 F2004 * BS
2 J.バトン GBR Honda 1'31.248 133 RA106 ML
3 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'31.380 101 RB1 * ML
4 R.バリチェッロ GBR Honda 1'31.588 101 RA106 ML
5 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'32.640 62 RB1 * ML
6 M.シューマッハ GER Ferrari 1'32.909 23 248F1 BS

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
   * 2006Car Test-Time 1'31.278 J.Button/Honda RA106 (2/15)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2006/02/16

シューマッハ、『お犬騒動』巻き起こす

現在バーレーン・サーキットでのテストに参加しているミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が、愛犬の『シバ』君をパドックで散歩させ、現地プレスの間にひと騒動巻き起こしているという。
"Shiva" 2005 Spa (C)Ferrari S.p.A
shivaそれによれば、バーレーン国内の法律では海外からペットの持ち込みができない筈というものだが、これについてフェラーリ・チームのスポークスマンは「適切な書類があれば可能」と反論している。
ちなみに『シバ』君は、柴犬ではない。

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ルノーも順調にレース・シミュレーション

15日(水)、この日から3日間の予定でバレンシア合同テストに加わったルノー・チームは、まずフィジケーラとテストドライバーのコバライネンという顔ぶれで参加した。

マシンは共に『R26』で、セットアップとミシュランのタイヤ評価に取り組んだフィジケーラはいくつかの小さなマシントラブルが起きて走行を妨げられ、81ラップを周回してベストタイム1'11.438は14台中4番手となった。
Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
拡大します
一方、コバライネンのほうは『RS26』エンジンのライフを前にレース・ディスタンスに挑み、115ラップを周回してベストタイム1'11.380、これはこの日3番手に位置するもの。

チーフ・テスト・エンジニアのクリスチャン・シルク氏は、「コバライネンのほうは何のトラブルもなしにレース・ディスタンスを走りきることができた。
フィジケーラにはいくつか小さな問題があったが、それでもテスト・プログラムは予定通りにこなすことができた」と、説明した。

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マクラーレン、相変わらず「速いが、壊れる」

ライコネンとモントーヤという顔ぶれで参加したマクラーレン・チームによる15日のバレンシア合同テスト。
ライコネンがこの日走行した14台中2番手タイムを出すなどスピードをみせたが、その一方で相変わらずマシントラブルが続き、弱さをも露呈することとなった。
McLaren MP4-21 New Wear(C)McLaren Group
拡大します
冷たいコンディションのため、午前10時頃から開始されたテストで、『MP4-21』をドライブしたモントーヤは数多くのピットストップ練習を含むレース・ディスタンスを試み、トータル79ラップを周回してベストタイム1'13.051(8番手)を記録したが、結局最後はマシントラブルに見舞われた。

またライコネンはトランスミッション関連のトラブルから走行開始が遅れたうえに、こちらも再びトラブルに見舞われて、ベストタイムは1'11.185の好タイムを記録したものの、わずか21ラップの周回に留まっている。
テストは明日も同じ顔ぶれで続けられる予定。

新カラーリング車のテスト画像はこちらでご覧になれます。(Nifty Member)

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N.ジャニ、「スイス時計のような精巧な走り」

今シーズン、『スクーデリア・トロ・ロッソ』の第3ドライバー&テストドライバーに指名されたニール・ジャニ(22歳:スイス)が、15日のバーレーン合同テストで初めて『RB1』をドライブした。
STR『RB1』 (C)Scuderia Toro Rosso
拡大します
もう2年も前に当時のザウバー・チームでF1テストの経験があるジャニだが、「トータルでもまだ1,000キロも走っていない」ということで、ひさびさの本格F1テストとなった。

「F1は、絶対にこれではブレーキが間に合わない、絶対にこのスピードでは曲がれない、というのが実はできてしまうんだ。
だから今日は十分にそのF1のブレーキングとスピードとを楽しむことができた。
いまはもう次のイモラでのテストが待ちきれないよ」

チームのエンジニアによれば、ジャニのドライビングは『スイス時計のように精巧なもの』だったと表現されている。

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ホンダ・チームはレース・シミュレーション

15日(水)第3日目を迎えたホンダ・チームによるバーレーン・テストは、前日同様ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェッロの組み合わせ。
バーレーン・サーキットはこの日も気温28度、路面温度も33度という暖かいコンディションだ。
Honda Team Garage (C)Honda Racing
拡大します
引き続きバトンが『RA106-01』号車を、バリチェッロが『RA106-03』号車をドライブし、午前のセッションではミシュランのタイヤ開発とエアロダイナミックスの評価を。
そして午後にはレース・ディスタンスにトライした。

バトンはトータル実に140ラップを周回してベストタイム1'31.278の好タイムを記録。
またバリチェッロは102ラップを周回してこちらも1'31.645を記録、それぞれこの日の2-3番手となった。
ただしトップのフェラーリはV10-3.0リッターのため、2006年用V8-2.4リッター・エンジン車としては1-2番手になるものだ。

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シューマッハ、バーレーン・テストに登場もトラブル

15日(水)第3日目を迎えたフェラーリ・チームのバーレーン・テストは、いよいよミハエル・シューマッハが登場、マッサとの2006年コンビネーションとなった。

マシンはシューマッハが新型車『248F1』でセットアップとブリヂストンのタイヤ評価、またマッサのほうは暫定カーの『F2004』で同じくタイヤ評価とエレクトロニクス関連のチェック等を行った。

マッサはトータル92ラップを周回してベストタイム1'30.029と大幅にタイムを短縮、もちろんこれはこの日のトップタイムとなるものだが、ただしエンジンは『V10-3.0リッター』。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1 (C)Ferrari S.p.A
拡大します
一方シューマッハのマシンにはメカニカルトラブルが発生、午前のセッションで37ラップを周回しただけでテストを打ち切らなければならなかった。
シューマッハのベストタイムは1'32.229で5台中の4番手。
テストは明日も同じ顔ぶれで行われる予定。

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スチュワート氏、「それでもシューマッハに賭ける」

元スチュワート・チームの代表ジャッキー・スチュワート氏(66歳:イギリス)は、依然としてミハエル・シューマッハにはチャンピオンになる力量があると語っている。
Sir Jackie Stewart (C)Ex.Stewart Racing
拡大します
これは現チャンピオン、フェルナンド・アロンソ(ルノー)の地元スペインの『マルカ』紙に語ったもので、その中で同氏は「F1はマシン次第の部分があるから現状でシューマッハがアロンソとライコネンにプレッシャーを掛けるのは難しいかも知れない。
しかし私はまだ彼がドライバーとしてこれらの『少年たち』に教えるべきものを一つか二つ持っていると思うんだ。
もし金を賭けるならば、私は今年もシューマッハにこれを賭けるよ」

F1で通算27勝、3回の世界チャンピオンに輝いたスチュワート氏は、現役当時『フライング・スコット』と呼ばれた。

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メルセデス首脳、準備の遅れに不満顕わ

これまでのオフテストで立ち遅れているのではとの指摘を受けているマクラーレン・メルセデスだが、メルセデス側責任者がこれを認める発言をしている。
McLaren『MP4-21』(C)McLaren Group
拡大します
これはメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターが独『オートモーター・ウント・スポルト』誌に語ったもので、その中で同氏は「われわれはこれまでの状況に決して夢を持っていない。
なぜなら明らかにわれわれは遅れている。現在の状況は2月中旬のものとして描いていた姿ではないからだ。
いまのところわれわれの『MP4-21』は、2006年シーズンを制する準備がまったくできていないよ」と、現状への不満を顕わにした

折りしも15日のバレンシア合同テストでは、ライコネン、モントーヤいずれの『MP4-21』もメカニカルトラブルによりコース上でストップする場面を演じている。

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GPMA、FIA会長の口撃、無視

このところその攻撃性を増している感のあるマックス・モズレーFIA会長のコメントだが、GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側は、直ちにこれに反応することは避けているようだ。
Image (C)McLaren Group
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GPMAのスポークスマンは「われわれは自らのスケジュールにのっとって一体となってこれからも行動する。モズレー氏の言葉によって一喜一憂することはない」と、コメント。
冷静さを保持している。

モズレー会長は、2008年からの新コンコルド協定にデッドラインを設定。
場合によっては現在F1に参戦している(メーカー系)チームであっても2008年からは参戦できない場合があるとGPMA側を挑発する発言を続けている。

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A.ニューイ氏、「マクラーレンは大きくなり過ぎた」

長年在籍したマクラーレン・チームを離れ、今シーズンから新天地レッドブル・レーシングへと移籍したエイドリアン・ニューイ氏(47歳)が、その心境を独『オートモーター・ウント・スポルト』誌で次のように語っている。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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「私が思うに、マクラーレンはあまりに大きくなり過ぎてしまったんだ。
いまはまるで大会社のようで、人と人とのつながりが薄れてしまったように感じられる。
それがレッドブルに移ることにした理由だよ」

とりわけエアロダイナミックスの鬼才として高い評価を受けるニューイ氏は、マーチでF1キャリアをスタートさせ、その後ウィリアムズ、マクラーレンで如何なくその才能を発揮、数々のタイトル獲得に貢献した。
レッドブル・レーシングでは2007年の『RB3』のデザインに当たるとみられる。

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FIA会長、「A1グランプリにはスター必要」

F1のオフシーズンを狙ってUAE(アラブ首長国連邦)など中東から発案された『A1グランプリ』について、マックス・モズレーFIA会長は次のように語っている。

「『A1グランプリ』をほんとうに成功させようと思うなら、スター・ドライバーが必要だろう。さもないとシリーズ全体が盛り上がらない。
例えば、1980年代のグループCカーによるスポーツカー世界選手権のようにね」
A1GP Image
a1_gp_race国別対抗の形態を取る同シリーズだが、これまでのところ出場選手は一流どころとはいえず、いまいち盛り上がりを欠いていて、モズレー会長の見方は冷ややかのようだ。

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『ディレクシブ』、マクラーレンと健康プログラム

いま話題の『ディレクシブ』(芳賀美里:代表)が、マクラーレン・チームと共同で『ディレクシブ・ダイナミック・ウェルビーイング・プログラム』をスタートさせることがわかった。
(C)Direxiv
direxiv_logoこのプログラムはフィンランド・オリンピック委員会のアキ・ヒンツァ医師によって率いられるもので、F1ドライバーのみならずチームスタッフ全体の食事や健康管理を長期に渡り行うものという。

昨年『GP2シリーズ』にも参戦した『ディレクシブ』は、ジャン・アレジ氏をチーム代表にマクラーレン・ジュニアチームを設立するのでは、という噂が絶えないいま注目の存在だ。

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BMW バルセロナ・テスト2日目(2/15)

15日(水)『BMWザウバーF1』チームによるバルセロナ・サーキットでの単独テストは第2日目を迎えた。
この日はクビサに代わってニック・ハイドフェルドが登場、ジャック・ビルニューブとのレギュラー・ドライバー・コンビとなった。
マシンはいずれも新型車の『F1.06』で01号車と03号車が使われ、共にタイムを1分16秒台に入れている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ハイドフェルド GER BMW 1'16.374 73 F1.06 ML
2 J.ビルニューブ CAN BMW 1'16.551 87 F1.06 ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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バレンシア合同テスト2日目、再びウィリアムズ最速(2/15)

15日(水)、第2日目を迎えたバレンシア合同テストは、この日から王者ルノーが加わった。
そしてこの日もウィリアムズがトップタイム。前日のウェバーに代わり今度はニコ・ロズベルグだ。
これに復帰したマクラーレンのキミ・ライコネンが続いたが、こちらはマシントラブルで早々にテストを打ち切っている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'10.994 121 FW28 BS
2 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'11.185 21 MP4-21 ML
3 H.コバライネン FIN Renault 1'11.380 115 R26 ML
4 G.フィジケーラ ITA Renault 1'11.438 84 R26 ML
5 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'11.569 33 FW28 BS
6 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'11.791 63 RB2 ML
7 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'12.911 66 M16 BS
8 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'13.051 79 MP4-21 ML
12 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'13.601 14 RB2 ML
13 R.ドーンボス HOL RedBull Ferrari 1'14.648 28 RB2 ML
14 G.モンディーニ SUI MF1 Toyota 1'14.655 84 EJ15B BS

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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バーレーン合同テスト3日目 シューマッハ登場(2/15)

15日(水)第3日目を迎えたサクヒールのバーレーン合同テストは、フェラーリのバドエルからエース、シューマッハに交代、またトロ・ロッソは今季第3ドライバー&テストドライバーに指名されたニール・ジャニを登場させた。ホンダ・チームは引き続きバトン&バリチェッロ。

トップタイムを記録したのは再びフェラーリで、今度はマッサだがマシンは暫定カー。
2位以下に丸1秒以上の差を付けてただ一人1分30秒台をマークしている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'30.029 92 F2004 * BS
2 J.バトン GBR Honda 1'31.278 140 RA106 ML
3 R.バリチェッロ GBR Honda 1'31.645 102 RA106 ML
4 M.シューマッハ GER Ferrari 1'32.229 37 248F1 BS
5 N.ジャニ SUI Toro Rosso Cosworth 1'33.028 76 RB1 * ML

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2006/02/15

井出有治、「F1チャレンジ楽しみ」

佐藤琢磨と共に、『スーパー・アグリ・F1』チーム2006年のドライバーに指名された井出有治は、次のようなコメントを語った。

「今年はエキサイティングでチャレンジングなシーズンになりそうです。
F1で戦うチャンスを下さった鈴木さんに心からお礼を申し上げます。
F1カーをドライブしたのは昨日が初めてだったので緊張しましたが、とてもエキサイティングでした。
F1はすごくパワフルですね!
また、昨日のシェイクダウンに間に合わせるため、懸命に働いてくれたスタッフ全員にもお礼を申し上げます。
昨日はまったく問題がなかったので、来週からバルセロナで始まるテストが楽しみで仕方ありません」
井出 有治 (C)Twin Ring Motegi
拡大します
井出有治は2005年の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンでシリーズ・ランキング2位。
(これによりF1スーパーライセンスの権利を持つ)
これまで全日本GT選手権のGT500クラスやフランスF3選手権、また全日本F3選手権、全日本カート選手権などで活躍した。

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佐藤琢磨、「抑えきれない興奮覚える」

『スーパー・アグリ・F1』のドライバーとして正式決定した佐藤琢磨は、次のようなコメントを明らかにした。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
拡大します
「スーパーアグリF1のスタッフひとりひとりの懸命な努力により、驚くほど短期間でチームが誕生しました。
彼らや、モータースポーツ界で大成功を収めてきた亜久里さんと一緒に仕事ができることに抑えきれない興奮を覚えています。
こうした素晴らしい仕事をこなしたスタッフとともに、昨日、無事にシェイクダウン・テストを終えることができました。
今後、たくさんのハードジョブを消化しなければなりませんが、僕たちは皆やる気満々で、新しい挑戦の始まりを心待ちにしています」

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スーパー・アグリ、ドライバー・ラインナップ正式発表!

15日(水)『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームは、2006年F1世界選手権に参戦するドライバー・ラインナップを正式発表した。

それによれば、これまでの噂通り佐藤琢磨(29歳)と井出有治(30歳)の二人。
これにより、ドライバーについても純日本チームという路線が打ち立てられたことになる。

チーム代表の鈴木亜久里氏は「初めてのF1挑戦なので、今年はたいへんなことがたくさんあるだろうが、そのためにもこうした経験豊富なドライバーを迎え入れることができ、とても喜んでいる」 と語った。

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ビルニューブ(BMW)はダンパーのテスト

スペインのバルセロナ・サーキットで独自テストをスタートさせた『BMWザウバーF1』チームは、初日の14日(火)ジャック・ビルニューブと新任テストドライバーのロバート・クビサ(21歳:ポーランド)の二人を参加させた。
BMW V8 F1 Engine (C)BMW Motorsports
拡大します
『F1.06-03』号車を駆ったビルニューブはダンパーの評価を行うと共に、いくつかの新しいコンポーネンツのテストを行った。

一方のクビサは2005年ワールドシリーズbyルノーのチャンピオンでルノー・チームのテスト経験も持つ期待のドライバー。
『F1.06-02』号車を走らせたクビサは、もっぱらマシンのセットアップに集中した。
明日はクビサに代わってニック・ハイドフェルドがテストに加わることになっている。

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新カラーリングのマクラーレン『MP4-21』初テスト

オフテスト用のオレンジから、赤を配したメタル調ののものへとそのカラーリングを一新したマクラーレン・チームの『MP4-21』が、14日(火)のバレンシア合同テストで初めてその姿を外部に披露した。
McLaren『MP4-21』 (C)McLaren Group
mclaren_mp4-21_bこの日テストに参加したのはファン・モントーヤとテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサ。
それぞれ製作されたばかりの『MP4-21-02』と『MP4-21-03』号車を駆って、まずはシステムチェックを行い、その後モントーヤが48周、デ・ラ・ロサが102周を周回。
ベストタイムは1'11.701と1'11.633でそれぞれ9台中4番手と3番手になった。
(モントーヤのテスト開始はメカ作業のため遅れた)
明日はデ・ラ・ロサに代わり、キミ・ライコネンがステアリングを握ることになっている。

新カラーリングの『MP4-21』画像はこちらで。(Nifty Member)

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ミッドランドはテストに続々新人起用

14日(火)からスタートしたバレンシア合同テストに、『ミッドランドF1レーシング』はティアゴ・モンテイロ、そして新人テストドライバーのマーカス・ヴィンケルホックとジョルジョ・モンディーニという顔ぶれで参加した。
Tiago Monteiro (C)Midland F1 Racing
拡大します
新『M16』を駆ったモンテイロはマシンのセットアップ、各コントロール・ステムの確認とタイヤの評価を行い、この日トータル86ラップを周回してベストタイム1'12.930を記録。
これは9台中6番手になるもの。

また昨年末にもテストを行ったヴィンケルホックは『EJ15B』で87ラップを周回、ベストタイム1'14.300で8番手。
明日本格テストを行なう予定のモンディーニはその準備のため19ラップを周回した。

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トヨタ、新エアロをバレルンガでテスト中

トヨタ・チームは13日(月)からイタリアのバレルンガ・サーキットで、今季開幕戦バーレーンGPに投入予定の新エアロダイナミックス・パッケージをテストしている。
写真はヤルノ・トゥルーリがドライブするもの。
Toyota TF106 New Aero (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します

トヨタ『TF106』の新エアロ・パッケージ画像はこちらでご覧になれます。
(Nifty Member)

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トロ・ロッソのリウッツィにはギヤボックス・トラブル

『RB1』でバーレーン合同テストに参加している『スクーデリア・トロ・ロッソ』は、前日にスピードに代えてビタントニオ・リウッツィを14日のテストに起用した。
STR『RB1』 (C)Scuderia Toro Rosso
拡大します
途中、スピンアウトする場面もみられたリウッツィだが、この日トータル82ラップを周回してベストタイム1'34.280を記録して5台中の5番手。
ただし前日のスピードより約1.5秒も短縮した。

残念ながらギヤボックスにトラブルが発生したということで、セッション最後の1時間半は走ることができなかったが、それでもチーフ・エンジニアのローレン・メキーズ氏は「この気温でのテストはわれわれに十分なものをもたらせてくれる」と満足気だ。

明日は今シーズンの第3ドライバーに指名されているニール・ジャニ(22歳:スイス)が初めて『RB1』を走らせることになっている。

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ホンダはバトン&バリチェッロで本格テスト

14日(火)第2日目を迎えたホンダ・チームによるバーレーン合同テストは、前日のデビッドソン&ロシターという若手に代わり、バトン&バリチェッロによる本格テストとなった。
Rubens Barrichello/Honda『RA106』(C)Honda Racing
拡大します
この日も気温27度、路面温度32度という絶好のコンディションのもと、『RA106-01』を駆ったバトンはマシンのセットアップを進めたあとミシュランのタイヤ開発。
この日トータル87ラップを周回してベストタイム1'31.453を記録、これは5台中フェラーリに続く2番手。2006年新型車の中では最上位に位置するものとなった。

またバリチェッロのほうは『RA106-03』をドライブ。
マシン・バランスに満足しているというバリチェッロはタイヤ評価を行いながらトータル107ラップをも周回、ベストタイム1'31.489で3番手となった。
明日も同じ顔ぶれでテストは続けられる予定。

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フェラーリの二人は共にタイヤテスト

14日(火)第2日目を迎えたフェラーリ・チームによるバーレーン合同テストは、引き続きフェリッペ・マッサとルカ・バドエルの2人が参加。
Luca Badoer (C)Ferrari S.p.A
拡大します
マッサが新型車の『248F1』をドライブする一方、バドエルのほうは暫定カーの『F2004』を走らせ、共に開幕戦に備えブリヂストンのタイヤ開発をメインに行った。

ベストタイムはマッサが1'31.905でこの日の5台中4番手に、またバドエルのほうは1'31.225でトップとなっている。
いずれも前日より丸1秒も短縮するスピードだ。

明日はいよいよエース、ミハエル・シューマッハが登場。
マッサと共にテストにあたることになっている。

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スーパー・アグリ『SA05』、真っ白なカラーリングだった

14日(火)行われた『スーパー・アグリ・F1』の初シェイクダウン・テストは非公開ので行われたため正確なところは不明だが、イギリス国内の各メディアを総合すると次のようなものだったと推定される。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logoまず場所はイギリス・リーフィールドのチーム本拠地からほど近いグロスターシャー州のケンブル飛行場で、トレーラー2台(1台はホンダのもの)でマシンと機材が持ちこまれたという。

旧アロウズ『A23』をベースにホンダのV8-2.4リッター・エンジンを搭載、2006年のレギュレーションに合わせるため大きく改造された真っ白な『SA05』には、噂通り佐藤琢磨が乗り込んだと報じられている。

マシンは午後から走り始め、滑走路の直線部分を2往復。
各部のシステムチェックやエレクトロニクス関連の確認が行われたということだ。
マシン・デザインは新しいレギュレーションに合わせるために大きく変更されていて、一見『A23』の面影はみられないとも伝えられている。

シェイクダウンは明日も行われ、そのあと来週のバルセロナ合同テストに合流。
ここで初めて公に姿をみせた『SA05』は、3日間に渡る本格的なテストをスタートさせる。
またその翌週にはシルバーストーン・サーキットで最終確認が行われる見込みだ。

さあ 純日本製F1チームがいよいよ動き出した。

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FIA会長、新規参入チームの保証金撤廃を示唆

マックス・モズレーFIA会長は、2008年シーズンからのF1参戦は全12チームに限定する意向を示しているが、これに伴い新規参入チームに科せられている保証金の撤廃を示唆した。
Max Mosley FIA President
m_mosley6今回の『スーパー・アグリ・F1』など、新規歳入のチームに対しては総額4,800万ドル(約56億円)もの保証金をFIAに預託する必要があってこれが新規参入への大きな枷になっているのが事実だ。

これは参戦後、毎月400万ドル(約4億7千万円)ずつ返戻されることになっているとされるものの、新たに発足したチームが活動資金とは別にこれだけの巨費を集めるのは容易なことではない。
事実、亜久里チームもこの56億円についてはスポンサーから借り入れして賄ったと伝えられている。

モズレー会長は、この保証金を撤廃することにより新規チームの参入を容易にすることで、いまだに対立状態を続けるGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側5チーム(ルノー、マクラーレン、トヨタ、ホンダ、そしてBMW)に対していっそう揺さぶりを掛ける心づもりだ。

現在、12チーム中すでに6チーム(フェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、ミッドランド、トロ・ロッソにスーパー・アグリ)が埋まっているとされていて、場合によってはGPMA側チームの中に2008年から参戦できないケースすら想定される。

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BMWはバルセロナで単独テスト開始(2/14)

14日(火)『BMWザウバーF1』チームはバルセロナ・サーキットで単独テストをスタートさせた。
参加したのはジャック・ビルニューブと新任テストドライバーのロバート・クビサの二人。
マシンはいずれも新型車の『F1.06』が使われた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 J.ビルニューブ CAN BMW 1'17.514 40 F1.06 ML
2 R.クビサ POL BMW 1'18.551 88 F1.06 ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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バレンシア合同テストはウィリアムズ最速(2/14)

14日(火)スペインのバレンシア・サーキットではマクラーレン、ウィリアムズ、レッドブル、そしてミッドランドら4チームによる合同テストが始められた。

トップタイムを記録したのはひさびさウィリアムズのマーク・ウェバー。
またミッドランドでは新人テストドライバーのマーカス・ヴィンケルホックを起用。
ジョルジョ・モンディーニのほうは翌日のための準備だけに留まった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'10.691 94 FW28 BS
2 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'11.240 86 RB2 ML
3 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'11.633 102 MP4-21 ML
4 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'11.701 48 MP4-21 ML
5 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'12.657 47 FW28 BS
6 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'12.930 86 M16 BS
7 R.ドーンボス HOL RedBull Ferrari 1'14.053 98 RB2 ML
8 M.ヴィンケルホック GER MF1 Toyota 1'14.300 87 EJ15B BS
9 G.モンディーニ SUI MF1 Toyota 1'24.100 19 EJ15B BS

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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バーレーン合同テスト2日目 全車タイム短縮(2/14)

14日(火)第2日目を迎えたサクヒールのバーレーン合同テストは、フェラーリが引き続きマッサ&バドエルで臨む一方、ホンダはバトン&バリチェッロの本番メンバーに、またトロ・ロッソはスピードからもう一方のリウッツィへと変更された。

トップタイムを記録したのは前日同様バドエル/フェラーリだったが暫定カー、しかしタイムはさらに丸1秒短縮、同様に他のいずれも大幅タイム短縮を果たしている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 L.バドエル ITA Ferrari 1'31.225 62 F2004 * BS
2 J.バトン GBR Honda 1'31.453 87 RA106 ML
3 R.バリチェッロ GBR Honda 1'31.489 107 F106 ML
4 F.マッサ BRA Ferrari 1'31.905 68 248F1 BS
5 V.リウッツィ USA Toro Rosso Cosworth 1'32.702 69 RB1 * ML

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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『ジョニー・ウォーカー』、マクラーレンへの支援額増加

タバコ会社『ウェスト』を失って以来、タイトル・スポンサー不在状態のマクラーレン・チームだが、昨シーズンからスポンサーになっている『ジョニー・ウォーカー』が大幅に支援額を増加させたことが確認された。
Jpnnie Walker (C)McLaren Group
拡大します
事実、このほど明らかにされた『MP4-21』の新カラーリングでは、ボディサイドにひときわ大きくその特徴的なロゴとデザインが描かれている。
同社のベン・アンダーソン/グローバル・ブランド・ディレクターは「2005年7月からマクラーレンのスポンサーになって以来、大きな広告効果がみられた。そのため、この関係をさらに強化することでお互いに一致したもの」と、説明している。

マクラーレンは当初2007年にフェラーリから移る『ボーダフォン』の前倒しを図ったとされるが、これはフェラーリ側の抵抗で実現しなかった模様だ。

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スーパー・アグリ『SA05』、シェイクダウン果たす

イギリス国内の複数のメディアによれば、注目の『スーパー・アグリ・F1』の第一号車『SA05』が、14日(火)イギリス・グロスターシャー州のケンブル飛行場で初シェイクダウンを果たした模様だ。

非公開で行われたため詳細は一切不明だが、ブリヂストンタイヤを装着、ホンダのV8-2.4リッター・エンジンを搭載した旧アロウズ『A23』ベースのもので、ステアリングは佐藤琢磨が握ったと報じられている。

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2006/02/14

トロ・ロッソは『RB1』でバーレーン・テスト

フェラーリ、ホンダと共に遠路バーレーン・サーキットまでマシンを運んでテストを始めた『スクーデリア・トロ・ロッソ』は、この日スコット・スピードただ一人の参加。
Scott Speed (C)RedBull Racing
拡大します
マシンも新型車の『STR-01』は先週のヘレス合同テストのあと、来週予定されるイモラでのテストに備えるため、こちらは旧型の『RB1』1台だ。

スピードはタイヤの評価と共に、初体験となるピットストップとタイヤ交換の練習にも時間を割いた。
「この前やった時は失敗していたクルーも、今回はだいぶ良くなったよ」と、スピードは満足そう。

明日のテストはビタントニオ・リウッツィと交代して続けられる予定だ。

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フェラーリも主眼は開幕戦用タイヤの評価

ホンダ・チームと同じく13日(月)からバーレーン・サーキットでのテストを開始させたフェラーリ・チーム。
こちらはフェリッペ・マッサとテストドライバーのルカ・バドエルという組み合わせでスタートさせた。
Ferrari Bahrain Test (C)Ferrari S.p.A
拡大します
マシンは制限付き『V10-3.0リッター』エンジン搭載の『F2004』と、2006年新型車『248F1』とを相互に走らせた模様で、、この日のトップタイムはバドエルが記録した1'32.297というもの。
トリノ冬季五輪で一躍世界にその名を知らしめたバドエルは、いまやイタリアの星だ。

マッサも同じくタイヤの評価をメインにプログラムを行い、こちらはベストタイム1'32.952で、ホンダの2台に続く4番手となっている。

テストは明日も同じ顔ぶれで続けられる予定だ。

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ホンダ、温暖・好天に恵まれタイヤテスト進捗

13日(月)から中東バーレーン・サーキットで始められた合同テストに参加したホンダ・チームは、初日はまずアンソニー・デビッドソン&ジェームス・ロシターというフレッシュなテストドライバー勢で臨んだ。
Bahrain Circuit Image (C)BIC
拡大します
ヨーロッパとは一転、気温25度という暖かさの中、開幕戦バーレーンGPのためのタイヤ評価のプログラムを進めた。
『RA106-01』を駆ったデビッドソンはこの日トータル114ラップを周回してベストタイム1'32.571。これはフェラーリのバドエルに続く2番手になるもの。
マシン・バランスを整えると共にエアロダイナミックスもテストしている。

また『RA106-03』のステアリングを握ったロシターはトータル67ラップを周回してベストタイムが1'32.864でこちらは3番手。
初めての新『RA106』だったが、デビッドソンにひけをとらないタイムを披瀝した。

明日はいよいよジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェッロの本命がテストに登場することになっている。

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今週は各地でテストラッシュ!

ここのところ、ほぼ各チームそろって合同テストを繰り返してきたF1だが、今週はさまざまな場所に散らばって行われる予定だ。
Valencia Test Scene (C)Renault F1
拡大します
中東バーレーンではすでにフェラーリ、ホンダ、トロ・ロッソにより13日からテストが始められている。
またスペインのバレンシアではルノー、マクラーレン。ウィリアムズ。そしてミッドランドが、またBMWは同じくスペインのバルセロナで単独テスト。
そして新スペック投入のトヨタはイタリアのバレルンガでこちらも単独テストだ。

さらに日本のファンにとって気掛かりなのが『スーパー・アグリ・F1』の初テスト。
こちらは14-15日とされているが、イギリス国内でのシステムチェックのみということで、本格的なシェイクダウン・テストは来週のバルセロナテストが予定されている。

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モズレー会長 強気の裏に『計算』あり

ここにきていっそう強気な発言がみられるマックス・モズレー会長、その裏にはどうやらそれなりのしたたかな計算があるようだ。
San Marino GP (C)McLaren Group
拡大します
同会長によれば、まず2008年の最大F1チーム数は12と言明。
このうち、すでに6チームがサインを済ませているとされる。
(フェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、ミッドランド、トロ・ロッソにスーパー・アグリか)

一方対立するGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側に所属しているのはルノー、マクラーレン、トヨタ、ホンダ、そしてBMWの5社。

すべて合わせて11チームになるのだが、モズレー会長によればこれ以外にすでに3-4チームが新たにF1参入を図っているといういうもの。
新チームとは、ディレクシブ? ドバイ王室?
これはGPMA側もうかうかしていれば2008年の参戦チャンスを失うという脅しか。

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モズレー会長、反抗者に対してデッドライン決める

マックス・モズレー会長とバーニー・エクレストン氏率いるFIA側新コンコルド協定に対し、依然として反旗を翻しているGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側勢力に対し、モズレー会長はいよいよデッドラインを定めて追い込む構えだ。
Max Mosler FIA President
m_mosley7それによれば、3月22日(水)同会長は全体の会議を招集、そこで2008年の新コンコルド協定について10日以内にサインするように提案する構えだという。

「2008年からのF1世界選手権について、参加するのも離脱するのもまったく自由なんだ。
私はこのいくつかの自動車メーカーがここから去っていったとしてもまったく驚くことはないだろう」と、再選されたばかりのFIA会長は超・強気だ。

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アロンソ、「今年ルノーでの待遇変わるかも……」

すでに2007年シーズンからマクラーレン・チームへの移籍を発表しているフェルナンド・アロンソが、今季のルノーでの待遇について心配している。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
拡大します
これは地元スペインの『SEdeR』ラジオで語ったもの。
その中でこの史上最年少チャンピオンは「もしかしたら、僕はこのフランス・チームからフィジケーラと同様な待遇を受けられないかも知れないね。
だってボスとしたら、チームの重要な情報をライバル・マクラーレンに持ち出されまいと当然考えるだろう。
でも、もし僕が昨シーズンのようにタイトル争いを繰り広げていたとしたら、そうはならないと思うんだ。
だからぜひそうありたいと期待しているんだけれどね」

これについて同チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターは「チームが一丸となってタイトル獲得に邁進することが最優先。そんなことはあり得ない」と一笑に付している。

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トヨタ 『TF106』に新空力パッケージを投入へ

toyota_newlogo_s新型空力パッケージを導入して開幕戦へ向けてテストを開始
明日からイタリア・バレルンガテストで空力一新の“TF106”を熟成

2006年シーズンの開幕戦バーレーンGPまで、残すところ3週間あまりとなった。
パナソニック・トヨタ・レーシングの冬季テストも最終段階を迎え、明日2月14日(火)からイタリアのバレルンガ・サーキットにおいて、レース仕様の“TF106”の初走行を行う。

このバレルンガテストに投入する“TF106”は、ドイツ・ケルンのTMG施設で50%風洞を駆使し、来るシーズンのために過去6ヶ月に渡って、絶え間なく開発された、全く新しい空力パッケージを装備している。

続きを読む "トヨタ 『TF106』に新空力パッケージを投入へ"

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ウィリアムズ、『オリス』とのスポンサー契約更新

13日(月)ウィリアムズ・チームは『オリス』とのスポンサー契約をさらに更新したことを発表した。
Oris logo (C)Williams F1
拡大します
オリスはスイスの大手腕時計会社で、2003年シーズンから同チームをスポンサーとして支援、2005年にはスポンサー・フィーを拡大、そして今回さらに長期延長(期間不明)ということになった。

これにより、同社のロゴは『FW28』フロントウィングのエンドフーレート部分、そしてドライバー&クルーのウェアにも表記されることになるという。

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バーレーン合同テスト始まる フェラーリ最速(2/13)

13日(月)、いよいよ2006年開幕戦の地バーレーン・サーキットで初となる合同テストが開始された。

参加したのはフェラーリ(昨年に続き2度目)、ホンダ、そしてトロ・ロッソの3チームで、フェラーリのみがブリヂストン、ホンダとトロ・ロッソはミシュランタイヤ装着車ということになる。

トップタイムを記録したのはトリノ五輪の開会セレモニーで世界にその雄姿を披露したばかりのバドエル/フェラーリ。
しかしフェラーリ&ホンダの全4車がいずれも1分32秒台に並ぶという伯仲したテストとなった。(前回フェラーリ単独での暫定カーでのテストでは1分34秒台)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 L.バドエル ITA Ferrari 1'32.297 77 F2004 */248F1 BS
2 A.デビッドソン GBR Honda 1'32.571 114 RA106 ML
3 J.ロシター GBR Honda 1'32.864 67 RA106 ML
4 F.マッサ BRA Ferrari 1'32.952 51 F2004 */248F1 BS
5 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'34.280 82 RB1 * ML

   * 2005 QualifyingTime 1'29.848 F.Alonso/Renault R25 (4/10)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)

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2006/02/13

M.ビアッジ、ミッドランド第3ドライバーの可能性も

バレンティーノ・ロッシと同じくF1テストを行う2輪ライダーであるマックス・ビアッジについて、『ミッドランドF1レーシング』のコリン・コルズ/マネージング・ディレクターが「金曜日・第3ドライバーの可能性もある」と、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語って注目されている。
Max Biaggi (C)Midland F1 Racing
拡大します
同チームにはクリスチャン・アルバース&ティアゴ・モンテイロ両ドライバーの他、テストドライバーとしてすでにマーカス・ヴィンケルホック、ジョルジョ・モンディーニ、エイドリアン・スーティル、ローマン・ルシノフら実に4人を指名。
それでもまだビアッジという隠し球を抱えているのだから驚きだ。

コルズ氏は「ビアッジについてはまた近いうちに話すことができるだろう」と語り、近日中にまたテストに起用する可能性を示唆した。
(前回のシルバーストーン・テストは雨に見舞われた)

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ベルガー氏、さっそくトロ・ロッソのV10エンジン擁護

急転、『スクーデリア・トロ・ロッソ』の強度御オーナーの座に就いたゲルハルト・ベルガー氏は、さっそく同チームが今季特例として『V10-3.0リッター』エンジンを搭載することについて擁護している。
Gerhard Berger (C)BMW Motorsport
g_berger5「他のチームから……といってもこれはミッドランドということになると思うけれど、いろいろとこの特例について批判の声があるのは知っているよ。
でも、これは規則だからね。
まだいまの段階では、これに利点があるのかどうか、まだわからない。
それを説明するのは当然ラップタイムということになるだろう。
だけどもしわれわれがミッドランドよりも速かったとして、それがエンジンのせいなのかクルマの素性がいいからなのかなんてわからないじゃないか。
とにかくこの規則を決めた時に、あらゆるデータを検討して計算をし、それで結論が出されたんだろう。だから一応これは公平な解決策ということなんだよ」

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『トリノ五輪』、フェラーリの演出不発?

『トリノ冬季五輪』の開会式では、セレモニーの後半、突如真紅のF1マシンが登場して観衆の度肝を抜いた。
トリノはフェラーリ・チームの親会社フィアットの地元ということで、マシンはもちろんフェラーリ(F2005?)だったが、ボディに五輪マーク以外のロゴは一切なく、ドライバーももちろんシューマッハ(ドイツ)やマッサ(ブラジル)ではなく地元イタリアのルカ・バドエルが抜擢されるという計らい。

狭いスペースにもかかわらず、バドエルは巧みなステアリングさばきでV10-900馬力によるホイールスピンで壮絶なドーナツターンを披露したが、しかし会場のノリはいまいちだったようだ。

地元局は「百万頭の死にそうな鯨のうめき声かと思った」というある観客の感想を紹介。
残念ながら『Wheel』の音は伝わらずに、『Whale』になってしまったようだ。

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今シーズンのF1、17戦まで減少も

すでにスパでのベルギーGPがキャンセルされ、全19戦から18戦へと減少することになった2006年のF1カレンダーだが、さらにこれが少なく17戦になってしまうかも知れない。
Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
拡大します
それはベルギーGP同様、これまでしばしば財政難が伝えられているホッケンハイムでのドイツGPの危うさによるものだ。

さらにこの一連の騒動のさなか、警察による捜査でサーキット運営に不正が見つかったとしてホッケンハイムリンクのマネージング・ディレクターが解雇に追い込まれるという事件にも発展。
多くの関係者の間では、ドイツGPとヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)、同じ国に2つのグランプリは不要というのが主流の考えになりつつある。

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バトン、バーレーンの『スタバ』でサイン会

2002年、まだサーキットが建設中の頃から現地を訪れていて、バーレーンGP開催初年度には表彰台にも上がって人気のあるジェンソン・バトン(ホンダ)は、今回もファンの熱い歓迎を浴びているようだ。
Starbucks Bahrain
starbucks_bahrainこれを受けサーキットでは、2月14日の聖バレンタイン・デーに合わせ、テスト・セッション前の午前7時30分から、サーキット・スタンドにある『スターバックス』の前でバトンのサイン会を行うことを決めた。

ちなみにバトン自身も当地にマンションを購入したほどバーレーンがお気に入りと伝えられている。

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バトン、「他がバーレーン・テストしないの不思議」

13日(月)からのテスト予定に備え、サクヒールのバーレーン国際サーキット入りしたホンダ・チームのジェンソン・バトンは、「なぜ他のチームがこんなここでテストしないのか不思議」と、英『オートスポーツ』誌の取材に語っている。
Jenson Button/Bahrain Circuit
(C)Honda Racing
拡大します
「マシンはもう到着していて集中テストへの準備は万端だよ。
あんな寒いヨーロッパのコースでタイヤテストしたって、暖かいバーレーン用のタイヤは開発できないだろう。
あと4週間も経てばここで開幕戦が行われるというのに、どうした他のチームがみんなここでテストしないのか不思議だよ。
それでもフェラーリ・チームが一緒にテストを行うので、われわれにとってフェラーリはいい指標になることだろうね」

ここバーレーンには同じミシュラン陣営であるトロ・ロッソの他に、ブリヂストンを履くフェラーリも参加することになっている。

一方、他の多くのチームは今週再びスペインのバレンシアでテスト。
サーキット広報によれば、ルノー、マクラーレン、ウィリアムズなどの他に、こちらにもフェラーリとホンダのテスト予定が入っているというのだが。

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ルノー社長、「F1撤退決めた訳じゃない」

このところ、すっかり定着した感のあるルノー・チーム2007年撤退説だが、ルノー本社のカルロス・ゴーン社長はこうした見方を否定している。
Renault『R26』(C)Renault F1 UK
拡大します
「ルノー・チームのF1活動について、まだ撤退するとか結論が出た訳ではない。
ルノーがF1活動を続けられるかどうかは、ルノーが企業として多くの利益を出している限り、という条件付きだ。
現在確定しているのは、とりあえず2006年シーズンは変わらず参戦するということだけ。
その後のことは、それぞれ1年ごとに決められることになるだろう」

同チームではタイトル・スポンサーを務めるJT(日本タバコ)が今季限りで契約を終了することになっており、その後の活動に疑問が投げ掛けられている。

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ロス・ブラウンT/Dに名誉博士号授与

フェラーリ・チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターに、イギリスのブルネル大学から名誉博士号が贈られた。
Ross Brawn
(C)Ferrari S.p.A

r_brawn4同大学の副学長であるスティーブ・ホドキンソン教授から、モータースポーツ界における長年の功績を讃えられ『モータースポーツ・エンジニアリング』の学位を授与されたブラウン氏は、学生たちに記念講演を行ったという。

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ミッドランド、『TAG』社とパートナーシップ契約

『ミッドランドF1レーシング』は、アメリカに本拠を置くハイテク会社『TAG』(テクノロジー・アドバンスメント・グループ会社)との間でパートナーシップ契約を結ぶことを明らかにした。
(C)Technology Advancement Group, Inc
tag_logo同社は高熱や埃からハイテク・サーバーを守るなど軍事技術を応用した制御システムを持つ会社という。
(マクラーレンからデザイナー支援の(TAGホイヤーとは別会社))

昨シーズンは資金難にあえいだとされる同チームだが、このところのスポンサー獲得には目覚ましいものがある。

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ミッドランドF1、今度はソーラーパワーで走る?

『ミッドランドF1レーシング』のクリスチャン・アルバースのマネージメントを行なうスポーツ代理店『GR8』は、現在『ソルディアス』と交渉中であることを認めた。
Image
solar_carソルディアスはオランダに本拠を置く、太陽エネルギーによるハイテク電力会社。
すでにアルバースへの個人支援を行っているが、チームとの契約はかなり大きなものになると期待されている。

ただし現在のF1レギュレーションでは、残念ながらソーラーパワーでは戦えない。

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ルノー、新コンコルド協定にサイン間近か

ルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表が、このところ続けている『F1闘争終結』を匂わせる発言で、同チームのGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)離脱が近いのでは、と警戒されている。
M.Mosley & F.Briatore (C)Renault F1 UK
拡大します
現在GPMAを構成するのは(ルノー、マクラーレン(メルセデス)、トヨタ、ホンダ、BMW)5つの自動車メーカー系チームだが、離れるかもと見られていたのはむしろ後から加わる形となったホンダとトヨタ2社と噂されていた。
もしも当初からの中核メンバーであるルノーがいち早く脱退ということになれば、一気にGPMAの瓦解が始まってしまうかも知れない。

そうしたGPMA側の足元を見て、モズレーFIA会長は「2008年からメーカー系チームには放映権料などの報酬なし」と、揺さぶりを掛けている。

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2006/02/12

ロッシ、来季フェラーリと契約確定的?

バレンシア合同テストにおけるバレンティーノ・ロッシのパフォーマンスは、他のF1ドライバーと比べてもまったく引けを取るものではなかったが、これを受けていよいよ周囲からは「契約確実」との噂がかまびすしくなっている。
Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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ロッシ自身も今回のテストについて「もうまるで僕がビジターなんて感じはしなかったよ。
ずっと前からこのチームの一員だという雰囲気だったね。
3日間のテストで大いに学んだけれど、でもほんとうにF1ドライバーになるためにはもっともっと働き続けないとね」と語り、またフェラーリ・チームの側も、今後さらなるテストの機会を設けることを約束している。

またロッシのヤマハとの契約は今シーズン限り。
そしてフェラーリのシューマッハ&マッサとの契約も今季限りということで、来シーズン最低一つはフェラーリのシートが空くのが確実の情勢となっている。
(シューマッハ&ロッシ、またはライコネン&ロッシか)

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コスワース、開幕戦までにさらに新仕様エンジン投入

ウィリアムズ・チームとの新しいパートナーシップで、ここまで順調なオフテストを消化しているコスワースでは、その状況をサイモン・コルビン/F1レース・エンジニアリング・ディレクターが次のように語っている。
Williams Cosworth FW28 (C)Williams F1
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「新しい『CA2006』エンジンはここまで大きなトラブルもなく、2回分のグランプリ・ウィークを走破することができていて、そのパフォーマンスと信頼性には十分満足いっている。
われわれはこれまでに得られたデータを元に、開幕戦のバーレーンGPまでにさらにバージョンアップされたシリーズ2を投入する考えだ」

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ブリアトーレ氏、「F1問題、いずれ協調する」

2008年以降のF1について、依然としてFIA側と対立の図式をみせる自動車メーカー主唱のGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)の一員、フラビオ・ブリアトーレ(ルノー)は、「いずれF1問題は協調に向かっていく」というものだ。
M.Mosley & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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これは独『オート・モーター・ウント・スポルト』紙に語ったもので、その中で同氏は「F1にいま分裂の危機が来ているのは衆知の通りだ。
築き上げたものを壊すのにはたった1年あればいい。
しかし合理的なコストで競争がしたい人はいまのF1に留まるべきで、そうでない人は異なることをするべきだろう。そのための物事は単純なこと。カードはテーブルにあって、誰でも自由にどちらかを選ぶことができるんだ。
だが、われわれはただ一つのことを考えるべきなんだがね……。
詰まるところ、われわれはただ自分の所のドアにしか目が行かないが、モズレー(FIA会長)はすべての家を見ているということだね」

ちなみに、ルノーが2007年でF1から撤退するといううわさについてはこれを一笑に付した。

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ベルガー氏、「自分もチーム運営に責任がある」

突如『スクーデリア・トロ・ロッソ』の共同オーナーになったことが明らかとなったゲルハルト・ベルガー氏(46歳:オーストリア)は、地元オーストリアの『APA』に対し「これからは自分もチーム運営に責任がある」今後のF1活動に意欲をみせた。
Gerhard Berger
g_berger7今回の発表を受け、ベルガー氏は早速現在行われているヘレス合同テストの現場に姿をみせ、トロ・ロッソのスタッフと顔合わせをした。

「今回の話が決まったのは、ほんとうにここ数日のこと。
(トロ・ロッソ代表の)フランツ・トストとは、BMW時代一緒に仕事をした仲間だし、うまくやれると思っている。
もちろんチーム代表は彼のままだし、運営は彼の責任になるが、私にも責任はあるし最大限協力していくつもりだよ」

そのベルガー氏、BMWモータースポーツのディレクターを辞任する際は「家族との時間を優先させるために、F1の仕事とは相容れない」と語っていた。

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ビルニューブ、「V8になっても遅くなってない」

『BMWザウバーF1』チームのジャック・ビルニューブが「V8-2.4リッターになってもクルマは遅くなっていない」と、スイス『ブリック』紙で語っている。
BMW V8 F1 Engine (C)BMW Motorsports
拡大します
それによれば、2005年のザウバーはフェラーリV10-3.0リッター・エンジンを搭載していた7月のヘレス・テストで1分17秒程度(正確には1'16.843)だったものが、今回のテストですでに同チームの『F1.06』はハイドフェルドが1'17.588を記録。

これについてビルニューブは「ウチの場合で言えば、『V8-2.4リッター』にして約200馬力は減少したのにタイムはわずかコンマ5秒しか遅くなっていないということになるね。
もちろんウチのマシン自体がBMWになって進化しているというのはあるよ。
でも少なくともラップタイムを2秒は低下させるというFIAの当初の目的は、これでは何ら果たされていないということだよね」と、現状の対策には懐疑的だ。

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バーレーン・テストにはフェラーリ、トロ・ロッソも参加

ホンダ・チームはすでに来週、遠路バーレーン・サーキットでの4日間に渡る集中テストを行うことを明らかにしているが、これにはフェラーリとトロ・ロッソの2チームも参加することがわかった。
Ferrari Bahrain Test (C)Ferrari S.p.A
拡大します
トロ・ロッソはホンダと同じミシュラン・ユーザーだが、フェラーリはもちろんブリヂストンということで、結局ここでも両タイヤ陣営共に開幕戦へのデータ採りに譲らない体制をみせることになるようだ。

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ヘレス合同テスト最終日はウェットで試験(2/11)

ヘレス合同テストの最終日となった11日(土)は、例によりミシュランタイヤによる人工的なウェットコンディションのテストが行われた。

参加したのはマクラーレンとルノーの2チーム2台。
マクラーレンがデ・ラ・ロサ、ルノーがコバライネンの共にテストドライバーが参加。
それぞれ130周、124周と精力的な走り込みを行ってデータを収集した。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'27.706 130 MP4-20s * ML
2 H.コバライネン FIN Renault 1'27.762 124 R26 ML

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * ウェットコンディション
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター

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ルノー、「ウィング・トラブルは完全解決」

8日(水)のヘレス合同テストでは、ヘイキ・コバライネンがドライブした『R26』にリヤウィングのトラブルが発生、直ちに走行を取り止めるなど混乱がみられたルノー・チームだが、この問題はすでに完全解決したということだ。
Renault『R26』Rear Wing (C)Renault F1 UK
拡大します
同チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターは「われわれのクルマのリヤウィングは全く新しいデザインのものだ。2種類のものを投入したが、そのうちの一つに構造的な問題がみられたということ。
明らかにこれは失敗であったが、われわれはこれを直ちにエンストンのファクトリーに持ち帰り、厳しい分析を行なうと共に必要な解決策を決定した。
その対策を施したものが今朝ヘレスに届き、そしてその結果がこの1-2というものだよ」と、胸を張った。

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2006/02/11

ヘレス合同テスト4日目、ルノーが1-2だ!(2/10)

10日(金)第4日目を迎えたヘレス合同テストはルノーがトゥルーリとコバライネンで1-2タイムを記録、順調な仕上がりぶりを強くアピールした。

また3番手には復調したかマクラーレンのライコネンがつけて、再び昨シーズンと同様ルノーvsマクラーレンの図式を思い起こさせた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 G.フィジケーラ ITA Renault 1'17.763 76 R26 ML
2 H.コバライネン FIN Renault 1'17.870 59 R26 ML
3 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'18.027 28 MP4-21 ML
4 N.ハイドフェルド GER BMW 1'18.445 80 F1.06 ML
5 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'19.488 49 MP4-21 ML
6 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'19.912 91 MP4-20s * ML
7 R.クビサ POL BMW 1'19.994 82 F1.06 ML
8 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'20.112 78 M16/EJ15B BS
9 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'20.314 79 FW28 BS
10 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'20.500 79 STR-01 ML
11 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'21.497 63 EJ15B BS
12 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'23.494 15 FW28 BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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亜久里チーム、表参道でイベント

11日(土)『スーパー・アグリ・F1』チームが表参道でプロモーション活動を行った。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logoこの日は青山の名物だった同潤会アパート誕生から約80年。
新装なった表参道ヒルズのオープンデーで、『スーパー・アグリ・F1』は同チームのロゴが入ったポストカードやステッカーを配布、日本チームであることをアピールした。

なお期待されたドライバー発表などは今回も行われなかった。
佐藤琢磨&井出有治という見方が決定的だが、いまだに契約内容で合意できていない状況という。
とはいう14日(火)には『SA05』のシステムチェックのためのシェイクダウンがイギリス国内で行われることになっていて、それまでに決まらなければ話にならない状況となっている。

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マクラーレン『MP4-21』、新カラーリング発表

10日(金)マクラーレン・チームは2006年シーズンを戦う同チームの新型車『MP4-21』の新型車カラーリングを発表した。
McLaren MP4-21 New Wear(C)McLaren Group
拡大します

チームによれば、このカラーリングには表面に特殊なコーティングがされている斬新なものなのだという。
しかし、注目を集めたのはそれよりもタイトル・スポンサーのほうだ。
タバコ会社の『ウェスト』を失ったあと、『ジョニー・ウォーカー』との契約が明らかにされたものの金額は期待したほどのものではないと言われている。

そのため、フェラーリ・チームから移ることになっている『ボーダフォン』の前倒しを図ったとされるが、今回のカラーリングをみるとそれも成功しなかったことになる。

マクラーレン『MP4-21』の画像はこちら(Nifty Member)

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鈴鹿F1「三重自慢」で4位に

中日新聞社(本社・名古屋)は11日、創業120周年記念で行われた読者が選ぶ「三重自慢」のトップ5を発表し、その中で鈴鹿サーキットのF1が見事、第4位に入賞した。

suzuka_blackout

鈴鹿サーキットでのF1は初開催の1987年から今年で20年の節目を迎える。来年以降からは、トヨタ資本となった静岡県の富士スピードウェイでの開催が規定路線といわれるなか、昨秋10月25日には野呂明彦・三重県知事と川岸光男・鈴鹿市長が訪欧、ローマでFIAのマックス・モズレー会長に鈴鹿サーキットでの継続開催を要請している。

鈴鹿と富士での一国年間2レース、隔年での交互開催などの譲歩案を引き出せるかどうかに注目が集まっているが、もし鈴鹿での開催がなくなることになれば、三重県や県民にとっての失望は大きいだろう。

ちなみに、「三重自慢」1位は伊勢神宮、2位松阪牛、3位熊野古道、5位真珠といずれも古くから三重県を代表するものばかりである。

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リオデジャネイロ、ベルギーGPの代替開催に立候補

ベルギーGPが今季カレンダーから外れたことにより、2006年シーズンは当初の19戦から18戦に減少となったが、これを受けブラジルのリオデジャネイロ市が代替開催に名乗りを上げている。
Keijo Rosberg/1985 Brazilian GP
(C)Williams F1

拡大します
リオデジャネイロ市のセザール・マイア市長は「もともと2007年の開催を目指していたが、必要とあればさらに半年計画の前倒しをする用意がある」と、力説。
ブラジルGPは1990年まではリオデジャネイロのネルソン・ピケ・サーキットで開催されていた。
もしベルギーGPの日程でこれが開催されるとすれば最終戦のインテルラゴスと合わせ、わずかひと月の間に2度のグランプリが開催されるということになる。

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ワロン県政府、2007年からのベルギーGP開催には合意

ついに2006年のグランプリ中止に追い込まれたベルギーGPだが、開催地のワロン県政府は2007年からの開催に合意したとしている。
M.Schumacher & D.Hill & A.Prost/1993 Belgian Grand Prix
(C)Williams F1
拡大します
これは地元『RTBF』が伝えたもので、同政府のジャン・クロード・マルコート/経済大臣は「2007年から5年間の開催でバーニー・エクレストン氏と合意した」と語ったというもの。
開催に向けて州政府は毎年600万ユーロ(約9億円)もの支出を余儀なくされるとの見通しも示しているが、しかし今年の開催キャンセルについての賠償金は免れるとも言われているようだ。

いずれにせよ、F1ドライバーなら誰でも感動するスパフランコルシャンのレースがまた戻ってくるなら喜ばしいこと。

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リウッツィ、「制限付きV10 全然違うエンジン」

ヘレス合同テストでは『スクーデリア・トロ・ロッソ』の2006年新型車『STR-01』をシェイクダウンさせたビタントニオ・リウッツィ(24歳:イタリア)は、注目の制限付き『V10-3.0リッター』エンジンについて、次のように語っている。
STR-01 (C)Scuderia Toro Rosso
str_str01_nose

「驚いたね、これはもうまったく違うエンジンだよ。
パワーは少ないし、パワーバンドも以前と全然違う。
何より、すごく奇妙な音なんだよ、これは。
とてもこれが僕の慣れ親しんだ同じコスワース・エンジンとは思えないね」

『トロ・ロッソ』が使うコスワース・エンジンは、回転数が制限され、吸気口にはリストリクターが取り付けられて吸気量をも制限されたものだ。

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モントーヤ、2007年はルノー移籍か

2007年、アロンソに移籍により最低一人は放出が確定のマクラーレン・チームだが、ここに来てファン・モントーヤが逆にルノーに移籍するという可能性が強まっている。
Juan Montoya (C)McLaren Group
拡大します
これはスペインの『マルカ』紙が報じたもので、それによれば同選手のマネージャーであるジュリアン・ジャコビ氏がすでにルノー首脳と数回に渡って交渉しているという。

ルノー・チームには当初マルク・ジェネと共に支援を始めた大手電話会社『テレフォニカ』が主要スポンサーとしてついているが、スペインと南米に大きな勢力を持つ同社が南米コロンビアのモントーヤ加入を強く推しているという噂もある。

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2006/02/10

トヨタ ヘレス・テスト・ニュース(2/09)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト終了 来週はイタリア・バレルンガで新空力パッケージ導入
合同テスト最終日はヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーが共に100周以上を走破

パナソニック・トヨタ・レーシングが3日間に渡って参加したスペイン・ヘレス・サーキットでのF1合同テスト最終日となった2月9日(木)は、今にも雨の降りそうな曇り空の下で行われた。
しかし、雨にテストを阻まれることなく、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、今週のテストの主な目的であったタイヤテストプログラムを完了した。

来週、チームはイタリア・バレルンガへ移動し、2月14日(火)から16日(木)まで
“TF106”の新しい空力パッケージを導入してテストを行う。

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BMW・チームのテストはいずれもトラブル

9日(木)『BMWザウバーF1』チームは引き続きニック・ハイドフェルドとジャック・ビルニューブの二人でヘレス合同テストに参加した。
マシンはハイドフェルドが『F1.06-02』、ビルニューブが『F1.06-03』と前日と同じ。
BMW Duo (C)BMW Sauber F1
拡大します
ハイドフェルドはマシンのセットアップ、そしてバーレーンGP用のミシュランタイヤの評価を行ったが、しかしフューエル・システムのトラブルに見舞われて最後はストップ。
予定のプログラムをこなすことはできなかった。

また同じくタイヤ評価を行っていたビルニューブのほうも、外部からの損傷で冷却系にダメージを負い、止むなくテストを中断する羽目となった。

ベストタイムはビルニューブが1'18.179(75周)、ハイドフェルドが1'18.278(63周)で、それぞれ14台中の5-6番手に位置した。

明日はビルニューブに代わり、テストドライバーのロバート・クビサ(21歳:ポーランド)が初めて『F1.06』をドライブする予定になっている。

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ミッドランドは『M16』と『EJ15B』交互にテスト

9日(木)の『ミッドランドF1レーシング』によるヘレス合同テストは、再びクリスチャン・アルバースとティアゴ・モンテイロの二人による参加。
マシンは新型車の『M16-02』と暫定カーの『EJ15B-03』とをそれぞれ交互に使用した。
MF1 Duo (C)Midland F1 Racing
拡大します
最初『EJ15B』でスタートしたモンテイロはまずブリヂストンのタイヤ開発を行い、その後『M16』へとスイッチした。
しかし2つのマイナートラブルに見舞われ、その修復のために走行時間を失うこととなった。

一方、『M16』でスタートしたアルバースのほうはシステムチェックと若干のセットアップ、『EJ15B』に乗り換えてからはトヨタ・エンジンのマッピングとエアロダイナミックスをテストした。
「両方を乗り比べると、われわれが確実に進歩していることが感じられる」と、アルバースは語っている。

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ホンダ、来週はバーレーン・サーキットでテスト

これまでのところ順調な仕上がりをみせているホンダ・チームでは、来週はさらに遠路中東へ飛び、今季開幕戦の舞台であるバーレーン・サーキットでテストをする予定だ。
Bahrain Circuit (C)Honda Racing
拡大します
同サーキットではこれまでフェラーリ・チームが一度だけテストを行ったことがあるが、シーズン開幕を控えその開幕サーキットで直前にテストを行うというのは極めて異例のこと。

マーク・エリス/チーフ・テスト・エンジニアによれば「マシンは信頼性があるので遠隔地でのテストでも問題ない。暖かい開幕戦バーレーンGPのためタイヤを準備するには、当のバーレーン・サーキットでやるのが一番だろう」と、自信をみせている。

テストは4日間の日程で、ホンダはここにもさらなる新バージョンのエンジンを持ちこむ予定という。

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バトンはマシンを乗り換えて、ひとりテスト

9日(木)、ホンダ・チームはジェンソン・バトンただ一人により引き続きヘレス合同テストに参加した。
Jenson Button/Honda『RA106』Test (C)Honda Racing
拡大します
この日のバトンは、マシンをこれまでバリチェッロが操っていた『RA106-02』号車に乗り換え、まずはマシンのセットアップから開始。
その後ミシュランのタイヤ評価を行いながら、このクルマのエンジンの規定距離を果たす119ラップを周回して終了した。
ベストタイム1'17.990はこの日の参加14台中、4番手になるもの。

バトンは「小さなトラブルはあったけれど、それらは直ちに修復された。
順調にテスト・プログラムは消化されているし、とてもいい状況だよ」と、語った。

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エクレストン氏、「ベルギーGP中止は不幸&幸福」

結局資金難からバーニー・エクレストン氏が要求する施設改善が図られず、今年の開催が中止となってしまったベルギーGPだが、当のエクレストン氏は次のように語っている。
Spa Francorchamps (C)Renault F1
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「中止というFIAの発表を聞いて、私は不幸でもあり、また幸福でもあるね。
不幸というのは、この愛すべきスパでのレースができなくなったということ。
そして幸福というのは、こんなスパでレースをやらなくても済んだということだよ。
施設を改善する前に、ここでF1グランプリなどやるべきものじゃないんだ」

エクレストン氏が要求する施設の改修には、総額2,000万ユーロ(約28億円)もの巨費が掛かると見積もられたが、しかし開催しなかった場合にも1,500万ユーロ(約21億円)もの高額な違約金を支払わなければならないとみられている。

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ライコネン、テスト復帰もマシントラブル

9日(木)のヘレス合同テストでマクラーレン・チームはキミ・ライコネンを復帰させたが、しかし彼の『MP4-21』にはマシントラブルが襲いかかった。
午後のセッションになってギヤボックスのトラブル、さらにエンジンからはオイル漏れが見つかったということで、ライコネンのマシンはほとんどガレージから出ることができなかった。
この日ライコネンはトータル45ラップを周回、ベストタイム1'18.843は14台中、不本意な9番手に留まるもの。
McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
拡大します
一方、暫定カーの『MP4-20s』を再び持ち出したテストドライバーのデ・ラ・ロサのほうは、もっぱらミシュランのタイヤ評価にプログラムを費やし、この日トータル123ラップを周回しては1'17.451。
これはこの日のトップタイムとなるものだが、この時期に『V10-3.0リッター』エンジンでの走行というのはいくらテストドライバーとはいえ不本意なものだろう。

明日はテストドライバーのゲイリー・パフェットが『MP4-20s』を、そしてデ・ラ・ロサが『MP4-21』をテストの予定だったが、この日のトラブルにより午前中はライコネンが再びテストを行うことになるとみられる。

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ホンダ・チーム、イメージ戦略に取り掛かる

ホンダ・チームが、そのF1イメージ戦略のために『'19 エンターテイメント』社と5年契約を結んだことが明らかとなった。
Honda『RA106』Nose (C)Honda Racing
拡大します
『'19 エンターテイメント』社は、スパイスガールズ(デイビッド・ベッカム夫人ヴィクトリアさんが所属していた)を大ヒットさせたこと等で知られるサイモン・フラー氏が主唱する事務所。

ホンダのこうした新たな戦略について、F1総帥バーニー・エクレストン氏は「これからのF1チームがスポーツの世界でどうあるべきか、それを示す正しい方向だ」と、英『ガーディアン』紙で讃えている。

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トヨタ、来週にもバーレーンGP仕様新型車投入

いち早く2006年新型車『TF106』を発表、オフテストをリードしてきたトヨタ・チームだが、ここのところ他車の台頭と共に相対的にテストタイムも低下。
このところのテストでは上位から概ね2秒から2.5秒遅れる始末で、そのパフォーマンスに疑問の声も聞かれる状況となってきた。
Toyota TF106 (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
一部には今季から装着したブリヂストンタイヤとのマッチングに苦しんでいるとも伝えられるが、同チームでは当初の予定通り、来週にもさらにバージョンアップしたバーレーンGP仕様の新パッケージ『TF106s』?を投入する構えだ。

ゲルト・プファイファー/テスト・チーム・マネージャーは「新しい仕様がどのくらい進歩しているのか、それを見るのが楽しみだよ」と、期待を語っている。

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『トロ・ロッソ』、新型車『STR-01』お披露目

9日(木)のヘレス合同テストで、『スクーデリア・トロ・ロッソ』は同チームが2006年シーズンを戦う新型車『STR-01』をお披露目させた。
STR-01 (C)Scuderia Toro Rosso
str_str01_noseこのマシンはいま他チームから批難を浴びる制限付きのコスワースV10-3.0リッター・エンジンを搭載、またカラーリングもこれまでのミナルディ時代から一新、レッドブルの大きなロゴを見るまでもなく、一目でレッドブル・ジュニアというイメージになった。

ステアリングを担当したのは今季正ドライバーに指名されたビタントニオ・リウッツィだったが、途中電気系のトラブルからストップする場面もみられた。
明日は僚友スコット・スピードと交代する予定。

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ヘレス合同テスト3日目、上位はダンコ状態に(2/09)

9日(木)第3日目を迎えたヘレス合同テストはマクラーレンのデ・ラ・ロサが最速だったが、これは暫定カーだったとみられる。
しかし同じ17秒台に入る僅差に、ルノーのフィジケーラ、ウィリアムズのウェバー、そしてホンダのバトンが続くという2006年新型車バトル状態に。

またスクーデリア・トロ・ロッソはこの日リウッツィの体より2006年新型車ているとか
を初お目見えさせている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'17.451 123 MP4-20s * ML
2 G.フィジケーラ ITA Renault 1'17.479 76 R26 ML
3 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'17.767 104 FW28 BS
4 J.バトン GBR Honda 1'17.990 118 RA106 ML
5 J.ビルニューブ CAN BMW 1'18.179 75 F1.06 ML
6 N.ハイドフェルド GER BMW 1'18.278 63 F1.06 ML
7 H.コバライネン FIN Renault 1'18.542 45 R26 ML
8 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'18.843 60 FW28 BS
9 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'18.929 40 MP4-21 ML
10 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'19.083 103 TF106 BS
11 R.シューマッハ GER Toyota 1'19.320 107 TF106 BS
12 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'19.394 79 STR-01 ML
13 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'20.685 90 M16/EJ15B BS
14 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'21.911 29 M16/EJ15B BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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ベルガー氏、トロ・ロッソの共同オーナーに

9日(木)『スクーデリア・トロ・ロッソ』は同チームの共同オーナーに、元F1ドライバーでBMWモータースポーツではディレクターを務めたゲルハルト・ベルガー氏が就いたことを明らかにした。
Gerhard Berger 1992 (C)Honda Racing
拡大します
これはベルガー氏が所有する運送会社「ベルガー・シッピング・カンパニー」の株式50%とトロ・ロッソとの株式を交換し、共同オーナーになるというもの。
同氏はまた同時に本家『レッドブル・レーシング』のアドバイザーにもなるという。

同氏は「レッドブルのような会社と関わることは、ベルガー社の将来に向けてたいへん重要な意味のあるものだ。
一方、自分がこれまで得たF1での経験は、レッドブルにとってもまたトロ・ロッソにとっても特に価値があると思っている。
また(オーナーの)マテシスとはとてもよい関係を続けていて、彼と将来に向けて共に事業展開が行えることを楽しみにしている」と、語っている。
なおベルガー氏とディートリッヒ・マテシス/オーナーとは、同じオーストリア出身の関係だ。

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2006/02/09

『BMWザウバーF1』は3台目シャシーをデビュー

8日(水)『BMWザウバーF1』チームはニック・ハイドフェルド&ジャック・ビルニューブの二人でヘレス合同テストに参加した。

ハイドフェルドはマシンのセットアップを進めると共にマレーシアGP用のミシュランタイヤの評価を行い、この日トータル116ラップを周回してベストタイム1'17.588を記録。
これは13台中6番手に位置するもの。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
拡大します
またビルニューブは早くも新型車3台目のシャシー、『F1.06-03』号車をシェイクダウン。
イニシャルのセットアップに取り組むと共に、こちらは開幕戦バーレーンGP向けのミシュランタイヤの評価を行った。
ビルニューブは91ラップを周回してベストタイム1'18.069を記録、僚友ハイドフェルドに続く7番手につけた。

テストは明日も同じ顔ぶれで続けられる。

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モンテイロは『EJ15B』でデータ収集

7日(火)『M16』と『EJ15B』とで始められた『ミッドランドF1レーシング』のヘレス合同テストだが、2日目の8日はティアゴ・モンテイロただ一人『EJ15B』でのテストとなった。(チームでは説明していない)
Jerez Test Scene (C)Midland F1 Racing
拡大します
モンテイロはこの暫定カーを使ってソフトウェアの開発といくつかのエアロダイナミックスのテストもそしてエレクトロニクスのセットアップなどを行いながら29ラップを周回、ベストタイム1'21.911でこの日の最後尾となっている。

明日は再び『M16』シャシーを持ち込む予定になっていて、搭乗予定のモンテイロは「いまから新型車に乗るのが楽しみで待ちきれないよ」と、語っている。

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マクラーレン勢、速さ取り戻す

8日(水)、マクラーレン・チームはスペインのヘレス・サーキットで行われている合同テストにファン・モントーヤ&テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサというラインナップで参加した。

『MP4-21』を駆ったモントーヤは、シャシーのセットアップといくつかのコンポーネンツをテスト。
この日トータル53ラップを周回し、ベストタイム1'1'17.273はこの日参加した13台中の3番手。
ここのところスピードを欠くと指摘されていた同チームににとっては久々みせたスピードだ。
Pedro de la Rosa/McLaren MP4-21 Test
(C)McLaren Group

拡大します
デ・ラ・ロサのほうはもっぱらミシュランのタイヤ開発を行いながら109ラップを周回、こちらはベストタイム1'17.425で13台中4番手になっている。

明日はモントーヤに代わり、キミ・ライコネンがデ・ラ・ロサと共にテストを継続する予定になっている。

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ホンダ・チーム、タイヤ評価とセットアップ

8日(水)、第2日目を迎えたホンダ・チームによるヘレス合同テストは、引き続きジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェッロという組み合わせで行われた。
Honda『RA106』Tail End (C)Honda Racing
拡大します
『RA106-01』をドライブしたバトンは、ミシュランのタイヤ評価をメインにテスト。
午前のセッションで17ラップ、午後のセッションで41ラップを周回してベストタイム1'17.114を記録。
これはルノーのアロンソには及ばなかったものの、この日走行した13台中の2番手になるもの。

またバリチェッロのほうは『RA106-02』をドライブ、主にシャシーのセットアップを進めながらこの日トータル60ラップを周回し、こちらはベストタイム1'17.492で13台中5番手となった。

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ビルニューブ、「今年のクルマは去年と違う」

2006年、フルワークスとなった『BMWザウバーF1』チームでシーズンを戦うことになったジャック・ビルニューブ(34歳:カナダ)は、「昨年とはクルマが違う」と期待に胸を弾ませている。
Jacques Villeneuve (C)BMW Sauber F1
拡大します
これは母国カナダの『ラジオ・カナダ』の取材に答えたもので、その中でこの1997年のF1チャンピオンは「去年、問題は僕自身にあった訳ではなく、クルマのほうにあったんだ。
それは乗ってみてすぐに感じたよ。苦しいシーズンを送ることになるだろうなってね。
でも、開幕まであと1か月となったいま、状態は去年とは全然違うね。
今年のクルマならはかなりやれると確信しているんだ」と、自信をみせている。

ビルニューブの『BMWザウバーF1』との契約は今年限り。正念場だ。

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トヨタ ヘレス・テスト・ニュース(2/08)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト2日目 好コンディションの下 順調に長距離を走破
ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーのレース・ドライバー2名がテストを続行

パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヘレス・サーキットで行われているF1合同テストの2日目を迎えた。
2月8日(水)は、好天に恵まれ、気温も上昇。この好コンディションの下で、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリがテストを引き継いだ。
主にブリヂストンタイヤのテストプログラムに集中し、両ドライバー共多くの周回を走破。
有意義なテストとなった。

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ルノー『R26』、リヤウィングにトラブル

8日(水)からヘレス合同テストに参加したルノー・チームでは、アロンソがまたしてもトップタイムを記録するなどパフォーマンスを発揮した一方で、ヘイキ・コバライネンのほうはリヤウィングに問題が発生した模様だ。
Renault『R26』Rear Wing (C)Renault F1 UK
拡大します
詳細は不明だが、コバライネンはこのトラブルのため安全性の見地から走行を取り止めたという。
マシンは直ちにエンストンのファクトリーに戻されて、対策が講じられることになっている。

アロンソのほうは問題ないということで、2台は異なる仕様のボディワークをテストしていたとみられる。
なお、翌日はフィジケーラとコバライネンがテストの予定だが、このため1台の『R26』をシェアしてテストを行う予定という。

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ミハエル・シューマッハは『無職の外国人』

F1で最も高額の収入を得ているミハエル・シューマッハ(フェラーリ)だが、現在居住するスイスでは『無職の外国人』として登録されているということだ。
Michael Schumacher Image
m_schumacher_houseこれは独『TZ』紙が報じたもので、それによればスイスでは自動車レースそのものが国から認められていないため、レーシング・ドライバーという職業は存在せず。
このためシューマッハは『無職』として扱われているのだという。

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『スーパー・アグリ』、クラッシュテストクリアの報

『スーパー・アグリ・F1』チームのスポークスウーマンは、同チームの『SA05』モノコックがFIAのクラッシュテストに合格したことを『Pitpss』の取材に明らかにしている。
Image
arrows_test同チームは旧アロウズ・チームが使用した『A23』シャシーを流用しているとされるが、当時とはFIAの安全規格がいっそう強化されているため、かなりの改造を施すことが必至となっていた。

このクラッシュテストをクリアしないことにはF1参戦も叶わないため、新チームにとってまずその第一歩が踏み出されたということになりそうだ。

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山本左近の『スーパー・アグリF1』入り消滅

別掲のように日産自動車のモータースポーツ部門であるニスモは、8日2006年度のモータースポーツ活動について発表。
22号車の『モチュールオーテック Z』にはミハエル・クルムと共に山本左近が指名された。
山本 左近 (C)Ex.Jordan Grand Prix
拡大します
一時『スーパー・アグリ・F1』チームの有力ドライバー候補にも挙げられていた山本左近だが、これでF1転向はほぼなくなったことになる。

来週にも発表される予定と言われる『スーパー・アグリ・F1』のドライバー・ラインナップは、これによりさらに『佐藤琢磨&井出有治』というのが有力になったと言えそうだ。

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レッドブルのテストはコンディション恵まれず(2/08)

8日(水)、レッドブル・レーシングによるシルバーストーン・サーキットでのテストは第2日目を迎えたが、あいにくこの日もコンディションには恵まれなかった。

この日テストを担当したのはクリスチャン・クリエン。
しかしながら、寒く湿ったコンディションは走行を妨げ、ドライタイヤで走れたのは午後のわずかな時間に留められた。
さらにハイドロリック系のトラブルにも見舞われたたということで、チーフ・テスト・エンジニアのイアン・モーガンシルバーストーンの表情も冴えないものだったという。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'26.150 30 RB2 ML

   * 2004 Test Time : 1'16.150 K.Raikkonen/McLaren Mercedes (9/15)
   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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シューマッハ、さらに『248F1』の最速タイム更新(2/08)

8日(水)、フェラーリ・チームによるフィオラノ・サーキットでの単独テストは第3日目、この日も前日に続き『248F1』はエース、ミハエル・シューマッハの手に委ねられた。

シューマッハは新型車のセットアップをメインに行いながらこの日ショートコース2ラップを含むトータル76ラップを周回。
ベストタイムは0'57.647を記録、これはわずかながらもさらにこのマシンでのフィオラノ最速記録を更新してみせたことになる。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 0'57.647 76 248F1 BS

   * 2004 Test Time : 0'56.060 M.Schumacher/Ferrari F2004 (4/15)
   * 2006 Test Time : 0'57.652 M.Schumacher/Ferrari 248F1 (2/07)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ヘレス合同テスト2日目、再びアロンソ最速(2/08)

8日(水)、2日目を迎えたヘレス合同テストは、この日から参加したルノーのアロンソがまたしてもトップタイムを記録。そのタイムもただ一人1分16秒台に入れる圧巻だ。

この日から新たにテストに加わったのは、ルノー、マクラーレン、そしてBMWで、これで全7チームでのテストとなった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.アロンソ ESP Renault 1'16.956 89 R26 ML
2 J.バトン GBR Honda 1'17.114 58 RA106 ML
3 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'17.273 53 MP4-21 ML
4 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'17.425 109 MP4-20s * ML
5 R.バリチェッロ BRA Honda 1'17.492 60 RA106 ML
6 N.ハイドフェルド GER BMW 1'17.588 116 F1.06 ML
7 J.ビルニューブ CAN BMW 1'18.069 91 F1.06 ML
8 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'18.281 86 FW28 BS
9 H.コバライネン FIN Renault 1'18.938 77 R26 ML
10 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'19.430 103 TF106 BS
11 R.シューマッハ GER Toyota 1'19.681 84 TF106 BS
12 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'19.965 29 FW28 BS
13 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'21.911 29 EJ15B BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006年F1カレンダー修正版(2/08)

【2006年F1カレンダー】(2/08)

No. Date GP Place
1 03月12日 バーレーンGP バーレーン
2 03月19日 マレーシアGP セパン
3 04月02日 オーストラリアGP メルボルン
4 04月23日 サンマリノGP イモラ
5 05月07日 ヨーロッパGP ニュルブルクリンク
6 05月14日 スペインGP バルセロナ
7 05月28日 モナコGP モンテカルロ
8 06月11日 イギリスGP シルバーストーン
9 06月25日 カナダGP モントリオール
10 07月02日 アメリカGP インディアナポリス
11 07月16日 フランスGP マニクール
12 07月30日 ドイツGP ホッケンハイム
13 08月06日 ハンガリーGP ハンガロリンク
14 08月27日 トルコGP イスタンブール
15 09月10日 イタリアGP モンツァ
16 10月01日 中国GP 上海
17 10月08日 日本GP 鈴鹿
18 10月22日 ブラジルGP インテルラゴス

    * ベルギーGPがなくなったことにより、2006年は全18戦に

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ミッドランド・オーナー、「英国拠点は動かない」

史上初となるロシア国籍のF1チームを実現させた『ミッドランドF1レーシング』のアレックス・シュナイダー/オーナーだが、一部に噂されたようなロシアへの拠点変更はないと明言している。
Alex Shnaider (C)Midland F1 Racing
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これはロシアの『モズ・ニュース』の取材に答えたもので、その中でこのロシア系カナダ人の富豪は、「確かにこのチームはロシア語で書かれたライセンスでF1デビューするが、だからといってロシアに移転する考えは持っていない。
ロシアに限らず、イギリス以外の何処にも移転など考えていないよ。
われわれはこのシルバーストーンを本拠として戦うつもりだし、もしロシア人の従業員を雇う必要があれば、彼らはそのためのビザを用意しないとならないだろうね」と、笑っている。

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バーレーンGP、開幕戦に特別イベント企画

2006年シーズンの開幕戦となるバーレーンGPでは、これに合わせて各界の著名人による特別レースを企画しているという。
Bahrain Circuit Image (C)BIC
拡大します
バーレーン国際サーキットのマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーによれば、テニスのボリス・ベッカー、自転車レースのランス・アームストロング、さらにオリンピック陸上短距離のマイケル・ジョンソンなどの各選手が候補に挙がっているという。

これら豪華メンバーで10ラップのレースを行ない、その優勝者にはF1バーレーンGP決勝レースでチェッカーフラッグを振る栄誉が与えられるという、
いずれ劣らぬ超スーパースターばかり。ほんとうに実現すれば世界から大きな注目を集めることは間違いないところだ。

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ベルギーGP、開催なし決定!!

8日(水)、FIAは2006年のベルギーGP開催がなくなったことを発表した。
FIA
fia_logoそれによれば、主催者であるRACB(ベルギー・ナショナル・スポーティング・オーソリティ)から今年のベルギーGP開催を辞退するとの通知があったというもの。
理由は、契約で義務付けられたサーキット施設の大幅改修が完成に至らないためという。

リリースでは、2007年の開催についてはこれを希望しているとされている。

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2006/02/08

トヨタ ヘレス・テスト・ニュース(2/07)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テストが再開 シーズン序盤戦へとタイヤとシャシーを協調
テスト初日はリカルド・ゾンタとオリビエ・パニス。続く2日はレース・ドライバーの2名が引き継ぎ

パナソニック・トヨタ・レーシングは、2月7日(火)から3日間、スペインのヘレス・サーキットで行われているF1合同テストに参加している。
テスト初日は、サード・ドライバーのリカルド・ゾンタと、テスト・ドライバーのオリビエ・パニスが参加。
明日からの2日間は、レース・ドライバーのヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーがテストを続行する。
開幕戦バーレーンGPまで一月余りとなり、3月から4月上旬にかけての、開幕3戦の“遠征戦”へ向けて、テストはより重要度を増している。

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ラルフ、「トヨタでの生活を楽しんでいる」

ウィリアムズ時代、通算6勝を記録したラルフ・シューマッハ(30歳:ドイツ)だが、むしろ未勝利ながら現在のトヨタ・チームでのほうがずっと表情が明るいというのがもっぱらの評判だ。
Ralf Schumacher/2000 Japanese GP (C)Williams F1
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これについて当のラルフも「ウィリアムズにおいても、またトヨタにおいてもみんな勝利のために全力で働いているということは変わらないよ。
それぞれのチームでそれぞれのやり方はあるから一概には言えないけれど、でも明らかにウィリアムズとトヨタではその哲学が違うよね。
ここでは同時にそうした努力が楽しみでもあるんだ。
そして僕は、ここにいるほうがずっと居心地がいいということなんだよ」と、認めている。

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シューマッハ、「『248F1』確実に進歩している」

7日(火)、前日のマッサからフィオラノ・サーキットでの新型車『248F1』テストを引き継いだミハエル・シューマッハは「新型車は確実に進歩している」との好印象を語った。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1 (C)Ferrari S.p.A
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「これまでのところ、2006年シーズンに向けてのテストはとてもうまく運んでいると思うね。
『248F1』は確実に進歩を遂げているよ。
もちろん、いくつかの小さな問題点はある。
でも、それをあぶり出すのがシーズン前テストの目的だからね。
正直なところ、これなら僕は今シーズン再び勝利を手にするのは確実だと思っているんだ」

7日のテストで、シューマッハは『248F1』でこれまで一番のタイムを記録している。

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ふさがった、レッドブル・フェラーリの冷却口

Redbull Ferrari RB2/Valencia Test 2/02
(C)RedBull Racing

拡大します
7日(火)、シルバーストーンに場所を移したレッドブル・レーシングのテストでは、前回のバレンシア合同テストでカウリングに開けられた冷却口が再び塞がれていることが確認された。

これは、搭載したフェラーリV8-2.4リッター・エンジンの冷却に問題があるということで、デザインにあたったテクニカル・ディレクターのマーク・スミス氏(前ルノー・チーム)も認めていたもの。

今回はこれに対策を施しての再テストということになったが、あいにくこの時期のイギリスでは気温が低すぎて結果を判断することは叶わなかった模様だ。
Redbull Ferrari RB2/Silverstone Test 2/07
(C)RedBull Racing

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C.アルバース、「ミッドランド新型車『M16』有望」

『ミッドランドF1レーシング』は7日(火)からスタートしたヘレス合同テストにクリスチャン・アルバースが新型車『M16』で、またティアゴ・モンテイロが暫定カーの『EJ15B』で参加した。
エンジンはどちらもトヨタのV8-2.4リッターだ。
MF1『M16』(C)Midland F1 Racing
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アルバースは「今日は『M16』にとって初めての本格的テスト。
そしてその手応えはとてもポジティブなものだったと言えそうだね。
新しいクルマだから、まず各部のシステムチェックから始め、それからエレクトロニクスの確認やできる範囲でセットアップを進めたんだ。
今後のテストに向けて、実に多くの有益なデータが得られたと思っているよ」と感想を語った。
アルバースのタイムは1'21.551で、これ本家トヨタ・チームのパニスから約1.2秒遅れるものだった。

またモンテイロのほうは「2006年用のコンポーネンツのテストやいくつかのエアロダイナミックスもトライした。
あとはソフトウェアの開発とセットアップも少しね。
僕の仕事はすべて2006年のクルマのためだけれど、いまはとても充実しているよ」と、語っている。

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ホンダ・デュオ、二人合わせて250ラップ周回

7日(火)ヘレス合同テストに参加したホンダ・チームは、バトンが『RA106-01』を駆って139ラップ、またバリチェッロが『RA106-02』で112ラップを周回。
二人合わせて251ラップもの距離を走り込んだ。
Honda Team Garage (C)Honda Racing
拡大します
午前のセッションではまだ気温が低かったものの、午後になってからは精力的に周回、バトンがエアロダイナミックスのテストとミシュランのタイヤ評価を行なってベストタイム1'18.2350を記録。
またバリチェッロのほうは短めのタイヤ評価を繰り返し、こちらはベストタイム1'18.626でそれぞれこの日のタイムシートで2-3番手に位置した。

ホンダ・チームのテストは明日も同じ顔ぶれで続けられる予定。

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ブルツ、初体験の新型車『FW28』に「大満足」

今季ウィリアムズ・チームに移籍したアレクサンドル・ブルツが、7日(火)のヘレス合同テストで初めて新型車『FW28』を体験した。
Williams Cosworth FW28 (C)Williams F1
拡大します
「僕は完全主義者だけれど、この『FW28』にはとても満足しているよ。
もちろんまだこれから改善すべき点はあるけれど、初めて乗って記録したこのタイムが順調さを示しているだろう」と、ご機嫌の表情だ。

ブルツはこの日セットアップを行いながらトータル48ラップを周回して1'18.144。
これはこの日走行した8台中のトップになるものだ。

一方、同じく『FW28』をドライブした新鋭のニコ・ロズベルグもセットアップを行いながら84ラップを周回してベストタイム1'18.735。こちらは4番手となった。

明日も同じ顔ぶれでテストは続けられる予定。

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シルバーストーン、競馬場会社の手に?

資金難に悩むイギリスGPの開催地シルバーストーン・サーキットが、競馬場会社に長期リースされる可能性が出てきた。
Image
horse_raceこれは英『ロイター』が報じたもので、それによれば同サーキットを保有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)が、このほど25年間という賃貸契約を『ノーザン・レーシングPLC』に対して呈示したというもの。
ちなみにイギリスではモータースポーツも競馬も同じ『レーシング』という言葉で表されることが多い。

同社はニューキャッスルなど多くの競馬場を経営するイギリスでも最大手の会社。
ただし、これについてはこのあと同クラブの委員会で承認を受ける必要があるが、すでに反対の意志を示している委員もあるということで予断を許さない状況のようだ。

シルバーストーンは1950年5月に現代F1最初のグランプリが行われた由緒あるサーキット。
F1イギリスGPについては、2009年までは同地での開催契約が有効となっている。

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モンテイロ、2006年シート「別に危なくなかった」

FIAへのエントリーリストには当初から『ミッドランドF1レーシング』のドライバーとして記載されながら、その実現に疑問の声が投げ掛けられ続けたティアゴ・モンテイロ(29歳:ポルトガル)だが、当人はそうした状況を否定している。
MF1 Duo (C)Midland F1 Racing
拡大します
「みんなはいろいろなことを言っていたけれど、僕自身は最初から全然疑ってなんかいなかったよ。
僕のミッドランドでのシートは、最初から確実なものだったんだ。
そう、去年の11月始めにはもう契約は固まっていたんだからね」と、モンテイロ。

しかし、チームはクリスチャン・アルバースとの契約は認める一方で、モンテイロとのそれは「まだ確定していない」と否定し続けていた。
(モンテイロのスポンサー資金が危うかったと伝えられている)

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T.デンシャム氏、「『R26』はルノー総力の賜物」

2005年W王者となったルノー『R25』の後継車として満を持して発表された新型車『R26』を、チーフ・デザイナーとして開発したルノー・チームのティム・デンシャム氏は、これを「ルノー総力の賜物」と強調している。
Renault『R26』Nose (C)Renault F1 UK
拡大します
「われわれは昨年の『R25』がとても優れたマシンだったことを知っている。
したがって、今回はさらにそのパフォーマンスを改善すべき点の改良に全力を注いだ。
すべてのコンポーネンツを再検討し、より堅実に、そしてより軽量化を心掛けた。
そして最も重要なことは、これは最初からヴィリーとエンストン両方のチームの協力でデザインされたものということだ」

ルノーはヴィリー(フランス)にエンジン部門、エンストン(イギリス)にシャシー部門があって基地が分かれている。
なお、デンシャム氏はロータス時代に中嶋悟氏の担当、またティレル時代には片山右京氏と、さらにホンダF1復帰の際にはハーベー・ポスレスウェイト氏とマシン開発に携わるなど日本と関わりが深い。

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レッドブル シルバーストーン・テスト1日目(2/07)

7日(火)、レッドブル・レーシングはイギリスのシルバーストーン・サーキットを舞台に単独テストを開始させた。

ドライバーに指名されたのは、再び前ミナルディのロバート・ドーンボス(24歳:オランダ)で、マシンは新型車の『RB2』。
レッドブル・フェラーリは冷却に課題を抱えているというが、残念ながらこの日のテストは凍えるような寒さの中で行われている。

明日はクリスチャン・クリエンにより行われる予定。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 R.ドーンボス HOL RedBull Ferrari 1'25.600 85 RB2 ML

   * 2004 Test Time : 1'16.150 K.Raikkonen/McLaren Mercedes (9/15)
   (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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フェラーリ フィオラノ・テスト2日目(2/07)

7日(火)、フェラーリ・チームは引き続きフィオラノの自社コースで単独テストを継続させた。

マシンは新型車『248F1』で、この日は前日のマッサからエース、ミハエル・シューマッハへと交代。
シューマッハはこの日トータル121ラップを周回。
ベストタイムは0'57.652で、これはこのマシンでの最速となるもの。
これまでのものをコンマ6秒ほど短縮したことになる。

テストは明日もシューマッハにより続けられる予定。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 0'57.652 121 248F1 BS

   * 2004 Test Time : 0'56.060 M.Schumacher/Ferrari F2004 (4/15)
   * 2006 Test Time : 0'58.242 F.Massa/Ferrari 248F1 (2/07)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ヘレス合同テスト開始、ブルツ首位ホンダ勢続く(2/07)

7日(火)、F1は再びスペインのヘレス・サーキットに場所を移して合同テストが再開された。
参加したのはトヨタ、ウィリアムズ、ホンダ、そしてミッドランドの4チームで、ホンダ以外はすべてブリヂストンタイヤ・ユーザーということになる。

トップはウィリアムズ『FW28』を駆ってベストタイム1'18.144を記録したアレクサンドル・ブルツ。
しかし同じ18秒台にウィリアムズとホンダの4台がすべて入るという混戦をみせた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'18.144 48 FW28 BS
2 J.バトン GBR Honda 1'18.250 139 RA106 ML
3 R.バリチェッロ BRA Honda 1'18.626 112 RA106 ML
4 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'18.735 84 FW28 BS
5 R.ゾンタ BRA Toyota 1'20.162 85 TF106 BS
6 O.パニス FRA Toyota 1'20.339 79 TF106 BS
7 C.アルバース HOL MF1 Toyota 1'21.551 74 M16 BS
8 T.モンテイロ POR MF1 Toyota 1'22.318 71 E15B BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)

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2006/02/07

モズレー会長、「メーカーはレースが仕事じゃない」

FIAのマックス・モズレー会長が、自動車メーカー系チームに対し2008年からは報酬無しを提言したことについて、GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側のチームは当然のごとく強く反発している。

しかし、そうした動きについてモズレー会長は「メーカーはレースが仕事じゃない」とあらためて切って捨てた。
Max Mosley
拡大します
「F1を世界選手権として支えているのはプライベート・チームのほうなんだ。
彼らはこのレースそのものが仕事。したがって、レースをすることによって収入が得られなければならないことは明らかだ。
しかし自動車メーカーはそうじゃないだろう。彼らはクルマを作って売るのが仕事。
そしてそのためのプロモーションとしてレースに参加しているんだ。
そうした活動に報酬を受け取る必要はないと私は考えるがね」

2008年シーズンからのコンコルド協定を巡り、最近の流れはFIAに有利とみられていたが、場合によってはこの発言が大きな混乱を引き起こしてしまうことになるかも知れない。

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スーパー・アグリ、2月14日はサーキット走らず?

いち早く『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チーム広報のポジションに就いていたエマ・ベアパークさん(前B.A.Rチーム広報)が、さっそく今回のチーム体制発表で仕事をしている。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logo2同スポークスウーマンによれば、『SA05』の初走行は2月21日のバルセロナ合同テストになるということで、これまで2月14日にシルバーストーンで行われると言われていたシェイクダウンは、実際には未公開の場所(飛行場?)でのプライベートなシステム・チェックだけということになるようだ。

実際にサーキット走行するのは2月21-23日のバルセロナ合同テスト、その後28日にシルバーストーンで再テスト。そこからは開幕戦に向けて最終準備に入ると思われる。

『SA05』は旧アロウズ・シャシーを使うということで、一部に心配も指摘されていたFIAの最新クラッシュ・テストだが、エマさんはこれも「うまくいっています」と説明している。

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佐藤琢磨のマネージャー、「亜久里チームとの契約間近」

とりあえずチーム体制を明らかにした『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』だが、現時点でもまだそのドライバー・ラインナップについては発表されることはなかった。

しかし佐藤琢磨のマネージャーであるアンドリュー・ギルバート・スコット氏は「契約調印は間近。もしそうでなかったなら、私は絶対に驚くよ」と、前向きの見通しを英『ロイター』に語っている。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
拡大します
「事態が、僕たちが期待したほどのスピードで前進していないのは事実だね。
まだ合意すべき少数の点があるが、しかし契約に至ることについては自信がある。
もうまもなく…… おそらく今週のうちには最終確認されると思うし、タクマはまもなくシート合わせにファクトリーに向かうことになるだろう」

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ロズベルグ、「バトンに感謝している」

今シーズン、弱冠20歳の若さで念願のF1デビューを果たすことになったニコ・ロズベルグ(ドイツ)は「バトンに感謝するよ」と、英『サンデー・ミラー』紙に語っている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
拡大します
「僕がウィリアムズ・チームからF1デビューできることについて、バトンの決断に感謝しているんだ。
だって、もしも彼がウィリアムズとの契約を尊重して移籍していたなら、僕がデビューする余地はなかっただろうからね。
彼がホンダ・チームを選択してくれて、ほんとうに良かったよ」

奇しくもバトンがウィリアムズ・チームからF1デビューしたのも同じ、まだ20歳の時。
ただしロズベルグが『GP2』チャンピオンの肩書きを持っているのに対し、バトンはF3チャンピオンですらなく、当時は時期尚早と批難の声を浴びた。

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レッドブル・フェラーリ、ボディに穴開けていた

今シーズン、フェラーリ・エンジンを搭載するレッドブル・レーシングでは、先のバレンシア合同テストで冷却に問題があったことを認めている。

これについてテクニカル・ディレクターのマーク・スミス氏は「ボディワークにノコギリを入れて開口部を大きくするという解決策もあっただろうが、そんな荒技は採らなかった」と語っていたが、実際に現場では下の写真のように無粋な大穴が開けられていたことが確認された。
Redbull Ferrari RB2/Valencia Test
(C)RedBull Racing

拡大します

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ミッドランド、「M.ビアッジもっとテストする」

バレンティーノ・ロッシがフェラーリ・チームでテストを重ねる一方で、同じ2輪ライダーのマックス・ビアッジのほうは『ミッドランドF1レーシング』で先にテストを行っている。
Max Biaggi (C)Midland F1 Racing
拡大します
これについて同チームのコリン・コルズ/マネージング・ディレクターは、「今後ビアッジにはさらにテストをしてもらう」と伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で語った。
それによれば、前回はシルバーストーン・サーキットで雨に見舞われてしまったが、今度は好天が期待されるスペインでのテストになるという。

今シーズンもヤマハのワークス・ライダーとしてWGP(ワールド・グランプリ)に参戦するロッシと異なり、現在浪人中のビアッジにはF1テストの時間は十分にある!!

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ウィリアムズ、『デウォルト』とスポンサー契約

6日(月)ウィリアムズ・チームは大手工具メーカーの『デウォルト』社とスポンサー契約を結んだことを明らかにした。
(C)DeWALT
dewalt_logo『デウォルト』社はプロフェッショナルな電動工具やアクセサリーなどでこの分野を席巻する大手。
契約期間は中期ということで明確にされていない。

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マッサ、フェラーリ新型車『248F1』テスト(2/06)

6日(月)、フェラーリ・チームはフェリッペ・マッサの手によりフィオラノの自社コースで単独テストを開始させた。
Felipe Massa/Ferrari 248F1 (C)Ferrari S.p.A
拡大します
使われたのは『248F1』。
マッサがこの2006年新型車をドライブするのは2度目になるが、マシンの正式発表後はこれが初めてということになる。
マッサはショートコース3ラップを含むトータル100ラップを周回。
ベストタイムは0'58.242、これは前回記録した0'58.244とほぼ同じものになる。

テストはミハエル・シューマッハにより明日も継続される予定。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 0'58.242 100 248F1 BS

   * 2004 Test Time : 0'56.060 M.Schumacher/Ferrari F2004 (4/15)
   * 2006 Test Time : 0'58.244 F.Massa/Ferrari 248F1 (1/20)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ピケ父、「F1テストドライバーのオファー断った」

アンジェロ・ピケ(20歳:ブラジル)の父親で、元F1チャンピオンでもあるネルソン・ピケ氏(53歳)は、ジュニアに対するF1チームからのテストドライバーのオファーを断ったことを伊『アウトスプリント』誌で明らかにした。
N.Piquet Duo
n_piquet_duo「いくつかのチームからテストドライバーのオファーを受けたのは事実だよ。
でも、彼らは口を揃えて『しかし、レースに出る保証はない』と言う。
彼らにはスポンサーへの事情とかあるんだろうけれど、でもわれわれとしてはそれじゃ不十分なんだ。
だから、いずれも断ってしまったよ」

ピケには父親の関係もあってホンダ・チームのテストドライバー候補という噂も伝えられていた。
ただし、ピケがF1登竜門『GP2シリーズ』で7位に留まった一方で、常に比較されるニコ・ロズベルグはみごとチャンピオンを獲得。今季ウィリアムズ・チームのレースシートを手にしている。

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メルセデス首脳、「問題がある訳じゃない」

昨シーズン終盤の偉駄天ぶりから一転、このオアテストでは精彩を欠いたマクラーレン・チームには、エンジンに問題があるとの指摘がされているが、当のメルセデスはこれを否定している。
McLaren MP4-21/Barcelona Test
(C)McLaren Group

拡大します
これはメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターが語ったもので、同氏は「確かにわれわれはオフシーズンの勝利者ではなかったよ。
しかし、去年の初めだってわれわれは決して芳しいものではなかったからね。
ほんとうの勝負はシーズンが開幕してから……。そうじゃないのかね」と、相変わらず強気だ。

とはいえ、ライコネン、モントーヤいずれのドライバーの口からも元気なコメントは聞こえて来ない。
またオフテスト会場の舞台スペインの地元紙は「エンジン本体でなくギヤボックスに問題あり」との指摘を行っている。

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ウィリアムズ、2008年はトヨタ・エンジン搭載か

2006年新型車『FW28』の発表会では今季搭載するコスワースとのコラボレーションを強調したウィリアムズ・チームだが、早くもこの関係は今シーズン限り、という噂が立てられている。
Toyota RVX-06 V8 Engine
(C)Panasonic Toyota Racing

拡大します
それによれば、同チームのパトリック・ヘッド/エンジニアリング・ディレクターが来季のエンジンについて「検討中である」と語ったというもの。

昨シーズン、突然離別する形でBMWとの関係を打ち切ったウィリアムズ・チームには、一時トヨタ・エンジン搭載の可能性が伝えられたが、すでに『ミッドランドF1レーシング』への供給が決まっていて実現しなかったと言われている。
あるいは水面下で、依然としてそのトヨタとの交渉が続いているのかも知れない。

ウィリアムズはこれまでもホンダ、ルノーなどのワークスと決別してはプライベート・エンジンを搭載して苦戦するという歴史を繰り返してきている。

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スーパー・アグリ、チーム体制を発表

鈴木亜久里氏率いる『スーパー・アグリ・F1』チームが、そのチーム体制とテスト日程を明らかにした。
ただし、注目のドライバー・ラインナップについては「近日中に発表予定」と言うことで、今回はまだ明確にされなかった。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logo_redすでに2月14日にシェイクダウンと噂されているが、今回発表されたテスト・スケジュールは2月21日-23日のバルセロナ合同テストとなっている。
デビュー・マシンの名称はこれまで伝えられた通り『SA05』で、SAはスーパー・アグリの頭文字と推定される。

現時点で確定したチーム体制は以下の通り。

チーム代表:鈴木 亜久里
マネージング・ディレクター:ダニエーレ・オーデット
チーフ・ファイナンス・ディレクター兼カンパニー・セクレタリー:ウェイン・ハンフリーズ
チーフ・オペレーション・オフィサー:ケビン・リー
チーフ・テクニカル・オフィサー:マーク・プレストン
チーフ・デザイナー:ピーター・マックール
チーム・マネージャー:ミック・エインズリー・コーリショー
チーフ・メカニック:フィル・スペンサー
チーフ・レース・エンジニア:グラハム・テイラー
22号車担当レース・エンジニア:ゲリー・ヒューズ
23号車担当レース・エンジニア:アントニオ・クケレラ
チーム広報兼ドライバー連絡担当:エマ・ベアパーク

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2006/02/06

F1ファクトリー画像を大量追加

再びF1ファクトリーの高画質画像を大量に追加しました。
BMWチームのペイント作業やウィリアムズ・チームの作業現場、マクラーレン・チームではトイレ内部まで!?。

こちらでご覧いただけます。(Nifty Member)

factory_m2

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R.ファーマン、「亜久里チーム、きっと成功する」

元ジョーダン・チームのドライバーで、日本のレース界でも大活躍するラルフ・ファーマン(30歳:アイルランド)は、『スーパー・アグリ・F1』チームの成功を確信して疑わない一人だ。
Ralph Firman (C)Ex.Jordan Grand Prix
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「僕は亜久里とも、そしてホンダとも一緒に仕事をしてきたけれど、いずれもが素晴らしい存在であることは間違いない。
その両者が手を組んで新チームを作るんだ。僕はその成功を疑わないね。
亜久里は素晴らしいドライバーであっただけでなく、これまでも事業家としてまたチームオーナーとしても大成功を収めている。強いチームを作るという経験を持っているんだ。
それにまたホンダは一緒に働くのにほんとうに素晴らしい会社だよ。
彼らはスーパーGTであろうと、F1であろうと、ほんとうに勝つために戦うんだ。
シーズンが進んでいけば、ホンダ・チームでの経験がまた亜久里チームにもフィードバックされることだろう。
ホンダはとても強力なドライバー・ラインナップを得て、きっと今シーズン勝利を手にするだろうし、そして亜久里チームがポイントを獲得するのだって夢じゃないと思っているんだ。
そしたらそれは、新興チームにとって実に素晴らしい結果だよね」

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トヨタ、エンジン問題に『解決策』を呈示

『ミッドランドF1レーシング』では、今季『スクーデリア・トロ・ロッソ』が使用する制限付き『V10-3.0リッター』エンジンが有利過ぎると主張しているが、トヨタ・チームのエンジン責任者であるルカ・マルモリーニ氏は、FIAに対して双方のエンジンの比較データを提出したということだ。
Luca Marmorini (C)Panasonic Toyota Racing
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同氏が伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に説明したところによれば、『V10-3.0リッター』エンジンの優位性を無くすにはFIAが採るような回転等に制限を設ける方法と、エンジン・マッピング自体を制御する方法とがあるのだという。
これはフェラーリが今オフのテストで採用したものということで、V8とV10との差異をなくすにはこちらのほうが有効とのことだ。

ちなみにトヨタは、そのトロ・ロッソの直接のライバルとみられるミッドランドへエンジンを供給している立場になる。

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ミッドランド首脳、「V10有利のままなら訴える」

『ミッドランドF1レーシング』のコリン・コルズ/マネージング・ディレクターは、現在『スクーデリア・トロ・ロッソ』が計画している制限付き『V10-3.0リッター』エンジンによる参戦について、これが不当に有利だとして「このままなら訴える」と、息巻いている。
Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
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「現在の制限では明らかに『V10-3.0リッター』のほうが有利になってしまい不公平になる。
それぞれが等しい条件で行われないのであれば、それはもうスポーツとは言えないよ。
もしFIAがこのままの条件で彼らに参戦を認めるというのであれば、われわれは告訴も辞さない」と、強気だ。

現在、プライベート・チームだけに認められる『V10-3.0リッター』エンジンで参戦の場合、回転数の制限と吸気量を制限するリストリクターの装着が義務づけられることになっているが、それでも3リッターの図太いトルクの関係から、こちらのほうが有利だと指摘されている。

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2006年F1サーキット距離一覧表

No. Date Grand Prix Circuit
Length
Start Line
Off Set
Laps Distance
1 03月12日 バーレーンGP 5.412km 0.246km 57 308.238km
2 03月19日 マレーシアGP 5.543km 0.000km 56 310.408km
3 04月02日 オーストラリアGP 5.303km 0.000km 58 307.574km
4 04月23日 サンマリノGP 4.933km 0.237km 62 305.609km
5 05月07日 ヨーロッパGP 5.148km 0.017km 60 308.863km
6 05月14日 スペインGP 4.627km 0.126km 66 305.256km
7 05月28日 モナコGP 3.340km 0.000km 78 260.520km
8 06月11日 イギリスGP 5.141km 0.105km 60 308.355km
9 06月25日 カナダGP 4.361km 0.000km 70 305.270km
10 07月02日 アメリカGP 4.192km 0.000km 73 306.016km
11 07月16日 フランスGP 4.411km 0.184km 70 308.586km
12 07月30日 ドイツGP 4.574km 0.000km 67 306.458km
13 08月06日 ハンガリーGP 4.381km 0.007km 70 306.663km
14 08月27日 トルコGP 5.338km 0.248km 58 309.356km
15 09月10日 イタリアGP 5.793km 0.309km 53 306.720km
16 09月17日 ベルギーGP 6.976km 0.017km 44 306.927km
17 10月01日 中国GP 5.451km 0.190km 56 305.066km
18 10月08日 日本GP 5.807km 0.198km 53 307.573km
19 10月22日 ブラジルGP 4.309km 0.030km 71 305.909km

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ベルギーGP、FIAは開催で確認

資金難による混乱から、その開催が危ぶまれていたベルギーGPだが、FIAがこのほど発表した年間予定では正式にその日程が記載。

これにより、現時点では予定通り9月17日(日)決勝で開催ということが確認されている。

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GPMA、モズレー会長の発言に「衝撃!!」

FIAのマックス・モズレー会長が語ったとされる「2008年以降、メーカー系チームには報酬なし」の発言に、GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)のスポークスマンは「衝撃を受けた」と英『ロイター』の取材に答えている。
(C)GPMA
gpma_logo「FIAは、EU(欧州連合)により商業事務に関係してはならないと規定されている筈だ。
したがって今回のモズレー会長の発言には大変驚いている。
われわれは現在(商用権利を持つ)バーニー・エクレストン氏と話し合いを継続中で、モズレー会長の発言とは関係なくこれをさらに進めていくことになる」

終焉が近づいたとみられていたGPMA問題だが、これでまた波乱要素が増えることになってしまったようだ。

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モズレー会長、「メーカーチームは2008年から報酬なし」

FIAのマックス・モズレー会長は、2008年シーズンからの新しいF1において、メーカー系チームには報酬が与えられないとの衝撃発言を行った。
Max Mosley (C)Renault F1 UK
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FIAのスポークスマンは、すでに同会長がこの考えをF1における商業権利を実質的に保有するバーニー・エクレストン氏に示したことを明らかにしている。

モズレー紙がメーカー系チームと指摘するのは、現在GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)を構成するルノー、マクラーレン(メルセデス)、トヨタ、ホンダ、そしてBMWの5チームを指すとみられる。
これが実際に行使されることになれば、FIA側とGPMA側との対立は決定的なものとなる。
逆にいえば、すでにGPMAによる新F1シリーズ立ち上げはないとして、足元を見たとも言えそうだ。

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ブルツ、「新型車『FW28』の初ドライブ待ちきれない」

今シーズン長年在籍したマクラーレンを離れ、ウィリアムズ・チームへの移籍を果たしたアレクサンドル・ブルツ(31歳:オーストリア)が、2006年新型車『FW28』初ドライブが待ちきれない気持ちを語っている。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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「先週のテストでは、タイヤ評価だけでなく新型車のためのトラクション・コントロール・システム開発やエンジン・レスポンス改善のためのソフトウェア・マッピングなんかを進めたんだ。
それらが新型車にどう作用するのか、その結果がみたいし、とにかく早く『FW28』を自分の手でドライブしてみたいよ」

バレンシア合同テストでは、ブルツは旧型の『FW27C』をドライブ。
まだ新型車『FW28』のテイストは体験していない。

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カーティケヤン、「ウィリアムズ選択は長期的ビジョン」

2006年もレースシートを望みながら、結局はウィリアムズ・チームの第2テストドライバーという選択を決断したナレイン・カーティケヤンは、「この選択は長期的ビジョン」と地元『トラスト・インディア』紙で次のように説明している。
Narain Karthikeyan (C)Williams F1
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「ドライバーなら誰だってレースを望むのは当たり前のこと。
僕にとってもそれが一番のことだけど、でも現実を考えなければならないよ。
ウィリアムズ・チームへの加入は、短期的には僕のレースシート獲得という希望には合致しないだろうと思う。
でも、より長期的な視野に立った場合に、こうしたトップチームでテスト経験を積むというのは決して無にならないと考えたんだ。
自分自身の経歴という点で、この選択をした。そしてそれは間違っていないものと確信しているよ」と、この29歳になったぱかりのインド人最初のF1ドライバーは語った。

ウィリアムズ・チーム加入を決断する前、カーティケヤンはスーパー・アグリ・チームの有力候補とも言われていた。

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スペインに4つ目のサーキット建設中

天候が温暖なことから、この時期のF1テストに使われることが多いスペインのサーキットだが、同国でさらにもう一つ新たに本格サーキットを建設中であることがわかった。
2005 Barcelona Test (C)Renault F1 UK
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これは地元テレビ局『ア・オトラ』が伝えたもので、それによれば場所はポルトガルに近い場所ということで、既存の3つのサーキット(バルセロナ、バレンシア、ヘレス)に比べても最も西寄りということになりそうだ。

完成は1年後が予定されている。

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2006/02/05

モンテイロ、「V8エンジン、楽しくない」

『ミッドランドF1レーシング』チームが発表した『M16』で今シーズン仕様の『V8-2.4リッター』エンジンを体験したティアゴ・モンテイロ(29歳:ポルトガル)は、しかし「V8は楽しくない」と、その感想を述べている。
Toyota RVX-06 V8 Engine
(C)Panasonic Toyota Racing

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「今度のエンジンはパワーがなくて、ドライブしていてあまり楽しくないね。
1年間V10で戦った来たから、僕にはV8になってステップダウンしたことがはっきりわかるんだよ。
個人的に言わせてもらえば、F1はやはりすべてがトップであるべきだと思う。
テクノロジーも最新・最高であるべきだし、すへでがマキシマムである必要があるよ。
前は900馬力もあったのに、今は700ちょいだろ、これはF1として恥ずかしいよね」

とはいえモンテイロは「パワーダウンしたからといってドライブが簡単になる訳ではない」と、補足している。

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レッドブル・フェラーリ、冷却に問題あり

今シーズン、フェラーリV8-2.4リッター・エンジンを搭載するレッドブル・レーシングだが、これまでのテストでエンジンの冷却に問題があることを認めた。
Redbull Ferrari RB2 (C)RedBull Racing
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これについて同チームのテクニカル・ディレクターで、ルノー時代に成功作『R25』の設計に携わったマーク・スミス氏は次のように語っている。

「われわれがこの2週間に渡るテストで冷却に問題を抱えていたことは事実だ。
そりゃあバレンタインの大虐殺のように、ボディワークにノコギリを入れて開口部を大きくするという解決策もあっただろうが、そんな荒技は採らなかったよ。
なぜなら、これがバーレーンGPに向けての最終仕様という訳ではないからね。
まだまだわれわれは様々な新しい要素をテスト中であって、これが最終のエアロダイナミックスじゃないんだ。
タイムスケジュールに則って、問題点を分析して解決策を見出しているところだよ」

チーム関係者によれば、今回のテストでは回転数の制限、そして連続周回数を控えるということで凌いだようだ。

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亜久里チーム首脳、「3年間は勝利難しい」

いよいよシェイクダウンのテスト・スケジュールも現実的になってきた『スーパー・アグリ・F1』チームだが、同チーム首脳は「少なくとも3年間、勝利は現実的でない」との見方を示した。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logoこれは新生チームのダニエーレ・オーデット/マネージング・ディレクターが英『ITV』に語ったもので、その中で同氏は「われわれは現実的にならなくてはならないよ。
ホンダ・エンジンを搭載した旧アロウズの『SA05』はやっと今月走り始める予定だが、これはとりあえずバーレーンのグリッドに並べるための暫定的なもの。
われわれの純粋2006年マシンは早くても4月にならないと登場しない。
それからトップレベルの競争力をつけるまでに、最低3年は掛かるだろうと覚悟しているよ」と、語っている。

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ヤマハ、「ロッシのF1転向 現実的でない」

バレンシア合同テストで堂々たるタイムを走りを披露、またまたF1転向への噂が高まるバレンティーノ・ロッシだが、現在所属する2輪モトGPのヤマハ・チームはこれに懐疑的だ。
Valentino Rossi (C)Yamaha Racing
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同チームのスポークスマンは「今シーズンのロッシは100%ヤマハ・チームのグランプリ・ライダーであって、これは誰が見ても間違いのないところ。
2輪が彼の仕事であって、4輪は単に彼の趣味に過ぎないもの。
彼がF1に転向するという噂について、われわれはこれを現実的なものではないと受け止めている」と、語った。

ヤマハ・チームとの契約が切れる2007年以降については、チームにもちろんに何ら拘束力はない。
とはいえ、ヤマハとしては、今シーズン中はロッシにWGP(ワールド・グランプリ)に集中して欲しいところだろう。

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佐藤琢磨にビッグなバレンタインデー・プレゼント

いまだ正式発表はないものの、『スーパー・アグリ・F1』チームのナンバーワン・ドライバーとして起用が確実な佐藤琢磨にとって、今年のバレンタインデー・プレゼントはビッグなものになりそうだ。
佐藤 琢磨 (C)Carlin Motorsport
t_sato_macau既報のように同チームのその初走行は2月14日になる見通し。
折りしもこの日14日は聖バレンタインデーということで、日本にいれば佐藤にはファンからチョコレートのプレゼントが殺到したことだろう。
残念ながらこの時期日本にいないのはほぼ確実だが、佐藤にとってもっとビッグなプレゼントと対面することになる筈だ。

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スーパー・アグリ、シェイクダウンは2月14日に

晴れてFIAから2006年F1選手権へのエントリーが認められた『スーパー・アグリ・F1』チームだが、その初走行が2月14日になる見通しでほぼ確定したようだ。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logo2マシンは旧アロウズ・チームが2002年シーズンに使用した『A23』をベースにホンダV8-2.4リッター・エンジンを搭載、最新クラッシュ・テストのレギュレーションなどに合致するよう改造が施された『SA05』(仮称)で、カラーリングはアロウズ時代のオレンジからほぼ白一色へと変更される。

シーズン序盤はこの暫定カーで戦い、早ければ4月のヨーロッパ・ラウンド(第4戦のサンマリノGP)開始時か、5月の第6戦スペインGPまでにはスーパー・アグリ自身の開発になる新型車『SA06』(仮称)を投入したい考えだ。

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2006/02/04

トヨタ バレンシア・テスト・ニュース(2/03)

toyota_newlogo_sF1バレンシア合同テスト終了 3日間をノートラブルで2000km以上走破
最終日はラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタがドライブ。来週は再びヘレス合同テストに参加

2月3日(金)パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バレンシアでのF1合同テストを終了した。
3日間のテストの最終日は、ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタが“TF106”でセットアップ作業と新たなブリヂストンタイヤのテスト作業を遂行。
両ドライバー共に多くの周回をこなし、有意義なデータを収集してテストを締め括った。
パナソニック・トヨタ・レーシングは来週スペイン・ヘレス・サーキットでのF1合同テストに参加し、2006年シーズンの開幕へと備える。

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老兵シューマッハ、首のウェイト・トレーニング

現役F1ドライバーの中で最年長となるミハエル・シューマッハだが、誰にも負けないトレーニングでトップレベルのフィジカルをキープしようとしていることがわかった。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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それによれば今回のバレンシア合同テストで、シューマッハはヘルメットにさらにウェイトを両サイドに貼り付け、首に掛かる負担を故意に増して筋肉を鍛えていたのだという。

シューマッハは昨年の不振について振り返り、自身のフィジカル面にも『最高の仕事』でなかった部分があったということで反省、「年齢によって身体が衰える分、もっとハードにトレーニングしなければならない」と戒めている。
自らをさらに追い込む、まさに求道者の風情がそこには見える。

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ルノー、ロングランで熟成進む

ルノー・チームにとってのバレンシア合同テスト第3日目となった3日(金)、なんとこの日もアロンソ駆る新型車『R26』がトップタイム。これで3日間連続の快挙だ。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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チームはこの日もアロンソと共にテストドライバーのコバライネンを起用。
両者共に大きなトラブルに見舞われることもなく、予定のプログラムであるロングランによるレース・ディスタンス走破と共に燃料給油、タイヤ交換といった本格的なレース・シミュレーションを行った。

アロンソは144ラップを周回してベストタイム1'10.552で10台中のトップ。
またコバライネンも163ラップを周回してベストタイム1'10.953で2番手に続いた。
オフテスト当初、2006年用エンジンの登場が遅くて準備が遅れているとの指摘を受けていたルノー・チームだったが、現在逆にここまでテスト内容が進んでいるのは同チームを置いて他にない。

これまでのところタイトル死守に向けて死角がみられないアロンソは「マシンには何の問題もないよ。
もうウチは模擬レースの段階。
今日は他に走っているクルマが少なかったから赤旗中断もなくてやりやすかったな」と、うそぶいた。

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モンテイロ、マネージメント会社変更で好効果か

一時難航が噂されながらも、最終的にみごと『ミッドランドF1レーシング』のシート獲得を果たしたティアゴ・モンテイロ(29歳:ポルトガル)だが、その裏にはマネージメント力があったのかも知れない。
Tiago Monteiro (C)Midland F1 Racing
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モンテイロは、自身のマネージメントを『CSSステラー・マネージメント』社との契約に変更したことをこのほど明らかにしている。
同社は、とりわけスポーツ分野に長けた国際マネージメント会社で、かつてアイルトン・セナやアラン・プロスト氏らを手掛けたジュリアン・ジャコビ氏が設立。
現在F1ではファン・モントーヤ、またWRCではセバスチャン・ロウブら一流選手のマネージメントを請け負っているという。

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『クラッシュ・ネット』もミッドランドと提携

インターネット・サイト『クラッシュ・ネット』や『オートコース』等の出版を手掛けるクラッシュ・メディア・グループが、『ミッドランドF1レーシング』チームの公式メディア・パートナーとなることがわかった。

これにより、同グループはミッドランドF1のサイトを製作・運営するだけでなく、同チームのすべての画像の管理やプレス・リリースをも担当することになるという。
先の『F1レーシング・ネット』に続き、またしてもメディアの一角が特定チームに取り込まれることになる?

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ミッドランド、エネルギー・ドリンク入手

F1でいまエネルギー・ドリンクといえば『レッドブル』の躍進ぶりが圧倒的だが、『ミッドランドF1レーシング』チームがここでもライバルぶりを発揮した。
Rhino logo
rhino_logo今回同チームがスポンサー契約を結んだのは、そのレッドブル同様オーストリアに本拠を置くエネルギー・ドリンク&フーズ会社である『リーノ』。

同チームのコリン・コルズ/マネージング・ディレクターは「リーノとわがミッドランドは、共に若々しいブランド・イメージを持っていて、今回の提携はそれぞれのフィールドで大きな相乗効果をもたらすものと期待される」と、強調。

契約は2006年から2年間。同社のロゴは新型車『M16』に表記される。
ちなみにレッドブルは赤い雄牛がイメージだが、こちらはサイがイメージ・キャラクター(?)だ。

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FIA、グランプリ・ウィークのスケジュール発表

3日(金)、FIAは2006年F1シーズンにおけるグランプリ・ウィークのタイムスケジュールを発表した。その内容は以下の通り。

金曜日セッション 現地時間
フリー走行1回目 11:00 - 12:00
フリー走行2回目 14:00 - 15:00
土曜日セッション 現地時間
フリー走行3回目 11:00 - 12:00
公式予選 14:00 -
日曜日セッション 現地時間
決勝レース 14:00 -

【備 考】
* 金曜日の日程、モナコGPでは木曜日に変更
* フリー走行3回目、イギリスGPは09:30、カナダGP&アメリカGPは10:00に変更
* 公式予選、イギリスGPは12:30、カナダGP&アメリカGPは13:00に変更
* 決勝レース、バーレーンGPは14:30、マレーシアGP&トルコGPは15:00、イギリスGPは12:00、カナダGP&アメリカGPは13:00に変更

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BAT、予定通り2006年末でF1撤退へ

昨年末にBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)社から株を購入し、B.A.Rチームから100%ホンダ・チームへと衣替えした『ホンダ・レーシングF1』チームだが、現在もなおタイトル・スポンサーは『ラッキーストライク』ブランドのBATということになっている。
Lukey Strike (C)Honda Racing
拡大します
しかしこれについて、同社首脳は「予定通り2006年一杯でF1スポンサー撤退」であることを確認している。
同社のマーケティング・ディレクターであるジミー・レンビスジースキー氏は「長い間続けられたわれわれとホンダとのパートナーシップを終えるのは悲しいことだ。しかしながら、これが最後の年になるのは事実。ぜひともこれを成功させたい」と、語っている。

同様に、ルノー・チームのタイトル・スポンサーである『マイルドセブン』ブランドのJT(日本タバコ)も今年限りでF1から撤退を明らかにしている。

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バレンシア合同テスト4日目、連続アロンソ最速!(2/03)

3日(金)第4日目を迎えたバレンシア合同テストだが、再びルノー『R26』を駆ったフェルナンド・アロンソがさらにタイムを短縮しての最速タイム。
なんとこれで登場した3日間そのすべてでトップタイムという偉駄天ぶりをみせた。
さらに僚友のヘイキ・コバライネンが2番手につけ、おまけに二人合わせてこの日307ラップを周回するという圧巻だ。

またこの日、全日本F3選手権を制したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがウィリアムズ・チームからF1デビューを果たした。
順位こそ10台中最下位だったものの、モントーヤから約1秒遅れと、なかなかのポテンシャルをみせている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.アロンソ ESP Renault 1'10.552 144 R26 ML
2 H.コバライネン FIN Renault 1'10.953 163 R26 ML
3 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'11.404 53 FW28 BS
4 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'11.607 96 MP4-20s * ML
5 N.ハイドフェルド GER BMW 1'11.797 83 F1.06 ML
6 R.シューマッハ GER Toyota 1'11.851 77 TF106 BS
7 R.ゾンタ BRA Toyota 1'11.934 112 TF106 BS
8 R.クビサ POL Sauber BMW 1'12.217 86 C24B ML
9 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'12.802 71 MP4-21 ML
10 J-P.デ・オリベイラ AUT Williams Cosworth 1'13.918 32 FW27C BS

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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ミッドランド、2006年新型車『M16』正式発表

3日(金)『ミッドランドF1レーシング』チームは、本拠地シルバーストーン・サーキットで2006年新型車『M16』を正式発表した。
これにより、史上初となるロシアF1チームがいよいよ正式に船出をしたことになる。
MF1 『M16』(C)Midland F1 Racing
拡大します
トヨタV8-2.4リッター・エンジンを搭載した『M16』のカラーリングは、白、赤、そして灰色を配色した斬新なもの。
いろいろ憶測を呼んだドライバー・ラインナップは、結局のところ当初の登録通りクリスチャン・アルバースとティアゴ・モンテイロに落ち着いた。

新型車はこのあと4日(土)にシルバーストーン・サーキットでシェイクダウン・テストが行われたあと、来週はヘレス・サーキットで本格的にテストが行われる予定。

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2006/02/03

フェラーリは3種3台のマシンで同時テスト

2日(木)行われたフェラーリ・チームによるバレンシア合同テストは、ミハエル・シューマッハ&フェリッペ・マッサのレギュラー・ドライバーに加え、引き続き話題のバレンティーノ・ロッシという3人で行われた。
Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
拡大します
マシンもシューマッハが2006年仕様の新型車『248F1』、マッサが『V8-2.4リッター』エンジン搭載の『F2004』、そしてロッシが制限付き『V10-3.0リッター』エンジンの『F2004』とバラエティに富んだ顔ぶれだ。

テスト・プログラムはシューマッハが新型車のセットアップとタイヤ評価。
マッサはひたすらブリヂストンのタイヤ開発がテーマ。
ロッシは引き続きF1マシンに慣れることを主眼に行われた。

ベストタイムは50周したマッサが1'11.284で16台中の3番手。
48周したシューマッハが1'11.649で16台中の5番手。
そしてロッシは54周して12番手となった。

次のフェラーリ・チームのテストは、マッサの手により6日(月)にフィオラノで再開される予定になっている。

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ルノー、「新型車の信頼性に自信あり」

ルノー・チームにとって2日目となった2日(木)のバレンシア合同テスト。
この日もフェルナンド・アロンソとテストドライバーのヘイキ・コバライネンというラインナップ。
そしてこの日もまたもアロンソがトップタイムを記録してみせた。
Renault R26 (C)Renault F1 UK
拡大します
テストの主眼は引き続き走行距離を稼ぎ、新型車『R26』の信頼性を確保することにあった。
他車のトラブルによる数多くの赤旗中断にもかかわらず、アロンソは中程度のロングランを実行、52ラップを周回。
一方コバライネンのほうは小さなハイドロリック系のトラブルに見舞われてスタートが遅れたが、それでも29ラップを周回してブレーキのテストを行うことができた。

クリスチャン・シルク/チーフ・テスト・エンジニアは「今日は赤旗中断に悩まされたが、われわれのクルマに深刻なトラブルは起きなかった。全体に生産的なテストができたし、タイヤの評価も行うことができた」と、語っている。

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ホンダ首脳、「エンジンは今もっと進化している」

今週行われたバレンシア合同テストでは、終始トップタイムを競うなどその高いパフォーマンスぶりを示したホンダV8-2.4リッター・エンジン。
しかしチームでは、現在はもっとエンジンが進化していることを明かした。
Honda『RA106』Tail End (C)Honda Racing
拡大します
HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)の中本修平/エンジニアリング・ディレクターによれば、テストに使われたものよりも現在はさらにトップパワーの増加とトルクカーブの改善が図られていて、よりドライバビリティも進化しているのだという。

それでも同氏は「われわれの目標は100%の信頼性。
そのために、これから数週間でまだやるべき仕事を持っている」と、引き締めている。

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ホンダ、テスト結果に大満足

ホンダ・チームは、バレンシア合同テスト3日目の2日(木)、引き続きジェンソン・バトン、そしてバリチェッロに代わって再びテストドライバーのアンソニー・デビッドソンという顔ぶれで参加した。
Honda Team (C)Honda Racing
拡大します
今週始めて朝からドライというコンディションのもと、二人のドライバー共にロングランによるミシュランタイヤの評価というプログラムを中心にテストを行った。

バトンは午後のセッションでエンジントラブルに見舞われたものの、早期に修復、再びコースに戻ることができ、この日トータル85ラップを周回してベストタイム1'10.907を記録。
これはこの日の参加16台中ルノーのアロンソに続き2番手。アロンソとのタイム差はわずかに0.002秒というものだった。
バトンは「最後のエンジントラブルは残念だったけれど、今回のテストはとても励みになるものだった。これまでのところスケジュール通りに周回を重ねることができているし、そのパフォーマンスにも満足しているよ」と語った。

一方デビッドソンのほうは順調に周回をこなし、この日最多のなんと128ラップをも周回した。
こちらのベストタイムは1'11.573というもので、これも16台中4番手というみごとなものだ。
デビッドソンも「今日は幸いドライだったし、マシンの信頼性が高いのでこの時期としては早めのロングラン走破をすることができた。おかげでピットストップしてタイヤ交換の練習も久しぶりにできたしね、とても面白かった」と、語っている。

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デザイナーの移籍、マクラーレンまたショック

フェラーリ・チームは新しいチーフ・デザイナーにニコラス・トムバジス氏を指名したが、
エイドリアン・ニューイ氏に続く主要空力エキスパートの流失に、マクラーレン・チームはショックを隠せない状況だ。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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実はトムバジス氏はかつてそのフェラーリからマクラーレン・チームが獲得したエアロダイナミスト。
またニューイ氏移籍のあと、これを獲得したレッドブル・フェラーリはさらにマクラーレン・チームのチーフ・エアロダイナミストであるピーター・プロドロマウ氏の獲得も発表していて、これで実に相次いで3人のメンバー流失ということになる。

2005年シーズン活躍したマクラーレン『MP4-20』は空力に優れていたとの評価を得たが、これを支えた中枢が、これでいずれもフェラーリ系チームに移ったことになる。

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エクレストン氏、F1チームの高コスト構造を非難

F1チーム側からの資金分配増の要求に対し、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、独『スポーツ・ビルト』誌で現在の高いコスト構造について批難している。
Bernie Ecclestone
b_ecclestone5FIAは2008年シーズンから年間1億ユーロ(約143億円)程度のチーム予算を提言しているが、エクレストン氏はそれでも不十分と主張しているものだ。

「F1の最も良いプロモーターはドライバーである筈なんだ。
それはフェラーリのミハエル・シューマッハを見ればわかるだろう」

「現在標準的なトップチームで、年間約2億ユーロ(約286億円)もの運営資金を費やしているとされている。トヨタに至っては年間4億ユーロだという。実に馬鹿げた話だ。
われわれはこれを約4分の一である5,000万ユーロ(約72億円)程度まで引き下げるべきだと考えているんだ。
いいかい、(非メーカー系の)コスワースは1,400万ユーロ(約20億円)の資金でエンジンを作っているよ。他のメーカーだってそうすることが可能な筈なんだよ」と、エクレストン氏。

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シューマッハ、ロッシのF1転向のレベル保証

今回のバレンシア合同テストで、バレンティーノ・ロッシと共にテストを行ったミハエル・シューマッハは、そのレベルがすでにF1転向の水準に達していると仏『レキップ』紙で保証した。
Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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「もうすでにロッシはいつF1に転向しても問題なくやれるよ、間違いないね。
僕が考えるには、4輪から2輪に行くよりも、その逆のほうがよりたやすいんじゃないのかな。
少なくとも2輪で特別なフィーリングを感じ取れる人間なら、きっと4輪においても完全にそれを活かすことができるだろう。
まあ、最後の10分の1秒、というレベルになるとそれなりの困難はあるだろうけれど、すでに彼は標準的なF1ドライバーの水準には達していると思うね」

シューマッハ自身、ドゥカティで2輪GPマシンの経験を持つ。
なお、フェラーリ・チームは数か月のうちにまたロッシに再テストの機会を設けることを明らかにしている。

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フェラーリ、テクニカル・スタッフ変更へ

2日(木)、フェラーリ・チームは3月から同チームのテクニカル・スタッフを変更する方針を明らかにした。
Ferrari Staff (C)Ferrari S.p.A
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それによれば、これまで長くチーフ・デザイナーとして活躍してきたロリー・バーン氏がデザイン&開発部門のコンサルタントに。
また同部門の責任者にはアルド・コスタ氏が就き、またニコラス・トムバジス氏(前マクラーレン)が新たにチーフ・デザイナーのポジションに就くというもの。

なお、テクニカル部門の総責任はこれまで同様、テクニカル・ディレクターのロス・ブラウン氏が負う。