トヨタ バルセロナテスト・ニュース(2/22)
F1バルセロナ合同テストに参加 新空力パッケージで本格テスト開始
ヤルノ・トゥルーリと共に、ラルフ・シューマッハーも新パッケージでの初走行
シーズン開幕戦バーレーンGPまでわずか17日間と迫る中で、パナソニック・トヨタ・レーシングは、冬季テストプログラムの最終段階へと進むべく、再びスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットでの合同テストに参加している。
今週のバルセロナテストには、全てのチームが2006年仕様のF1カーを持ち込み、最後の仕上げと調整を行うため、大きな注目が集まる。
先週末、トリノ・オリンピックのスキージャンプや様々なクロスカントリーイベント観戦を楽しんだヤルノ・トゥルーリは、チームメイトのラルフ・シューマッハーと合流。
先週火曜日にバレルンガ・サーキットでヤルノ・トゥルーリが初走行を行った、新空力パッケージのテストを継続するのに加え、チームは幾度かのピットストップ練習を行い、ブリヂストンタイヤのデータ収集も継続した。
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ヤルノ・トゥルーリ:TF106/04
ベストラップ:1分16秒193 周回数:94周 走行距離:434.938km
ヤルノ・トゥルーリは、新しい“TF106”で90周以上を走り込み、長い一日を過ごした。
「今日は納得出来るテストが行えた。
この新しい車で、新しい空力と、タイヤがどのように作用するかの情報を収集した。
多くのロングランをこなし、開発の進行には満足している。
タイヤはより進化を遂げており、車は好結果を示している。
今週はより多くの距離を走破し、来るシーズンへ向けて、ライバルチームと比較してわれわれがどの程度の位置にいるのか確認するのを楽しみにしている」
ラルフ・シューマッハー:TF106/03
ベストラップ:1分16秒381 周回数:49周 走行距離:226.723km
ラルフ・シューマッハーは新空力パッケージを導入した“TF106”を初めてテストし、カタルニア・サーキットを駆け抜けた。
「今朝は、気温が上がるまで待たなくてはならなかったものの、最終的には新空力パッケージの“TF106”でテストを行うことが出来、勇気づけられる結果を得られた。
印象は、予想通り非常に良好なものであった。
残念ながら先週のバレルンガテストでは、悪天候に阻まれて試すことが出来なかったが、先週のヤルノ・トゥルーリによる走行と今日の結果で見る限り、期待通りのものになっている。
とはいえわれわれがどのレベルにいるのかを語るにはまだ早く、様子を見る必要がある」
マイク・ガスコイン:シャシー部門テクニカルディレクター
シャシー部門テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは、バルセロナテストの初日を有意義に過ごせたことに満足している。
「1日を通して走行出来たことを喜んでいる。
両ドライバー共に好印象を受けたようだ。
今日は、タイヤの正しい作動を得ることと、ウォームアップ走行からスタート直後1周目のタイヤ作動性向上に挑戦した。
しかし、ロングランテストも行い、正しい方向にあることも確認出来た。
ヤルノ・トゥルーリが些細なパンクに見舞われたが、重要なトラブルにはならなかった。
空力的には、予想していたレベルを達成しており、タイヤに関しては、まだやるべきことがあるが、シャシー面と機械的な信頼性に関する限り、バーレーンGPへ向けて心配することはないだろう」
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