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2006年1月

2006/01/31

F.ウィリアムズ氏、「GPMAとのバトルは終結する」

フェラーリ、レッドブル、そしてミッドランドに続き、FIAが示す2008年からの新コンコルド協定にサインしたフランク・ウィリアムズ代表は「まもなくバトルは終結する」との楽観的な見通しを示した。
(C)GPMA
gpma_logo「6か月、あるいは3か月前には様々な意見があったけれどね。
1つか2つの所からはまだ反発があるだろうが、でももうそれらは近く納まるよ。
そしていずれGPMAとのバトルは終結するよ」

現在GPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)側にあるのはルノー、メルセデス、トヨタ、ホンダ、そしてBMWの5社だが、元々外部メンバーでもあったトヨタとホンダは離脱が近いとも言われている。
また、新規参入を図る亜久里チームに対しても、FIAからの承認を求めるのに何らかの圧力があったであろうことは容易に推察されることだ。

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ルノー・チーム、本日新型車『R26』正式発表へ

フェラーリ、ホンダ、ウィリアムズと続いた1月の新型車発表、その最後を締めくくるのは昨シーズンの王者ルノー・チームだ。
Renault R25 Cockpit (C)Renault F1 UK
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ルノーは今日31日(火)、モナコのモンテカルロで、2006年新型車『R26』の発表会を行う。
マシン自体はすでに先週バルセロナ合同テストでお目見えしているものだが、今回はカラーリングやスポンサーなど正式な発表が行われることになる。
なお、ドライバーは引き続きフェルナンド・アロンソとジャンカルロ・フィジケーラ。
そして第3ドライバー&テストドライバーにはすでにフィンランドの新鋭ヘイキ・コバライネンの昇格が決まっている。

ちなみにフランスとイギリスに拠点を持つルノー・チームがモナコで発表会を行うのは、タイトル・スポンサーにJT(日本タバコ)を持つからだ。(EU(欧州連合)タバコ広告規制のため)

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マイケルT/D、「1年以内にみんなシームレスに」

新型車『FW28』の発表会で、コスワースとの共同開発になる『シームレス・シフト』と言われる最新ギヤボックスについてこれを誇示したウィリアムズ・チームだったが、その後一転「まだ完成されていない」として、周囲を煙に巻いた。
Gear Image (C)Honda Racing
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これはシームレス・シフトと言われる新システムにより、ギヤシフトの際のタイムラグを最大限減少してラップタイムを稼ぐという優れもの。
サム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、しかし同チームの導入は今年後半になるとかわした。
またすでにルノー、マクラーレン、そしてトヨタらも同じような技術を研究もしくは採用しているだろうということで、1年以内にはすべてのチームがこれを導入するとの見通しを示した。

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コスワース、制限付きV10-3.0エンジン規則弁明

今シーズンから変更されたV8-2.4リッターのエンジン規則について、プライベート・チームのトロ・ロッソ(旧ミナルディ)だけが制限付きのV10-3.0エンジンで参戦することをFIAから認められているが、他チームからは「V10への制限が不十分で、却ってV8よりも有利」との批判を受けているのが実情だ。
Cosworth V10 Engine
(C)Ford Racing

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これについて同チームにエンジンを供給するコスワースのティム・ルーチスCEOは、「われわれはFIAから依頼され、自らのV10とV8とのデータを比較して同じレベルになるよう考慮した。
しかし、エンジンというのは単にパワーだけの比較で判じられるものではなく、その重量やトルク、燃費……など様々な要素がラップタイムに影響するのが事実。
それでもわれわれは、現在のこのルールがちょうどほどよい所にあるんじゃないかと自負している。
これが実際にどうなるのか、見るのが今からとても楽しみだよ」

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さあ、バレンティーノ・ロッシ登場だ

フェラーリ・チームは今日31日(火)からバレンシア・サーキットで集中テストをスタートさせる予定。
M.Schumacher and V.Rossi (C)Ferrari S.p.A
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なんといっても注目が集まるのは、今回このテストに参加する予定になっているバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)だ。
これまで数回行われたものはすべてプライベート・テストで、チームからは「好タイムだった」など断片的な情報は伝えられるものの、他のマシンはもちろん観客やメディアもそれを実際に目撃してはいないからだ。

マシンは『V8-2.4リッター』エンジン搭載の『F2004』になるとみられるが、このマシンは前回の合同テストでもマッサがトップタイムを記録したもの。
もしかしたら……
果たして現役2輪モトGP王者の走りはいかに。

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ブルツ、「自殺したりはしないけど……」

かねてF1レース出場への希望を隠さないアレクサンドル・ブルツ(31歳:オーストリア)だが、5年に渡って在籍したマクラーレンからデザイナー離れてウィリアムズ・チームへ移籍したいま、あらためてこれについて語った。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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「レースに出たいという僕の希望はいまでもまったく変わっていないよ。
今年はぜひともレースをしたい。ほんとうにそう思っているんだ。
もしそれが叶わないのであれば、僕は手首を切って自殺する……
なんてことは、いくらお馬鹿な僕でもしないけどね。
でも、レースに出たいという気持ちはほんとうさ」

ウィリアムズの前は、BMWチームへ移籍かというのが有力だった。
いまのところ、ウィリアムズでも2006年中のレース出場は難しいとみられるが、周囲からは何らかの密約があるのではと、まことしやかにささやかれ続けている。

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G.ベルガー氏、「レッドブル 2007年には優勝する」

元F1ドライバーで、BMWモータースポーツでも活躍したゲルハルト・ベルガー(46歳:オーストリア)氏が、レッドブル・レーシングの将来について語っている。
Gerhard Berger 1992 (C)Honda Racing
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これは地元オーストリアの『トレンド・マガジン』誌に語ったもので、その中でベルガー氏は「昨年、失敗したジャガー・チームを引き継いだあと、マテシス(ディートリッヒ・マテシス/オーナー)がどれだけのことをしたか?
資金の投資だけでなく、彼はまさにできる限りのことをしてきたよね。
デビッド・クルサードに続いてフェラーリ・エンジンを獲得し、マクラーレンからエイドリアン・ニューイを移籍させ、さらにここに来てエアロダイナミックスのピーター・プロドロマウとも契約した。
僕は、2007年にはこのレッドブル・レーシングが初勝利するだろうと確信しているね」

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シューマッハ、「倒すべきはルノーかな」

一通り2006年コンテンダーが揃ってきた現在、フェラーリ・チームのミハエル・シューマッハは最も警戒すべきライバルとしてルノーを挙げた。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「われわれが倒すべきライバルはルノーになるんじゃないかな。
これまで見たところ、ルノーの新型車『R26』はとても良く準備されているように思えるね。ここまでのテストでも終始一貫安定しているようだし。
それからホンダもなかなか良さそうだ。目が離せないだろう。
でもまあまだ開幕まで時間はあるし、われわれだっていい仕事をしているからね」と、稀代のF1チャンプ。

注目すべきは、昨年最優秀マシンに挙げられたマクラーレンについてシューマッハが言及しなかったこと。
そのマクラーレンのライコネンは、すでに「エンジンに問題がある」と不満を漏らしている。

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ウィリアムズ、『FW28』をシェイクダウン

30日(月)、ウィリアムズ・チームは先週正式発表した2006年新型車『FW28』の初シェイクダウン・テストをスペインのバレンシア・サーキットで行った。
Nico Rosberg/Williams FW28 (C)Williams F1
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ステアリングを握ったのはニコ・ロズベルグ。
気温が低く、またあいにくウェットコンディションにもかかわらず、この新人ルーキーは無難に43ラップの周回を行った。

マシン開発にも当たった同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、「残念なコンディションだったけれど、走行初日をまったくトラブルフリーで終えたのは喜ばしいことだ。
でも、今日はシステムの確認とマシン撮影が主な目的。本格的なテストは明日からだよ」と、語った。

明日はマーク・ウェバーが『FW28』をドライブ、ロズベルグは暫定カーの『FW27C』を走らせる。
同チームのテストはこのあと2月3日(金)まで続けられる予定。

ウィリアムズ『FW28』テストの画像はこちら

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2006/01/30

ブリヂストン、「亜久里氏とは20年以上の協力関係」

亜久里チームへのF1タイヤ供給が決まったことについて、ブリヂストン・モータースポーツの安川ひろし/推進室長は次のようにコメントを語った。
Bridgestone Tyre Staff(C)Ferrari S.p.A
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「スーパー・アグリ・チームは新しい、意欲的なチームです。
われわれはブリヂストンがこのチームから公式タイヤサプライヤーとして選ばれたことを光栄に思っています。
FIAフォーミュラワン・ワールド・チャンピオンシップへデビューする新しいチームと仕事をすることは非常にエキサイティングなことです。
ブリヂストンとスーパー・アグリ・チームの創設者である鈴木亜久里氏とは、様々なモータースポーツ・カテゴリーで20年以上に及ぶ非常に長い協力関係があります。
われわれは彼の能力と成功に満ちたプロフェッショナルなチームを目指す強い意欲に絶大の信頼を寄せています。
スーパー・アグリ・チームの一年目のシーズンは容易なシーズンとはならないでしょう。
しかし、われわれは彼らの2006年の活躍を祈るとともに、彼らの活動している姿をもうすぐ見られることを楽しみにしています」

ブリヂストンは「純日本チームでF1を戦いたい」という鈴木亜久里氏の姿勢を最初から高く評価。
同チームがブリヂストンタイヤを装着するのは確実とみられていた。

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ブリヂストン、亜久里チームにタイヤ供給

30日(月)、ブリヂストン・モータースポーツは先にFIAから2006年のF1参戦を正式承認された『スーパー・アグリ・F1』チームに、同社のF1タイヤを供給することで合意したことを発表した。
Ferrari/Bridgestone Tyre (C)Ferrari S.p.A
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契約は複数年ということで、2月に予定される最初のシェイクダウン・テストで早速同社のタイヤが装着される予定だ。

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また復活、メルセデスによるマクラーレン買収説

毎年のようにささやかれては消える、メルセデス・ベンツによるマクラーレン・チーム買収説が、ここに来てまたぞろ復活しているようだ。

すでにメルセデスはマクラーレンの株式の40%を所有していると伝えられるが、F1以外にも現在両者はスポーツカー開発など生産者の部門でたいへん緊密な関係を保持している。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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この噂についてマクラーレンF1チームのCEOであるマーティン・ウィットマーシュ氏は、メルセデスが実際にマクラーレン買収について関心を持っていることは認めながらも「われわれがメルセデスと共にこうした形でF1に長期参戦していくことは確認済みのこと」と、務めて平静を装っている。

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『ガルフ航空』、バーレーンGPツアーを企画

バーレーンGPのタイトル・スポンサーでもある『ガルフ航空』が、同グランプリへの観客誘致のため周辺4か国からの観戦ツアーを企画、昨日から売り始めたことを明らかにした。
Bahrain Circuit Image (C)BIC
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バーレーン国際サーキットのマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーは「これはただ単にわれわれサーキットだけでなく、バーレーンを含むこの地域のモータースポーツ産業全般の発展に大きく寄与する筈だ」と、語る。
これによりUAE(アラブ首長国連邦)のドバイ、レバノンのベイルート、さらにクウェートやサウジアラビアなどから観客を呼び込むことができ、中東地域全般にモータースポーツ熱が波及させることができるという。

今年はバーレーンGPがシーズン開幕戦になっており、主催者にも力が入っている。

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今週、F1テストの舞台はバレンシアに

先週、バルセロナでの合同テストを終えたばかりのF1軍団だが、休む間もなく今週も大規模な合同テストが予定されている。
Valencia Test Scene (C)Renault F1
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今週、F1テストの舞台となるのは同じスペインのバレンシア・サーキット。
バレンシア・オレンジで名高い、ラ・コスタ・デル・アサール(オレンジ花海岸) から少し山側に上った所に位置するコンパクトなサーキットで、F1グランプリこそ開催されたことはないが、2輪WGPでは有名な所だ。

すでに、新型車『FW28』を発表したばかりのウィリアムズ・チームがプライベート・テストを開始していると伝えられるが、本格的にスタートするのは明日31日(火)で、まずフェラーリと2チーム。
翌2月1日(水)からはさらにルノー、トヨタ、ホンダ、そしてBMWも加わって再び大規模な新型車テストということになる見込みだ。

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佐藤琢磨、ファンに「もうしばらく待って」

『スーパー・アグリ・F1』チームのナンバーワン・ドライバーと目される佐藤琢磨が、FIAによる同チームの正式承認を受け、次のようにファンに自身のサイトで語っている。
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
拡大します
「本当に待ちに待ったニュースだったので、いまはうれしいだけでなく、ほっとしています。
FIAから承認が得られるのは間違いないと思っていましたが、やはり、正式に発表されるまでは何が起きるか分かりませんし、気持ちも落ち着きませんからね。
いままでもリフィールドのスタッフは、開幕戦に向けて全力で準備を進めてきましたが、これで正式にF1チームとしてスタートを切ることができたので、みんな胸を撫で下ろしていることでしょう。
そして、ひとりひとりのスタッフが100%安心して作業を進められるようになったことを、僕自身とてもうれしく思っています。
今回、FIAから正式に承認を受けたことで、これまで動こうにも動けなかった様々な作業が一気に前進するはずです。
そうしたなかでチームから発表される内容を、今しばらく待ちたいと思います」

日本中のファンの熱い期待が、亜久里チームと佐藤琢磨に掛かっている。

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フェルスタッペン、『A1グランプリ』を制す

元アロウズ・チームなどのF1ドライバーで、いまでもオランダ人若手ドライバーの兄貴分として親しまれているヨス・フェルスタッペン(33歳:オランダ)が、29日(日)行われた『A1グランプリ』でみごと優勝を飾った。
A1GP Race Image
a1_gp_raceレースは2005-6年シリーズの第7戦で、南アフリカのダーバンで行われたもの。
なお2位には前ザウバー・チームのテストドライバーを務めたスイスのニール・ジャニが入った。
世界全23か国のチームがこのレースに参加しているが、ただし日本チームは例によって不参加だ。
その他の注目選手では、7位にオーストリアのマテシス・ラウダ、また9位にブラジルのアンジェロ・ピケ、16位にマレーシアのアレックス・ユーン、17位にアイルランドのラルフ・ファーマンなどお馴染みの顔ぶれがみられる。

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ロズベルグ、「父親をうまく利用する」

なにかと偉大な父ケケ氏と比較されるニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)だが、自身は「これをうまく利用する」と、会見で語っている。
Keijo & Nico Rosberg (C)Williams F1
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「こまで来た中で、父親の名前は間違いなく僕の助けになっているよ。
ロズベルグと言えば、誰でもF1チャンピオンの名前を思い出してくれるだろ。
それは僕がスポンサーを探す時にも有利に働くし、またメディアからもこのお陰で関心を持って取材してもらえるんだからね。
ただ、一方で僕にとって、このビッグネームが少々負担になる場合があることも否定できないね。
いつだって偉大な父親と比較されるというのは、結構つらいものでもあるんだよ。
でも、僕はその良い面だけを見て、そしてうまく利用すればいいと思っているよ」

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フライ代表、「二人のドライバー共に勝利する」

ホンダ・チームのニック・フライ代表は、初めて同チームのバトン&バリチェッロ二人のドライバーが、同じマシン、同じ土俵という条件でのテストを行ったバルセロナ合同テストを振り返り、英『デイリー・テレグラフ』で次のように語っている。
Honda Team Trio (C)Honda Racing
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「二人のテスト結果はまったく予想通りのものだったね。
まずバトンがバリチェッロを上回れば次の日はその逆だ。
どちらもまったく互角に渡り合っているよ。
この二人に加えて有能なテストドライバーであるデビッドソン。これこそわれわれが望んでいたものなんだ。
今シーズン間違いなく、二人はそれぞれウチで勝利を手にすることだろう」

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ウェバー、「ロッシは怖れ知らずの奴だ」

今週行われるバレンシア合同サーキットで、フェラーリ・チームはシューマッハ&マッサのレギュラー・ドライバーに加えてバレンティーノ・ロッシを起用する見込みだ。

これまで複数回、フェラーリでテストを経験しているロッシだが、他のF1ドライバーと同時にトラックを走るのはこれが初めてということになる。
これについてウィリアムズのマーク・ウェバーは英『ロイター』で次のように驚きの声を上げている。
M.Schumacher and V.Rossi (C)Ferrari S.p.A
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「われわれF1ドライバーと一緒にコースを走ろうというんだから勇気があるじゃないか。
いったいどういうことになるんだか……。
とはいえ、ロッシには間違いなく凄い才能があるね。それは間違いないことだよ。
われわれとテストであってもド素人とは一緒に走りたくないもの。
例えばこの間のミナルディみたいにね。(訳注:シャノッチ・ニッサニー)
まるでサンプラスがウィンブルドンの1回戦でやるようなもの。
あれはお笑いだったね」

いつも話の比喩にスポーツ選手を登場させるウェバー。
今回引き合いに出したサンプラスはテニス選手史上最高の王者と讃えられたグランドスラム・プレーヤーだ。

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2006/01/29

レッドブル、マクラーレンの空力エンジニア獲得

先にマクラーレン・チームの空力エキスパート、エイドリアン・ニューイ氏の移籍を果たしたレッドブル・レーシングが、さらにその有力スタッフをも獲得したことがわかった。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
拡大します
今回明らかとなったのはニューイ氏の元でエアロダイナミックスを支えていたエンジニアのピーター・プロドロマウ氏。
現在のマクラーレンでの契約が終了してからの移籍ということだが、満了するのは今年後半になるらしい。

マクラーレン・チームのスポークスマンによれば、プロドロマウ氏は過去10年に渡って同チームの空力部門を支えていて、今回発表された『MP4-21』においても重要な働きをしたという。
なお、ニューイ氏のほうはすでにこの1月からレッドブルでの仕事をスタートさせている。

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BRDC、シルバーストーン改修に施工業者指名

イギリスGPを主催するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)は、課題となっているシルバーストーン・サーキットの改修計画の施行業者を指名したことを明らかにした。

同クラブの委員会が、候補となっていた3社の中から指名したのは『セント・マドウェン』という会社で、イギリスの企業向け大手デベロッパー。
正式には2月22日に開催される会議で決定される予定。
2004 British GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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これまで明らかにされた計画では、総額120億円という巨費をかけ、75エーカーに及ぶ敷地に科学とテクノロジーの総合施設を作ると共に、サーキット本体も近代的なものへと装いを新たにするものという。

エクレストン氏との間で毎年にように揉めた同GPだが、現在は2009年までの開催が保証されている。

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ミッドランドF1、今週中にも新型車『M16』発表へ

『ミッドランドF1レーシング』のエイドリアン・バージェス/スポーティング・ディレクターは、同チームの2006年新型車『M16』について、予定通り今週の2月3日(金)に発表できるとしている。
MF1 EJ15B
midland_f1_3「いまチームのテクニカル・スタッフは全員で『M16』の完成に向けてハードな仕事をしているところだよ。
テクニカル・ディレクターのジェームズ・キー、チーフ・デザイナーのジョン・マクリアム、そしてエアロダイナミックスのサイモン・フィリップス……
間違いなくわれわれは1年前にそうしたよりも優れたパッケージを生み出そうとしているんだ。
これからの1年、ウチはチームの持ち主も、方針も、そしてエンジンもそのすべてが安定していて何も心配点がない。
すべて集中して仕事に打ち込めるんだからね」

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ライコネン、「メルセデス・エンジン駄目」

メルセデスの『V8-2.4リッター』エンジンに問題があるということで、オフテストを旧型の『MP4-20s』に戻すなど混乱していたマクラーレン・チームだが、依然として困難な状況は変わっていないようだ。

26日(木)、やっとオフテスト初登場を果たしたエースのキミ・ライコネンは、しかし新型車の『MP4-21』で14台中の12番手に留まった。
Mercedes V10 Engine (C)Mercedes Motorsport
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「僕は走る前からある問題点があることを知っていたから、もともと今日のテストには期待していなかった。
問題点? その最も大きいものはエンジンだね。
このタイムをみて、われわれが自らの期待する位置にいるとは到底思えないだろう。
エンジンにはまだこれから大きく進歩する必要があるのは間違いないことだね」

昨シーズン、ライコネンの初タイトル獲得を阻んだ大きな原因はメルセデス・エンジンのトラブルにあったと言われている。

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ブルツと『ディレクシブ』との関係

日本の『ディレクシブ』がウィリアムズ・チームのアレクサンドル・ブルツを支援するというニュースは、いささかの驚きを与えたが、次第にその背景が明らかになってきた。
Alexander Wurz (C)Ex.Benetton Formula
a_wurz_benetton
それによれば、ブルツの夫人ジュリアさんは、現在このディレクシブでプレス担当の仕事をしているというのだ。
ちなみに、ジュリア夫人は元ベネトン・チームでも同様の仕事をしており、1997年に同チームでF1デビューを果たしたブルツは4年間在籍。その当時に彼女を見初めたようだ。
ますますディレクシブF1の匂いがしてきた? かも知れない……

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ハッキネン、「F1に未練なし」

F1を引退後、現在はメルセデスからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するミカ・ハッキネン(37歳:フィンランド)は、「F1にはもう未練ない」と、語っている。
Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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これは独『ベルリーナー・ツァイトゥング』紙で語ったものでその中でこの元F1チャンピオンは、「いまのDTMでの生活には満足しているよ。
F1の世界ではいつもピリピリとしていて、心が安まる時がなかったからね。
ここではそんなプレッシャーもなく、レースをエンジョイしているんだ。
F1は外から見ているだけでいいよ」

ちなみにハッキネンによれば、今年もF1でのベストドライバーは同郷のキミ・ライコネンだろうということだ。

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マクラーレン離脱するのはモントーヤ?

2007年ルノーからフェルナンド・アロンソ移籍が決まっているマクラーレン・チームでは、現在のキミ・ライコネンかファン・モントーヤのいずれかの離脱が必至だが、どうやらそれはまずモントーヤであるようだ。
Juan Montoya/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
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マレー・ウォーカー氏のあとイギリスのテレビ放送でF1コメンテーターを務めるマーティン・ブランドル氏は「モントーヤとチーム首脳部はすでにあまりうまくいっていないようだね」と、チーム離脱を示唆。
そのモントーヤの行き先について、噂では『BMWザウバーF1』との接触が伝えられる。
ただし、場合によってはモントーヤだけでなく一気に2人とも離脱ということも考えられる状況だ。

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2006/01/28

トヨタ バルセロナテスト・ニュース(1/28)

toyota_newlogo_sF1バルセロナテスト最終日は、雨とみぞれに見舞われ やむなく中止
低温でウェットタイヤテストも断念。
2日間のテストで成果を得て来週のF1バレンシア合同テストへ

1月27日(金)、パナソニック・トヨタ・レーシングはスペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われているF1合同テスト3日目を迎えたが、悪天候により、予定よりも早いテスト終了を余儀なくされた。

バルセロナ合同テスト3日目は降雨が予想されていたため、ウェットコンディションでのタイヤ及びセットアップテストを行う予定であったが、予想以上に大自然の力は強力であった。
非常に低温に見舞われ、雨とみぞれの悪コンディションとなったため、危険を伴い、レース週末のシミュレーションには適さないと判断。
このため、チームは昼過ぎにはプログラムを終了することを決定し、来週、スペイン・バレンシアでのF1合同テストへ向けて集中することとなった。

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ウェバー、「F1界のヘンマンにはならない」

2006年新型車『FW28』を手にして意気上がるウィリアムズ・チームのマーク・ウェバー(29歳:オーストラリア)は、「僕はF1界のヘンマンにはならない」と、勝利への熱い意欲を語った。
Mark Webber (C)Williams F1
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(ティム・ヘンマンは、屈指の強力なサーブ&ボレーを誇ったイギリスのプロテニス選手だが、いまだグランドスラムでの優勝経験がない有名選手)

「毎年勝利へのプレッシャーがあるけれど、でも今年はほんとうにF1での勝利をこの手で掴みたいと思っている。
いつまでもこんなことを繰り返していると、みんなに『F1界のヘンマン』だと言われてしまうからね。
勝利するためには優れたクルマが必要だけれど、僕はフランク(ウィリアムズ代表)がきっとグリッドの前部に並べるクルマを用意してくれたと確信しているんだ」

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ウィリアムズ首脳「ニコ・ロズベルグ、父より冷静」

ウィリアムズ・チームで、親子2代に渡るロズベルグ家と仕事をすることになったパトリック・ヘッド/エンジニアリング・ディレクターは、当時を思い出しながらその違いについて次のように語った。
Keijo Rosberg (C)Williams F1
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「二人を比較するとかい?
そうだな、すべての面でニコのほうが冷静であると感じるね。
父親のほうがまったくそうではなかったと言いたい訳ではないんだが、しかし物事がうまく運ばなかった時には、ニコよりも父親のほうが動揺していたんじゃないかな。
とにかくニコは若者らしからぬ落ち着いた人間だよ」

父親ケケ・ロズベルグ氏は、かなり熱い性格だったと記録されている。

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『スーパー・アグリ』1号車は『赤白のSA05』?

当初『SA106』かと噂された『スーパー・アグリ・F1』チーム・マシンのネーミングだが、これだと本家ホンダ・チームの信頼性『RA106』と酷似することもあり、最近ではどうやら『SA06』になるというのが有力になっている。
これはスーパーの『S』とアグリの『A』に2006年の『06』を組み合わせたもの。
Honda RA272 (C)Honda Racing
拡大します
ただし今回バーレーンのグリッドに並ぶシャシーは、衆知のように旧アロウズ・チームのものを改造したもの。
そこでこの第1号車には『SA05』という名称を与え、早ければヨーロッパ・ラウンドからにも投入が期待されるチーム独自開発のマシンを『RA106』にするのでは、と囁かれている。

また今後のタイトル・スポンサーの行方にもよるが、亜久里氏自身は『日本チーム』ということを強調していることから、第一期のホンダF1のように『日の丸』を意識した白と赤を使ったカラーリングになるのものとみられている。

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ウィリアムズ、コスワースとのコラボ強調

BMWという大手自動車メーカーの後ろ盾を失うことになったウィリアムズ・チームだが、しかし今シーズンから組むコスワースとのコラボレーションによる技術開発が大きな特徴であることを強調した。
Williams Factory (C)Williams F1
拡大します
サム・マイケル/テクニカル・ディレクターによれば、去年の11月に走り始めたコスワースのV8-2.4リッター・エンジンは『CA2006 V8』と呼ばれるもので、すでに7,000キロもの距離を走破した信頼性のあるもの。
当初からウィリアムズ・チームとの緊密なデータ交換により熟成されたものだという。

そしてこれに装着される7速ギヤボックスも両社による共同開発になるもので『シームレス・シフト』と言われる最新システムによってシフトラグを最大限減少することにより、これだけでもラップタイムを稼げる優れものなのだという。

今シーズンは苦戦するだろうというのが大方の見方だが、もしかしたら今年のウィリアムズは大化けするかも知れない。

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亜久里チーム、「まだ佐藤琢磨と契約していない」

亜久里チームが正式承認されたことで、俄然注目が集まるそのドライバー・ラインナップだが、鈴木亜久里氏のパートナーでスーパー・アグリ・カンパニーの秋田史/取締役はまだ佐藤琢磨と契約は交わしていないことを明らかにした。
Super Aguri F1
superagurif1_logo2これは『CBSスポーツライン』の取材に応えたもので「まだ(噂の)佐藤琢磨と契約を交わした訳ではない。しかしおそらく佐藤選手がチームのナンバーワンになるだろう。公称は最終段階だと思うよ」と、語っている。

一方、ウィリアムズ・チームのスポンサー発表の影響で、俄然混迷しそうなのがナンバー2のシートだ。
『モバイルキャスト』の支援を受け最有力と思われていた井出有治だが、一気に振り出しに戻ってしまったのかも知れない。
上記秋田氏は「もう一人の候補は日本、ヨーロッパ、そして北アメリカのドライバーと交渉しているよ」と、煙に巻いている。

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ウィリアムズ入りのカーティケヤン「最良の選択した」

かねて広言していた通り、みごとウィリアムズ・チーム入りを果たしたナレイン・カーティケヤン(28歳:インド)は、『FW28』の発表会で「最良の選択をした」と自信をみせた。
N.Karthikeyan & F.Williams
(C)Williams F1 Team

n_karthikeyan_f_williams「去年このチームでテストをした時から、僕は2006年シーズンをここで過ごすことが最良の選択だと確信していたんだ。
だから今日晴れて正式発表ができて、ほんとうに誇りに思っているよ。
今後、しっかりと仕事をしてチームに貢献したいと思っているよ」と、カーティケヤン。

またフランク・ウィリアムズ代表も「12月に行われたテストで、カーティケヤンは貴重なフィードバックをもたらしエンジニアに好印象を与えた。
この1年間テストをすることは、われわれチームにとっても、また彼自身にとっても同じく有益なことだと考えている」と、語っている。

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『モバイルキャスト』、亜久里チーム見限った?

27日(金)『FW28』を発表したウィリアムズ・チームだが、そのスポンサーには注目すべき点があった。
(C)Mobilecast
mobilecast_williams_logoエネルギー飲料の『バッテリー』は前日すでに確認されていたもの。
またインドの有力財閥『タタ』はテストドライバーに起用されたカーティケヤンが持ち込んだものだろう。

しかし日本の情報通信会社『モバイルキャスト』は驚きだ。
モバイルキャストは昨年日本のインパル・チームを支援。
今年はすでに井出有治選手をサポートすることが決まっており、この線から井出が『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームの第2ドライバーになるという見方が有力だったからだ。

両方同時支援ならば歓迎だが、一般にこのクラスの規模の会社がウィリアムズとスーパー・アグリ、双方を支援するのは考えにくい。
もしかして、すでにモバイルキャストは亜久里チームを見限った?

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バルセロナ合同テスト最終日は雨とみぞれ(1/27)

ame_ani327日(金)最終日を迎えたバルセロナ合同テストだったが、この日はあいにく寒く、朝から雨とみぞれに見舞われるという悪コンディションとなった。

ホンダ・チームのアンソニー・デビッドソンは無理を承知でインストレーションラップに出たものの、案の定コースアウトして終了。
結局お昼になっても改善が見込めないため、各チームとも午後には撤収を決めた。

次の合同テストは休む間もなく来週早々に再開。
場所は同じくスペインで、今度はラ・コスタ・デル・アサール(オレンジ花海岸) バレンシアが予定されている。

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ウィリアムズ、2006年新型車『FW28』を正式発表

27日(金)ウィリアムズ・チームはオクスフォードの本拠地で2006年新型車『FW28』を正式発表した。
Williams Cosworth FW28 (C)Williams F1
拡大します

注目のカラーリングは濃紺と白とを鮮やかに配したウィリアムズらしいもの。
エンジンはコスワースの『V8-2.4リッター』エンジンが搭載される。

『FW28』はテクニカル・ディレクターのサム・マイケル氏に加え、チーフ・デザイナーのヨルグ・ザンダー氏、エアロダイナミックス責任者のロイック・ビゴワ氏らの共同作業で開発されたという。

またドライバー・ラインナップには、すでに確定していたマーク・ウェバー&ニコ・ロズベルグ、第3ドライバー&テストドライバーのアレクサンドル・ブルツに加え、噂通り第2テストドライバーとして前ジョーダンのナレイン・カーティケヤンの起用が発表された。

新型車『FW28』の画像はこちら

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2006/01/27

トヨタ バルセロナテスト・ニュース(1/26)

toyota_newlogo_sF1バルセロナ合同テスト2日目 タイヤテストで確かな進化
ラルフ・シューマッハーがオリビエ・パニスに代わってヤルノ・トゥルーリと共にテストを継続

1月26日(木)パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・バルセロナ郊外カタルニア・サーキットでのF1合同テスト2日目を迎え、ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーが“TF106”でのテストを継続した。

ヤルノ・トゥルーリは、午前中のセットアップと午後のタイヤテストで予定されていたプログラムを継続。
ラルフ・シューマッハーはオリビエ・パニスから“TF106”の01号車を引き継ぎ、異なった条件でのタイヤやセットアップに関するテストを行った。
早朝こそ気温が低かったものの、両ドライバー共に手応えを得た一日となった。

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本日、ウィリアムズ新型車『FW28』発表へ

今週はフェラーリ、そしてホンダと2006年新型車の発表会が相次いだが、今日27日(金)はウィリアムズ・チームが新型車『FW28』を発表する予定だ。

BMWと決別した同チームはこのオフ、ブルーにカラーを一新してテストに参加していたが、2006年シーズンの正式なカラーリングもここで発表される。

またドライバー・ラインナップについても、すでに確定しているマーク・ウェバー&ニコ・ロズベルグ、そして第3ドライバー&テストドライバーのアレクサンドル・ブルツに加え、噂になっているナレイン・カーティケヤンの加入もあるかも知れない。

(C)Williams F1
Williams Factory (C)Williams F1
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『BMWザウバーF1』はバルセロナ・テスト打ち上げ

26日(木)『BMWザウバーF1』チームによるバルセロナ・テストはこの日が最終日で、前日同様参加したのはニック・ハイドフェルドとロバート・クビサの二人。
BMW Sauber『F1.06』 (C)BMW Sauber F1
拡大します
引き続きハイドフェルドが新型車の『F1.06』を走らせ、もっぱらセットアップに取り組んだ。
この日トータル61周したハイドフェルドは、14台中4番手となる1'17.046の好タイムをマークして今回のテストを終えた。

また新任テストドライバーのクビサは、再び『C24B』でマシン操作や手順などを確認したあと、いくらかのセットアップを行うと同時にミシュランのタイヤテストも行った。
こちらは93周してベストタイム1'17.992を記録。13番手になっている。

テクニカル・ディレクターのウィリー・ランプ氏は「今回のクビサの順調なF1デビューにはとても満足しているよ。
2日間に渡り、彼はいささかの小さなミスもしなかったからね。
着実に進歩をみせているし、エンジニアへのフィードバックも確実なものだったよ」と、このポーランドの新人に合格点を与えた。

『BMWザウバーF1』チームの次回のテストは2月1日(水)から4日(土)まで、同じくスペインのバレンシア・サーキットが予定されている。

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アロンソははやレース・ディスタンス走破

ルノー・チームのバルセロナ・テストは26日(木)第2日目を迎えた。
Renault R26 (C)Renault F1 UK
renault_r26_nose参加したのはこの日もアロンソとフィジケーラ二人で、共に新型車『R26』を駆り、レース・ディスタンスのシミュレーションとミシュランタイヤの評価を行った。

アロンソのほうは順調にプログラムをこなし、一連のテストで初めてレース・ディスタンスを走破してこの日最多のトータル109ラップを周回、ベストタイム1'16.754を記録。
これは14台中6番手となるものだ。

一方フィジケーラのほうは午後のセッションで2回メカニカルトラブルに見舞われてストップする羽目に。
とりわけ1度目のものは原因がエンジンに付随するものということでいきなりのスピンを強いられた。
それでもフィジケーラはトータル68ラップを周回、ベストタイム1'16.365はこの日全体でも3番手となる好タイムを記録している。

テストを総括するクリスチャン・シルク/チーフ・テスト・エンジニアは、「今の時期は問題点を洗い出すためのもの。トラブルはいま出たほうがいい」と、涼しい顔だ。

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シューマッハ&フェラーリ『248F1』、合同テスト初登場

フェラーリ・チームによるバルセロナ合同テストは26日(木)3日目を迎えたが、この日のビッグニュースはなんといってもイタリア・ムジェロでのシェイクダウンを終えここスペインの地に駆けつけたミハエル・シューマッハの『248F1』だった。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1 (C)Ferrari S.p.A
拡大します
パドック中の視線を集める中、シューマッハは引き続き新型車の開発を着実に進め、トータル78周、ベストタイム1'16.907を記録してこの日参加した14台中の8番手に位置した。

またフェリッペ・マッサのほうは前日同様『V8-2.4リッター』エンジン搭載の暫定型車『F2004』を走らせてトータル73周、ただ一人ベストタイムを15秒台に入れる1'15.970を記録してタイミングモニターの一番上にその名を刻んでみせている。

同チームのテストは明日も同じ顔ぶれで続けられる予定。

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フェラーリ・チーム、ロッシの再テスト認める

バレンティーノ・ロッシ自身が示唆していた通り、同選手のフェラーリF1テストが来週再び行われることが確認された。
Valentino Rossi (C)Honda Racing
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これは同チームのスポークスマンが26日(木)明らかにしたもので、テストはスペインのバレンシア・サーキット、ミハエル・シューマッハやフェリッペ・マッサらと共に行われる。
なお、マシンは『F2004』が使われる見込みという。

これについて聞かれたシューマッハは、「僕たちはいま2006年シーズンの準備に専念しているところ。
ロッシがそこにいたところで、今年に関わるものではないし、たいした問題じゃないよ。
僕らは自分たちの仕事に集中するだけだ」と割り切った。

これまで数回行われたロッシのフェラーリ・テストは、いずれも単独走行。
今回は他のドライバーとの併走となるため、真のポテンシャルが判明する?

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ホンダ・チーム、順調に開発テスト続行

26日(木)バルセロナ合同テスト2日目を迎えたホンダ・チームは、引き続きジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェッロが参加。
しかし午前のセッション開始時刻の午前9時にはまだグラベルが凍り付くほどの寒さで、インストレーションラップだけで本格的な走行は11時頃になってから始められた。
Honda Team Garage (C)Honda Racing
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二人は共に新型車のセットアップを中心にプログラムを進め、『RA106-01』でトータル66ラップを周回したバリチェッロはベストタイム1'16.361を記録。
これは暫定カーのマッサには遅れたが、純然たる新型車の中では堂々この日トップとなるものだった。

また『RA106-02』のほうのバトンはトータル81ラップを周回し、こちらのベストタイム1'16.739も全14台中5番手となるもの。
しかしこの日各チームの新型車はタイムが伯仲していて、その見極めはすこぶる難しいものとなっている。

明日の最終日はテストドライバーのアンソニー・デビッドソンがバトンのクルマを引き継ぐ予定だ。

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伊紙、「フェラーリ新型車は『紅い女神』」

ティフォシで知られるイタリアのファンはフェラーリへの熱狂的な応援で有名だが、その代表格である『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙は、今回発表された2006年新型車『248F1』について、その優美な曲線から『紅い女神』(Red Goddess)と称して期待感をあらわにした。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1
(C)Ferrari S.p.A

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熱い期待は伝わって来るが、いったん不振とみるや、手のひらを返すように酷評に走るのもこの国の特徴なのだが。

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またもテスト制限協定はフェラーリ反対で難航か

ホンダ・チームのジェフリー・ウィリス/テクニカル・ディレクターが示唆したところでは、2006年シーズン中のテスト制限協定について、再びフェラーリだけが同意していない模様だ。
Ferrari/Bridgestone Tyre (C)Ferrari S.p.A
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同氏は「ほとんどすべてのチームスタッフが顔を揃えている今週のバルセロナが、合意へのラストチャンス」と言うのだが、しかしその行方は芳しいものではないようだ。

昨年とは異なり、同じブリヂストン陣営に今季はトヨタそしてウィリアムズという有力チームが加わることから、フェラーリにとって異議を唱える状況ではないように思えるのだが、その真意は明らかでない。

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佐藤琢磨、うれしい誕生日に?

3年間在籍したB.A.R・ホンダ・チームを離れ、現在はその去就が確定していない佐藤琢磨だが、鈴木亜久里氏率いる『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』の2006年F1エントリーがFIAから正式承認されたことで、このチームから参戦するのがほぼ確実だ。

奇しくも、明日・1月28日は佐藤琢磨にとって満29歳の誕生日。
まだチームから正式発表はないが、もしこの日に発表があるとすれば琢磨にとって二重の喜びということになりそうだ。
(第一子誕生と合わせれば三重?)
cake
頑張れ 新米パパ

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亜久里チーム、「ドライバーはまもなく正式発表」

やっと2006年のエントリーが正式承認されたことで、『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』の次の焦点はそのドライバー・ラインナップだ。
(C)Super Aguri F1
superagurif1_logoこれについて鈴木亜久里氏は「ドライバーなどの体制についてはまもなく発表する予定と、フランスのAFP(Agence France-Presse)通信に対し、語った、

第1ドライバーには前B.A.R・ホンダの佐藤琢磨(28歳)起用が確実とされるが、第2ドライバーには現在のところ井出有治(30歳)の名前が浮上していて有力候補とみられている。

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『ディレクシブ』、アレクサンドル・ブルツ支援に

『GP2シリーズ』では吉本大樹をサポート、さらにはマクラーレンと組んでのF1チーム設立の噂も立てられる日本の『ディレクシブ』が、今季ウィリアムズ・チームのテストドライバーとなったアレクサンドル・ブルツと個人支援の契約をしたことがわかった。
Alexander Wurz (C)McLaren Group
拡大します
それによれば、若いドライバーを支援する『ディレクシブ・ドライバー・プログラム』のためにブルツが表看板になるということだ。
これにより、同社のロゴがブルツのウェアやヘルメット、そしてキャップに表記されるという。

元キャンペーン・ギャルだったという芳賀美里さん(26歳)が運営する『ディレクシブ・ホールディングス』はブランド品サービスをする会社ということで、日本とモナコに本拠を置く。

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カーティケヤン、ウィリアムズ・チームと契約完了か

現在浪人中の前ジョーダン・ドライバー、ナレイン・カーティケヤン(28歳:インド)が、2006年ウィリアムズ・チームの第2テストドライバーとして契約したと地元インドで伝えられている。
Narain Karthikeyan (C)Williams F1
n_karthikeyan_williams
これは、当地の『ビジネス・スタンダード・フィナンシャル』紙が報じたものだが、まだ本人やチームから正式発表等は行われていない。

ジョーダン・チーム離脱後、カーティケヤンはウィリアムズ・チーム第3ドライバーのポジションを狙っていたとみられるが、しかしこちらは先にマクラーレンから移籍のベテラン、アレクサンドル・ブルツ(31歳:オーストリア)に奪われていた。

2005年のカーティケヤンは予選では11位が最高だったが、ミシュラン勢不在のアメリカGPでは決勝4位になっている。

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バン・デ・ガルデ、マクラーレンYDプログラムに

マクラーレン・チームは、同チームとメルセデスとが共同で行っている『マクラーレン・メルセデスベンツ・ヤングドライバー育成プログラム』の一員として、ギド・ヴァン・デル・ガルデと契約したことを明らかにした。
Giedo van der Garde (C)MacLaren Group
g_v-d_garde
ヴァン・デル・ガルデは弱冠二十歳になる『オランダの星』。
2005年はユーロF3選手権にロズベルグ・チームから参戦し、ランキング9位。
同チームはオペル・エンジンで、昨年は日本の平手晃平(12位)とチームメイトだった。

2006年も引き続き同シリーズに、今度はASMチームから参戦する予定。
ASMチームはメルセデス・エンジンで、昨年はやはり同プログラムのメンバーでメルセデスの秘蔵っ子と言われるルイス・ハミルトン(20歳:イギリス)をチャンピオンに押し上げたチーム。
共に未来のF1ドライバー発掘路線に乗ったことになる。

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ウィリアムズ、『バッテリー』とスポンサー契約

2006年新型車発表を翌日に控えた26日(木)、ウィリアムズ・チームは新たなスポンサー『バッテリー』社との契約を明らかにした。
(C)Batterey
battery_logo『バッテリー』社はフィンランド発祥の大手エネルギードリンク・メーカー。
現在は南米チリやアジアのシンガポールなど、世界25もの国で販売されているという。

契約期間や金額は不明。
同社のロゴは、ドライバー・ヘルメットのバイザーに表記される予定。

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バルセロナ合同テスト4日目 ホンダ順調(1/26)

26日(木)第4日目を迎えたバルセロナ合同テストは、前日同様フェラーリの『V8-2.4リッター』エンジン搭載『F2004』をドライブするマッサがトップタイムを記録したが、純2006年新型車の中では前日発表されたばかりのホンダ『RA106』を駆ったバリチェッロが最速タイムを記録した。

またイタリア・ムジェロでのテストを撤収してスペインに移動したフェラーリのシューマッハが、新型車『248F1』を引っさげてバルセロナ合同テストに合流した。
マクラーレンではライコネンが昨年・最終戦以来となるコクピット復帰を果たしている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'15.970 73 F2004 BS
2 R.バリチェッロ BRA Honda 1'16.361 66 RA106 ML
3 G.フィジケーラ ITA Renault 1'16.365 68 R26 ML
4 N.ハイドフェルド GER BMW 1'17.046 61 F1.06 ML
5 J.バトン GBR Honda 1'16.739 81 RA106 ML
6 F.アロンソ ESP Renault 1'16.754 109 R26 ML
7 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'16.885 42 RB2 ML
8 M.シューマッハ GER Ferrari 1'16.907 78 248 F1 BS
9 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'17.250 85 TF106 BS
10 R.シューマッハ GER Toyota 1'17.506 71 TF106 BS
11 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'17.590 93 RBR1 * ML
12 K.ライコネン FIN McLaren Mercedes 1'17.741 65 MP4-21 ML
13 R.クビサ POL Sauber BMW 1'17.992 93 C24B * ML
14 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'18.258 47 MP4-20s * ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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亜久里チーム、FIAから晴れて正式承認受ける

26日(木)、FIAはかねて申請中だった日本の鈴木亜久里氏が率いる『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームに対し、これを正式承認したと発表した。
Aguri Suzuki (C)Twin Ring Motegi
拡大します
FIAは「同チームからは規定の保証金を受領、また現在F1に参戦している全チーム一致のサポートを受け、FIAは2006年F1世界選手権への遅いエントリーを受け付けた」と声明。

これを受け鈴木亜久里氏は、「他のチームから受けたサポートを心から感謝すると共に、まもなく彼らと会えることを楽しみにしている。
いまわれわれはバーレーンGPでグリッドに着けるよう全力で仕事をしている。
そしてそれが成し得ることを確信している」と、語った。

鈴木亜久里氏から『11番目のチーム』のF1エントリー表明が明らかにされたのは昨年11月1日のこと。
やっとその夢の実現に道は拓けたことになる。

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2006/01/26

トヨタ バルセロナテスト・ニュース(1/25)

toyota_newlogo_sF1バルセロナ合同テスト開始 初日から900km以上を走破し信頼性確認
ヤルノ・トゥルーリとオリビエ・パニスがブリヂストンタイヤのテストに集中し、データ収集に成果

パナソニック・トヨタ・レーシングは、1月25日(水)から3日間に渡り、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットでのF1合同テストに参加している。
2006年シーズンの開幕戦バーレーンGPまで、あと6週間と迫り、カタルニア・サーキットには多くのチームが集結。2006年仕様の新型車を持ち込むなど、各チームとも、冬季テストプログラムのピッチを上げている。

ドライバーは昨年と同じ顔ぶれを継続するパナソニック・トヨタ・レーシングにとって、技術面での最大の変革は、ブリヂストンタイヤへの変更である。
チームは冬季テストプログラムにおいて、ブリヂストンの最新タイヤに“TF106”を最適化することを最重要視しており、今週のテストは、その主要な位置づけとなる。

ヤルノ・トゥルーリは、数日間に渡って、息子エンツォを乗せた特製ソリを引きながらのクロスカントリー・スキーによるトレーニングを行ってリフレッシュした後、再びF1テストに合流した。
一方、オリビエ・パニスは、フランスのセール・シュバリエで行われた氷上レースに参加し、やはり同じように雪の上で過ごし、再びF1テストの場へと戻ってきた。

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アロンソ、「新車はまったく素晴らしい」

有力チームの中ではV8エンジンの投入が一番遅れたルノー・チームだったが、25日のバルセロナ合同テストでは2006年新型車の中で1-3番手と、その好調な仕上がりぶりを誇示することとなった。
Fernaodo Alonso/Renault R26
(C)Renault F1 UK

f_alonso_r26同チームにとって1日目のこの日参加したのはアロンソ&フィジケーラのレギュラー・ドライバー2人。
共に新型車の『R26』で、マシンのセットアップと新型エンジンの確認、そしてミシュランのタイヤ評価プログラムを進めた。
2人合わせて178ラップを周回し、アロンソが全体の2番手、フィジケーラが4番手になっている。

アロンソは「今日は94ラップもしたけれど、新車はほんとうに素晴らしいよ。
まだこんな初期段階なのに、全然メカニカルトラブルなんてないんだからね。
ただ『V8-2.4リッター』はこれまでのクルマとはちょっとドライビングが異なるから、慣れるまでに時間が必要だね」と、語っている。

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R.クビサ、「F1はすべてが面白い」

『BMWザウバーF1』チームによる25日(水)のバルセロナ・テストは、ニック・ハイドフェルドが新型車の『F1.06』、そして新任テストドライバーのロバート・クビサが暫定カーの『C24B』を走らせた。
搭載されたエンジンは共にBMWの『P86』と呼ばれる『V8-2.4リッター』だ。
Robert Kubica (C)Renault F1 UK
拡大します
ハイドフェルドがマシンのセットアップとエアロダイナミックスのプログラムを進める一方、新人クビサのほうはまずF1マシンのシステム全体に親しむことから始められた。

クビサは「今日ついに僕の夢が実現したよ。
F1はすべてが新しくて、そのすべてが超・面白いよ。
チームのために一生懸命学ぶことがほんとうにうれしいね。
今日はまだ仕事の始まりだから気を楽にして臨むようにしたけれど、これからが大変だね。
ここバルセロナはコーナーが多いから、F1で走るとまさにそのGにたまげるよ」と、興奮を隠せない様子。

BMWチームのテストは予定を延長して明日も同じ顔ぶれで続けられる。

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レッドブルはエンジン・マップとエアロのテスト

前日ロバート・ドーンボスによりバルセロナ合同テストに参加したレッドブル・レーシングは、2日目の25日(水)はエース、デビッド・クルサードを登場させた。
Redbull Ferrari RB2 (C)RedBull Racing
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この日全部で76ラップを周回したクルサードは、ベストタイム1'17.582を記録。これはこの日の13台中10番手となるもの。

同チームのマーク・スミス/テクニカル・ディレクターは「着実な進歩がみられた」と総括。
「今日はまずエンジン(フェラーリV8)のマッピングからプログラムをスタートさせた。
その後はエアロダイナミックスとタイヤの評価を行ったが、エアロのためには走行に一貫性が必要で、そのためタイヤ評価のほうはあまり進化しなかったけどね」と、スミス氏。

同チームのテストは明日もクルサードにより行われる予定。

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トロ・ロッソはスピードがテストに参加

25日(水)、2日間の予定でバルセロナ合同テストに参加した『スクーデリア・トロ・ロッソ』では、新加入のアメリカ人ドライバー、スコット・スピードをまず起用した。
Scott Speed (C)RedBull Racing
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昨日、23歳の誕生日を迎えたばかりのスピードは、昨年レッドブル・レーシングが使った『RB1-04』を走らせた。搭載エンジンはコスワースの制限つき『V10-3.0リッター』エンジンだ。

スピードはこの日トータル85ラップを周回、ベストタイムは1'18.092で本家レッドブル・レーシングの『RB2』を走らせたデビッド・クルサードのすぐ後に続くものだった。
ただし特例で今年も『V10-3.0リッター』を使う同チームでは、今の時期あまり良いタイムを出すことは、却って自分の首を絞めることになりかねない?

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マッサはV8搭載の『F2004』でテスト

ムジェロ・サーキットで新型車『248F1』を走らせたフェラーリ・チームだが、こちらバルセロナ合同テストでは依然として『V8-2.4リッター』エンジン搭載の『F2004』でテストを行っている。
Felipe Massa/F2004 (C)Ferrari S.p.A
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25日(水)テストを担当したのはフェリッペ・マッサで、テクニカル・パートナーであるシェルのエンジニアと共にエンジンの開発、そしてブリヂストンのタイヤ評価を行った。
マッサはこの日トータル67ラップを周回し、ベストタイム1'15.664を記録。
これはこの日の最速タイムとなるものだった。

明日はムジェロのテストを切り上げたミハエル・シューマッハが、『248F1』で合流することになっていて、こちらの走りが注目される。

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ロッシ、来週にも再びフェラーリ・テストへ

まだチームから公式発表はないものの、2輪モトGP王者バレンティーノ・ロッシが、来週にも再びフェラーリ・チームのテストを行う見通しだ。
M.Schumacher and V.Rossi (C)Ferrari S.p.A
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チームはミハエル・シューマッハ&フェリッペ・マッサという新しい顔ぶれで今シーズンをスタートさせたばかりだが、ロッシのテストが実施されれば早くも2007年のラインナップをかき回すことになりそうだ。

ただし本人は「いまの僕は2006年のモトGPシーズンに100%集中していて、来年のことなんか何も考えていないよ。F1転向なんていう噂も含めてね」と、煙に巻く。
なおテストの場所はスペインのバレンシア・サーキットということになっている。

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ホンダ『RA106』、順調なシェイクダウン

25日(水)バルセロナ合同テストの舞台で新型車『RA106』を発表したホンダ・チームは、メディア用の写真撮影のあと、ただちにコースに出てシェイクダウン・テストを行った。
Honda Team Garage (C)Honda Racing
拡大します
この手の最初のテストとしては異例となる2台の新型車を揃えたチームは、『RA106-02』をバトンに、また『RA106-01』をバリチェッロに与え、それぞれのドライバーはイニシャル・セッティングに取り組んだ。

バトンは午後さらにミシュランのタイヤ評価も行いながら、この日トータル72ラップを周回してベストタイム1'16.578を記録。
これはこの日参加した13台中3番手、2006年型車としてはアロンソのルノーに次ぐ2番手となるものだ。

またトータル51周したバリチェッロのほうもベストタイム1'16.737を記録してこの日の5番手に位置した。

順調なシェイクダウンを終えて同チームのジェフリー・ウィリス/テクニカル・ディレクターは、「非常に励みになる好スタートが切れたよ。なにしろ、これがガレージを出て最初の走行なんだからね。
マシンはいずれも問題なく能力を発揮したし、その内容も素晴らしいものだった。
これからまだたくさんの困難な仕事が待ち受けているが、少なくともとてもポジティブな1日目だったということだ」と、顔をほころばせた。

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フェラン(ホンダS/D)、ヒートアップ沈静に躍起

ホンダ・チームのジル・ド・フェラン/スポーティング・ディレクターは、チーム初勝利に自信をみせる一方で、チーム内バトルのヒートアップ鎮静化に躍起だ。
Gil de Ferran (C)Honda Racing
拡大します
「私はこのチームの初勝利について全く心配していないよ。
例え私自身がドライバーであったとしても、ね。
遅かれ早かれ、今年中に間違いなくそれはやってくるものだと思っているからさ。
ただバトンは100戦してまだ勝利がないことを英国内で指摘されているが、そんなこと気にする必要はない。
私はこの間のヘレスで彼のドライビングを見たが、とても素晴らしい技量の持ち主だと感心しているんだ。そう、必ず今年彼は勝利を手にするよ」

フェラン氏はブラジル人でバリチェッロとはかねて親しい関係にあり、そのことでバトンが警戒しないよう腐心しているようだ。

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ホンダ・デュオ、互いに「宣戦布告」だ

いよいよ同じマシン、同じ舞台で走り始めたホンダ・チームのジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェッロだが、互いにホンダ最初のウィナーは自分だとして譲っていない。
Honda Team Trio (C)Honda Racing
拡大します
チームの先輩格バトンは「バリチェッロと一緒に仕事をするのに何も問題はない。
僕らは互いに仕事の重要性を認識しているし、とてもうまくやっているよ。
チームの目的はただ一つ。最初の勝利を上げることだ。
そしてそれは可能だと確信している。でも、それは僕のほうだね」と言い切る。

一方すでに優勝経験を持つバリチェッロも「僕はチーム内において、二人のドライバーは対等であるべきだと思っている。そしてここではそれが行われている。
僕らはお互い対等な道具を与えられていて、共にクルマについて話をし、一緒に問題を解決しているんだ。とてもいいことだよね。
そして僕らはとてもいい友人。だけど、コースの上ではライバルさ。
ホンダへ最初の勝利をもたらすのは僕のほうだね」と譲らない。

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ホンダ・チーム首脳、2008年のルール批判

2006年新型車『RA106』を発表して意気上がるホンダ・チームだが、HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)の和田康裕社長はFIAが示している2008年以降のF1レギュレーションについて批判している。
Yasuhiro Wada (C)Honda Racing
y_wada2
「これはウチだけでなく、他のメーカーでも憤慨しているものだ。
経済的な面を心配するのはわかるが、F1からテクノロジーを奪ったらそれはもうスポーツではなくなってしまう。
2008年に向けて、われわれはFIAと早い段階で良く話し合う必要があるね」

FIAの狙いは高価な負担を強いる最新テクノロジーをできるだけ制限してコスト削減を図るというものだが、和田氏はこれを「スポーツとしてのF1にダメージを与えるもの」と指摘しているのだ。

なお2008年からの導入される計画のF1レギュレーション主な内容は以下の通り。
・エンジンについてECUを標準化、FIAから配布する。
・TCS等を禁止する。
・ギアボックスも標準化しFIAが配布する。
・現在よりダウンフォースを10%低減し、その一方でメカニカルグリップを向上させるためにマシンをより幅広にする。
・ドライタイヤをスリックに戻す。
・タイヤメーカーを1メイクにする。
・標準ブレーキを導入する。
・テレメトリーを禁止する。
・シーズン中のテストを計3万キロ以内に限定する。
・他チームからシャシーを購入することを可能にする。

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シューマッハ、「カーナンバー5、問題ない」

新しくお目見えしたフェラーリ・チームの新型車『248F1』で、ジャン・トッド監督が一番異なった印象を受けたのは1から5に変わったカーナンバーだったと語ったが、当のミハエル・シューマッハはそうでもないらしい。
ferrari_carnumber5
「確かにこのところずっとカーナンバーは1だったから見た目は奇妙な感じがするけれど、でもこれが違う数字だったというのはそんな思い出せないほど前のこと、という訳じゃないよ。
それに、僕自身はそんなカーナンバーなんてたいして気にしていないんだ。
大事なことは、新しいクルマで新しい戦いを始めるということだよ」

ちなみにカーナンバー5はシューマッハ自身がベネトン時代につけていた数字で、その年最初の世界チャンピオンを獲得したきわめて縁起のいいものだ。

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バルセロナ合同テスト3日目 ホンダ初登場(1/25)

25日(水)第3日目を迎えたバルセロナ合同テスト、いよいよ注目のホンダ新型車『RA106』が参加した。
加えてルノー、トヨタ、さらにトロ・ロッソもこの日から参加、(ウィリアムズとミッドランドを除く)全8チーム総勢13台のマシンによるビッグテストとなった。

この日トップタイムをマークしたのは再びフェラーリでマッサによるものだったが、これは前日のバドエル同様『V8-2.4リッター』エンジン搭載の『F2004』。
しかしタイムはついに15秒台に。
これにルノーのアロンソ、ホンダのバトンら2006年新型車勢が続いた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'15.664 67 F2004 (*) BS
2 F.アロンソ ESP Renault 1'16.200 94 R26 ML
3 J.バトン GBR Honda 1'16.578 72 RA106 ML
4 G.フィジケーラ ITA Renault 1'16.728 84 R26 ML
5 R.バリチェッロ BRA Honda 1'16.737 51 RA106 ML
6 N.ハイドフェルド GER BMW 1'17.046 61 F1.06 ML
7 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'17.068 109 TF106 BS
8 O.パニス FRA Toyota 1'17.422 90 TF106 BS
9 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'17.481 80 MP4-21 ML
10 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'17.582 76 RB2 ML
11 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'18.092 85 RBR1 * ML
12 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'18.247 65 MP4-20s * ML
13 R.クビサ POL Sauber BMW 1'20.016 62 C24B * ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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ホンダ 2006年新型車『RA106』発表リリース

honda_f1_logoHonda2006年F1参戦マシンRA106を発表

Honda Racing F1 Teamは、2006年F1世界選手権にジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロの新しいドライバー・ラインアップで戦う参戦マシンを今朝、スペインで発表した。
Hondaチームとして、1968年以来の発表であり、Hondaのモータースポーツ史に新たな歴史が刻まれることになった。

Hondaの新しいチャレンジとレースチーム運営の強化を示すように、チームはバリチェロとバトンの2台の新車RA106を揃え、2人が同時にテストを行うことを可能にした。
イギリス・ブラックリーを拠点としたオペレーションセンター、イギリス・ブラックネルにあるホンダ・レーシング・ディベロップメント、日本にある本田技術研究所のリソースがひとつとなり新型RA806Eエンジンを搭載したRA106は誕生した。

RA106の車体カラーは、Hondaが1964年にF1デビューを果たして以来受け継がれているHondaレーシングホワイトを基調としたカラーリングとなっている。
また、車体には、2006年シーズンもタイトルスポンサーを継続するLucky Strikeブランドが施されている。

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2006/01/25

ホンダ、2006年新型車『RA106』を正式発表

25日(水)『ホンダ・レーシングF1』チームは、合同テストが行われているスペインのバルセロナ・サーキットで2006年新型車『RA106』を発表した。
Honda 『RA106』(C)Honda Racing
拡大します
そのカラーリングはホンダF1の伝統を受け継いだホワイトを基調とし、2006年もスポンサー契約が続けられたラッキーストライクのロゴが配されたもの。

ほとんどのチームが新型車発表ではただ1台のマシンしかない中、ホンダ・チームは2台の『RA106』を用意、直ちにテストに入った。

ホンダ『RA106』の画像はこちら

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『MP4-21』初ドライブのモントーヤ、「グレート!」

24日(火)行われたバルセロナ合同テストで、初めて2006年用のマクラーレン『MP4-21』をドライブしたファン・モントーヤは、「グレート!」と、その第一印象を語っている。
Juan Montoya/McLaren MP4-21 (C)McLaren Group
拡大します
「初めて『MP4-21』を走らせた印象はって。
そりゃあ、グレートだよ。
まだデビューしたばかりだというのに、この段階でこの仕上がりは上々じゃないか。
去年のクルマととてもよく似ているけれど、でももっといいと感じられるね。
今日一日だけで400キロ以上の距離を走り込めたから、チームにもきっと有益なデータがえられた筈だよ」

モントーヤはこの日トータル87ラップを周回、ベストタイム1'17.639を記録してこれは6台中3番手に位置するものだった。

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ジャン・トッド監督、「数字が大きい……」

24日(火)フェラーリ・チームは期待の新型車『248F1』を発表したが、マシンを前にした同チームのジャン・トッド監督が最初に発した言葉は「数字が大きい……」というものだった。
ferrari_carnumber5
確かに2000年以来、ミハエル・シューマッハがドライバーズ・チャンピオンを獲得し続けてきた同チームは、ずっと『カーナンバー1』というのが定番だった。

今回のカーナンバー5という数字は、そのまま昨年の苦戦を表す象徴のように感じられる。

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モンテツェモロ社長、「フェラーリにとって重要な節目」

フェラーリ・チーム新型車『248F1』のシェイクダウンに立ち会ったルカ・モンテツェモロ社長は、「今日はフェラーリにとって重要な節目」と、語った。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「今日はこれまでの経験と新しい規則に合わせたわれわれの新型車を発表するというだけでなく、ジャンニ・アニエッリ(元フェラーリ会長)が亡くなってちょうど3年目という節目に当たる。これは、フェラーリとそしてフィアットの誰においても同じ想いだろう。
昨シーズン、われわれは苦しい時期を過ごしたが、2006年はエンジンだけでなく予選方式やタイヤ規則も変更される。
またドライバーも、ミハエル・シューマッハという歴史上最高のF1ドライバーに加え、これまで何年もわれわれと共に仕事をしてきたフェリッペ・マッサを迎え入れることになった。
われわれは必ずやこのクルマで勝利に復帰するものと確信しているね」

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フェラーリ・デュオ、新型車『248F1』に自信

新しく『248F1』と名付けられたフェラーリ・チーム期待の新型車について、ムジェロ・サーキットでの発表会でいずれのドライバーともにその戦闘力に自信をみせた。
M.Schumacher & F.Massa (C)Ferrari S.p.A
拡大します
まずマッサは「これまでの数日、路面が凍るほどの低温だったので完全なテストはできなかったけれど、マシンのバランスがとてもいいことは感じられたね。
それに新しい2.4リッターのエンジンもとてもパワフルで信頼性があるよ」と、高い評価。

またシューマッハも「テストはまだ小規模なものに過ぎないけれど、これまでのすべてが間違いなく肯定的なものだったと言えるね。
もちろん以前ほど力強さはないけれど、マシンはドライブする度にバランスが良く、そして楽しく感じられるんだ。これならきっといけると思うね」と、久方ぶりにご満悦な表情をみせた。

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デ・ラ・ロサ、「今の仕事がシート獲得につながる」

34歳となってなおF1レースシート獲得に意欲を燃やすペドロ・デ・ラ・ロサが、その可能性について地元スペインの『マルカ』紙で次のように語っている。
Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
拡大します
「残念だけど、いまのマクラーレンでは僕がレギュラーシートを獲得する可能性はないだろうということは理解している。
だけど、僕がこうしてこのトップチームでテストドライバーとして積み上げた経験は、きっと他のチームで大いに役立つものだと思うんだ。
だからそのチャンスへの希望を失わずに、今もチームのために尽くしているんだよ」

上位チームでの出場には恵まれなかったが、デ・ラ・ロサはこれまで64戦に参加、最高位は5位だ。

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ロズベルグ、「もうシューマッハ 憧れじゃない」

今シーズン、かつて父が歩んだ道を踏襲してウィリアムズ・チームからF1デビューを果たすニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)が、ミハエル・シューマッハについて地元『ZDF』テレビに語っている。
Keijo & Nico Rosberg (C)Ex.BMW Williams F1
n_rosberg_keke
「ミハエル・シューマッハはもちろん僕がまだカートで走っている頃からの大スターで、憧れだったよ。
まさに英雄という存在だったんだ。
でも、これからはそうじゃない。なにしろ、僕は彼と同じ舞台で戦うんだからね。
同じ対戦相手になったんだから、もうこれまでのように彼を盲目的に崇拝するということはあり得ないよ」

ロズベルグは昨年の『GP2シリーズ』初代チャンピオン。
先のヘレス合同テストでもトップタイムをたたき出すなど、血筋だけでなくその実力は間違いなく折り紙つきだ。

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シルバーストーン、特別観客席を大幅拡大

他のグランプリ同様、資金的に苦戦が強いられているシルバーストーン・サーキットだが、今年6月のイギリスGPに向けて、新たに9,000シートもの特別観客席を設けることを明らかにした。
2004 British GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
拡大します
それによれば、場所はコプセとストウに掛けてで観戦券は一人400ドル(約46,000円)とかなり高額。(これまではラフィールドに4,000席の特別観客席がある)
サーキットではこうしたことにより今年のグランプリでは総額約35万ドル(4億円)もの増収を見込んでいるというのだが、近代グランプリ発祥の地シルバーストーンのこと、果たしてその目論見通りに事が運ぶのか気掛かりなことではある。

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ホンダ・チーム新型車『RA106』、本日発表へ

24日(火)フェラーリ・チームの2006年新型車『248F1』が発表されたことで世界中のF1関係者から注目を集めているが、今日25日(水)はさらにホンダ・チームの新型車発表が予定されている。

場所は現在合同テストが行われているスペインのバルセロナ・サーキット。
朝、午前のセッションが開始される前に発表されるということで、日本時間でも今日午後にはその模様が判明する筈だ。

なお、マシン名はすでにホンダF1伝統の形式に則った『RA106』になるというのが確定的な見方になっている。
2004 Barcelona Test (C)Honda Racing
拡大します

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フェラーリ、ムジェロテストは打ち切りへ

24日(火)イタリア・トスカーナ地方のムジェロ・サーキットで新型車『248F1』のシェイクダウンを果たしたフェラーリ・チームだが、その後のテスト予定は打ち切る模様だ。
Michael Schumacher/Ferrari 248F1
(C)Ferrari S.p.A

拡大します
ただしこれはマシンに問題があるという訳ではなく、周辺エミリオ地域の天気予報が芳しいものではないため。
これによりステアリングを担当したミハエル・シューマッハは予定を変更して26日(木)から現在行われているバルセロナ合同テストに合流する見通しだ。

なおこの日のシューマッハはトータル44ラップを周回、ベストタイム1'21.904を記録している。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'21.904 44 248 F1 BS

   * 2005 Test Time : 1'19.675 L.Badoer/Ferrari F2005 (3/18)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ライコネン、明日にも現場復帰へ

昨年の最終戦中国GP以来、F1マシンには乗っていないマクラーレン・チームのキミ・ライコネンが、今週いよいよテスト現場に戻ってくる予定だ。
Kimi Raikkonen (C)McLaren Group
拡大します
今週始められたバルセロナ合同テストでは、マクラーレンは共にテストドライバーであるデ・ラ・ロサとパフットという顔ぶれでスタート。
火曜日からは僚友モントーヤもテストに加わっている。

予定ではライコネンは今週木・金曜日と2日間参加し、さらに来週予定されているバレンシア・サーキットでのテストにはフル参加するという。

このオフは表彰式以外に顔を見せていなかったこのクールなフィンランド人は「テストのニュースばかり聞いていると、もう自分が早く乗りたくて待ちきれない思いだよ」と、熱く語っている。

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バルセロナ合同テスト2日目 BMW順調(1/24)

24日(火)第2日目を迎えたバルセロナ合同テストは、前日のマクラーレンとBMWに加え、フェラーリとレッドブルが加わったが、ホンダ・チームはコースには姿を見せなかった。
(ホンダは今日25日、新型車発表の予定)

トップタイムをマークしたのはフェラーリのテストドライバー、マルク・ジェネだったが、このチームのニューマシンは現在イタリアのムジェロに。ジェネが操ったのは『V8-2.4リッター』エンジン搭載の『F2004』だ。

これに続いたのは再びBMWの新型車『F1.06』を駆るジャック・ビルニューブで、順調な仕上がりぶりを見せつけた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.ジェネ ESP Ferrari 1'16.583 88 F2004 (*) BS
2 J.ビルニューブ CAN BMW 1'17.633 92 F1.06 ML
3 J.モントーヤ COL McLaren Mercedes 1'17.639 87 MP4-21 ML
4 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'17.798 55 MP4-20s * ML
5 N.ハイドフェルド GER Sauber BMW 1'18.393 23 C24B * ML
6 R.ドーンボス HOL RedBull Ferrari 1'19.104 61 RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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フェラーリ、2006年新型車『248F1』を発表

24日(火)フェラーリ・チームは2006年シーズンを戦う新型車『248F1』をイタリアのムジェロ・サーキットで発表した。
Ferrari『248F1』 (C)Ferrari S.p.A
拡大します
名称の『248F1』は今年導入されたエンジン規定である『2.4リッター』『V8エンジン』の『F1』の意味。
『F2006』?あるいは開発コードの『F657』?と言われた新型フェラーリだが、統一されたネーミングを続けるマクラーレンやウィリアムズ・チームとは異なり、この名門チームはまたそのネーミングの根拠を一変させたことになる。

今回特別なセレモニー等は一切なく、ミハエル・シューマッハが淡々とサーキット周回を続けるという地味な発表会となった。

新型車『248F1』の画像はこちらで。

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2006/01/24

M.ヴィンケルホック、ミッドランドF1入りへ

マーカス・ヴィンケルホック(25歳:ドイツ)が、2006年『ミッドランドF1レーシング』第3ドライバー&テストドライバーのシートを射止めたようだ。
Markus Winkelhock
(C)Draco Racing

m_winkelhock2これは独『ビルト』紙が報じたもので、当初有力候補とみられていたニッキー・パストレッリが資金難から断念。昨年同チームでテスト経験を持つヴィンケルホックが起用される見通しという。

ヴィンケルホックは今季ワールドシリーズbyルノーで3勝、ランキング3位。
父親マンフレッドは1980年代にATSなどで活躍したF1ドライバーで、マーカスがまだ5歳の時、カナダ・モスポートでスポーツカー・レース中、事故死。
またマンフレッドの弟ヨアヒムもF1ドライバーというレーサー家系だ。

現在フランス人F1ドライバーが一人もいない一方、これでドイツ人F1ドライバーはシューマッハ兄弟、ニック・ハイドフェルド、ニコ・ロズベルグに加えて4人目ということになる。

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F1ファクトリー画像を大量追加

F1ファクトリーの高画質画像を大量に追加しました。

こちらでご覧いただけます。(Nifty Member)

factory_m

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マクラーレン新型車、「空力性能に自信あり」

23日(月)お披露目されたマクラーレン・チームの2006年新型車『MP4-21』について、チームでは「空力性能に特徴がある」と、自信をみせている。
McLaren MP4-21 Nose (C)McLaren Group
拡大します
これはマシンを開発したマクラーレン・レーシングのジョナサン・ニール/マネージング・ディレクターが語ったもので、同氏は「一見、前任の『MP4-20』と似て見えるが、そのエアロダイナミックスは大きく異なるものだ。
エンジンがコンバクトになった分、よりタイトに仕上げられたリヤ部分。
そしてぐっと低くなったノーズ部分にも気づくことだろう。
エンジンが縮小されると冷却用のエアインテークも小さくて済む。
これらは全体のパッケージに大きな影響を及ぼすものだよ」と、語っている。

2005年シーズン最高のマシンと讃えられた『MP4-20』の後継だけに、その出来映えには注目が集まる。

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BMWはエアロダイナミックスのテスト中心に

23日(月)始められたバルセロナ合同テストに、『BMWザウバーF1』チームはニック・ハイドフェルド&ジャック・ビルニューブの2人で参加した。
BMW V8 F1 Engine (C)BMW Motorsports
拡大します
マシンはビルニューブが2006年仕様『V8-2.4リッター』の『F1.06』で、まずは新型車のセットアップを行ったあと、午後は主にエアロダイナミックスの開発を行った。
ビルニューブはこの日トータル84ラップを周回し、ベストタイム1'17.242を記録。
これきこの日参加した4人のうちでベストとなるものだった。

またハイドフェルドのほうは同じくBMWのP86エンジンを搭載した暫定型の『C24B』で、こちらはエアロダイナミックスと共にミシュランのタイヤ評価を精力的に行った。
ハイドフェルドはトータル82ラップを周回、ベストタイムは1'18.471で4番手となった。

テストは明日も同じ顔ぶれで続けられることになっている。

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デ・ラ・ロサ、「新エンジンに感動した」

バルセロナ・サーキットでのマクラーレン・チームの2006年新型車『MP4-21』のシェイクダウンを託されたペドロ・デ・ラ・ロサは、その第一印象を「感動した」と、力強く語っている。
McLaren MP4-21/Barcelona Test
(C)McLaren Group

拡大します
「新しい『V8-2.4リッター』エンジンにまず感動したね。
もちろん正確な評価はもっと走り込んでから成されなければならないことは理解しているけれど、まず最初の印象はとてもいいものだったよ。
期待できるんじゃないかな。
新型車はまだ走り始めたばかりだから、今はとにかくなるべく多くの周回を重ねて、新しいシャシーとエンジンに親しむことが大事だね」

伝統のオレンジ・カラーに、名門マクラーレン・チーム復活の期待が掛かっている。

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J.スチュワート氏、BRDC代表を辞任へ

元F1チャンピオン、ジャッキー・スチュワート氏が、BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)代表の座を辞任する見通しであることが明らかとなった。
Sir Jackie Stewart (C)Ex.Stewart Racing
拡大します
これは英『テレグラフ』紙が報じたもので、それによれば5月に予定される年次総会で、スチュワート氏は代表を辞任する意志であることを示したというもの。

このところのイギリスGP開催を巡る混乱などでBRDC内では様々な内紛も伝えられ、スチュワート氏に対しても厳しい指弾が浴びせられる場面がみられたが、「私はイギリスのモータースポーツ産業を次世代に伝えるため、できる限りの努力をしてきたつもりだ」と、スチュワート氏。

BRDCはただ単にドライバーの集まりというだけでなく、イギリスGPの開催地であるシルバーストーン・サーキット等を保有するイギリス・モータースポーツ界でも重要な存在だ。

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松浦孝亮、IRLシリーズ残留が決定

23日(月)IRL(インディ・レーシング・リーグ)に参戦の『スーパー・アグリ・フェルナンデス』チームは、同チームの松浦孝亮(26歳)が2006年シーズンも残留することになったと発表した。
松浦 孝亮 (C)Honda Racing
拡大します
松浦は2004年にはIRL『ルーキー・オブザ・イヤー』も獲得。
一時はF1の『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』のドライバー候補にも名前が挙げられたが、これでIRL参戦3年目のシーズンを迎えることが確定した。

なお、F1参戦の場合、IRLチームのほうは撤退かとも伝えられた鈴木亜久里氏だが、このままいけば史上初のF1&インディカーW同時オーナーということになりそうだ。

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資金難のドイツGP、銀行の融資で救済か

資金難からその開催が危ぶまれているドイツGPだが、銀行による巨額融資で救済される方向と報じられている。
Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
拡大します
これは、独『シュトゥットガルト・ナーハリヒテン』紙が報じたもので、それによれば地元の『L-銀行』がホッケンハイムリンクに対し総額600万ドル(約7億円)もの融資を行うことで今年のグランプリ開催を救済するというもの。

この『L-銀行』はそもそもホッケンハイム市が位置するバーデン・ヴュルテンベルク州 が完全所有する銀行ということで、詰まるところ地元政府による救済措置ということになるようだ。

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WRC王者S.ロウブ、フェラーリF1テスト希望

WRC(世界ラリー選手権)チャンピオンのセバスチャン・ロウブ(29歳:フランス)が、独紙に対し、F1テストの希望を語っている。
Sebastien Loeb/Citroen Xsara (C)Citroen Motorsport
拡大します
「いろいろな人からもそれを期待されているのは事実。
自分でもきっといい走りができると思っているんだよ。
実はフェラーリのトッド監督にはすでに話をしたんだ。
残念ながら、いまのところまだそれは実現していないんだけどね。
しかたないから、自分のフェラーリ(市販車)で我慢しているんだけどさ」

『レース・オブ・チャンピオンズ』での優勝経験もあり、他のカテゴリーでも巧みな走りをみせるロウブ。
WRCでは今季プライベートながら、開幕のモンテカルロラリーでみごと2位に入った。

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『マルティーニ』、フェラーリのスポンサーに

martini_logoかつてモータースポーツ界でビッグ・ブランドだったマルティーニが、再びF1フィールドに復帰することが明らかとなった。

これは大手飲料メーカーである『マルティーニ』が、フェラーリ・チームとのスポンサー契約を発表したもの。
金額等は不明、契約は2006年から3年間とされる。

主に1960年代、マルティーニはF1でブラバムやアルファロメオ、そしてロータスなどを支援。
またWRC(世界ラリー選手権)でもランチアと共にシリーズを席巻するなど大きな足跡を残した名門だ。
Martini Brabham
martini_brabham
主要スポンサーのボーダフォンを2006年限りで失うなど、資金面に不安も伝えられたフェラーリ・チームだが、トッド監督が言う通り、着々と体制は補強されつつあるようだ。

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バルセロナ合同テスト開始 BMW新型車最速!(1/23)

23日(月)いよいよバルセロナ合同テストがスペインのカタロニア・サーキットを舞台に始められた。
幸い太陽にも恵まれ、気温が約10度まで上がる絶好のテスト・コンディション。
まずその初日に参加したのはマクラーレンとBMWの2チーム。
トップタイムをマークしたのは、やる気に燃える元チャンピオン、ジャック・ビルニューブで、期待の新型車は『F1.06』を駆りただ一人17秒台に入れて気を吐いた。

2番手はマクラーレンの暫定カー『MP4-20s』のゲイリー・パフェット(V10)。
これに今日初お披露目となったペドロ・デ・ラ・ロサの『MP4-21』が続き、BMWの暫定カー(V10)を走らせたニック・ハイドフェルドが4番手となった。

明日からはさらにフェラーリ、ホンダ、そしてレッドブルの3チームが加わる予定。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 J.ビルニューブ CAN BMW 1'17.242 84 F1.06 ML
2 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'18.066 74 MP4-20s * ML
3 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'18.247 19 MP4-21 ML
4 N.ハイドフェルド GER Sauber BMW 1'18.471 82 C24B * ML

   * 2005 TestTime : 1'13.527 J.Button/B.A.R Honda 007 (4/07)
   *(訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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マクラーレン、新型車『MP4-21』をシェイクダウン

23日(月)開始されたバルセロナ合同テストで、マクラーレン・チームが2006年新型車『MP4-21』をデビューさせた。
McLaren MP4-21/Barcelona Test
(C)McLaren Group

拡大します
カラーリングは、前回のテストに使われた前身の『MP4-20B』同様、伝統のオレンジカラー。
低く、また細く絞られたノーズが印象的。また象徴の『角ウィング』はさらに直線的・攻撃的になった。
ステアリングを握ったのはテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサで、「生まれたばかりの新型車を走らせるのは感動的だ。
もちろんまだ走らせ初めてばかりでこれを評価するのは早過ぎるけれど、なかなか素性はいいと踏んだよ」と、笑顔で語った。

新型車『MP4-21』シェイクダウンの画像はこちら
テストはこのあと従来車の『MP4-20B』も並行して使われ、今回のテスト参加チーム最多の5日間に渡って行われる予定。

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2006/01/23

「バトン バリチェッロに勝たねばならぬ」とウォーカー氏

かつて英『BBC』放送で名物F1コメンテーターとして鳴らしたマレー・ウォーカー氏が、英タブロイド紙で同国期待のスター、ジェンソン・バトンに渇を入れている。
Murray Walker (C)Australian GP Org.
「バトンは明らかに優れたいい男よだ。
ただ残念ながら彼はこれまで100戦を戦ってもまだ勝利を記録していない。
しかし彼は勝てないドライバーではない筈だ。
これまで勝てるクルマを手にしていなかっただけなんだ。
とはいえ2006年はバトンにとって危機的な年になるだろう。
今年チームメイトとなるフェラーリからの移籍者に、もしもバトンが勝つことができないようであれば、彼の世界チャンピオンへ期待の議論に影響が出かねないからね。
もちろん、私は彼のことを信じているんだが」

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今日23日(月)からバルセロナ合同テスト開始

F1オフテスト第3弾は、今週同じスペインのバルセロナ・サーキットに場所を移して行われる。
2005 Barcelona Test (C)Renault F1 UK
拡大します
予定では、まず初日の今日23日(月)からは、マクラーレンとBMWの2チームが参加する見込み。
続く24日(火)にはフェラーリ、ホンダ、そしてレッドブルの3チームが加わり、さらに25日(水)にはルノー、トヨタ、そしてトロ・ロッソが加わって全8チームという大規模なものになる。(最終日は27日・金)

ちなみにこのテストの観戦チケットは5ユーロ(約700円)というリーズナブルなもの。
走行時間は午前9時から午後5時まで。
ご希望のかたは暖かい支度をしてお早めに。

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ホンダ・チーム代表、「V10ルールの見極め必要」

他チームから4疑問の声が上げられながらも、いまだにFIAから追加措置のない『V10-3.0リッター』エンジン使用ルールについて、ホンダ・チームのニック・フライ代表が次のように指摘している。
Cosworth V10 Engine
(C)Ford Racing

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「現在示されている『V10-3.0リッター』エンジンに対する規定が、今年の『V8-2.4リッター』エンジンに比較して不平等なものであるのは明らかなこと。
FIAは、これに対して必要な措置を採ると言っていた筈だ。
現在多くのチームでテストが行われているが、FIAのマックス・モズレー会長、及び技術部門の責任者であるチャーリー・ホワイティングには早い段階で正確な見極めをして欲しいと言いたいね」

FIAの許可を受け今季も『V10-3.0リッター』で参加する見通しなのはコスワース・エンジンを使うトロ・ロッソ。
現在までに示されている吸気&回転数制限では、よりトルクフルなV10のほうが有利とみられている。

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今週、F1に大きな動き

今週、F1はそのテスト場所を同じスペインのバルセロナ・サーキットに移して行われる。
2004 Barcelona Test (C)Honda Racing
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いまのところこれにはウィリアムズとミッドランド以外の8チームが参加する大掛かりなものになるとみられている。

またテスト内容も、マシン、タイヤいずれの面においてもさらに実戦を想定した本格的なものになるとみられる。

また、24日(火)にはフェラーリが、続く25日(水)にはホンダが、そしてさらに27日(金)にはウィリアムズのそれぞれ2006年新型車発表が予定されている。

そして、もうひとつ期待されるのが『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームの正式承認なのだが……。

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『今年のロン・デニスは最高の状況』

マクラーレン・チームのロン・デニス代表が、1年も早くフェルナンド・アロンソの移籍を発表したことには賛否両論があるが、かつてのチームスタッフがこれを評価している。
McLaren Duo/2005 Turkey GP
(C)McLaren Group

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これは同チームの前スタッフであるジョー・ラミレス氏が英『Crash.net』に語ったもので、その中で同氏は「今年のマクラーレンは最高の状況にいるね。
2007年についてはすでにアロンソという世界チャンピオンを確保していて、それを控えた2006年についてはキミ・ライコネン、ファン・モントーヤ2人ともがすべての能力を発揮して最高の結果を残さざるを得ないシチュエーションにしているんだ。
ロン(デニス代表)はいますべてのカードを手にしていて、まさに理想的な状況だよ」と、語っている。

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アロンソのスイス新邸宅はまるで『お城』

新王者フェルナンド・アロンソがこのほどスイスに新しい邸宅を購入したことが伝えられているが、次第にその概要が明らかになってきた。
Swiss Image
lake_comoそれによれば、場所は景観の優れたスイスでもとりわけ美しいとされるボー県シャトーデー、純白の『お城』には少なくとも5つの寝室があるという。

高額所得者であるF1ドライバーにとってスイスは魅力的な国で、例えばドイツでの所得税は42%の高率だがスイスではこれがわずかに4%と言われていて、他にもミハエル・シューマッハを始め、ビルニューブ、ハイドフェルド、クルサードら多くのドライバーが居住している。

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ベルギーGP、来年からエクレストン氏自身が開催

渦中のベルギーGPは、結局今年は中止、そして来年以降はバーニー・エクレストン氏自身の手により開催されることになるようだ。
Spa Francorchamps (C)Renault F1
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これは地元ベルギーの『Het Nieuwsblad』等が報じたもので、これによりワロン県政府は約束されたパドック施設当の改修費用1,500万ユーロ(約21億円)に加え、1,800万ユーロ(約25億円)もの損害賠償費用の負担を強いられることになるという。

もし今年開催したとしても1,500万ユーロ(約21億円)もの貸し付けが必要で、それでも赤字は必至の見通しとか。
結局、契約を結んだ政治家の無知からいずれにしても巨額の負担を強いられる結果となった。

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2006/01/22

ヘレス合同テスト最終日の敵は霧だった

先週行われたヘレス合同テストの最終日、サーキットが悪天候のためほぼ午前のセッションでの走行が叶わなかったが、その原因は霧による救急体制の問題からであることがわかった。
これは霧です。霧の画像です
kiri南欧スペインでも温暖なアンダルシア地方に位置するヘレスだが、この日サーキット一帯を覆った濃い霧はF1マシンの走行自体を阻害したばかりでなく、緊急時に備えた医療ヘリコプターの出動をも制限するものとなった。

近年ラルフ・シューマッハらの主張により、テスト時の医療にも厳格な安全体制が求められていて、緊急医療用ヘリコプターの離陸が制限された場合、セッションは行われないことになっている。

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バリチェッロ、「ホンダでの状況に満足してる」

新天地ホンダ・チームでの約2週間の生活を終えたルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)が「ホンダでの状況に満足してる」と、語っている。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
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「この2週間、チームと過ごした状況とその進歩についてとても満足しているよ。
今回のテストでも、周回を重ねる毎に確実に進化をしていると実感できるんだ。
チームの雰囲気はいいし、すべてのスタッフがやる気に燃えているよ。
今回でコンセプトカーによる開発は終わり。
来週はいよいよ2006年新型車が発表される。ほんと、楽しみだね」

ホンダ・チームの新型車『RA106』(仮称)は、25日(水)にスペインのバルセロナで行われる予定。

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FIAはベルギーGPキャンセル否定

20日(金)ベルギーGP開催地ワロン県政府のサージ・クブラ前経済大臣が、エクレストン氏からベルギーGPキャンセルの通知を受け取ったことを明らかにして波紋を呼んだ。
Belgium GP (C)Honda Racing
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しかしこれについてFIAのスポークスマンは、「そうしたことは聞いていない」として、キャンセルの噂を否定している。

イギリス国内の報道によれば、ベルギーGP開催問題については主催者・エクレストン氏双方の駆け引きが行われているのであって、FIAはこれを深刻に受け止めていないのだという。

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ウィリアムズ、「ブリヂストンとのコンビ順調」

今シーズン、ミシュランからブリヂストンタイヤへのスイッチを決めたウィリアムズ・チームでは、ここまでのテストは順調に進んでいるとブリヂストン側の対応を高く評価している。
Sam Michael (C)Williams F1
s_michael4
これは同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターが語ったもので、「F1レースを戦ううえで、タイヤを変更するというのは実に影響が大きいものなんだ。
そのためわれわれはこれまでのテストで、ブリヂストンタイヤのコンパウンドの性格の理解に務めるとともに、われわれの側からも例外的に要求を示した。
彼らはそれに対してもう適切な回答を示し、われわれはその結果を見極めているところ」とのこと。

しかし、テスト最終日ニコ・ロズベルグがトップタイムをたたき出したことですでにこれを証明したか。

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2006/01/21

マッサ、「新型車、とてもいい感触」

20日(金)フェラーリ・チームは新加入のフェリッペ・マッサの手により、フィオラノの自社コースで単独テストを開始させた。
マッサが2006年用マシン『F2006』(開発コード657)を走らせるのは今回が初めてということになる。
Felipe Massa/F2006(657)
(C)Ferrari S.p.A

拡大します
気温が9度、路面温度も5度まで上昇するという、この時期のイタリアにしてはパーフェクトな条件で、マッサは関係者が見守るなか順調に83ラップを周回してこの日のテストを終えた。

マシンを降りたマッサは「とてもいい感触。これから熟成が進めば、今シーズンはとてもいい戦いができるんじゃないかな」と、十分な手応えを感じさせた。

このチームの新型車発表会は来週の24日(火)、場所はムジェロ・サーキットが予定されている。

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フェラーリ、『エイサー』とのスポンサー契約更新

フェラーリ・チームは、台湾に本拠を置く大手パソコン・メーカー『エイサー』とのスポンサー契約を更新したことを明らかにした。
Acer (C)Ferrari S.p.A
acer_logo同社は2003年からフェラーリ・チームのオフィシャル・パートナーになっていて、今回さらに2008年までの新たな3年契約を結んだもの。
同社はかつてプロスト・チームのタイトル・スポンサーを務めたことでも知られる。

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ガスコイン氏、トロ・ロッソの計画に異議

トヨタ・チームのマイク・ガスコイン/テクニカル・ディレクターが、現在『スクーデリア・トロ・ロッソ』が『RB1』シャシーでテストを行っていることに警戒感をあらわにしている。
Scuderia Toro Rosso
toro_rosso_logo同氏は「現在のコンコルド協定では、すべてのチームはそれぞれがコンストラクター(シャシー製作者)でなくてはならないと定められている。
たとえオーナーが同一だとしても、2つのチームを所有した以上、それはまったく別個のチームになる筈だ。
しかしながらいま、トロ・ロッソは去年レッドブルが使った『RB1』シャシーを走らせている。
これでこのまま彼らがシーズンに入るのだとすれば、それは明らかにコンコルド協定違反ということになるものだ」と、英『ロイター』で指摘している。

トロ・ロッソは旧ミナルディ時代に制限付きの『V10-3.0リッター』で参加することをFIAから了承されているとされ、エンジン面からも他チームから警戒されている。

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マレーシアGP、「今年は観客12万人を目指す」

マレーシアGPを開催するセパン・サーキットのダトゥク・マハティール代表は、今年のグランプリでは観客数12万人を目指すと地元の『マレー・メール』紙で語っている。
2004 Malaysia GP (C)Ferrari S.p.A
拡大します
同サーキットでは今年すでにほとんどのチケットを大幅値下げしているが、とりわけ学生用の特別チケットはわずか7ドル(約800円)という破格の安さ。
「これだけのお金でF1ドライバーを見られるグランプリは、世界中他にはない」と自慢するが、これまでに売られた全チケットはわずか7千枚だとか。
それでも昨年の倍ということで、同氏は「決勝日には12万人の観客を」と、期待する。

ちなみにマレーシアGPの昨年の観客は決勝日が公称10万人(土曜日は4万人)。
鈴鹿サーキットで行われる日本GPは日曜日に15万6千人、3日間計で32万人と言われている。
おまけにマレーシアが実数よりもかなり多い数字を発表していると噂されている一方、日本のほうは消防法の建前もあって、実数はもっと多いのではとの噂が根強い。

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バリチェッロ、バトンに一矢報いる

20日(金)行われたホンダ・チームによるヘレステストの最終日、前日僚友バトンに後れを取った新加入のバリチェッロが貫禄の一矢を報いてみせた。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
拡大します
この日、温暖なアンダルシア地方に位置するヘレス・サーキットは、朝から濃い霧によってお昼近くまで走行が妨げられた。
しかしその後は精力的に走行を重ね、バトンが120ラップ、またバリチェッロも102ラップと揃って距離を稼いでいる。
マシンを降りたバリチェッロは、「毎日毎日確実にチームも進歩しているし、僕も馴染んでいるよ。
今日はスタートが遅れたけれど、でも午後のセッションで十分な距離を走ることができた。
来週の新型車発表に向けて、今回得られたデータがきっと役立つことと確信している」と力強く語った。

ホンダ・チームの2006年新型車『RA103』(仮称)は、来週25日(水)にバルセロナ・サーキットで発表される予定になっている。

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モンテイロ、ミッドランドのシート確保に自信

『ミッドランドF1レーシング』チームのドライバー候補に名前の上がっていたティアゴ・モンテイロ(29歳:ポルトガル)が、2006年シート確保に強い自信をみせている。
Tiago Monteiro (C)MF1 Racing
t_monteiro_press「あいにくコンディションにはあまり恵まれなかったけれど、今週のわれわれのテストにはとても意義深いものだったよ。
新しいクルマのために、いくつかの新しい試みもトライすることができたしね。
全体に見ても、確実に進歩したと思っているし、2月に予定される新型車の発表が今からとても楽しみだね。
もちろん、僕は自分の将来について楽観視しているさ」

FIAへのエントリーリストには名前が記載されながら、資金不足から一時はシート喪失も憂慮されたモンテイロだが、最近は問題が解決されたとみられている。

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ミッドランド、シルバーストーンテスト打ち上げ

『ミッドランドF1レーシング』チームは、今週本拠地であるイギリスのシルバーストーン・サーキットでの4日間に渡るプライベート・テストを無事打ち上げた。
m_biaggi_mf1
使われたのは旧ジョーダン時代の改造型である『EJ15B』で、2006年用のトヨタ『V8-2.4リッター』エンジンが搭載された暫定型シャシー1台。
あいにくあまり天候には恵まれなかったが、メインのクリスチャン・アルバースだけでなく、もう一人の候補であるティアゴ・モンテイロ、そして注目のマックス・ビアッジと、話題を呼ぶドライバー起用をみせた。

チームはこの4日間でトータル1,200キロを走破したといい、新しいV8エンジンやこれに伴うエレクトロニクス・システム、そして新設計ギヤボックスやリヤ・サスペンションのテストが進捗したとしている。

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今年のベルギーGP キャンセルに!!

バーニー・エクレストン氏との間で新たな契約が結ばれ、無事開催の見通しが伝えられていたベルギーGPだが、結局今年の開催は不能になったとされる。
Spa Francorchamps (C)Renault F1
拡大します
これは、ワロン県政府のサージ・クブラ前経済大臣が語ったもので、エクレストン氏からその旨の通知を受け取ったということだ。

それによれば交渉の余地はまだあるということだが、エクレストン氏が要求する今年のグランプリ前にパドックを全面改修することは不可能で、これが一番大きな問題点になっているのだという。

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マッサ、フェラーリ新型車でフィオラノ好タイム(1/20)

20日(金)今週のヘレス合同テストには参加しなかったフェラーリ・チームは、フィオラノの自社コースで単独テストを開始させた。

ドライバーは新任ドライバーのフェリッペ・マッサ一人。
マシンは先にシェイクダウンされたばかりの2006年用マシン『F2006』(開発コード657)。
マッサはこの日トータル83ラップを周回してベストタイム0'58.244の好タイムを記録した。
(前回のシューマッハは0'59.569だった)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.マッサ BRA Ferrari 0'58.244 83 F2006 BS

   * 2004 Test Time : 0'56.060 M.Schumacher/Ferrari F2004 (4/15)
   * 2006 Test Time : 0'59.569 M.Schumacher/Ferrari F2006 (1/16)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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ヘレス合同テスト4日目、新鋭ロズベルグが最速!!(1/20)

20日(金)第4日目を迎えたヘレス合同テストは、さらにトヨタがテストを終えたことでウィリアムズ・チームとホンダの2チーム4台だけの参加となった。

そんな中、トップタイムを記録したのはなんとウィリアムズ・チームの新人ニコ・ロズベルグ。
バリチェッロ、バトン、ブルツといったベテラン勢を相手に堂々と、しかもそのタイムも1'18.321と前日のバトンのベストタイムをも上廻る立派なもの。
またこの日は走行したすべてのクルマが1分18秒台に並ぶという、このオフ初の極めてコンペティティブな内容となった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'18.321 52 FW27C BS
2 R.バリチェッロ BRA Honda 1'18.547 102 007B ML
3 J.バトン GBR Honda 1'18.549 120 007B ML
4 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'18.833 77 FW27C BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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2006/01/20

トヨタ ヘレステスト・ニュース(1/19)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト終了 “TF106”は順調にプログラムを消化
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが3日間で1300kmを走破し、次週バルセロナテストへ

パナソニック・トヨタ・レーシングは1月19日(木)、スペイン・ヘレスサーキットでの3日間に渡ったテストプログラムを終了した。
最終日もラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが“TF106”をドライブし、セットアップ作業とサスペンション及び新たなブリヂストンタイヤのテストを行った。
両ドライバー共に多くの周回をこなし、有意義なデータを収集、手応えを感じた1日で今週のテストを締め括った。パナソニック・トヨタ・レーシングは来週、スペインのバルセロナで行われるF1合同テストに参加し、2006年シーズン開幕へと備える。

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シューマッハ、「1周2秒も遅いのは耐えられない」

今オフ、例年になく年内のオフテストにも参加するという意気込みをみせたF1王者ミハエル・シューマッハは、昨年のテストについて次のように語った。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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去年1年間、僕たちは延べ約9万キロにも及ぶテストをやったんだ。
でも、それだけの努力を傾注したにもかかわらず、それでも進歩しなかったとしたらなんて、そんなことを想像することができるかい。
そんなの、ほんとうに疲れ切ってしまうものだ。
ドライブすること自体は僕にとって今でも大いなる楽しみだよ。
でも、それだけのテストをやったのに、それでもライバルに1周で2秒も遅かったとしたら、その努力はすべて無駄だったということになってしまうじゃないか」

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ハイドフェルド、「僕に待っている時間はない」

『BMWザウバーF1』のニック・ハイドフェルド(28歳:ドイツ)が、新チームの一刻も早い成功に意欲をみせている。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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「いろいろなチームを経験してきたけれど、今回BMWは並々ならぬ意欲と体制でF1に参戦しようとしている。
プロジェクトにはお金が掛かるけれどそれもBMWは決断したんだ。いま全員が100%の力で臨んでいるし、必ずや成功を収めるものと確信しているよ。
でも、僕にはあまり待っている時間はない。
去年は自転車事故のあと、5つもレースをミスしてしまったしね。
このチームが軌道に乗るまで1年は掛かると思うけれど、一刻でも早く成功するように頑張らなくては」

2000年、プロスト・チームからF1デビューを果たしたハイドフェルドは翌2001年からザウバーに移籍。しかし3年間在籍のあと、半ば解任される形でザウバーから放出された。
その後ジョーダンを経てウィリアムズ・チーム・BMWへ移籍、ここでは初めてのポールポジション獲得や3回表彰台に上がるなど活躍が評価され、みごと新生『BMWザウバーF1』の最初のドライバーに指名されている。

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ホッケンハイム、『シューマッハリンク』に?

資金難に陥ったとされるドイツGPの開催地ホッケンハイムリンクでは、先にそのネーミング権を売却するという案が報じられたが、これにミハエル・シューマッハ個人が応じる用意があると伝えられた。
Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
拡大します
これは独『ビルト』紙が伝えたものだが、ネーミング権は年間およそ200万ドル(約2億3千万円)ということで、1年の契約金が44億円とも伝えられるシューマッハにとってこれはたやすい額?

しかしその内実はジョークだったようだ。
記者の質問にシューマッハは、「ホッケンハイムリンクが『シューマッハリンク』に? それはいいアイデアだね」と、ポケットに手を入れながら笑って答えたというもの。

ちなみに『日産スタジアム』に名称変更された2002年サッカーW杯決勝の舞台・横浜国際競技場、そのネーミング権は年間約4億7千万円(5年契約)と報じられている。

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バトン、バリチェッロとの『初・直接対決』を制す

19日(木)ヘレス合同テスト2日目のテストに臨んだホンダ・チームは、前日のアンソニー・デビッドソンに代わりルーベンス・バリチェッロがコンセプトカー『078-07』を走らせた。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
拡大します
一方のジェンソン・バトンは引き続き『078-08』をドライブ、2006年同チームのレギュラードライバーであるこの二人が同じ土俵でテストを行なったのは今回が初めてということになる。

ホンダ・チームの新しいチームメイトはいずれもミシュランのタイヤ評価を行うと共にマシンのセットアップを進め、バトンがこの日トータル92ラップを周回しベストタイム1'18.795を記録して、この日参加した6台中トップに位置した。
一方のバリチェッロもトータル61ラップを周回、こちらのベストタイムは1'19.288で、これはバトンに続くこの日2番手タイムとなるものだった。

テストは翌日も続けられる予定。

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HH.フレンツェンに引退の危機

2003年のザウバー・チームを最後10年間に渡ったF1生活から引退。
その後はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦してきたハインツ・ハラルド・フレンツェン(38歳:ドイツ)だが、ついに引退の危機が迫っているようだ。
Mercedes 3 Young Star
(C)Mercedes Motorsport

mercedes_junior_torioDTMで所属したオペル・チームが2005年シーズン限りで撤退ということもあり、今年は同シリーズから卒業、アメリカンレースの道を模索とも伝えられたが、現在までのところシートは見つかっていない。
本人は独『ビルト』紙に「まだ引退するつもりはない」と言うのだが……。

フレンツェンはミハエル・シューマッハ、カール・ベンドリンガーと共に、かつてメルセデスの『若手三羽がらす』と称された。
F1デビュー時のザウバーこそメルセデス・エンジンだったものの、その後メルセデスとの関係を築くことはできなかった。

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BMW、「空力部門をさらに活かしていく」

『BMWザウバーF1』チームのウィリー・ランプ/テクニカル・ディレクターが、同チーム躍進の決め手になるのはザウバー時代に建設した自慢の風洞設備になるとしている。
Wind Tunnel Image (C)BMW Sauber F1
拡大します
前身のザウバーは、大手F1チームの中でもトップクラスと言われるの1分の1風洞設備を建設。
その巨額経費がチーム運営の負担になったとも言われているが、これが現在の『BMWザウバーF1』の大きな財産であることは間違いないところ。

そして同チームはさらに前B.A.R・ホンダのエアロダイナミストであるウィレム・トート氏を獲得。エアロダイナミックス部門の強化を図っている。

「今季からエンジンが縮小されてパワーが下がった分、さらにマシンのエアロダイナミックスはより重要なものになっている。
『F1.06』の開発にあたってもこの風洞が活用されたが、今後さらにシーズン中においてもどんどんこれを活かして改良を図っていく」と、ランプ氏は力説した。

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BMW、バレンシア『F1.06』テスト打ち上げ(1/19)

バレンシアで新型車『F1.06』をシェイクダウンさせた『BMWザウバーF1』チームは、引き続き同サーキットで行っていたテストを19日(木)成功裏に打ち上げた。

この日はジャック・ビルニューブが『F1.06』を走らせる一方、ニック・ハイドフェルドのほうは昨年型マシンの改造車『C24B』を走らせた。
なおエンジンはいずれもBMWのV8-2.4リッター『P86』ユニットが搭載されている。

ビルニューブは新しいマシンのセットアップを繰り返しながら、この日トータル76ラップを周回、ベストタイム1'12.472を記録。
またハイドフェルドのほうはミシュランのタイヤ開発を主に行いながら、トータル117ラップを周回してベストタイムは1'12.293まで短縮した。
今回の一連のテストはこれで終了となる。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ハイドフェルド GER BMW 1'12.293 68 C24B ML
2 J.ビルニューブ CAN Sauber BMW 1'12.472 92 F1.06 ML

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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ヘレス合同テスト3日目、依然バトンが最速だ(1/19)

19日(木)第3日目を迎えた今週のヘレス合同テストは、前日に引き続きホンダ・チームのバトンがトップタイムを記録している。
前日でマクラーレンがテストを終え、この日参加したのは他にトヨタとウィリアムズの全3チーム。
ホンダはこの日から登場したルーベンス・バリチェッロも2番手タイムを記録していて、さながらランキング2位に躍進した2004年のシーズン前テストを彷彿とさせる好調ぶり?

なお、この日は走行したすべてのマシンが『V8-2.4リッター』エンジン搭載車という、このオフ初めてのテストデーとなった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 J.バトン GBR Honda 1'18.795 92 007B ML
2 R.バリチェッロ BRA Honda 1'19.288 61 007B ML
3 R.シューマッハ GER Toyota 1'19.373 60 TF106 BS
4 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'20.187 77 FW27C BS
5 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'20.323 49 FW27C BS
6 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'20.333 75 TF106 BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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2006/01/19

ウィリアムズ、英『キネティク』との契約延長

資金難も伝えられるウィリアムズ・チームだが、イギリスの軍事技術会社『キネティク』社との間のテクニカル・パートナーシップ契約を延長した。
QinetiQ
qinetiq_logo『キネティク』はイギリス国防省研究評価庁(DERA)が2002年に民営化された欧州最大の研究機関で、航空ショーで有名なロンドン西南のファンボローをが本拠地としている。

金額や期間は不明。
これにより、同社のロゴがマーク・ウェバーとニコ・ロズベルグ両ドライバーのヘルメットに表記されるという。

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H.ストゥック氏、「ハイドフェルドがナンバーワン」

元F1ドライバーのハンス・ヨアキム・ストゥック氏(54歳:ドイツ)は、「ニック・ハイドフェルドが『BMWザウバーF1』チームのナンバーワンである」と、独『スポーツ1』紙で語っている。
BMW Sauber F1 Duo
(C)BMW Sauber F1 Team

bmw_sauber_duo「現実問題を考えれば、BMW・チームでハイドフェルドがナンバーワンであるのは明らかなこと。
彼はドイツ人ドライバーだし、契約上もチームメイトよりも長く留まるのだからね」と、ドイツの大先輩。

これまで同チームでは、「ハイドフェルドとビルニューブは対等で2人の最高のドライバーを揃えた」と、説明している。
しかしハイドフェルドとの間に交わされた契約がBMWによる新規・3年のものであるのに対し、ビルニューブのそれは前ザウバー・チームとの間に交わした契約の『残り1年』というものだ。

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M.ビアッジ、「F1転向には時間がなさ過ぎる」

念願のF1初テストを終えた2輪ライダーのマックス・ビアッジ(34歳:イタリア)だったが、今シーズン一気にF1に転向するのは無理なようだ。
Max Biaggi (C)MF1 Racing
m_biaggi_mf1_2F1テストでは先輩格となるバレンティーノ・ロッシのほうは、今後もテストは見込まれるものの、ヤマハとの契約がある現状、今シーズンでのF1転向はあり得ない。

一方、250ccクラスで4度の世界チャンピオンに輝いたビアッジは、ホンダとの関係を終えたあといまのところ今シーズンはチームが決まっていないとされる。
もし『ミッドランドF1レーシング』においてシートを見つけることができればビアッジのほうが先にF1転向を果たすことになるのだが、しかし当のビアッジは「開幕まで1か月ちょっとしかない状況ではね。あまりに時間がなさ過ぎるよ」と、語っている。

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トヨタ ヘレステスト・ニュース(1/18)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト2日目 ヤルノ・トゥルーリが2番手タイムをマーク
ラルフ・シューマッハーもサスペンションテストなどの作業を続行。明日のテスト最終日へと臨む

パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリは、1月18日(水)も南スペイン・ヘレス・サーキットで行われているF1合同テストに参加し、テストを続行した。
残念ながら、両ドライバー共にトラブルに見舞われ、期待していたほどの周回数をこなすことは出来なかった。
しかし、“TF106”の有意義な経験を増すことが出来た。
ラルフ・シューマッハーはサスペンションにおけるいくつかの基本作業に取り組んだが、午後、ギアシフトに問題を抱え、走行時間を制限されることになってしまった。
ヤルノ・トゥルーリは午前中のセッションで、クラッチセンサーのトラブルが起きたが、午後はタイヤテストを遂行し、この日の合同テスト出走車中、2番手のタイムをマークした。ラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ共に明日もテスト続行、今週の合同テストを締め括る。

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マクラーレンは引き続きタイヤテスト

現在行われているヘレス合同テストで、唯一『V10-3.0リッター』エンジン搭載車での走行を続けているマクラーレン・チームでは、2日目の18日(水)もミシュランのタイヤ評価をメインに行った。
McLaren MP4-20s (C)McLaren Group
mclaren_orange2この日もステアリングを握ったのはいずれもテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサとゲイリー・パフェットの二人。
マシンは両方とも『MP4-20s』と呼ばれる暫定カーで、デ・ラ・ロサがこの日トータル99ラップを周回してベストタイム1'19.235を記録して8台中4番手に。

またパフェットのほうも90周、ベストタイム1'19.300を記録してこちらも5番手と好位置につけた。
好タイムをマークしたパフェットは「来週バルセロナで予定されているテストにも、ぜひ参加したい」と、チームにアピールしていた。

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ラルフ、「ドイツのグランプリ一つでいい」

ホッケンハイムでのドイツGPが経済的困難に見舞われているということから、ニュルブルクリンクでのヨーロッパGPとの合併が噂されているが、これについて同国のF1ドライバーであるラルフ・シューマッハが賛意を示している。
Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
拡大します
「もしサーキットの側に毎年グランプリを開催するのに経済的な余裕がないというなら、2つを合わせるというのはいい考えなんじゃないかと思うよ。
言われているように、2つのサーキットで、交互に開催すればいいんだ。
僕にとってはどちらのサーキットも良く知っている所だし、それは大きな問題じゃないね」

一方、やはりドイツ人F1ドライバーであるニック・ハイドフェルドはこう語っている。
「ドイツのドライバーとしては、もちろん2つのホーム・グランプリを持つということを歓迎するよ。
だから、できれば僕はこのまま両方でグランプリを開催し続けて欲しいと思っているんだけどね」

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バトン(ホンダ)、空力テストでトップタイム

18日(水)今年2回目のヘレス合同テストに臨んだホンダ・チームは、ジェンソン・バトンとアンソニー・デビッドソンというラインナップで参加。マシンはいずれもコンセプトカーだ。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
拡大します
デビッドソンが午前のセッションでエアロダイナミックスのテストで2回のランで42ラップ、午後からはミシュランタイヤの評価を行いながらさらに91ラップを重ねてこの日最多のトータル133ラップを周回。
ベストタイムは1'18.674で参加8台中3番手に位置した。

一方、バトンもタイヤ開発と共にエアロダイナミックスの評価を行い、こちらはトータル96ラップを周回してベストタイム1'18.338を記録。
これはこの日のタイムシートでトップとなるものだった。

明日は新加入のルーベンス・バリチェッロがテストに加わる予定になっている。

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T.モンテイロ、ミッドランドのシート確保へ

18日(水)行われた『ミッドランドF1レーシング』のシルバーストーンでのテストでは、ゲスト・ドライバーであるマックス・ビアッジの走行後、再びクリスチャン・アルバースがテストを行ったが、翌19日(木)にはティアゴ・モンテイロ(29歳:ポルトガル)がコクピットに納まる予定という。
Tiago Monteiro (C)MF1 Racing
t_monteiro_mf1
モンテイロはFIAから発表された2006年のエントリーリストに記載されていたものの、その後持ち込み資金の手当てがつかないということでチームからは保留扱いとなっていた。
まだチームからの正式発表は行われていないものの、今回、再び同選手がテストに起用されることで、2006年のシートが確保されたとみていいようだ。

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F1初ドライブのビアッジ、「驚くべき体験」

あいにくシルバーストーン・サーキットは雨に見舞われてしまったが、18日(水)ミッドランドによりF1初ドライブを果たした2輪モトGPのスター、マックス・ビアッジは「驚くべき体験だった」と、その感想を語っている。
Max Biaggi (C)MF1 Racing
m_biaggi_mf1「マシンは大きなゴーカートのようで、僕にとってまるでおっきなおもちゃだったね。
ただ残念なことにこんな天候だったから、ドライビングはとても難しいものになった。
それでもスロットルを踏み込むと、そのパワーやグリップ力は驚くべきものだったよ。
もちろんこんなコンディションだったし、とても限界まで走らせることはできなかったから、次回はぜひともドライの状態でもう一度テストをしたいものだね」

インストレーションラップのあと、ビアッジは3ラップの走行が1回と5ラップの走行が1回。
最後の走行の前にはブリヂストンのニュータイヤ(ウェット)が与えられた。
残念ながらいまのところ次回のテスト予定はないということだ。

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BMWは引き続きバレンシアで『F1.06』テスト(1/18)

バレンシアで新型車『F1.06』をシェイクダウンさせた『BMWザウバーF1』チームは、引き続き18日(水)も同サーキットでのテストを継続させた。

ニック・ハイドフェルドがこの日も『F1.06』を走らせる一方、ジャック・ビルニューブのほうは昨年型マシンの改造車『C24B』。エンジンはいずれもBMWのV8『P86』ユニットが搭載されている。

ハイドフェルドは新しいマシンのセットアップを繰り返しながら、この日トータル68ラップを周回、ベストタイム1'12.440を記録。
またビルニューブのほうはミシュランのタイヤ開発を主に行いながら、トータル92ラップを周回してベストタイムは1'13.422を記録した。
明日はビルニューブが新型車『F1.06』を走らせる予定になっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 N.ハイドフェルド GER BMW 1'12.440 68 F1.06 ML
2 J.ビルニューブ CAN Sauber BMW 1'13.422 92 C24B ML

   * 2005 Test Time : 1'08.995 K.Raikkonen/McLaren Mercedes MP4-20 (2/03)
    (訳注:ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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BMW経営陣、「われわれのF1活動は本気だ」

いよいよ2006年新型車『F1.06』を発表、BMWとしての本格F1参戦に乗り出したこの巨大ドイツ自動車メーカーだが、同社の首脳陣は「本気である」ことを強調した。
Burkhard Goeschel (C)BMW
b_goeschel
これは同社評議会メンバーのブルクハルト・ゴッシェル氏が語ったもの。
同氏は「このわれわれの新しいワークス・チームはBMW社として長期の計画に基づいてスタートしたもの。われわれのやる気はもちろん本物だ」と、発表会で強調。

これを受け同チームのマリオ・タイセン/ディレクターも「昨シーズンのザウバーはシーズン中のテストが思うようにできなかったが、今シーズンわがチームは他のビッグ・チームと同様に十分なテストをする予定になっている」と、息巻いた。

これとは対照的に、昨年両タイトルを獲得したルノーは今後F1撤退も含め、規模の縮小を図っていると伝えられる。
そして、そうした『身勝手な』動きこそモズレーFIA会長らが自動車メーカーの参戦に対して警戒する部分でもある。

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ミッドランド、ブルージーンズと契約

カラーリングも一新して意気上がる『ミッドランドF1レーシング』では、大手ジーンズ・メーカー『ガルシア・ジーンズウェア』との間でパーフェクト契約を結んだことを明らかにした。
(C)Garcia Jeanswear
garcia_logo同社はいまヨーロッパではもっとも流行っていると言われるカジュアル・ブランドで、今後チームにウェア等を提供すると共に、同社のロゴがマシンやトランスポーターなどに表記されることになる。

同チームのコリン・コルズ/マネージング・ディレクターは「ガルシアのような若く、勢いのあるブランドて提携することは、わがチームのF1におけるイメージにおいても有益なものだ」と、自賛。
またガルシアのポール・ブレマ/マネージング・ディレクターも「ミッドランドのようなプロフェッショナルなチームと提携することは、われわれのブランドにもっと多くのカラーを加えることになるだろう」と評価した。

なお、このガルシアも同チームのクリスチャン・アルバース(26歳:オランダ)の後援とみられている。

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ヘレス合同テスト2日目、バトンがトップ(1/18)

18日(水)再開ヘレス合同テストは第2日目を迎え、前日のマクラーレン、トヨタ、ウィリアムズ3チームに加え、この日からホンダが新たに加わった。

ホンダはジェンソン・バトンとアンソニー・デビッドソンという顔ぶれだったが、そのバトンが『V8-2.4リッター』搭載の『007B』でいきなりトップタイムをマークしてみせた。

また2番手には同じくV8のトヨタ『TF106』のヤルノ・トゥルーリが僅差でつけ、ミシュランvsブリヂストンのタイヤ対決も逼迫。
なおマクラーレンの2台(MP4-20s)だけが制限付き『V10-3.0リッター』エンジンだ。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 J.バトン GBR Honda 1'18.398 96 007B ML
2 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'18.657 43 TF106 BS
3 A.デビッドソン GBR Honda 1'18.674 133 007B ML
4 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'19.235 99 MP4-20s * ML
5 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'19.300 90 MP4-20s * ML
6 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'20.306 59 FW27C BS
7 R.シューマッハ GER Toyota 1'20.587 39 TF106 BS
8 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'20.841 41 FW27C BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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ミッドランド、M.ビアッジのテスト起用発表

かねて自身が示唆していた通り、『ミッドランドF1レーシング』は18日(水)2輪モトGPライダーのマックス・ビアッジ(34歳:イタリア)をテストに起用することを明らかにした。
Max Biaggi (C)Honda Racing
m_biaggi
場所は現在同チームがプライベート・テストを行っているシルバーストーン・サーキットで、ここは同チームの本拠地でもある。
またシルバーストーンは2輪のワーヘルド・グランプリ戦の舞台でもあるので、初テストの場所として適当とされたこともあるようだ。

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2006/01/18

トヨタ ヘレステスト・ニュース(1/17)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト再開 開幕戦へ向けより多くのデータを収集
フランスでの報道発表会を終えたR.シューマッハーとJ.トゥルーリが“TF106”のテストを継続

先週末、フランス・バランシエンヌのトヨタ・フランス工場で行われた報道発表会を終えたパナソニック・トヨタ・レーシングは、1月17日(火)、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリと共にスペイン・ヘレスのF1合同テストで新型“TF106”のテストを再開した。

ヤルノ・トゥルーリは、順調にテストプログラムを進行し、有意義な一日を過ごしたが、ラルフ・シューマッハーは、エンジン交換のため午後の走行を制限されてしまった。
二人のドライバーは、今回のテストに全日程参加し、“TF106”とブリヂストンタイヤについて、より多くのデータ収集とセットアップを行う予定となっている。

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トヨタ(TMG)社長もシューマッハらとの交渉否定

トヨタ・チームのラルフ・シューマッハは、ミハエル・シューマッハのマネージャーが示唆した同チームとの交渉の噂を否定したが、TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)のジョン・ハウェット社長もこうした噂を否定している。
John Howett (C)Panasonic Toyota Racing
j_howett
「(長期契約の)ラルフとは異なり、2006年末で契約が満了するトゥルーリの後任をいずれ考えなければならないのは事実だ。
しかし、いま噂されているようなミハエル・シューマッハだとか、キミ・ライコネンらに対しわれわれからすでにオファーを出しているという事実はない。
それらはまったく根拠のない話だね」

そのトゥルーリは、トヨタ・チーム残留を希望していると伝えられる。
(一方のラルフは2008年まで契約があるとされる)

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ビルニューブ、「新チーム立ち上げは大変なタスク」

『BMWザウバーF1』の最初のクルマ、『F1.06』の発表会に臨んだ元世界チャンピオン、ジャック・ビルニューブは、新チームの立ち上げが大変困難な仕事であることを強調した。
Jacques Villeneuve
(C)BMW Sauber F1 Team

j_villeneuve_bmw「僕は過去に経験があるけれど、新しいF1チームを立ち上げるというのは外部から見るよりもずっと複雑で困難な仕事なんだ。
だから僕はこの『BMWザウバーF1』チームが成功を収められるよう、その経験を活かして支援していきたいと思っているよ」

周知のように、ビルニューブはウィリアムズ・チームでタイトルを獲得したあと、自身のマネージャーだったクレイグ・ポロック氏と共にB.A.R・チームを設立した経験を持つ。

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ルノー・チーム、今週のテストには参加せず

先週、やっと2006年用『V8-2.4リッター』エンジン搭載の新型車デビューを果たしたルノー・チームだが、今週の合同テストには参加の予定がない。
これについて同チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターは「予定通りのことで心配な点はない」と、説明している。
Renault R26 (C)Renault F1 UK
拡大します
「今の時期は、先週走り始めた最初のマシンから得られたデータを元に、様々な小さな問題点について解消を図るためのもので、これは当初から計画されていた通りなんだ。
われわれの次のテストは25日(水)からのバルセロナを予定しており、ここでは2台の『R26』が用意される筈になっている。
ここからバーレーンでの最初のレースまで6週間。
すべては計画通りのスケジュールであって、われわれのプログラムに遅れが生じているということもないよ」

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トゥルーリ、ブリヂストンタイヤに好感触

17日(火)から再開されたヘレス合同テストに参加したトヨタ・チームのヤルノ・トゥルーリが、再びブリヂストンタイヤに好感触を得ているようだ。
Toyota TF106/Bridgestone
(C)Panasonic Toyota Racing

拡大します
「今日はとてもいい1日だったよ。
午前はまず異なるセッティングを試して走ってみた。
そして午後からはブリヂストンのタイヤテストに切り替えたんだ。
われわれとブリヂストンとはまだ関係を持って日が浅いけれど、日々着実にそれが進化していると感じられるね。もちろん今日もそうさ。
幸いクルマの信頼性が高いので、プログラムを順調にこなすことができた。
新しいシーズンに向けて、これからの数週間大いに進歩させていきたいね」

トゥルーリはタイヤをミシュランからスイッチした当初から、ブリヂストンに対して高い評価を与えている。

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マクラーレンは再び主にタイヤテスト

17日(火)再開されたヘレス合同テストに臨んだマクラーレン・チームは、いずれもテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサとゲイリー・パフェットという顔ぶれで参加した。
Gary Paffett (C)McLaren Group
拡大します
マシンは引き続き制限付きの『V10-3.0リッター』エンジンを搭載した『MP4-20s』と呼ばれる旧型シャシーのため、テストは主にミシュランのタイヤ開発をメインに行ったという。

朝がたのコンディションはまだ寒く、路面もウェッがちだったためお昼前頃から走行を開始。
デ・ラ・ロサがトータル94ラップを周回してベストタイム1'18.850を記録。
これはこの日の5台中最速タイムとなるものだった。
またパフェットのほうはトータル78ラップを周回してベストタイム1'19.130で、こちらは3番手だった。

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ミッドランドはシルバーストーンでテスト

まだチームからの正式ニュースはないものの、『ミッドランドF1レーシング』は17日(火)本拠地のシルバーストーン・サーキットでプライベート・テストをスタートさせたことが確認されている。
Christijan Albers
(C)Midland F1

c_albers_car2ステアリングを担当したのは2006年のドライバーに指名されているクリスチャン・アルバース(26歳:オランダ)で、マシンは2005年シーズンに使用した『EJ15B』シャシーに2006年用のトヨタ『V8-2.4リッター』エンジン及びこれに付随するギヤボックスとエレクトロニクス・システム等を搭載したものという。

あいにくこの時期のイギリスらしく天候には恵まれなかった模様だが、現場にはスポンサー関連のゲストも招かれていたという。

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シュナイダー氏、「ロシアGP実現させたい」

『ミッドランドF1レーシング』のオーナーで、ロシア系カナダ人でもあるアレックス・シュナイダー氏が、悲願であるロシアGPの実現に意欲を燃やしている。
Alex Shnaider (C)Midland F1 Racing
a_shnaider
これはロシアの『アゼリ』紙に語ったもので、その中で同氏は「ロシアでF1グランプリを開催するというのは私の夢なんだ。
ロシアにF1レーシングを根付かせることは、ロシアにとっても、またF1自身にとっても実に有益なことだよ。
今回、『ミッドランドF1レーシング』をロシアのライセンスでエントリーしたのももちろんそのためだ。
私はこれを実現させるためにはあらゆる努力を惜しまないね」と、強い口調で語っている。

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ヘレス合同テスト再開される(1/17)

17日(火)今週もヘレス合同テストが再開された。
まずこの日参加したのはマクラーレン、トヨタ、そしてウィリアムズの3チーム。

トップタイムを記録したのはマクラーレンのテストドライバー、デ・ラ・ロサでベストタイムは1'18.850というものだが、例によりこのチームは制限付き『V10-3.0リッター』エンジン。

ウィリアムズのロズベルグはスタート練習だけで有効なラップタイムが記録されていない。
明日はホンダ・チームが加わる予定だ。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'18.850 94 MP4-20s * ML
2 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'19.037 68 TF106 BS
3 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'19.130 78 MP4-20s * ML
4 R.シューマッハ GER Toyota 1'21.279 24 TF106 BS
5 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth -------- -- FW27C BS

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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ビルニューブは「シーズンが楽しみ」

僚友ニック・ハイドフェルドに続き、バレンシア・サーキットで『F1.06』による50ラップもの初走行を果たしたジャック・ビルニューブも満足げな表情だった。
BMW Sauber F1.06
bmw_sauber_f1
「ギヤボックスにはちょっと不具合があったんだけどね。
それでも新型車の初走行としては十分満足いくものだったよ。
最後に(煙を吐いて)止まったのは、言われたように゜オーバーヒートじゃない。電気系のエラーだったということだよ。
こうして早い時期に新型車でスタートができて、今年は今からシーズンが楽しみだね」

ハイドフェルドのベストタイムは1'13.430、またビルニューブのそれは1'14.03
7だったと伝えられている。

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『BMW F1.06』、順調なシェイクダウン果たす

17日(火)、BMW・チームはバレンシア市内での『F1.06』発表会のあと、午後1時過ぎにはバレンシア・サーキットにマシンを運び、さっそくシェイクダウンテストを行った。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
拡大します
まずニック・ハイドフェルドの手によりコースへ出た『F1.06』は、システムチェックのためのインストレーションラップのあと周回を重ね、トータル29ラップ。
テストは順調で、特にトラブルに見舞われることもなかった。

マシンを降りたハイドフェルドは「今回の重要性を嫌と言うほど感じ取っているから、これまで行ったすべてのシェイクダウンよりも緊張を感じたね。
幸い『F1.06』にはまったくどんな問題もなく、すべては順調だった。
ただトラックにはまだ所々ウェット部分が残っていたので慎重にいったけれどね」と、語っている。

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『BMWザウバーF1』新型車はよりコンパクト

『BMWザウバーF1』チームの2006年新型車『F1.06』について、この設計にあたったウィリー・ランプ/テクニカル・ディレクターは、次のように説明した。
BMW Sauber F1.06
bmw_sauber_duo
「デザイナーとして一番大きな変化は、エンジンがV8になってよりコンパクトになったことにより、とりわけリヤ部分のデザイン自由度が広がったということだ。
これにより、より低く小さくでき、そしてわがチーム自慢のチタニウム製ギヤボックス装着にも貢献することとなった。
エアロダイナミックスにも良い効果が得られているので、サーキットでの実走行が楽しみだよ」

マシンは発表会が行われたバレンシア市内の科学博物館から、午後にはバレンシア・サーキットに運ばれてシェイクダウン走行が行われる。

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2006/01/17

『BMWザウバーF1』新型車は白と青

17日(火)、スペインで発表された『BMWザウバーF1』チームの2006年新型車は、噂のネイビーブルーではなく、白をベースに両サイドにブルーをあしらった明るいもの。
BMW Sauber F1.06
bmw_sauber_f1
また、スポンサーの『O2』や『インテル』のロゴが印象的に配置されている。
bmw_sauber_f1

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バリチェッロ、「シートに問題あった」

先週、ヘレス合同テストで初めてホンダ・チームのマシンをドライブしたルーベンス・バリチェッロだが、本人によればシートに問題があったのだという。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
拡大します
「マシン自体には何も問題なかったんだけどね、僕のシートに問題があったんだ。
とにかくドライブ中、シートの中でお尻があちこち移動してしまうものだから、これを踏ん張っているのにエネルギーを消費してしまうんだ。
次のテストまでに、まずこれを解決しないとならないよ」

そのホンダ・チームでは、今週再び同じヘレス・サーキットでのテストが予定されている。

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ロッシ、今シーズンもフェラーリ・テスト続行

昨シーズン、何回かフェラーリ・チームでのテストを行ったバレンティーノ・ロッシ(26歳:イタリア)だが、今シーズンも引き続きテストをする予定であることを伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語った。
Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
拡大します
それによれば、まだ日程こそ確定していないものの、その第1回目のテストが来月にもさっそく行われる手筈になっているのだという。
シーズン開幕を前に、超ハード・スケジュールのこの時期に行われるとすれば、同チームでのロッシの存在がかなり重要であることが窺われる。

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ラルフ、「兄貴のトヨタ入り、あり得ない」

トヨタ・チームのラルフ・シューマッハは、兄ミハエル・シューマッハに対してトヨタがオファーを出したとの噂について、これを明確に否定した。
Ralf & Michael Schumacher
r_schumacher_michael「F1ではどんなマネージャーでも、彼らのドライバーが市場に出るとすぐにそれをトヨタと結びつけるんだ。
でも、僕は実際のところ、そんな話はまったくなかったと確信しているね。
それに、仮に兄貴が来るにしろ、あるいはライコネンが来るにしろ、それを僕が怖れるなんてことも全然ないよ。
そんなことで揺れるほど僕はもう若くはないんだ。
いいかい、僕がF1デビューしたのは21歳の時で、いま僕はもう30を過ぎたんだからね。
これだけ長くこのビジネスにいれば、少々のことでは動じなくなるというものさ」

ミハエルにトヨタがオファーを出したというのは彼のマネージャー、ウィリ・ウェバー氏が示唆したことだが、ラルフは先に長年仕事を共にしたそのウェバー氏と袂を分かったことがわかっている。

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『BMWザウバーF1』の新型車、本日デビュー

16日のフェラーリ・チームに続き、今日17日(火)は新生『BMWザウバーF1』チームの新型車がお披露目される予定になっている。
Jerez Test Scene
bmw_whiteこちらの場所はスペインのバレンシア・サーキットで、同チームのニック・ハイドフェルド&ジャック・ビルニューブ、そして第3ドライバー&テストドライバーのロバート・クビサらも顔を揃える手筈になっている。
注目のカラーリングについて、前回のテストでは意表を突いた純白のマシンで現れたが、正式にはネイビーブルーを基調にしたものになる、という見方がもっぱらだ。

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今週のミッドランドのテストに注目

『ミッドランドF1レーシング』では、今週再び本拠地シルバーストーン・サーキットで単独テストを行う予定になっているが、ここで誰がドライブするのかに注目が集まっている。
MF1 EJ15B
midland2クリスチャン・アルバースについては間違いないとみられるものの、ティアゴ・モンテイロについては依然不確実。
また第3ドライバーについてはニッキー・パストレッリがギブアップ宣言をする一方で2輪GPライダーのマックス・ビアッジの名前も浮上する始末。
もし今週のテストにビアッジの姿があったなら、大いなる驚きだ。

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フェラーリに新タイトル・スポンサー?

今回のシェイクダウンでは一切のスポンサー・ロゴなしカラーリングで現れたフェラーリ・チームの新型車だが、同チームに新たなタイトル・スポンサーが就くとの噂が流れている。

それによれば名前が上がっているのはイタリアの大手通信会社『アリス』とのこと。
これが事実であれば現在の『ボーダフォン』と重なってしまうことになる。
そのため、2007年からと発表されたマクラーレン・チームへのボーダフォン移動が早まるのでは、との見方もされている。

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シューマッハ、新車でいきなり51ラップ周回

16日(月)フィオラノ・サーキットで『F657』(仮称)の初テストを行ったフェラーリ・チームのミハエル・シューマッハだが、シェイクダウンにもかかわらずいきなり51ラップも周回するという順調な仕上がりを見せつけた。
Ferrari F657 ? (C)Ferrari S.p.A
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1月のイタリアはまだ気温がほとんど氷点下にあるという寒さの中、シューマッハはシンプルな赤一色というウェアをまとった新型車で、この日トータル51ラップを周回。
ベストタイムは0'59.569だった。

ここでのコースレコードは自身が2004年4月に『F2004』でマークした0'56.060というものだが、昨年の『F2005』の初期テストでは概ね58秒程度であり、『V8-2.4リッター』になってのタイムダウンを考えるとまずは順調な滑り出しと言えそうだ。

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トヨタの盗作容疑者にアンダーソン氏の名前

2002年、フェラーリ・チームからマシン設計図などを持ち出したとしてトヨタ・チームの社員がドイツ当局により告発されたというニュースが報じられたが、それがなんと当時のチーム代表オベ・アンダーソン氏ら首脳であることがわかった。
Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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今回ケルンの検察当局から名前が明らかにされたのは、上記アンダーソン氏の他にチーフ・デザイナーだったグスタフ・ブルナー氏、そしてエアロダイナミックスの責任者だったルネ・ヒルホースト氏ら幹部3人。

これについてトヨタ・チームのスポークスウーマンは、この告発は個人に対するもので、トヨタに対するものではないということで特別のコメントを発していない。

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フェラーリ新型車は『F657』?

16日(月)フィオラノ・サーキットでシェイクダウンを配したフェラーリ・チームの新型車は、『F657』という名称であるという報道が伝えられている。

ただし、これについてまだ正式な確認は取れていない。
Ferrari F657? (C)Ferrari S.p.A
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井出有治、渡英が確認される

英『オートスポーツ』誌が報じた通り、『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームの有力なドライバー候補として伝えられる井出有治(30歳)が、チーム代表である鈴木亜久里氏と共に16日(月)イギリスに渡ったことが確認された。
Super Aguri F1 logo
superagurif1_logoこれにより、同チームのドライバー・ラインナップが佐藤琢磨&井出有治という、日本人コンビになることがほぼ確実とみられる。

ただし、チーム・オリジナルの完全な新型車が用意できた時点で、ホンダ・チームからアンソニー・デビッドソンが移籍するのでは、という噂は依然として絶えていない。

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フェラーリ、『F2006』をシェイクダウン

2006年シーズン、挽回を図るフェラーリ・チームは期待の新型車『F2006』(仮称)のシェイクダウンテストを行った。
Ferrari F2006 (C)Ferrari S.p.A
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場所はフィオラノの自社コースで、トッド監督が示唆していた通り、全体に赤一色で一部に白い部分があるだけのシンプルなカラーリング。
スポンサー・ロゴ等は一切つけられていないものだ。

ステアリングを握ったのはエース、ミハエル・シューマッハで、シューマッハの好みを象徴するかのように思い切り外側に位置したサイドミラーが特徴的だ。

今週フィオラノでテストを行ったあと、新型車の正式発表は1月24日(火)に同じイタリアのムジェロ・サーキットで行われる予定になっている。

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2006/01/16

クルサード、「引退なんて考えもしない」

F1生活13年目、F1ドライバーの中ではミハエル・シューマッハに次ぐ長老となったレッドブル・レーシングのデビッド・クルサード(34歳:イギリス)だが、「引退なんて考えもしない」と、依然意気軒昂なところをみせている。
A.Newey & D.Coulthard
a_newey_coulthard
これはバーミンガムのオートスポーツショー会場で語ったもので、ここでスコットランド人ドライバーは「僕は長年一緒に働いてきたエイドリアン・ニューイがレッドブルに移籍してまた一緒に働けるのをとても楽しみにしているんだ。
彼はとても優れたデザイナーだし、僕と彼とはずっとうまくやってきたからね。
でもニューイの手になるレッドブルのマシンが走るのは2007年シーズンのこと。
とてもじゃないけど、それまで僕が引退なんて考える訳がないじゃないか!」

ニューイ氏とクルサードとは、ウィリアムズ、マクラーレン、そしてレッドブルと、実に3度目のコンビネーションということになる。

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ホンダ・チーム首脳は新予選方式を支持

『ホンダ・レーシングF1』チームのジル・ド・フェラン/スポーティング・ディレクターが、今シーズン導入される予定のノックアウト方式と言われる新予選について、これを支持する発言をしている。
Gil de Ferran (C)Honda Racing
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「私は新しいこの方式のほうが、よりエキサイティングな予選になるものと期待しているよ。
(尻切が行われる)最初の2つのラウンドは、見ている人に誰が速いのか、そして誰が遅いのか、を明確に示すものとなるだろう。
同時に最終ラウンドでの燃料の搭載レベルについて言えば、それぞれの決勝レースでの作戦を指し示すことになる。これはこれでまたとても興味深いものになるよ。
全体として、私はこの変更はいいものだと思っているんだがね」

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井出有治、亜久里チームのシート合わせに?

『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームの最有力セカンドドライバー候補に挙げられている井出有治が、今日16日(月)イギリス・リーフィールドの同チームファクトリーを訪問すると報じられた。
井出 有治 (C)Twin Ring Motegi
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これは、英『オートスポーツ』誌が伝えたもので、シート合わせのためということから、これが事実であればすでに井出が佐藤琢磨のチームメイトになるのは確実のように思われる。

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レースタイヤの決定は公式予選までに

2006年は既報のように公式予選の方式が変更されるが、これに伴い決勝レースで使用するタイヤの決定期限も変更される見通しだ。

昨年までは2日目の午前9時(北米では8時)までに公式予選及び決勝レースで使用するタイヤのスペックを決定することになっていた。
これが、2006年シーズンは公式予選がスタートする午後1時まで遅らせられるというもの。

なお、これまで45分ずつ2回のセッションに分けられていたフリー走行2日目のスケジュールは、午前11時から1時間の1回だけになる見通しになっている。

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フェラン氏、「ホンダにチームオーダーない」

元CARTチャンピオンで、現在ホンダ・チームのスポーティング・ディレクターを務めるジル・ド・フェラン氏は、「ホンダ・チームにチームオーダーはない」と明言した。
Gil de Ferran (C)Honda Racing
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これはバーミンガムで開催中のオートスポーツショーでの記者会見で述べたもので、その中で同氏は「強力な2人のドライバーをそろえたトップチームでは常にこのことが問題にされるが、われわれにおいてそんなチームオーダーなどないと断言するよ。
バリチェッロとバトンはまったく対等な待遇を提供されるし、彼らは自由に戦うことができるんだ。
つまり彼らには健全なバトルを演じてもらうということだね」

フェラン氏とバリチェッロとは同じブラジル人で以前からの親友同士。
バトンの側が警戒するのも無理からぬ話なのではある。

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注目の井出有治、亜久里氏とツーショット

『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームのセカンドシートに座るのでは、との見方が強まっている注目の井出有治(30歳)が、15日(日)千葉県の幕張メッセで開かれた『東京オートサロン』のトークショーで鈴木亜久里氏とツーショットに納まった。
井出 有治 (C)Twin Ring Motegi
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まだFIAから正式エントリーの承認が下りていないことから、両者ともF1参戦について明快な語り口をみせることはなかったが、周囲の期待は高まるばかり。
井出は、大手情報会社『モバイルキャスト』の強力な支援を受けることが決まっている。

亜久里氏によれば、今週中にも正式承認が得られる見通しという。

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ガスコイン氏、古巣ルノーの状況を危惧

現トヨタ・チームのテクニカル・ディレクター、マイク・ガスコイン氏が、1年以上も前倒しでアロンソの移籍が発表された古巣ルノーの状況を心配している。
Mike Gascoyne (C)Panasonic Toyota Racing
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「すでに他のチームに移ることを決めているドライバーを持つというのはもちろんチームにとっていいことではないよ。
アロンソ自身はプロフェッショナルなドライバーだと言えるが、それでも次の2年間チームに忠実なドライバーと同じではあり得ない。
今回のマクラーレンによる発表は、明らかにライバル・チームを不安定なものにしたね。
これは今年タイトルを死守しなければならないルノー・チームにとって大きな不安定要因になるものだろう」

ガスコイン氏は、ルノー・チーム時代に現在のW開発システムを構築した立役者。
2005年成功の礎を作ったとされる。

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2006/01/15

トヨタ、『インテル』契約リリース

パナソニック・トヨタ・レーシングがインテルとのスポンサー契約を延長
Intel/Toyota TF105
(C)Panasonic Toyota Racing

拡大します(Nifty Member)
トヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)は1月14日(土)、フランス・バランシエンヌのToyota Motor Manufacturing France S.A.S(TMMF)のヤリス(日本名ヴィッツ)生産工場で報道向け発表会を行い、同時に、インテルとのスポンサー契約を継続し、その協力体制を強化することを発表した。

インテルは2004年1月からパナソニック・トヨタ・レーシングの公式パートナーとして、チームのF1カー開発において不可欠な存在であったが、2006年からは、より望ましい技術スポンサーとして、関係を継続することになった。
この協力体制の拡大は、インテルが“Itanium2”プロセッサと“Centrino”モバイルテクノロジーを基盤とした、高速かつ低コストな企業内及びモバイルでのシステムをチームに提供することで実現される。

このパートナーシップの拡大は、新しいインテルの企業ロゴが、パナソニック・トヨタ・レーシングの“TF106”及び、その進化型となる“TF106B”のリアウィングとノーズコーンに貼られることで明らかになる。

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ブルツ、ウィリアムズの印象語る

5年間に渡ったマクラーレン・チームを離れ、ヘレス合同テストでウィリアムズでの初テストを行ったアレクサンドル・ブルツは、その印象を次のように語っている。
A.Wurz (C)Williams F1
a_wurz_williams
「新しいチームに移って、そのやり方を知り、チームを理解するために今回のテストはとても有益なものになった。
なにしろそのすべてが初めてだから、それらに慣れるのに忙しかったけど、すぐに慣れて全体としていい形で初テストを終えることができたよ。
コスワースの『V8-2.4リッター』エンジンはとてもパワフルで驚いた。
またブリヂストンタイヤの感触も印象的なものだったね。
コーナリング中の挙動や、ステアリングから伝わってくるフィーリングがミシュランとは全然まったく違うんだ。
これに合わせるために、少しドライビングスタイルを変える必要があるようだね」

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これがトヨタ『V8-2.4リッター』エンジンだ

1月14日(土)、トヨタ・チームはフランス国内で『TF106』に搭載される『RVX-06 Engine』の詳細を明らかにした。
Toyota RVX-06 V8 Engine
(C)Panasonic Toyota Racing

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そのスペックは以下の通り。

*型式    RVX-06
*総排気量  2,398CC
*気筒数   8
*最大出力  約740bhp
*最高回転数 約19,000rpm
*バルブ動作 ニューマチック形式
*スロットル 油圧式制御
*点火系   DENSO
*燃料    Esso
*潤滑油   Esso

*トヨタ゜『TF106』画像(Nifty Member)

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トッド監督、「シューマッハにプレッシャー掛けてない」

今シーズン限りでフェラーリ・チームとの契約が満了するミハエル・シューマッハについては周囲の様々な憶測が喧しいが、同チームのジャン・トッド監督は「われわれは彼にプレッシャーを掛けていないし、また決して掛けてはならない」との考えを示した。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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「2007年のことをあれあれ考えているチームが多いように見受けられるが、われわれが集中しているのは目の前の2006年シーズンのことだ。
もちろんシューマッハとも話をしているが、依然として彼のモチベーションは非常に高いレベルにあるよ。
彼が来年以降のことについてどう決断するかは彼自身の問題であって、われわれはそれを急がしてもいないし圧力も掛けたりしていない。
われわれがすべきことは、勝てるマシン、勝てるマシンを彼に用意することで、チーム一丸となってそれに向かっているところだ」

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ガスコイン氏、「モナコGPには改良型車投入」

シーズン前、いち早く新型車を投入すべきと主張するトヨタ・チームのマイク・ガスコイン/テクニカル・ディレクターは、さらに改良型車の早期投入をも示唆した。
Mike Gascoyne (C)Panasonic Toyota Racing
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「シーズン前の発表会を行なうという名目で、マシンを年明けまで公にしないなんていうのは時代遅れ。
より早く走り出せば、より早く改良に着手できることになる。
今のような(他チームの)ペースでは、もしも対策部品が必要となったとしても開幕戦に間に合わないことになる」と、指摘。

さらに「発表された『TF106』がそのまま開幕戦を戦うマシンということではないし、さらにシーズン中の早い時期に改良型車の投入もあり得るよ。
『TF106B』の投入は第7戦のモナコGPを予定している」と、語った。

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マックス・ビアッジ、ミッドランドと契約?

ここ数年、2輪モトGPライダーのF1転身といえばバレンティーノ・ロッシのフェラーリ入りばかりが報じられていたが、ここに来てマックス・ビアッジの名前が急浮上している。
Max Biaggi (C)Honda Racing
m_biaggi
ビアッジは1971年生まれの34歳。
ロッシと同じくイタリア人ライダーで、1994年年から4年連続の250ccクラスチャンピオン。その後も2輪最高峰GPで度々ランキング2位を獲得した実力派で現在はホンダ・チームに所属し今季のランキングは4位。

ビアッジは自身のサイトで「あと1週間でみなさんに究極のニュースをお知らせできるだろう。
もしも現在の2輪に、もう2つの車輪を加えるとしたらそれは実に面白い考えだとは思わないかい?」との意味深な表現。

噂では、新生『ミッドランドF1レーシング』と接触しているのでは、というのだが。

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『インテル』、トヨタ・チームとの契約更新

コンピュータチップの大手『インテル』が、トヨタ・チームとのテクノロジー・スポンサー契約の更新を明らかにした。
Intel (C)Panasonic Toyota Racing
intel_toyota2
インテルは2004年1月からトヨタ・チームのスポンサーとなっているが、今後さらにその高い技術力をもって同チームの高いレベルのシステム稼働とコスト削減を図るという。
またインテルのロゴは『TF106』のノーズコーンとリヤウィングとに表記される見込み。

ジョン・ハウェットTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)社長は「われわれはインテルとの間で相互に有益な協力を続けることに誇りを思う。
このようなグローバルに認識された、そして成功したブランドと共に仕事ができることは大いなる喜びだ。
今後、両者はF1というこの世界的なステージから最大の効果を生み出すことに努力していくことだろう」

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ヘレス合同テスト最終日ウェットテスト(1/14)

ヘレス合同テストの最終日となった14日(土)は、ミシュランタイヤによる人工的なウェットコンディションのテストが行われた。

参加したのはマクラーレン、ホンダ、そしてレッドブルの3チーム3台。
トップタイムはV10搭載マクラーレンのテストドライバー、デ・ラ・ロサだったが、ホンダは今回もルーベンス・バリチェッロが自ら参加するなど熱心な姿勢をみせた。
(前回はバトンが参加)

次回の合同テストは17日(火)から20日(金)に掛け、再びこのヘレス合同テスト最終日ウエットテスト舞台に行われる予定になっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'28.448 102 MP4-20s * ML
2 R.バリチェッロ BRA Honda 1'29.636 97 007B ML
3 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'29.841 84 RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * ウェットコンディション
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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トヨタ、フランスで2006年新型車『TF106』正式発表

パナソニック・トヨタ・レーシング 全チームに先駆けて新型”TF106”を発表
トヨタ・ウェイの真価をフランス・バランシエンヌの新鋭トヨタ・フランス工場で披露
Toyota TF106
(C)Panasonic Toyota Racing

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パナソニック・トヨタ・レーシングは、2006年シーズンへといち早くスタートを切った。

1月14日(土)フランスのバランシエンヌにあるToyotaMotorManufacturingFrance S.A.S(TMMF)で、世界中のメディアに向けて、新型“トヨタTF106”の報道発表会が行われた。

TMMFは、トヨタの欧州での最多販車である「ヤリス」(日本名ヴィッツ)が生産されている最新鋭工場であり、トヨタのF1活動と自動車生産との密接な関係を示すために、新型“TF106”の報道発表会場として選ばれた。

*トヨタ゜『TF106』画像(Nifty Member)

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2006/01/14

エクレストン氏、「ミハエル引退しても驚かない」

バーニー・エクレストン氏は、バーミンガムのオートスポーツショーで会見、ミハエル・シューマッハが今季で引退するだろうとの見通しを語った。
B.Ecclestone & M.Schumacher
b_ecclestone_schu
「今年レギュレーションが変わって、どうなるかはわからない。
あるいはフェラーリが戦闘力を取り戻すかも……。
いずれにせよ、きっと面白いシーズンになるとは思うがね。
しかしもしうまくいかないことが続いたら、さしものシューマッハだって今までのようにて世界を転戦するのに疲れを感じることだろう。
そして私はもし彼が今季限りで引退したとしても驚かないよ」

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ウィリアムズにフリーザッハーも名乗り

ウィリアムズ・チームのもう一人のテストドライバーとして前ミナルディのパトリック・フリーザッハー(25歳:オーストリア)の名前が浮上している。
Patrick Friesacher
p_friesacher4
前マクラーレンのアレクサンドル・ブルツが第3ドライバー&テストドライバーに決まったあと、同チームではナレイン・カーティケヤンが最有力とされてきたが、このインドの星にとって強力なライバルが出現した形だ。

昨シーズンこそ不振だったものの、この名門チームのテストドライバーのシートは現在250万ドル(約2億9千万円)から500万ドル(5億8千万円)にも高騰していると伝えられる。

フリーザッハーは昨シーズン11戦に出場。
ミシュラン勢が欠場したアメリカGPでは6位入賞を果たしている。

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フェラーリ、無印ウェアで登場?

フェラーリ・チームのジャン・トッド監督は、来週フィオラノでシェイクダウンが予定されている同チームの2006年新型車について、「無印のカラーリングになるだろう」との見解を示した。
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリといえば真紅の跳ね馬が定番だが、今回シェイクダウンするマシンはシンブルなただ赤一色になるようだ。
これについて、当然のごとく周囲ではスポンサー関係に問題があるのでは、との指摘がされているが、これに対してトッド監督は「過去に対して変化をもちすため」と、説明するだけだ。

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アロンソ、ミシュランに『喝!』

13日(金)に行われたヘレス合同テスト4日目、2006年仕様車でみごとにトップタイムをたたき出したルノー・チームのフェルナンド・アロンソだが、その表情は決して緩やかなものではなかった。
(C)Michelin Motorsport
michelin2
「僕が今日『R26』でマークしたタイム(1'18.508)よりも、シューマッハが11日に記録したタイム(1'17.962)のほうが、ずっと良かったんだ。
もちろんコンディションの違いはあっただろうけれど、同じ日にフィジケーラが出した『R26』のタイムは1分19秒台だったんだからね。
正直言ってフェラーリのペースには驚いている。
僕はこれは、ブリヂストンがとてもいい状態にあるからなんだと思っている。
以前、彼らがF1を支配したように、今シーズンも再び席巻してしまうことを怖れているんだよ。
ミシュランにはハッパを掛けて、頑張ってもらわないとね」

シューマッハのタイムは2004年のクルマに『V8-2.4リッター』エンジンを搭載したもの。
来週には、さらに2006年用の完全な新型車がシェイクダウンされる見込みだ。

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ルノー、来月にもF1について重大決定?

2005年シーズン、F1でみごとに念願のWタイトル獲得を果たしたルノー・チームだが、その将来については疑問視する向きが多い。
Carlos Ghosn (C)Nissan Motor Co.Ltd
c_ghosn2
そんな中、親会社であるルノーのカルロス・ゴーン社長が、F1におけるルノーの将来について、来月にも記者会見をするという見方が伝えられている。
しかしタイトル・スポンサーであるJT(日本タバコ)の2006年限りの撤退も噂される中、その内容については前向きの期待は困難なようだ。
巷では、このチャンピオン・チームのF1撤退が現実のものとしてまことしやかにささやかれている。

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BMW、空力部門さらに強化

『BMWザウバーF1』が自慢とする風洞設備だが、同チームはこれをさらに活かすため、新たな人的強化を行った。
Wind Tunnel Image (C)Sauber BMW F1
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今回このエアロダイナミックス部門のチーフに指名されたのはウィリアム・トゥエット氏で、オランダ・アムステルダム生まれの53歳。
フォードやトールマン、そしてB.A.Rなどでエアロダイナミックスのスペシャリストとして20年以上の経験を持つエキスパートだ。
トゥエット氏はこの新たなポジションについて「私はこの仕事をほんとうに楽しみにしているんだ。
ここではどんな開発段階においても徹底的に行うことができる経済的な余裕がある。
これは実はとても重要なことなんだ。
私は空力でこのBMWザウバーF1を助けるため、全力を尽くすつもりだよ」と語った。

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ヘレス合同テスト4日目はウェットに(1/13)

13日(金)ヘレス合同テストは第4日目を迎えた。
なおフェラーリ、トヨタ、トロ・ロッソらは前日でテストを終え、この日走行したのはルノー、マクラーレン、ウィリアムズ、ホンダ、BMW、そしてレッドブルの6チーム。

この日はあいにく天候が安定せず、ウェットコンディション絡みのものになった。
そんな中、トップタイムを記録したのはルノーの新型車『R26』をドライブした王者フェルナンド・アロンソで、今年も順調な滑り出しをみせつけた。
また2番手にはホンダのコンセプトカーを駆るアンソニー・デビッドソンがつけた。

通常のテストはこの日で終了となるが、14日(土)はミシュランタイヤによる人工的なウェットテストが予定されている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 F.アロンソ ESP Renault 1'18.508 66 R26 ML
2 A.デビッドソン GBR Honda 1'19.152 69 007B ML
3 G.フィジケーラ ITA Renault 1'19.764 50 R25 * ML
4 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'19.799 46 MP4-20s * ML
5 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'19.838 37 MP4-20s * ML
6 R.バリチェッロ BRA Honda 1'20.040 38 007B ML
7 N.ハイドフェルド GER Sauber BMW 1'20.499 62 C24B ML
8 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'20.507 62 FW27C BS
9 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'20.925 12 FW27C BS
10 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'21.631 27 RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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フェラーリ・チームの新型車発表は24日(火)に

フェラーリ・チームによる2006年新型車の発表は、最終的に24日(火)になることが明らかにされた。
Ferrari F2004 (C)Ferrari S.p.A
拡大します
同チームの新型車発表は当初来週が予定されていたものの、『BMWザウバーF1』と重なるという理由で約1週間延期。
これまでは23日(月)が有力だったが、最終的に24日(火)のムジェロ・サーキットで落ち着いた。
順当ならマシン名は『F2006』になるが、しばしばネーミングを変更するフェラーリのこと、正式なマシン名はまだ明らかにされていない。

なお来週フィオラノの自社コースでシェイクダウンが非公開で行われる予定だ。

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2006/01/13

アロンソ、新型車『R26』に好感触

12日(木)、ルノー・チームのヘレス合同テストは第3日目を迎えた。
この日はフィジケーラが『R25』をテストする一方で、アロンソが初めて2006年期待の新型車『R26』をドライブした。
Fernando Alonso/R26
(C)Renault F1 UK

f_alonso_r26「『R26』は今日初めてドライブしたんだけど、とてもいい感触だったよ。
僕は、これが『R25』と同じようなフィーリングだったらいいな、と思っていたんだ。
なぜなら、前任車はとてもドライバーにとっていいクルマだったからね。
シャシーも、それから『V8-2.4リッター』エンジンも初めてだったけれど、いずれもメカニカルトラブルもなく、とても安定していたね。
まだ初期段階だからこれから改善すべき部分はたくさんあるけれど、全体のパッケージはとてもいいと思えたよ。
まだ1月。これから熟成していけばとても高い戦闘力が持てるんじゃないかな」

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トヨタ ヘレステスト・ニュース(1/12)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト終了 今季初テストは性能と信頼性で確実な進化
今週末にフランスで行われる新型“TF106”発表会を挟み、来週再びヘレスでテストを続行

パナソニック・トヨタ・レーシングは、1月12日(木)今シーズン初のテストとなるF1ヘレス合同テストのプログラムを完了した。
最終日は“TF106”とブリヂストンタイヤに対する知識を深める、さらに内容の濃い一日となった。

ヤルノ・トゥルーリとリカルド・ゾンタは、この日のテスト終盤に見舞われた強い追い風の影響で2度のスピンを喫したが、順調に多くのセットアップを遂行した。

チームは、1月14日(土)にフランスで行われる2006年シーズンへ向けた報道発表会を行った後、来週再びヘレス・サーキットへ戻ってテストを続行する。

ヤルノ・トゥルーリは、今年初のテストを終え、パナソニック・トヨタ・レーシングが“TF106”を正しい方向で確実に進歩させていることを確信した。

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BMWはミシュランタイヤのテストに集中

今回、意表を突いた純白の『C24B』でヘレス合同テストに参加している『BMWザウバーF1』チームでは、12日(木)はもっぱらミシュランのタイヤテストに集中した。
Nick Heidfeld/Sauber C24B (C)BMW Sauber F1
bmw_white
ステアリングを担当したニック・ハイドフェルドによれば、異なった仕様のタイヤを試した結果、とても興味深い有益なデータが得られたということだ。
翌日のテストでは、ブレーキやセットアップ、そしてシステムチェッなどを進める予定という。

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マクラーレンは引き続きV10-3.0リッターでテスト

2006年仕様メルセデス『V8-2.4リッター』エンジンに問題ありとも伝えられるマクラーレン・チームは、引き続きデ・ラ・ロサとパフェットの2人のテストドライバーにより『V10-3.0リッター』エンジン搭載の『MP4-20s』でテスト。
Mercedes V10 Engine (C)Mercedes Motorsport
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2人はもっぱら新しいタイヤ・レギュレーションを想定したミシュランタイヤ開発のプログラムを進めた。
トータル66ラップを周回したデ・ラ・ロサは、ベストタイム1'16.733を記録。
これはこの日初登場のバリチェッロ(ホンダ)次ぐものだったが、セッションの最後にエンジントラブルに見舞われて、赤旗中断の原因を作っている。
チームによればこのエンジンはすでに1,500キロも走破したもので、想定内のことという。

一方88周した新人パフェットはベストタイム1'19.605を記録。
こちらは16台中11番手になるものだった。

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フェラーリはジェネがF2004&F2005の2台走らせる

フェラーリ・チームにとって第3日目となった12日(木)のヘレス合同テスト、主要メンバーがすべてイタリア・マドンナの定例イベントに移動したため、テストドライバーのマルク・ジェネが一人テストを行った。
Marc Gene (C)Ferrari S.p.A
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ジェネはV8-2.4リッター搭載のF2004とV10-3.0リッター搭載のF2005とを乗り比べ、エアロダイナミックスやタイヤ開発を行いながらそれぞれ47ラップと49ラップを周回、ベストタイムはF2005での1'18.548で、これはこの日参加した14台中の3番手に相当するものだった。

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バリチェッロ、ホンダ初ドライブ果たす

今季ホンダ・チームに移籍したルーベンス・バリチェッロが、12日(木)ついにその初ドライブをヘレス合同テストで行った。
Rubens Barrichello/B.A.R Honda 007
(C)Honda Racing

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チームは2006年向けの開発を進める前にまず現行車のレベルを確認してもらうため、2005年の『007』を用意。
バリチェッロはこれで午前のセッションで33ラップ、午後にも12ラップ、セットアップを進めながらこの日トータル45ラップを周回、しっかりとホンダ『V10-3.0リッター』エンジンのパフォーマンスを掴んでマークしたベストタイム1'16.712は、この日参加した14台中のトップタイムとなるものだった

その後予定を早めて『V8-2.4リッター』エンジンのコンセプトカーに乗り換えたものの、他車のトラブルによる度重なる赤旗中断で、こちらは思うように走ることはできず。

一方、テストドライバーのアンソニー・デビッドソンは、引き続きコンセプトカーでシステムチェックとミシュランのタイヤ開発を行い、こちらはトータル107ラップを周回、ベストタイム1'19.092で8番手に位置した。

明日も引き続き同じ顔ぶれで、2台のコンセプトカーによるテストを行う予定だ。

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リチャーズ氏、「英国のためバトンの勝利期待」

前B.A.Rチーム代表で、ジェンソン・バトンの上司でもあったデビッド・リチャーズ氏が、同選手の初勝利を期待する発言を行った。
D.Richards & J.Button (C)Honda Racing
拡大します
これはバーミンガムで行わていれるオートスポーツショーの会場で語ったもので、その中で同氏は「ホンダ・チームと再び契約を果たしたバトンにとって、今シーズンの結果は極めて重要なものになるね。
彼にはとにかくまず1勝を挙げて欲しいし、やがてはチャンピオンになってくれることを期待しているんだ。
いまイギリスのモータースポーツは、スターの欠如によって低迷を続けている。
その意味でも彼には活躍してもらう必要があるんだね。彼がその起爆剤になってくれることを願っているよ」と、エールを贈った。

1999年からF1参戦を果たしたB.A.R・チームにとって、最高の成績を残したのが2004年シーズンのリチャーズ&バトン時代だった。

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シューマッハ、「われわれはいま目覚めた」

フェラーリ・チームのミハエル・シューマッハは、巻き返しを図る今シーズンの戦いについて「われわれは目覚めた」と、チームの意識の変化を強調した。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
m_schumacher6
「われわれは長い間F1の頂点に君臨したけれども、昨シーズンの低迷で目覚めたんだ。
昨年は僕自身もいくつかのミスをしたけれど、でもそれを除いてもいい仕事をしたとは言えなかった。
多くの部分でわれわれは100%の仕事はして来なかったんだ。
でも今年は違う。みんながやる気になっていて、それはこのオフの仕事ぶりからも窺えることだ。
もう1年、去年のようなことを繰り返そうなんて、いまこのチームでは誰も思っていないよ」

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ミッドランドF1、オートショーで新カラーリング

2006/01
midland2『ミッドランドF1レーシング』ではまだ2006年新型車の正式発表を行っていないが、このほどバーミンガムで開かれたオートスポーツショーに展示されたマシンは、新しいカラーリングをまとっていて注目された。

昨年末のテストに参加した際には、マクラーレンのような暗い配色だったものが、今回のものは一転して赤と白の鮮やかな明るいものに。
これがそのままシーズンに向けて採用されるのかは不明だが、これまでのところ評判はすこぶるいいようだ。
2005/12
midland_nose

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マッサ、「僕はナンバー2じゃない」

今シーズンから念願のフェラーリ・チームに移籍、ミハエル・シューマッハのチームメイトとなるフェリッペ・マッサ(24歳:ブラジル)だが、「僕はナンバー2じゃない」と主張している。
Fellipe Massa (C)Ferrari S.p.A
拡大します
これはアルプスで行われた定例のフェラーリ記者会見の際に語ったもので、マッサは「僕の契約書にはどこにもナンバー2だなんて書いてないよ。
もちろんチームからはシューマッハと対等のフルサポートが得られるものと確信している。
だいたい、異なった2台のクルマを用意するよりも、まったく同じクルマを準備するほうがたやすいことだろうに」と、語っている。

ただし、これまでシューマッハのチームメイトだったバリチェッロにしろアーバインにしろ、もちろんフェラーリとの契約書にそうしたことが書いてあった試しはない。

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ヘレス合同テスト3日目 バリチェッロトップ(1/12)

ヘレス・サーキットで始められた合同テストは、12日(木)第3日目を迎えた。

この日からやっと待望のホンダ・ドライブを果たしたルーベンス・バリチェッロ(前フェラーリ)が、そのうっぷんを晴らすかのようにいきなりトップタイムをマークしてみせた。
ただしこの時のマシンは比較のために持ち出した2005年のV10-3.0リッター『007』のほうだ。
また2番手のデ・ラ・ロサ(マクラーレン)、3番手のジェネ(フェラーリ)らいずれも『V10-3.0リッター』で、『V8-2.4リッター』でのトップはこの日は鮫手新型車をドライブしたルノーのアロンソだった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 R.バリチェッロ BRA Honda 1'16.712 45 007 * ML
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'16.733 66 MP4-20s * ML
3 M.ジェネ ESP Ferrari 1'18.548 49 F2005 * BS
4 F.アロンソ ESP Renault 1'18.706 72 R26 ML
5 M.ウェバー AUS Williams Cosworth 1'18.832 41 FW27C BS
6 R.ゾンタ BRA Toyota 1'18.916 89 TF106 BS
7 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'19.038 50 FW27C BS
8 A.デビッドソン GBR Honda 1'19.092 107 007B ML
9 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'19.164 97 TF106 BS
10 G.フィジケーラ ITA Renault 1'19.462 78 R25 * ML
11 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'19.605 88 MP4-20s * ML
12 N.ハイドフェルド GER Sauber BMW 1'20.164 76 C24B ML
13 S.スピード USA Toro Rosso Cosworth 1'20.166 18 RB1 * ML
14 C.クリエン AUT RedBull Ferrari 1'21.469 41 RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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シューマッハ、他チームへの移籍否定せず

フェラーリ・チームのミハエル・シューマッハは、急速に話題になっている他チームへの移籍について、これもあり得ると否定しなかった。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
これは、毎年恒例のアルプスでのフェラーリ・イベントで会見した際に語ったもの。
記者からの質問にシューマッハは「ウェバー(ウィリ:マネージャー)が言った通りだよ。
現役を続けるのであれば、フェラーリに残留する確率は99%。
残りの1%については移籍だってあることは否定しないよ。僕はウソはつきたくないからね。
大事なことは、走るからにはチャンピオンシップが狙えるところにいなければならないということだよ」

ウェバー氏は、トヨタからのオファーを示唆して話題を呼んでいた。

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亜久里チームの正式承認、来週以降にずれ込む

12日(木)にもFIAから2006年エントリーの最終的な承認が降りる筈だった『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームだったが、結局来週以降にずれ込む状況となった。

FIAのスポークスマンはすでに「保証金の入金があり次第」としていた一方で、同チームではまたしても「書類の不備があったため」としている。

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2006/01/12

トヨタ ヘレス・テスト・ニュース(1/11)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テスト2日目 “TF106”が最速タイムをマーク
ヤルノ・トゥルーリが、ラルフ・シューマッハーに代わり、着実にセットアップ作業を継続

パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペイン・ヘレスで3日間の予定で参加しているF1合同テストの2日目を迎えた。
午前中は、ラルフ・シューマッハーが前日から引き続きセットアップとタイヤテストを
続行。
昼食を挟み、ヤルノ・トゥルーリへとテストは引き継がれた。
息子と初めてのクリスマスを過ごしたヤルノ・トゥルーリは、今年初のテストへと臨んだ。

多くのトップドライバーと、トヨタとの接触について噂が流れる中で、ヤルノ・トゥルーリは“TF106”のコクピットへと戻った。このような憶測に直面しても、チームはラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリの両ドライバーと共に、鍵となる部分の開発を続けることで、その関係をより固いものにしている。
そして、今はパナソニック・トヨタ・レーシングの誰もが、2006年シーズンへ向けたプログラムに集中している。

一方、サードドライバーのリカルド・ゾンタは、ブリヂストンタイヤのプログラムを続行。
最新型のタイヤ構造とコンパウンドを数種類試した。
彼は、昨日同様、午前中に電気系に問題を抱え、中断を余儀なくされたが、その後は有意義な一日を過ごした。

ラルフ・シューマッハーは、今回の合同テスト最後となるが、ブレーキング時に“TF106”の後部がやや神経質な挙動を示すことを発見した。
そして終盤、ターン1でコースオフを喫してしまったが、“TF106”の進化に満足してテストを終えた。

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BMW、純白の装いで現れる

11日(水)からヘレス合同テストに参加した『BMWザウバーF1』チームだが、なんと純白のカラーリングで登場してパドックの面々を驚かせた。
Nick Heidfeld/Sauber C24B
(C)BMW Sauber F1

bmw_white来週、バレンシア・サーキットで2006年新型車を発表予定の同チームは、今回まだ昨年型車の改良版『C24B』での走行だが、真っ白なマシンはまるでそれ自体が新型車のような輝きをみせた。

ステアリングを握ったニック・ハイドフェルドは、ミシュランのタイヤ・プログラムや各システムの確認と共に新しいトラクション・コントロール・システムの開発を行ったということだ。

ハイドフェルドはこの日トータル56ラップを周回、ベストタイム1'18.827を記録して16台中5番手に位置した。

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ルノーの新型車『R26』、順調にテスト継続

11日(水)、第2日目を迎えたルノー・チームによるヘレス・テストは、この日もフィジケーラが2006年新型車の『R26』を、またアロンソが2005年車の『R25』をドライブした。
Renault R26 (C)Renault F1 UK
拡大します
順調な滑り出しをみせた『R26』のテストは、この日もシャシーの熟成とエンジン・パッケージの確認、そして各システムのチェックを行いながら、途中、他車のトラブルによる赤旗中断でストップしただけでトータル約300キロのレース・ディスタンスを走破してみせた。

またアロンソのほうも引き続きミシュランのタイヤ開発プログラムを進め、トータル105周してベストタイム1'18.593で16台中4番手。
フィジケーラは66周してベストタイム1'19.125は16台中6番手だった。

明日はいよいよ史上最年少チャンピオン・アロンソが新型車『R26』を初ドライブする予定になっている。

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バリチェッロ、いよいよ本日ホンダF1初ドライブ

フェラーリからホンダ・チームへと移籍を果たしたルーベンス・バリチェッロが、いよいよ本日・12日(木)、その初ドライブを行う予定だ。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
拡大します
年末のテストではフェラーリからホンダ・ドライブの許可が降りなかったバリチェッロにとって、待望久しい初テストということになる。

チームでは、まず2005年型車との違いを感じ取ってもらうため、最初に2005年仕様『V10-3.0リッター』エンジン搭載の『007』(シャシー007-06)でのドライブを予定。
その後、暫定コンセプトカーの078-07に乗り換え、テストドライバーのアンソニー・デビッドソンと共に2006年向けの開発を行うことになっている。

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ホンダ・チームは2台のコンセプトカーでテスト

11日(水)からヘレス合同テストに合流したホンダ・チームは、いずれもテストドライバーのアンソニー・デビッドソンとジェームス・ロシターというコンビでテストをスタートさせた。
デビッドソンは今回のテスト直前に2006年のチーム残留を決めたばかりだ。
James Rossiter (C)Honda Racing
j_rossiter_car
マシンはいずれも『007』に『V8-2.4リッター』エンジンを搭載したコンセプトカーで、デビッドソンが078-08号車を、またロシターが078-07号車をドライブした。
いずれもシステムチェックを終えたあと、主にミシュランのタイヤ開発プログラムを行い、デビッドソンがこの日最多の113ラップしてベストタイム1'19.432で16台中9番手に、またロシターもこの日2番目に多い105ラップを周回して1'19.889を記録、こちらは11番手だった。

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マクラーレンは再び『V10-3.0リッター』

昨年12月のテストではすでにメルセデスの『V8-2.4リッター』エンジンをテストしていたマクラーレン・チームだったが、11日(水)から参加した今年最初のヘレス合同テストでは再び『V10-3.0リッター』エンジンが搭載されていた。
Gary Paffet (C)McLaren Group
g_paffett_mclaren3
同チームによれば、前回のテストに使用されたのは『MP4-20B』と呼ばれるシャシーだったが、今回のテストは『MP4-21』を想定したもので『MP4-20B』とはリヤセクションが異なっているため、V8の『FO108S』エンジンが搭載できないということで、今日使用したシャシーは『MP4-20s』と呼ばれる暫定型のもの。

そのため今回のテストではミシュランタイヤの開発に重点を置いたものということだったが、ペドロ・デ・ラ・ロサはソフトウェアのトラブルということでいきなりストップ。
ただし修復後は順調に周回を重ね、この日トータル86ラップしてベストタイムは1'16.504を記録、この日参加した16台中のトップとなった。

また2006年の第3ドライバー&テストドライバーに指名された前DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チャンピオンのゲイリー・パフェットのほうは、トータル81ラップを周回してベストタイムが1'20.317で、これは16台中13番手というものだった。

テストは明日も同じ顔ぶれで行われる予定。

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シューマッハは引き続きV8エンジン車をテスト

ヘレス合同テスト2日目となった11日(水)、フェラーリ・チームは引き続きミハエル・シューマッハがシェルとの共同開発と言われる『V8-2.4リッター』エンジンを搭載したF2004で新システムの開発。
またバドエルのほうは制限付きの『V10-3.0リッター』エンジンを搭載したF2005で、ブリヂストンのタイヤ開発と今日はいくつかのエアロダイナミックスのトライを行った。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
シューマッハはこの日トータル55ラップを周回してベストタイム1'17.962と『V8-2.4リッター』勢の中でただ一人1分17秒台に入れた。
総合トップはマクラーレンのデ・ラ・ロサに譲ったものの、もちろんV8勢の中ではトップタイムだ。
またV10のバドエルのほうはトータル95ラップを周回してベストタイム1'19.777、こちらは16台中10番手というものだった。

明日はもう一人のテストドライバー、マルク・ジェネがテストを行う予定だ。

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ベルギーGP問題、解決間近

開催に向け解決に近づいていると伝えられたベルギーGPについて、ワロン県政府のミシェル・ディアデン大臣もこれを認める発言を行っている。
Belgium GP (C)Honda Racing
拡大します
それによれば同大臣は、「エクレストン氏との契約はほとんど合意に達している。現在インフラ関係の調査資料を詳細に検討しているところだが、終了は間近だろう」とのこと。

この件については地元『Het Nieuwsblad』紙が「これまでの2015年までの契約を解消、サーキットをアップグレードすることなどを条件に新たに3年間の開催契約で合意」と、報じていた。

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イモラ・サーキット、巨額改修で近代化へ

サンマリノGP開催の舞台であるイモラ・サーキットでは、古くなったピットやパドックなどの施設を大幅改修してグランプリを迎えることになった。
Imola Circuit (C)Ex.Jordan Grand Prix
拡大します
正式名『アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ』と、名門フェラーリ一族の由緒ある名前をつけられたこのサーキットは狭くて古いと不評だが、今回の総額1,200万ドル(約13億7千万円)とも言われる巨額を掛けてピットやパドック総合施設を改修することにより、近代化を図るもの。

現在ドイツでの2つのグランプリ開催が問題となっているが、イタリアでもこのイモラとモンツァとで1国2GP開催。
ただしバーニー・エクレストン氏との契約は2004年に更新されていて、2009年まで有効となっている。

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ヘレス合同テスト2日目の模様(1/11)

ヘレス・サーキットで始められた合同テストは、11日(水)さらにマクラーレン、ウィリアムズ、ホンダ、BMW、そしてトロ・ロッソが加わり、9チームが顔をそろえる大掛かりなものとなった。

トップタイムを記録したのはただ一人16秒台に入れるパフォーマンスをみせたマクラーレンのデ・ラ・ロサだったが、これはまだ制限付きの『V10-3.0リッター』エンジン搭載車。
2番手には引き続き絶好調のシューマッハ(フェラーリ)が『V8-2.4リッター』エンジン搭載の『F2004』でつけた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'16.504 86 MP4-20s * ML
2 M.シューマッハ GER Ferrari 1'17.962 55 F2004M BS
3 R.ゾンタ BRA Toyota 1'18.541 71 TF106 BS
4 F.アロンソ ESP Renault 1'18.593 105 R25 * ML
5 N.ハイドフェルド GER Sauber BMW 1'18.827 56 C24B ML
6 G.フィジケーラ ITA Renault 1'19.125 66 R26 ML
7 R.シューマッハ GER Toyota 1'19.189 34 TF106 BS
8 N.ロズベルグ GER Williams Cosworth 1'19.394 50 FW27C BS
9 A.デビッドソン GBR Honda 1'19.432 113 007B ML
10 L.バドエル BRA Ferrari 1'19.777 95 F2005 * BS
11 J.ロシター GBR Honda 1'19.889 105 007B ML
12 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'19.975 18 TF106 BS
13 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'20.137 81 MP4-20s * ML
14 V.リウッツィ ITA Toro Rosso Cosworth 1'20.180 91 RB1 * ML
15 A.ブルツ AUT Williams Cosworth 1'20.749 31 FW27C BS
16 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'21.198 31 RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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亜久里チーム、今日にも正式発表か

全チームの同意も得られ、FIAからもあとは保証金の確認だけと言われている『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームの正式承認だが、外電の多くが今日12日(木)か13日(金)には得られるものとしている。
Super Agri F1
superagurif1_logoこれを受け、同チームでは今日午後か明日にも正式発表を行うものと期待されている。

今季のエントリーが実現すれば、2002年にアロウズ・チームが消滅して以来、4年ぶりに11チーム22台のマシンがF1グリッドに並ぶことになる。

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2006/01/11

トヨタ、2006年ヤング・ドライバーズ・プログラム発表

toyota_logo2006年のトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)ドライバーを発表
6年目を迎えたTDPから日本人3人の若手ドライバーが欧州へ挑戦

トヨタは1月11日(水)、2006年のトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)において、6人の前途有望な若手ドライバーと契約し、支援を行うことを発表した。

2001年からTDPドライバーとして活躍するフランク・ペレラ(21歳:フランス)は、昨年までのF3ユーロシリーズから、2006年は、より競争の激しいF1のサポートイベントとして2年目を迎えるGP2シリーズへとステップアップ。
頂点を目指すフランク・ペレラは、DAMSチーム(フランス)において、世界中でその才能を示すこととなる。

そして、日本人ドライバーは、昨シーズン、TDPドライバーとしてヨーロッパでレースを戦ってきた小林可夢偉(19歳)と平手晃平(19歳)の2人に、新たに中嶋一貴(21歳)が加わる。
日本人の3人は非常に競争の激しいF3ユーロシリーズに参戦することとなるが、昨シーズン、同シリーズに参戦し、デビューイヤーを選手権12位で終えた平手晃平は、新たに加わる中嶋一貴と共に、マノー・モータースポーツ(イギリス)に移籍。
昨シーズン、フォーミュラ・ルノー選手権を戦いイタリアチャンピオンとユーロカップチャンピオンを獲得した小林可夢偉は、F3へとステップアップし、昨シーズンのF3選手権を支配したASMフォーミュラ3(フランス)で戦うことになる。

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トヨタ ヘレステスト・ニュース(1/10)

toyota_newlogo_sF1ヘレス合同テストに参加 2006年シーズンへ向けて始動
ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタが開幕戦へ向けて精力的なデータ収集開始

パナソニック・トヨタ・レーシングはスペインのヘレス・サーキットで行われている、2006年最初のF1合同テストに参加している。
ラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタが、昨年に引き続き、2台の“TF106”のテストを開始した。

新たな2.4リッターV型8気筒エンジン規則の下で3月12日に行われる開幕戦バーレーンGPへ向け、チームは、1月と2月の間の、集中的なテスト期間を迎えることとなった。

ラルフ・シューマッハーはシャシーのセットアップに専念。
リカルド・ゾンタは、午後からスタートしたブリヂストンとの長期的なタイヤテストプログラムの前に、エンジンと電装系の作業を行った。
新たな2006年のエンジン規則以上に、耐久性よりも徹底的なパフォーマンス重視に戻ったタイヤ規則に対処すべく、パナソニック・トヨタ・レーシングは新しいタイヤパートナーであるブリヂストンとの関係を進めている。
これらの要素によって、パナソニック・トヨタ・レーシングの冬季テストスケジュールは非常に忙しいものとなるだろう。

ラルフ・シューマッハーは、ヘレスで、ハノーバー96(ドイツのサッカーチーム)のスターとの時間を過ごしたあと、パナソニック・トヨタ・レーシングでの2006年シーズンを有利に進めるためのテスト作業に入った。

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レッドブル『RB2』はトラブルでストップ

シルバーストーン・サーキットでの2日間に渡るテストのあと、初めてスペインのヘレス合同テストにその姿をみせたレッドブル・レーシングの『RB2』だが、初日の10日はトラブルによりストップする場面となった。
David Coulthard/RB2
(C)RedBull Racing

redbull_rb2_2このマシンを開発したテクニカル・ディレクターのマーク・スミス氏によれば、ストップした原因は電気系のトラブルによるものという。
しかし、シルバーストーンでのテスト時に遭遇した冷却系の問題について、まだ完全には解決に至っていないことを認めた。

テストを担当したデビッド・クルサードは、この日31ラップしたところでコクピットを離れている。
なおベストタイムは1'21.983で、これはこの日の7台中最後尾となるものだった。

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フィジケーラ、「R26にはとても可能性感じられる」

ヘレス合同テストでルノー・チームの2006年新型車『R26』のシェイクダウンを行ったジャンカルロ・フィジケーラは、次のようにその第一印象を語っている。
Giancarlo Fisichella/R26
(C)Renault F1 UK

g_fisichella_r26「このクルマに乗ってみて、まず感じられたのはとても快適だったということ。
これは、新しいクルマでまずあらゆる点検をしなくてはならない時に、とても大切なことなんだよ。
今日のテストはもちろんラップタイムではなく、なるべく距離を走って各部のチェックをすること。もとより、こんなに寒くてはタイヤがろくにグリップしてくれないしね。
初めての『V8-2.4リッター』エンジンの感触も、事前に予想した通りのものだったね。
最初からとても信頼性があったし、全体にとても大きな可能性が感じられた初テストだったよ」

『R26』は明日もフィジケーラの手に委ねられる予定になっている。

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ルノー、2006年新型車『R26』がデビュー

10日(火)始められたヘレス合同テストで、ついにルノー・チームの2006年新型車『R26』がサーキット・デビューを果たした。
Renault R26 (C)Renalt F1 UK
renault_r26
昨年末のテストでは『R25』による制限付きのV10エンジンでしか走行していなかったチャンピオン・チームにとって、『V8-2.4リッター』エンジン『RS26』自体が初お目見えということになる。

ジャンカルロ・フィジケーラの手により慎重にインストレーションラップからスタートした『R26』は、次第にラップを重ね、最終的にこの日トータル41ラップを周回した。

同チームのボブ・ベル/シャシー・テクニカル・ディレクターは「今日はわれわれにとってバーレーンへの道程における最初の一里塚だ。
ちょうど1年前にスタートしたこの『R26』の開発は、冬の間も休みなく続けられてようやく今日サーキット・デビューとなった。
新型車にありがちないくつかのマイナー・トラブルはあったものの、大きなトラブルに見舞われることもなく、順調に距離を重ねることができた。
われわれにとっては同時に『V8-2.4リッター』エンジンの初テストでもあるが、こちらも今日約200キロ、何の問題もなく回り続けたよ」と、語っている。

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フェラーリは『F2004』と『F2005』でテスト

10日(火)のヘレス合同テストに臨んだフェラーリ・チームは、エース・ミハエル・シューマッハとテストドライバーのルカ・バドエルという顔ぶれで参加。
Luca Badoer/Jerez Test (C)Ferrari S.p.A
拡大します
マシンはシューマッハがシェルとの共同開発と謳われる『V8-2.4リッター』エンジンを搭載したF2004で新システムの開発。
またバドエルのほうは制限付きの『V10-3.0リッター』エンジンを搭載したF2005で、こちらは主にブリヂストンのタイヤ開発を中心にテストを行ったという。

シューマッハはこの日トータル83ラップを周回してベストタイム1'18.018をマーク。
これはこの日の参加7台中のトップタイム。
バドエルはトータル64ラップを周回してベストタイムが1'20.048で、こちらは7台中5番手というものだった。

テストは明日も同じラインナップで行われる予定になっている。

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エクレストン氏、今度は印税生活も

英『デイリー・テレグラフ』紙が報じたところによれば、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)及びFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)のバーニー・エクレストン代表は、その35年にも渡るF1生活について、回顧録の出版を計画しているということだ。
Bernie Ecclestone
b_ecclestone3契約を結んだのは『クラーケン・メディア』という会社で、過去サッカーのディエゴ・マラドーナ選手らとも同様の本を出版したことがある。
本はおよそ1,000ページにも及び、10,000部の印刷が予定されているというが、果たしてその売れ行きや如何に。

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2007年 トヨタがミハエル・シューマッハに食指?

2006年でフェラーリ・チームとの契約が満了するミハエル・シューマッハについては、もし現役続行となった場合でもフェラーリ残留というのが確定的だが、同選手のマネージャーであるウィリ・ウェバー氏が衝撃的な発言を独『ビルト』紙で行っている。
W.Weber & M.Schumacher
(C)Ferrari S.p.A

w_weber_michaerそれによれば、シューマッハがフェラーリでF1キャリアを終わらせるのは99%確実としながらも、残りの1%については驚くべき結論である可能性があり、それが他の『主要チーム』からのオファーであるというもの。

これまでレッドブルがシューマッハに関心を示していることは知られているが、ウェバー氏はシューマッハが現役を継続するならチャンピオンシップ獲得の可能性があるチームと限定していて、今回の発言はおそらくトヨタ・チームを指すものと周囲ではみられている。
これが実現すれば、夢の史上最強の兄弟ラインナップが完成する?

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ヘレス合同テスト開始 いきなりシューマッハ(1/10)

10日(火)いよいよ開始された2006年最初となるヘレス合同テストは、復活を期すフェラーリのミハエル・シューマッハが、いきなりトップタイムをマークしてその意気込みをみせた。(F2004にV8エンジン)

この日参加したのは他にルノー、トヨタ、そしてレッドブルの全部で4チーム。
ルノーはジャンカルロ・フィジケーラの手により待望の2006年用マシン『R26』をデビューさせた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap Note Tyre
1 M.シューマッハ GER Ferrari 1'18.018 83 F2004M BS
2 R.ゾンタ BRA Toyota 1'19.359 66 TF106 BS
3 R.シューマッハ GER Toyota 1'19.862 59 TF106 BS
4 F.アロンソ ESP Renault 1'19.920 62 R25 * ML
5 L.バドエル BRA Ferrari 1'20.048 64 F2005 * BS
6 G.フィジケーラ ITA Renault 1'20.554 41 R26 ML
7 D.クルサード GBR RedBull Ferrari 1'21.983 31 RB2 ML

   * 2005 TestTime : 1'15.727 F.Alonso/Renault R25 (2/10)
   * ベストタイム及び周回数・マシン名等はすべて非公式です
   * タイヤ (BS:ブリヂストン ML:ミシュラン)
   * マシン名の*印は制限付き『V10-3.0リッター』 その他は『V8-2.4リッター』

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ホンダ、デビッドソンの残留を正式発表

10日(火)、『ホンダ・レーシングF1』チームはアンソニー・デビッドソンが2006年も残留することを正式発表した。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
拡大します
デビッドソンはかねてレース・ドライバーを渇望していたことから『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームへの移籍の可能性もささやかれていたが、結局第3ドライバー&テストドライバーとして引き続き同チームに残ることを決断した。
2002年にテストドライバーとして参加して以来、これで6シーズン目ということになる。

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2006/01/10

エクレストン氏、「シューマッハの引退あり得ない」

フェラーリのミハエル・シューマッハが独誌で語ったとされる引退説だが、バーニー・エクレストン氏はこれを「あり得ない」と笑い飛ばしている。
B.Ecclestone & M.Schumacher
(C)Ferrari S.p.A

b_ecclestone_schu「そもそも彼が引退ということを考えているという話自体、あり得ない話。
私はそんな彼を見たことがないね。
彼は依然として最高のドライバーだし、チャンピオンシップ獲得に強い意欲を持っている。
そもそも、それ以前に今シーズンのフェラーリはまた勝つ始めるだろうから、そんな話をする必要もないだろうがね」

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ホンダ、『スナップオン』とスポンサー契約

『ホンダ・レーシングF1チーム』は、大手ツール・メーカーである『スナップオン』社と2006年シーズンから長期に渡るオフィシャル・ツール・コンサルタント契約を結んだことを明らかにした。
(C)Snap-on
snap_on_logo同社はプロ用のハンドツールとして名高いが、診断装置など専門的な分野での実績も高く、総合的な支援が見込まれる。

詳しい契約期間や金額等は不明。
これにより、同社のロゴが『RA106』やホンダ・チームのトランスポターの側面などに表記されることになる。
なお、ライバルのトヨタ・チームには日本の大手ツール・メーカー『KTC』がスポンサーになっている。

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ギリシャGP、再び可能性浮上

Greece Image
greece以前、話題になったギリシャGPだが、ここに来てバーニー・エクレストン氏がその候補地を視察したということで、一気に開催への期待が高まっている。

これは、英『ガーディアン』紙が報じたもので、それによれば候補地はアテネ五輪の際に野球場などとして利用されたアテネ郊外の古い空港の跡地エリニコ。
いったんは住宅用地として再開発することになってGP案は消滅していたが、その後総合スポーツ公園として造成する計画が持ち上がったことから、その周回路を閉鎖してロードレースとして開催するというものだ。

コストもあまり掛からないということでエクレストン氏も乗り気というが、年間のGP数の制約から新規開催のためにはドイツかイタリアでのグランプリが削減されることが必須とみられている。

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ニューイ氏、いきなり現場だ

今週からレッドブルでの仕事を始めるエイドリアン・ニューイ氏は、なんといきなりテスト現場であるスペインのヘレス・サーキットに赴くことが明らかとなった。
A.Newey & R.Dennis (C)McLaren Group
a_newey_dennis
同氏は、「この時期イングランドにいるより温暖なスペインのほうがよほど健康的。
それに、フェラーリ『V8-2.4リッター』エンジンの音を自分の耳で聞いてみたいしね」と、語っている。

しかし、その本音は新しいチームのやり方を理解し、「一刻も早く現場のスタッフと分かり合えるようになりたい」というのだから、この男のやる気は本物のようだ。

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N.パストレッリ、『MF1』加入ギブアップ宣言

来季、新生『ミッドランドF1レーシング』の第3ドライバーとして発表されていたニッキー・パストレッリ(22歳:オランダ)がとうとうギブアップ宣言だ。
Nicky Pastorelli (C)Jordan Grand Prix
n_pastorelli2それによればパストレッリは予定していたスポンサーが支援の計画を解消したため、持ち込み資金の当てがつかなくなったというもの。

その後も新たなスポンサー獲得のため東奔西走していたというパストレッリだが、「誰か十分なお金を持ったドライバーがそのポジションに就くだろう」と、あきらめ顔で『F1.Racing』に、語っている。

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レッドブル首脳、「ニューイに期待するのは『RB3』」

いよいよ今週からレッドブル・レーシングでの仕事をスタートさせるエイドリアン・ニューイ氏だが、同チームのクリスチャン・ホーナー/スポーティング・ディレクターは同氏について次のように語っている。
Redbull Ferrari RB2 (C)RedBull Racing
拡大します
「われわれの2006年マシンである『RB2』には、彼の影響はまったく与えられていない。
われわれが彼に期待している仕事は2007年のマシンである『RB3』の開発だからね。
とはいえ、まあ今年後半には多少彼がこのクルマ(RB2)に携わることがあるかも知れないし、またそれを期待している部分も正直あるんだけれどね」

『RB2』の開発には、ルノー・チームから獲得したマーク・スミス氏が当たったとされている。

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ドイツGP開催、地元政府は救済を拒否

資金難からニュルブルクリンクでのヨーロッパGPとの合併も噂されるホッケンハイムのドイツGPだが、支援を期待された地元バーデン・ビュルテンベルク州のギュンター・エッティンガー知事はこれを拒否する姿勢をみせている。
Hockenheim Ring (C)Honda Racing
拡大します
これは独『ビルト』紙の取材に応えたもので、その中で同知事は「この問題はただ『個人の投資家』によって救済されるべきもの。州政府が巨額資金を投じて援助することは考えていない」と、語った。

ミハエル・シューマッハの不振もあってか、このところドイツ国内でのF1人気は低迷しつつある。
ホッケンハイムは現在年におよそ200万ドル(約2億3千万円)もの赤字を恒常的に出しているということで、今年もドイツGPの数か月前には資金が枯渇する見込みという。

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フィジケーラ、モンタニー放出に不満

ルノー・チームが2005年限りでこれまで第3ドライバー&テストドライバーを務めていたフランク・モンタニー(27歳:フランス)を放出したことに、ジャンカルロ・フィジケーラが英誌で不満の意を示している。
Frank Montagny (C)Renault F1 UK
拡大します
「僕はモンタニーの能力を高く評価しているよ。
彼がレースドライバーとしてどれだけやれるかは知らない。
だけど、少なくともテストドライバーとしてどれだけ有能であるかは知っている。
彼は最高のテストドライバーだったことは、僕が保証するよ。
ルノーは彼を失って、間違いなくミスをしたんだ」

モンタニーの後任にはこれたまた子飼いのヘイキ・コバライネン(23歳:フィンランド)が昇格することが決まっている。
なおルノーはモンタニーの放出を発表しながらも、年末のテストでは再び彼にテストの依頼を行って周囲を驚かせた。

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『オレンジ・マクラーレン』、復活!!

マクラーレンの原点とも言える『オレンジ・マクラーレン』の復活が決まった。
Orange McLaren MP4-20
(C)McLaren Group

拡大します
ただし、これは現行『MP4-20』のテスト・マシンにおける暫定バージョンで、今週スペインのヘレス・サーキットで行われる合同テスト用のもの。

かつてF1やCAN-AMでレーシング・フィールドを席巻したオレンジ・カラーで再び旋風を巻き起こすのか。

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2006/01/09

ベルギーGP開催再び危機と、地元紙報じる

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、との新たな契約により、とりあえず開催の危機が回避された筈のベルギーGPだったが、ここに来て再び資金難が問題化されている。
Belgium GP (C)Honda Racing
拡大します
同国のスポーツ紙『デルニエーレ・ヒュイア』によれば、エクレストン氏との約束により9月17日のF1グランプリまでに終えなければならない「グランドスタンドの拡大」「新しいピッレーンの建設」そして「シケインの改修」について、これらの整備が現時点の見通しで間に合わないだろうというもの。

またこれらの改修には総額2,000万ユーロ(約27億円)もの経費が必要になると言われていて、依然として資金難がベルギーGPの開催を危うくしていることになる。

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ストゥダート氏、アロンソのマクラーレン移籍支持

史上最年少チャンピオンとなったフェルナンド・アロンソがF1デビューを果たした当時のミナルディ・チームの代表であるポール・ストゥダート氏が、今回明らかとなったマクラーレン・チームへの移籍を支持した。
F.Alonso & P.Stoddart (C)Minardi S.p.A
f_alonso_stoddart
これは英『BBC』ラジオで語ったもので、それによれば同氏は今後ルノーのF1撤退に伴いアロンソが移籍を考えた場合、元々小さな自動車メーカーであるフェラーリにはスポンサーが離れた場合のリスクがある一方、マクラーレンには大口スポンサーが付いていて、より安定した状況が見込まれるというもの。
したがって今回の移籍決定は、ルノーにとってもまたアロンソにとっても好都合なものだという。

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ニューイ氏、「スタードライバーよりいいマシン」

いよいよ今週から新天地レッドブル・レーシングでの仕事をスタートさせるエイドリアン・ニューイ氏は、優れたマシン開発の重要性を英『オートスポーツ』誌で強調した。
Adrian Newey (C)McLaren Group
a_newey5それによればこれからの数年間、チームの戦闘力を高めるには(高価な)スーパースターの獲得を目指すことよりも、確実にマシンのパフォーマンスを上げることが正しい方向であるというもの。

一気にトップチームへとステップアップを窺う同チームでは、ディートリッヒ・マテシス/オーナーがミハエル・シューマッハの獲得をすらも狙っているとの噂が高いが、技術部門の中枢に就いたニューイ氏はこれを諫めた形だ。

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ブルツ、ウィリアムズとの間に密約?

一時DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)転向かとみられながら、結局2006年はウィリアムズ・チームでの第3ドライバー&テストドライバーの道を選んだアレクサンドル・ブルツ(31歳:オーストリア)が、自身の選択について「今のF1での状況ではパーフェクト」と語った。
Alexander Wurz (C)McLaren Group
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これは地元オーストリアの通信社『APA』に語ったもので、その中でブルツは「マクラーレンからウィリアムズのテストドライバーに行くのは逆戻りだ、と言う人もいるけれど、僕はそうは思わない。
このチームに噂されるような財政問題もないし、将来に向けてはとても有望なことばかり。
逆に、これは僕にとって今のF1ではパーフェクトな状況だと考えているよ」と、語った。

ブルツがかねてレースシートを渇望しているのは周知のことだが、これについて周辺では、マクラーレン、またBMWのいずれにおいても2007年のレギュラーシートについて確約が得られなかったとされることから、あるいはフランク・ウィリアムズ氏との間で『密約』があるのではないかと指摘する向きもあるようだ。
ただし明らかでない。

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カーティケヤン、「去年の二の舞繰り返さない」

『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームのドライバー候補にも名前の上がったナレイン・カーティケヤン(28歳:インド)だが、同国の通信社『PTI』はその可能性を否定している。
Narain Karthikeyan
n_karthikeyan5それによればカーティケヤンは亜久里チームの2006年用新型車がサンマリノGPには用意できるという言葉を疑っており、また仮に用意できたとしても去年のジョーダン・チームのように改良がされないのであれば戦闘力は期待できず、去年の二の舞を繰り返すことはできないというもの。

詰まるところ、カーティケヤンが狙うのは噂通りウィリアムズ・チームの第2テストドライバーということになるが、逆に言えばこれはスポンサー向けの言い訳か。
ウィリアムズではまだもう一人のテストドライバーを採用するかどうか明らかにしていない。

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マレー・ウォーカー氏、F1現場に復帰へ

2001年を最後に英『BBC』放送でのF1コメンテーターを引退したマレー・ウォーカー氏が、再びF1のコメンタリーボックスに復帰することが明らかとなった。
Murray Walker
m_walker2同氏は先に行われた往年の名F1ドライバーらによる『GPマスターズ』で放送席に着いたものの、F1ではこれが引退後初ということになる。

いまでも根強い熱狂的なファンを持つ同氏だが、すでに82歳の高齢。
期待は高まっているが、残念ながら実現するのは数イベントに限定されるということだ。

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2006/01/08

ミッドランドはシルバーストーンで単独テストへ

今週、他の9チームがすべてヘレス・サーキットに集結して合同テストを行う中、唯一『ミッドランドF1レーシング』だけは本拠地のシルバーストーン・サーキットで単独テストを行う予定だ。
(C)Midland F1
midland_nose旧ジョーダン・チームのファクトリーをそのまま継承している同チームは、まさにシルバーストーンの目の前という格好のロケーションに恵まれているが、難点は天候がいつも不順で気温が低いことだ。

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今週のヘレス合同テストは大賑わいに

いよいよ今月10日から2006年最初のF1テストがスペインのヘレス・サーキットでスタートするが、これはこれまでにない大規模なものになるようだ。
Luca Badoer/Jerez Test (C)Ferrari S.p.A
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まず10日(火)にはルノー、フェラーリ、トヨタ、そしてレッドブルの4チームがテストを開始。
続く11日(水)からはさらにマクラーレン、ウィリアムズ、ホンダ、BMW、そしてトロ・ロッソの5チームが加わり、全10チーム中実に9チームが一堂に会するという、近年にない規模のものとなる。

テストは一応14日(金)までのスケジュールになっているが、ミシュラン・ユーザーのいくつかは最後に人工的なウェットコンディションでのテストも予定しているという。

また休む間もなく翌週には、17日(火)から再び同サーキットで再開。
ここではマクラーレン、トヨタ、ウィリアムズ、そしてホンダの4チームが参加予定だ。

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ルノー『R26』はまずフィジケーラの手で

今週行われるヘレス合同テストで、いよいよ2006年用『V8-2.4リッター』エンジン搭載の新型車『R26』をデビューさせる予定のルノー・チームだが、まずそのステアリングを握るのがジャンカルロ・フィジケーラであることが確実となった。
G.Fisichella (C)Renault F1 UK
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同チームのスポークスマンによれば、11日(水)と12日(木)はフィジケーラが『R26』でフェルナンド・アロンソが『R25』をドライブ。
また続く13日(金)と14日(土)はアロンソが『R26』を、そして今季第3ドライバー&テストドライバーに昇格したヘイキ・コバライネンが『R25』をドライブする予定という。

同チームの正式な新型車発表は1月31日(火)が予定されている。

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シューマッハ、決断の期限は2006年夏

独『デル・スピーゲル』誌で今季限りの引退の可能性を示唆したミハエル・シューマッハだが、フェラーリ・チーム関係者によればその決断のタイムリミットは今年の夏までであるという。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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なにしろF1史上例を見ない超大物だけに、万一引退ということになればその影響は計り知れず、後釜の擁立も容易なものではない。
チームとしては問答無用でシーズン前半での戦闘力発揮が要求されることになりそうだ。
そのためにも今週から始められるテスト、そして月末に予定される2006年新型車の発表に注目が集まる。

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A.デビッドソン、今季はまずホンダ残留へ

『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームで佐藤琢磨の有力なチームメイトとして名前が上がっているアンソニー・デビッドソン(26歳:イギリス)について、ホンダ・チームのニック・フライ代表が2006年も残留する可能性を示唆した。
Anthony Davidson (C)Honda Racing
拡大します
同代表は「ホンダにとって2006年は間違いなく最重要シーズンとなる。
バリチェッロ&バトンというレギュラードライバーに加え、われわれにはデビッドソンの開発能力が不可欠なのだ」と強調。

ただし両者の契約には「デビッドソンがレースに出場できる場合には離脱を認める」という条項があるとされる。
そして同代表は明確にしていないものの、デビッドソンの処遇について亜久里チームとの間で話し合いが持たれた節がみられる。

マネージング・ディレクターを務めるダニエーレ・オーデット氏は、参戦初期は同チームが戦闘力に欠けることを認めたうえで「デビッドソンには役不足。新しいシャシーの投入ができてからなら彼に走ってもらう価値が出ると思うが」と、語っている。

そこからシーズン中のドライバー交代が噂されるようになるのだが。

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シューマッハ、「今年勝てなければ引退!」

フェラーリ・チームのミハエル・シューマッハが、独『デル・スピーゲル』誌で「もし今年勝てなければ引退する」との衝撃発言を行ったことがわかった。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「マシンには競争力がなければ話にならないよ。
もし今年も僕がレースに勝てなくて、そしてタイトルにチャレンジするチャンスがなかったとしたら、僕は自身のキャリアを続ける意義を持たないと思うね。
この世界では、立ち止まる余裕なんかないんだ。
すべての成功のあと、慢心と不注意とが入り込むもの。
もしわれわれが進歩を望むのであれば、休む暇はない。働き続けなければ……」

このオフ、シューマッハは、年内のオフテストにも自ら参加するという積極性をみせた。
2006年シーズンはまさに背水の陣だ。

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A.ニューイ氏、いよいよ新天地で稼働へ

実に9年間という長きに渡って在籍したマクラーレン・チームを離れ、2006年シーズンからレッドブル・レーシングへと移籍が決まっていたエイドリアン・ニューイ氏(47歳:イギリス)が、いよいよ今週からその新天地での活動を開始する。
Adrian Newey (C)McLaren Group
a_newey4
かつてマーチでその才能を開花させたあと、ウィリアムズ、そしてマクラーレンで幾多のチャンピオン・マシンを生み出したニューイ氏は、とりわけエアロダイナミックスの奇才と評された名デザイナー。

レッドブルでは、これまたルノーでチャンピオン・カー『R25』の製作に携わったとされるテクニカル・ディレクターのマーク・スミス氏と共に、マシン開発にあたることになる。

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2006/01/07

ルノー、「F1タイトルの効果あった」と主張

オール・ルノーで臨んだF1で、みごと両タイトルの獲得を果たしたルノー・チームだが、それでも親会社の販売不振からコスト削減、さらにはF1からの撤退の噂が消えていない。
Image
car_truckこうした噂に対し、同社は全社的には販売台数が1.7%増大したことを明らかにしている。
ただし、ヨーロッパ域内に限ると4.1%減。
これを世界市場での21%増で補った形だ。

しかし、ことスペインに限ってはルノー車の販売はヨーロッパ内で最高の3.5%増となっていて、これには明らかにフェルナンド・アロンソ活躍のF1効果があったものと主張している。

とはいえ、同社の上層部は「重要なのはただ販売台数なのではなく、むしろ企業にとっての収益性にある」と、にべもない。
その企業収益に関しては、2月9日に中間決算が発表される予定という。

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バリチェッロ、「ホンダの勝利に寄与したい」

いよいよ来週のヘレス合同テストで、初めてホンダ・チームのマシンをドライブすることになるルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)は、そのはやる気持ちを抑えきれない様子だ。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
拡大します
「これまでの様子では、新しいマシン『RA106』のプログラムはとても順調のようにみえるね。
でも、それを見極めるためには、われわれはサーキットに行って実際に走ってみなければならない。
なぜ僕がずっとフェラーリを離れなかったのかといえば、それはフェラーリより良いものが他に見い出せなかったから。
しかしいまは違う。僕はホンダにより新たな可能性を見い出したんだ。
このチームはレースでの勝利を渇望している。そしてそこにこそ、僕が手助けできる部分があるのだと思うし、そうできることを希望しているよ。
いま僕は開幕のバーレーンまでに、できる限り多くの距離を走りたいと望んでいる」と、過去9回の勝利を経験するこのブラジル人はホンダのサイトで語っている。

バリチェッロのホンダ初ドライブは、11日(水)のヘレス合同テストになる予定だ。

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ニキ・ラウダ氏、ライコネンの心中を思いやる

元F1チャンピオン、ニキ・ラウダ氏が、マクラーレンの2007年アロンソ加入発表によるキミ・ライコネンの心中を思いやっている。
Kimi Raikkonen (C)McLaren Group
拡大します
「デニスの余りにも早いこの発表は、結果として誰も利益を得ていない。
これによって、関係するドライバーはみんな心理的な影響を受けているんだからね。
中でもライコネンは悲惨だよ。
一部で言われているように、彼がフェラーリに行くのかどうかはわからない。
しかし噂を受けてトヨタのボスが彼へのオファー否定発言をしたことだって、ライコネンにすればマイナスなもの以外の何物でもないじゃないか。
いま確かに彼は幸せではないだろうね」

瀕死の大事故から奇跡の復活を遂げた、ラウダ氏ならではのドライバー心理分析だ。

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どうなる2006年ルノーのチームワーク

マクラーレン・チームが1年以上も前倒しでフェルナンド・アロンソの移籍を発表したことで、2006年のルノー・チームのチームワークが危惧されている。
Renault Team Duo (C)Renault F1
拡大します
これについてフラビオ・ブリアトーレ代表は、「われわれはみんなプロなんだ。
もちろんアロンソだって自分が何をすべきかはちゃんと理解している筈。
だから心配なことは何もない」と、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で語っている。

一方の当事者であるジャンカルロ・フィジケーラは、「今回の発表は、スタッフの中ではアロンソへの対応に嫌でも心理的なものが表れるんじゃないかな。そしてそれは僕にとって不利なものではない」と、冷静に語る。

そして同様なことはマクラーレンでのモントーヤについても言えそうだ。
ライコネンが噂通りフェラーリに行くのかどうかは別として、少なくとも周囲では2007年同チームがアロンソ&ライコネンのラインナップになるとは誰も予想してはいないからだ。

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マティアス・ラウダはDTM参戦へ

元F1チャンピオンの子息ニコ・ロズベルグがウィリアムズ・チームからF1デビューを果たす一方で、同じくチャンピオンの子息であるマティアス・ラウダ(24歳:オーストリア)のほうは2006年DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦することが明らかとなった。
DTM Image (C)Mercedes Motorsport
拡大します(Nifty Member)
メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターによれば、昨年12月にラウダはすでに同チームのテストを経験。悪天候にもかかわらず、才能のあるところを示したという。
1月中に再度テストを行う予定になっているものの、契約は確実ということだ。

2005年シーズン、ラウダは『GP2シリーズ』に参戦。
上記ロズベルグが初代チャンピオン、アンジェロ・ピケ(ピケ2世)が8位になる一方で、ラウダは21位と苦戦した。

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亜久里チームのメインスポンサーに『タタ』?

『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』のメインスポンサーとして、インド大手財閥の『タタ・グループ』が候補に挙がっているとインド国内で報じられた。
TATA
tata_jordanこれは、インド『アウトルック・エキスプレス』が報じたもの。
タタと言えばこれまでナレイン・カーティケヤン及びこれによりジョーダン・チームを支援してきたことで知られ、今回のスポンサー話にも当然同選手のドライバー起用が含まれるとみられる。

ただし、タタは傘下に自動車メーカーのタタ・モーターズを擁していることから、これに亜久里チームの後ろ盾であるホンダが反発しているとも伝えられる。
同チームのスポンサーには、当初『ソフトバンク』が有力とみられていたが、同社が希望するF1メディアのネット活用について、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)側の制約と相容れなかったというのが有力だ。

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ルノー、来週のテストで新型車デビューへ

有力チームの中で、唯一2006年用『V8-2.4リッター』エンジンの実走テストを行っていなかった王者ルノー・チームだが、いよいよ来週のヘレス合同テストではシャシー共々新型車デビューを果たす見込みだ。

まずそのステアリングを握るのはジャンカルロ・フィジケーラになる予定で、集中テストにより指摘されていた開発の遅れを一気に取り戻す方針。
またシャシーは『R26』になるものとみられるが、1年置きにデザイン・グループが交代すると言われる同チームのこと、今年の出来映えが注目される。
2005 Renault R25/Monaco
(C)Renault F1 UK

拡大します
なお、ルノー・チームの正式な新型車発表会は1月31日に今年もモナコの地で行われる予定。
これは、タイトル・スポンサーであるタバコ(JT:日本タバコ)の公国が、EU(欧州連合)圏内では認められないための苦肉の策とみられる。

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2006/01/06

亜久里チーム1号車は『SA106』?

まだ明らかにされていない『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チーム第1号車のネーミングについて、すでに『SA106』であるとの憶測がされているようだ。
Super Aguri F1
superagurif1_logoこれはスーパーの『S』とアグリの『A』にF1の『1』と2006年の『06』を組み合わせたものと推察されるが、奇しくも本家『ホンダ・レーシングF1チーム』の今年のネーミングである『RA106』と極めて類似したものとなる。

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イギリスGPチケット、販売好調

サッカーW杯の影響が心配された2006年のイギリスGPだが、現在のところ前売りチケットの販売は順調に推移しているということだ。
British GP Grid (C)Ferrari S.p.A
拡大します
これは、シルバーストーン・サーキットのリチャード・フィリップス/マネージング・ディレクターが明らかにしたもので、昨年の同時期に比べて期待以上の売り上げをみせているとのこと。

2006年のイギリスGPは、先に行われたサッカーW杯抽選会で予選B組イングランド対パラグアイの試合とバッティング、観客の入りが心配されていたもの。

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トヨタ・チーム首脳、ライコネンへのオファー否定

TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)のジョン・ハウェット社長が、このところ噂になっているキミ・ライコネンへのオファーについて、そうした事実はないと英誌でこれを否定した。
John Howett (C)Panasonic Toyota Racing
j_howett
「われわれは現在のラルフ・シューマッハ&ヤルノ・トゥルーリというレース・ドライバーに完全に満足しており、この体制でチャンピオンシップ獲得に一丸となっているところ。
したがってライコネンに限らず、他のドライバーにオファーを出しているという事実はまったくない」と、強調。

同チームでは、すでにトゥルーリから不満の声があがるなど不協和音になりかねない雰囲気になっていて、同社長の発言はこれを沈める目的もあるようだ。

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ミッドランドF1に新スポンサー『ドレメル』

『ミッドランドF1レーシング』は、大手工作機械メーカーの『ドレメル』社とスポンサー契約を結んだことを明らかにした。
DREMEL logo
dremel_logo同チームのコリン・コルズ/マネージング・ディレクターは、「ドレメルはただ経済的な支援だけでなく、その高度な工作技術をもってマシン製作にも寄与することになっている。
この提携は両者にとって大きなメリットを発揮することだろう」と、語った。

契約は2006年からの2年間ということで、個人的にも支援を受ける同チームのクリスチャン・アルバースにとっては心強い朗報だ。

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亜久里チーム、日本での発表会は無理?

いよいよ来週にもFIAから正式承認が行われる見通しの『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』だが、どうやら日本国内での発表会には無理があるようだ。
a_suzuki_press
正式な発表会となれば、ドライバーはもちろん新しいカラーリングをまとったマシンの披露が不可欠だが、同チームのマシンは現在バーレーンのグリッドに並べるために鋭意製作中。
作業を中断して日本への往復空輸というのは時間的に難しいのでは、とみられているからだ。

とはいえ日本のスポンサーに対しては日本でやりたい……
F1チームの運営に困難と悩みはつきものだ。

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FIA、来週にも亜久里チームにGOサイン

英『ロイター』は、FIAが来週にも『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームに対して最終的なゴー・サインを出す見通しであると報じた。

それによれば、FIAのスポークスマンは「亜久里チームから全チームの承認が得られたという正式な知らせを受け取っている。後は入金(保証金)の確認だけで、F1委員会から正式な発表が行われることになるだろう」と、語ったという。
実現すれば、F1での新チーム参戦は2002年のトヨタ・チーム以来、4年ぶりということになる。

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2006/01/05

バリチェッロ、モナコから引っ越しはせず

これまでシーズン中はモナコに居を置いていたルーベンス・バリチェッロだが、今季ホンダ・チームに移籍後も引っ越しはしないことを明らかにした。
Monaco Image (C)Ferrari S.p.A
拡大します
「もちろんこれまでのようなマラネロ(イタリア)の時と違って、チームの本拠であるブラックリー(イギリス)へ行くのは遠くなるかもね。
だけど、テストはほとんどスペインで行われるんだし、それほど難しいことにはならないだろうと思っているよ」

B.A.Rを完全買収したホンダだが、引き続きチームの本拠地はノーザンプトン州ブラックリーに置くことが決まっている。
一方HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)もこれまで通りイギリス・バークシャー州ブラックネルが本拠。
ちなみに佐藤琢磨もモナコ居住民の一人だ。

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フェラーリの『デビアス』獲得、破談に?

diamondフェラーリ・チームにおいて、『ボーダフォン』に代わる大口スポンサーの獲得と期待された大手ダイヤモンド会社『デビアス』だが、どうやら破談になったようだ。

アメリカの経済雑誌『フォーブス』によれば、ダイヤモンドとF1にはどちらも魅力的な共通点があるが、しかし現在のところデビアス側にF1のスポンサーになる意志はないというもの。
果たしてこれは束の間の輝きに過ぎなかったのか……。

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G.パフェット、『二重のおめでた』だった

2005年シーズン、激戦のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を制してチャンピオンとなり、2006年は晴れてマクラーレン・メルセデス・チームの第3ドライバーに起用が決まったゲイリー・パフェット(24歳:イギリス)が、年末に結婚していたことがわかった。
G.Paffett & Lisa (C)McLaren Group
拡大します
マクラーレンの広報によれば、パフェットは去る12月17日(土)にロンドン南方のキャベンディッシュの教会でかねて婚約中のリサさんと挙式。
挙式後にぶどう園で行われたパーティには、DTM時代のチームメイトであるジャミー・グリーン選手やエンジニアのトーマス・ストリック氏らも出席、2人の未来を祝福したということだ。

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ブルツ、ウィリアムズでの仕事に期待大

5年に渡って在籍したマクラーレン・チームを離れ、2006年はウィリアムズ・チームでの第3ドライバー&テストドライバーに就くこととなったアレクサンドル・ブルツが、その新しい仕事に期待を弾ませている。

「フランク(ウィリアムズ氏)とは、1996年に僕がITC(国際ツーリングカー選手権)のミーティングで会ったのが初めてのこと。
それ以来、ずっと彼のために走りたいと思っていたけれど、今回やっとそれが叶ってとてもハッピーに思っている。
僕は金曜日の第3ドライバーやテストドライバーという仕事に精通しているし、ウェバーもロズベルグもクレバーでとても速いドライバーだから、彼らと一緒にきっとチームのためにいい仕事ができると信じているよ」

ブルツは今年負傷したモントーヤの代役としてサンマリノGPに出場、みごと3位入賞を果たすなど、自他共に認める実力の持ち主だ。
Alexander Wurz (C)McLaren Group
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マクラーレンの新型車『MP4-21』も1月中にデビュー

今月の後半から月末にかけて、多くのチームが2006年新型車を相次いで発表する予定になっているが、これまで不明だったマクラーレン・チームも今月中にその新型車『MP4-21』(仮称)をデビューさせる意向であることを明らかにした。
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mclaren_new3これは、開発に当たったマクラーレン・レーシングのジョナサン・ニール/マネージング・ディレクターが語ったもので、まだ日にちこそ最終確定していないものの、1月下旬というのが現在の見通しであるという。

昨年の早い時期から設計がスタートしたという『MP4-21』は、9月の『V8-2.4リッター』エンジン登場と共にさらにそのテンポを加速させ、ファクトリーでのクリスマス休暇はわずかに1日半だけ。急ピッチで開発が進められているという。

新年の同チームのテストは11日(水)からヘレス・サーキットで始められるが、これはすべての面で『MP4-21』に投入される技術が前提になるということだ。
昨年、前身のMP4-20が『レーシングカー・オブ・ザ・イヤー』に輝いただけに、新型車への期待はことさら大きいものだ。

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A.キャロルも亜久里チームの候補に

アイルランドの『インディペンデント』紙が、注目の『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』のドライバー候補に、アダム・キャロル(23歳:イギリス)も有力であると報じている。
Adam Carroll (C)Honda Racing
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キャロルはこれまでB.A.R・ホンダ・チームのテストドライバーを務めてきたが、もしアンソニー・デビッドソンが亜久里チームに移籍した場合、ホンダ・チームの筆頭テストドライバーにステップアップする可能性がある。
ホンダが金曜日のフリー走行セッションで第3カーを走らせることになった場合には、第3ドライバーとなるだろう。

一方、もしデビッドソンがホンダ・チームに残留した場合には、逆にキャロルが亜久里チームのドライバー候補になるというものだ。

これまでのところ、佐藤琢磨に並ぶもう一人のドライバーには、上記デビッドソン&キャロルの他、日本人の山本左近、井出有治、そして松浦孝亮らの名前が挙げられている。

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亜久里チーム、ドライバー交代制も考慮か

『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームのダニエーレ・オーデット/マネージング・ディレクターは、同チームのドライバーについて昨年レッドブル・レーシングが行ったようなセカンド・ドライバー交代制もあり得ることを英誌で示唆した。
Super Aguri F1
superagurif1_logoそれによれば、オーデット氏はこのところ海外で有力候補にされている山本左近(ジョーダンで第3ドライバーの経験を持つ)も検討していることを認めたうえで、最初に候補となったアンソニー・デビッドソンの起用が理想的であるとした。

ただ、同チームではシーズン当初の少なくとも3戦は4年落ちという旧アロウズ・シャシーを改造して使うことになっていて、「こんな戦闘力のないマシンに乗せるのはデビッドソンにとって得策でない」と語り、シーズン途中でドライバー交代も考えているとした。
そのデビッドソンは、依然として本家『ホンダ・レーシングF1チーム』開発ドライバーの最有力候補だ。

なお、昨シーズンは前戦の結果で公式予選の出走順が決められたため、ドライバー交代は著しく不利なものとなったが、今年は予選方式が変更されている。

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2006/01/04

『亜久里チーム』正式承認まであと数日か

全10チームの同位も得られ、あとはFIAからの正式承認を待つだけと言われる『スーパー・アグリ・フォーミュラワン』チームだが、いよいよ数日中に朗報が聞かれそうだ。
Aguri Suzuki (C)Twin Ring Motegi
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これは英『ガーディアン』紙が3日(火)に報じたもので、それによれば数日中にFIAのF1委員会が開かれる予定になっていて、そこで最終的に2006年シーズンのエントリーが承認される見通しであるとのこと。

鈴木亜久里氏から『11番目のチーム』のF1エントリー表明が明らかにされたのは昨年11月1日のこと。
以来、すでに丸2か月以上が経過。待つのは最終確認の報だけとなっている。

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ホンダ代表、バリチェッロのデビュー心待ち

2000年から丸6年に渡って在籍したフェラーリ・チームを離脱、今シーズンからホンダ陣営への移籍が決まっているルーベンス・バリチェッロ(33歳:ブラジル)について、初テストを心待ちにしているホンダ・チームのニック・フライ代表が次のようにその胸中を語った。
Nick Fry (C)B.A.R
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「できればバリチェッロにはクリスマス前のテストに参加して欲しかったんだけどね。
しかし残念ながら、それは可能なことではなかったということ。
来週、ヘレスで始まるテストで彼はウチでのデビューを果たすことになるだろう。
彼にはこれまで9回もの優勝経験があり、そしてチャンピオン・チームに在籍して仕事をしてきたんだ。
その豊富な経験は、必ずやわれわれのチームに大きな貢献をもたらすものと確信しているよ」

12月に行われた合同テストでは、フェラーリ側から年内一杯の契約を盾にホンダでの走行を許されなかった。
新年は11日からのヘレス・テストが予定されている。

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シューマッハ37歳の誕生日 「息子はまだまだ」

1月3日、7回ものタイトルに輝く稀代のチャンピオン、ミハエル・シューマッハが37歳の誕生日を迎えた。m_schumacher_giant1991年にジョーダン・チームから衝撃のF1デビューを果たしてからでさえすでに15年。
もちろんF1ドライバーの中で最年長となった。
しかしそのモチベーションは一向に衰えておらず、今年もチャンピオン獲得の最右翼と目されている。

近年、ロズベルグやピケ、ラウダなどF1チャンピオンのジュニアによる台頭が著しいが、これについてシューマッハは「ウチの息子はまだ6歳。
いまのところモーターレーシングには全然関心をみせていないよ。
グランプリ・レジェンドの子供というのは、それだけである意味重荷を背負わなければならないものだから、そのほうがいいと思うけどね。
でもまあ、彼が将来自分自身でやりたいというのなら応援はするつもりだけど」と、語っている。

シューマッハ自身、これまでもデイモン・ヒルやジャック・ビルニューブなど2世ドライバーと争った経験を持っている。

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ベルギーGP関係者、契約内容無知だった?

バーニー・エクレストン氏との交渉の結果、なんとか3年間の開催継続にこぎ着けたベルギーGPだが、地元では主催者側の無知がこの結果を引き起こしたものと一部で指摘されている。
Image
dollars2それによれば、当初契約を取り持ったワロン県の関係者(政治家?)が、英文で書かれた契約文章を理解できず、正確な内容を把握していなかったというもの。
ところがその中には、開催しなかった場合にも1,500万ユーロ(約21億円)もの高額な違約金を支払わなければならないという内容が盛り込まれていて、これを知った当局者は衝撃を受けたとだという。
ただしこの真偽は明らかでなく、政府を風刺する面白おかしい噂であるのかも知れない。

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渦中のベルギーGP、3年間救済決まる

深刻な資金難から開催が危ぶまれる事態に陥っていたスパフランコルシャンのベルギーGPが、3年間は引き続き開催されることでスパフランコルシャン当局者とベルギーのワロン県政府、そしてバーニー・エクレストン氏との間で合意した模様だ。

Spa Francorchamps (C)Renault F1
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地元『Het Nieuwsblad』紙によれば、これまでの2015年までの契約を解消、サーキットをアップグレードすることなどを条件に新たに3年間の開催契約で合意したという。その他の詳細については不明。

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2006/01/03

アロンソ、「トヨタ、大きなライバルになる」

史上最年少チャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソにとって、来季のライバルはマクラーレンとフェラーリというのがおおかたの見方だが、当人はトヨタにも警戒する必要があると英『オートスポーツ』で指摘している。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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「もちろん僕はこのタイトルを死守するつもりだけれど、来シーズンはレギュレーションが大きく変わるからライバルを予測するのは難しいね。
とりわけ『V8-2.4リッター』エンジンについてはみんなゼロからのスタートになるし、これを発展させることのできる最も知的なエンジニアが大きな役割を持つだろう。
とにかく一番良いクルマを手にすることが最も重要なこと。
マクラーレンとフェラーリは当然だけれど、僕はトヨタの2人、トゥルーリとラルフにも注意する必要があると思っているんだ」

いちドライバーの予想とはいえ、タイトル争いの候補にまだ1勝も記録していないトヨタを挙げたのは注目されることだ。

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カーティケヤン、ウィリアムズ入りの望み捨てず

マクラーレン・チームが第3ドライバーにアレクサンドル・ブルツの起用を発表したことで、熱望していた同ポジションを奪われた形のナレイン・カーティケヤン(28歳:インド)だが、本人はまだ同チーム入りの可能性を捨てていないとしている。
Narain Karthikeyan (C)Williams F1
n_karthikeyan_williamsこれは同選手の母国インド国内で報道されたもので、それによれば来季同チームはテスト体制を強化、2人のテストドライバーを用意するだろうというもの。
その場合、スポンサー資金持ち込みの準備があるというカーティケヤンが起用される可能性が高いという。
しかしこの希望的観測が実現するかどうか、結論はまだ先のことになりそうだ。

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ベルガー氏、「来季のタイトルはタイヤの出来次第」

来シーズン、再びレース中のタイヤ交換が復活することについて、前BMWモータースポーツ・ディレクターのゲルハルト・ベルガー氏が次のように地元オーストリア『ORF』テレビに語っている。
Gerhard Berger (C)BMW Motorsport
g_berger5「来シーズンのタイトル争いは、どちらのメーカーがいいタイヤを作るかによると思うね。
もしミシュランが再び優位を持っているとすれば、タイトルの筆頭候補はマクラーレンのライコネン。
一方もしもブリヂストンが復活するとしたら、その場合はフェラーリのシューマッハが最有力になる筈だよ」
また2007年のマクラーレン移籍を発表したアロンソについて、「このことがあったとしてもタイトル獲得を考えるならチームはアロンソと働くべき。もしもフィジケーラに肩を入れるようなことがあったなら、チームは分裂してしまうだろう」と、警告している。

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ウィリアムズ、ブルツ第3ドライバー起用を確認

ここにきて地元オーストラリアのテレビ『ORF』が報じていたように、ウィリアムズ・チームは前マクラーレンのテストドライバー、アレクサンドル・ブルツ(31歳:オーストリア)を2006年の第3ドライバー&テストドライバーに起用することが2日(月)確認された。
Alexander Wurz (C)McLaren Group
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同チームのフランク・ウィリアムズ代表は「ブルツに高い才能があることは間違いのないところ。来シーズン、ウィリアムズは金曜日のフリー走行セッションでの『FW28』の開発が重要なものになる。ブルツはきっとウェバーとロズベルグのサポートに大きな力を発揮することだろう」との期待を語った。

ブルツにはゲイリー・パフェットと入れ替わりにメルセデス・モータースポーツからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)への参戦も噂されていた。
またブルツはクリスマス前に男の子が誕生したばかりでうれしいニュース続きとなった。

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2006/01/02

F1カナダGPが世界3位の視聴数記録

英『ITV』が報じたところによれば、2005年のテレビ放送でF1が3番目に多くの視聴者数を記録したということだ。
Super Bowl Image
super_bowlそれによれば第1位はアメリカンフットボールのビッグイベント『スーパー・ボウル』(NFCとAFCの間で争われるNFLの優勝決定戦。アメリカンフットボールの最高の大会で、アメリカ最大のスポーツイベント)で9,300万人。
また第2位はサッカーのUEFA(欧州チャンピオンズリーグ)の決勝戦(リバプールvsACミラン)で7,300万人。
F1は6月に行われたカナダGPが5,100万人で第3位だったという。

しかしアナリストのケビン・アラビー氏の予想では、2006年はサッカーのW杯が他のどのスポーツよりも注目を集めるだろうとしている。

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フェラーリ、『デビアス』を獲得

2007年から、フェラーリ・チームに世界的なダイヤモンド会社『デビアス』がスポンサーとしてつくことが明らかとなった。
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diamond_ring『デビアス』は1881年、セシル・ローズがユダヤ系資本の後ろだてで設立した鉱山会社。
その後買収・拡張を続け、19世紀末には当時の世界中の生産地の9割以上を支配、また美しいダイヤモンド ジュエリーの発祥ともされる。

2006年で推定4000万ドル(約46億円)とも言われる主要スポンサーの一つ『ボーダフォン』をマクラーレンに奪われる形となったフェラーリ・チームにとって、これを十分カバーする大きな契約となるようだ。

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エクレストン氏、ドイツGPトラブルは歓迎?

王者シューマッハに加え、弟ラルフ、ハイドフェルド、さらには新鋭ロズベルグを抱えるドイツだが、このところ観客数の減少に悩み、ドイツGP(ホッケンハイム)とヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)を一つにまとめる案まで検討され始めた。

同様に、イタリアGP(モンツァ)とサンマリノGP(イモラ)の合併もささやかれているのだが、こうした動きはまさにバーニー・エクレストン氏の歓迎するところのようだ。
San Marino GP (C)Daimler Chrysler Media
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古き伝統を持つヨーロッパでのグランプリ開催は、近年タバコ広告の規制などで商業的には旨味を欠いたものになりつつある。
一方、アジアや中東、あるいはロシアなど新規のF1開催計画は目白押し。
そしてこれらの国々ではいずれもタバコ広告が可能のうえ、開催契約の内容も高額なものになるばかりという。
ドイツ、そしてイタリア一つずつグランプリを削減し、その分を新規開催に振り向けたいというのがエクレストン氏の真意と言われている。

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トゥルーリ、「最良の選択はトヨタ残留」

フェルナンド・アロンソの早過ぎる移籍発表により、他チームのドライバー・ラインナップにも様々な影響が表れているが、その一つトヨタ・チームのヤルノ・トゥルーリ(31歳:イタリア)は、残留を希望しているようだ。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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これはトゥルーリが伊『トゥットスポルト』紙で語ったもの。

「僕はいまトヨタのドライバーで、現在の状況にとても満足しているんだ。
チームのモチベーションは高いし、進化する余地はまだたくさんあるよ。それに必要なリソース(資源・資力)もここは持っているしね。
だから、僕はここで変化を求める理由は持っていないよ。
ただトヨタとの契約は2006年までだし、他チームからオファーヘを受けていることも事実さ。
近いうちに、トヨタに僕の考えを伝えないといけないだろうね」

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2006/01/01

ホンダ技術陣、「新風洞が効果出す!」

やっとトップチームらしく1/1スケールと言われる最新鋭のウィンド・トンネルを新設したホンダ・チームでは、同チームでこのウィンド・トンネルのオペレーション・ディレクターを務めるグラハム・ミラー氏がその効果を力説している。
Wind Tunnel (C)Renault F1
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「現代のグランプリ・マシンにおいて、エアロダイナミックスの開発は必要不可欠なものだ。
これは1960年にロータスがウィングを投入したときから、このスポーツにおいて最大のテーマになっていて、現代ではマシン開発予算の少なくとも15%は奪うものだね。
われわれの風洞は2004年の12月から建設が始められたもので、これが完全に稼働するのは2006年の7月になるだろう。
したがって2006年のマシンにはまだ間に合わないが、少なくとも今年の後半からはその成果が如実にマシンに表れるはずだよ」

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ブルツ、ウィリアムズ入りかと欧州で報道

来季のマクラーレン・チームの構想から外れたアレクサンドル・ブルツ(31歳:オーストリア)について、ウィリアムズ・チーム入りかとの報道が流れた。
Alexander Wurz (C)McLaren Group
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これはブルツの地元オーストリアのテレビ『ORF』が報じたもので、それによれば来季ウィリアムズ・チームの第3ドライバー&テストドライバーになるというもの。
ただしまだ正式確認はされていない。

ブルツのF1デビューは1997年ベネトンからで、3戦目に早くも3位表彰台をゲットするなど非凡なところを示したが、その後チームの戦闘力低下と共に不振。
マクラーレンに移ってからは2005年にただ一度モントーヤの代役としてサンマリノGPに出場、ここでも3位を得たものの、チームからの評価はレギュラーシートを得るものではなかった。

もしこれが事実であれば、かねて同ポジションを狙っていたナレイン・カーティケヤンの望みを砕くものとなる。

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エクレストン氏、「新予選方式は公平になる」

2006年シーズンから導入される新予選方式については、まだ一度も行われないうちから賛否両論が渦巻いているが、バーニー・エクレストン氏はこの効果に強い自信をみせている。
Bernie Ecclestone
b_ecclestone2「やってもいないうちから何を言っているんだかね。
昔の1時間の予選では、最後の10分間だけのバトルであとは全部退屈だって言っていたじゃないか。
去年のシングル・クォリファイでは、天候が急変したり、前戦のリザルトが影響するなどみんなが不公平だと文句言っていたじゃないか。
そうした問題点を今度のやり方ではすべて解決したんだよ。
今年はロズベルグやスピードなど、新しい若いドライバーも出て来るが、彼らにとって著しく不利ということもない。
必ずこの予選システムはうまくいく。まずはその成果を見てもらいたいね」

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モントーヤ、『南米ベストドライバー』に

昨シーズン、ランキング4位となったマクラーレン・チームのファン・モントーヤ(30歳:コロンビア)が、南米ベストドライバーに選出された。j_montoya_honour

これは全38名のモータースポーツ・ジャーナリストによって選ばれたもので、ブラジルのトニー・カナーンを退けて受賞したもの。
カナーンは2005年IRL(インディ・レーシング・リーグ)でランキング2位となっている。

なお、新人賞に当たる『ヤング・タレント・オブザ・イヤー』にはF3ドライバーのルーカス・ディ・グラッシ(21歳:ブラジル)が選ばれた。
ディ・グラッシはルノー・チームのテストドライバーへのステップアップが期待されている。

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