2019/06/26

ウィリアムズ、ピットストップでは全チーム最速!

Pitstop Scene (C)Williams F1
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今シーズン、新型車開発の遅れから、どのグランプリにおいてもグリッド最後尾が定位置になってしまったウィリアムズ・チームだが、ことピットストップ作業時間については全チームの中で最速であることがわかった。

今回のフランスGPの場合、最速の1.97秒の記録を叩き出したのはロバート・クビサ(ウィリアムズ)。
2秒を切ったのはクビサだけという快挙だった。
ちなみに2位がガスリー(レッドブル)で2.18秒、3位ハミルトン(メルセデス)で2.24秒、3位がベッテル(フェラーリ)の2.29秒、すべてが当然のようにトップ3チームによるものだった。

チームの戦績は不満が残るものだが、現場のクルーは頑張っていた。

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パディ・ロウ氏、ウィリアムズ・チームから離脱

Paddy Lowe (C)Mercedes Motorsports
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ウィリアムズ・チームは、同チームでテクニカル・エグゼクティブディレクターを務めたパディ・ロウ氏(55歳:イギリス)がチームから離脱したことを明らかにした。
これは2019年新型車『FW42』完成の遅れについて、責任を取らされる形になったもの。

今シーズン開幕から戦闘力不足が露呈し、3月には「プライベートな理由」から休職が続いていたがこれはこの業界で常とする『ガーデニング休暇』であるとみられていた。
同氏の今後についてはまだ明らかにされていない。

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グロージャン(ハース)、「ホームでリタイヤは無念」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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レッドブルのガスリーと共に、今回のフランスGPが『ホームグランプリ』の凱旋レースになったハースF1チームのロマン・グロージャンだったが、結果は全20台中、唯一のリタイヤと望まない残念なリザルトに終わった。

「もちろんもっと走りたかったよ。
誰にとっても一番大事なホームグランプリだもの、途中でクルマを止めなくてはならないというのはつらいことだ。
原因はまだわからないけれど、早めに止めたおかげで救われたコンポーネンツもあったから良かったんじゃないかな。
無理して走り続ければ被害は拡大しただろうからね」と、肩を落とすスイス生まれのフランス人。

チームメイト(マグヌッセン)が8戦すべで完走しているのに対し、グロージャンはトラブルが多く早くも半分の4戦でリタイヤ、昨シーズンの計5回に迫っている。

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2019/06/25

降格処分のリカルド(ルノー)、「後悔するより最大限攻める」

Daniel Ricciardo (C)Renault Sport F1
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あまリスクを犯すことなくオーバーテイクを演じるダニエル・リカルド(ルノー)の玄人受けする華麗なテクニックには定評があるが、今回はどうやらレーススチュワード(審査委員)の不興を買ったようだ。

フランスGPのスチュワードは、決勝レース最終盤に起きたリカルドによる一連のコース外走行と復帰について、5秒のタイム・ペナルティ2回という判断を裁定、これによりリカルドは7位から入賞圏外の11位にまで降格するという困難な結果を突きつけられた。

レース直後にリカルドは自身のSNS(ソーシャルメディア)に「本気で攻めないで後退するより、最大限攻めたほうがいい。
結果的にこうなったことに何の悔いもない」と、強気なコメントを書き込んだという。
しかしさすがに炎上することを怖れたか、すぐに書き込みは削除されたとのことだ。

その後、このペナルティを伝えたF1公式ツイッターに、リカルドは「炎上するかも知れないね。
でも今は黙っておこう。みんなが楽しんでくれていることを願っているよ」とリツイートしている。

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マクラーレン、新たに風洞設備建設へ

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのアンドレアス・ザイドル/マネージング・ディレクターが、同チームのファクトリーがあるウォーキングに新たな風洞設備を建設することを明らかにした。

同チームではMTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)と呼ばれる巨大ファクトリーの一環として自前の風洞設備を持っているが、性能の関係からか実際にはドイツ・ケルンにあるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の風洞設備をレンタルして使用しているとのこと。

新施設は建設に必要とされている株主の承認が得られたということで、今後2年間の予定で建設が計画されている。
もちろん風洞設備はF1だけでなく、同グループが開発する市販のスポーツカー開発にも活用される見通しという。

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復調マクラーレン、しかしアロンソの復帰は完全否定

Race Scene (C)Honda Racing
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フランスGPでも変わらず目立ったのが王者メルセデスAMG勢の強さだったが、今回、後続グループで驚かせたのは明らかにマクラーレン・チームのスピードだった。

同チームにパワーユニットを供給するルノー・スポールでは、このフランスGPがホームグランプリということで力を入れていることは衆知のことだった。
しかし実際にはカスタマー・チームであるマクラーレンが本家ルノー・チームをも凌ぐスピードをみせたのだ。
予選ではルノーの8-13番手に対し、マクラーレンは5-6番手。
決勝レースでもサインツ(マクラーレン)はルノー勢を上廻る6位フィニッシュを遂げてみせた。

こうなると関心を呼ぶのがフェルナンド・アロンソのF1復帰ということになるが、元ポルシェ・チーム代表で、現在マクラーレンでマネージング・ディレクターを務めるアンドレアス・ザイドル氏は、「サインツ&ノリスという現在のドライバーは素晴らしい仕事をしている。
われわれは彼らに100%満足している。
したがってアロンソを呼び戻す予定など全くないね」と、明言した。

トヨタWECチームから離れ、インディカー・シリーズ・フル参戦も消えたアロンソはいまのところフリーだ。

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2019/06/24

ホンダ系チーム、決勝レースコメント(6/23)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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今日もポール・リカール・サーキットは気温が上がり、暑い一日になりました。
フェルスタッペンはスタートですばらしい動きを見せ、3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に迫ります。
4番手を走行中の20周目にこの日唯一のピットストップを行いましたが、フェラーリをアンダーカットするには至りませんでした。

背後にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が迫る中、ペースを守りきったフェルスタッペンは、接近を許さずにフィニッシュ。
4位入賞で今季の獲得ポイントを100まで伸ばしました。

チームメートのピエール・ガスリーは、9番グリッドからソフトタイヤでスタート。
タイヤに厳しいコンディションの中で奮闘を見せると、17周目にピットインしてハードタイヤに交換。
そのままフィニッシュまで走行しました。
ハードタイヤで走行した第2スティント目のペースが上がらず、後でピットインしたマシンに先行を許すなど、11位でフィニッシュとなりました。
(レース後の裁定により公式結果は10位)

Toro Rossoも、難しい戦いを強いられます。
11番グリッドのアレクサンダー・アルボンは、スタートで16番手までポジションダウン。
タイヤを労わって走行せざるを得ず、順位の回復が難しいままレースが進行します。
それでも、25周目のピットストップまでに多くのオーバーテイクを披露しました。

ダニール・クビアトは、アルボンと反対の戦略で、ハードタイヤでスタートして残り21周までピットストップを引っ張ります。
最後列からのスタートにもかかわらず、残り5周でアルボンをパスし、クビアトが14位、アルボンが15位でレースを終えました。

次戦は2週連戦となるオーストリアGP。
今回アップデートを投入したPUから得られたデータを分析し、Red Bullのホームレースへと挑みます。

※ガスリーは、レース後の他車のペナルティー裁定により10位へ繰り上がりました

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(4位)

「レースは一人旅が続きましたが、退屈することはなく、ルクレール選手がいつも視界に入っていたので、彼のラップタイムに合わせながらモチベーションを上げて走行できました。
レースではたとえバトルをするマシンがいないときでも、プッシュし続けなければなりません。
僕はいつでも自分がどれだけの速さで走れるのか知りたいので、限界までプッシュして走行しています。
第2スティントでいい感触だったのですが、残り6~7周でリアのグリップが無くなり、リアタイヤに頼ることができなくなってしまいました。
レース前半でルクレール選手についていこうとしたことにより、タイヤを少し使いすぎたのかもしれません。
しかし僕たちにとって相性のいいコースではなかったにもかかわらず、フェラーリの1台より前の4位でレースを終えることができ、満足のいく結果となりました。
目指しているのはいつも勝つことに変わりありません。
ただ、今日のレースでそれを叶えるのは難しかったのですが、マシンパッケージからできる限りの力を引き出して戦いました。
このレースウイークで少し前進はできましたが、勝つためにはすべての面でまだやるべきことがあります」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(11位→10位)

「地元フランスでの一戦でもあり、長く困難な一日になりました。
とても残念に思っています。
予選からグリップをつかむのに苦戦しましたが、それは決勝でも同じでした。
現時点で明確な答えは見つかっていませんが、なぜペースが不足していたのか理解するためにすべてを解析していく予定です。
コックピットの中からできることはすべて試しましたが、マシンがスライドしてしまい、思ったようにプッシュすることができませんでした。
このようなマシンの感覚は初めてだったので、チームと共に早急に解決策を見つけ出し、次戦のオーストリアGPまでにまとめ上げなくてはなりません。
Hondaは懸命にプッシュしてくれて進化を感じたので、その点はポジティブに捉えています」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(14位)

「今日のレースはそんなに悪くなかったと思っています。
できる限りのことはしましたし、コース上でいくつかいいバトルも繰り広げることができました。
特にグロージャン選手とのバトルではアウト側から上手くオーバーテイクすることができたし、レース終盤のアレックス(アルボン)とのバトルはとても楽しかったです!
ペナルティーがなく、もう少し上位のグリッドからスタートしていたらどの位置で終われたかは分かりませんが、ポイント獲得圏内に食い込むのは少し難しかったかもしれません。
ここから、オーストリアGPへさらに強いチームとして戻ってこられるよう、チーム一丸となって取り組んでいきます」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(15位)

「残念なことに僕たちのこのレースウイークでの決勝は、1周目のターン2でコースアウトしたことにより、妥協せざるを得ない一戦となってしまいました。
アウト側がどれだけグリップするのか分かっていなかったため、ポジションをいくつか下げてしまうことになりました。
前方にいるマシンよりも速さはあったのですが、DRS圏内でマシンが連なり、隊列状態になっている集団を抜くのに苦戦してしまい、レース中のほとんどの時間を誰かの後ろで走っていました。
今日は少しペースが足りておらず、その原因の追究と改善をしていかなければなりません。
ダニー(クビアト)とのバトルはとても楽しかったのですが、ポイント圏外のポジション争いは、僕たちが本来望んでいた位置ではなかった筈です」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日はわれわれにとって苦しい戦いになりましたが、そんな中でもフェルスタッペン選手が力強い走りを見せ、予選で得た4位のポジションを守ってくれました。
残りの3台も完走は果たしたものの、ガスリー選手、アルボン選手、クビアト選手はポイント圏外と残念な結果に終わりました。
今回投入したスペック3のPUについては週末を通して問題なく機能していました。
しかし、今日の結果を受け一段と強力に開発を進める必要性を感じています。
来週末には次のオーストリアGPが控えています、今回のデータの見直しを行い、早急に準備を進めます」

提供:本田技研工業(株)

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リカルド(ルノー)にさらにペナルティ・ポイント3点

FIA
フランスGPのレーススチュワード(審査委員)は、26日(日)に行われた決勝レースでルノー・チームのダニエル・リカルドに対し5秒のタイム・ペナルティ2回を科したが、さらにそれぞれに2点と1点のペナルティ・ポイントも科したことを明らかにした。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、リカルドの場合今回3点が加わりこれでトータル5点となった。

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リカルド(ルノー)にコース外走行でペナルティ、 降格に

FIA
フランスGPのレーススチュワード(審査委員)は、23日(日)行われた決勝レース中、7位でフィニッシュしたルノー・チームのダニエル・リカルドに対し計10秒のタイムペナルティを科したことを明らかにした。

それによればリカルドはライコネン(アルファロメオ)とバトルを演じていた際、9コーナーでコース外を走行、不当なアドバンテージを得たとして5秒加算のペナルティ。
さらにコースに復帰する際にはノリス(マクラーレン)の走行を妨害、すでにコントロールを取り戻していたリカルドにはこれをかわすことが可能であったとしてこちらも5秒、合わせて計10秒のタイムペナルティとしたもの。

リカルドはこれにより11位まで降格、ライコネン(アルファロメオ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ノリス(マクラーレン)らがそれぞれ順位を一つずつ上げると共にガスリー(レッドブル)は10位となりポイント獲得を果たすこととなった。
ちなみにガスリーはリカルドがレッドブルを離脱したことにより後任に昇格したという皮肉な巡り合わせとなった。

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2019/06/23

フランスGPはハミルトン(メルセデス)のポールTOウィン

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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23日(日)15時10分(日本時間:22時10分)からキャスレーのポールリカール・サーキットを舞台に、2019年F1第8戦フランスGPの決勝レースが行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温26度、路面温度は54度と高温、路面はこの日もドライコンディションと報告されている。
なおピレリは今回、C1からC5まで5種類のコンパウンドのうちホワイトのハードにC2、イエローのミディアムにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間に位置する3種類のタイヤを持ち込んでいるが、ソフトタイヤは耐久性に難があるということで、レースでの各車の戦略が注目される。

スタートは大きな順位変動もなく、グリッドの順でオープニングラップを終える。
6番手スタートのベッテル(フェラーリ)がマクラーレン勢を抜き次第に順位を上げていく。
10周目、コース外を走行したとしてペレス(レーシング・ポイント)に5秒のタイムペナルティが通告される。
47周目、グロージャン(ハース)がピットガレージに戻ってそのままリタイヤに。
50周目、アルボン(トロ・ロッソ)がボラードを損傷させコースの障害になったためバーチャル・セーフティカーに。
52周目、5位のベッテル(フェラーリ)がタイヤ交換してファステストラップ・ポイントを狙いにいく。
ファイナルラップの53周目、トップのハミルトンが最速タイム記録。
直後にベッテルがこれをわずかに上回り、目論見通りポイント1を獲得した。

優勝はハミルトン(メルセデス)でスペインGPから4連勝、直近の7レースで6勝、自身通算79勝目。
2位にチームメイトのボタス(メルセデス)、3位ルクレール(フェラーリ)、4位フェルスタッペン(レッドブル)でここまで予選通りの順。
5位ベッテル(フェラーリ)、6位サインツ(マクラーレン)、7位リカルド(ルノー)、8位ライコネン(アルファロメオ)、9位ヒュルケンバーグ(ルノー)、そして10位にノリス(マクラーレン)。
ノリスは終盤ハイドロリック系のトラブルということで入賞圏内で踏み留まった走りは「マン・オブ・デイ」として評価された。

以下、11位ガスリー(レッドブル)、12位ペレス(レーシング・ポイント)、13位ストロール(レーシング・ポイント)、14位クビアト(トロ・ロッソ)、15位アルボン(トロ・ロッソ)、16位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、17位マグヌッセン(ハース)、18位クビサ(ウィリアムズ)、19位ラッセル(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはグロージャン(ハース)だけ。
バージョンアップを施して臨んだホンダ・パワー勢だったが、入賞はフェルスタッペン(レッドブル)だけといささか精彩を欠いた。

フランスGPのレース結果はこちら
フランスGPの画像はこちら

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フランスGPスターティンググリッド(修正版)

FIA

フランスGPのレーススチュワードは、決勝レースのスターティンググリッドが次のように変更されたことを明らかにした。
それによれば予選16番手だったダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、そして19番手だったジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)のいずれも規定数以上のエンジン・コンポーネンツを投入したとしてグリッド最後尾としたもの。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ボタス(メルセデス)
3. ルクレール(フェラーリ)
4. フェルスタッペン(レッドブル)
5. ノリス(マクラーレン)
6. サインツ(マクラーレン)
7. ベッテル(フェラーリ)
8. リカルド(ルノー)
9. ガスリー(レッドブル)
10. ジョビナッツィ(アルファロメオ)
11. アルボン(トロ・ロッソ)
12. ライコネン(アルファロメオ)
13. ヒュルケンバーグ(ルノー)
14. ペレス(レーシング・ポイント)
15. マグヌッセン(ハース)
16. グロージャン(ハース) *
17. ストロール(レーシング・ポイント) *
18. クビサ(ウィリアムズ) *
19. クビアト(トロ・ロッソ) *
20. ラッセル(ウィリアムズ) *

* 印は変更のあったドライバー

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「セットアップが進歩した」と、ルクレール(フェラーリ)

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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今季バーレーンGPに続き、再び予選でチームメイトのベッテルを上回ってみせたフェラーリ・チームのシャルル・ルクレールは、「セットアップが進歩した」と、自身の成長ぶりを自讃した。

今回の予選で7番手に終わり、「マシンからうまくバランスを引き出せていない」と首を傾げるベッテルを尻目に、3番グリッドを得たルクレールは、「ここ数戦、予選でQ1からQ3へとコンディションの変化にマシンのセットアップを合わせることを研究したんだ。
その成果が表れたと思う。
今日の出来には個人的には満足しているけれど、でもライバル(メルセデスAMG勢)とのギャップを考えるとこんなことではまだまだだね」と、意識はさらに高いことを示した。

「まだやるべきことは多いけれど、明日のレースで彼らにチャレンジできるのが楽しみだ」と、ルクレールは意欲をみせている。

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ホンダ系チーム、公式予選コメント(6/22)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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Red Bull Toro Rosso Hondaのダニール・クビアトは、スペック3のPU投入によるペナルティーのために最後尾スタートが事前に決まっていたこともあり、Honda勢で唯一Q1敗退となりましたが、残り3選手はQ2への進出を決めています。

また、将来的なペナルティーを最小限に抑える目的で、クビアトについては本日新たに2つのPUコンポーネントを戦略的に投入しています。

続くQ2では、アレックス・アルボンがわずか0.04秒差でトップ10に入ることができず、11番手で予選を終了。Q3進出を逃す形になりました。
ただし、Q2で予選を終えているために決勝のスタートタイヤを自由に選択した上でレースを開始することとなります。

Q3へ進出したAston Martin Red Bull Racingの2台は、Q2で使用したタイヤをスタート時に履くことになりました。
明日はフェルスタッペンがミディアムタイヤ、ピエール・ガスリーがソフトタイヤで決勝レースをスタートすることとなります。

予選Q3では激しい僅差の争いを見せ、フェルスタッペンは後方との差わずか0.009秒差で4番グリッドを獲得。
ガスリーは9番グリッドとなりました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選4位)

「FPと比べてマシンを改善することができ、予選でいい結果を出すことができました。
Q3ではもっとフェラーリとの差を縮めることができたはずでしたが、最後の周は十分にアタックすることができませんでした。
最後のいくつかのコーナーで“なにか”が起こり、マシンの挙動が乱れたのを感じたので、なにが原因だったかを調べなければなりませんが、それが起こらなければもっとフェラーリに近づくことができたと思います。
現状、マクラーレンが僅差で迫ってきているようですが、0.3~4秒ほど僕たちのほうがリードしているようです。
今日のこの予選結果もこれまでと同じく、できる限りのグリッドポジションだったと思いますし、ミディアムタイヤで2列目からレースをスタートできることはいいことです。
表彰台に上がるには、昨年のように、少しの運を味方につけなければならなそうです。
このサーキットは僕たちにとって最適のコースとはいえないレイアウトですが、明日のキーはタイヤマネージメントだと思います。
メルセデスと戦えるかは疑問ですが、フェラーリといい争いができることを願っています。
最善を尽くし、どれだけいい結果につなげられるかが楽しみです」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(予選9位)

「今日の予選は難しいセッションでした。
FP3では6番手ともっと速さを見せていたのですが、いくつかセットアップを変更して臨んだ予選ではグリップを得るのに苦戦してしまいました。
もっとポテンシャルがあったはずなので、9番手という結果はとても悔しいです。
しかしこれが今の僕たちの現状であり、明日の決勝はできる限りの力を発揮して戦わなくてはなりません。
決勝はソフトタイヤでのスタートなので簡単にはいかない一戦となりそうですが、プラクティスでのロングランでのペースは悪くはなかったので、タイヤをできるだけ保たせるためにできることを含め作戦を練り、ポジションを上げていい争いができるよう準備しなければなりません。
明日は最大限までプッシュして戦います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(予選16位)

「今日の予選の運びには満足しています。
Q1でうまくまとめられた周回は、走っていてとても楽しかったです。
ペナルティーのためこのレースウイークは妥協しなければいけないことが分かっていたので、レースのセットアップを重視して走行し、日曜のレースを準備万端で迎えられるよう走行をしました。
これをいい機会と捉え、このレースに向けて行った数々の作業がいつか報われると信じています。
後方グリッドからスタートしいいレースができたことも過去にはあるので、明日も同じくいい結果で終えられるよう最後まで走ります!」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(予選11位)

「予選の序盤はうまくペースがつかめず、Q1を15番手で終えることとなりました。
マシンにはもっとポテンシャルがあることは分かっていましたし、風の影響を受けわずかな差でQ3への進出を逃してしまいましたが、Q2ではQ1よりもいい走りをすることができました。
今日のマシンの調子はとてもよく、トップ10入りも叶うほどの改善を見せてくれました。
もちろんQ3へ進出を決めたかったのですが、レースのスタートタイヤを自由に選択できるので、11番手からのスタートはいい結果だと思います。
金曜のFP1の結果から、ショートランよりロングランでのペースのほうが調子がよさそうなので、明日のレースでポイントを獲得するチャンスは十分にあると信じています」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「金曜から今日に向けてパッケージとしてのセットアップを進め、予選ではフェルスタッペン選手が4番手という、いいグリッドを獲得できました。
Red Bull Toro Rosso Hondaについては、アルボン選手が僅差でQ3進出を逃しましたが、明日のスタート時にタイヤを選択できる11番手は悪くないポジションだと思います。
今回から投入した3台のスペック3のPUは、問題なくスムーズに機能しています。
明日に向けてさらにデータの分析を進め、レースに臨みたいと思います」

提供:本田技研工業(株)

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ラッセル(ウィリアムズ)、機器交換でグリッド最後尾に

FIA

フランスGPのレーススチュワード(審査委員)は、ウィリアムズ・チームのジョージ・ラッセルがエンジン・コンポーネンツの交換により26日(日)の決勝レースでグリッド最後尾になることを明らかにした。

それによればラッセルのマシンは公式予選を前に3基目のES(エネルギー・ストア)、同じく3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)を交換したとのことだ。
なお今回のフランスGPではクビアト(トロ・ロッソ)も同じくグリッド最後尾のペナルティを受けている。

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FIA、フェラーリ・チームの再審査申請を棄却

FIA
FIA(国際自動車連盟)は、フェラーリ・チームから出されていたカナダGPにおける同チームのセバスチャン・ベッテルへのペナルティについての再審査申請について、これを棄却したことを明らかにした。

それによればFIAはカナダGP時のレーススチュワード(審査委員)をポールリカールに再招集、フェラーリ・チームからは再審査に必要な「新たな証拠」として出されていた当時のレース映像やテレメトリー画像など7つの証拠について検討したものの、いずれも既出のものであったり公的なものと認められなかったとしている。

これによりカナダGPのリザルトが変更されることはなくなった。

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2019/06/22

フランスGPポールはハミルトン(メルセデス)の手に

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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22日(土)15時(日本時間:22時)から2019年F1第8戦フランスGPの公式予選が行われた。
注目のQ3、最初のアタックでメルセデスAMG勢が1-2を占めたが、3番手ルクレール(フェラーリ)とは実に丸1秒以上の大差をつけて驚かせた。
ベッテル(フェラーリ)はミスをしたため1回目のアタックを中団してピットに戻った。
ポールリカール名物の強風が災いしたようだ。

ポールポジションはさらにタイム短縮を果たしたハミルトン(メルセデス)で、ベストタイム1'28.319。
モナコGP以来のポールで今季3回目、自身通算86回目の快挙ということになった。

2番手は最後のアタックで挽回ならなかった僚友のボタス(メルセデス)。
ハミルトンとは0.286秒の差だった。
3番手ルクレール(フェラーリ)でこちらは0.645秒差まで詰めてみせた。
4番手は辛くもマクラーレンやルノー勢の追撃をかわしたレッドブルのフェルスタッペン。
5番手ノリス(マクラーレン)、新人がみごとに期待に応えてみせた。
6番手サインツ(マクラーレン)、ベッテル(フェラーリ)は7番手に沈んだ。
8番手リカルド(ルノー)、9番手にガスリー(レッドブル)、10番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)というトップ10グリッドになった。
なおジョビナッツィの予選10位は公式記録で自身最高位になるものだ。

フランスGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、レッドブル勢はQ3進出決める

引き続きフランスGP予選は15分間のQ2が行われた。
15台中、ここでもQ1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
またここでベストタイムを記録したタイヤが決勝レースのスタートタイヤになるため、ソフトなのかミディアムなのかタイヤ戦略もカギになる。

フェルスタッペン(レッドブル)がはらんだためコース外走行でその周のタイムを抹消とされたが、幸い現在4番手のベストタイムは有効。
トップタイムはボタス(メルセデス)、これにハミルトン(メルセデス)が続く。
以下、ルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(マクラーレン)、リカルド(ルノー)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そしてガスリー(レッドブル)の10台がQ3進出を決めた。

ここでの敗退はアルボン(トロ・ロッソ)、ライコネン(アルファロメオ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ペレス(レーシング・ポイント)、そしてマグヌッセン(ハース)の5台となった。

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予選Q1、ホンダ・パワー勢思わぬ苦戦

22日(土)15時(日本時間:22時)からフランスGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は晴れ、気温26度、路面温度は56度まで上昇、路面は引き続きドライコンディションと報告されている。

まずは全車ソフトタイヤでアタック、最初のトップはボタス(メルセデス)となった。
これにルクレール(フェラーリ)が続いた。
結局ボタス(メルセデス)がそのままトップタイム。
2番手ハミルトン(メルセデス)、3番手ルクレール(フェラーリ)、4番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、5番手リカルド(ルノー)、6番手ペレス(レーシング・ポイント)、7番手ライコネン(アルファロメオ)、8番手ノリス(マクラーレン)、9番手サインツ(マクラーレン)、10番手ベッテル(フェラーリ)。

レッドブル勢はガスリノー11番手、フェルスタッペン14番手。
トロ・ロッソはアルボン15番手、クビアト16番手。
なおクビアトはエンジン等交換のペナルティによりグリッド最後尾が決まっている。
またライコネン(アルファロメオ)はコースオフした際の戻り方について審議対象とされた。

ここでの敗退はクビアト、グロージャン(ハース)、ストロール(レーシング・ポイント)、ラッセル(ウィリアムズ)、そしてクビサ(ウィリアムズ)の5台となった。

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フランスGPフリー3回目、再びボタス(メルセデス)最速

Paul Ricard Circuit (C)Pirelli Motorsport
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22日(土)12時(日本時間:19時)から、公式予選を前にF1第8戦フランスGPのフリー走行3回目セッションがポールリカール・サーキットを舞台に行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温は25度、路面温度48度、ドライコンディションと報告されている。

こここまで想定よりソフトタイヤの持ちが悪く、各チームともにミディアムタイヤをメインに戦略の見直しを迫られているようだ。
トップはここでもメルセデスAMGチームのボタスで、1'30.159のベストタイム。
これに0.041秒差で僚友ハミルトン(メルセデス)が続いた。
3番手ルクレール(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5-6番手レッドブルのフェルスタッペン&ガスリーと3チーム6人が並んだが、上位2チームとレッドブル勢との差はほぼ1秒と大きい。
7番手ノリス(マクラーレン)、8番手リカルド(ルノー)、9番手サインツ(マクラーレン)、10番手ライコネン(アルファロメオ)という順。
トロ・ロッソ勢はアルボンが13番手、クビアト17番手。
なおラッセル(ウィリアムズ)はギヤボックスにトラブルかほとんど走行できていない。
またストロール(レーシング・ポイント)も終盤ガレージに留まったままだった。
このあと注目の公式予選セッションが15時(日本時間:22時)から行われる。

フランスGPフリー走行3回目の結果はこちら
フランスGPの画像はこちら

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ホンダ系チーム、フリー走行コメント(6/21)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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Aston Martin Red Bull Racingの2台とRed Bull Toro Rosso Hondaのダニール・クビアトは、新しくアップデートされたPUを使用しての走行となりました。
新しいPUの仕様に問題はなく、このレースウイーク初日から力強さを見せました。
FP1ではAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが4番手、ピエール・ガスリーが6番手、そして旧スペックのPUを使用していたRed Bull Toro Rosso Hondaのアレクサンダー・アルボンが10番手と、Honda PUを搭載した4台中3台がトップ10に入るという好発進を見せました。

クビアトはFP1を14番手、そしてFP2は全体で一番の走行距離を走りきり15番手となりました。
アルボンはFP2で13番手となりましたが、11番手のアントニオ・ジョヴィナッツィとわずか0.05秒差と中団争いは接戦となりました。
8番手のガスリーと7番手のカルロス・サインツの差はさらに僅差の0.016秒差と大激戦。
フェルスタッペンは6番手に入りました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(4-6番手)

「まだやるべきことは残っていますが、フェラーリと互角に戦えるパフォーマンスはあると思います。
メルセデスは速すぎますが、明日に向けてなにが改善できるかデータを解析したいと思います。
タイヤがどのように作用するか予測するのが難しく、ソフトタイヤがミディアムタイヤより断然速いかといえばそうでもなさそうなので、きっと予選はおもしろくなるでしょう。
今朝はこのレースウイークに合わせていいセッティングも見つけられたので、一日を通してチームとして総合的に悪くない日となりました」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(6-8番手)

「今日は実りある一日にすることができました。
たくさんの新しいパーツを使用しテストしたので、これからチームと共になにが作用したか、なにがうまくいかなかったかを解析していく必要があります。
新しいHondaのPUについては、まだはっきりとフィードバックできるほど時間をかけて走行できていないのですが、さらにポテンシャルを引き出せるよう今夜努めていきたいと思います。
現状の感触はよく、信頼性も問題ないので、あとはパフォーマンス面でチームが求めていることを発揮できているかを調べる必要があります。
コースのコンディションとターマックがタイヤとグリップの問題を難しくさせているのではないでしょうか。
このレースウイークに予想していたコンディションとは少し違いましたが、これはどのチームにも言えることだと思います。
最初FP1ではグリップ力が低かったのですが、午後には少し改善が見られたので、さらに状態が上がっていくことに期待したいです。
ソフトタイヤにあまり期待ができなさそうなので、どの作戦がベストか、そして日曜日に向けてなにができるか見つけ出したいと思います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(14-15番手)

「有益な一日となり、総合的には悪くない初日だったのではないでしょうか。
タイヤに関して理解をするのは簡単ではありませんでしたが、多くのことを学ぶことができました。
FP2は特に問題なく走行することができ、マシンが今どのような状態であるかを知ることができました。
僕にとっては決勝に向けた準備にフォーカスして行いたかったのですが、今日はショートランでのマシンの挙動を調べるための走行をメインに行いました。
チームにとって必要なことはほぼカバーできたので、あとはどれだけ改善していけるかが重要だと思います」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(10-13番手)

「今日はすべてが順調にいったという日ではありませんでした。
路面温度がとても高くタイヤをどううまく使えるのかを探るのに苦戦しましたが、FP1からFP2にかけて大きく改善することができました。
今日得たデータをよく解析し、予選に向けてなにが改善できるか見つけたいと思います。
いつものように中団争いは僅差なので、0.1秒でもタイムを縮める策を見つけてQ3進出を目指します」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「本日のフランスGP初日には、Aston Martin Red Bull Racingの2台と、Red Bull Toro Rosso Hondaのクビアト選手のマシンにスペック3のPUを投入しました。
アルボン選手に投入しなかった理由としては、Toro Rossoの2台が同時にペナルティーを受けることを避けるためです。
今日は大きなトラブルもなく、スムーズな一日となり、新しく投入したスペック3のセッティングも順調に進めることができました。
今晩、さらに細かい部分のデータを分析し、明日の予選とレースに備えます」

提供:本田技研工業(株)

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