2019/11/19

入賞逸したグロージャン(ハース)、「セーフティカーを恨む

Romain Grosjean (C)Pirelli Motorsport
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ブラジルGPでは8番グリッドをゲット、今度こそ入賞が期待されたハースF1チームのロマン・グロージャンだったが、セーフティカー導入という思わぬ「伏兵」に邪魔をされ結局13位、今回もノーポイントに終わることとなった。

この結果についてグロージャンは、「今回も僕たちのレースはまったく運に恵まれなかった。
こんな非力なマシンで僕たちは揃ってトップ10圏内を走っていたんだけどね。
想定外だったのは突然セーフティカーが入ったこと。
これで当初立てていたレース戦略がすっかり狂ってしまったんだ。
レースは(間隔なしの)リスタートになってしまい、長いスティントですでにタイヤが傷んでいた僕たちに抵抗する術は持ち合わせていなかったよ。
それでも精一杯頑張ったけれど、今日は僕らの日ではなかったということ」と、振り返った。

グロージャンは7月の第11戦ドイツGPを最後に入賞から遠ざかっていて、予選が良かった今回はポイント獲得のチャンスと目されていた。

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レッドブル代表、「ハンナ(戦略担当)はチームの勝利の女神

Brazil GP Podium (C)Pirelli Motorsport
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各グランプリのウィナーは、当のドライバーと共にコンストラクターズ・トロフィー授与のために選ばれたチームスタッフを一人表彰台に上げることになっているが、通常はチーム代表か担当のチーフ・エンジニアらになるところが多いところ、今回レッドブル・レーシングが送り出したのはチームのストラテジスト(戦略担当者)であるハンナ・マクミラン嬢だった。

これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「今回の大きな勝因の一つは、われわれの柔軟な戦略の対応にあったのは確かなことだ。
セーフティカーも出動した中、どこで積極的にピットに入るのか、またどこでコース上にステイするのか、今回のレースでわれわれの下した決断にストラテジーが果たした役割は果てしないものだった。
間違いなく今シーズン開幕戦の勝利の貢献者の一人は彼女だよ」と、マクミラン嬢の貢献を讃えた。

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ハミルトン(メルセデス)は男らしく自らの非認める

Brazil GP Scene (C)Pirelli Motorsport
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ブラジルGP決勝レースで3位フィニッシュ、いったんは表彰台の一角に立ちシャンパン・ファイトまで行ったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だったが、その後タイム・ペナルティを科されて7位まで転落することとなった。
ただハミルトンは自身の非を認めるなどその男らしい態度には評価が高まっている。

ハミルトンはレース直後に「すごいレースで僕も楽しめたけれど、アルボンとの事故については申し訳ないと思っている。
あれについては後ろから飛び込んだ僕のほうに責任があった。
せっかくいい仕事をしていたのにチャンスを失った彼には謝罪したい」と、王者らしい余裕をみせた。

レーシングドライバーという仕事の性質上からか、こうしたケースで自らの非を認めるのは珍しいケースといえる。

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フェラーリ・デュオ、お咎めなしも新たな遺恨発生か

Ferrari Duo (C)Pirelli Motorsport
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17日(日)行われたブラジルGP決勝レースで、表彰台を窺っていた終盤になんと接触事故、共にリタイヤとなったフェラーリ・チームのベッテル&ルクレールだが、アクシデントについてはスチュワードから「お咎めなし」という結果になった。
しかし同士討ちという許されない出来事はチーム内で波紋を呼んでいるようだ。

これはレースも残り数周というところで共に表彰台圏内を狙ってバトルが続いていた時に起きたもの。
両者はいずれもタイヤやサスペンションを損傷、その後の走行断念を余儀なくされ、直後には共に無線で相手のドライビングを非難する始末だった。

これについて同チームのマッティア・ビノット代表は、「衝突事故で戦列から去ったことはもちろんチームとして残念なことだ。
ましてやその当事者がいずれもウチのドライバーであったなどというのは到底許されないこと。
いずれか、あるいは双方に責任があることは間違いないが、今はまだその判断を下す段階ではない」と、言葉を飲み込んだ。

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2019/11/18

フェルスタッペン、インルラゴスでの熱戦を制す (ピレリ)

マックス・フェルスタッペン (C)Pirelli Motorsport
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2019 ブラジルグランプリ 決勝

2019 年11 月17 日、インテルラゴス
ポールポジションからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、セーフティーカー導入も発生したドラマティックなレースを3 ストップ戦略で制しました。フェルスタッペンは、終盤に発生した1 回目のセーフティーカー導入周回中に最終ピットストップを行い、メルセデスのルイス・ハミルトンにリードを譲るかたちとなりましたが、リスタート後トップに立ち、今シーズン3 勝目を達成しました。トロ・ロッソのピエール・ガスリーが2 位に続きました。予測通り、前日までよりも大幅に温暖なコンディションの下で行われた決勝時の路面温度は、金曜日のフリー走行時よりも20℃以上高くなりました。

キーポイント
• フェルスタッペンは、3 ストッパーでポイントを獲得した2 名のドライバー中の1 人でした。
• トップ4 が3 種類の異なる戦略を使用するなど、上位から下位まで広範囲に渡る戦略が展開されました。フェルスタッペンとハミルトンが3 ストップ戦略を採った一方、チェッカーフラッグ時(スチュワードの裁定前)、4 位フィニッシュしたマクラーレンのカルロス・サインツは、最終グリッドからスタートし、1 ストップ戦略を使用しました。また、2 位を獲得したガスリーは2 ストッパーでした。
• 変化する状況下、アドバンテージを模索する動きの中、いくつかの劇的なインシデントが発生しました。この結果、終盤に2 回のセーフティーカー導入が行われ、レースの流れを一変させました。
• セーフティーカー導入前時点では、ソフト – ミディアム – ソフトと繋ぐ戦略が上位勢で主流となっていました。この戦略は、温暖なコンディション下、スピードと柔軟性を提供するものでした。
• 高い路面温度となったことから、デグラデーションはやや大きくなり、全3 種類のコンパウンドが使用されました。そのような中、ソフトによる長いオープニングスティントも見られました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1: 高い路面温度の下で性能を発揮しました。メルセデスとフェラーリでは、バルテリ・ボッタスとシャルル・ルクレールがそれぞれハードを使用しました。
• ミディアム C2: 大半のドライバーの第2 スティントで重要な役割を演じました。一方、サインツは、ミディアムで42 周のファイナルスティントを走行しました。
• ソフト C3: 終盤に発生した2 回のセーフティーカー導入時、数名のドライバーがフィニッシュまでのスプリント用にソフトを使用しました。ハミルトンは、残りわずか2 周のレースラップとなる最終セーフティーカー導入周回中にソフトへ交換しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「最後まで予測できない、Formula 1 史上稀に見るドラマティックなレースとなりました。終盤に発生した2 回のセーフティーカー導入が、戦略の様相を一変させました。それまでは、前日までよりも大幅に上昇した路面温度によって2 ストップが主流のレースと見られていました。また、このコンディションは、耐久性の高いハードコンパウンドの登場も促しました。しかし、カルロス・サインツは1 ストッパーが可能であることを実証しました。また、多くのドライバーが、予測不可能なレースで最大限を引き出す戦略を選択していました。2 位を獲得したトロ・ロッソとピエール・ガスリー、またワンツーを達成したホンダを讃えたいと思います」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(11/17)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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ブラジルGP決勝は、ポールポジションからスタートしたAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが今季3勝目を挙げ、Red Bull Toro Rosso Hondaのピエール・ガスリーが2位表彰台。
Hondaパワーユニット勢が1991年以来の1-2フィニッシュを果たしました。

レーススタートでは、フェルスタッペンが抜け出して首位をキープ。アレクサンダー・アルボンとガスリーもスタートポジションを守って5番手と6番手につけます。
16番手スタートのダニール・クビアトは、ミディアムタイヤでスタートし、追い上げを図りました。

21周目、フェルスタッペンは新品のソフトタイヤに交換し、2ストップ作戦を選択します。
しかし、このピットアウト時にウイリアムズのマシンが目の前に飛び出し、タイムロスを強いられてしまい、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の後ろでコースへ復帰。
しかし、すぐにハミルトンに追いついたフェルスタッペンは、直後のターン1でオーバーテイクを決め、先頭を奪い返します。

その次の周には、ガスリーがピットインしてミディアムタイヤに交換。
中団勢トップの位置を守ります。
さらにその後、24周目にアルボンがソフトタイヤからミディアムタイヤに交換し、戦略の幅を広げます。

クビアトは23周目にソフトタイヤへ交換し、ポジションアップを狙いましたが、後方集団は混戦となっており、なかなかパスできずにレースは進んでいきます。

首位を守りながら迎えた44周目に、フェルスタッペンはミディアムタイヤへ履き替えます。
この3周後にガスリー、50周目にアルボンが、それぞれソフトタイヤを選択します。
しかし、その直後にバルテリ・ボッタス(メルセデス)がストップし、コース上にはセーフティカーが出動。
Red Bullはフェルスタッペンをピットインさせてソフトタイヤを履かせ、終盤をフレッシュなタイヤで戦う判断をします。
一方、2番手にいたハミルトンはコース上に留まったため、一旦は先頭を譲る形となってしまいました。

このセーフティカー明け直後のリスタート、フェルスタッペンはターン1で再び見事なオーバーテイクを決め、すぐに首位を奪還。
さらにはアルボンもセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)をパスして、3番手に浮上します。

しかし、その後に、フェラーリ勢がチームメート同士で接触して2台ともにリタイア。
コース上には再びセーフティカーが入ります。
ここで、今度はハミルトンがピットインしてソフトタイヤに交換。
Hondaパワーユニット勢はステイアウトを選択し、コース上はフェルスタッペン、アルボン、ガスリーがトップ3に並びます。
さらには、クビアトも他車のリタイアによって10番手までポジションを上げていました。

レースは残り2周で再開されますが、アルボンはリスタートで3番手に浮上したハミルトンに接触されてスピンを喫し、14番手まで順位を落とします。
この2人の接触をすり抜け、ガスリーは2番手に浮上。
フェルスタッペンは首位を盤石にしてファイナルラップに突入します。

ガスリーは最終コーナーでハミルトンに並びかけられますが、全開区間で前に出ると、そのまま譲らずに2位でチェッカーフラッグ。
優勝したフェルスタッペンに続き、Hondaパワーユニットの1-2フィニッシュを果たしました。

クビアトは10位でポイントを獲得。
僅差のコンストラクターズ争いを繰り広げるチームに貴重なポイントをもたらしました。
接触によって後退したアルボンは、14位完走となりました。

Hondaにとってブラジルでの勝利は、輝かしい歴史を一緒に築いてきたアイルトン・セナが母国初優勝を飾った1991年以来。
Toro Rossoにとって、2位表彰台は2008年の優勝以来の好成績で、故本田宗一郎の誕生日に記念すべきレース結果となりました。


【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 1位)

「今日このような形で勝てたことは素晴らしい気分ですし、チームの努力のたまものだと思います。
今日はクレイジーなレース展開でいろいろなことがありましたが、僕は常にいいペースで走行でき、大事なところで何度もメルセデスをオーバーテイクすることができました。
簡単なレースではなかったですが、チームが適切な戦略を立ててくれました。
特に終盤のセーフティカー中のソフトタイヤへのスイッチは今日僕たちが勝つために大きなキーになりました。
僕はいつも完璧を目指して仕事をしていますし、チームもいつも完璧なピット戦略とともに戦おうと努力をしていますが、今日はそれが完全にかみ合ったと感じています。
昨年の(惜しくも勝利を逃した)レースを思うとよかったという部分もありますが、それ以上に完璧なレース展開と全員で勝ち取った勝利という意味で素晴らしい勝利でした。
HondaのPUについては、今日だけでなく週末を通して非常にいいパフォーマンスを見せていました。
また一歩前に進むことができたので、Hondaのみんなに感謝しています。
アルボン選手とチームにとっては最後に表彰台を逃すことになり非常に残念でしたが、一方でガスリー選手とToro Rosso、そしてHondaにおめでとうの言葉を贈ります」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(決勝14位)

「悔しいのはもちろんですが、怒っているわけではありません。
ただ、とても残念です。
表彰台獲得に値するレースができていたので、どうしてもチームのために成し遂げたかったのです。
セーフティカー解除後にリスタートしてから、フェラーリとのバトルではオーバーテイクもできて、レースを楽しむことができました。
ピットインをした後のルイス(ハミルトン選手)はグリップもよさそうだったので、ターン1でオーバーテイクされてしまうかもしれないと予想はしていましたが、最低でも3位は獲得できるだろうと思っていました。
ルイスとの距離にも余裕があったので、特に心配はしていませんでした。
コーナーで彼からのアタックを阻止するためにインを閉めたところ、ブラインドスポットに気づかずお互いが接触してしまうことになってしまいました。
もちろん彼の行動はわざとではなかったことも理解しています。
レースでは起こってしまうことであり、今日はついていない日だったのだと思います。
終わってしまったことなので、次のレースに向けてポジティブに取り組んでいくことが必要です。
マックス(フェルスタッペン)おめでとう!
彼の今日の走りは優勝するにふさわしい、素晴らしいパフォーマンスでした!」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(決勝10位)

「16番手からスタートした今日のレースは、簡単にはいかないと予想していました。
あまり語ることは多くありません。
難しいレースでしたが、セーフティカー後のリスタートで3台オーバーテイクすることができ、1ポイントを獲得することができたのはポジティブに捉えています。
Toro Rossoにとって今シーズン2度目の表彰台獲得です。
中団チームの中でそれを成し遂げたのは僕たちだけではないでしょうか。
日頃の努力が実ったこの成果はとても喜ばしいことです。
今日のレースで多くのポイントを獲得し、チームのランキングは6位を奪還することができました。
今日の結果はチームにとって大きな前進の表れになりました」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(決勝 2位)

「僕にとってF1で初めての表彰台をToro Rossoと共に獲得できて、本当にうれしいです!
毎戦さまざまな戦いをしてきましたが、いつも『その時がくればきっと叶うはず』と信じていましたが、今日実現できました。
本当に素晴らしく、色々な感情が入り混じった気分です!
チームのことはいつも『イタリアの家族』だと思っていましたし、彼らの情熱と、常に最大限までプッシュする姿勢が大好きです。
今日の結果は、僕が彼らの日頃の努力にお返しできる、最高の感謝のプレゼントです。
F1で走ることを夢見て、そしてその表彰台を目指してきました。
でも、いざそれが叶った今は抱えきれないほどの色々な感情でいっぱいになり、何と表現していいか分からないくらいです。
言えることは、今日が人生最高の日だということでしょう。
僕がレーシングドライバーを目指してから支えてくれたすべての人に感謝しています。
皆さんのおかげで今日の表彰台を獲得することができました、ありがとうございます!」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「アイルトン・セナ選手の母国初優勝となった1991年以来のブラジルGP優勝を果たすことができました。
チームの素晴らしい戦略と合わせて、フェルスタッペン選手の本当に果敢かつ冷静なレース展開の判断により勝ち取った勝利だと思います。
シーズン終盤での3度目の優勝はまた一つ、私たちに大きな力をくれると思っています。

また、初表彰台となったRed Bull Toro Ross Hondaのガスリー選手についてもすべてを出し切り、チームに今年2度目となる表彰台を獲得してくれました。
終始力強い走りで、最後はハミルトン選手を振り切っての2位はわれわれ、そして彼にとって大きな自信につながるものだと思います。
特に今シーズンは苦しんできただけに、本当におめでとうという思いです。

今回は両チームが非常にコンペティティブなマシンを仕上げてくれたことはもちろんですが、われわれのパワーユニットもドライバーに力を与えることができたと思っています。
今日は次の最終戦、そして来シーズンにつながる非常にいいレースになりました。
この結果を今日が誕生日の本田宗一郎さんに捧げます。
最後に、表彰台を獲得したマクラーレンにもおめでとうの言葉を送ります」

【本橋 正充(TORO ROSSO 担当 チーフエンジニア)】

「今日のレースは、最後まであれだけの接戦を制しての2位ということで、感無量です。
また、Scuderia Toro Rossoとのシーズン2度目の表彰台獲得ということもあり、特別な想いです。
今週は金曜からパワーユニットにトラブルが出ていたりもしましたが、チームやドライバーの協力のおかげでなんとかリカバリーできました。

ガスリー選手については昨年のToro Rossoとのプロジェクトスタートから2年間一緒にやってきて、昨年は4位といういい結果を出すことができました。
ただ、今年は彼自身、チームの移籍などもあり苦しい時間があったと思います。
Toro Rossoに戻ってきてからは徐々に調子を上げてきての今日の結果ですので、本当におめでとう、ありがとうという想いです。

いい結果を出すことはできましたが、Hondaとしてはまだまだ高いところを目指さなくてはいけないと思っていますので、ここからも進歩を続けていければと思っています」

提供:本田技研工業(株)

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接触事故のハミルトン(メルセデス)、ペナルティで降格

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、16日(日)行われた決勝レース終盤、2位を争っていたアルボン(レッドブル)と接触、コースアウトに追い込んだ責任により、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンに対しレース結果に5秒加算のタイム・ペナルティ、さらにペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。
これによりハミルトンは3位から7位まで後退、3位にはサインツ(マクラーレン)が繰り上がることととなった。

なおペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ハミルトンはこれにより計4ポイントということになった。

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ベッテル&ルクレールのアクシデントはお咎めなしに

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、16日(日)行われた決勝レース終盤、4コーナーで起きたセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのフェラーリ・ドライバーどうしの接触事故にについて、車載画像やビデオの確認、当事者からの聴取等をした結果、通常のレーシング・インシデント(出来事)としていずれにもペナルティを科さないことを明らかにした。

当時両ドライバーは5-6位を走行、さらに順位を上げようとしていた時だったがいずれもリタイヤ・ノーポイントに終わっている。

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違法オーバーテイクのヒュルケンバーグにペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、16日(日)行われた決勝レースで、セーフティカー解除時に違反行為があったとしてルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグに対しレース結果に5秒加算のタイム・ペナルティ、さらにペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

それによればレース再開時、ヒュルケンバーグは規定に反してまだコントロールラインを通過する前にマグヌッセン(ハース)をオーバーテイクしたというもの。
ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ヒュルケンバーグへのペナルティ・ポイントはこれが初めてということになる。

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ブラジルGPはホンダ・パワー勢の1-2フィニッシュ

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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17日(日)15時10分(日本時間:翌2時10分)から今季F1第20戦ブラジルGPの決勝レースがサンパウロのインテルラゴス・サーキットを舞台に行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は21度、路面温度48度まで上昇、路面はドライコンディションで決勝レース中に雨が降る心配はないとされているが風が強いのが気掛かりな材料ではある。

スタートでハミルトンがベッテルをかわして2番手にあがった以外は大きな順位変動はないが14番手スタートのルクレールが順位を着実に上げ、8周目には7番手に。
その8周目にリカルド(ルノー)とマグヌッセン(ハース)が接触・コースアウトしてイエローコーションになる。
フロントノーズを傷めたリカルドは止むなくピットイン、このアクシデントは審議対象に。
その後リカルドには5秒のタイム・ペナルティが通告された。

22周目、最初のピットストップでフェルスタッペンはピットレーンでクビサに抑えられ、いったん2番手に下がるがその後コース上でハミルトンを抜き返し実質トップに戻る。
ピットレーン上の件は審議対象になり、その後クビサには危険なピットリリースということで5秒のタイム・ペナルティが科せられた。
50周を過ぎ、ルクレールと4位争いを演じていたボタスのマシンが白煙を上げてコースサイドにストップ、エンジントラブルとみられる。
イエローコーションだったが、マシン移動のため54周目にセーフティカーが導入される。
フェルスタッペンは再びソフトタイヤに履き替え2位に落ちる。

60周目にレース再開。
フェルスタッペンがハミルトンを交わしてトップに、またアルボンも3番手にアップした。
なお再スタートの際、コントロールライン前にオーバーテイクしたとしてヒュルケンバーグ(ルノー)が審議対象に。
66周目、4位争いをしていたフェラーリ勢が接触してなんと共に自滅。
レースは再びセーフティカーに。
この際ハミルトンがピットインしかかって順位を落とし後退。
この時点でフェルスタッペン、アルボン、ガスリーとホンダ・パワー勢の1-2-3体制、残りは3周。
加えてストロール(レーシング・ポイント)もストップでセーフティカー先導がさらに続く。
残り2周でレース再開、ガスリーはハミルトンに抜かれて4番手に下がる。
ハミルトンがアルボンに接触して最後尾に追い込み、これまた審議対象に。

そして最終ラップ、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン(レッドブル)がそのままトシップでチェッカーフラッグを受け初のポールTOウィン、今年ドイツGP以来の3勝目で自身通算8度目の優勝を飾った。
2位にはトロ・ロッソのガスリーがハミルトンのオーバーテイクをなんとか押さえ込み2位でフィニッシュ、自己最高位で初の表彰台で、ホンダ・パワーの1-2フィニッシュということになった。
3位はハミルトン(メルセデス)、4位サインツ(マクラーレン)、5位ライコネン(アルファロメオ)、6位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、7位リカルド(ルノー)、8位ノリス(マクラーレン)、9位ペレス(レーシング・ポイント)、10位クビアト(トロ・ロッソ)までが入賞。
以下、11位マグヌッセン(ハース)、12位ヒュルケンバーグ(ルノー)、13位ラッセル(ウィリアムズ)、14位グロージャン(ハース)、15位アルボン(レッドブル)、16位クビサ(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはベッテル(フェラーリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、ルクレール(フェラーリ)、そしてボタス(メルセデス)の4台となった。
F1次戦は再来週、今季最終戦アブダビGPが12月1日(日)決勝で行われる。

ブラジルGP決勝レースの結果はこちら
ブラジルGPの画像はこちら

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2019/11/17

ブラジルGPスターティンググリッド(修正版)

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は、次のようにスターティンググリッドの修正を発表した。
それによれば4基目のICE(エンジン)交換を行ったフェラーリ・チームのシャルル・ルクレールが10グリッド降格のペナルティを受けたため、予選4位から14位に降格。
また予選でマシントラブルのためノータイムだったマクラーレン・チームのカルロス・サインツはグリッド最後尾からのスタートが認められている。

1. フェルスタッペン(レッドブル)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ハミルトン(メルセデス)
4. ボタス(メルセデス) *
5. アルボン(レッドブル) *
6. ガスリー(トロ・ロッソ) *
7. グロージャン(ハース) *
8. ライコネン(アルファロメオ) *
9. マグヌッセン(ハース) *
10. ノリス(マクラーレン) *
11. リカルド(ルノー) *
12. ジョビナッツィ(アルファロメオ) *
13. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
14. ルクレール(フェラーリ) *
15. ペレス(レーシング・ポイント)
16. クビアト(トロ・ロッソ)
17. ストロール(レーシング・ポイント)
18. ラッセル(ウィリアムズ)
19. クビサ(ウィリアムズ)
20. サインツ(マクラーレン) *

* 印は変更のあったドライバー

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ホンダ系チーム、公式予選コメント(11/16)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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ブラジルGPの予選はAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが見せたすばらしいパフォーマンスにより、今季2度目のポールポジションを獲得。
また、ブラジルでのポールポジションは、Hondaにとってはアイルトン・セナ選手が母国グランプリで獲得した1991年以来、28年ぶりのものになります。

Q1ではRed Bull Toro Ross Hondaのダニール・クビアト選手がわずか0.03秒届かず敗退となりましたが、そのほかのHondaパワーユニット勢3台は無事にQ2へと進むことができました。
クビアトは僅差の中団争いの中でマシンバランスに悩まされ、ミスが重なったことも響いて、Q2への進出を叶えることができませんでした。

Q2ではRed Bullの2台が余裕を持って突破。7番手から15番手までの差が0.3秒という中、Toro Rossoのピエール・ガスリーもすばらしいアタックを見せ8番手でQ3への進出を決めました。

Q3ではトップ集団の僅差の争いの中、フェルスタッペンがすばらしいパフォーマンスを披露。最終アタックラップでトップ集団の他のマシンと0.1秒の差をつけ、自身2度目となるポールポジションを獲得しました。

FP3から調子を取り戻したチームメートのアレクサンダー・アルボンはポールポジションから0.4秒差の6番手。同じくQ3でも速さを見せたガスリーは、アルボンに次ぐ7番手タイムでフィニッシュ。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)のパワーユニット交換のグリッド降格ペナルティーにより、明日の決勝ではアルボンが5番グリッド、ガスリーが6番グリッドからのスタートとなります。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 1位)

「今日のポールポジションにはとても満足しています。車体もエンジンも非常に力強いパフォーマンスを見せてくれました。
昨晩の作業でいくつかの改善に取り組み、さらにFP3のあとにもいくつか設定を変更して、予選ではマシンが非常にいい動きを見せるようになりました。

Q1の初めからマシンは飛んでいきそうなくらいの速さを見せており、Q3では温度が上昇して少し難しいコンディションだったにもかかわらず、いい感触で走れていました。
(テクニカルな)第二セクターでベストタイムを出し、2番手に0.1秒以上の差をつけてのポールは、チームとHondaのパフォーマンスが非常に力強いことを示しています。
いつもレースで僕たちのマシンは速いので、明日もそうなると思います。
ここでのドライビングは本当に楽しいですし、明日のレースもエキサイティングになる筈です。
レースを楽しめればと思っていますし、あとはレースを終わらせるだけです」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(予選 6位)

「全体としては悪くない予選でしたが、それでも最後の部分でもっときっちりまとめなければいけないと感じています。
確かにここで走るのは僕にとっては初めてでしたが言い訳はしたくないですし、そもそも言い訳をするのはあまり好きではありません。
ここは長いストレートと低速コーナーが混ざった難しいサーキットです。
でも、攻め甲斐のあるサーキットです。タイヤの温度変化にも敏感なサーキットなので、一つのコーナーでミスをするとそれがその後の4つか5つのコーナーにまで影響します。

僕の2回目のアタックでも2コーナーで少しアウト側に弾かれてしまっただけで、周回の残りのパートでタイヤに熱が入りすぎてしまいました。
こんなサーキットはほかにはあまりないですし、ここでドライブするのは楽しいのですが、ただ今日はもっと速く走りたかったという思いはあります。
マックス(フェルスタッペン)はすばらしい走りをしてくれました、チームにとってすばらしい結果で予選の締めくくることができました。
僕たちのレースペースはいいですし、ルクレール選手(フェラーリ)のペナルティーにより5番グリッドからのスタートになるので、明日の決勝はトップ争いに食い込んでいけると信じています」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(予選16位)

「今日は残念な結果になりました。
FP3での感触はよかったので、ポジティブな気持ちで予選に臨みましたが、予選ではマシンのバランスが崩れてしまったようでした。
Q1での2回目のアタック時にいくつかミスをしてしまい、1回目のタイムを上回ることができませんでした。
何が起こったかはよくわかっていないのですが、リズムをつかむことができず、きちんとセッションをまとめることができませんでした。
16番グリッドは理想的ではないですが、基本的にペースは悪くないですし明日はベストを尽くして戦いたいと思います」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(予選 7位)

「今日の予選結果にはとても満足しています。
チームが僕に速いマシンを与えてくれたことに非常に感謝しています。
今日の予選7番手のポジションは中団のポールポジションのようなものなので、僕たちが獲得できるベストなリザルトだったと思います。
非常に接戦になることはわかっていたので、4戦連続でのQ3進出はとてもうれしいです。
マシンの感触は週末を通していいですし、あとは明日のレースにフォーカスし、できる限りのポイントを獲得してレースウイークエンドを終えられればと思っています」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日はすばらしい予選結果になりました。
Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が終始速さを見せ、今季2度目のポールポジションを獲得してくれました。
チームメートのアルボン選手も初めての走行となったこの難しいサーキットで、十分にコンペティティブなタイムを出してくれたと思います。

また、Red Bull Toro Rosso Hondaのガスリー選手は4戦連続のQ3進出を果たし、アルボン選手に次ぐ7番手につけました。
クビアト選手は小さなミスのために非常に僅差でのQ1落ちとなりましたが、ロングランペースは悪くないので、明日のレースでは巻き返しを見せてくれると思います。
明日は71周と長いレースになります。
今日の予選で得たポジションを確実にレース結果に結びつけられるよう、万全の準備をして臨みたいと思います」

提供:本田技研工業(株)

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ペレス(レーシング・ポイント)、インシデントについて責任なしに

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、16日(土)行われたフリー走行セッション中に起きたペレス(レーシング・ポイント)とグロージャン(ハース)との接近事故について審議した結果、通常のインシデント(出来事)と認め、責任を問われていたペレスにペナルティを科さないことを明らかにした。

これはフリー走行3回目セッション中、10コーナーで起きたものでペレスはアタックラップ前の準備、グロージャン(ハース)はアタック後のスローダウンラップ中だった。
スチュワードはビデオやテレメトリー・データ等を調査した結果、故意による操作はなく危険な行為もなかったとして責任を問わないとしたもの。

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サインツ(マクラーレン)、決勝レース出走が認められる

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、16日(土)行われた公式予選で基準の107%タイムを記録できなかったマクラーレン・チームのカルロス・サインツについて、日曜日に行われる決勝レースへの出走を認めることを明らかにした。

これは予選Q1でサインツがマシントラブルのためノータイムとなっていたもの。
スチュワードはサインツがフリー走行で十分なタイムを記録していたことから出走を認めた。
ただしグリッドは最後尾となる。

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ブラジルGP予選はフェルスタッペンが2度目ポール獲得

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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16日(土)15時(日本時間:翌3時)からサンパウロにあるインテルラゴス・サーキットを舞台に2019年F1第20戦ブラジルGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

Q3最初のアタックではフェルスタッペンがミスしながらも1'07.623でトップに。
これにベッテル&ルクレールのフェラーリ勢が続き、メルセデスAMG勢はその後に留まる。
2度目のアタックでフェルスタッペンはさらにタイムを1'07.508まで短縮しトップのポジションをキープ。
結局これに届くドライバーはなく、フェルスタッペンが今年のハンガリーGP以来、自身2度目となるポールポジションを決めた。
ここインテルラゴスはポールTOウィンするケースが多いことから明日の決勝レースにも期待が掛かる。

2番手はベッテル(フェラーリ)で0.123秒の差。
3番手ハミルトン(メルセデス)、これで7月のドイツGP以来9戦ポールポジションから遠ざかっていることになる。
4番手ルクレール(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手アルボン(レッドブル)、7番手ガスリー(トロ・ロッソ)、8番手グロージャン(ハース)、9番手ライコネン(アルファロメオ)、10番手がマグヌッセン(ハース)となった。
ハースの2台が揃ってトップ10内に入ったのはペナルティを除けば5月のスペインGP以来ということになる。
なお既報のようにルクレールは今回エンジン交換により予選グリッド10番降格のペナルティを受けることが決まっている。
ブラジルGP決勝レースは17(日)15時10分(日本時間:翌2時10分)から全71周で行われる。

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予選Q2、フェルスタッペン(レッドブル)最速タイム

引き続きブラジルGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

いち早くコースインしたのはメルセデスAMG勢のハミルトン&ボタス。
ルクレール(フェラーリ)だけがミディアムタイヤで他はすべてソフトタイヤ。
なおルクレールはエンジン交換でグリッド10番降格ペナルティが決まっている。

最初のアタックではフェルスタッペン(レッドブル)が昨年のポールに迫る好タイムでトップに立つ。
フェルスタッペンはそのまま待機で1番手タイム。
ジョビナッツィ(アルファロメオ)がスヒンして一時イエローコーションに。
2番手ルクレール、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手アルボン(レッドブル)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手グロージャン(ハース)、8番手ガスリー(トロ・ロッソ)、9番手マグヌッセン(ハース)、10番手ライコネン(アルファロメオ)までがQ3進出。

ここで敗退となったのはノリス(マクラーレン)、リカルド(ルノー)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、そしてペレス(レーシング・ポイント)の5台となった。

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予選Q1、サインツ(マクラーレン)にマシントラブル

16日(土)15時(日本時間:翌3時)からサンパウロにあるインテルラゴス・サーキットを舞台に2019年F1第20戦ブラジルGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は晴れ、気温は20度、路面温度35度、コースはドライコンディションと報告されている。

コースが4.3キロと短いためQ1では至るところでトラフィックが続いている。
サインツ(マクラーレン)への無線でなにかマシントラブルのあることがドライバーに伝えられ、ガレージに戻る。
最初のアタックではフェルスタッペン(レッドブル)がトップ、ルクレール(フェラーリ)、アルボン(レッドブル)と続く。
中団グループは熾烈なタイム争いとなっている。

トップはフェルスタッペン(レッドブル)で1'08.242、2番手ルクレール(フェラーリ)で0.254秒差、3番手アルボン(レッドブル)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手ノリス(マクラーレン)、9番手ガスリー(トロ・ロッソ)、10番手ヒュルケンバーグ(ルノー)の順。

ここでの敗退はクビアト(トロ・ロッソ)、ストロール(レーシング・ポイント)、ラッセル(ウィリアムズ)、クビサ(ウィリアムズ)、そしてノータイムだったサインツ(マクラーレン)の5台となった。

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フリー3回目、フェルスタッペン(レッドブル)2番手タイム

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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16日(土)12時(日本時間:24時)からサンパウロにあるインテルラゴス・サーキットを舞台に2019年F1第20戦ブラジルGPのフリー走行1回目セッションが始められた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は20度、路面温度33度、コースはドライコンディションとなっている。

金曜日のフリー走行で相次いでエンジントラブルに見舞われたホンダF1陣営もここでは問題ない走行がみられた。
トップはハミルトン(メルセデス)で1'08.320のベストタイム。
0.026秒差の2番手にフェルスタッペン(レッドブル)、以下3-4番手にフェラーリのルクレール&ベッテル、5番手アルボン(レッドブル)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手クビアト(トロ・ロッソ)、8番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そして9-10番手にマクラーレンのノリス&サインツと続いた。
この後15時(日本時間:翌3時)から注目の公式予選が行われる。

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2019/11/16

ルクレール(フェラーリ)、予選10グリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、15日(金)行われたフリー走行2回目セッションを前にフェラーリ・チームのシャルル・ルクレールが今シーズン4基目のICE(エンジン)を使用することで、規定により予選で10グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

これは先のアメリカGPでルクレールがエンジントラブルに見舞われたため。
すでに報じられていたものだが、一部にはこの機会にフェラーリは2020年仕様の新スペックPU(パワーユニット)を投入するのではと報じる向きもあるが不明。

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ホンダ系チーム、フリー走行コメント(11/15)

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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インテルラゴス・サーキットで迎えたブラジルGPの初日は、難しいコンディションの中でいくつかのトラブルにも見舞われたものの、全体としては力強いパフォーマンスをみせることができました。

午前のセッション開始時はヘビーウエットコンディションでスタート。
その後インターミディエイトタイヤで走行できるぐらいまでにトラックコンディションが回復すると、アレクサンダー・アルボンが0.5秒以上の差をつけて全体のトップタイムをマークしました。
しかし、セッション終盤でスリックタイヤでの走行を試みた際、アルボンは最終コーナーでスピンし、走行を終えることとなりました。
幸いにも、マシンへのダメージは大きくありませんでした。

マックス・フェルスタッペンも難しいコンディションの中、セッション終盤でスピンをし、FP1ではタイム計測ができませんでした。
Red Bull Toro Rosso Hondaのピエール・ガスリーは8番手、ダニール・クビアトが9番手と続き、ウエットコンディションでも手応えを感じる結果となりました。

FP2でようやくタイム計測を行うことができたフェルスタッペンは、この日のトップタイムからわずか0.134秒差のタイムをマークしました。
FP1のクラッシュから無事にFP2へ復帰したチームメートのアルボンは、FP2では9番手となりました。

Toro Rossoの2台にとってはFP2を早くも終えてしまうタフなセッションとなりました。
中団の僅差の争いの中、ガスリーは6番手からわずか0.2秒差の12番手をマークしました。
しかし、セッション残り20分、走行中にICEのトラブルがパワーユニットに発生してしまい、走行を終えることになりました。

クビアトはガスリーから0.072秒差の僅差で14番手をマーク。
ベストタイムをマークした後、マシンの電源がシャットダウンしたことにより、ターン1でスピン。
マシンはバリアにわずかに当たっただけでしたが、クビアトは自力でピットに戻ることができませんでした。
チームはこれから電源のシャットダウンについての原因分析を行います。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(19-3番手)

「難しい天候の中のセッションとなり、なかなか安定しない一日でした。
今日のコースコンディションと気温が、土日に予報されているものと大きく違ったため、今日のタイムはあまり参考にならないかもしれません。
マシンに問題なく走行できたことはポジティブですが、改善できる部分は常にある筈です。
今日はいいレースウイークの初日となり、明日の予選に向けていいベース作りができました。
トップ3はとても僅差なので、明日のトラックコンディションや路面温度にそれぞれがどう対応できるかが、カギとなりそうです。
残りのレースウイークのコンディションがウエットでもドライでも、十分に戦える自信があります」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(1-9番手)

「今日は悪くなかったと思います。
FP1は難しいウエットコンディションで、クラッシュで終えることは理想的ではありませんでしたが、ダメージも少なく、あまり大きなミスではありませんでした。
コースの中で一番してはいけない場所でブレーキミスをしてしまいました。
チームがFP2に走行できるよう、修復に努めてくれましたし、FP2の開始時に使用したハードタイヤではいい手応えを感じることができました。
ただ、ソフトタイヤに変更した際にフラットスポットを作ってしまい、それ以上タイムを伸ばすことができませんでした。
ただ、パフォーマンスは力強いですし、ロングランペースもいいので、今日はとてもポジティブな感触を得ています。
一方で、今日はクリーンなセッションができたわけではないので、全体でどの位置にいるのかが確かではありません。
このサーキットは簡単ではないサーキットですが、今日は天候とコース上にできてしまった川の影響により、さらに難しくなっていました。
でも、楽しい走行ができたと思っています。
インテルラゴス・サーキットはクラシックなサーキットなので、さらにリズムをつかめるよう徐々に走行を重ねていきたいと思います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(9-14番手)

「終盤でマシンがシャットダウンしてしまいましたが、手応えのあるセッションになりました。
シャットダウンの原因を追求しなくてはなりませんが、それ以外は感触のいい走行だったと思います。
コースの特性をより理解することができたので、明日の予選ではさらに速さを引き出せるよう、今夜チーム一丸となり明日に向けて準備をします」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(8-12番手)

「ウエットコンディションでの走行は久しぶりだったので、今日の午前のセッションは楽しむことができました。
いい感触で走行できましたが、明日以降はドライになるので、実際にはあまり有益なセッションではなかったかもしれません。
午後のFP2ではプライムタイヤでまずまずの走行ができたのですが、ソフトタイヤではトラフィックの影響でタイムを出すことができませんでした。

今日の結果からは、6番手から15番手までのポジションが0.3秒の差しかないため、明日の予選は中団が非常にタイトな戦いになると思います。
なので、クリーンにラップを走行し、すべてを出しきる必要があります。
とてもエキサイティングな予選になるのではないでしょうか。
FP2の終わりにPUの問題が発生し、マシンを止めなくてはならなかったため、ロングランの周回を数周失うかたちになりました。
ただ、こういったことはしばしば起こってしまいますし、今日は明日への準備としては十分な走行を重ねられたと思うので、明日巻き返しを図れればと考えています」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のブラジルGP初日は、FP1の序盤に激しい雨に見舞われ、走行ができない状況でしたが、中盤以降は徐々にコンディションが回復し、各車走行を開始していきました。
セッションの最後にドライタイヤで走行を行ったアルボン選手がクラッシュを喫しましたが、チームの素早い修復作業により、午後のセッションへの影響はありませんでした。

午後のFP2はコンディションが回復し、ドライで走行することができました。
しかし、セッション終盤でRed Bull Toro Rosso Hondaのガスリー選手のPUにトラブルが発生し、マシンを止めなければなりませんでした。
また、クビアト選手については、マシンの電源がシャットダウンした影響でクラッシュを喫しました。
双方のマシンのトラブル原因についてはここから分析を行いますが、2台ともに金曜日用のPUを使用していたため、明日以降のセッションへの影響はありません」

提供:本田技研工業(株)

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