2019/03/23

跳ね馬初陣ルクレール、チームから高い評価

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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F1経験わずか1年で、ザウバーからフェラーリへと大抜擢されたシャルル・ルクレール(21歳:モナコ)のオーストラリアGPでの働きについて、チーム首脳は高い評価を与えている。

予選ではフェルスタッペン(レッドブル)にチームメイトとの間に割って入られてしまったが、決勝レースでは終始好走、最終的にもわずかな差で元チャンピオンの僚友に続いて5位フィニッシュを遂げた。

これについてマッティア・ビノット代表は、次のようにその健闘を讃えた。
「ルクレールはわれわれが期待した通りの走りをみせた。
彼は単にいちドライバーとしてでなく、チームプレイヤーとして貢献したんだ。
だからエンジニアらからも評価されているよ。
パフォーマンスとしてはまだフルに発揮したとは言い難く、とりわけ予選などでもっと上に出られたかも知れないが、初陣としては十分に納得できる力強いものだった。
これを良いスタートラインとして、これからの成長に期待を掛けている」

表向きには語られないものの、ルクレールは「チームオーダーを守ってベッテルの後方に甘んじた」と外部からは理解されている。
フィニッシュ時、両者の差は1.121秒という僅差だった。

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トロ・ロッソ、日本の投資会社とスポンサー契約

Buzz Asset (C)Scuderia Toro Rosso
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トロロッソ・ホンダは、日本の投資会社『バズ・アセット・マネージメント』とスポンサー契約を結んだことを発表した。

バズ・アセット・マネージメントは元レーシングドライバーである長谷川大祐氏が設立したもので、自身がレース活動をしていた当時、多くの企業から支えられたことを糧とし、有能な若手ドライバーの育成などで恩返しを図るというのが理念とされる。

これまでもF2の松下信治やF3の名取鉄平らを擁するカーリン・モータースポーツを支援するなど実績を持っていて、「次の照準がF1になるのは当然のこと」と、トロ・ロッソ・ホンダへの支援に意欲をみせている。

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バーレーンGPは上位のタイヤ選択揃う

Bahrain GP Tyre (C)Pirelli Motorsport
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今年のF1タイヤは、ドライの場合最も硬いほうのC1(コンパウンド1)から最も柔らかいC5(コンパウンド5)まで5種類のうち、各レース毎に3種類を選択して用意。
それぞれハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、そしてソフト(レッド)として配分することが決まっている。

来週末バーレーン国際サーキットで行われるF1第2戦バーレーンGPでは、パーマネントコースということもあって昨年であればハード、ミディアム、そしてソフトに相当する堅いほうのC1、C2、そしてC3がそれぞれ選択されている。

なお規定で予選Q3ではC3を、また決勝レースではC1とC2のいずれか1セットを必ず使用しなければならないことになっている。

上位3強チームであるメルセデス、フェラーリ、レッドブルはC1が2セット、C2が3セット、C3が8セットのピエール・ガスリーを除き、すべてのドライバーがC1が1セット、C2が3セット、C3が9セットと同じ選択。
トロ・ロッソ勢はC2を2セットとし、C3を10セットに増やしている。

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2019/03/22

アルファロメオ、J-M.コレアを開発ドライバーに

Juan Manuel Correa (C)Alfaromeo Racing
ザウバー・チームから変更となったアルファロメオ・レーシングは、GP3レーサーであるアメリカのファン・マニュエル・コレアを今シーズンの開発ドライバーに起用することを明らかにした。
コレアはまだ19歳の若手で、ランキング12位でGP3を卒業したあと今季はアルファロメオ・レーシングのジュニア・チームからF2シリーズへのステップアップが確定、将来のF1スーパーライセンス獲得を狙っている。
今回の契約により、コレアはできる限りグランプリの現場に帯同すると共にF1シミュレーターを駆使して同チームのマシン開発に尽力することになる。
今回の決定にコレアは、「将来のF1へと繋がる重要な仕事をすることになってうれしい。
起用してくれたバッサー(チーム代表)に感謝するとともに役に立てるよう頑張りたい」と意欲をみせた。

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メルセデスAMG、ハミルトンの損傷フロア画像公開

Floor Panel (C)Mercedes Motorsort
オーストラリアGPレース後、メルセデスAMGチームはルイス・ハミルトンのむマシンのフロアパネルに損傷があったことを示唆したが、21日(木)その損傷部の画像を公開した。

同チームによれば、マシンが縁石に乗った際、フロアパネルのシールエリアという部分に欠損がみられ、これが決勝レースでペースが上がらなかった原因と分析したもの。

F1チームがこうした画像公開するのは極めて異例のことだが、こうした苦境にもかかわらず『善戦した』ハミルトンの名誉のため敢えて踏み切ったものとみられる。
ハミルトンの本来のペースが今回のボタス以上のものだったすると、他チームにとっては今シーズンも厄介なことになりそうだ。

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ロズベルグ氏、「ボタス立つべくしてトップに立った」

Mercedes Duo (C)Mercedes Motorsport
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開幕戦オーストラリアGPで、本命とみられたポールシッターのハミルトンをかわし、スタートでトップに立ったのは昨シーズン1度も優勝できなかったチームメイトのバルテリ・ボタス(メルセデス)だった。

これについてハミルトンのかつての僚友であるニコ・ロズベルグ氏は「ボタスはなるべくしてスタートでトップに立った」との見解を示した。

「チャーリー(ホワイティング/レースディレクター)が亡くなった影響がここにも表れているんだね。
今回のスターターはスタートシグナルを消灯するタイミングがこれまでより早過ぎた。
これは間違いないところ。
そのため一瞬ハミルトンはスタートするのが遅れてしまったんだ。
彼は従来、スタートの練習は数えるほどしかしないからね。
それに比べてボタスのほうはいつも繰り返しスタートの練習をしていたから、今回のようなケースにも対応できた。
その差が今回のレース結果にも表れたんだと思う」

ロズベルグ氏はメルセデス時代のハミルトンを唯一打ち破った歴史を持つ2016年のF1チャンピオンだけに、説得力がありそうだ。

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2019/03/21

新たに導入のオーバーテイク策に懐疑的な声も

Image (C)Haas F1 Team
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F1はレース中のオーバーテイク・シーンを増加させるため、マシン・エアロダイナミックスに複数の規約変更を導入したが、開幕戦を終えた限りでは期待した効果はあまりみられなかったようだ。

この変更は、オーバーテイクを難しくしている一つの理由であるマシン後部の乱気流を減らすことを目的として、幅広のリヤウィングの採用に加え、フロントウィングの簡素化やバージボードにも制限を加えるなどしたもの。
オーストラリアGPでみごとなオーバーテイク・シーンを演じたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)でさえ、「これまでと変わらず今年のマシンでもオーバーテイクはとても難しい」と明かしている。

ただDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の変更については「前車に追い付くのが容易になった」との前向きな声も聞かれる。
開幕戦の地アルバートパーク特設コースは従来からオーバーテイクの難しいサーキットに挙げられていて、ほんとうの評価は第2戦のバーレーン国際サーキット以降のパーマネント・サーキットでのレースを見極める必要があるというのが一致した見方のようだ。

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ベトナムに新設のサーキットは『ハイブリッド型』

Image
2020年から初のF1グランプリ開催を目指すベトナムでは、その開催地の概要を明らかにした。

それによれば形態は首都ハノイの公道を使った距離5.565キロの市街地特設コース。
しかしそれまでの特設コースに多かった90度の直角コーナー多用を改め、極力自然なコーナーの形態を優先、一部には特設スタジアム・セクションが用意されるという。

設計はこれまで多くのサーキット建設で定評のヘルマン・ティルケ氏が手掛ける。
市街地コースとしてはモナコ、シンガポール、そしてアゼルバイジャンらに続くものだが、リバティ・メディアがF1オーナーとなってからはこれが最初のもの。
リバティ・メディアではこのサーキットを『ハイブリッド型コース』であると自讃している。

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ハミルトン(メルセデス)、トラブルだった可能性

Race Battle (C)Mercedes Motorsports
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今季開幕戦オーストラリアGPでは、ポールポジションからスタートしながらもオープニングラップで僚友ボタスに先行されると、終始これを脅かすこともなくルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はらしくない20秒もの大差で2位フィニッシュに甘んじた。

これについて同チームでは、ハミルトンのマシンにトラブルがあり、これが影響した可能性を示唆した。
それによればハミルトンのマシンにはスタート前からフロアパネルにダメージがあることを確認、応急処置を施してレースに臨んだものの、エアロダイナミックスなどマシンバランスに支障があったのでは、としている。

次は中東のバーレーンGPと、遠征が続くグランプリ・サーカスだが、王者メルセデスAMGチームのこと次戦までには完全な対策を施してくることだろう。

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2019/03/20

初の最速ポイント得たボタス、「シーズン最後に効く」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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今シーズンからF1でも60年ぶりに復活した決勝レース中の「ファステストラップ・ポイント」をみごと獲得してみせたのは、このレースでひさびさの優勝を遂げたバルテリ・ボタス(メルセデス)だった。
これによりボタスは1戦終了後のポイント・ランキングで早くも「26ポイント」という新鮮な表示をモノにしている。

これについて当のボタスは、次のようにその価値を強調した。
「もちろんとてもうれしいし、名誉なことだよ。
これはこのレースで一番速かったという勲章でもあるんだしね。
わずか1ポイントに過ぎないけれど、チャンピオンシップの展開によってはこれが大きな影響力を持つこともない訳じゃない。
そのためにも今回、25ではなく26のポイントを得たのは僕にとってとても重要なことなんだ。
この新しいシステムが定着するかは今後のレース次第。
言われるように、ファステストラップを得るため終盤タイヤをフレッシュなものに履き替えるという作戦もあるだろう。
でもそれはこの賞の本質を見失った、誤った行為だよ」

かつてF1にこの賞があった当時は優勝しても8ポイントだったため、現在とは比べものにならないほど価値があった。

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「母国グランプリ」がリカルド(ルノー)の敗因か

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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今年も唯一のオーストラリア出身ドライバーとして母国グランプリに臨んだダニエル・リカルド(ルノー)だったが、予選ではチームメイトの後塵を排する12番手、決勝レースでも知り尽くしている筈の母国サーキットでコースサイド段差のためにフロントウィングを破損させて最後尾まで後退するなど精彩を欠いた。
これについてリカルドはホームグランプリのさまざまなプロモーション活動に駆り出されるなど、ホストドライバーならではの「仕事」に追われ、本来すべきオーストラリアGP本番への準備ができなかったことが不振の原因になったと明かした。
今年ルノー・チームに移籍したリカルドは系列である日産スーパーカーのデモンストレーションランを行った他、地元メルボルン市のイベントに追われた1週間だったとのこと。
「来年からはこのスタイルを換える必要がある」と語るリカルドは、これまでも不思議とホームグランプリでの不振(4位が最高)が際立っていた。

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エクレストン氏、ホワイティングR/Dの死去悼む

Charlie Whiting (C)RedBull Racing
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の前代表であるバーニー・エクレストン氏が、長い間F1運営を共に下チャーリー・ホワイティング/レースディレクターの死去を惜しんだ。

これは今年89歳になるエクレストン氏が、イギリスのスポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』に次のように語ったもの。

「私もこの歳だからこれまで様々なことを経験してきた。
何人ものドライバーの死も見てきたからね。
しかし今回のように、大切な友人を失うというのは耐えられない心の痛みだ。
それに彼はドライバーではない。
彼に非凡な才能があることを見抜いた私は、FIA(国際自動車連盟)の要職へと引き上げた。
彼はその期待に、いや期待以上の仕事をしてみせたよ。
それはみんなが等しく知るところだ。
彼が果たした仕事は仮にしかできないもの。
彼だけの仕事ができる後任を探すのは、困難なことだろうね」

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2019/03/19

クビサ(ウィリアムズ)、「今は完走したことが成果」

Robert Kubica (C)Williams F1
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シーズン前テストに間に合わなかったことから苦戦が予想されたウィリアムズ・チームだが、その見通しのとおりオーストラリアGP公式予選でも最下位、決勝レースも完走した中では最下位に2台が並んだ。
しかしそれでも同チームのベテラン、ロバート・クビサ(34歳:ポーランド)は「今の僕たちには完走したこと自体が大きな成果」と、胸を張った。

「今のチーム状況ではまずメルボルンのグリッドに無事並べたことに感謝しなくっちゃね。
とにかくグランプリに参加しないことには話にならないんだから。
今はタイムも他のチームには及ばないものだけど、差があるということはそれだけ僕らにも進歩する可能性が残されているということさ。
みんなに追い付けまでには最低数か月は掛かるだろうけれど、それまでは耐えることが必要なんだ」

2010年ルノー・チーム以来のF1復活となるクビサには、名門ウィリアムズ復活への期待が託されている。

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ベッテル(フェラーリ)、「これが精一杯の結果」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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シーズン前テストの好調さから本番レースでの活躍が期待されたフェラーリ・チームだったが、蓋を開けてみればライバルのメルセデスAMGチームとは真逆の結果となったばかりでなく、レッドブルのホンダ・パワーにも屈することとなった。

これについて今年のタイトル争い筆頭に挙げられていたセバスチャン・ベッテルは次のように語っている。

「この週末はずつとクルマの状態に満足できていなかったけれど、それが決勝レースに質勇躍された形だ。
何しろ遅かった。
これが僕らにできるベストだったんだ。
原因の一つにはレース後半で履いたミディアムタイヤのせいとか言われているけれど、根本的にマシンが遅いんだ。
これからデータの究明が図られるんだろうけれど、レースはすぐまたやってくるから挽回は容易なことじゃないよ」と、力を落とした。

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サインツ(マクラーレン)のリタイヤはMGU-Kのトラブル

>Carlos Sainz (C)McLaren Group
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ルノーから今季マクラーレン・チームに移籍して心機一転のカルロス・サインツ(24歳:スペイン)だったが、オーストラリアGP決勝レースの11周目、炎と白煙を上げてストップ。
マシンがコースマーシャルから派手に消火剤を掛けられるシーンが国際映像で流れた。

白煙の多さからトラブルの原因はターボチャージャー関連かと思われたが、本人は次のように説明している。

「もちろんこんな開幕戦を想像していなかった。
あそこまでレースはうまくいっていたのでマシントラブルはほんとうに残念だ。
原因はどうやらMGU-K(運動エネルギー回生システム)が壊れたようだ。
クルマのバランスは良かったし、レースペースも悪くなかったのでちやんと走っていればポイント獲得は確実だと思っていた。
もちろん残念だけど、これがレースというもの。
次のバーレーンではもっとポジティブなものにしたいね」

マクラーレンが見限ったホンダ・エンジンが表彰台に上がったのとは対照的な結果となった。

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2019/03/18

2019 オーストラリアグランプリ 決勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsports
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2019 オーストラリアグランプリ 決勝
2019年3月17日、メルボルン

メルセデスのバルテリ・ボッタスが、オーストラリアグランプリを圧勝で制しました。我々の予測通りの1ストップ戦略を採ったボッタスは、23周目にソフトからミディアムへ交換しました。トップ4が同様の戦略を採用しましたが、ピットストップのタイミングは異なるものでした。メルセデスのルイス・ハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、戦略的に、それぞれのチームメイトよりも早めのピットストップを行いました。

キーポイント
• 上位勢で最初にピットストップを行なったのは、アンダーカットを狙ったベッテルでした。この戦略に対応すべく、ハミルトンは、ベッテルの1周後にピットストップを行いました。
• ボッタスはステイアウトし、チームメイトとの差を広げました。
• トップ4で最後にピットストップを行なったドライバーは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンでした。26周目にピットストップを行なった戦略が功を奏し、フェルスタッペンは4番グリッドのスタートから表彰台を獲得しました。
• 今シーズン最初にファステストラップポイントを獲得したドライバーは、バルテリ・ボッタスでした。ボッタスは、ファイナルラップの1周前に、昨年のファステストラップを更新するタイムを記録しました。
• 大半のドライバーが1ストップでフィニッシュした中、ウィリアムズのジョージ・ラッセルが2回、チームメイトのロバート・クビサが3回のストップを行いました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C2: トラック上のラバーインが進み、温暖なコンディション(気温24℃、路面温度44℃)となったことで、長いスティントに対応可能でデグラデーションが小さいハードタイヤが効果的なレースタイヤとなりました。
• ミディアム C3: 金曜日のデータは、ミディアムが第2スティントに最適と示していましたが、フェラーリでも戦略が分かれたように、ハードとミディアムの選択が難しい状況でした。多くのドライバーが、ミディアムで40周以上のスティントを走行しました。
• ソフト C4: 大半のドライバーがソフトでスタートしましたが、スティントの長さはまちまちでした。今年のタイヤの耐久性向上が、この戦略的なバリエーションを生み出しています。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「3種類のコンパウンドは、アルバートパーク特有の厳しさに対応し、いずれも広範囲に渡って使用されていました。コンパウンドの選択やスティントの長さにおいて、興味深い戦略のバリエーションが見られました。また、グリッド後方のドライバーたちは、代替戦略によってポジションアップを図っていました。今年の目標は、ドライバーが各スティントの最初から最後までプッシュできるコンパウンドを提供することです。フェルスタッペンとファステストラップポイントを競い合っていたボッタスが、レース終盤にアルバートパークのファステストラップを更新したことは、我々の目標が達成されたことを示しています」

ピレリジャパン・プレスリリース

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フェラーリ・チーム、早くもルクレールに順位指示

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンからF1わずか2年目の新鋭シャルル・ルクレールをベッテルのチームメイトとして迎えたフェラーリ・チームだが、早くも初戦で両者の位置関係に指示が出されたようだ。

グリッド5番目からスタートしたルクレールはレース終盤、フェルスタッペン(レッドブル)にオーバーテイクを許すなどペースが上がらないベッテルを窺う勢いをみせた。
しかしチームメイトどうしが4位のポジションを争うというシチュエーションに、チームはそのままの順位をキープするよう指示を出したとのことだ。

ルクレールによれば、チームメイトより新しいタイヤを装着していたため無線で指示を仰いだところ、「2台の間に間隔を取り、そのままの順位をキープするように」と伝えられたという。
逸材との声が高いルクレールだが、その本領を発揮するにはレース序盤より自ら先行する状況が必要のようだ。

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優勝のボタス(メルセデス)、「最高の気分」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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ポールポジションこそ逸したものの、決勝レースではオープニングラップで僚友ハミルトンをかわすと、その後は終始レースをコントロールする強さで自身通算4勝目となる優勝を飾ったメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスは、「最高の気分」と、喜びを爆発させた。

「これまでで最高の気分だよ。
僕のレース人生を通しても、今日は間違いなく最高のレースになったね。
こんなレースは簡単にできるものじゃない。
しかもこれがシーズン開幕戦。
これ以上は望めない、まさに最高のシーズン滑り出しになったよ。
後半はタイヤの管理が課題になったけれど、それもうまくいった。
今回から導入されたファステストラップ・ポイントも得られたしね。
あと20戦もあるけれど、今日はこの勝利に浸りたいと思っている」

ボタスの優勝は2017年のアブダビGP以来ということになる。

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フェルスタッペンのオーバーテイクに称賛の声

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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オーストラリアGP決勝レース終盤、セバスチャン・ベッテルのフェラーリを華麗にオーバーテイクして3位表彰台をもぎ取ったマックス・フェルスタッペンに称賛の声がパドックで広がった。

一つは、順当であればメルセデス&フェラーリ4人のいずれかが獲得するとみられた表彰台を、今年からパートナーを組んだばかりのレッドブル・ホンダのマシンが実力でオーバーテイクしてみせたこと。
そして抜かれたベッテルも無為に抵抗することはなく、フェアなオーバーテイク・シーンが世界に届けられたことだ。

またこのレース結果にフェルスタッペンは「まだメルセデスとは大きな差があるのは事実だけれど、初戦から確かな手応えが感じられた。今後の開発の進捗をとても楽しみにしている」と、ポジティブな感想を語った。

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2019/03/17

ホンダ系チーム、豪GP決勝レース・コメント

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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開幕戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、Aston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが3位でフィニッシュ。Hondaとしては、2015年のF1復帰以来、初めての表彰台獲得を果たしました。

4番グリッドのフェルスタッペンは、スタートからポジションをキープ。
バルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトン(ともにメルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の後ろでレースを進めます。
ハミルトンとベッテルは、それぞれ15・14周目にピットインする中、チームはフェルスタッペンを25周目までコース上にとどめる戦略を選択。
これにより、よりフレッシュなタイヤで前方のマシンを追い上げることができました。

30周目、ターン1でベッテルの背後につけたフェルスタッペンは、ターン3にかけてのDRSゾーンで並びかけると、そのままオーバーテイク。3番手に浮上します。
その後も安定して速いペースを刻み、ハミルトンへプレッシャーをかけ続けるも、パスするには至らず、そのままフィニッシュ。
3位に入り、Hondaにとって2008年イギリスGP以来の表彰台をもたらしました。

Red Bull Toro Rosso Hondaは、15番手スタートのダニール・クビアトが10位でフィニッシュし、開幕戦をポイント獲得で終えました。
ミディアムタイヤでスタートしたクビアトは、フェルスタッペン同様に他車よりもタイヤ交換を遅らせる戦略で臨み、前方のマシンがピットインしていく中でポジションを上げていきます。
26周目にソフトタイヤに交換すると、10番手でコースに復帰。
17番手スタートで、さらにピットを遅らせる戦略のピエール・ガスリー(Aston Martin Red Bull Racing)が37周目でタイヤ交換を終えると、クビアトの背後に迫り、両者はチェッカーフラッグまで接近戦を繰り広げました。
2人の戦いは、最後までオーバーテイクを許さなかったクビアトに軍配が上がり、クビアトが10位、ガスリーが11位となりました。
この3人と反対に、ソフトタイヤでスタートして早めのピットイン戦略を採ったアレクサンダー・アルボン(Red Bull Toro Rosso Honda)は、14周目にタイヤ交換を実施。
しかし、ペースの遅いアントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)に引っかかる形となってしまい、F1デビュー戦を14位で終えました。
Hondaパワーユニットを搭載するマシンは、4台すべてが完走を果たし、さまざまな経験を積むことができた開幕戦となりました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(3位)

「表彰台に上れてとてもうれしいですし、チームとHondaにとってもよかったと思います。
僕らがHondaと一緒に働き始めてから、すべてが素晴らしく、本当にこの関係を楽しめていますので、3位という結果でそれが報われました。
終盤でルイス(ハミルトン選手)にチャレンジできたことも、セブ(ベッテル選手)をオーバーテイクしたのも、メルボルンでは難しいと思っていたので、とてもポジティブな成果です。
僕らはタイヤの持ちで少しアドバンテージがありましたが、オーバーテイクに至らずともルイスにプレッシャーをかけ続けられたことには満足しています。
マシンは本当によかったですし、ストレートでのスピードもあったので、これが残りのシーズンに向けていい兆候になればと思います。
今日の表彰台は、Hondaにとって2008年以来だと聞きました。
Hondaのみんなのために、こうした成果が出せて、本当にうれしいです」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(11位)

「かなり難しいレースになりました。
僕のグリッドからは、今年大きくなったリアウイングの影響もあってスタートシグナルが見えず、周りのマシンを見て動かざるを得なくてポジションを失いました。
そこでトラフィックに引っかかり、DRSを使ってもオーバーテイクは難しかったです。
また、フロントウイングにデブリが引っかかってしまったことも影響しました。
レース中は前のマシンに0.5秒差まで迫れたのですが、そこでタイヤがスライドして追い抜くことは難しく、全力でプッシュしたのですが、ポイントには届きませんでした。
全体的には、レースウイークを通してのペースは本当によかったです。
予選でQ1敗退を喫してしまいましたが、アタックには満足していましたし、突破できなかったのは運がなかっただけです。
バーレーンは大好きなグランプリで、マシンに競争力があるのも分かりましたので、このまま進んでいきたいです。
2週間後まで集中を切らさず、プッシュしていきます」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(10位)

「今日は素晴らしいレースができました。
自分のドライビングに満足していますし、本当に楽しむことができました。
ポジティブな部分が多いレースだったと思いますが、それだけに昨日の予選で実力を出しきれなかったことが残念です。
レースを通して上手くタイヤをマネジメントできましたし、なによりマシンにはもっと上のペースを狙うためのスピードがあったと感じています。
ただ、ここはオーバーテイクが難しいサーキットでしたので、その点は残念でした。
前を走るストロール選手に追いつきたかったのですが、ギリギリまで行きながら抜くことができませんでした。
ガスリー選手とはいいバトルをしましたが、これは十分勝負になると思って走っていましたし、レースの最後まで自分より速いマシンを抑えきれたことに満足しています。
シャシーもエンジンも感触はよく、パッケージとしていいものであると感じていますので、このまま開発を続けていかなくてはいけません。
ここからの数戦についてはとても前向きに捉えていますし、いい結果を残せるのではと考えています」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(14位)

「今日は少し複雑な気分です。
初めてのレースウイークでしたが、一体どのようなものになるのか事前に想像できませんでした。
レースは上手くスタートでき、クラッチを繋いだ瞬間、これは最高だ!と思いました。
そしてそこから混戦の中でいくつか順位を上げ、ポイント圏内まではあと1台というところまで行くことができました。
ただ、よかったのはそこまでかもしれません。
ジョビナッツィ選手ともバトルをしており、彼らはタイヤで苦しんでいるように見えましたし、同じタイヤ戦略を取ったチームはみんな上手くいっていなかったようです。
硬いタイヤを選択し、長く引っ張ったチームは僕を抜いて順位を上げてきました。
その部分で少し失ったものはありましたが、週末全体の流れについては満足しています。
もしかしたらポイントを取れたかもしれないと思うと少し悔しい気持ちですが、いい経験になりましたし、全体としてはスムーズなレースウイークを過ごすことができました」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「2019年の初戦、Aston Martin Red Bull Racingとの初戦で表彰台に上ることができ、非常にいいスタートを切ることができました。
Hondaとしては2008年以来、2015年のF1の復帰以降では初の表彰台になりますが、素晴らしい走りを見せたフェルスタッペン選手と、それを見事な戦略で支えたチームに感謝をしています。
一方で、表彰台に上ったことは一歩を踏み出したと感じていますが、もっとパフォーマンスを上げないとまだトップには届かないことも実感しました。
Red Bull Toro Rosso Hondaについても、クビアト選手が復帰戦で力強い走りを見せ、10位入賞、ポイント獲得と、こちらもいい開幕戦になりました。
マシンにポテンシャルがあることも確認できました。

両チームともに、ここからさらに開発を続けパフォーマンスを向上していかなくてはなりません。
まだシーズンのスタートを切ったばかりですし、ここが我々の目指す場所ではありませんが、ひとまず今日のようないいレースができたことはポジティブに捉えています。
ここまで努力を続けてきたSakuraやMilton Keynesのメンバー、それに社内外で支えていただいているすべての関係者やサプライヤー様にも感謝の言葉を送ります。

また、応援をいただいているファンの皆様とは、ようやく喜んでいただくことができたのではと思っています。
今後もさらに多くの喜びを共有できればと思っていますので、引き続きご声援をよろしくお願いいたします」

【クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)】

「新たなPUパートナーのHondaと最初のレースで表彰台を獲得できたことは、素晴らしい結果です。
Hondaにとっては、2008年以来のポディウムとなりました。
今日のマックスは、卓越したパフォーマンスを見せました。落ち着いたスタートを切ると、最速のピット作業を経て、C3(ミディアム)タイヤで速さを見せてセバスチャン(ベッテル選手)を見事にオーバーテイク。
さらに、その後は、オーバーテイクには至らなかったものの、最後までルイスへプレッシャーをかけ続けました。
ピエールは、このオーバーテイクが難しいサーキットで、17番手スタートからポイント一歩手前のところでフィニッシュしました。
全開でプッシュしてくれましたが、ポイント獲得に届かなかったのは残念です。
ただ、懸命に戦ってくれましたし、彼が輝く日もきっと来るはずです。
希望の見える開幕戦を終えましたが、バーレーンに向けて切り替えていきます」

【フランツ・トスト(トロ・ロッソ)】

「毎年、メルボルンに来るのを楽しみにしています。
開幕戦だからというだけでなく、最高のファンによる素晴らしい雰囲気があふれる、特別なレースだからです。

まず初めに、Honda、そしてAston Martin Red Bull Racingが表彰台を獲得したことに祝意を表します。
この結果は、両者にとって大きな成功だと思います。

われわれのレースは、13番手と15番手からスタートだったので、アレックスはソフト側のタイヤ、ダニールはミディアムタイヤでスタートと、両ドライバーの戦略を分けました。
これによって戦略に柔軟性を持たせることができたので、正しい判断でした。
ダニールは素晴らしいレース運びで、ポイントをもたらしてくれました。
彼にとっては2年ぶりのレースだったことを考えると、復帰戦をトップ10で飾れたことは、今後のシーズンにおいても大きいと思います。
アレックスも、F1デビュー戦で、かつ簡単なサーキットでないのに、いい仕事をしてくれました。
レースでは一つもミスをせず、ウイークを通じて多くの経験を重ねました。
開幕週を終えて、力強いパッケージがあると感じているので、次戦に向けても希望を持っています」

提供:本田技研工業(株)

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