2022/11/28

2022年のF1、オーバーテイクが3割増加

Race Battle (C)Pirelli Motorsport
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レース中の接近戦を容易にし、オーバーテイクの機会を増加させるためエアロダイナミックスの規定を大幅に変更した2022年のレギュレーションだったが、これが実際に大幅に増加したことが報告された。

これはF1にタイヤを独占供給するピレリタイヤが集計したもの。
それによれば2021年のF1はオーバーテイク数が599回だったものが、改定された翌2022年は31%増のトータル785回にまで増加したという。

同タイヤのマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングはらに「とりわけオーバーテイクの応酬というスリリングなシーンが繰り返し見られたのは素晴らしい」と、付け加えた。

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ホンダの感謝祭に2万人のファン訪れる

ホンダ・サンクスデー (C)Honda Racing
27日(日)、ホンダが栃木県のモビリティリゾートもてぎで3年ぶりに開催した14回目となる『ホンダ・レーシング・サンクスデー2022』に約2万人のファンが訪れたと発表した。

F1からはレッドブル・レーシング&アルファタウリのドライバー4人(フェルスタッペン&ペレス、ガスリー&角田)が来場、デモンストレーションランを行うなどして観客の喝采を浴びた。

またメルセデスAMGの牙城を崩し2年連続でチャンピオンシップを制したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にホンダ自慢の『NSX・タイプS』をプレゼントすることも発表された。

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ピレリタイヤ、オフに6回のタイヤテスト予定

来季も引き続きF1にタイヤを独占供給するピレリタイヤは、来シーズンに備えこのオフの間に計6回のタイヤテストを予定していることを明らかにした。

同タイヤでF1を担当するマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、「2023年シーズンは史上最多となる全24戦が組まれているため、シーズン中にタイヤテストを行うのは困難」として、オフ中にスケジュールが組まれた経緯を説明した。

さらにウェットコンディションでの今年のタイヤが不評だったため、6回のうち3回をウェットタイヤの開発に充てられるとしている。
なおピレリとチームの判断により、今回このテストに参加するのは下記の5チームとなっている。
またテストに使われるマシンはすべて2022年仕様のものになる。

Date Circuit Nation Tyre Team
12/03-04 ポールリカール フランス ウェット アルファロメオ
12/06-07 フィオラノ イタリア ウェット フェラーリ
12/14-15 ポルティマオ ポルトガル ドライ アルファタウリ
02/01-02 ポールリカール フランス ドライ メルセデスAMG
02/03-04 ポールリカール フランス ウェット アルファタウリ
02/07-08 ヘレス スペイン ドライ メルセデスAMG
02/07-08 ヘレス スペイン ドライ アストンマーティン

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2022/11/27

中国GP(上海)、コロナ禍で再び中止の噂

Shanghai Circuit (C)Pirelli Motorsport
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上海での新型コロナウイルス感染の影響により、2019年を最後に行われていない中国GPだが、来シーズン4年ぶりにカレンダーに掲載され、復活開催が期待されてきた。
ところが中国政府はゼロコロナ政策として再び厳しい隔離措置を採る方針を示している。

このためF1関係者の間では早くも2023年の中国GPは中止との噂が広まってきた。
FIA(国際自動車連盟)は今のところ中止説を否定しているが、過去には開催週になってから中止に追い込まれたオーストラリアGPなどの例もあり予断を許さない。
なお中国GPはF1と2025年まで開催契約を結んでいる。

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フェルスタッペン(レッドブル)、ホンダNSX-GT走らす

Max Verstappen (C)Honda Racing
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現在日本を訪問中の2022年F1チャンピオン、マックス・フェルスタッペン(25歳:オランダ)が、ホンダの旗艦スポーツカーであるホンダNSX-GTの開発中スーパーGT車両をドライブした。

場所は実際にこのマシンの主戦場でもあるモビリティリゾートもてぎのロードコース。
フェルスタッペンはこのマシンでホンダのレーシング・スピリッツを感じ取ったということだ。

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マクラーレン、『ガルフ』との提携を終了

Gulf/McLaren (C)McLaren Group
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マクラーレン・レーシングは、これまで長期に渡りパートナーシップ関係にあったアメリカ・ピッツバーグに本拠を置く大手石油会社『ガルフ・オイル・インターナショナル』との契約を今季で終了することを明らかにした。

モーターレーシングの世界での両者の関係は特別なもので、1960年代人気だったスポーツカーレース『カンナム』では『ガルフ・マクラーレン』としてタイトル・スポンサーを務めていたこともある。

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2022/11/26

アストンマーティンらのフロントウィング禁止へ

Aston Martin 『AMR22』 (C)Aston Martin F1 Team
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今シーズン途中から使われたアストンマーティンとメルセデスAMGらのフロントウィングについて、FIA(国際自動車連盟)は来季は禁止する意向であることがわかった。

2022年のF1は、それまでの前後ウィングによるダウンフォースを得るエアロダイナミックスから、フロアパネルによるグランドエフェクト・カーの概念に大きく変更された。
これにより各チームとも新たなコンセプトによるマシンを開発したが、アストンマーティンとメルセデスAMGらがシーズン後半から採用したフロントウィングは今シーズンのレギュレーションでは違法ではないものの、コンセプトが意図としなかった方向であるとして来季に向けてはこれを排除すべくレギュレーションで明確にしたという。

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フェルスタッペン(レッドブル)、来季も『カーナンバー1』で

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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2022年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、来シーズンも引き続き『カーナンバー1』を付けて戦う意向を明らかにした。

現在のナンバー登録制になっても『カーナンバー1』は歴史的にF1チャンピオンの栄誉ある称号。
しかし、前王者のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はこれまで自身の登録ナンバーである『44』の方を選択していた。
一方、2021年に初タイトルを獲得したフェルスタッペンは今季自身の『33』ではなく『1』をつけて参戦していた。

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ハースF1、ベテラン・ヒュルケンバーグの走りに納得

Nico Hulkenberg (C)Haas F1 Team
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来季、ハースF1チームのレースドライバーとしてF1復帰が決まっているニコ・ヒュルケンバーグ(35歳:ドイツ)は、これに先駈けアブダビ合同テストに参加したが、ベテランらしい走りにチームも納得しているようだ。

自身の登録ナンバーである27番をつけた『VF-22』を駆ったヒュルケンバーグはこの日トータル110周を走破、同チームの小松礼雄エンジニアリング・ディレクターは次のように語っている。

「さすがにヒュルケンバーグはベテランらしく的確なフィードバックをチームに持たせてくれた。
午前中にPU(パワーユニット)関連のトラブルに見舞われたのが残念だけれど、ドライブミスもなく十分素晴らしいテストになった。
来年彼と一緒に仕事をするのがますます楽しみになった」

ちなみにカーナンバー27はフェラーリのジル・ビルニューブが付けていた番号として知られている。

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2022/11/25

「今年の不振は来季飛躍のため」と、ウォルフ代表(メルセデス)

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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昨季、メルセデスAMGは2014年以来席巻してきたF1君主の座を失ったのみならず、今季はラッセルのわずか1勝に留まるなど苦戦に喘ぎ、ランキングもフェラーリの後塵を拝する3位まで転落した。
しかしこれについて同チームを率いるトト・ウォルフ代表は次のように語り、チームに気合いを入れてみせた。

「このかつてわれわれが経験したことのないような困難は、膠着した組織をもう一度リフレッシュさせるための雌伏の1年間だったと言える。
かつては当然のことのようだった勝利というものの価値を再度認識し、感謝する気持ちを取り戻させた。
来シーズンはこの暗黒の場所に留まることなく、再び陽が当たるような戦いをしなくてはならない」

そしてハミルトンも酷評した今季マシン『W13』について、ファクトリーのエントランスに展示し、訪れる誰もがこの不名誉な1年を思い出すようにすべきと自虐的な『提案』をした。

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スプリントレース予選方式、見直しの可能性も

Image (C)Pirelli Motorsport
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F1が昨季から試験導入した『スプリントレース予選方式』について、相変わらず賛否両論があり、とりわけドライバーからはリスクを犯しにくいとして疑問の声があることを受け、ステファーノ・ドメニカリ/CEOは見直しの可能性も示唆した。

それによればスプリントレース予選ではフルのポイントが与えられないうえに肝心の日曜日の決勝レースを前にマシンを損傷させるリスクがあり、全力で戦うことがためらわれているというもの。

これを受け検討されているのは、スプリントレースを予選としてでなく、独立したレースにするという案。
ただこれについても異論があり、F1肝煎りだった改革案は中途半端な存在になっている。

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フェラーリ代表、「去就は自分では決められない」

Mattia Binotto (C)Ferrari S.p.A
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2022年のすべての日程を終えたF1だが、人事の面ではまだ動きがあるかも知れない。

シーズン開幕戦をいきなり1-2勝利で制したフェラーリ・チームだが、当初の勢いは次第に収まっていき、結局ランキング1位のレッドブル・レーシングからは大きく後れを取る結果となった。

そうすると外野から穏当でない動きが始まるのがこのチームの常。
責任者であるマッティア・ビノット代表を更迭しようとする勢力が顔を現しつつあるが、同代表は「残念ながら、自分の去就は自分では決められない」と、嘆く。

なお後任候補としてすでに現在アルファロメオの代表であるフレデリック・バッサー氏の名前が挙げられているという。

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2022/11/24

ガスリー、アルピーヌF1のマシンに手応え

Pierre Gasly (C)Alpine F1 Team
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最終戦終了後に行われたアブダビ合同テストで、初めて来季の移籍先であるアルピーヌF1のマシン『A522』をドライブしたピエール・ガスリー(現アルファタウリ)はこの日トータル130ラップを周回、確かな手応えを感じ取ったようだ。

今季ランキング9位だったアルファタウリに比べ、アルピーヌはトップ3に続く堂々の第4位。
この日のテストでもガスリーはいきなりフェラーリの3台に続く4番手タイムを記録してみせた。

「アルピーヌのクルマを走らせるのはこれが初めてのことだけど、とても乗りやすくていいマシンだね、第一印象は素晴らしいものだったよ。
ベストタイムはもちろんソフトタイヤでのものだけど、無理せずいきなり好タイムが出た。
今から来シーズンのマシンを走らせるのが待ち遠しいよ」と、ガスリー。
またフランスのチームであるため、「母国語で会話ができるのは良いこと」と、ご機嫌な様子だった。

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リカルド、来季レッドブル第3ドライバーに

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、今季限りでマクラーレン・レーシングからの離脱が決まったダニエル・リカルドについて、英国メディアが伝えていた通り2023年シーズンの第3ドライバーとして契約したことを正式発表した。

リカルドは2014年から2018年まで同チームに在籍、フェルスタッペンが成長するまではグループのエース格として通算7回の勝利を重ねた。
2023年は第3ドライバーとして実車テストやシミュレーター開発を行うと共にプロモーション活動も行うとしている。

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レッドブル&アルファタウリのドライバーら、日本へ

Honda Sakura Factory (C)Honda Racing
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2022年最終戦アブダビGPも終え、引き続き当地で行われた合同テストも終了したレッドブル・レーシング&アルファタウリの4人のドライバー(レッドブル・レーシングのフェルスタッペン&ペレス、アルファタウリのガスリー&角田裕毅)は揃って日本へと飛来、ホンダの本社や栃木県さくらの開発拠点等を表敬訪問することがわかった。

一行はさらにもてぎ(モビリティリゾートもてぎ)で行われるホンダ・レーシングの『サンクスデー2022』にも参加し、ファンとの交流が図られる予定という。

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2022/11/23

アロンソ、ロゴなしマシンで合同テスト参加

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
今回のアブダビ合同テストで注目されるのは新人ばかりでなく移籍組のベテラン勢も同様で、フェルナンド・アロンソもその一人だ。

アロンソは2年間在籍したアルピーヌF1から今シーズンで離脱。
来季はアストンマーティンF1への移籍が決まっているが、契約上は12月まで有効なため、スポンサーへの配慮からテストに使われたマシンはスポンサーロゴを全て取り外したもので、わずかに別の事情から残されたピレリタイヤのものだけになっていた。

それでもマシンの戦闘力に好感触を得たというアロンソは、アルピーヌF1で悩まされたPU(パワーユニット)の信頼性についてもメルセデスなら心配していないとご機嫌な様子をみせた。

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アブダビ合同テストタイム(11/22)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 C.サインツ ESP Ferrari 1'25.245 65
2 C.ルクレール MON Ferrari 1'25.383 56
3 R.シュワルツマン ISR Ferrari 1'25.400 116
4 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'25.689 130
5 M.フェルスタッペン HOL Redbull PT 1'25.845 76
6 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'25.959 118
7 L.サージェント USA Williams Mercedes 1'26.063 82
8 N.デ・フリース HOL Alphatauri Redbull PT 1'26.111 151
9 L.ストロール CAN Aston Martin Merrcedes 1'26.263 70
10 L.ローソン NZL Redbull PT 1'26.281 111
11 J.ドゥーハン AUS Alpine Renault 1'26.297 111
12 F.アロンソ ESP Aston Martin Mercedes 1'26.312 97
13 S.ペレス MEX Redbull PT 1'26.333 88
14 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'26.340 123
15 F.ドラゴビッチ BRA Aston Martin Mercedes 1'26.595 106
16 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'26.709 129
17 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'26.750 67
18 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'26.890 115
19 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'27.000 110
20 角田 裕毅 JPN Alphatauri Redbull PT 1'27.123 135
21 P.フィティパルディ BRA Haas Ferrari 1'27.172 99
22 F.ベスティ DEN Mercedes 1'27.216 124
23 G.ラッセル GBR Mercedes 1'27.240 73
24 T.プルシェール FRA Alfaromeo Ferrari 1'27.591 106

   * 2022 PP-Time:1'29.824 M.フェルスタッペン(Redbull PT)
   * 2021 Test-Time:1'23.194 N.デ・フリース(Mercedes)
    (コースが変更されています)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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ハミルトン、「メルセデス『W13』に別れ告げるとき」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズンの雪辱が期待されたルイス・ハミルトンだったが、頼みの『W13』はこれに応えるものではなかったようだ。
F1マシンにとっては今週のアブダビ合同テストがシーズンの締め括りになるが、ハミルトンは「テストが終わればもうこのクルマをドライブしなくて良くなる」と、皮肉を効かせたコメントを口にした。

『W13』はブラジルでこそ今季初勝利を記録したが、それも僚友ラッセルのことで、自身は2007年のデビュー以来、初めて年間無勝利という不名誉な記録を作ってしまう有り様となった。

戦闘力を欠いただけでなく、おそらく全20チーム中、最も激しいポーポシング(波動的な縦揺れ)に悩まされたのもこのマシン。
とりわけハミルトンはこの対策に振り回され続けた1年だったようだ。

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2022/11/22

ペレス(レッドブル)、「敗因はタイヤ戦略の違い」

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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全22戦中21戦を終えた時点で、共に290ポイントとまったくの同点でランキング2位に並んでいたルクレール(フェラーリ)とペレス(レッドブル)の結着は、最終戦の順位で直接付けられる状況にあった。

結果はルクレールがフェルスタッペンに次ぐ2位でフィニッシュ、自己最高位を記録してフェラーリ4年目のシーズンを終えた。
これについてランキング2位を逃がしたペレスは、「敗因はタイヤ戦略にあった」とレースを振り返っている。

「タイヤ交換についてはこちらから動きを仕掛けた。
15周目にミディアムからハードへと替えたんだけどしかし向こうは動かなかった。
結局2ストップとなったわれわれに対し、彼らは1ストップのままゴールまで持ち込んでみせたんだ。
今日の状況では僕らが1ストップにしても勝てなかったと思うけどね」とさっぱりした表情をみせた。

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2023年予想F1エントリーリス(11/21)

ウィリアムズ・レーシングがラティフィの後任に当たるレースドライバーとしてローガン・サージェントの起用を決めたことで来季のエントリーリストがほぼ次のように埋まった。

【2023年予想F1エントリーリスト】(11/21)

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Oracle Red Bull Racing Red Bull Red Bull PT 1 マックス・フェルスタッペン HOL 11 セルジオ・ペレス MEX
Scuderia Ferrari Ferrari 16 シャルル・ルクレール MON 55 カルロス・サインツ ESP
Mercedes-AMG Petronas Foumula one Team Mercedes 44 ルイス・ハミルトン GBR 63 ジョージ・ラッセル GBR
BWT Alpine F1 Team Alpine Renault 31 エステバン・オコン FRA 10 ピエール・ガスリー FRA
McLaren F1 Team McLaren Mercedes -- オスカー・ピアストリ AUS 4 ランド・ノリス GBR
Alfa Romeo F1 Team ORLEN Alfa Romeo Ferrari 77 バルテリ・ボタス FIN 24 周冠宇(チョウ・グアンユー) CHI
Aston Martin Aramco Cognizant F1 Team Aston Martin Mercedes 18 ランス・ストロール CAN 14 フェルナンド・アロンソ ESP
Hass F1 Team Hass Ferrari 20 ケビン・マグヌッセン DEN 27 ニコ・ヒュルケンバーグ GER
Scuderia Alpha Tauri Alpha Tauri Redbull PT 22 角田 裕毅 JPN -- ニック・デ・フリース HOL
Williams Racing Williams Mercedes 23 アレクサンダー・アルボン THA -- ローガン・サージェント USA

(非公式です)

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