2020/08/15

ペレス(レーシング・ポイント)、「最高の気分」

Sergio Perez (C)Racing Point
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新型コロナウイルスの影響により、7月の第3戦ハンガリーGP以来の参戦となったレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスは、久しぶりのF1マシンの感触に笑みを隠せない様子だった。

「今日は久しぶりにコクピットに戻ってみて、ほんと気分は最高だよ。
隔離されていた間、レースに出たくてうずうずしていたからね。
イギリス、アニバーサリーGPと丸々2回分のレースを休んだから、感覚を取り戻すのに苦労するかと思ったけれど、そうでもなかったな。
すぐにリズムを取り戻せて満足しているよ。
気温が高くてフィジカル面では厳しい1日だったけど、有望なペースを示すことができたから明日の予選が今から楽しみだよ。
予選では良いポジションを獲得して、日曜日にはポイントをたくさん手にしたいね」

欠場を余儀なくされる前の3戦ではすべてポイント獲得を果たしているペレスだ。

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S.バンドーン、晴れてメルセデス陣営のリザーブドライバーに

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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元F1ドライバーであるストッフェル・バンドーン(28歳:ベルギー)が、あらためてメルセデスAMG陣営のリザーブドライバーに復帰したことが確認された。

2016年のスポット参戦を含め、足掛け3シーズンに渡ってマクラーレン・チームからF1に参戦(最高位7位)、その後はルマン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権:SMPレーシング)や、メルセデスAMGチームからフォーミュラEに参戦するなどしていたが、同シリーズのスケジュールが先月で終了したことを受けたもの。

なお同じメルセデス製パワーユニットを使用するマクラーレンやレーシング・ポイントともリザーブドライバーを共有する協定が結ばれているが、バンドーンは残念ながらイギリス&アニバーサリー両GPではフォーミュラEのカレンダーとバッテイングしてペレス(レーシング・ポイント)の代役参戦には至らなかった。

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2020/08/14

スペインGPフリー2回目、フェルスタッペン3番手

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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8月14日(金)15時(日本時間:22時)から引き続きバルセロナ・サーキットを舞台に2020年F1第6戦スペインGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は30度、路面温度48度まで上昇、コースはドライコンディションとなっている。
シーズン前テストはもちろんのこと、例年スペインGPの開催は5月であることから高い温度には各チームとも閉口した様子だが、明日の公式予選、そして日曜日の決勝レースも高温が予想されるため各車精力的に周回を重ねた。
しかしトップ争いは相変わらずメルセデスAMG勢の二人によって繰り返された。
セッション後半は各チーム共に決勝レースでのロングランを見据えた走行となった。

結局トップはハミルトン(メルセデス)でただ一人1分16秒台に入れる1'16.883を記録した。
2番手ボタス(メルセデス)で0.287秒差。
3番手にフェルスタッペン(レッドブル)、以下リカルド(ルノー)、グロージャン(ハース)、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(マクラーレン)、ペレス(レーシング・ポイント)、オコン(ルノー)、ガスリー(アルファタウリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、ベッテル(フェラーリ)、アルボン(レッドブル)、ノリス(マクラーレン)、クビアト(アルファタウリ)、マグヌッセン(ハース)、ライコネン(アルファロメオ)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ラティフィ(ウィリアムズ)、そしてラッセル(ウィリアムズ)となった。

スペインGPフリー走行2回目の結果はこちら
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スペインGPフリー1回目、メルセデスAMG勢が最速タイム

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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8月14日(金)11時(日本時間:18時)からバルセロナ・サーキットを舞台に2020年F1第6戦スペインGPのフリー走行1回目セッションが無観客で始められた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は28度、路面温度36度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という最も堅い部類に位置する3種類のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお既報のようにレーシング・ポイントではセルジオ・ペレスが第3戦以来の現場復帰を果たしている。
またウィリアムズ・チームではロイ・ニッサニーがラッセルに替わってこのセッションを担当、手持ち無沙汰(?)のラッセルはピット前でロリポップマンを務めて周囲を沸かせていた。

ここでもメルセデスAMG勢が速く、ボタス(メルセデス)が1'16.785、ハミルトン(メルセデス)が1'16.824のタイムで続いた。
3番手は前戦優勝のフェルスタッペン(レッドブル)だが、こちらはベストタイム1'17.724と差を付けられた。
以下、ルクレール&ベッテルのフェラーリ勢、グロージャン(ハース)、ペレス(レーシング・ポイント)、アルボン(レッドブル)、マグヌッセン(ハース)、ストロール(レーシング・ポイント)、サインツ(マクラーレン)、オコン(ルノー)、ノリス(マクラーレン)、ガスリー(アルファタウリ)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ライコネン(アルファロメオ)、クビアト(アルファタウリ)、リカルド(ルノー)、ラティフィ(ウィリアムズ)、そしてニッサニー(ウィリアムズ)の順となった。
このあと15時(日本時間:20時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

スペインGPフリー走行1回目の結果はこちら
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F1予選モード、ベルギーGPから禁止へ

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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F1は、俗に『パーティモード』と呼ばれる予選だけの特別モードについて、次戦ベルギーGP(8月30日決勝から禁止する方針を示唆した。

これは通常のPU(パワーユニット)のモード(設定)を、公式予選のセッション時だけ最大パワー仕様に変更してラップタイムを早めるというもの。
燃費や耐久性もあり、決勝レース時には通常に戻して走ることになる。

メルセデスAMGチームは、以前からこれを使って予選を優位に戦っていたとされている。
このため禁止ということになれば、メルセデス製パワーユニットを使用するメルセデスAMGチームや今シーズンパフォーマンスを上げているレーシング・ポイントらに大きな影響が出るものとみられる。

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バルセロナの週末、概ね雨の心配なし

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今週バルセロナ・サーキットで行われる2020年F1第6戦スペインGPの舞台地であるカタロニア地方の天候について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選が行われる土曜日、については問題なし、決勝レースが行われる日曜日には一時雲が厚くなるものの雨の心配はぼぼなしとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
8月14日(金) フリー走行 曇りのち晴れ 22- 28度 6%
8月15日(土) 公式予選 晴れ 22- 29度 10%
8月16日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 22- 28度 30%

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スペインGPのスチュワードにエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる第6戦スペインGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバー、エマニュエル・ピロ氏(58歳:イタリア)を指名したことがわかった。
同氏のスチュワード就任は今年のシュタイヤーマルクGP(レッドブルリンク)、イギリスGP(シルバーストーン)に続く今季3回目、自身通算34回目となり引き続き全体の最多記録更新となった。

ピロ氏はスポーツカーレースで活躍、5回のルマン24時間レース優勝を記録したレジェンド。
F1では1989年オーストラリアGPの5位(ベネトン・フォード)が最高位。
昨年のカナダGPではベッテル(フェラーリ)の勝利をフイにするペナルティ裁定を下したことで一躍渦中の人となった経緯がある。

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ペレス(レーシング・ポイント)、スペインGP出場へ

Sergio Perez (C)Racing Point
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新型コロナウイルスの陽性反応で欠場が続いていたセルジオ・ペレス(29歳:メキシコ)だが、所属するレーシング・ポイントは最新の検査で陰性になったことを確認、これにより今週末のスペインGPには予定通り出場するということだ。

ペレスはイギリスGP前の感染検査で陽性反応がでたため、イギリスGPと70周年アニバーサリーGPの2戦を欠場、両戦共にニコ・ヒュルケンバーグ(32歳:ドイツ)が代役出場し、アニバーサリーGPでは7位入賞を飾っていた。

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アロンソ、「今年がインディ500制覇ラストチャンス」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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新型コロナウイルスの影響により、今年のインディ500レースは8月23日(日)に延期、これに伴い今週末から恒例の予選セッションが始められる。
かねての夢である『世界三大レース』制覇を目指し、前F1ドライバーのフェルナンド・アロンソは今年もマクラーレン・グループの協力を得て万全の体制により優勝を狙っている。
しかし本人はこれについて「インディ500挑戦は今年が最後のチャンスになるだろう」と、引き締めている。

というのもアロンソはすでに2021年より古巣であるルノー・チームからのF1復帰が決まっていて、インディカー・シリーズとまったく関わりのないルノー・チームに在籍しながらのインディ500挑戦はこれまでと異なり困難とみられているからだ。
ルノーとの契約が明ける2023年にはフリーの身になるが、バックアップなしにインディ500制覇が見込めるだけの体制を再び築くというのは事実上不可能となりそうだ。

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2020/08/13

フェラーリ元会長、ベッテルの処遇に不満みせる

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリの元会長が、今シーズンの同チームの不振についてベッテルを擁護する姿勢をみせている。

声を挙げたのは2014年まで会長としてフィアット/フェラーリ・グループ陣営を率いていたルカ・モンテツェモロ氏。
ミハエル・シューマッハを擁し跳ね馬チームの黄金時代を経験、ベッテルを獲得した時のグループ会長でもある。

「チームが思うような戦果を挙げていないこともあり、様々な声が外部から浴びせ掛けられているが、こういう時こそチームは両ドライバーを中心として一丸になって戦わなければならない。
しかし私が見る限り、そういう状況にはなっていないようだ。
フェラーリ・チームにはベッテルが必要だし、彼の貢献は絶対に欠かせないものだ。
だから今は全員で彼を支えるべき時期なんだ」

そう語るモンテツェモロ氏はまた、あまりに早くベッテル放出という来季体制を発表したチームのやり口にも批判を向けた。

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ヒュルケンバーグ、狙いはアルファロメオとハースか

Nico Hulkenberg (C)Pirelli Motorsport
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新型コロナウイルスの影響により突然巡ってきたF1のチャンスを掴んだレーシング・ポイントのニコ・ヒュルケンバーグだが、今週末のスペインGPの参戦については悲観的な見方をしている。
まだ正式確認されてはいないものの、本来のレースドライバーであるセルジオ・ペレスの現場復帰が有力とみられているからだ。

しかしその一方でヒュルケンバーグが自身の力によってF1復帰を目論んでいることを隠していない。
本人もそれは認めていて、具体的な候補としてアルファロメオ・レーシングの名前を挙げていることから、すでに両者がコンタクトを取っていることが窺われる。
さらにヒュルケンバーグの地元ドイツのメディアが報じるところでは、ハースF1チームの可能性もあるのだという。

F1復帰を実現させるためにも、今週のスペインGPにももう一度出走して自身のパフォーマンスをアピールしたいところだ。

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メルセデスAMGチーム、「現時点では問題未解決」

Redbull Tyre (C)RedBull Racing
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今季第5戦として迎えたアニバーサリーGP、予選では3番手以下に大差を付ける圧倒的なスピードでフロントロウを独占してみせたメルセデスAMGチームだったが、決勝レースでは前戦に続き再びタイヤのトラブルに泣かされる始末となった。

これについて元ミハエル・シューマッハの担当エンジニアで、現在同チームのレースエンジニアリングの責任者を務めるアンドリュー・ショブリン氏は、しかし「まだ問題は解決していない」と、苦しい胸の内を吐露した。

「次戦も同じようなコンディションが予想されるため、当然のことながらそれまでに問題は解決されなければならないが、あまりに時間がなさ過ぎる。
ブリスターがトラブルの中枢であるのはわかっているが、それが起きた的確な原因や対策はまだ見出せていないのが実状だ。
ただバルセロナでは今回よりも一段硬いタイヤが設定されているため、それだけが救いかも」と、悲観的だ。

そのメルセデスAMGと対照的に今回もタイヤの状況が良かったのが好成績を収めたレッドブル・レーシングと言えそうだ。
ただこの優位がいつまで続くかはわからない。

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2020/08/12

「ベッテルに新シャシーの用意ある」と、フェラーリ代表

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、不振と言われるフェラーリ・チームで、それでもルクレールが2回の表彰台をゲットしているのに対し、まだ一度も表彰台の経験がないセバスチャン・ベッテルについて、シャシーに何か問題があるのでは、という声が持ち上がっている。
今季ここまでの不振について、仮にも過去4回のチャンピオンに輝く実力者が、まだ参戦3年目という新人に大きく遅れているのはおかしいのではないか、というのがパドックで聞かれる意見だ。

これについて同チームを率いるマッティア・ビノット代表は、必要であれば要請に応じる考えのあることを示している。
「われわれは全員がベッテルの復活に期待している。
そのために必要なのであればすべてがオープン。
シャシーを交換することで彼のスピードが取り戻せるのであれば、われわれは喜んでそうすることだろう」と、積極姿勢。

これを受けベッテルの母国ドイツ最大のメデイァ・グループである『RTL』は、今週末の次戦スペインGPにも新シャシー投入が実現するとの期待を報じている。

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ウィリアムズ、ロイ・ニッサニーをフリー走行に

Roy Nissany (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは今週末行われる次戦スペインGPのフリー走行1回目セッションに、今シーズン同チームのテストドライバーに指名されているロイ・ニッサニー(25歳:イスラエル)を初めて起用することを明らかにした。

かつてザウバー・チームでもテスト走行の経験があるニッサニーは昨年末のアブダビ合同テストでもウィリアムズ・チームでテストをしているが、グランプリウィーク公式セッションでの起用はこれが初ということになる。

イスラエル出身のドライバーは珍しいが、ニッサニーの父親チャノック氏もミナルディ・チームで金曜フリー走行に出走経験を持つ。
なおマシンはジョージ・ラッセルのものになる見込みだ。

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ライコネン(アルファ)、シューマッハの最多周回数記録を更新

Kimi Raikkonen (C)Alfaromeo Racing 拡大します 今シーズン、アルファロメオ・レーシングのレースドライバーとして戦うキミ・ライコネン(40歳:フィンランド)が、今回のアニバーサリーGPでミハエル・シューマッハの持つ『最多周回数記録』の更新を果たした。

 

これまでのシューマッハの記録は計16,825周というもの。
1991年に当時22歳と232日でF1デビューしたシューマッハは足掛け19年のF1キャリア。
これに対し2001年に21歳と137日でF1デビユーしたライコネンはF1足掛け18年、今回のレースで計16,845周の走行を果たしてみせた。

 

ただ累積91勝、通算7回のチャンピオンに輝くシューマッハに比べ、ライコネンは21勝でチャンピオンは1回。
今シーズンはここまでまだノーポイントと苦境に喘いでいる。

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2020/08/11

無念のサインツ、「次のホームグランプリに期待」

Image (C)McLaren Group
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シルバーストーン・サーキットを舞台に2週連続開催となったF1だが、チームメイトのノリスが5位-9位とW入賞を果たしたのに対し、先輩である筈のサインツはいずれも13位と入賞圏外で終わったのがマクラーレン・チームだった。

不首尾に終わった今回のレース結果について、当のサインツは次のように語っている。
「スタートもうまくいき、長目に採った最初のスティントも調子が良くて好位置に着けることができた。
チームが立てたタイヤ戦略も良かったし、すべてはうまくいく筈だったんだ。
ところがピットインして行ったタイヤ交換であんなことが起きるなんて」と、サインツ。

それによれば作業に使われたホイールガンに不具合があり、交換作業がうまくいかなかったとのこと。
自身の預り知らぬところでのトラブルだけに、無念さがつのるようだ。
それでも3戦連続開催となる次週はサインツにとってホームグランプリとなるスペインGPだけに心機一転を期待したいところだ。

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「学びの多いレースだった」と、ウォルフ氏(メルセデス)

Pitstop Scene (C)Mercedes Motorsports
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フロントロウ・スタートという有利な形で始められたレースだったが、結果はハミルトン&ボタス共にタイヤ損傷に苦しんで優勝をフェルスタッペン(レッドブル)に明け渡すと言う結果に、同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはそれでも「負けたレースこそ学ぶものが多い」と、健気なコメントで締め括った。

「まずはフェルスタッペンとレッドブル・レーシングによる今シーズン初勝利を祝福したい。
彼らは正直とても見事なレースを演じたと思うよ。
F1だってライバルがあってのスホーツだからね、われわれは正直この結果を歓迎しているんだ。
確かにわれわれにとって今日は想像以上に困難な一日となってしまった。
最強マシンと言われるが、ある条件においてはわれわれにだって弱点があるんだというところをどうやら見せてしまったようだ。
しかし負けたレースにこそ学ぶことが多いもの。
直ちにデータを分析し、次戦では同じことを繰り返さぬよう対策を講じたい」

最近のF1ではオンボードカメラが複数設置されていることもあり、メルセデスAMGチームが抱えた深刻さはそのまま世界のお茶の間にも届けられた。

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フェラーリ内部の明暗がさらに対比強める

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今季、シーズンが始まる前から来季ドライバー・ラインナップの変更が明らかにされるというある意味異常な様相をみせたフェラーリ・チームだが、今回のアニバーサリーGPを終え、さらに両者はその対比を強めているようだ。

タイヤの摩耗が焦点になった今回のレースで、同チームのルクレールは意表を突いたワンストップ作戦を展開、みごとこれが奏功して4位フィニッシュを遂げた一方、逆にベッテルのほうは誤ったタイヤ戦略が足を引っ張ったとレース中から不満を隠していなかった。

今回のレース、終始後方に埋もれるレースを強いられポイント獲得すらならない12位フィニッシュに留まったベッテルには、早くもシーズン中のチーム離脱まで噂に上がり始めているという。
成績が思わしくない時のお家騒動は得意(!)のチームとはいえ、今季はまだ5戦が終わっただけ、この先が思いやられる展開となっている。

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ルノー、『ピンク・メルセデス』への抗議取り下げ

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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アニバーサリーGPのレーススチュワード(審査委員)が明らかにしたところによれば、ルノー・チームは今週提出していたレーシング・ポイントのマシンについてのさらなる抗議を正式に取り下げたことがわかった。
これにより規定の抗議料もルノー側に返還されるとのことだ。

レーシング・ポイントの2020年型社『RP20』は、『ピンク・メルセデス』と揶揄されたごとくメルセデスAMGチームの2019年チャンピオン・マシンに酷似していると指摘され、とりわけ今回はフロントのブレーキダクト内部の構造に焦点が当たっていたもの。

同チームに対してはすでに2台合わせて15点のコンストラクターズ・ポイント剥奪と計40万ユーロ(約5千万円)の罰金が科せられ、本来なら今回56点となるところを41点に減点とされたことがわかっている。

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2020/08/10

レッドブルのマックス・フェルスタッペン、巧みな戦略で優勝を飾る (ピレリ)

(C)Pirelli Motorspotrs
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2020 FORMULA 1 70周年記念グランプリ 決勝
2020年8月9日、シルバーストン


キーポイント
• 4番グリッドからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、見事な戦略で70周年記念グランプリを制しました。トップ10グリッド中ただ一人ハードタイヤでスタートしたフェルスタッペンは、ハードタイヤの耐久性を活かして長い第一スティントを走行し、トップに立ち、その座を堅持することに成功しました。
• フェルスタッペンは、ハード – ミディアム – ハードと繋ぐ戦略を採りました。この戦略を実行したドライバーは2名のみで、もう一人はマクラーレンのカルロス・サインツでした。フロントローからスタートしたメルセデスの両ドライバーは、ミディアム – ハード – ハードと繋ぐ戦略で2位と3位でフィニッシュしました。
• 大半のドライバーが2ストッパーだった中、8番グリッドからスタートしたフェラーリのシャルル・ルクレールは、1ストップ戦略で4位を獲得しました。トップ10ドライバー中もう一人の1ストッパーは、ルノーのエステバン・オコンでした。ルクレールとオコンはともに、ミディアムからハードへ交換する戦略を採りました。
• 4名のドライバーが3ストップ戦略を実行しました。また、20名中19名が完走しました。
• 前日よりも気温が高く、レース中の路面温度は40℃を超えていました。今回のタイヤの組み合わせは、先週のイギリスグランプリ時より一段階軟らかいものとなっていました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C2: フェルスタッペン優勝の鍵となりました。それは、予選Q2をホワイト・ハードで通過したフェルスタッペンの決断によって実現しました。メルセデスのルイス・ハミルトンは、ハードタイヤでファステストラップポイントを獲得しました。
• ミディアム C3: レースのもう一つの鍵は、先週のソフトタイヤと同じコンパウンドであるミディアムタイヤでした。大半のドライバーが、ミディアムタイヤを装着してスタートを切りました。
• ソフト C4: これまでシルバーストンで選択された中で最も軟らかいコンパウンドのソフトタイヤは、レーシング・ポイントのニコ・ヒュルケンベルグのファイナルスティントで使用されたのみでした。しかし、他のコンパウンドを使用した戦略構築を促したことで、このレース週末の基礎的な要素のひとつとなりました。


ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「今回のレースは、レッドブルとマックス・フェルスタッペンによる完璧な戦略の勝利でした。フェルスタッペンの戦略は土曜日の午後から始まりました。スタート時に装着するためにQ2をハードタイヤで通過したことが功を奏しました。長い第一スティンを活かしてトラックポジションを上げると、その後はフロントローからスタートした両メルセデスを抑えきりました。シルバーストンは、タイヤに厳しい屈指のサーキットであることに加え、先週よりも一段階軟らかいコンパウンドの組み合わせを使用したことは、レースの刺激的な要素となりました。予想通り、ブリスターの発生が散見されたものの、レースへの影響は限定的でした。タイヤマネジメントが不可欠の要素であったことは否めませんが、臨機応変に対応したドライバーも素晴らしかったと思います。そして、視聴者はエキサイティングで予測ができないレースを堪能できたことと思います」


ピレリジャパンプレスリリース

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