2023/06/10

森林火災のカナダGPは予定通り開催の方針

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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大規模な山火事が発生してその影響が懸念されていたジル・ビルニューブ・サーキットのカナダGPだが、F1及び主催者は予定通り6月16日-18日に開催することを確認したという。

山火事による煙害はカナダだけでなくアメリカの一部にも及んでいるが、今のところケベック州に航空便やグランプリ開催の障害になるような影響は確認されていないとのことだ。
なお今年のロマーニャGPは水害の影響で中止に追い込まれている。

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メルセデスのW表彰台獲得にシューマッハの貢献

Mercedes Duo (C)Redbull Racing
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メルセデスAMGチームは先のスペインGPでハミルトンが2位、ラッセルが3位と今シーズン初となるW表彰台獲得を果たしたが、その陰に同チームのリザーブ&テストドライバーであるミック・シューマッハの貢献があったと評価している。

それによれば同チームは、初日の走行でタイヤのデグラデーションに悩んでいたところ、シューマッハがブラックリーのファクトリーで深夜遅くまでシミュレーターを駆使、一夜でパフォーマンスを改善する適切なデータを得ることに成功したのだという。

翌日から一気にペースを上げたエースのハミルトンは、「間違いなくシューマッハは良い仕事をした。今回の成績は彼の貢献なくしては得られなかった」と、その働きを称賛している。

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2023/06/09

次戦カナダGPにも自然災害の懸念

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1では記録的な大雨による水害で第6戦のロマーニャGPが中止に追い込まれたが、今度はカナダGPにも新たな懸念が伝えられている。

それはいまニュースになっているカナダ各地で起きている大規模な山火事だ。
グランプリが行われるモントリオールにも山火事による大気汚染が待っているとのことで、地元ケベックの州政府は外出を控えるよう警告を出しているという。
このため開催に直接影響はないとしても観客動員への心配が囁かれているようだ。

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オランダGPとベルギーGPに交互開催の噂

Spa-Francorchamps (C)Pirelli Motorsport
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ヨーロッパ地域で長い歴史を持つF1グランプリだが世界的な人気拡大より皮肉にも契約交渉が難航するケースが増えている。

そんな中、ベルギーの『ル・ソワール紙』がオランダGPとベルギーGPによる交互開催の可能性を報じ、注目を集めた。

これは今年でF1開催契約が終了するベルギーGPのスパ・フランコルシャン・サーキットとリバティ・メディアとの交渉で提案されたもの。
そこでは2024年からスパでのベルギーGPとザントフォールトでのオランダGPを交互に隔年開催する案が検討されているのだという。

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アロンソ(アストンマーティン)、「カナダでメルセデス打倒」

Podium (C)Redbull Racing
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スペインGPではライバルであるメルセデスAMGチームの後塵を拝する結果になったアストンマーティンF1チームのアロンソだが、ジル・ビルニューブ・サーキットで戦う次戦カナダGPでは打倒すると意気軒高なところをみせている。

それによればメルセデスAMGとの戦力差はわずかなもので、アストンマーティンンがカナ ダで投入する構えのアップデートが力を発揮すればライバルを凌駕するのは十分に可能だというもの。

なおそのメルセデス『W14』はモナコGPでのアップデート版投入が功を奏し、スペインGPではみごとW表彰台を獲得してみせている。

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2023/06/08

アルファロメオ、ジェームズ・キー氏をT/Dに

James Key (C)Scuderia Toro Rosso
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アルファロメオF1チームは、前マクラーレン・レーシングのジェームズ・キー氏(51歳:イギリス)をテクニカル・ディレクターとして迎えることを発表した。
正式就任は9月1日づけになる。

1998年に当時のジョーダン・チームからF1キャリアをスタートさせたキー氏は、MF1レーシング、スパイカーF1、フォース・インディア等を経て現アルファロメオの実働部隊であるザウバー・モータースポーツで活躍した。

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ロマーニャGPの代替開催はなしが確定

Imola Circuit (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は中止となった第6戦のロマーニャGP(イモラ・サーキット)について、今シーズン中の代替開催がないことが正式に確認された。

今季カレンダーで5月21日に予定されていた同グランプリは豪雨による水害のため直前に中止が決定。
FIAはシーズン後半に代替開催の可能性を探ったものの最終的に不首尾に終わったもの。

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バッサー代表(フェラーリ)、今季の反撃見限るの報

Frederic Vasseur (C)Ferrari S.p.A
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イタリア国内に、「フェラーリ・チームのフレデリック・バッサー代表が今季の反撃をすでに見限った」との報道が広まって注目されている。

イタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』らによれば、さまざまのアップデートを施したヨーロッパ・ラウンドがスタートしたものの、ライバルチームらの進歩に比べ『SF-23』は戦闘力を欠き、首脳陣の期待を裏切っているというもの。
このためバッサー代表はすでに今シーズン中の復活を諦めたばかりでなく、来季前半も希望が持てないと落胆していると報じた。

先週行われたスペインGPでフェラーリ勢は5-11位に留まった。

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2023/06/07

ハースF1チーム代表に譴責処分

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナー(58歳:イタリア)がFIA(国際自動車連盟)から譴責処分を受けたことがわかった。

それによれば同代表は先のモナコGPの際、オープニングラップで起きた接触事故について同チームのニコ・ヒュルケンバーグだけがペナルティを科せられたことに不満を吐露。
判断を下した同レースのスチュワードについて『素人』と表現して侮辱したことが処分の対象になったというもの。

シュタイナー代表は「侮蔑する意図はなかった」と釈明したものの、誤解を招いた責任を認めていることを表明している。

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ブリヂストンタイヤにF1復帰の動き

Bridgestone F1 Tyre (C)Redbull Racing
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日本のブリヂストンタイヤにF1復帰の噂が広がっている。
それによれば2025年シーズンから有効になる新しいF1タイヤの独占サプライヤーを決めるFIA(国際自動車連盟)の入札に同社の名前があるというもの。

ブリヂストンがF1タイヤを供給したのは1997年から2010年までのことで、2006年末にミシュランがF1から撤退する決定を行ったため2007年から2010年までは単独サプライヤーを務めていた。
前回行われた入札では韓国のハンコック社が入札に応じたもののピレリの延長が選択されていて、今回も同社のさらなる延長が確実とみられているところだ。

FIAは6月16日に落札者を明らかにする予定としている。

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ネルソン・ピケ氏の有罪判決は控訴棄却に

Nelson Piquet (C)Williams F1
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元ウィリアムズ・チーム等で3度のチャンピオンに輝いたネルソン・ピケ氏(70歳:ブラジル)が人種差別発言をしたとして下された有罪判決について、被告側から出されていた控訴が棄却されたことがわかった。

これはピケ氏が過去に行われたインタビューで、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対し、人種差別的発言で誹謗中傷したというもの
判決では500万レアル(約1億2千万円)もの巨額罰金を科せられていた。

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2023/06/06

ハミルトン、メルセデスと交渉再開か

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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中断されたままだったメルセデスAMGチームによるルイス・ハミルトンとの契約交渉が再開されることになりそうだ。

今シーズン末までとされる同選手の契約はすでに基本的には合意していて延長に障害はないとされているが、これまで正式発表はないままだった。
しかし今回のスペインGPで今季最高位となる2位表彰台を獲得するなど合意の機運が高まっている。

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パルクフェルメ規定違反でメルセデスに罰金

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は、日曜日に行われたスペインGPのレース後、規定に反してパルクフェルメの制限区域内にスタッフが立ち入ったとして1万ユーロ(約150万円)の罰金をメルセデスAMGチームに科したことを明らかにした。

それによれば、同チームはレース後のドライバーに施術を行うため表彰台裏のクールダウンルームに入ったという。
しかしこれが規定の手順に反する行動としてペナルティが科せられたもの。
なおこの件でドライバーに処分はない。

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2023/06/05

「ペナルティ悔しい」と、角田裕毅(アルファタウリ)

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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スペインGP決勝レース終盤、ほぼ8位争いを演じていた際に周冠宇(アルファロメオ)とのバトルでラバルをコース外に押し出したとして5秒のタイム・ペナルティを科せられたアルファタウリの角田裕毅は、レース後無念さを隠さかった。

「なにがしかのポイントを持って帰れると思っていたから、ペナルティを聞いた時は残念で悔しかった。
あのとき相手には十分なスペースを残していたつもりだったから、スチュワードの判定には信じられない。
ただ結論が出た以上、裁定は受け入れなくてはならないけれど」と、角田。

わずか5秒ながら、このペナルティにより角田は12位まで転落した。

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「接触は不運な状況」と、ウォルフ代表(メルセデス)

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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スペインGPで今季初となるW表彰台を獲得したメルセデスAMGチームだが、想定外のチーム内バトルがあったことに衝撃を隠せないでいる。

これについて同チームのトト・ウォルフ代表は「チームメイト同士で接触するなど絶対にあってはならないこと」と断じ、今後ドライバーに指導するとした。
今回は幸い大事にならずにすんだものの、悲願のタイトル奪還に小さな黄信号が灯った感じだ。

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スペインGPもフェルスタッペンがポールTOウィン

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月04日(日)15時(日本時間:22時)から2023年F1第8戦スペインGPの決勝レースがバルセロナ・サーキットを舞台に全66周の戦いが繰り広げられた。
スタート時の天候は晴れ、気温は23度、路面温度38度、路面はドライコンディションとなっている。
なおルクレール(フェラーリ)とサージェント(ウィリアムズ)はピットレーンスタートを選択している。

オープニングラップで3番手スタートだったノリスがハミルトンと接触して大きく順位を落とす。
角田は終始ポイント圏内で壮絶なバトル争いを演じ続けている。
しかし周冠宇(アルファロメオ)を押し出したとして5秒のタイム・ペナルティが通告される。

優勝は2戦連続のポールTOウィンを飾ったフェルスタッペン(レッドブル)で今季5勝目、自身通算40勝目の節目となった。
2-3位はこれが復活の兆しなのかメルセデスAMGチームのハミルトン&ラッセルが表彰台に並んだ。
以下、ペレス(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ストロール(アストンマーティン)、アロンソ(アストンマーティン)、オコン(アルピーヌ)ね周冠宇(アルファロメオ)、そしてガスリー(アルピーヌ)までがポイント獲得。
続いてルクレール(フェラーリ)、ペナルティの角田裕毅(アルファタウリ)、ピアストリ(マクラーレン)、デ・フリース(アルファタウリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、アルボン(ウィリアムズ)、ノリス(マクラーレン)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(アルファロメオ)、そしてサージェント(ウィリアムズ)と全車完走となった。
F1次戦は翌々週の6月18日(日)、ジル・ビルニューブ・サーキットを舞台にカナダGPが予定されている。

スペインGPの画像はこちら

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2023/06/04

スペインGP修正スターティンググリッド

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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スペインGPのスターティンググリッドは、別掲のように予選4番手のガスリー(アルピーヌ)が計6グリッド降格のペナルティを受けたため、下記のように変更された。

【スターティンググリッド】

1. フェルスタッペン(レッドブル)
2. サインツ(フェラーリ)
3. ノリス(マクラーレン)
4. ハミルトン(メルセデス) *
5. ストロール(アストンマーティン)*
6. オコン(アルピーヌ) *
7. ヒュルケンバーグ(ハース) *
8. アロンソ(アストンマーティン) *
9. ピアストリ(マクラーレン) *
10. ガスリー(アルピーヌ) *
11. ペレス(レッドブル)
12. ラッセル(メルセデス)
13. 周冠宇(アルファロメオ)
14. デ・フリース(アルファタウリ)
15. 角田裕毅(アルファタウリ)
16. ボタス(アルファロメオ)
17. マグヌッセン(ハース)
18. アルボン(ウィリアムズ)
19. ルクレール(フェラーリ)
20. サージェント(ウィリアムズ)

【註】*印は変更になったドライバー

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ガスリー(アルピーヌ)に6グリッド降格のペナルティ

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)はアルピーヌF1チームのピエール・ガスリーに対し、計6つのグリッド降格のペナルティを科したことを明らかにした。

それによればガスリーは3日(土)に行われたスペインGP公式予選中にスローダウンしていてアタックラップに入っていた後続車の進路を妨害したというもの。
進路妨害に問われたケースはサインツ(フェラーリ)とフェルスタッペン(レッドブル)との2件あり、それぞれ3グリッドで計6グリッドの降格ペナルティとされた。

これにより4番グリッドを得ていたガスリーは日曜日の決勝レースで10番手からのスタートになる。
なおガスリーにはこれまで累積のペナルティ・ポイントがあり、こちらの行方も注目される。

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ハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライ

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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ステファーノ・ドメニカリ/CEOは、7月のハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライすることを明らかにした。

子ども向けF1放送はイギリスの『スカイ・スポーツ』がか製作、番組では元F1チャンピオンであるニコ・ロズベルグ氏がわかりすく解説に携わるという。

予定では今後イギリスやドイツ等、他のヨーロッパ地域でも計画中とのこと。
トライの主な目的は子供時代からF1に関心を持ってもらい熱心な大人のファンに育て上げることだ。

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スペインGP予選、フェルスタッペン(レッドブル)がPP

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月03日(土)16時(日本時間:23時)からバルセロナ・サーキットを舞台に2023年F1第8戦スペインGP公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という硬い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
天候は曇り、Q3開始時の気温は21度、路面温度は28度、コースはドライコンディションとなっている。

ここでポールポジションを獲得したのは大本命のフェルスタッペン(レッドブル)。
最後のラップは他車のタイムをみてスロットルを戻す余裕を見せた。
前戦に続く今季4回目、自身通算27回目の快挙となった。
2番手は地元のサインツ(フェラーリ)、3番手ノリス(マクラーレン)、4番手ガスリー(アルピーヌ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ストロール(アストンマーティン)、7番手オコン(アルピーヌ)、8番手ヒュルケンバーグ(ハース)、9番手やはり地元のアロンソ(アストンマーティン)そして10番手にルーキーのピアストリ(マクラーレン)が並んだ。

スペインGP決勝レースは04日(日)15時(日本時間:22時)から全66周で行われる。

スペインGPの画像はこちら

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